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英検準2級の過去問の使い方: 時間配分を体に入れる練習|武蔵野個別指導塾

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過去問を解いた後に何を記録し、どう解き直すかを解説します。80分の練習配分、時間切れの原因の分け方、英文の練習を通して、自分に合う進め方を確かめられます。

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英検準2級の過去問の使い方: 時間配分を体に入れる練習

よくあるのは、日曜の午後、家の机で英検準2級の過去問を解き、最後の英作文にたどり着いたところでタイマーが鳴るという場面です。答え合わせでは前半に正解が並んでいるのに、作文は途中のままです。「次はもっと速く解こう」と考えて別の回に進んでも、長文で迷う時間が伸び、同じように最後が苦しくなることがあります。

こうしたときに必要なのは、過去問を解いた回数だけを増やすことではありません。どこで時間を使ったか、その時間で何を確かめようとしていたかを残し、次に試す行動を1つ決めることです。単語を知らなくて止まったのか、設問の条件を読み落としたのか、作文の理由が決まらなかったのかによって、練習の内容は変わります。

過去問には、現在の力を測る役割と、できなかったことを練習する役割があります。同じ問題を解き直すことにも意味はありますが、答えを覚えている回の所要時間を、そのまま初見の問題を解く速さとは考えられません。この2つの役割を分けると、正答数が増えた理由も、時間が縮まった理由も見えやすくなります。

ここでは、80分を使う通し演習から、短い解き直し、次の初見演習までを一続きの練習として整理します。学校や仕事でまとまった時間を取りにくい方も、毎回すべてを解く必要はありません。短い練習で判断の仕方を整え、その判断が時間内でも使えるかを通し演習で確かめていきましょう。

準2級の過去問では、何を測ればよいのでしょうか

読むことと書くことが80分を共有します

日本英語検定協会の案内では、準2級は高校中級程度を目安とし、日常的な話題の概要を捉えたり、基本的な語句で情報や考えを伝えたりする力が求められます。一次試験の時間はリーディング・ライティングが80分、リスニングが約25分です。過去問を使うときは、読む問題だけの速さではなく、書く課題を含めて終えられるかを確かめる必要があります。

リーディングには、短文の語句空所補充、会話文の空所補充、長文の語句空所補充、長文の内容一致選択があります。ライティングにはEメールへの返信と、質問に対して意見を述べる英作文があります。前半で迷った問題に時間を使い続けると、後半で力を発揮する時間が足りなくなります。一方で、焦って前半を飛ばしすぎれば、落ち着けば解ける問題を落とすこともあります。

2026年度第2回の問題冊子では、Eメールは下線部の特徴について具体的な質問を2つ入れ、40語から50語を目安に返信します。英作文は意見と理由2つを含め、50語から60語が目安です。過去問を選んだら、その回の指示をまず読み、今取り組む課題の条件と照らしてください。書く練習では、英文が埋まったかだけでなく、求められた質問や理由がそろっているかも測ります。

リスニングは、会話の応答文選択、会話の内容一致選択、文の内容一致選択で構成され、放送はそれぞれ1回です。最初の演習では音声を途中で止めずに取り組みます。答え合わせの後に止めたり聞き直したりする練習は別に行い、最初の結果と混ぜないようにします。約25分の音声を聞き終えるまでを含めて、通し演習の予定を確保してください。

正解を見て納得することと、自分で答えを出すことを分けます

練習テストを扱ったメタ分析では、テストを受ける練習が、読み直しなどより学習と保持に有効と報告されています(Adesopeほか・2017)。複数研究を統合した結果であり、ここでは対象の国・年齢・人数を特定せず、英検準2級の過去問を何回解けばよいかを直接示す結果とは区別します。

この知見を練習に生かすなら、解説を読んで終えるのではなく、一度閉じて、答えとその根拠を自分で出す段階を設けます。たとえば長文なら、正しい選択肢の番号だけを思い出すのではなく、本文のどの内容がその答えを支えるかを説明します。英作文なら、完成した英文を眺めるだけでなく、自分の意見と理由2つを短く組み立て直します。これは本記事で提案する使い方であり、研究が同じ手順を検証したという意味ではありません。

