
武蔵野個別指導塾の特徴
英検2級合格までの3か月の計画|毎週の練習と立て直し方|武蔵野個別指導塾
英検2級を目指す3か月を12週に分け、単語・読解・要約・意見論述・聞く練習・面接を組み合わせます。週ごとの確認項目と、予定が崩れた週に残す課題まで具体的にわかります。

英検2級合格までの3か月の計画|毎週の練習と立て直し方
よくあるのは、塾の机で3か月分のカレンダーを広げ、最初の週には単語と長文をびっしり書けたのに、英作文と面接を書き込む場所がなくなるという場面です。「単語が終わったら書く練習に進もう」と考える気持ちは理解できます。ただ、その順番では、実際に書いて初めてわかる困りごとに出会う時期が遅くなります。要約で何を残すか迷うことと、意見の理由を英語で説明できないことは、単語を眺めるだけでは見つけにくい課題です。
英検2級の3か月計画では、最初からすべてを十分にできる必要はありません。大切なのは、読む・聞く・書く・話す作業を早い時期に一度ずつ試し、その結果を翌週の予定に反映させることです。予定表を埋めることよりも、前の週に止まった箇所を次の週に少し進めることを重視してください。
ここでは、3か月を学習上の12週に区切って考えます。暦の3か月と12週は完全には一致しないため、残る日は学校行事や仕事の予定による調整に使います。示す時間は家庭学習を組むための提案であり、必要な勉強時間や合格を保証する数値ではありません。現在の力と生活時間に合わせて、課題の量を変えながら使ってください。保護者の方も、毎日の実施時間だけでなく、翌日に何ができるようになったかを見ると、声のかけ方を選びやすくなります。
3か月で何を並行して育てるかを確かめます
試験の課題を予定表の項目に置き換えます
日本英語検定協会は、2級の目安を「高校卒業程度」としています。社会的な話題について、文章や話の展開を追い、概要・要点・詳細を理解して、自分の考えや情報を展開を考えながら伝えることが求められます。難しい単語を覚えることに加え、誰が何を主張し、その理由や問題点がどう続くかをつかむ練習が必要です。
一次試験のリーディング・ライティングは85分、リスニングは約25分です。リーディングには短文の語句空所補充17問、長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択8問があります。ライティングでは英文要約と意見論述をそれぞれ1問書きます。予定表に「英語」とだけ書くと、取りかかりやすい単語ばかりになりがちです。「段落の要点を取る」「要約を書き直す」と作業の名前まで書き分けます。
英文要約は45〜55語、意見論述は意見と理由2つを述べ、語数の目安は80〜100語です。意見論述のPOINTSは理由を考える際の参考となる観点で、それ以外の観点も使えます。3か月の初めから、短い英文を作る練習と、指定された長さに収める練習を分けて進めます。最初のうちは理由を1文だけ書く日があっても構いませんが、週のどこかでは答案全体を書く機会を確保してください。
リスニングは会話の内容一致選択15問と、物語文・説明文による内容一致選択15問で、放送はそれぞれ1回です。練習では聞き直して学べますが、進み具合を見るときは最初の1回で何をつかめたかを記録します。聞き直した後の理解と、初めて聞いたときの理解を同じ欄に書かないことが大切です。
二次試験は英語での面接で約7分です。音読、文章についての質問、3コマのイラストの展開説明、自分の意見などを答える課題があります。一次試験の準備中も、読んだ内容を1文で説明したり、書いた理由を声に出したりできます。面接のすべてを毎日練習する必要はありませんが、話す作業を3か月の後半まで空白にしないようにします。ここで組む12週は基礎から仕上げへ進む学習計画であり、一次試験と二次試験の実施間隔を表すものではありません。
研究から取り入れるのは、続け方と確かめ方です
