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英検2級の一次試験の時間配分|85分で読む・書く・見直す手順|武蔵野個別指導塾
85分の配分案を出発点に、読解で止まったときの切り替え方と作文の時間を守る手順を学べます。時間を計る練習と記録の方法で、自分に合う配分を確かめられます。

英検2級の一次試験の時間配分|85分で読む・書く・見直す手順
よくあるのは、塾の自習机で英検2級の問題を解き、長文の最後まで来て時計を見たら、英文要約と意見論述に使う時間がほとんど残っていないという場面です。最初の語彙問題では「あと少し考えれば思い出せそうです」と粘り、長文では知らない単語を何度も読み返します。1問ずつは丁寧に取り組んでいても、その積み重ねで書く時間がなくなってしまいます。
このとき、「もっと速く解きましょう」だけでは次の練習で何を変えればよいかがわかりません。必要なのは、自分が止まりやすい場所を知り、どの時点で次へ進むかを先に決めることです。時間配分は、得意な人の数字をそのまま覚える作業ではありません。限られた時間で、読める問題に根拠をつけ、書ける内容を答案に残すための手順です。
この記事では、リーディングとライティングの85分を区切る案を示したうえで、短い練習から配分を調整する方法を扱います。中学生や高校生だけでなく、仕事の合間に学ぶ方も、最初から通し演習の時間を毎回確保する必要はありません。まずは数分の課題で自分の止まり方を調べ、最後に85分でつなげて確かめます。保護者の方には、速さを促す代わりに、練習のどこを見ると進み具合がわかるかもお伝えします。
85分の中で守るのは、読む時間と2つの作文の時間です
問題数だけで配分すると、書く時間が足りなくなります
日本英語検定協会が示す英検2級の一次試験は、リーディング・ライティングが85分、リスニングが約25分です。リーディングには、短文の語句空所補充17問、長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択8問があります。いずれも4肢選択です。ライティングは英文要約1問と意見論述の英作文1問で、こちらは自分で英文を書く記述式です。
ここで、問題の数が少ないからライティングは短時間で済むと考えると配分が崩れます。要約には元の文章を理解して情報を選ぶ時間が必要です。意見論述には立場と理由を決める時間が必要です。書き始めてからも、文をつなぎ、語数を確かめ、誤りを直す作業が残ります。選択問題と記述問題では、1問を終えるまでにすることが違います。
英文要約は45-55語で書きます。意見論述は自分の意見と理由2つを書き、語数の目安は80-100語です。POINTSは理由を考えるための参考の観点で、それ以外の観点も使えます。この条件を踏まえると、ライティングを「余った時間ですること」にするのは避けたいところです。読む順序を考える前に、2つの答案を最後まで書く枠を確保します。
リスニングは、会話の内容一致選択15問と、物語文や説明文を聞く文の内容一致選択15問で、放送はそれぞれ1回です。85分の配分表には、リスニング約25分を混ぜません。読解や作文の遅れをリスニングの時間で取り戻すという計画にもせず、それぞれの時間の使い方を別に練習します。
焦って読み飛ばすことと、時間を管理することは違います
時計を置いた途端、普段なら拾える否定表現や条件を飛ばしてしまう方がいます。推論課題を使った実験では、軽い時間制限でも必要以上に急ぎ、自信や方略、正答率が下がることが報告されています(Gonthier・2023)。対象は推論課題に取り組む実験参加者であり、ここで扱う要旨には国・年齢・人数の記載がなく、英検2級の英語読解で同じ結果になるとまではいえません。
この研究は「時間を計ってはいけません」という意味ではありません。記事で提案するのは、時計を見ることを急ぐ合図にせず、決めた作業を終えたか確かめる合図にする方法です。たとえば長文の途中で残り時間に気づいたら、すべての英文を雑に読むのではなく、いま探すべき根拠を1つに絞ります。比較を問う設問なら比較の箇所、理由を問う設問なら理由を述べる箇所へ戻ります。
また、時間不足には別々の原因があります。単語の意味が出てこない場合、文のつながりが取れない場合、選択肢のどこが違うか決められない場合では、次の練習が変わります。作文でも、内容を考える段階で止まるのか、英語にする段階で止まるのかを分けます。合計時間だけを短くしようとしても、必要な練習を選びにくいままです。
配分の予想を、練習の記録で修正します
配分を考える前提となる「自分はどこまで理解できているか」という判断について、大学生の研究が参考になります。練習テストを多く受けた学生ほど、その判断が正確で、本試験の成績も高いという関連が示されています(Naujoksほか・2022)。対象は大学生201名・111名で、国や具体的な年齢はこの要旨に示されておらず、練習回数を増やせば英検の得点や配分が必ず改善するという因果の保証にはなりません。
この知見を踏まえ、配分を自分の感覚だけで決めず、実際に使った時間と答案を照らし合わせる方法を勧めます。「長文は苦手です」という印象があっても、記録すると、読んでいる時間より同じ選択肢を見比べる時間のほうが長いかもしれません。逆に、速く終えたつもりの作文が、理由を1つしか書けていないこともあります。時間と完成度を一緒に見ると、削るところと残すところが具体的になります。

