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英検準2級の一次試験の時間配分—長文と作文に時間を残す|武蔵野個別指導塾
80分を区切る練習用の配分案と、長文で止まったときの判断、作文2題を仕上げる手順を紹介します。時間の記録から自分に合う配分へ直す方法もわかります。

英検準2級の一次試験の時間配分—長文と作文に時間を残す
よくあるのは、放課後の図書室で時間を計って問題を解き、長文の途中で時計を見たら、まだ手をつけていない作文が2題あると気づく場面です。最初の単語問題では、もう少し考えれば思い出せそうな気がします。長文では、わからない文を読み直すたびに少しずつ時間が過ぎます。最後に作文を急いで書くことになり、練習では書けていた理由まで思いつかなくなります。
このとき、「もっと速く読もう」だけで次の練習に入ると、どこで時間を使い過ぎたのかが残りません。必要なのは、すべての問題を同じ速さで解くことではなく、長文を読む時間と、2題の英文を書く時間を先に確保することです。そのうえで、迷った問題をいったん離れる条件を決めます。
英検準2級を受ける方の中には、読むことは得意でも書き出しに時間がかかる方も、作文はまとまるのに単語の選択で迷う方もいます。小学生でも高校生でも社会人でも、年齢だけで配分を決める必要はありません。まず自分が使った時間を確かめ、次の練習で変える箇所を1つ選びましょう。保護者の方も、解き終えたかどうかに加えて「作文を何分残して始められたか」を見ると、支援する点を具体的にできます。
80分の中で守りたいのは、読む時間と書き終える時間です
リーディングとライティングは同じ80分で取り組みます
準2級の一次試験は、リーディング・ライティングが80分、リスニングが約25分です。リスニングの時間を長文や作文の予備として考えず、読む問題と書く問題は80分の中で仕上げる計画にします。ここでは、紙の問題を解く練習を想定して、開始から何分たったかを目安に整理します。実際の試験では、その場の指示に従ってください。
リーディングには、短文の語句空所補充15問、会話文の空所補充5問、長文の語句空所補充2問、長文の内容一致選択7問があります。ライティングはEメールへの返信1題と、質問に対する意見論述1題です。長文は本文を読む作業を複数の設問で共有する一方、作文は内容を決め、英文にし、読み返す作業が必要です。問題数だけを見て時間を均等に割ると、こうした作業の違いを扱えません。
2026年度第2回の問題冊子では、Eメールは下線部の特徴を問う具体的な質問を2つ入れ、40語から50語を目安に返信します。意見論述は質問に対する意見と理由2つを、50語から60語を目安に書きます。作文に着手したというだけでは十分ではありません。質問や理由の数、内容とのつながりまで確かめる時間を含めて用意します。
このあと示す各区分の分数は、公式に決められた配分ではありません。初回の練習で試し、読み終えた量や作文の完成状況から調整するための提案です。「この配分なら合格できる」と考えるのではなく、「どの作業が収まらなかったかを見つけられる配分」として使ってください。
急ぐことと、無駄な停滞を減らすことを分けます
時計を見るたびに焦り、最初から英文を飛ばし読みする方法は勧めません。推論課題の実験では、緩やかな時間制限でも解き始めから急ぎ過ぎる様子が見られ、解答への自信や方略の使用、正答率にも低下が見られました(Gonthier・2023)。対象は推論課題の実験参加者であり、英検準2級の読解や作文を直接調べた結果ではないため、特定の分数の正しさを示す研究としては使えません。
ここから練習に取り入れたいのは、時計の存在だけで速度を上げようとせず、切り替える条件を具体化することです。たとえば、長文の設問を読み、根拠になりそうな段落を探し、選択肢と照合する作業には時間を使います。一方、同じ2つの選択肢を見比べるだけで判断材料が増えていないなら、いったん区切る候補になります。
「考えるのをやめる」のではなく、「次に調べる場所があるか」を確かめます。本文の別の段落に根拠がありそうなら、そこを読んで判断します。単語の意味を思い出そうとするだけで止まっているなら、文の前後で選べないかを試し、それでも決まらなければ後で戻る候補にします。この区別を練習中に言葉にしておくと、本番の判断を用意できます。
設問の先読みも、時間記録も試して確かめます
制限時間内に記述式の読解問題を解いた大学生は、先に設問を確かめてから本文中の情報を探す読み方で、解答の正確さと速さの両方に利点を示しました(Yeariほか・2021)。対象は大学生の記述式読解テストであり、準2級の選択式長文でも同じ効果になるとは限りません。そのため、先読みは必須の決まりではなく、探す情報を絞るために試す方法と位置づけます。
