
武蔵野個別指導塾の特徴
英検2級の意見論述: 型を使い、伝わる理由を2つ選ぶ練習|武蔵野個別指導塾
理由が2つ思いつかないときは、立場より先に書ける具体を探します。英検2級の意見論述に向けて、3題の英文解答で理由の重複を避ける手順を確かめ、自分の答案を書き直す練習ができます。

英検2級の意見論述: 型を使い、伝わる理由を2つ選ぶ練習
よくあるのは、自習机で英作文を書き始め、賛成という最初の1文のあとに First, と書いたまま鉛筆が止まる場面です。便利だから、と日本語では言えても、便利な理由を英語にできません。何とか1つ書くと、次も時間を節約できるからという似た内容になり、2つ目の理由を消しているうちに、書くこと自体が嫌になってしまいます。
この状態で、導入や結論の決まり文句だけを増やしても、理由の部分は埋まりません。必要なのは、難しい社会問題について立派な意見を述べることより、問いに合う理由を選び、その理由が成り立つ場面を短く説明することです。理由を探す作業と、選んだ理由を英語にする作業を分けると、どこで困っているのかも見えやすくなります。
英検2級の意見論述に取り組むときは、最初から完成した英文を頭の中で作ろうとしなくてかまいません。まず日本語で問いの中心を押さえ、説明できそうな理由を並べます。そのあとに、知っている動詞で表せる内容を残します。賛成か反対かを先に固定して、自分の使えない表現ばかりが必要になるなら、もう一方の立場でも理由を探してください。
ここでは、文章全体の型、理由を2つに分ける方法、書いたあとの見直しを順に扱います。学年や受験経験が違っても、自分の答案を机に置き、同じ手順で確かめられる形にします。
何を書く課題なのかを先にそろえます
日本英語検定協会は、2級を高校卒業程度の目安としています。一次試験のライティングには英文要約と意見論述があり、意見論述では、指定された TOPIC について自分の意見と理由を2つ書きます。語数の目安は80〜100語です。POINTS は理由を考えるための観点で、それ以外の観点を使うこともできます。問題に書かれた観点の単語を文章へ入れること自体が、理由の説明になるわけではありません。
リーディングとライティングの試験時間は合わせて85分です。意見論述だけに85分を使えるわけではないので、練習でも、理由を決める時間、英文を書く時間、確認する時間を分けておきます。後で示す時間配分は家庭学習用の提案です。試験が意見論述に指定している持ち時間として覚える必要はありません。
問いを読むときには、対象、行動、判断の3点を押さえます。たとえば、町が公園を増やすべきかという問いなら、対象は町、行動は公園を増やすこと、判断はそれを勧めるかどうかです。公園が好きだという話だけでは、町が増やす理由の説明が足りません。住民が運動できる場所を増やせる、とつなげると、問われた行動を支える理由になります。
同じように、学校がある設備を導入すべきかという問いと、生徒がその設備を好むかという問いは違います。導入を勧める文章では、利用する人だけでなく、学校側が準備するものや続けるための条件を理由にすることもできます。まず設問の動詞に線を引き、結論でもその行動に答えているかを確かめてください。話題が合っているだけで安心せず、何を判断する問いなのかまで読みます。
型は理由の代わりにはなりません
基本の並びは、立場、理由1と説明、理由2と説明、結論です。これは文章を組み立てるための練習上の型で、文数を固定する規則ではありません。理由の説明が1文で済む場合もあれば、具体的な場面をもう1文足した方が伝わる場合もあります。結論を長くするために理由の説明を削る必要はありません。
First, と Second, は、読者に順番を知らせます。しかし、そのあとがどちらも費用の話なら、接続語を変えても理由の中身は分かれません。「お金を節約できる」と「安く利用できる」は、説明の仕方によってはほぼ同じ理由になります。2つの理由を短い日本語の見出しにして、両方に「費用」と書けるなら、いったん選び直してみます。