単語は、その日に何回見たかだけで管理しないようにします。英単語の学習で1日あけた間隔練習が2週間後に有効だったという報告があります(Kimほか・2023)。対象は韓国の150名であり、この結果から英検2級の受験者全員に同じ復習間隔が最適だとまでは言えません。この記事の計画では、今日学んだ語を翌々日に確かめ、その後も週末に再確認する予定を置きます。この具体的な曜日の組み方は、研究結果を参考にした学習上の提案です。
聞く練習は、最後の月だけ急に増やすよりも、初めの週から継続する予定にします。リスニング指導のメタ分析では、指導全体の効果は小さく、期間が長いほど効果が大きいという結果が示されています(Chang・2022)。対象は32研究の2,797名であり、この結果だけで各受験者の必要日数や英検の得点上昇を予測することはできません。毎回長時間を確保するより、短い音声を聞いて意味を確かめる日を週の中に散らす方針として取り入れます。
書く練習には、答案を出す日だけでなく、直す日を入れます。英作文への訂正フィードバックには中程度の効果があり、それが長期にも持続するという報告があります(Brownほか・2023)。52研究を扱うベイズ的メタ分析であり、英検2級の要約や意見論述で何点伸びるかを直接示す結果ではありません。訂正を受け取って終えるのではなく、直した形を次の作文で使えるかまで確かめる予定にします。
この3本の研究は、12週の配分そのものを検証したものではありません。復習する日、聞く日、書き直す日を先に確保するという設計に生かします。予定が崩れた場合にも、これらをすべて消して新しい問題だけに置き換えないことが、計画を立て直す際の判断になります。

最初の週に、学習時間と止まる場所を記録します
始めに、1週間の中で確保しやすい時間を3種類に分けます。机に向かえる45分、短く区切れる15分、週末などのまとまった時間です。毎日同じ長さでなくて構いません。部活動のある日は15分、比較的早く帰る日は45分という形で、生活に置ける時間を先に決めます。睡眠や学校・仕事の予定を削る前提で量を増やすと、予定表の修正が毎日の負担になります。
45分の日は、単語の確認8分、読解または作文20分、聞く練習12分、記録5分を出発点にできます。これは試験の時間配分ではありません。作文が途中なら翌日の20分で続きを書き、別の日に全体を見直します。15分の日は、以前に間違えた単語5分、短い音声5分、英文を1つ書き直す作業5分に縮めます。新しい課題を多く進める日と、覚えた内容を保つ日を分けてよいのです。
第1週には、単語、読解、聞く課題、要約、意見論述、話す課題に一度ずつ触れます。最初から一式を連続して解く必要はありません。読解なら、答えを選んだ後に根拠となる文へ線を引きます。聞く課題なら、1回目の答えを残してから聞き直します。作文は辞書を使う前の答案を保存します。話す練習は短く録音し、止まった場所を確認します。
記録は「実施日・課題・止まった理由・次の行動」の4項目で十分です。「長文が苦手」では翌日の行動が決まりません。「逆接の後を読み落としたので、明日は接続表現の前後を1文ずつ言い換える」と書きます。正解でも根拠を説明できない問題は、復習に回してください。逆に、誤答の理由がわかり翌日に解き直せた問題は、前進として記録できます。
12週の計画は、毎週の成果物で確かめます
| 週 | 主な取り組み | 週末に残すもの |
|---|---|---|
| 第1週 | 各課題に触れ、使える時間を測ります | 止まった理由と翌週の優先課題です |
| 第2週 | 単語の再確認と段落の要点取りを始めます | 語の確認記録と段落ごとの1文メモです |
| 第3週 | 要約の情報選びと短い聞き直しを続けます | 要約の初稿と修正版です |
| 第4週 | 意見論述を全体まで書き、理由を点検します | 理由が2つある答案と月の振り返りです |
| 第5週 | 読解から要約へ、読む作業と書く作業をつなぎます | 残す情報を説明できる要約です |
| 第6週 | 会話と説明文の音声を分けて練習します | 1回目と聞き直し後の理解の記録です |
| 第7週 | 意見論述の訂正を次の答案に使います | 同じ誤りが残ったかを比べた答案です |
| 第8週 | 複数の課題を続けて解きます | 時間を使った箇所と次の調整案です |
