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都立推薦に落ちたら一般に出せるか—発表から書類の締切までの3日間の動き方|武蔵野個別指導塾

2月2日朝8時30分の推薦の結果から、第一次の入力と支払いが締め切られる4日午後5時までは56時間30分。調査書、自己PRカード、ESAT-Jの個人レポートを誰がそろえるかで分ければ、木曜を確かめの日に回せます。
出せます。都立の推薦で不合格になった生徒は、第一次募集(一般入試)に出願できます。推薦で受けた学校にもう一度出しても、別の学校に切りかえてもかまいません。ただし推薦のときの願書や調査書は使い回せず、第一次の分を一式そろえ直します。令和9年度入試(2027年4月入学)で動かせない時刻は、次の4つです。
| 日時 | 決まっていること |
|---|---|
| 2027年2月2日(火)午前8時30分 | 推薦の合否が照会サイトに出る(学校の掲示は9時30分) |
| 2月4日(木)午後5時 | 第一次の出願サイトでの入力と、入学考査料2,200円の支払いの締切 |
| 2月4日(木) | 調査書などの書類が志望校に届く締切(中学校からの郵送・必着) |
| 2月21日(日) | 第一次の学力検査 |
結果が出てから入力の締切までは56時間30分です。そのうち中学校の先生と顔を合わせて話せるのは、学校にいる昼間の数時間だけになります。
よくあるのは、2月2日の朝に照会サイトで不合格を知って何も言えないまま登校し、昼休みのチャイムと同時に職員室へ向かう、という場面です。進路の先生は別の生徒と面談中で、廊下で待つうちに休み時間が半分過ぎていく。頭の中には聞きたいことが散らかっているのに、口から出るのは「一般って、まだ出せますか」の一言だけです。出せます。そしてその答えの後ろには、火曜と水曜と木曜の3日でそろえる物の一覧が控えています。
推薦の不合格は、第一次募集に出る資格を消さない
東京都教育委員会(都教委)の令和9年度の実施要綱は、第一次募集に応募できない人を一つずつ挙げています。そこに入っているのは、第一次の願書の受付までに結果が出る推薦の「合格者」です。推薦に受かった生徒は第一次に出せない決まりで、入学確約書を出して入学する側に回ります。落ちた生徒は、その線の外側にいます。応募の資格は、推薦に出す前とまったく同じまま残っていると読んでください。
同じ学校にもう一度出せるかという心配にも、要綱の文言が答えています。得点開示の節に、推薦で不合格になったあと「同一校を他の選抜で合格した者」という書き方が出てきます。推薦で届かなかった学校に第一次で受かる道を、制度の側が最初から数に入れているわけです。もちろん、別の学校を選ぶのも自由です。どちらを選んでも、第一次で出せるのは原則として1校1コース(1科)です。
席の数にも触れておきます。推薦で入学を決めた人数を差し引いた残りが、第一次で募集される席です。推薦で埋まった分だけ枠は小さくなりますが、残った席は学力検査を受ける全員で同じ物差しの上で争います。推薦に落ちた生徒も、はじめから第一次だけを受ける生徒も、出願の時点で同じ列に並ぶということです。
気をつけたいのは、推薦と第一次がまったく別の選抜だという点です。願書の様式からして違い(推薦は様式3、第一次は様式4)、入学考査料もそれぞれに要ります。推薦のときに志望校へ送った書類は、要綱の定めで返ってきません。「出し直す」と聞くと推薦の封筒をそのまま回すように思えますが、実際は第一次の紙を一式つくり直す作業です。家庭が自分で手を動かすのは出願サイトの入力と支払いと自己PRカードで、調査書の作成と郵送は中学校が受け持ちます。だから最初の一手は、先生に「第一次に出します」と伝えることになります。
2月2日の朝から4日の午後5時まで、何をどの順で進めるか
図1のように、推薦の結果が出るのは火曜の朝8時30分で、第一次の入力と支払いの締切は木曜の午後5時(17時)です。書類が志望校に届く締切も同じ木曜にあります。第一次の書類の受付は1月29日(金)から始まっているので、推薦の結果を待ってから動く生徒は、受付期間の最後の3日に飛び込む形になります。

出願サイトの操作には、飛ばせない順番があります。第一次募集の試験を選んで入力し、一時保存する。中学校がその中身を見て承認する。承認のメールが届いてから、入学考査料を払う。支払いは承認の後でないと進めない仕組みで、ここが3日間でいちばん詰まりやすい所です。夜のうちに入力して一時保存しても、先生がそれを開くのは翌朝かもしれません。入力を終えたら、その日のうちに「入力しました」と先生に伝えておくと、承認待ちで1日を失わずに済みます。