また、理由の末尾で突然結論を言い直しても、説明は深まりません。「便利です。だからよいです」では、何がどう便利なのかが残ります。「家から利用できます。移動する必要がありません」なら、便利さの中身を示せます。抽象的な評価を1つ書いたら、誰が何をできるようになるかを次の文に置くと考えてください。
訂正を受けたあとに何をするかが大切です
意見論述で選んだ理由を英文にしたあとには、誤りへの指摘を受ける機会も役立ちます。英作文の訂正を扱った研究では、学習への効果は中程度で、時間がたっても続いていました。正しい形を示すか、誤りの箇所を知らせるか、解説を添えるかによる効果の開きは小さいとされています(Brownほか・2023)。対象は52研究を統合したベイズ的メタ分析であり、対象国・年齢・総人数を特定して述べられるものではなく、英検2級の特定の型や合格への効果を直接示した結果ではありません。
また、仲間からの指摘は作文の改善に効果があり、特に書き直しと内容面に強みがあると報告されています(Vuogan・Li・2022)。対象は26研究のメタ分析であり、対象国・年齢・総人数を特定して述べられるものではなく、家庭で誰かに1回読んでもらえば同じ効果が得られると保証する結果ではありません。
こうした結果を踏まえ、ここでの練習では、正解の文章を見るだけで終えず、自分の文を直す工程を設けます。これは研究で特定の手順が証明されたという意味ではなく、訂正や内容への指摘を練習に取り入れるための提案です。完成答案を何本持っているかに加えて、どの文をなぜ直せたかを残しておくと、次の課題が決めやすくなります。

理由を選んでから英文にする5つの手順
1. 賛成と反対の両方に短いメモを作ります
練習の最初の3分は、英文を書かずに理由を探します。賛成側に2つ、反対側に2つを目標に、日本語で短く書きます。たとえば公共の場所を増やす話題なら、賛成側には運動の機会や交流、反対側には整備費や場所の確保を置けます。すべての話題にこの4つを当てはめるのではなく、設問の行動と結びつくものだけを残します。
次に、それぞれの理由の横に、知っている英語の動詞を1つ書きます。運動の機会なら exercise、交流なら meet、費用なら cost が候補になります。理由は日本語で立派でも、英語にすると主語も動詞も決まらないことがあります。その場合は、より具体的な出来事へ分けるか、別の理由へ替えます。難しい名詞を知らないというだけで、その話題全体を諦める必要はありません。
立場を選ぶ基準は、2つの異なる理由を、短い説明まで含めて書けるかどうかです。日常の自分の意見を使ってもかまいませんが、試験練習では、反対側の事情を考えることも理由選びの訓練になります。途中で立場を替えるなら、最初の文と最後の文を必ずそろえてください。
2. 理由ごとに違う見出しを付けます
選んだ理由に「健康」「交流」のような見出しを付けます。見出しは答案に書く必要はありません。自分で重複に気づくためのメモです。「便利」と「時間」のように一部が重なりそうな組み合わせは、具体的な説明を並べて判断します。両方とも移動を省く話になるなら、別の観点が必要です。
自分で確かめる方法の1つ目は、2つの理由の説明を入れ替えて読むことです。理由1の具体的な説明が理由2にもそのまま使えてしまうなら、区別が弱い可能性があります。必ず別の話題にする必要はありませんが、誰にどんな利益や負担が生じるのかを分けてください。健康と交流なら、同じ公園で起こることでも、運動することと人に会うことを別々に説明できます。
3. 理由を出来事へほどきます
理由の文は「何がよいか」、次の文は「どうしてそう言えるか」を担当します。短い英文で確かめるなら、次の3組を使ってみてください。
- Parks can help people stay healthy. People can walk there after work.
- Students can save time. They do not have to carry heavy books between classrooms.
- Working adults can continue learning. They can take classes at home after work.