| 第9週 | 初めて取り組む問題で時間内の解答を試します | 未完了の課題と止まった時刻の記録です |
| 第10週 | 第9週で見つかった課題を絞って練習します | 改善前後を比べられる解答です |
| 第11週 | 試験の時間を意識して再確認します | 当日の解く順番と見直す項目です |
| 第12週 | 復習と生活時間の調整を中心にします | 持ち直した課題と残る確認事項です |
最初の4週は、課題を小さくして全体に触れます
単語と読解だけで最初の月を埋めないようにします。たとえば月曜日は単語と段落の要点取り、火曜日は聞く練習と意見の理由1つ、水曜日は単語の再確認と要約、木曜日は短い音声と声に出す練習、金曜日は作文の続きと見直しにします。土曜日はその週に残った課題を1つ終え、日曜日は記録を見て翌週の量を決めます。休む日が必要なら、土曜日に残りをすべて詰めるのではなく、新しく始める課題を減らします。
この月の確認点は、難しい問題を速く解けることだけではありません。要約に自分の意見を加えていないか、意見論述で理由を2つ区別できるか、聞いた会話の結論をつかめるかを見ます。単語は英語を見て意味を言う確認と、日本語の意味から短い英文の空所を埋める確認を分けます。片方ができても、もう片方で止まる語は別に印を付けます。
中盤の4週は、前の練習を次の課題に使います
第5週以降は、読む作業を読み終わりで止めないようにします。段落の要点メモを見て要約を書き、文章中の理由の述べ方を参考にして別の内容で意見を述べます。ただし、元の文章の主張と自分の意見は欄を分けてください。要約では元の文章にある情報を保ち、意見論述では自分が説明できる理由を選びます。
聞く練習では、会話なら「最終的に何をするか」、説明文なら「何について、どのような説明をしたか」を書きます。両方を同じ週に扱い、どちらで止まりやすいかを記録します。聞けなかった部分を文字で読んでも意味が取れないなら、単語や文の組み立てを確認します。文字なら理解できるなら、音声と文字を対応させてから再度聞きます。
第8週には、読解と作文を続けて取り組む時間を作ります。単独ならできる課題でも、続けると後半で見直しが抜けることがあります。終了時刻だけでなく、要約を書き始めた時刻や見直しに入った時刻を記録してください。ここで遅かった箇所を確かめると、最後の月に何を短くするかが具体的になります。
最後の4週は、解ける内容を時間内に出します
第9週と第11週には、必要な時間が確保できる日に、リーディング・ライティングを85分で取り組む機会を設けます。リスニングも約25分という試験時間を意識し、通して取り組む練習を入れます。連続した時間が取れない場合は、分割して取り組んだと記録し、通して解いた結果と区別します。途中で辞書を引いた結果も、辞書なしの結果と分けます。
第10週は第9週の結果から、時間を失った原因を絞ります。知らない語のある文を何度も読み返したのか、作文の理由を決めるのに迷ったのかで、練習は変わります。理由を決めるのが遅い場合は、全文を書く前に日本語で「立場・理由1・理由2」だけを決める短い練習をします。読み戻りが多い場合は、段落ごとの要点を書いてから設問の根拠を探します。
第12週は、すべての苦手を一度に変えようとせず、すでに直した内容の再確認を優先します。作文なら繰り返した誤り、読解なら根拠を取り違えた箇所、聞く課題なら最後の発言を落とした箇所を見直します。面接に向けた短い発話も続けます。受験日や申込期間の具体は、日本英語検定協会の最新の案内で確かめてください。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

予定表にそのまま置ける5つの練習です
練習1は、単語を文の中で確かめます
8分を用意し、最初の2分で以前学んだ語の意味を答えます。次の4分は次の英文の空所に入る語を選び、最後の2分で文全体の意味を説明します。
The town plans to ( ) food waste by encouraging shops to sell smaller portions.