払い方はクレジットカード、コンビニ、ペイジー、納付書の4つから選べ、出願サイト上の決済に手数料はかかりません。カードならその場で決済が終わりますが、コンビニや金融機関で払う方法は、店や窓口へ足を運ぶ時間が別に要ります。納付書で金融機関の窓口に払うことは承認の前でもできますが、領収証書の写真を出願サイトに上げられるのは承認の後です。木曜の夕方に慌てないよう、どの払い方にするかは火曜の晩に家庭で決めてしまいます。
たとえば、こんな組み方が考えられます。火曜の昼休みに先生へ出願先を伝え、夜に入力して一時保存する。水曜の朝に入力済みを伝え、承認が来たらすぐに払う。面接のある学校に出すなら、その晩に自己PRカードを書き上げる。木曜は、午後5時より前に「申込受付完了メール」が届いているかを見るだけにしておく。3日目を確かめの日として空けておけば、入力の誤りや承認の遅れが出ても立て直せます。
入力の誤りは、申込が完了する前なら自分で直せます。完了の後に気づいたときは、自分では触らずに中学校の先生へ伝えます。受検票がマイページに出るのは2月15日(月)頃の予定で、それまでの間も、マイページの出願状況で手続きの進み具合を見られます。
一式を出し直す—家庭がそろえる物、中学校がそろえる物
都内の中学校に通う中3が第一次(全日制)に出す物は5つあります。出願サイトに入力する入学願書、入学考査料2,200円、調査書、自己PRカード(面接を行う学校だけ)、ESAT-Jの個人レポート(都立高校提出用の原本)です。図2は、それを誰が用意するかで左右に分けたものです。

自己PRカードは、推薦では全員が出しましたが、第一次では面接を行う学校の志願者だけが出します。推薦で出したカードは戻ってこないので、同じ学校に第一次で出す場合でも、その学校が第一次で面接をするなら、もう1枚が要ります。面接の有無は、都教委の入試実施方法一覧(別表)の学校の行で確かめます。推薦のときの下書きや控えが手元にあれば、それが土台になります。学校を変えるなら、新しい志望校の「本校の期待する生徒の姿」を読み直して、志望理由の欄を書き直してください。黒のボールペンで手書きするか、電子ファイルに打ち込んで印刷します。
ESAT-Jの個人レポートは、推薦では出さなくてよかった書類です。第一次では英語の学力検査をする学校に出す決まりで、総合得点に最大20点が足されます。個人レポートは中学校に2枚届き、本人用は本人に配られ、都立高校提出用の1枚は中学校が保管しています。第一次の出願のときに、中学校が調査書と同じ封筒で志望校へ送ります。第一次の出願に使わない生徒には本人に返す扱いなので、推薦だけを受けるつもりだった生徒の提出用が学校に残っているのか、すでに家へ戻っているのかを、先生に一言確かめておくと安心です。
調査書は中学校長が作り、第一次の学校へ1部を送ります。家庭が書く物ではありませんが、作るのも送るのも先生なので、出願先を早く伝えることが、そのまま調査書の準備を早めます。
整理すると、家庭の手が要るのは入力と支払いとカードの3つで、残りは中学校がまとめて郵送します。図2の左上から右上へ向かう矢印のとおり、右側の作業が動き出す合図は、左側の入力が一時保存まで進んだという知らせです。
同じ学校にもう一度出すか、別の学校にするか
迷う家庭がまず気にするのは、「推薦で落ちた学校を受け直すと印象が悪いのでは」という点です。要綱の第一次の選考の節を読むと、総合成績は調査書点と学力検査(面接などを行う学校はその点も含む)と点数にしたESAT-Jの結果で出す、と書かれています。推薦の面接(集団討論を含む)や作文の点を第一次に持ち込む定めはありません。図3のように、推薦の点数は推薦の中で使い終わり、第一次では別の物差しで一から並べ直します。

5教科を7対3で選ぶ学校なら、当日の答案から700点、内申から300点、ESAT-Jから20点が積み上がって、満点は1020点になります。内申の数え方も変わり、評定を使う推薦では9教科を同じ重さで数えますが、5教科の第一次では実技4教科の評定を2倍にします。推薦で面接や作文の点を伸ばしきれなかった生徒でも、第一次では当日の5教科の答案がいちばん大きな塊になります。
