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【中学国語 文法】文節と文の成分を図解で総まとめ—主語・述語・修飾語・接続語・独立語|武蔵野個別指導塾

文節の区切りから主語・述語、修飾の関係までを3枚の図で整理し、単文・重文・複文を見分ける例題と練習で、文の組み立てを確かめられます。
よくあるのは、夕方の台所のテーブルで国語のノートを開き、「私は小さな花を育てる。」に区切り線を入れながら、「私/は」と分けるのか、「私は」でまとめるのか迷うという場面です。声に出すと意味はわかるのに、文節を数えようとすると手が止まります。ようやく区切れても、「小さな」と「花を」のどちらが修飾語なのかが気になり、答えを何度も消してしまいます。
この迷いは、言葉のまとまりの大きさと、そのまとまりが文の中で果たす働きを同時に考えているために起こります。まず「どこで切るか」を決め、次に「何を説明しているか」を調べると、作業を整理できます。文節に区切ることは、文を細かく壊すためではありません。主語と述語を結び、説明する言葉の向きを見つけ、長い文の組み立てを見えるようにする準備です。短い文から順に、根拠を言葉にしながら確かめていきましょう。
この単元で身につけること
- 文を文節に区切ります。「ネ」「サ」を入れたときの自然さを手がかりにしつつ、助詞などを前の言葉から切り離さないようにします。
- 主語と述語の組を見つけます。「何が、どうする」「何が、どんなだ」「何が、何だ」という対応を確かめ、文の中心を取り出します。
- 修飾語から被修飾語へ関係をたどります。「何を」「どのような」「どのように」と問い直し、連体修飾と連用修飾の違いを説明します。
- 接続語と独立語を見分けます。前後の内容をつなぐ働きと、呼びかけや感動などを表す働きを区別し、品詞の名前とも混同しないようにします。
- 連文節を一つのまとまりとして読みます。さらに主語・述語の組が並ぶのか、文の一部に組み込まれるのかを見て、単文・重文・複文を区別します。
小学校で学んだ主語・述語・修飾語の関係に、文節という区切り方と、文全体の構造を調べる見方を重ねる単元です。用語の意味を覚えるだけで終わらせず、区切り線や矢印を使って、自分がどの言葉を根拠にしたかを示せるようにします。
基本の考え方
文節は、文を自然に区切った短いまとまりです
文は、まとまった内容を述べる言葉の単位です。書かれた文章では、通常、句点「。」などを目印に文の終わりを捉えます。その文を、意味が通る範囲でできるだけ短く、自然に区切ったまとまりが文節です。文節は、単語と同じ大きさとは限りません。「私は」は1文節ですが、「私」と「は」という2つの単語からできています。
文節の区切りを探すときは、「ネ」や「サ」を入れて読んでみます。「私はネ、小さなネ、花をネ、育てるネ。」とすると、4つのまとまりが見えてきます。文末にも確認のために「ネ」を添えられますが、それで新しい文節が増えるわけではありません。数えるのは、元の文にある言葉のまとまりです。
ただし、この方法は区切りを探す手がかりです。話し方を工夫すればどこにでも間を置ける、という意味ではありません。「私ネ、はネ」と無理に読んで、助詞の「は」を独立させることはできません。文節は、基本的に自立語に、必要に応じて助詞・助動詞などの付属語がついたまとまりです。「花を」の「を」、「育てます」の「ます」も、それだけでは文節にしません。
図1のように、区切り線を入れる代わりに箱に収めると、付属語が前の言葉と一緒に入る様子を確かめられます。「小さな」は後ろの「花を」を詳しくしていますが、意味の関係があることと、同じ文節にすることは別です。

図1の箱はどれも1文節です。文字の長さではなく、言葉のまとまり方で区切るので、「私は」と「育てる」は文字数が違っても同じく1文節と数えます。句読点は読みやすくするための記号であり、それだけを1文節とは数えません。「私は、小さな花を育てる。」にしても、文節の数は4つのままです。