選択肢は reduce / borrow / invite / repair です。
解答は reduce です。「店が少なめの量で売ることを促し、町が食品廃棄を減らそうとしている」という意味になります。単に正しい語を選ぶだけでなく、by以下がどのような方法を示しているかも確認してください。翌々日には選択肢を隠して空所を埋め、週末には文全体の意味を再び説明します。語の意味が出なかったのか、文の関係が取れなかったのかを分けて記録します。
練習2は、読解の根拠を短い文章でつかみます
10分を取り、最初の3分で読み、次の3分で問いに答え、残りの4分で答えの根拠を確認します。
A local museum began offering free evening tours. The staff expected more office workers to visit, but most new visitors were families. As a result, the museum decided to add activities that parents and children could enjoy together.
問いは「博物館が親子で楽しめる活動を加えることにしたのはなぜですか」です。英語で短く答えるなら、次のように書けます。
Because most new visitors were families.
自分で確かめるときは、職員が予想した来館者と、実際に増えた来館者を別々に丸で囲みます。office workersを理由にしていたら、予想と結果が入れ替わっています。第2週では日本語で答えても構いません。第5週以降には英文で答え、Because以下が問いへの理由になっているかを確認します。
練習3は、聞いて決定の変更をつかみます
12分を取り、次の会話を端末の読み上げ機能などで音声にして、画面を見ずに聞きます。自分で入力した文をすぐに聞くと内容を覚えているため、翌日に聞く方法も使えます。本番の初見音声への対応を見る場合は、内容を知らない音声で別に確かめてください。
A: Shall we meet at the library at six?
B: I have to help my brother then. Could we meet an hour later?
A: Sure. I will wait near the entrance.
問いは「2人は何時に会いますか」です。解答は次の通りです。
They will meet at seven.
最初の3分で1回聞いて答えを書き、次の5分で会話文を見ながら意味を確認し、最後の4分でもう一度聞いて答えます。sixが聞こえたことだけで答えを決めず、an hour laterによる変更を確認します。1回目に正解したかと、変更の理由まで理解できたかを別々に記録してください。中盤以降は、会話だけでなく説明文でも「最初の話題」と「最後に述べた内容」を分けてメモします。
練習4は、要約に残す情報を選びます
20分を用意し、読む作業5分、情報を選ぶ作業5分、書く作業7分、確認3分に分けます。次の英文を読み、内容を45〜55語の英語でまとめてください。
Some schools are turning unused land into vegetable gardens. Students grow vegetables during science lessons and sometimes use them in school meals. Teachers say that working in these gardens helps students understand where their food comes from. Students also learn to share tasks with classmates. However, the gardens need water and care even during school holidays. This creates extra work for teachers. To solve this problem, some schools ask local residents to help. These volunteers look after the plants when students are away, allowing the schools to keep their gardens throughout the year.
解答例は48語です。
Some schools use gardens to teach students about food and cooperation. However, maintaining the gardens during holidays creates extra work for teachers. To deal with this difficulty, some schools receive help from local residents, who care for the plants while students are away and keep the gardens growing.
確認するのは「活動と利点」「休日の管理という問題」「地域の人による協力」が残っているかです。自分の感想や、元の文章にない効果を加えていないかも見ます。長すぎたら、同じ情報を重ねた部分を探します。短すぎたら、単語を飾る前に大切な内容が抜けていないかを確認してください。翌日は解答例を閉じ、前日に選んだ情報のメモだけを見て書き直します。
練習5は、意見と理由2つを全体に組み立てます
練習課題は「学校は、生徒が地域のボランティア活動に参加するよう勧めるべきですか」です。意見と理由2つを含め、80〜100語を目安に書いてください。25分を取り、理由を選ぶ作業5分、書く作業15分、見直し5分に分けます。
解答例は90語です。
I think schools should encourage students to volunteer in their communities. First, volunteering helps students understand local problems. For example, helping at a food bank can teach them that some families need support. This experience may encourage them to think more carefully about society. Second, students can develop useful skills by working with people of different ages. They have to listen, explain ideas, and complete tasks together. Schools should offer several activities so that students can choose something that interests them. This would make volunteering a valuable part of education.
