上智大学の推薦入学試験(公募制)完全対策2027年度——全30学科の評定と英語基準を一覧にする

【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ

① 上智の総合型選抜の主力は「推薦入学試験(公募制)」です。 全学部・全30学科で実施され、募集人員の合計は525名。総合グローバル学科60名、外国語学部英語学科65名、文学部新聞学科40名など、枠はかなり大きい。

② 3つの条件を全部満たさないと出願できません。学習成績の状況(評定)②外国語検定試験必履修科目1つでも欠けたら出願できません。

③ 評定は「在学全期間の通算」です。 学年ごとではありません。1年生の成績も、そのまま最後まで効きます。

④ ほとんどの学科が全体4.0以上です。 一番低いのが神学部神学科の3.5。理工学部には「全体3.8以上+数学・理科4.5以上」という別ルートがあります。

⑤ 英語の基準は学科でまったく違います。 英検2級でよい学科、2級A(2級合格かつCSE2150以上、または準1級・1級合格)が要る学科、準1級が要る学科、そして国際教養学科はTOEFL iBT 83。ここを間違えると出願できません。

⑥ 専願です。 本学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できること。1学科しか出願できません。指定校制推薦との併願も不可。

⑦ 出願は11月1日〜5日(Web)、書類郵送は11月6日消印有効。 試験は11月28日(土)、四谷キャンパスで学科試問と面接です。

⑧ カトリック高校の生徒には、別の道があります。 日本カトリック学校連合会加盟校に在籍していれば「カトリック高等学校対象特別入学試験」に出願できます。2学科まで出願可で、試験は9月26日と早い。

⑨ 生成AIで書類を書くことは認められていません。 要項に「出願書類の作成において生成AIが出力した文章は、志願者本人が作成したものとしては認められません」と明記されています。

この記事について

本記事は、上智大学が公開している2027年度 上智大学 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)(2026年7月8日付)の原本、および入学センターの公開情報にあたって作成しています。推測や二次情報は含みません。

1. 上智の入試の地図

上智大学の学部入試は、大きく次のように分かれます。

区分 方式
一般選抜 TEAPスコア利用方式(全学統一日程)/共通テスト併用方式/共通テスト利用方式
推薦入学試験 公募制/指定校制/神学部推薦入学試験
特別入学試験 カトリック高等学校対象特別入学試験/海外就学経験者(帰国生)入学試験/外国人入学試験/社会人入学試験
英語コース 国際教養学部入学試験/SPSF入学試験

一般的な高校生が「総合型選抜」として狙えるのは、推薦入学試験(公募制)と、カトリック高校生ならカトリック高等学校対象特別入学試験です。

2. 推薦入学試験(公募制)——制度の趣旨

要項は制度の趣旨をこう書いています。

本学の各学部・学科が求める優秀かつ個性的な人材に対して、本学固有の入学者選抜制度をもって広く門戸を開き、入学者の多様化を図ることを目的とします。高等学校在学中の学習成績、課外活動、社会活動など、1回限りの学力試験では評価しがたい資質・能力を調査書や自己推薦書、レポート等特定課題などで判断するとともに、学科試問や面接によって、志望動機の強さならびに学力到達度や学科への適性を判定します。推薦を受ける高校は特定せず、全国から幅広く優秀かつ個性的な人材を募ります。

「推薦を受ける高校は特定せず」——指定校ではありません。どの高校からでも出願できます。ただし高等学校長の推薦は必要です。

3. 被推薦者資格——3つの条件を全部満たすこと

要項は(1)〜(4)のすべて、または(1)+(5)国際バカロレア(IB)枠、と定めています。

(1)2027年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、本学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。志望動機が適切であり、当該学科での履修能力があると認められる者。

(2)各学科の指定する科目(必履修科目)を履修した者(指定のない学科もあります)

  • 哲学科:『歴史総合・世界史探究』または『倫理』
  • 史学科:『歴史総合・日本史探究』または『歴史総合・世界史探究』
  • 看護学科:『数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C』または『化学基礎・化学』または『生物基礎・生物』
  • 経済学科:『数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C(ベクトル)』※数学C(ベクトル)の代替として数学演習等の学校設定科目でベクトルを履修した場合は、調査書にその旨を記載
  • 理工学部全学科:『数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』および『物理基礎・物理』または『化学基礎・化学』または『生物基礎・生物』