過去問演習で自分の手応えを記録する意味を考えるうえで、大学生を対象とした研究が参考になります。練習テストに多く取り組んだ学生ほど、本試験で高い成績を収め、自分がどれだけ理解しているかも的確に捉えていたという結果です(Naujoksほか・2022)。対象は大学生201名と111名で、国や具体的な年齢はここでは特定せず、中高生の英検でも回数を増やすだけで同じ結果になるとはいえません。

そこで、採点前に「根拠を説明できる」「迷って選んだ」「時間が足りなかった」を区別しておきます。自信を持って間違えた問題と、迷いながら正解した問題は、同じ正答数の記録だけでは見えません。自分の手応えと採点結果のずれを確かめることも、過去問を使う目的になります。

時間制限は、短くすればよいわけではありません

推論課題の実験では、軽い時間制限でも最初の問題から必要以上に急ぎ、自信や方略が低下して正答率が下がることが報告されています(Gonthier・2023)。英語の読解ではない推論課題を対象とした実験で、国・年齢・人数はここでは特定せず、準2級の適切な制限時間を決める根拠にはしません。

ただし、「タイマーを短くすれば速く正確に解けるはず」と決めつけないための注意点にはなります。過去問で時間切れになったら、まず制限なしで同じ箇所を解き、理解できるかを調べます。時間を外しても解けなければ、語彙や文の理解を補う練習が必要です。時間を外すと解けるなら、迷いから抜ける基準や、次へ移る判断を練習できます。この切り分けをせずに制限だけを厳しくすると、直すべき部分が見えにくくなります。

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初見の1回を、次の練習につながる記録にします

始める前の5分で、測る条件をそろえます

問題、解答用の用紙、筆記具、時計、音声を用意します。答えや解説は閉じ、辞書や検索を使わずに始めます。ここでの準備5分は学習上の提案であり、試験の時間には含めません。問題を以前に見たことがある場合は「既習」と記録し、初見の結果とは別に扱います。

記録欄は複雑にしなくて大丈夫です。用紙の余白か別紙に、取り組んだ回、初見か既習か、各区切りの経過時間、未完了の課題、次に変える行動を書ける欄を作ります。各問の秒数まで記録すると演習自体を邪魔するため、最初は大きな区切りだけにします。演習中に記録できなかった事情は、終わってから補足します。

80分の仮の配分を決め、実際との差を見ます

次の配分は、自分の使い方を調べるための出発点です。公式の推奨配分でも、全員に合う配分でもありません。問題冊子の指示に従って練習してください。

練習で取り組むまとまり 使う時間の仮案 開始からの経過時間
短文と会話文 18分 18分
長文の空所補充と内容一致 27分 45分
Eメール 12分 57分
意見を書く英作文 18分 75分
解答の確認 5分 80分

区切りの時刻が来たら、どこまで終わったかを短く残します。予定より遅れたときも、その場で全部の予定を書き換える必要はありません。迷った問題に印を付け、いったん次へ進む判断を試します。最後の確認時間には、解答の記入漏れ、作文の課題条件、気になった英文の順に見ます。

最初からこの配分に収められなくても、記録は失敗になりません。たとえば長文が6分延び、Eメールを予定より早く書けたなら、長文の読み方と実際に残った作文時間の両方を確認します。次はすべての区切りを変えるのではなく、長文の同じ箇所を何度も読み返す行動を1つ減らすなど、変更点を絞ります。配分と読み方を一度に大きく変えると、何が結果に影響したかがわからなくなるためです。

終了後の10分で、正答数より先に止まった理由を残します

終了したら、まだ答えを見ずに、迷った問題へ印を足します。その後に採点し、誤答や未完了を「語の意味」「文のつながり」「設問の条件」「迷いすぎ」「書く内容」「英文の形」に分けます。分類を正確にすること自体が目的ではありません。翌日の練習を選べる程度に、止まった理由を具体化します。

たとえば「長文が苦手」だけでは次の行動が決まりません。「日時を尋ねる設問なのに、場所の説明を何度も読んだ」まで書けば、設問が求める情報を短く言い直す練習につながります。「作文が遅い」なら、理由が出るまで止まったのか、理由はあるのに英語にできなかったのかを分けます。答案に残った英文だけでなく、書けなかった部分も記録してください。

短い練習で、過去問のつまずきを直します

以下の英文は新しく作成した練習用の文章です。公式問題の本文ではありません。過去問で見つかった課題に合わせ、必要な練習から取り組んでください。

練習1: 6分で、読んだ内容の根拠を示します

最初の2分で次の文章と問いを読み、1分で答えを選びます。その後の3分で、答えの根拠を説明します。

Mina wanted to study at the library on Saturday. However, it was closed that morning. She studied at home and visited the library after lunch to return two books.