具体的には、設問から「理由」「場所」「予定の変更」のどれを尋ねているかをつかみ、その情報を本文で探します。ただし、同じ単語が見つかっただけで答えを決めないようにします。否定、時刻、人物の違いがないかを前後の文で確認するところまでが1組の作業です。
また、大学生を調べた研究では、練習テストを多く受けた人ほど本試験の成績がよく、自分がどれほど理解しているかという判断も実際の理解度に近い傾向がありました(Naujoksほか・2022)。対象は201名と111名の大学生の集団であり、この関連から、準2級の練習回数を増やせば必ず時間不足が解消するとまでは言えません。この記事では、練習後に実際の時間と自分の予想を照らし合わせる手順を提案します。
「長文に時間がかかった気がする」と「予定の20分に対して26分かかった」は、次の行動へのつながり方が違います。後者なら、本文を読む段階と選択肢を比べる段階のどちらを調べるか決められます。感覚を否定するためではなく、練習の変更点を小さくするために数字を残します。

最初に試す配分と、遅れたときの戻し方です
区切りは終了予定の時点で覚えます
最初の通し練習では、次の配分を試してください。合計80分で、最後の5分を全体の確認に残します。各区分の中にも短い見直しを含め、最後にまとめて直すことを前提にしない配分です。
| 取り組む内容 | 使う時間 | 開始からの終了目安 |
|---|---|---|
| 短文の語句空所補充 | 15分 | 15分 |
| 会話文の空所補充 | 5分 | 20分 |
| 長文の語句空所補充 | 10分 | 30分 |
| 長文の内容一致選択 | 20分 | 50分 |
| Eメールへの返信 | 12分 | 62分 |
| 意見論述 | 13分 | 75分 |
| 作文・解答欄の確認 | 5分 | 80分 |
時計は、練習では各区分を終えたところで確認します。1問ごとに何度も見て読む作業を中断するより、区分の終わりに予定との差を記録します。長文のように区分が長い場合は、途中でも一度確認する時点を自分で決めてください。
終了目安を過ぎても残っている問題がある場合は、未処理の場所を把握し、作文開始の時点を守れるか考えます。50分で作文を始める計画なら、47分で長文が残っているときに、本文全体をもう一度最初から訳し直すことは避けます。根拠の位置がわかっている設問から処理し、戻る必要がある問題の番号を練習用紙に控えます。
たとえば、長文の内容一致が54分までかかったとします。そこで作文も予定どおり25分使うと、終了は79分になり、最後の確認がほとんど残りません。練習では、この遅れを記録してから、作文の構想を短くできるか、長文の再読を減らせるかを検討します。次回は短文で2分、長文で2分を確保するなど、実際に余裕があった区分から調整します。作文の必要な質問や理由を減らして時間を合わせてはいけません。
作文を後半まで残すと手が止まる方は、練習で順番を変えて比べる方法もあります。ただし、順番を変えるだけで時間が生まれるわけではありません。2題を書き終えた時点で何分残ったか、長文の正答や読み残しがどう変わったかを比べ、両方を見て判断します。
短文は「もう一度考える目的」があるかを確かめます
次の短い課題を、選択の理由まで含めて練習してください。英文はこの記事のために作成しています。
Please return the book by Friday because another student needs it on Monday.
問いは「金曜日までに本を返すのはなぜですか」です。解答は「別の生徒が月曜日に必要としているからです」です。by Fridayは返却の期限、on Mondayは別の生徒が必要とする日を表します。曜日が2つ出てきたときに、目立つ方だけを選ばず、何の日なのかを分けてください。
まず1分以内で意味を取り、次の1分でbecauseの後ろを根拠として説明します。最後の1分で英文を隠し、期限と理由を日本語で言い直します。この3分は基礎練習用の区切りです。実際の短文問題すべてに同じ時間をかけるという意味ではありません。
自分で確かめる点は、答えが合ったかだけではありません。期限を尋ねられた場合と理由を尋ねられた場合で、答える情報を変えられるかも見ます。単語の意味が取れなかったのか、問いを読み違えたのかを区別できれば、次に使う時間を決められます。
長文は探す情報を先に1つ決めます
次の文章では、先に「クラブの参加者はどこに集まりますか」という問いを読みます。
Our science club will visit a park this Saturday. We planned to meet at the school gate, but some students will come by train. Please meet in front of the station at nine. Bring a notebook because we will draw the plants we find.
