
武蔵野個別指導塾の特徴
共通テストのリスニングのメモの取り方—表やワークシートに書く物と、まとめてマークしない決まり|武蔵野個別指導塾

令和7・8年度の本試験では第4問B・第5問・第6問Bにメモ用の表やワークシートがありました。表に書く記号の決め方と、設問ごとにマークへ戻る往復の練習の順を載せています。
リスニングの問題冊子への書き込みは止められていません。令和8年度の問題冊子は注意事項で余白を適宜使ってよいとし、本試験の第4問B・第5問・第6問Bの指示文には、メモを取ってよいという言葉と、書き込むための表やワークシートがありました。ただし答えは設問ごとに解答用紙へマークする決まりで、冊子に書きためた答えを最後に写す時間はありません。メモに書くのは、選択肢を消すための数・曜日・条件・人の立場を表す短い印だけにします。
| メモとマークの決まり | 何が書いてあるか | 何年度のどの文書か |
|---|---|---|
| マークする時機 | 設問ごとに解答用紙へ。冊子に書いた答えを途中や最後にまとめて写してはいけない | 令和9年度 受験案内(リスニングの進行・14ページ) |
| 問題冊子の余白 | 適宜使ってよいが、どのページも切り離さない。試験の後は持ち帰る | 令和8年度 本試験 英語(リスニング)問題冊子の注意事項 |
| メモの場所がある大問 | 第4問Bの表、第5問のワークシートと表と余白、第6問Bの表 | 令和7年度・令和8年度 本試験の問題冊子 |
| メモに使える筆記具 | シャープペンシルはメモと計算に限り、芯は黒。マークは黒鉛筆(H・F・HB) | 令和9年度 受験案内(試験時間中の注意事項) |
| 音声を流す回数 | 第1問と第2問は2回、第3問から第6問は1回 | 令和9年度 受験案内(リスニングの概要) |
よくあるのは、11月の模試のリスニングで、聞こえた英語を第5問のワークシートに綴りのまま書き写しているうちに講義が次の話題へ移っていた、という場面です。顔を上げると、空欄はまだ二つ白いまま。慌てて前の設問の答えを解答用紙に塗りに行くと、今度は次の設問の音声が半分過ぎています。終わってから、メモを取ったこと自体が失敗だったと思い込む人もいます。けれど問われているのは、取るか取らないかではありません。何を書き、いつ鉛筆を解答用紙へ戻すかです。
問題冊子のどこに書いてよく、何をしてはいけないか
令和9年度の受験案内は、リスニングの1時間の流れを14ページに一続きで載せています。17時15分に入室が締め切られ、17時20分に試験が始まって、問題冊子と解答用紙とICプレーヤーが配られます。確認音声でプレーヤーの動きと音量を確かめた後、「解答はじめ」の合図で問題音声がおよそ30分流れ、18時20分に終わります。この流れの途中に、メモにかかわる一文が置かれています。答えは設問ごとに解答用紙にマークし、問題冊子に記入しておいた答えを解答時間の途中や最後にまとめてマークしてはいけない、という一文です。
再生ボタンを押した後、音声は試験の終わりまで止まりません。受験案内は、ICプレーヤーには一時停止も早送りも巻き戻しも無いと書いています。音声の切れ目には、読むための間と答えるための間が空けてありますが、その間は次の設問へ目を移す時間でもあります。令和8年度の受験上の注意も、解答上の注意の2番目で、まとめてマークする時間は用意されていないと念を押していました。冊子に書きためて最後の数分で写すという作戦は、決まりの上でも時計の上でも成り立ちません。
一方で、問題冊子に書き込むこと自体は止められていません。令和8年度の本試験の英語(リスニング)の問題冊子は、表紙と裏表紙の注意事項で三つを指示していました。余白などは適宜使ってよい。どのページも切り離してはいけない。試験の後は冊子を持ち帰る。そのうえで、大問の指示文の中に書き込むための場所が組み込まれていました。