いくつかの文節が結びついて、一つの文の成分と同じような働きをするまとまりを連文節といいます。図1の文では「小さな/花を」がまとまって、「育てる」に対する修飾部になります。細かく見れば「小さな」は「花を」にかかり、広く見れば「小さな花を」全体が「育てる」を詳しくしています。文節ごとの働きを主語・修飾語などと呼ぶのに対し、まとまりとして捉えるときには主部・修飾部などの呼び方を使います。設問が求める単位に合わせて答えることが大事です。
文の成分は、文節が果たす働きです
学校文法では、文の成分の基本として、主語・述語・修飾語・接続語・独立語を学びます。これは、文節に使われた単語そのものの種類ではなく、その文でどのような働きをしているかという分類です。同じ名詞を含む文節でも、「弟が走る。」の「弟が」は主語、「弟を呼ぶ。」の「弟を」は修飾語になります。
主語は「何が」「誰が」に当たる内容を示し、述語は、その主語について「どうする」「どんなだ」「何だ」などを述べます。「鳥が飛ぶ。」では「鳥が」が主語、「飛ぶ」が述語です。「空が青い。」では「青い」が述語で、「姉は選手だ。」では「選手だ」が述語です。述語は動作だけを表すものではなく、状態や性質、何であるかも表します。
主語と述語が意味の上で正しく対応することを、主語と述語の照応といいます。「私の目標は毎日練習する。」は、「目標は」に対して「練習する」が続き、対応が整っていません。「私の目標は毎日練習することだ。」とすれば、「目標は、ことだ」という関係になります。主語から述語までが離れているときほど、途中の説明をいったん脇に置いて、中心の組を読んでみると確かめやすくなります。
修飾語は、ほかの文節を詳しく説明します。説明される側が被修飾語です。「白い雲が浮かぶ。」なら、「白い」は「雲が」を説明しています。名詞を中心とする文節にかかる修飾を連体修飾と呼びます。「ゆっくり歩く。」なら、「ゆっくり」は動詞を中心とする「歩く」にかかります。このように用言を中心とする文節などにかかる修飾を連用修飾と呼びます。
「本を読む。」の「本を」も修飾語です。「どのように」だけでなく、「何を読むのか」という内容を補っているからです。学校文法で文の成分を答える問題では、「を」がつく文節に、ここで扱う5種類とは別の名前をつける必要はありません。また、一つの文節が、前から修飾されながら、後ろを修飾することもあります。「白い雲を眺める。」の「雲を」は、「白い」の被修飾語であると同時に、「眺める」に対する修飾語です。
接続語は、前後の文や文のまとまりをつなぎ、順接・逆接などの関係を示します。「雨が降った。しかし、試合は続いた。」の「しかし」は接続語です。独立語は、ほかの文節と主語・述語や修飾・被修飾といった直接の関係を持たず、呼びかけや感動、応答などを表します。「ああ、空が美しい。」の「ああ」がその例です。独立しているとは意味が無関係だということではなく、文法上の結びつき方についての説明です。
文の種類は、主語・述語の組の配置で見ます
単文・重文・複文は、文の構造による分類です。単文は主語・述語の関係が一つの文、重文は主語・述語の関係を持つまとまりが対等に並ぶ文、複文は主語・述語の関係を持つまとまりが、文の一部として組み込まれている文です。「長いから複文」「読点があるから重文」とは決められません。
たとえば、「小さな鳥が庭の木の上で静かに鳴く。」は説明が多くても、中心となる関係は「鳥が、鳴く」の一つなので単文です。「鳥が鳴き、風が吹く。」は「鳥が、鳴き」と「風が、吹く」が並ぶので重文です。一方、「私は鳥が鳴く声を聞く。」では、「鳥が鳴く」というまとまりが「声」を修飾する形で文の中に入り、外側に「私は、聞く」という関係があるので複文です。
実際の文では主語が省かれることもあり、重文と複文の構造が重なることもあります。まずは主語を明示した短い文で、並列と組み込みの違いを捉えます。「どうする」に当たりそうな言葉を数えるだけでなく、それぞれが何について述べ、文のどの部分を作っているかまで追うのが判断の土台です。
例題で解き方を確かめる
例題1 文節の区切りと数を確かめます
「妹は新しい靴を買いました。」を文節に区切り、文節の数を答えましょう。区切りには「/」を使います。まず自分で声に出し、言葉を細かく切りすぎていないか確かめてから、次の手順と比べてください。
- 「妹はネ、新しいネ、靴をネ、買いましたネ。」と読みます。自然に置ける区切りを探すことで、文節の候補を作れます。