解答は「駅の前です」です。学校の門は最初の予定で、butの後で集合場所が変わっています。予定の変更を読み落としていないか、school gateとstationのどちらが最終的な案内かを本文に戻って確かめます。続けて「なぜノートを持っていきますか」と問いを変えると、解答は「見つけた植物を描くためです」になります。
練習では、設問の確認に30秒、本文を読んで答えを決める作業に2分、根拠を説明する作業に1分30秒を使い、合計4分で取り組みます。読み終えるのが早ければ、制限いっぱいまで繰り返し読む必要はありません。答えを支える文を指させる状態になったら終了し、実際の時間を記録します。
ここでの自己確認は3つです。何を尋ねているかを最初に言えたか、変更前の情報を選ばなかったか、根拠を本文から示せたかです。全文を日本語にできても、この3つが曖昧なら設問を解く練習が必要です。反対に、答えは出ても根拠が示せない場合は、偶然の正解として扱い、読み直す場所を確かめてください。
この短い文章でできた手順を、まとまりのある長文へ移します。設問を全部暗記しようとせず、探す内容を短く押さえます。「日時の変更」「参加する理由」のように区別できれば十分です。本文の中で答えが見つからないときは、同じ場所を読み続ける前に、問われた人物や出来事を取り違えていないか確認します。
Eメールは質問2つを先に用意します
12分のうち、最初の2分で相手の話題と質問する対象をつかみ、次の8分で英文を書き、最後の2分で確認する練習をします。次のメールを読み、a new cooking classの特徴を問う具体的な質問を2つ入れて返信してください。練習では、この語句を下線部として扱います。
I joined a new cooking class last week. I am looking forward to going there again. Would you like to hear more about it?
書き出す前に、「何の料理を作れるか」「1回の授業はどれくらいか」の2つを決めます。「楽しそう」「私も料理が好き」という感想ばかりを先に増やすと、最後に質問を足すための書き直しが必要になります。
Your new cooking class sounds interesting. What kinds of dishes can you learn to make there? How long does each lesson last? I enjoy cooking with my family, so I would like to know more about the class. Please tell me about it.
この返信は43語です。料理の種類と授業の長さを尋ねる質問があり、どちらも料理教室の特徴につながっています。相手の話題を受ける文、質問2つ、自分の関心を伝える文の順になっています。難しい表現を増やす前に、求められた質問が読んだ相手に伝わるかを見ます。
2分の確認では、まず疑問文が2つあるかを数え、次に両方が同じことを尋ねていないかを読みます。そのあと、doesの後の動詞が原形か、複数のdishesに合う表現になっているかを確かめます。最初から全文を飾り直す時間にせず、必要条件と直せる誤りの確認に使ってください。
書く時間が8分を超えたときは、どこで止まったかを残します。質問の内容が決まらなかったなら、日本語で質問を2つ出す練習をします。内容は決まったのに英文が出なかったなら、What kinds of dishes can you learn to make there?のような疑問文を、意味を理解して書き直します。全文を丸暗記するだけで別の話題へ移らない状態を避けます。
意見論述は理由を2つ決めてから英文にします
13分を、構想2分、執筆9分、確認2分に分けて練習します。問いは次のとおりです。
Do you think students should make a study plan every week?
賛成か反対かを選ぶ際に、立派な主張を探し続ける必要はありません。自分が英語で説明できる理由を2つ用意します。ここでは「何から勉強するか決められる」「休む時間も取れる」を選びます。どちらも、毎週計画を立てることの利点として説明できるか確認してから書きます。
I think students should make a study plan every week. First, a plan helps them decide what to study each day. They can spend more time on difficult subjects. Second, they can make time for rest. If they finish their work early, they can enjoy their hobbies without worrying about homework.