- 第4問B: 候補が縦に、条件が横に並んだ格子の表。指示文に、後の表にメモを取ってよいとある。
- 第5問: 講義を聞きながら空欄を埋めるワークシート。続く問32には発言ごとの欄がある表、問33にはグラフの周りの余白を使ってよいという指示。
- 第6問B: 話す人の名前が縦に並び、右側が空いた表。
三つとも、音声が1回しか流れない大問です。令和7年度の本試験の問題冊子でも、第4問B・第5問・第6問Bに同じ種類の指示がありました。新課程になってからの本試験はこの2回ですが、2回とも同じ大問にメモの場所が用意されていたことになります。
図1は、令和8年度の本試験の6つの大問を配点(第1問から順に28・12・18・12・16・14点、合計100点)に比例した幅で並べ、メモの指示と書き込む場所があった大問に印を付けたものです。2回流れる前半の2問には書き込む表が無く、1回だけ流れる後半の大問に表とワークシートが集まっています。

なぜ1回読みの大問に書き込む場所があるのか。令和9年度の問題作成方針は、英語で重視する力の一つに、「理解した情報や考えを整理したり」する力を挙げています。格子の表やワークシートは、聞いた情報を整理する作業を、そのまま問題の形にした物と読めます。メモは解く手順の外にある補助ではなく、手順の一部として冊子に印刷されているわけです。
筆記具の決まりも確かめておきます。令和9年度の受験案内で机の上に置ける物には、シャープペンシルが、メモや計算に使う場合に限り、黒い芯の物という条件つきで入っています。マークは黒鉛筆(H・F・HB)とプラスチック製の消しゴムで行い、シャープペンシルで塗ったマークは読み取れないことがあります。
自分のメモが答えに届いているかを、書き込んだ冊子で調べる
高3と既卒生にとっての本番は、2027年1月16日(土)、令和9年度試験の1日目の夕方に来るリスニングです。高2の本番は令和10年度試験で、日付は2028年1月15日(土)と16日(日)、出題方法と問題作成方針は年度の字を除けば令和9年度と同じ文がもう公表されています。ただ、どちらの学年も本番の問題冊子の作りは当日まで見られません。手元で調べられるのは、過去の本試験の冊子と、自分が模試や過去問で書き込んだ冊子です。調べる物は四つあります。
一つ目は、センターの過去3年分の試験問題の頁です。令和6〜8年度の本試験の頁には、リスニングの問題冊子と並んで、問題音声と音量調整用の音声とスクリプトが置かれています。新課程の令和7・8年度の2年分は、メモの場所の形まで含めて本番に近い練習になります。令和6年度は旧課程の試験なので、大問の作りは自分で冊子を開いて見比べてから使います。
二つ目は、自分が書き込んだ問題冊子です。模試の冊子を開き、第4問B・第5問・第6問Bの表やワークシートに何を書いたかを見ます。見る所は三つです。英単語を綴りのまま書いた所はどこか。数・曜日・時刻・人の頭文字のうち、答えを決めた物は書けていたか。表に書いた印だけで、選んだ選択肢を人に説明できるか。印だけで説明できない設問は、メモが答えまで届いていません。
三つ目は、スクリプトです。答えを決めた語に線を引き、その語が自分のメモにあったかを並べて比べます。たとえば、ある設問の決め手が文の後半の数字だったのに、メモには前半の形容詞が書いてあった、というずれが見つかります。このずれが同じ大問で二つ三つ重なる人は、書く量より先に、書く場所と書く物を決め直す必要があります。
四つ目は、マークの跡です。家で過去問を通すとき、マーク欄のある用紙に塗る練習をしているなら、消し跡がどこに固まっているかを見ます。最後の大問の近くに直しが集中しているなら、設問ごとに塗らず、冊子に書いてからまとめて塗っていた可能性があります。
もう一つ、令和9年度の決まりの文面は、12月上旬にセンターのサイトに載る予定の令和9年度の受験上の注意のリスニングの節で、令和8年度の版と見比べられます。令和8年度の版で解答上の注意の2番目にあった、まとめてマークする時間は無いという趣旨の文が、同じ位置にあるかに印を付けてください。