- 「は」「を」「ました」が、それだけで切り離されていないか確かめます。助詞や助動詞などの付属語は、前の自立語と同じ文節に含めるためです。「ました」はさらに単語に分けられますが、今回は単語の数を問われていません。
- 「妹は」「新しい」「靴を」「買いました」の4つを数えます。句点は文節に数えず、元の文にない「ネ」も答えには書かないためです。
「新しい靴を」でひとまとまりの意味になるからといって、必ず1文節にするわけではありません。「新しいネ、靴をネ」と自然に区切れることを確認すると、修飾する側とされる側を別の文節として取り出せます。逆に「買い/まし/た」のように分けると、文節よりも細かい単語の区切りになってしまいます。
答え:妹は/新しい/靴を/買いました。の4文節です。
例題2 主語・述語と修飾の向きを調べます
「赤い花が静かに揺れる。」について、主語と述語を答え、「赤い」「静かに」の被修飾語をそれぞれ文節で抜き出しましょう。さらに、それぞれの修飾が連体修飾か連用修飾かも答えます。図2の矢印は、修飾する側から説明される側へ向いています。

- 「赤い/花が/静かに/揺れる」と区切ります。文節を答える問題なので、最初に答えの単位をそろえておくためです。
- 文が最後に何を述べているかを見て、「揺れる」を述語とします。そのうえで「何が揺れるのか」と尋ねると「花が」と答えられるため、主語は「花が」です。
- 「赤い」は何の色を説明するかを考えます。「赤い花」という意味なので、被修飾語は「花が」です。名詞を中心とする文節にかかるため、連体修飾と判断できます。
- 「静かに」は何の様子を説明するかを考えます。「静かに揺れる」という関係なので、被修飾語は「揺れる」です。動詞を中心とする文節にかかるため、連用修飾と判断できます。
図2の下側の線は、主語と述語の対応を示します。上側の2本の矢印と分けて見ると、「花が」は主語でありながら「赤い」に修飾されていることがわかります。被修飾語という呼び名は、主語や述語と別枠の第6の文の成分ではありません。修飾する側との関係に注目した呼び名です。
答え:主語は「花が」、述語は「揺れる」、「赤い」→「花が」は連体修飾、「静かに」→「揺れる」は連用修飾です。
例題3 接続語と独立語を区別します
「雨がやんだ。だから、出かけよう。ねえ、弟も誘おう。」の「だから」と「ねえ」は、それぞれどの文の成分でしょうか。直後に読点があるという形だけでなく、前後に対して果たす働きを説明します。
- 「だから」の前と後の内容を取り出します。「雨がやんだ」ことを理由として「出かけよう」と続くので、前後をつなぐ働きがあると判断できます。
- 「ねえ」が何をしているかを考えます。相手に呼びかけていますが、「弟も」や「誘おう」の性質・動作の様子を詳しくしているわけではないため、修飾語にはしません。
- 問いが「文の成分」を求めていることを確認して、接続語・独立語という名前で答えます。接続詞・感動詞は単語の品詞の名前なので、ここで求められる分類とは異なるためです。
「だから」を除いても、雨がやんだことと外出との関係を想像はできます。しかし、「だから」があれば、書き手が理由から結論へつないでいることが明確になります。「ねえ」は話しかける相手を意識させます。このように、中心の主語・述語だけでは表せない関係や呼びかけを受け持つのも、文の成分の役割です。
答え:「だから」は接続語、「ねえ」は独立語です。
例題4 単文・重文・複文を見分けます
次の3文を、構造によって分類しましょう。ア「私は絵を飾る。」、イ「弟は絵を描き、私は本を読む。」、ウ「私は弟が描いた絵を飾る。」です。ウでは、文全体の述語と、文の内側で働く述語を区別することが鍵になります。
- アの主語・述語の関係を調べます。「私は、飾る」の一つで、「絵を」は飾る対象を示す修飾語なので、単文と判断します。
- イを「弟は絵を描き」と「私は本を読む」に分けて見ます。「弟は、描き」と「私は、読む」が対等に並び、一方が他方の成分として入り込んでいないため、重文と判断します。
- ウの文全体の関係を先に捉えます。「私は、飾る」が外側の中心で、飾るものは「弟が描いた絵」です。これで、文が最終的に何を述べているかを見失わずに済みます。