この解答は51語です。最初に意見を示し、学習内容を決めることと休む時間を確保することを理由にしています。最後の文は2つ目の理由を具体化しています。理由を2つ書いたつもりでも、どちらも「勉強に役立つ」だけになっていないか、自分の日本語のメモと照らし合わせてください。
確認の2分では、問いのevery weekに対応した意見になっているか、理由が2つあるか、主語と動詞が合っているかを順に見ます。表現を難しくするための書き換えは後回しです。とくに最終段階では、1文を長く足した結果、別の誤りを増やしていないかに気をつけます。
もう1つの練習として、同じ問いで反対の理由を日本語で2つ考えてください。「予定が急に変わることがある」「毎日必要なことを見て決めたい」など、別々の説明になるかを見ます。この段階では英文の完成を急がず、2分で理由を出せるか確かめます。構想にかかる時間と英文を書く時間を分けておくと、どちらを練習すればよいかが見えてきます。
最後の5分で確認する順番も決めておきます
残り5分になったら、まず作文の必要条件を見ます。Eメールの具体的な質問2つ、意見論述の意見と理由2つを確認します。次に、解答欄の空きや番号の対応を確認します。そのあとで、文法上の明らかな誤りや、戻ると決めた問題を見ます。練習では、自分に多い失敗に応じて、この順番を調整してください。
戻る問題は、残り時間で根拠を確かめられるものを優先します。意味をまったく思い出せない単語より、「本文のあの段落を読めば決められる」と位置が絞れている問題の方が、次の作業が明確です。見直しで答えを変えるときは、新しく見つけた根拠を言えるか確かめます。不安になっただけで変更する癖があるなら、練習後に変更前後を比べます。
一人で練習するときは、終了後に「予定との差」「止まった作業」「次回変えること」を1行ずつ書いてください。たとえば「内容一致が4分超過」「変更前後の場所を何度も読んだ」「次回は設問の人物と場所を先に確認する」と残します。反省を長く書く必要はありません。次回の開始前に読んで行動を変えられる記録にします。
個別指導では、時間が増えた場所を一緒に調べます
時間不足の相談では、解答の正誤だけでなく、途中の経過を扱う必要があります。武蔵野個別指導塾でこの課題を扱う際は、本人が記録した区分ごとの時間と、実際に書いた答案を照らし合わせます。長文が遅いという相談でも、本文の語彙で止まる場合、設問の意味を取り違える場合、正解を選んだあとも何度も確認する場合では、練習を変える必要があるからです。
よくあるのは、個別指導の机でタイマーの記録を見せながら「作文に時間がかかりました」と話し、答案を見直すと、英文を書いていた時間よりも理由を選んでいた時間が長かったと気づく場面です。そこで筆記の速度だけを上げようとしても、困っている箇所には届きません。最初の2分のメモを見れば、理由が出ていなかったのか、候補が多過ぎて決まらなかったのかを分けられます。
塾が担うのは、練習の条件をそろえ、止まった作業を特定し、その作業に合う課題へ落とし込むことです。たとえば、長文の正答は安定していて再確認だけが長いなら、根拠を1か所示して次へ進む練習を組みます。語彙が取れずに内容を誤解しているなら、時間制限を厳しくする前に、その語を文の中で読み取れるようにします。作文では、理由の重複と文法の誤りを分けて返し、1回の書き直しで扱う点を絞ります。
本人に持ってもらいたいのは、実際の時間をそのまま残すことと、途中で何を考えていたかを短く伝えることです。予定を守れなかった記録も必要です。間に合ったように見せるために未完成の答案を急いで埋めるより、どこまでできたかがわかる方が、次の練習を決められます。家庭学習では、区分ごとの練習と80分の通し練習を目的に応じて使い分けます。毎回すべてを解かなくても、質問2つを作る練習なら短い時間で取り組めます。
家庭にお願いしたいのは、勉強中に何度も残り時間を告げることではなく、本人が決めた練習時間を確保し、終わったあとで記録を見られるようにすることです。お子さまには「なぜ遅いの」と尋ねるより、「今日は作文を始めた時点で何分残っていたの」と聞く方が、事実を共有しやすくなります。成人の受験者の方は、同じ問いを自分の記録に向けてください。
進み具合は、終了時刻だけで判断しません。「作文2題が必要な内容を含んでいるか」「長文の答えに根拠を示せるか」「最後に確認時間が残ったか」を並べて見ます。80分で終わっても、読み飛ばしで誤答が増えたなら配分を見直します。逆に、まだ数分超過していても、構想がまとまり、根拠を探す場所が定まったなら、次に短くする作業が見えています。時間と答案の質を同じ記録で扱い、単に速くなったことだけを成果にしないようにします。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

時間配分で迷いやすい3つの疑問です
Q1. 最初の短文を全部正解するまで考えた方がよいですか