見直しでは、最初に立場を述べたか、理由2つが別の内容か、具体的な説明が理由を支えているかを確認します。この答案では、地域の問題を理解することと、異なる年齢の人との活動で技能を育てることを分けています。その後で主語と動詞、単数と複数、語数を見ます。内容を点検する前に細かい綴りだけを直して終えないようにしてください。
話す練習にもつなげる日は、次の2文を出発点にして、画面を見ずに声に出します。
I think volunteering is useful. Students can learn about problems in their community.
3分で一度録音し、5分で聞き直しと修正を行い、最後の2分でもう一度話します。長い作文をそのまま暗唱することより、立場と理由を聞き手に伝えられるかを確かめます。面接に向けては別にイラストの説明も練習し、人物が何をして、その後どうなったかを順に述べます。
遅れた週は、新しい量より復習の流れを調整します
予定の半分しかできなかった週に、翌週の課題を単純に倍にする必要はありません。まず、できなかった理由を「時間が取れなかった」「難しくて進まなかった」「何をするか曖昧だった」に分けます。時間が原因なら新しい問題を減らし、15分の日を中心に組み直します。難しさが原因なら、文章全体の要約から1段落の要点取りへ戻します。曖昧さが原因なら「英作文」ではなく「昨日の答案の理由2つを確認する」と書き換えます。
残す課題は、以前学んだ語を確かめること、短い音声に触れること、書いた英文を1か所でも直すことを基本にします。ただし、本人が最も止まっている部分に応じて比重を変えてください。たとえば要約にまだ一度も取り組めていないなら、新しい単語の量を減らして要約の初稿を書く時間を作ります。予定を守った日数より、未着手の課題を減らしたかを確認します。
週末の振り返りは15分に区切ります。最初の5分で記録を読み、次の5分で来週優先する課題を1つ選び、最後の5分で具体的な曜日に置きます。「もっと頑張る」では予定は変わりません。「火曜日の20分は要約の書き直しに使う」と決めれば、その時間に何を開くかまでわかります。
個別指導では、予定の修正理由を共有します
武蔵野個別指導塾で3か月の学習を相談する際は、正答数だけでなく、解きかけの答案と1週間の記録を持ってきてください。何も書けなかった課題も手がかりになります。要約の最初の1文で止まったのか、情報を選べずに止まったのか、英文にできずに止まったのかで、次に扱う内容が変わるためです。きれいに清書した答案だけでは、この違いが見えにくくなります。
塾が担うのは、誤りの場所と理由を本人と確かめ、練習の大きさを調整し、次に何を自分で確かめるかを明確にすることです。作文なら、直した英文を渡すだけでなく、なぜその形になるかを確認し、その場で別の内容の文を作ってもらいます。読解なら、正解の番号を覚える前に根拠の文を説明してもらいます。聞く課題なら、音声だけで理解した範囲と、文字を見て理解した範囲を分けます。
よくあるのは、授業終わりの机で答案を2枚並べると、新しい作文では前回直した動詞の形が使えている一方、理由の説明が短くなっているという場面です。この場合は「作文が伸びた」「まだ苦手」と一括りにせず、動詞の形は保ち、次の週は理由を具体的にする練習を増やします。複数の面を分けて見ると、本人も直す場所を選びやすくなります。
本人にお願いしたいのは、取り組む前の答案や1回目の答えを消さずに残すことと、予定通りにできなかった日をそのまま伝えることです。学習時間を長く見せるための記録は必要ありません。15分で何をしたかがわかる方が、次の計画を作る材料になります。わからなかった箇所には、自分なりの理由を一言添えてください。「単語は読めたが、誰の意見か迷った」という記録でも十分です。
家庭が持つ役割は、お子さまの答案をすべて採点することではありません。取り組める時間帯や静かな場所を確保し、学校行事などで予定が変わる週を早めに共有していただくと、課題の量を調整しやすくなります。声をかける際も「何時間やったの」だけでなく、「今週はどの答案を書き直す予定なの」と具体的な作業に触れてください。成人の受験者であれば、勤務や家庭の予定を踏まえて同じ調整を行います。
進み具合は、週ごとに「一人でできた」「手がかりがあればできた」「次に確認する」の3つで見えるようにします。要約なら情報選び、英文への書き換え、語数内への調整を分けます。聞く練習なら話題の把握と詳細の把握を分けます。月末には、最初の答案と現在の答案を比べ、何が変わり、翌月はどこに時間を移すかを本人と共有します。3か月の計画は、最初に渡した予定表を最後まで守らせるためのものではなく、学習の結果を次の練習に反映するために使います。