科目名が異なる場合は調査書に読み替えを必ず記入する必要があります。履修中の場合もその旨を記入します。

(3)各学科の指定する学習成績の状況を、在学全期間を通じて満たす者

(4)各学科の指定する外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者(指定のない学科もあります)

※出願書類提出期日までに試験結果の証明書類を提出できるものを有効とし、出願書類の追加提出・差し替えは認めません。複数の外国語検定試験の基準を満たしている者は、いずれか1つのみ選択してください。

(5)国際バカロレア(IB)枠——IB Diplomaを取得見込みの者。合格した場合でも、最終試験でIB Diplomaが取得できなかった場合は合格取り消しとなります。

「在学全期間を通じて」の意味

これが上智の最も重要な仕様です。学習成績の状況は学年ごとではなく、在学全期間の通算で判定されます。高1で崩した成績は、高3で挽回しても平均に残ります。上智の公募推薦を狙うなら、高1の1学期から勝負が始まっています。

4. 全30学科の募集人員・評定・英語基準

以下は2027年度要項に基づく一覧です。英語は各学科の基準のうち実用英語技能検定(英検)で示したものを記載しています(実際にはTOEFL iBT、TOEIC L&R+S&W、IELTS、TEAP、GTEC、国連英検、ケンブリッジ英検、独検、仏検などから1つを選べます)。

学部 学科 募集人員 学習成績の状況 英語(英検換算)
神学部 神学科 8名 全体 3.5以上 指定なし
文学部 哲学科 15名 ①全体4.0以上かつ外国語・国語・地理歴史それぞれ4.0以上、もしくは②全体3.8以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上 2級
文学部 史学科 13名 全体4.0以上かつ地理歴史4.3以上 2級
文学部 国文学科 5名 全体4.0以上かつ国語4.3以上 2級
文学部 英文学科 20名 全体4.0以上かつ英語4.3以上 準1級
文学部 ドイツ文学科 10名 全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.0以上 2級
文学部 フランス文学科 6名 全体4.0以上かつ英語(またはフランス語)・国語それぞれ4.0以上 2級
文学部 新聞学科 40名 全体4.0以上 2級
総合人間科学部 教育学科 7名 全体4.0以上 2級
総合人間科学部 心理学科 10名 全体4.0以上 2級
総合人間科学部 社会学科 10名 全体4.0以上 2級
総合人間科学部 社会福祉学科 15名 全体4.0以上 2級
総合人間科学部 看護学科 20名 全体4.0以上 2級
法学部 法律学科 28名 全体4.0以上 2級A
法学部 国際関係法学科 14名 全体4.0以上 準1級
法学部 地球環境法学科 11名 全体4.0以上 2級A
経済学部 経済学科 24名 全体4.0以上かつ数学4.5以上 2級
経済学部 経営学科 27名 全体4.0以上 2級A
外国語学部 英語学科 65名 全体4.0以上かつ英語4.3以上 準1級
外国語学部 ドイツ語学科 17名 全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上 2級
外国語学部 フランス語学科 12名 全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上 2級A
外国語学部 イスパニア語学科 10名 全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上 2級A
外国語学部 ロシア語学科 12名 全体4.0以上かつ外国語4.3以上 2級
外国語学部 ポルトガル語学科 12名 全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上 2級
総合グローバル学部 総合グローバル学科 60名 全体4.0以上 準1級
国際教養学部 国際教養学科 30名 全体4.0以上 TOEFL iBT 83
理工学部 物質生命理工学科 7名 ①全体4.0以上、もしくは②全体3.8以上かつ数学・理科それぞれ4.5以上 2級
理工学部 機能創造理工学科 9名 同上 2級
理工学部 情報理工学科 5名 ①全体4.0以上、もしくは②全体3.8以上かつ数学・理科・情報それぞれ4.5以上 2級
理工学部 デジタルグリーンテクノロジー学科 3名 同上 準1級

この表の読み方——4つのポイント

ポイント1:神学部神学科だけ、評定3.5で英語の指定もありません。 上智のなかで最も出願しやすい要件です。ただし神学科という学びの性質上、志望動機の一貫性は当然問われます。