- ウの「弟が描いた」がどこへつながるかを調べます。「どのような絵か」に答え、名詞「絵」を修飾するまとまりとして文に組み込まれているため、複文と判断します。
イとウは、どちらも主語・述語の関係を2つ見つけられます。それでも同じ種類にはなりません。イの「描き」は後ろと並ぶ関係を作り、ウの「描いた」は「絵」を説明しています。見つけた組の数を答えの根拠の全部にせず、組どうしの関係まで述べられるようにします。
答え:アは単文、イは重文、ウは複文です。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 文節と単語、文節と連文節を混ぜてしまいます
誤った書き方は、文節に区切る問題で「妹/は/新しい/靴/を/買い/まし/た」とする答えです。どこが違うかというと、「は」「を」などの付属語を前の言葉から分け、単語の区切りを答えている点です。正しい書き方は「妹は/新しい/靴を/買いました」です。「ネ」を置く場所を確認したあと、助詞・助動詞を取り残していないか点検します。
反対に、主語を文節で抜き出す問題で、「赤い花が」と答えるのも単位の混同です。「赤い花が」は主部としてのまとまりであり、1文節の主語は「花が」です。「赤い」がなくても「花が揺れる」という関係を作れることを確かめると、中心の文節を取り出せます。設問に「文節で」「連文節で」「主部を」のどれがあるかを先に見て、答えの範囲を決めましょう。
誤り2 目印や距離だけで文の成分を決めます
誤った書き方は、「私は昨日、庭で花を見た。」の「昨日」を、すぐ後ろの「庭で」にかかる修飾語とする答えです。どこが違うかというと、「いつ見たのか」という関係を調べず、隣り合っているだけで結んでいる点です。正しくは「昨日」→「見た」です。「庭で」も「どこで見たのか」に答え、「見た」にかかります。複数の文節が同じ被修飾語を説明していても構いません。
同じように、「は」があれば必ず主語とする判断も避けます。「この本は、姉が読んだ。」では、読んだ人を表す主語は「姉が」です。「この本は」は話題を提示するとともに、何を読んだかを示して「読んだ」にかかります。「は」「が」は手がかりになりますが、最後には述語との意味の対応を確かめます。言葉の形だけで決めず、動作をするのは誰か、その言葉は何を説明するかと問い直す習慣が必要です。
誤り3 述語らしい言葉が2つあれば重文にします
誤った書き方は、「私は弟が描いた絵を飾る。」を、「描いた」「飾る」があるから重文とする答えです。どこが違うかというと、2つの述語の置かれた位置を見ていない点です。「弟が描いた」は「絵」を説明するまとまりになっています。正しい分類は複文です。「私は絵を飾る」という外側の骨組みの中に、もう一つの主語・述語の関係が入っています。
図3のように、重文では主語・述語の組を横に並べ、複文では外側の文の箱の中に小さな箱を置くと、違いが見えます。図の矢印は主語と述語の対応を表し、複文の小さな箱から「絵」に向かう矢印だけは修飾の関係を表しています。

図3では、複文の内側に「弟が、描いた」という組がありますが、文全体が述べたい中心は「私は、飾る」です。内側のまとまりの述語を、文全体の述語と取り違えないようにします。長い文で迷ったら、説明部分を一度括弧に入れて、外側の主語と述語を先に結ぶと整理できます。
なお、「走って、転んだ。」のように主語が表面に出ていない文や、いくつもの構造が重なった文を、最初から読点の数だけで分類するのは適切ではありません。授業や問題で示された分類の基準に従い、省かれた内容と各まとまりの関係を確かめます。基本を練習する段階では、例題4のように、主語と述語の組がはっきり書かれた文で構造を説明できることを目標にします。
練習問題
練習1
「兄は古い箱を開けました。」を文節に区切り、文節の数を答えましょう。句点は数えず、区切りは「/」で示します。答えを書いたら、付属語だけが独立していないかを確認してください。
練習2
「小さな鳥が高く飛ぶ。」の主語と述語を文節で抜き出しましょう。また、「小さな」と「高く」の被修飾語をそれぞれ文節で答え、連体修飾・連用修飾のどちらかを示しましょう。「小さな鳥が」というまとまりと、主語1文節との違いにも注意します。