問いは、ミナが午後に図書館へ行った目的を尋ねます。

Why did Mina visit the library in the afternoon?

選択肢は、Aが友達に会うため、Bが本を返すため、Cが午前中に勉強するため、Dが昼食を食べるためです。答えはBです。英語で短く答えるなら次のように書けます。

She went there to return two books.

自分で確かめるときは、本文の最後にある目的を表す部分に線を引きます。最初に勉強したかったという情報と、実際に午後に行った目的を区別できたかが確認点です。答えが合っていても、「図書館だから本だと思った」だけなら、根拠を使う練習をもう一度行います。

過去問の長文でも、まず1問だけ同じ手順を使います。選んだ理由を日本語で1文にし、他の選択肢を選ばない理由を1つ挙げます。すべての英文を訳す時間と、問われた情報を探す時間を分けることで、自分がどこで立ち止まるかを観察できます。

練習2: 12分で、特徴を尋ねる質問を2つ含めて返信します

次の短いメールへの返信を考えます。この練習では「a new study room」を下線部に当たる箇所として扱い、その部屋の特徴を具体的に尋ねる質問を2つ入れます。

Our town has a new study room. I want to go there this weekend. I will tell you about it next week.

最初の2分で尋ねる特徴を2つ決め、次の7分で英文を書き、最後の3分で質問の数、内容、語数、文法を確認します。広さと設備のように、同じことを重ねて尋ねない組み合わせを選んでみましょう。

返信は次のようにまとめられます。

Thank you for telling me about the new study room. It sounds like a useful place for students. How many desks are there in the room? Does it have any computers? I hope you enjoy studying there. Please tell me more after your visit.

この返信は44語です。机の数とコンピューターの有無を尋ねることで、部屋の特徴に関する具体的な質問を2つ入れています。相手の話題に応じた文があり、質問の後も返信としてつながっています。

自分の答案では、疑問符の数だけでなく、それぞれの質問が下線部の特徴に向いているかを確かめます。部屋について尋ねる課題なのに、相手の好きな食べ物を尋ねていたら、疑問文が正しくても課題から離れます。まず質問の内容を直し、その後に語順や単数・複数を確認してください。

時間が足りなかった場合は、最初の2分で質問を決められたかを記録します。決まっていたのに書けなかったなら、疑問文だけを別に練習します。質問自体が決まらなかったなら、日本語で特徴を3つ挙げ、その中から尋ねたい2つを選ぶ練習に戻ります。

練習3: 18分で、意見と理由2つをそろえます

次の質問に対し、自分の意見と理由2つを含む50語から60語の英文を書きます。

Do you think students should study with their friends?

最初の3分で賛成か反対かと理由2つをメモし、次の11分で書き、残り4分で課題への答えと英文の形を確認します。思いついた難しい表現を使うことより、自分が説明できる理由を選ぶことを優先します。

賛成の立場なら、次のように書けます。

I think students should study with their friends. First, they can help each other when a question is difficult. Explaining an answer can also help them understand it better. Second, studying together can make learning more enjoyable. If they choose a quiet place, they can work hard and have a good time.

この解答は52語です。第1の理由は互いに助けられること、第2の理由は学習を楽しくできることです。英文中の考えは課題への解答として述べており、学習効果に関する研究結果の引用ではありません。

確認するときは、意見に丸を付け、理由2つにそれぞれ線を引きます。線を引いた2か所が同じ内容の言い換えになっていないかを読みます。その後に主語と動詞、単数・複数、文末の句点を見直します。語数が足りないときは、意味の薄い挨拶を足すのではなく、理由を説明する短い文を加えます。多すぎるときは、同じことを繰り返した部分を削ります。