最初の配分案を作り、区切りごとに動きます
まずは終了時刻を5つ置きます
次の数字は公式の指定ではなく、最初の通し練習で試すための配分案です。全員がこの通りに解く必要はありません。時間の合計を85分に収めたうえで、練習結果から調整してください。
| 取り組む範囲 | 使う時間 | 開始からの終了目安 |
|---|---|---|
| 短文の語句空所補充 | 12分 | 12分 |
| 長文の語句空所補充 | 13分 | 25分 |
| 長文の内容一致選択 | 20分 | 45分 |
| 英文要約 | 15分 | 60分 |
| 意見論述 | 20分 | 80分 |
| 答案全体の確認 | 5分 | 85分 |
この案では、85分のうち45分を読解、35分を2つの作文、5分を確認に使います。最初は時計を1問ごとに見るより、12分、25分、45分、60分、80分という区切りで位置を確かめます。小さな課題を練習するときは、その課題の開始と終了だけを記録すれば十分です。
区切りは「その瞬間に必ず手を止める罰則」ではありません。ただし、何分遅れても読み続けると、配分表を作った意味がなくなります。練習では、45分になったら読解の未決定問題を記録して作文に移る、という切り替えを一度実行してください。解けなかった箇所は演習後に戻れます。初めから延長を許すと、時間内の答案と、延長すればできる答案を区別できません。
練習1:短文で「考え続ける時間」を見つけます
次の空所に入る語を選んでください。練習時間は45秒とし、最後の10秒で決定または保留を選びます。この秒数は練習用であり、本番で全問を同じ秒数にそろえる必要はありません。
The museum will ( ) its opening hours during the summer, so visitors can stay until eight in the evening.
- extend 2. prevent 3. borrow 4. refuse
解答は1のextendです。夕方8時まで滞在できるという後半が、開館時間を延ばすことにつながります。完成した英文を読んだら、「後半を根拠に選べたか」「選択肢の意味を順に思い出すだけで時間を使ったか」を確かめます。答えが合っていても、根拠なしで選んだ場合は記録を分けてください。
解答後の短い説明として、次の英文も声に出して読めます。
Visitors can stay longer because the museum will close later.
一人で確かめるときは、正解番号だけを見て終わらず、becauseの前後が元の文と合うか確認します。原因と結果を逆にしていなければ、単語だけでなく文脈も追えています。解けなかったときには、延長して正解した時刻を別に残し、最初の45秒の結果を書き換えないようにします。
練習2:長文は、設問に答える根拠まで戻ります
次の短い文章と設問を使い、3分で答えを決めます。最初の30秒で問われている内容を読み、次の90秒で本文と選択肢を照らし合わせ、残りの1分で根拠を確認します。本番の長文全体より短くしてあるため、この3分をそのまま本番の1問分にはしません。
A town library began opening an hour earlier on Saturdays. The change was intended to help people who worked during the week. However, few visitors arrived during the extra hour. A survey showed that many residents did not know about the new schedule. The library decided to advertise it before making any further changes.
Why did the library decide to advertise the new schedule?
- Many residents were unaware of the earlier opening time.
- Most visitors wanted the library to close earlier.
- The library planned to stop opening on Saturdays.
- People working during the week could no longer borrow books.
解答は1です。根拠は、住民の多くが新しい予定を知らなかったという調査結果です。冒頭には平日に働く人を助ける目的が書かれていますが、設問は広告を出すことにした理由を尋ねています。目的と、その後の判断の理由を混ぜないようにします。根拠を短く書くなら、次のようにまとめられます。
Many residents did not know that the library opened earlier.