1組目は健康という評価を散歩という行動で支え、2組目は時間の話を移動時の行動で支え、3組目は学習の継続を受講できる時間と場所で支えています。ただし、これらの文も設問に合わなければ使えません。覚えた文から答案を始めるのではなく、設問に答える理由として使えるかを先に判断します。
自分で確かめる方法の2つ目は、理由のあとで「具体的に誰が何をしますか」と尋ねることです。答えが出ない場合は、good、useful、important のような評価語だけで止まっていないかを見ます。例を増やしすぎる必要はありません。短い文章では、理由ごとに1つの場面を説明する方が、話のつながりを保ちやすくなります。
4. 書く時間と探す時間を分けます
理由を選んだあと、次の10分を英文を書く練習に使います。この段階では、知らない単語を探すたびに辞書へ戻らず、手持ちの語で言い換えます。たとえば地域住民の交流という名詞のかたまりが難しければ、People can meet their neighbors. と、人の行動へ変えられます。日本語の名詞をそのまま英単語へ置き換える必要はありません。
長い1文に情報を詰めて主語と動詞がわからなくなったら、2文へ分けます。理由の後に because を置いたものの途中で止まる場合は、先に短い説明文を完成させてください。そのあとで必要ならつなぎます。練習中に使いたかった表現は、答案を書き終えてから調べて余白へ1つ残すと、書く練習と語彙を増やす作業を両立できます。
5. 最後の4分は役割を変えて読みます
最初の1分は問いへの答えと理由の違い、次の2分は英文の形、最後の1分は語数と結論を確認する練習に使います。時間が足りなければ、初回は計時を止めて、どの確認に時間がかかったかを書いてください。速さを求める前に、確認の順番を自分で再現できるようにします。
自分で確かめる方法の3つ目は、各文の主語と動詞を指で追うことです。Schools provides なら Schools provide に直し、should provides なら should provide に直します。方法の4つ目は、最初と最後の文だけを続けて読むことです。途中で反対意見を考えた影響で、結論だけ立場が替わっていないかを確かめます。内容と文法を一度に全部直そうとせず、読む目的を切り替えます。
3つの練習問題で型と理由の違いを確かめます
以下の問題文と解答は、この練習のために新しく作成しました。それぞれ意見と理由を2つ、80〜100語を目安に書いてください。英文解答を読む前に、紙の右半分を隠し、理由の見出しを2つ決めてみます。解答と違う立場でも、問いに答え、理由を説明できていれば、その内容を使って練習を続けられます。
練習1: 町の公園と住民の暮らし
TOPIC: Do you think towns should create more public parks?
参考にする観点は Health、Community、Cost です。公園が楽しいという気持ちから一歩進めて、町が公園を増やすと住民に何が起こるかを考えます。賛成なら健康と交流、反対なら整備にかかる費用とほかの施設に使える土地の減少などを検討できます。後者を選ぶ場合も、単に高い、場所がないと並べず、それぞれ何が困るかまで書きます。
英文解答
I think towns should create more public parks for two reasons. First, parks give people places to exercise. Residents can walk or run there without paying for a gym, so it is easier for them to stay active. Second, parks help people meet their neighbors. For example, parents can talk to each other while their children play together. These conversations may help people feel closer to others in their town. For these reasons, I believe that building more public parks is a good idea.
理由1は運動できる場所、理由2は近所の人との交流です。同じ住民を扱っていても、起こる出来事を分けています。最後の文に新しい理由を足さず、公園を増やすことへの賛成を言い直しています。may を使った文では、人と話せば必ず親しくなると断定せず、起こり得る変化として書いています。
短い追加練習として、Residents can walk or run there without paying for a gym. の主語を Children に替え、説明の内容も子どもに合うように直してみてください。主語だけを入れ替えて終わらず、誰の行動を説明しているかに注意します。その文が健康の理由を支えているかを確認したら、元の解答に戻って違いを比べます。
練習2: 学校の教科書をすべてデジタルにする判断
TOPIC: Do you think schools should replace all paper textbooks with digital textbooks?
参考にする観点は Concentration、Equipment、Convenience です。ここでは all を見落とさないでください。デジタル教材を一部使うことに賛成でも、紙の教科書をすべて置き換えることには反対という立場を取れます。対象となる変更の大きさを読み、実際に答える判断をそろえます。
英文解答
I do not think schools should replace all paper textbooks with digital textbooks. First, students may find it harder to concentrate. When they use a tablet, they may want to open games or watch videos instead of reading their lessons. Second, digital textbooks depend on equipment. If a student’s tablet stops working, the student may be unable to study until it is repaired. Paper books do not have this problem. Therefore, I think schools should keep paper textbooks, even if they also use digital materials.
理由1は集中のしにくさ、理由2は機器に依存することです。両方ともタブレットに関係しますが、1つ目はほかの用途へ注意が向くこと、2つ目は使いたくても使えない状況を説明しています。結論では紙を残す立場を保ち、デジタル教材を併用する可能性も認めています。すべての利用を否定する必要はありません。
この練習では、理由1を「画面を見るので目が疲れる」に替えてみることもできます。ただし、医学的な説明や調べていない数値を加える必要はありません。自分が説明できる範囲にとどめるか、英文解答のように行動を具体化する理由を選びます。もっともらしい数字を置いても、理由と説明のつながりがよくなるわけではありません。
練習3: 図書館の開館時間と利用しやすさ
TOPIC: Do you think public libraries should stay open later in the evening?