共通テストのリスニングのメモの取り方を、記号づくりから本番の30分まで順に組む
共通テストの英語でメモの練習をするなら、聞き取りの力を上げる練習とは分けて、書く物と書く時機を決める練習として組みます。今日から本番までの順番は次のとおりです。
- 今週のうちに、自分の記号を8つに決めます。たとえば、増える↑、減る↓、できる○、できない×、条件つき△、賛成は「賛」、反対は「反」、比べて大きい方に「>」。曜日は月・火・水の1字、時刻とお金は数字だけ、人の名前は頭文字1字と決めます。否定の語は答えの向きを逆にするので、英語の not や never を聞いたら、内容より先に×を書くと決めておきます。
- 表やワークシートには、行と列の見出しを書き写しません。見出しは冊子に印刷されています。書くのは行と列が交わるマスの印だけです。たとえば、校外学習の行き先を4つの候補から、屋内か・入場料が1,000円以内か・片道1時間以内か、の3つの条件で選ぶ表なら、埋めるのは4×3の12マスです。“The science museum is indoors, but a ticket costs fifteen hundred yen.” と聞こえたら、科学館の行の1つ目に○、2つ目に×を置きます。1,500円は1,000円を超えるからです。理由の英語は書きません。
- 人の立場を聞く表では、名前の欄に賛・反・△のどれかと、決め手の語を1つだけ書きます。たとえば “I’d join if we only record once a month.” なら、△と「月1」です。
- ワークシートの空欄は、音声が流れる前の読む時間に、前後の語から入る物の種類(数か、形容詞か、名詞か)だけを決めておきます。音声の間は、その種類の語を待ちます。
- 設問の切れ目が来たら、鉛筆を解答用紙へ下ろします。メモから選択肢に戻る順は、問いの文で何を選ぶかを見る、メモの印を見る、印と食い違う選択肢を消す、残った物をマークする、次の設問の欄へ目を移す、の5段です。
- 過去問の1回読みの大問を、音声を止めずに通します。保護者の方が再生を手伝うなら、お子さまが聞き逃した顔をしても止めないことだけ守ってください。通した後、大問ごとにメモに書いた字の数を数え、正誤と並べます。たとえば第5問で40字書いて空欄を二つ落とした回と、15字で全部埋めた回があれば、削った25字の中に何があったかを見比べます。
- 本番の前の晩は、記号を頭の中にだけ持っていきます。記号の一覧(略号表)を書いた紙を机に置けば、試験の教科に関係するメモを机上に置くことに当たり、受験案内はこれをカンニングとして不正行為に挙げています。受験票の余白や裏面にも書きません(何か書かれた受験票は使えません)。筆箱には削った黒鉛筆と、黒い芯のシャープペンシルと消しゴムを入れます。持ち替えに迷うなら、リスニングの30分は黒鉛筆1本で通すと決めてもかまいません。
- 当日、問題冊子が配られたら、開く前に表紙と裏表紙の注意事項を読みます。令和8年度の版では、余白の使い方と流す回数の表がここにありました。試験の後、冊子は持ち帰れます。令和9年度の問題音声は、受験案内によれば試験の後にセンターのサイトで確かめられるので、冊子のメモと音声を並べる材料が手元に残ります。
図2は、1回読みの大問の1設問ぶんの往復を描いたものです。読む時間に書く欄を決め、音声の間は記号だけを書き、設問の切れ目ですぐマークして、次の設問へ移ります。冊子に書きためて最後にまとめて写す道は、図の下の赤い線のように行き止まりです。