ポイント2:「2級A」を正しく理解してください。 要項の定義はこうです。

英検2級に合格し、4技能合計CSEスコアが2150点以上の場合、出願基準「2級A」の要件を満たします。<br>「2級A」の要件を満たすためには、「英検2級合格かつCSEスコア2150点以上」「英検準1級合格」「英検1級合格」のいずれかを取得している必要があります。<br>英検準1級または英検1級を受験し、CSEスコアが2150点以上の場合でも、不合格の場合には2級Aは認められません。

つまり、上位級を受けて落ちた場合、そのスコアでは2級Aになりません。合格実績が必要です。ここは早稲田・成城が「合否を問わない」としているのと正反対で、上智は級の合否を厳格に見ます。

ポイント3:理工学部には2つのルートがあります。 全体4.0以上で出すか、全体3.8以上+数学・理科(情報理工とデジタルグリーンテクノロジーは情報も)4.5以上で出すか。理系科目が突出していれば、全体が3.8台でも出願できます。

ポイント4:枠の大きさに差があります。 英語学科65名、総合グローバル学科60名、新聞学科40名がある一方、デジタルグリーンテクノロジー学科3名、国文学科5名、情報理工学科5名という少数枠もあります。

5. 選考——学科試問と面接

選考方法は、高等学校長の推薦に基づき、次の2段階です。

  • 第一次:書類審査(調査書・推薦状・自己推薦書・レポート等特定課題)
  • 第二次学科試問および面接

そして総合して判定されます。国際教養学科と理工学部デジタルグリーンテクノロジー学科の面接は英語で行われます。

日程

  • Web出願・入学検定料納入:2026年11月1日(日)10:00 〜 11月5日(木)23:59(日本時間)
  • 出願書類の郵送:2026年11月6日(金)締切日消印有効(簡易書留・速達。海外からは必着)
  • 受験票取得:11月24日(火)10:00予定
  • 学科試問・面接:2026年11月28日(土)10:00〜(9:00〜9:30入室)四谷キャンパス

なお、マイページの作成は2026年7月31日(金)10:00から可能です。出願期間は5日間しかないので、マイページと顔写真の登録は夏のうちに済ませてください。

入学検定料の支払い後は、志願票や志望学科等の登録情報の変更が一切できなくなります。学科選択は支払い前に確定させること。

6. カトリック高等学校対象特別入学試験——もう一つの道

日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍し、2027年3月卒業見込みであれば、この方式に出願できます。

公募制推薦との違いが3つあります。

違い1:2学科まで出願できます。 全学部・全学科(若干名)から、第1希望・第2希望を明示して2学科まで。1学科のみでも構いません。公募制推薦が1学科限定なのと大きく違います。

違い2:日程が2か月早い。 Web出願 2026年9月1日(火)〜9月3日(木)、書類 9月4日(金)消印有効/学科試問・面接 2026年9月26日(土)/合格発表 11月2日(月)/入学手続締切 11月12日(木)。

違い3:評定基準が高い。

  • 理工学部を除く全学部:出願時点における全体の学習成績の状況4.3以上(神学部神学科は4.0以上)+各学科指定の外国語検定基準。ただし全体4.0以上の者でも、各学科が別途指定する外国語検定の基準を満たせば出願可
  • 理工学部全学科全体4.0以上かつ数学および理科が4.3以上+外国語検定

併願の扱いも明確です。

※同時期に実施される本学の他の入学試験や他大学との併願は可能ですが、カトリック高等学校対象特別入学試験にて合格した学科への入学が確約できない者の出願は認めません

受けること自体は併願できるが、受かったら入学する——この条件です。

7. SPSF入学試験——英語で学ぶプログラム

SPSF(Sophia Program for Sustainable Futures)は、英語による学位取得プログラムです。

  • 募集学科:文学部新聞学科、総合人間科学部教育学科・社会学科、経済学部経済学科・経営学科、総合グローバル学部総合グローバル学科
  • 入学時期:9月入学のみ(4月入学は実施していません)
  • 募集人員:1年次は各募集学科とも若干名/3年次編入学も若干名(新聞・教育・社会・経済・経営のみ)
  • 選考方法:書類選考のみ(出願書類に基づき合否を決定)