参考にする観点は Access、Study、Staff です。賛成側の理由を「会社員が行ける」と「働く人が本を借りられる」にすると、同じ説明を繰り返しやすくなります。そこで、利用できる時間の問題と、学ぶ場所の問題に分けます。反対側なら、働く職員への負担や運営に必要な費用を、それぞれ別の説明にできるか検討してください。
英文解答
I think public libraries should stay open later in the evening. First, this would help people who work during the day. They could visit a library after work and borrow books without changing their daily schedules. Second, libraries could provide quiet places for students to study. Some students share a room with family members and cannot easily concentrate at home. A library would give them another place to do their homework. For these reasons, I believe that longer opening hours would be useful for local people.
理由1は日中に働く人の利用機会、理由2は家庭以外の静かな学習場所です。2つ目の理由では、家で集中しにくい生徒の状況を1つ挙げています。すべての生徒が家で勉強できないとは書いていません。Some students と対象を絞ることで、必要な人がいるという説明にしています。
自分の答案が80語に届かないときは、結論に強調語を足す前に、どちらかの理由が見出しだけで終わっていないかを見ます。100語を超えるときは、同じ内容の言い直しを探します。この解答なら、quiet places と another place は、理由の提示と具体的な説明という違う役割があります。似た単語があるだけで削らず、その文が新しい情報を持つかどうかで判断してください。
書き直しは翌日に1か所から始めます
3題を同じ日に全部書く必要はありません。1日目は理由の選択から見直しまで行い、翌日は5分だけ使って、直したい理由の部分を解答を見ずに書いてみます。覚えた解答をそっくり再現するのではなく、「利用できる人が増える」などの日本語の見出しを手掛かりにします。書けなかった語は調べ、その語を含む短い1文だけをもう一度作ります。
別の日には、同じ話題の反対側で理由のメモだけを作ります。全文を書かなくても、立場が変わると必要な説明も変わることを確認できます。1題につき、最初の答案、直した文、次に確かめる点の3つを残せば、練習の跡を見返せます。毎回すべてを清書する負担を増やすより、直した場所を自分で説明できることを目指してください。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

個別指導では止まった位置を一緒に特定します
個別指導で塾が持つべきなのは、答案に正しい英文を書き込む役割だけではありません。書き始める前のメモと、途中で消した理由にも目を向け、課題の読み違い、理由の重複、英語への変換、見直しのどこで止まったかを整理する役割があります。本人には同じ「書けない」でも、必要な練習は違います。設問を読み違えた人に接続語の暗記を増やしても、今回のつまずきには届きません。
よくあるのは、授業後の小さな面談机で、保護者の方が完成答案を見て安心する一方、お子さまは直された理由を自分の言葉で説明できない場面です。見た目が整った答案を持ち帰ることと、次の題で自分で書けることは分けて確認する必要があります。講師が文を直したあとには、どこを変えたかを本人が日本語で説明し、別の主語で短い英文を作るところまで確かめたいと考えます。
理由選びが課題なら、講師は最初から2つの答えを渡さず、本人の候補を並べます。そのうえで「この2つはどちらも費用の説明になっていませんか」「この理由では誰が何をできますか」と、判断するための問いを返します。候補を削る理由がわかれば、次の題でも同じ見方を使えます。手が止まった時間だけを見て、考えるのが遅いと決めつけないことも大切です。
英語への変換が課題なら、塾側で誤りを整理し、その回に優先する点を絞ります。たとえば主語と動詞が合わない文が続くなら、まずそこを扱います。細かな言い換えを大量に渡すと、本人がどの修正を再現すればよいのか見失います。一方、理由が設問から外れている場合は、文法を整える前に内容へ戻ります。内容を替えれば不要になる文を、先に細かく磨く必要はありません。
本人が持つ役割は、最初のメモを残し、助言を受けたあとに少なくとも1文を自分で書き直すことです。家庭が持つ役割は、英語の採点を代行することではなく、短く練習できる時間と、前の答案を取り出せる場所を整えることです。内容を聞くなら「理由は2つとも違うことですか」「その理由を日本語で説明できますか」という問いにとどめても役立ちます。保護者の方の考えに結論を合わせる必要はありません。