問題冊子を開く時刻と読む時間が気になる人は、同じ特集の「共通テストのリスニングの先読みは禁止か—問題冊子を開く時刻と、読む時間が与えられる大問」も読んでください。絵を選ぶ大問なら、同じ特集に「共通テストのリスニングのイラスト問題—絵を選ぶ大問と、音声の前に絵の違いを見る手順」があります。1回読みで聞き逃した後の動き方は、特集「入試直前と冬休み」の「共通テスト英語の直前対策—リーディング80分とリスニング最後の2週間」に見出しを立てて書いてあります。
メモは減点、最後に塗れば速い、書くほど確か—メモにまつわる思い込み
一つ目は、問題冊子に書き込むと不正を疑われる、あるいは点に響くという思い込みです。令和8年度の冊子は余白を適宜使ってよいと書き、表には「メモを取ってもかまいません」とまで書いていました。冊子は試験の後に持ち帰る物なので、そこに書いた字は点にも減点にもなりません。点になるのは解答用紙のマークです。気をつけるのは、冊子のページを切り離さないことと、書いた記号の一覧を持ち込まないことの二つです。
二つ目は、答えを冊子に書いておき、最後にまとめて塗った方が速いという思い込みです。受験案内はこのやり方そのものを禁じていて、令和8年度の受験上の注意と冊子の注意事項は、まとめて写す時間が用意されていないと書いていました。音声は18時20分の終わりまで自動で進むので、写す時間を自分で作ることもできません。急いで写せば、隣の設問の行に塗るずれも起こりえます。
三つ目は、たくさん書くほど答えが確かになるという思い込みです。第4問B・第5問・第6問Bは1回しか流れません。英文を綴りのまま書いている間に、次の文が終わります。表の見出しには候補や名前が印刷済みなので、書き足す必要があるのは交わるマスの印だけです。書く量を増やすより、書く物を決めておく方が、聞く時間が残ります。
四つ目に、シャープペンシルで塗っても読み取ってもらえるという思い込みもあります。受験案内は、黒鉛筆以外で塗ったマークは読み取れないことがあると書いています。シャープペンシルはメモと計算のための道具です。図3は、ここまでの決まりを○と×で並べたものです。

確かめる先と聞き方
メモを書いてよい場所と、答えを塗る時機の決まりは、次の6か所の文字で確かめられます。読む所と、人に聞くならその問いを並べます。
- 令和9年度の受験案内の14ページ(リスニングの進行): 設問ごとに解答用紙へマークする一文に線を引く。
- 令和9年度の受験上の注意が載ったら、そのリスニングの節: 解答上の注意に、まとめてマークする時間が無いという文が令和8年度と同じように入っているか。
- 当日配られる問題冊子の表紙と裏表紙: 余白の扱いと、流す回数の表。開く前に読める所です。
- センターの過去3年分の試験問題の頁: 令和7・8年度の本試験のリスニングの冊子と問題音声とスクリプトをそろえ、第4問B・第5問・第6問Bの表の形を自分の目で確かめる。
- 高校の英語の先生: 模試の冊子を見せ、「このメモから、どの設問を落としたように見えますか」と聞く。
- センターの問い合わせ窓口: 受験案内を読んでも筆記具や冊子への書き込みの扱いが読み取れないとき。解答時間中の質問は受け付けられないので、聞くのは本番の前です。
個別指導で確かめること
武蔵境駅から徒歩30秒の教室では、生徒が書き込んだ過去問のリスニングの冊子と、その回のマークの用紙を机に並べ、表の印から選択肢を消していく順を声に出してもらいます。印が答えまで届かなかった設問には付箋を貼り、次の通しで同じ形の表が来たときに書く記号を一つだけ決め直します。
まとめ
リスニングの冊子に許されているのは、答えをためておくことではなく、選択肢を消すための印を置くことです。表とワークシートの交わるマスに記号を一つ置き、設問の番号が変わる前に鉛筆を解答用紙へ下ろす。この往復を過去問の通しで何度も繰り返した冊子が、1月の夕方の30分を支える型になります。
もう「日東駒専」を目標にしないでください。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