出願書類

  1. Application Form
  2. 出願理由を述べた500ワード程度の英文エッセイ
  3. 高等学校の成績証明書(日本の高校出身者は調査書)
  4. 高等学校の卒業(見込)証明書
  5. SAT/ACT/IB Diploma(Predicted Gradesも可)/GCE A-Level(3科目以上)のいずれか1つ以上(SAT・ACTは2年以内に受験したもの)
  6. TOEFLまたはIELTSの公式スコア
  7. 推薦状2通(本学所定用紙。出身学校の教員2名より1通ずつ)

面接がなく、書類だけで決まるのがSPSFの特徴です。そのぶん、500ワードのエッセイと標準化テストのスコアがすべてになります。日本の高校からでも出願できますが、SATやIBといった国際的な試験のスコアが必要な点で、準備の性質がまったく異なります。

8. 書類で何を書くか

8-1. 生成AIは認められていません

要項の記述は明確です。

※出願書類の作成において生成AIが出力した文章は、志願者本人が作成したものとしては認められません。

さらに、こうも書かれています。

※出願書類に偽造、虚偽記載又は剽窃等があった場合、入学は認められません。入学後にそれが判明した場合は入学許可が取り消されます。

上智は第二次で学科試問と面接を課します。書類と本人が乖離していれば、その場で分かります。

8-2. 自己推薦書とレポート等特定課題

第一次の書類審査で見られるのは、調査書・推薦状・自己推薦書・レポート等特定課題です。学科によって課題の内容が異なるので、必ず自分の志望学科の指定を確認してください。

8-3. 「アドミッションポリシーに共感」で終わらせない

上智のアドミッション・ポリシーは要項の巻末にも掲載されています。読むのは当然として、共感を表明するだけでは志望理由になりません。

書くべきは、自分の側にある具体的な問いです。原体験があり、そこから一般化された問いがあり、その問いを解くにはこの学科でなければならない——この線が通っているかどうか。

8-4. 志望学科の教員の研究を読む

上智は学科試問を課します。学科の学問内容に踏み込んだ質問がされるということです。志望学科の教員がどんな研究をしているかを、CiNiiやJ-STAGEで調べてください。読んだ論文について語れるなら、学科試問での深まり方が変わります。

8-5. 書類は原本が原則

出願書類は、すべて原本(オリジナル)の提出を原則とします。事情により原本を提出できない場合には、発行機関・団体へ原本の再発行を依頼してください。再発行ができない場合に限り、出身学校による原本証明済みのコピーを提出することも可能です。

本学アドミッションズオフィスでも、原本を持参すれば原本証明を行ってくれます。

9. どの学科に出すか——判断の順序

第一に、評定で振り分ける。

  • 全体3.5以上 → 神学部神学科
  • 全体3.8以上+数学・理科4.5以上 → 理工学部
  • 全体4.0以上 → ほぼ全学科が候補に
  • 教科別の上乗せ条件(史学科は地理歴史4.3、国文学科は国語4.3、英文学科・英語学科は英語4.3、経済学科は数学4.5、外国語学部の多くは外国語・国語4.3)を確認

第二に、英語で振り分ける。準1級が要るのは英文学科・英語学科・国際関係法学科・総合グローバル学科・デジタルグリーンテクノロジー学科。2級Aが要るのは法律学科・地球環境法学科・経営学科・フランス語学科・イスパニア語学科。国際教養学科はTOEFL iBT 83。

第三に、必履修科目を確認する。哲学科・史学科・看護学科・経済学科・理工学部全学科には指定があります。

第四に、1学科を決める。上智は1学科しか出願できません。この決断が、上智受験の最大の分岐点です。

10. よくある誤解

誤解1「評定は3年生の成績で決まる」——上智は在学全期間の通算です。高1から効きます。

誤解2「英検は落ちてもスコアが出れば使える」——上智の「2級A」は合格実績が必要です。準1級を受けてCSE2150を超えても、不合格なら2級Aと認められません。

誤解3「いくつか学科を出しておけばいい」——公募制推薦は1学科のみです。カトリック高校対象なら2学科まで。

誤解4「指定校推薦と併願できる」——できません。要項に明記されています。

誤解5「総合型だから学科の勉強は要らない」——第二次は学科試問です。志望学科の学問内容が問われます。

11. 生徒向けチェックリスト

  1. 上智を第一志望にすると決めましたか(専願です)
  2. 自分の「在学全期間の通算」評定を正確に知っていますか
  3. 志望学科の教科別の上乗せ条件を確認しましたか
  4. 英語の基準は2級か、2級Aか、準1級か、TOEFLか、確認しましたか
  5. 2級Aが必要な学科なら、合格実績を持っていますか
  6. 必履修科目の指定がある学科なら、履修していますか(または履修見込みですか)
  7. マイページの作成(7月31日〜)を済ませましたか
  8. 出願は11月1日〜5日の5日間だと知っていますか
  9. カトリック高校に在籍しているなら、9月の特別入試も検討しましたか
  10. 志望学科の先生の論文を1本でも読みましたか