練習3
「道がぬれている。だから、気をつけよう。ああ、風も冷たい。」の「だから」「ああ」の文の成分を答えましょう。前後を結ぶ働きなのか、感動を表す働きなのかを根拠にし、品詞の名前で答えないようにします。
練習4
ア「犬が庭で眠る。」、イ「犬が眠り、猫が遊ぶ。」、ウ「猫が遊ぶ庭は広い。」を単文・重文・複文に分類しましょう。ウについては、文全体の主語と述語を文節で抜き出し、内側の主語・述語の組が何を修飾しているかも答えます。
答えと解説
練習1の答えは「兄は/古い/箱を/開けました。」で、4文節です。「兄は」「箱を」は、それぞれ助詞を含んだまま一つにします。「開けました」も1文節で、丁寧な言い方に使う助動詞がついていても文節は増えません。「古い箱を」という連文節にまとめる問いではないので、間に区切りを入れます。
練習2の答えは、主語が「鳥が」、述語が「飛ぶ」です。「小さな」の被修飾語は「鳥が」で連体修飾、「高く」の被修飾語は「飛ぶ」で連用修飾です。「小さな鳥が」全体を主部として捉えることはできますが、文節で主語を答える問いには「鳥が」と書きます。矢印は「小さな」→「鳥が」、「高く」→「飛ぶ」と引けます。
練習3の答えは、「だから」が接続語、「ああ」が独立語です。「だから」は道がぬれていることを受け、気をつけようという内容へつないでいます。「ああ」は冷たさに対する感動を表し、「風も、冷たい」という主語・述語の組の外にあります。感動のきっかけが後ろに書かれていても、それだけで修飾語になるわけではありません。
練習4の答えは、アが単文、イが重文、ウが複文です。アは「犬が、眠る」の一組、イは「犬が、眠り」と「猫が、遊ぶ」の並列です。ウの文全体の主語は「庭は」、述語は「広い」で、「猫が遊ぶ」が名詞「庭」を修飾しています。文節どうしの修飾関係として答えるなら、「遊ぶ」→「庭は」です。「猫が」を文全体の主語とすると、猫について広いと述べることになり、意味が合いません。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
文節と文の成分を学ぶと、品詞や活用の学習でも、どの言葉までを一緒に見ればよいかを整理できます。また、読解では長い一文から筆者の判断を取り出す助けになり、作文では「私の目標は、練習する」のような主語・述語のずれを見直せます。文法の用語を覚えることと、読む・書くことは、この対応関係を通してつながっています。
家庭では、次の2つを合わせて5分ほどで確かめられます。1つ目は、自分で短い文を作り、前半の2分で文節の区切りを入れる方法です。「私は朝に本を読む。」など、主語を明示した文から始めます。文節を数えたら、主語と述語だけを読み、どのようなことを述べた文なのかを口頭で説明します。
2つ目は、残りの3分で、同じ文に説明する言葉を一つ足す方法です。「私は朝に短い本を読む。」に変えたら、足した「短い」から「本を」へ矢印を引きます。時間を表す「朝に」と違い、「短い」は本を説明していることまで言えれば十分です。保護者がお子さまと確かめるときは、答えを先に伝えるより、「何を説明した言葉かな」と一つ尋ねると、どの関係で迷ったかを聞き取れます。
個別指導では、修飾関係がわからないときも、まず文節の区切りに戻り、付属語の扱いから確認します。区切りができていれば、「何が、どうする」の短い組を取り出すところまで戻って、説明部分を一つずつ足します。
まとめ
台所のテーブルで止まっていた鉛筆は、「ここで区切れる」という判断と、「この言葉は、あの言葉を説明する」という判断を分けると動き出します。正答と同じ線を引けたかだけでなく、その線が何を表すのかまで話してみましょう。修飾の矢印を一本説明できれば、長い文のどこからどこまでを一緒に読めばよいかも見えてきます。
「誰が、何を、どうした」を曖昧にしない一本の線が、書き手の意味を正確に受け取る支えになります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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