時間を使いすぎた方は、本文を再び最初から読む前に、設問のWhyがどの行動を指すか日本語で言ってみてください。「早く開けた理由」と言ってしまったら、探す場所がずれています。見直しでは、読み直した回数よりも、正しい問いに戻れたかを確かめます。別の文章で練習するときも、「問われた行動」「根拠の1文」「選ばなかった理由」を短く残します。
練習3:要約の15分を、読む・選ぶ・書くに分けます
要約の練習では、最初の4分で元の文章を読み、次の2分で残す情報を選び、6分で書き、最後の3分で内容と語数を確認します。以下の文章を45-55語の英語にまとめてください。練習用に短い文章から始めますが、要点の選び方と時間の区切りを同時に確かめられます。
Some schools are creating gardens where students grow vegetables. Teachers use these gardens to help students learn how food is produced. Working together outside also gives students opportunities to cooperate with classmates. However, gardens need regular care, even when students are on vacation. Buying tools and seeds can also be expensive. To continue these projects, schools need to plan how to share the work and cover the costs.
まず、学校の菜園という取り組み、食べ物と協力を学ぶ利点、手入れと費用の課題をメモします。書き始める前に日本語のきれいな要約を完成させる必要はありません。「菜園/学ぶ・協力/休暇中の世話・費用/計画」のように情報の置き場所だけ決めます。
解答例は次の通りです。
Some schools use vegetable gardens to teach students about food production and cooperation. However, these gardens require care during vacations, and tools and seeds cost money. Schools therefore need plans for sharing responsibilities and paying expenses so that they can keep their garden projects going.
この解答は45語です。元の文章にない収益や成績向上を足さず、取り組みと利点、運営上の課題を残しています。最初の確認では、語数を数える前に元の文章との対応を見ます。足りない情報があれば、飾りの表現を加えるより、その情報を入れます。多すぎる場合は、同じ内容を二度述べていないかを探してください。
最後の3分では、内容、語数、文法の順に確認します。内容が変わる大きな書き直しを最後の数十秒に始めると、文の途中で終わるおそれがあります。終盤は、主語と動詞の対応、複数形、つづりなど、直した後の形まで確かめられる範囲を優先します。練習後には、4分の読み取りで迷ったのか、6分の英文作成で止まったのかを分けて残します。
練習4:意見論述は、理由が2つ決まってから書きます
意見論述の20分は、考える3分、書く13分、確かめる4分に分けて試します。次の問いに対し、意見と理由2つを80-100語を目安に書いてください。
Do you think towns should create more places where people can study for free?
理由の候補として、家庭での集中のしやすさ、費用、利用する人の生活時間などが考えられます。最初の3分では、立場と2つの理由を選び、それぞれに説明を1つ用意します。「便利です」「役に立ちます」だけでは、2つの理由が重なりやすいため、誰のどんな困りごとが減るかまで決めます。
解答例は次の通りです。
I think towns should create more places where people can study for free. First, some students cannot concentrate at home because they share a room with family members. A quiet public space would help them focus on their schoolwork. Second, free study spaces would support adults who want to learn new skills. They could study after work without paying to use a private facility. These places should have clear rules so that everyone can study comfortably. For these reasons, I believe such spaces would benefit the community.