3か月の計画で迷いやすいことです
Q1. 3か月あれば、今の力に関係なく合格できますか。
3か月という期間だけでは判断できません。読める文章の範囲、聞いて理解できる内容、書く課題への経験、確保できる時間が異なるためです。まず第1週に各課題へ触れ、何ができて何に時間がかかるかを確かめます。単語を見て意味はわかっても、文章の要点が取れない場合には読解の練習が必要です。理由は思いついても英文にできない場合には短い文から書く練習が必要です。3か月後の合格を約束するより、第4週に要約を最後まで書けたか、第8週に複数の課題を続けて解けたかを見て、計画を修正してください。必要であれば受験時期も学習状況に合わせて検討します。
Q2. 平日は15分しか取れません。週末にまとめればよいですか。
週末のまとまった時間は、読解と作文を続けて解く練習に使えます。ただ、平日の15分も、単語の再確認、短い音声、答案の書き直しに使う価値があります。週末だけにすべてを集めると、覚えた語を確かめる日や、訂正後にもう一度書く日を置きにくくなります。平日は3種類の作業を少しずつ行うか、曜日で主な課題を分けてください。週末には全課題を詰め込まず、まとまった時間が必要な課題を優先します。15分が続いた週の結果を見て、未着手の課題が残るなら新しい量を減らすか、計画の期間を見直します。
Q3. 練習した問題なら正解できるので、次々に新しい問題へ進んでよいですか。
同じ問題で正解できることは、復習の成果として記録できます。ただし、答えを覚えていることと、新しい文章でも根拠を見つけられることは分けて確かめます。読解では正解の番号を隠し、根拠の文と他の選択肢が違う理由を説明してください。作文では前の訂正を見ずに別の話題で書き、同じ形を使えるかを見ます。リスニングでは覚えている音声の聞き直しに加え、初めて聞く音声での理解も確認します。第9週以降の時間を計る練習には、可能な範囲で初めて取り組む問題を使い、復習用の結果とは別に残すと、次の課題を選びやすくなります。
3か月後のために、今週の修正を残します
3か月計画で先に決めたいのは、毎日こなす大量の課題ではなく、学んだことをいつ確かめ直すかです。単語を再確認する日、聞けなかった箇所を調べる日、作文を書き直す日があると、最初の取り組みを次の練習につなげられます。できた作業だけでなく、止まった理由も記録してください。それが翌週の時間の使い方を決める材料になります。
まずは今日、カレンダーに確保できる時間を書き、最初の1週間に各課題を一度ずつ置いてみてください。週末には、一番時間がかかった課題を1つ選び、翌週のどこで扱うかを決めます。保護者の方は、予定を埋めた量よりも、前の週から何を変えたかを一緒に見ていただくとよいでしょう。3か月の予定表は、宿題を埋めた数より、書き直した答案1枚を根拠に組み替えます。
参考文献
- 日本英語検定協会「2級の試験内容・過去問」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
- 日本英語検定協会「2級の試験内容」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html
- 日本英語検定協会「2026年度第2回 一次試験 問題冊子 2級」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2026-2-1ji_2kyu.pdf
- Kimほか・2023。Modern Language Journal。英単語の間隔練習に関する研究。https://consensus.app/papers/details/043fef7f3eb85c0e8320d1755c25b1a9/
- Chang・2022。International Journal of Listening。リスニング指導に関するメタ分析。https://consensus.app/papers/details/c57c1353f38e5995bd6e11e14ed13759/
- Brownほか・2023。Language Teaching Research。英作文への訂正フィードバックに関するベイズ的メタ分析。https://consensus.app/papers/details/eb6b8dc2c02d5671a136fee6971ff1d3/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