練習4: 8分で、聞き取れなかった箇所を分けます

過去問のリスニングから、初回に間違えた短い1問を選びます。最初の2分程度で音声を聞き直し、どの情報を聞き取ろうとしたかをメモします。次の3分で音声に対応する英文を確かめ、残り3分で再び音声を聞きます。教材の音声の長さに合わせて調整する練習案です。

英文を見ても意味がわからない場合は、語彙や文の理解を補います。英文なら意味がわかるのに音声ではわからなかった場合は、その部分を短く区切って聞きます。聞こえていたのに選べなかった場合は、質問や選択肢との結び付けを確認します。「リスニングをもっと聞く」という計画を、この3つのどれに取り組むかまで具体化してください。

解答を覚えた状態での聞き直しでは、正解できたことだけを成果にしません。聞こえた語句を短くメモできるか、話の要点を説明できるかを確認します。次の初見演習では再び放送1回の条件に戻し、途中で止めた練習の結果と区別して記録します。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

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解き直した回と、新しい回をどう組み合わせますか

解き直しは、前の答えを再現するだけで終わらせません。採点した日は、解説を読んだ後に閉じて根拠を説明します。次に学習する日には、誤答だった設問と、迷って正解した設問を優先して解き直します。そのときには「答えを覚えていた」「本文から選べた」を自分で書き分けます。この区別は正直に残すほど、次に取り組む内容を選びやすくなります。

たとえば1週間の中で、まとまった時間を取れる日に初見の通し演習を行い、別の日に20分の読解復習、その次に12分のEメール練習を入れます。さらに別の日に18分の英作文練習を行い、週の終わりに記録を読み返します。この間隔と時間は学習計画の提案であり、研究が示した最適な日程ではありません。無理なく確保できる日に置き換えてください。

次の初見演習へ進む判断には、全部を完璧に覚えたかより、前回の大きな原因に対する行動が決まったかを使います。「長文では設問が尋ねる情報を先に短く整理する」「作文では理由2つを決めてから書く」といった行動を、次の用紙の上に1つだけ書きます。終了後に実行できたかを確かめ、正答数と時間の両方を見ます。

初見の回で正答数が落ちても、すぐに配分を元へ戻す必要はありません。問題の内容も違うためです。未完了だった作文を書き終えたか、時間を使った箇所が変わったか、読み落としが増えていないかを合わせて見ます。1回の結果だけで「このやり方は合わない」と決めず、記録から変更の必要がある部分を選びます。

個別指導では、過去問の答案と途中の判断を一緒に見ます

塾が引き受けるのは、課題を小さくして返すことです

個別指導で過去問を扱う際は、正答数の報告だけで授業を終えないことが大切です。答案と時間の記録を見て、本人に「どこまで迷わず進めたか」「どの問題から時計が気になったか」を尋ねます。講師は、語彙の不足、設問の読み違い、作文の構想、見直しの長さなどを区別し、次の練習で変えることを具体化します。

たとえば長文で時間を使った場合、最初から全文を解説するのではなく、本人が根拠だと考えた箇所を示してもらいます。根拠の場所は合っているのに意味を取り違えたなら、その文の理解を扱います。違う段落を探し続けたなら、設問と探す情報の対応を扱います。同じ誤答でも授業ですることは変わります。説明を聞いた後には、本人がもう一度根拠を言えるかを確かめます。

作文については、課題条件を満たしているかと、英文の形が整っているかを分けて返します。Eメールに質問が1つしかないとき、細かな綴りだけを先に直しても課題は残ります。意見と理由がそろってから、今回直す文法を絞ります。添削後に本人が短く書き直す時間まで確保すると、どの指摘を自分で使えるようになったかが答案に残ります。

本人と家庭が持つ部分を、無理なく決めます

本人には、演習の条件を守ること、迷った箇所を消さずに残すこと、次の行動を1つ試すことを担ってもらいます。途中で音声を止めた日や、80分を確保できなかった日も、その事実を書けば練習記録として使えます。条件を隠して良い結果だけをそろえるより、実際の状態がわかる方が学習を調整できます。

家庭では、お子さまが使える時間と場所を一緒に確かめ、演習中に声をかける用事をなるべく減らす支援が考えられます。保護者が英文の正誤をすべて判断したり、問題ごとに急がせたりする必要はありません。終わった後は「何問できたか」に加え、「次に変えることは決まったか」と尋ねると、本人が記録を見直すきっかけになります。大人の受験者であれば、この確認を自分の予定表に組み込んでください。