この解答は87語です。家庭で集中しにくい生徒と、新しい技能を学ぶ大人を取り上げ、それぞれの理由を説明しています。最後の4分では、立場が最初と最後で変わっていないか、理由が2つあるか、各理由に説明が続いているかを確認します。その後に語数と文法を確かめます。
途中で難しい表現を思い出せなくなったら、書ける語で内容を言い直してください。たとえば「学習環境を整備する」の英訳で止まるなら、a quiet place to studyというまとまりを使えます。練習後に新しい表現を学ぶことと、制限時間内に答案を完成させることを分けます。書けなかった表現は余白のメモに残し、解答そのものは知っている語で先へ進めます。
遅れたときの動作まで、配分表に入れます
5分遅れたら、何を切り替えるか決めます
たとえば25分で長文の語句空所補充まで終える予定が、30分になったとします。この5分を、残る全文を速く読むことだけで回収しようとすると、根拠を見落とすかもしれません。練習では、読解の終了目安45分を維持し、そこで未決定問題を記録して要約へ移る方法を試します。未決定問題に戻るかどうかは、2つの作文を書き終えた後の残り時間を見て決めます。
保留するときは、練習用の問題用紙に「2と4で迷う」「理由の段落に戻る」など短い手がかりを残します。戻ったときに最初から同じ迷いを繰り返さないためです。一方で、メモを詳しく書くために時間を使っては本末転倒です。候補番号と戻る場所だけで足りるか試してください。解答欄と問題番号の対応も、その都度確かめます。
最後の5分は、未記入や番号のずれ、作文の書きかけなど、答案の状態を先に見ます。根拠をもって選んだ答えを不安だけで何度も変える時間にはしません。変更するときは、「本文のこの表現と合わない」と説明できるかを目安にします。候補の印象だけが入れ替わっているなら、次に確認すべき箇所へ進みます。
解く順序の変更は、別の問題で試します
作文を先にすると落ち着く方は、要約15分、意見論述20分、読解45分、確認5分の順で試すこともできます。ただし、先に書く方法では、作文にこだわって読解の枠を削らないことが条件です。書く位置を変えるだけで時間不足がなくなるとは限りません。実際に35分で作文を切り上げられるかを見ます。
順序を比較する場合、同じ問題を直後に解き直すと、内容を覚えていることが時間に影響します。違う問題を使い、終了時刻だけでなく、読解の正解数、作文の必要要素、未完成の有無を並べてください。問題の難しさも違うので、1回の差だけで最適と決めず、次の演習でも無理なく守れるかを確かめます。変更は一度に1つにすると、何が効いたかを考えやすくなります。
リスニングでは、前の問題を引きずる時間を減らします
リスニングは放送に沿って進むため、読解のように各問題へ自由に時間を足す配分とは分けて考えます。練習では、聞き逃した問題があっても次の問題へ注意を戻す動作を確かめます。前の問題の場面を頭の中で再生し続けて、次の音声まで聞き逃していないかを振り返ってください。
1回目は放送を止めずに答え、終了後に迷った問題を取り出して聞き直します。聞き直して正解できたときも、最初の結果は残します。復習では「単語の音が取れなかった」「話の結論を取り違えた」「前の問題を考えていた」を分けると、音声理解の練習と、注意を切り替える練習を選べます。わからなかった問題があっても、次の問題を聞く時間は改めて確保できます。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

個別指導では、時間と答案を一緒に見ます
武蔵野個別指導塾で時間配分を扱う際に大切にしたいのは、本人に「速く」と伝える回数を増やすことではなく、時間が増えた箇所とそのときの判断を一緒に確かめることです。授業では、演習前に区切りの時刻を決め、演習後に実際の時刻と照らし合わせる形で進めます。講師が答えだけを見れば、知らない語で止まったのか、合っている答えを疑って止まったのかが見えにくくなります。
塾が持つ役割は、課題を選び、答案の根拠を確認し、次に変える動作を絞ることです。長文の途中で時間が増えていれば、設問の取り違えか、文の理解か、選択肢の比較かを本人の説明から確かめます。語彙の不足が主な原因なら、時間制限をさらに短くするより、その語を含む文を理解する練習に戻します。作文で手が止まるなら、構想のメモと完成した英文を比べ、日本語の内容を広げすぎていないかも見ます。
本人が持つ役割は、開始と終了を記録すること、保留した箇所に短い手がかりを残すこと、終了時の答案をそのまま見せることです。後から仕上げた答案にも学習上の意味はありますが、時間内に書いた部分とは分けてください。鉛筆で終えた後に別の色で続きを書くなど、境目が見える方法なら、講師も本人も次の配分を考えやすくなります。
家庭が持つ役割は、可能な範囲で練習時間と場所を確保し、本人の記録を尊重することです。保護者の方が横で何度も時計を知らせると、本番とは違う助けが入ります。お子さまが自分で区切りを確認する練習では、開始前に終了予定を一緒に確認し、途中は任せ、終わってからどこで遅れたかを聞く形が取りやすいでしょう。仕事や家事と両立する方も、家族には必要な静かな時間を先に伝え、演習中の中断を減らします。