進み具合は、合っていた文の数だけでは表せません。記録には、理由を選ぶまでにかかった時間、手助けなしで説明できた理由、今回直した英文、次回に残った課題を分けて書きます。たとえば「2つ目の理由は自分で選べましたが、具体的な説明には質問が必要でした」と残せば、次回の出発点が明確になります。架空の点数へ換算するより、本人ができるようになった動作を記録します。
また、毎回同じ難度の話題だけでできたかを判断しないようにします。身近な学校の話なら書けても、公共施設の話では理由が出ないこともあります。その場合は、型を最初から教え直す前に、話題に関する日本語の理解を確認します。知識が足りないのか、知っていても英語にできないのかを分けることが、余計な宿題を増やさず必要な練習を選ぶ助けになります。
よくある誤解を3つ整理します
Q1. 最初と最後の文を暗記すれば書けますか
書き出しと結論の表現を覚えると、文章の外側は作りやすくなります。ただし、理由と説明の部分は設問ごとに考える必要があります。毎回同じ「便利です」「大切です」を入れるだけでは、その行動を勧める理由が伝わりません。覚えるなら、I think … のあとに設問のどの行動を置くかまで確認してください。
また、長い導入を暗記すると、短い語数の中で理由を説明する余地が減ります。導入に自信があるのに本文が短い場合は、暗記する文を増やす前に、理由の次の1文を練習します。「誰が何をできるか」を英文にする練習を3題で繰り返す方が、今の不足に対応します。
Q2. POINTS を使わないといけませんか
POINTS は理由の参考になる観点で、それ以外を使うこともできます。まずは提示された観点から考え、説明しやすいものが見つからなければ、設問に合う別の観点を検討してください。観点の単語をそのまま書くことと、理由が説明できていることは同じではありません。
たとえば Cost を選んでも、It is good for cost. と置くだけでは、誰が何の費用を減らせるのかが不明瞭です。People can borrow books without buying them. のように行動を説明する方が、読み手は費用との関係を理解できます。ただし、図書館についての文を、設問と関係なく別の話題へ流用しないでください。借りることが問いの判断を支えるかを見ます。
Q3. 難しい単語や長い文がないと不利ですか
まず優先したいのは、問いへの答えと理由のつながりを、意味の通る英文で書くことです。使い慣れない語を選んで主語や動詞が決まらなくなるなら、具体的な動作へ言い換えてください。健康の促進という名詞が難しくても、People can exercise. なら理由の説明を始められます。
ただし、短い文だけを並べれば十分という意味でもありません。なぜ次の文が続くのかを読み手が追えるよう、必要に応じて because、so、if などを使います。先に内容を短い文で作り、原因と結果や条件の関係が明確な場所だけをつなげると、文を長くすること自体が目的になるのを防げます。書き終えたら、つないだ文の主語と動詞をもう一度確認してください。
次の1題では理由の見出しを残してください
次に意見論述を書くときは、書き出しを考える前に、設問の対象と行動を確かめてください。そのうえで理由の候補を出し、異なる見出しを2つ選びます。見出しの下に、誰が何をできるのか、何に困るのかを短く書けば、英文にする内容が見えてきます。型はその内容を順序よく届けるために使います。
完成した答案を読むときは、難しい表現が入ったかより、理由の後の1文に目を向けてください。その1文で具体的な出来事がわかれば、理由は見出しだけの状態から進んでいます。まだ説明できなければ、全文を捨てず、その部分を翌日の練習に残せます。
本人にも保護者の方にも、完成した1枚だけでは見えない進歩があります。重複していた理由を自分で選び直せたことや、直された文の意味を説明できたことも、次へ持っていける変化です。私たちは、意見論述で本人が理由を説明できるようになった1文を大切にします。
参考文献
- 日本英語検定協会「2級」: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
- 日本英語検定協会「2級の試験内容」: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html
- 日本英語検定協会「2026年度第2回 一次試験 2級問題冊子」: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2026-2-1ji_2kyu.pdf
- Brownほか・2023 Language Teaching Research. 英作文への訂正フィードバックに関するベイズ的メタ分析(52研究): https://consensus.app/papers/details/eb6b8dc2c02d5671a136fee6971ff1d3/
- Vuogan・Li・2022 TESOL Quarterly. 仲間からの指摘と作文改善に関するメタ分析(26研究): https://consensus.app/papers/details/374d7b4400955cf09dd378a99e9ba165/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