A. 長文や作文に必要な時間も含めて考えてください。短文で迷った1問に数分を使った結果、作文の理由を1つ書けなくなるなら、その配分は見直す必要があります。ただし、最初から短文を雑に読むという意味ではありません。主語と動詞、空所の前後を読んで、選択肢を絞るための材料を集めます。
もう一度読めば新しい手がかりが得られるのか、同じ候補を眺めているだけなのかを判断します。後者になった問題は戻る候補にし、区分の終了目安を意識して次へ進みます。練習後は、その場で長く考えて正解できた問題と、考えても決まらなかった問題を分けます。滞在時間だけを一律に短くするのではなく、時間を使う価値があった作業を残してください。
Q2. 作文を先に書けば、時間不足は解決しますか
A. 作文の時間を確保しやすくなる可能性はありますが、読む問題の時間が減ることもあります。順番だけで解決したと決めず、通し練習で両方の完成状況を比べてください。作文を先にした日に長文が大きく残ったなら、作文の構想や書き直しに時間を使い過ぎていないかを調べます。
比較するときは、違う問題を使ったことによる難しさの差も考えます。1回の結果だけで順番を固定せず、何回かの記録から、作文を始める時刻と長文を読み切れる時刻を見ます。本人にとって、着手しやすく、全体を確認する余裕も残る順番を選んでください。得意な方から始めるという説明だけで終わらせず、80分全体に収まったかを確かめます。
Q3. 家で間に合わないなら、毎回もっと短い制限で練習すべきですか
A. まず、時間が延びる理由を分ける方がよいです。知らない語が多い、疑問文が作れない、理由が2つ出ないという状態では、制限を短くしても必要な知識や表現が用意されるわけではありません。時間を外して内容を理解する練習と、理解した手順を時間内に行う練習を分けます。
たとえば、Eメールの質問が出ない日は、料理教室、図書館の活動、スポーツ教室について、日本語で特徴を問う質問を2つずつ考えます。その後、書ける英語へ直し、別の日に12分で返信を完成させます。時間内にできたかに加え、前回と同じ箇所で止まったかも記録してください。時計を厳しくする前に、止まった作業を練習で解消することを優先します。
次の練習では、作文を始める時点を記録してください
時間配分の改善は、きれいな計画表を作るだけでは終わりません。まず80分を区切って取り組み、各区分の終了時点を記録します。予定から遅れたときには、自分を責める代わりに、語彙、根拠探し、構想、英文を書く作業のどこで止まったかを確かめてください。次に変えるのは、その中の1つで十分です。
長文では、必要な情報を探し、答えの根拠を示して次へ進むことを目指します。作文では、質問2つ、意見と理由2つを先に用意し、最後に確認する時間を残します。速さだけを追わず、必要な内容を保ったまま終えられるかを見てください。
次の練習が終わったら、「作文を何分残して始めたか」と「2題に必要な内容を書けたか」を並べて記録しましょう。その2つがあれば、次の配分を具体的に相談できます。武蔵境で学習の進め方を相談したい方も、完成した答案だけでなく、途中で止まった答案と時間のメモをお持ちください。作文の最後の1文を書き切るために、答案に残った空白から時間配分を組み直します。
参考文献
- 日本英語検定協会「準2級の試験内容」。一次試験の時間・出題形式・問題数。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/solutions.html
- 日本英語検定協会「2026年度第2回 一次試験 準2級 問題冊子」。Eメールと英作文の指示・語数の目安。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2026-2-1ji_p2kyu.pdf
- Gonthier・2023。 Journal of Intelligence。推論課題での時間制限に関する実験。https://consensus.app/papers/details/f43e78bf2b4a542ba5d35875ee1f0ab4/
- Yeariほか・2021。 Reading Research Quarterly。大学生の時間制限下の読解テストに関する研究。https://consensus.app/papers/details/b02a24c3e8db527d8474eddb7d3c960b/
- Naujoksほか・2022。 Metacognition and Learning。大学生の練習テストと成績・理解度の見積もりに関する研究。https://consensus.app/papers/details/4e8bd7ea2c7150aa8111a355e1f2fbf1/
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