進み具合は、合計時間だけで判断しません。記録には「読解の終了時刻」「要約の完成時刻」「意見論述の完成時刻」「理由や要点の不足」「見直しで直せた箇所」を残します。要約が15分に収まっても、元の文章の課題を落としていれば、次は情報を選ぶ練習が必要です。逆に所要時間が同じでも、作文が途中で切れず、2つの理由まで書けたなら、完成度の変化が見えます。
次回までの課題は、「長文を速く読む」より「設問が尋ねる行動を言ってから本文に戻る」のように具体化します。家庭でその動作を試し、授業で別の問題にも使えるかを確認します。毎回すべての時間枠を変えるのではなく、1つの変更と答案の変化を対応させることで、自分で配分を調整する材料がたまります。武蔵境で通塾を検討される方も、相談時には、仕上げた答案に加えて時間内にどこまで進んだかがわかる記録があると、学習の相談が具体的になります。
時間配分についてよくある3つの質問
Q1. 1問に使う秒数をすべて決めたほうがよいですか。
最初は、問題のまとまりごとに終了時刻を決める方法を勧めます。語彙問題でも、すぐに根拠が見つかる問題と、文脈を読み直す必要がある問題があります。長文では、本文を読む時間が複数の設問に関わるため、1問の秒数だけでは進み具合を捉えにくいこともあります。秒単位の練習は、1問に長く居続ける癖を確かめる目的で使うと扱いやすくなります。
たとえば短文の練習で45秒を試した後、意味がわからず止まったのか、決定を先延ばしにしたのかを見ます。その記録を、通し演習の12分の枠に戻して考えます。目標は秒数を守ることそのものではなく、必要な判断を行い、次の課題の時間も残すことです。
Q2. 読解が終わらなくても、作文へ移ってよいですか。
練習では、作文の枠を守るために切り替える方法を試してください。読解を全部終えるまで作文に移れないという決め方では、長文で迷うたびに書く時間が縮みます。切り替えた結果、何問保留が残り、作文がどこまで完成したかを見れば、その順序が自分に合うかを判断する材料になります。
ただし、どの問題を後にすれば得点が高くなるかを、一律には決められません。語彙、読解、作文の状態は人によって違います。保留が多すぎるなら読解の理解を補う学習も必要です。時間表の修正と、英語そのものの学習を並行して進めます。
Q3. 時間を計ると焦るので、制限なしの練習だけでもよいですか。
内容を理解するための制限なしの練習は大切です。そのうえで、短い課題から区切りを置く練習を足してください。最初から85分を通すのが負担なら、短文45秒、短い読解3分、作文の構想3分など、一部分で試せます。終了時には、できなかった量だけでなく、その時間でできた作業も書き出します。
慣れてきたら、読む、考える、書くという作業をつなげます。時間内の答案を保存した後は、制限なしで続きを解いて構いません。両方を比べると、英語の理解を増やす必要がある箇所と、取り組む手順を変える余地がある箇所を分けて考えられます。焦ったかどうかだけで練習の成否を決めず、次に再現できる動作を1つ選んでください。
次の演習では、1つの区切りから守ります
時間配分は、85分を細かく切れば完成するものではありません。どこで止まったかを残し、保留して進み、作文を最後まで書き、答案と時間を照らし合わせるところまでが練習です。まずは、読解を45分で区切る、要約の最後に3分残す、意見論述の理由を最初に2つ決める、のうち1つを次の課題で試してください。
うまくいかなかったときは、配分表全体を捨てる前に、予定と違った最初の場所を探します。単語を思い出す時間が足りなかったのか、根拠のない読み直しが増えたのかによって、次にすることは変わります。速さだけを追うより、時間内に残せた根拠と英文を増やす方向で調整しましょう。
本人の手が止まった1分には、次の練習を決める情報が含まれています。家庭と塾でその記録を共有できれば、「頑張ったのに終わらなかった」という感想から、どこをどう変えるかという相談へ進めます。時間配分の相談では、きれいな配分表より、消し跡の残る未完成の答案を大切にします。
参考文献
- 日本英語検定協会「2級の試験内容」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html
- 日本英語検定協会「2026年度第2回 一次試験問題冊子・2級」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2026-2-1ji_2kyu.pdf
- Gonthier・2023。Journal of Intelligence。時間制限が推論課題の取り組み方と正答率に及ぼす影響を扱う実験。 https://consensus.app/papers/details/f43e78bf2b4a542ba5d35875ee1f0ab4/
- Naujoksほか・2022。Metacognition and Learning。練習テストの回数、成績、理解度の見積もりの関連を扱う研究。 https://consensus.app/papers/details/4e8bd7ea2c7150aa8111a355e1f2fbf1/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。