そのうえで、受け直すか移るかを決める材料は4つです。1つ目は、残りの日数で準備できる学力検査かどうか。推薦の発表から学力検査の2月21日(日)までは19日しかありません。国数英を自校で作る学校か、共通問題の学校かで、その19日に解く問題の種類が変わります。2つ目は面接の有無で、あれば自己PRカードの準備が加わります。3つ目は、推薦の志望校を選んだ理由がいまも生きているかどうか。通学の道や3年間の過ごし方は、推薦に落ちても何ひとつ変わりません。4つ目は、出した後にも見直す機会があることです。第一次には2月10日(水)と12日(金)に志願変更の期間があり、応募状況を見てから出願先を移す道が残ります。
逆に、決める材料にならないものもあります。推薦での自分の点数です。開示の受付は3月3日(水)からで、点数表を受け取れるのは3月15日(月)以後なので、第一次の出願にも学力検査にも間に合いません。何点足りなかったのかを知らないまま決めることになるので、推薦の結果を深読みしすぎないことです。
よくある質問
推薦の発表の前に、第一次の入力や書類の準備を済ませておけますか
日付だけを見ると、第一次の出願サイトの入力は12月18日(金)から、書類の受付は1月29日(金)から始まっていて、推薦の結果より前に動ける期間があります。ただ、推薦の合格者は第一次に応募できない決まりがあります。先に進めた第一次の申込をどう扱うか、中学校がどんな段取りで書類を用意するかは、中学校の先生に確かめるのが筋です。推薦の出願が終わった1月のうちに、担任か進路の先生へ「落ちたときの第一次は、いつ何をすればよいですか」と聞いておくのがいちばん確かです。
推薦で払った入学考査料は、第一次に回せますか
回せません。要綱は推薦と第一次のそれぞれの出願書類に入学考査料を挙げており、第一次の出願で改めて2,200円を払います。払い方の選び方と、支払いが中学校の承認の後になる点は、推薦のときと変わりません。
書類の郵送が4日の必着に間に合わないときは、どうなりますか
要綱には、期間内に届くよう郵送できないなどのやむを得ない事情があるとき、志望校に連絡したうえで持参での提出を認める定めがあります。都内の中学校に通う生徒は、中学校の先生を通じて志望校に確かめる形です。家庭の判断で書類を高校へ持ち込まず、まず中学校の先生に相談してください。
家にあるESAT-Jの個人レポートを出せばよいのですか
家に配られた本人用は、出願には使いません。志望校に送るのは都立高校提出用の原本で、ふだんは中学校が保管しています。推薦だけのつもりで提出用まで家に戻っている場合は、その原本を先生に渡して第一次の封筒に入れてもらいます。手元の紙が本人用か提出用かわからなくなったら、紙の表示を先生と一緒に見てください。
確かめる順番
発表の日から、次の順で家庭と学校の両方を動かします。
- 2月2日(火)の昼休み: 担任か進路の先生に「第一次に出します」と伝え、出願先の候補(同じ学校か、別の学校か)を言う。
- 同じ日の放課後: 都教委の入試実施方法一覧(別表)で、出願先の第一次に面接があるか、英語の学力検査があるかを見る。
- 同じ日の夜: 出願サイトで第一次募集を選んで入力し、一時保存する。払い方を家庭で決める。
- 2月3日(水)の朝: 先生に入力済みと伝え、承認のメールが届いたら入学考査料を払う。
- 面接のある学校に出すなら、自己PRカードを書いて先生に渡す。
- 先生に、調査書と都立高校提出用の個人レポートを志望校へ送る日を聞く。
- 2月4日(木)の午後5時より前: 申込受付完了メールが届いているかを見る。
- 私立の一般入試の出願の締切が同じ週に重なっていないかを、その学校の募集要項で見る。
- 2月15日(月)頃: 第一次の受検票をマイページから出し、印刷して保管する。
受け直すか移るかを学校ごとの数字で比べたいときは、塾のサイトの都立高校の一覧(令和9年度)が使えます。
個別指導で確かめること
推薦の発表から学力検査までの19日で、過去の都立の学力検査を時間どおりに1回ずつ解き、落とした問題を「知らなかった」「時間が足りなかった」「読み違えた」に分けます。戻る単元は2つまでに絞り、その2つを19日の前半で終わらせます。自校作成と共通問題の間で出願先を移すなら解く問題の束を入れかえ、面接のある学校に出すなら、自己PRカードに書いた文と口で話す中身がずれていないかを同じ週のうちに確かめます。
まとめ
火曜の昼休みに先生へ届ける「第一次に出します。出願先はここです」という一言が早いほど、残りの2日は書類を埋める日ではなく、確かめる日になります。開示で推薦の点数がわかるのは3月に入ってからですが、2月21日の答案の1点は今夜から積み上げられます。推薦の不合格が閉じたのは推薦の扉だけで、第一次の扉を閉めるのは木曜の午後5時です。
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