進み具合は、同じ条件の記録で確かめます

見える化する項目は、初見か既習か、終了した課題、区切りの時間、正誤、次の行動です。初見の通し演習と、辞書を使った解き直しを同じ欄で比べないようにします。読み直せば解ける問題が増えた段階と、初見で時間内に解ける段階も分けます。

講師から本人や保護者へ伝える際は、「順調です」だけで済ませず、「前回は英作文が未完了でしたが、今回は理由2つまで書けました。次は長文の読み違いを確認します」のように、答案で確かめられる変化と次の課題を組み合わせます。これは成果の約束ではなく、進み具合を伝えるための具体的な言い方です。点数だけが動かない時期にも、何を試し、何がまだ難しいかを共有できます。

過去問の使い方でよくある疑問

Q1. 同じ過去問を解き直して満点なら、次の回も大丈夫でしょうか

同じ問題で正解できることは、復習した内容を確かめる材料になります。ただし、選択肢の位置や作文の内容を覚えていた場合は、初見で理解して答える力とは分けて考えます。答えの番号だけでなく、本文の根拠を示せるか、質問の条件を説明できるか、間違えた理由を言えるかを確かめてください。

理解を確かめる目的なら同じ回を使い、現在の時間配分を測る目的なら未着手の回を使います。過去問を残すことだけにこだわって復習を避ける必要もありません。手元の材料が限られているときは、既習であることを記録したうえで、根拠の説明や英文の書き直しに使いましょう。満点という数字だけから本番の結果を見積もらないことが大切です。

Q2. 時間内に終わらないなら、もっと短い制限で練習すべきでしょうか

まず、時間を外せば解けるかを確かめます。知らない語が多い文章を短い時間で繰り返しても、語の意味を理解する課題は残ります。必要な語や文を確認し、自力で読める状態に戻してから時間を測ります。理解はできるのに迷い続ける場合は、いったん次へ進む印を決めるなど、判断の練習を入れます。

通し演習では80分の中で何が起きたかを測り、部分練習では6分、12分、18分など目的に合う区切りを使います。短さそのものを目標にする必要はありません。前回より速く終わっても、設問の条件を落としたなら調整が必要です。時間と正確さの片方だけで、練習が成功したかを決めないようにしてください。

Q3. 平日に通し演習の時間が取れないと、過去問は使えませんか

短い時間でも使えます。長文の設問を1つ選び、答えの根拠を説明するだけでも、次の演習に向けた準備になります。Eメールの質問を2つ作る、英作文の理由だけを整理する、聞き取れなかった箇所を音声と英文で照らすなど、前回の課題に合わせて分けてください。

ただし、部分練習だけでは、80分を通して取り組んだ際に後半の課題まで終わるかは測れません。まとまった時間を取れる日を予定に入れ、その日に通し演習を行います。平日は弱点の修正、時間を取れる日は全体の確認という役割を決めれば、毎日過去問を1回分解く計画にする必要はありません。欠けた日を埋めるために急いで量だけを増やすより、次に試す行動を持って通し演習に臨みましょう。

次の1回では、直す行動を1つ持って始めます

過去問の価値は、解いた冊数だけでは決まりません。初見で時間を測り、止まった理由を残し、必要な箇所を練習し、次の初見問題で確かめるところまでつなげると、自分に合う進め方を考えられます。解き直しで正解できたことと、時間内に初見の課題を終えたことを分ければ、進んだ部分も残った課題も見失いにくくなります。

次に机へ向かうときは、前回の答案から1か所だけ選んでください。「理由を2つ決める前に書き始めた」「答えの根拠を探さず同じ段落を読み直した」など、自分の行動として表せる課題が向いています。その1つをどう変えるか決め、終わったら実行できたかを確認します。時間配分を体に入れるとは、時計を見なくなることではなく、時計を見て次の行動を選べるようになることです。

予定どおりに終わらなかった答案も、迷った跡が残っていれば次の練習に使えます。次の過去問へ進む前に、迷った1問の根拠を本人の言葉で説明できるところまで確かめます。

参考文献

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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