11-2. 学科試問をどう準備するか

上智の第二次は「学科試問および面接」です。一般的な総合型選抜の面接とは性質が違います。志望学科の学問内容そのものが問われると考えてください。

学科試問の具体的な内容は要項の「3.学科試問内容」に学科ごとに記載されています。必ず自分の志望学科の欄を読んでください。そのうえで、準備の考え方を3つ挙げます。

第一に、学科の「問いの立て方」を知ること。 史学科なら史料をどう読むか、心理学科ならデータをどう解釈するか、法律学科なら条文と事実をどう往復するか。学問ごとに思考の型があります。入門書を1冊通読するだけでも、この型は掴めます。

第二に、時事を学問に接続すること。 新聞学科・総合グローバル学科・法学部系は、社会の出来事について問われる可能性があります。ニュースを追うだけでなく、「この出来事は、この学問ではどう説明されるのか」まで考えておく。

第三に、英語で答える準備が要る学科があること。 国際教養学科と理工学部デジタルグリーンテクノロジー学科は面接が英語です。志望理由と学習計画を英語で述べる練習を、9月までに始めてください。

11-3. 時期別ロードマップ

高校1〜2年生——上智の評定は在学全期間の通算です。つまり、この時期にできることが最も大きい。定期テストを受験勉強から切り離さず、間隔を空けた復習の機会として設計してください。

同時に、英語の級を取りにいくこと。準1級や2級Aが必要な学科を志望するなら、高2のうちに合格しておくのが安全です。上智は「合格実績」を見るので、スコアだけ伸ばしても足りません。不合格が続くことを見込んで、受験回を複数確保してください。

必履修科目の指定がある学科(哲学・史学・看護・経済・理工)を志望するなら、高2の科目選択が出願資格を左右します。文理選択の時点で、要項を読んでおく必要があります。

高校3年生 4〜7月——志望学科を1つに絞る作業を始める。上智は1学科しか出せません。評定・英語・必履修科目の3条件を満たす学科を洗い出し、そのなかから選ぶ。7月31日からマイページが作成できるので、顔写真と個人情報の登録はこの時期に済ませる。

8〜10月——自己推薦書とレポート等特定課題を書く。志望学科の教員の論文を読み、学科試問の準備を始める。カトリック高校に在籍しているなら、9月1日〜3日が特別入試の出願期間です。

11月——出願(11月1日〜5日、書類は11月6日消印有効)。そして11月28日の学科試問・面接。出願から試験までわずか3週間です。書類を出してから準備を始めるのでは間に合いません。

12. 最後に

上智大学の推薦入学試験(公募制)は、全30学科・合計525名という大きな枠を持ちながら、評定・英語・必履修科目の3条件をすべて満たさなければ出願すらできないという厳格な設計です。そして評定は在学全期間の通算。高校1年生の最初の定期テストから、この入試は始まっています。

逆に言えば、条件を満たしている生徒にとっては、明確で予測可能な入試でもあります。何が必要かがすべて公開されている。あとは1学科を選び、書類と学科試問の準備をするだけです。

入学試験要項は上智大学入学センターのサイトからダウンロードできます。まずご自身の目で、志望学科の要件を確認してください。そのうえで、どの学科に出すか、何をどう準備するか迷ったら、ご相談ください。

上智の公募制推薦を、どの学科で戦うか——武蔵野個別指導塾

上智の推薦入学試験(公募制)は、評定・英語・必履修科目の3条件をすべて満たさなければ出願すらできません。そして評定は在学全期間の通算。高1の最初の定期テストから、この入試は始まっています。

逆に言えば、必要なものがすべて公開されている、予測可能な入試でもあります。問題は「自分がどの学科に出せるのか」を正確に知ることと、1学科に絞る決断、そして学科試問への備えです。

当塾では、評定と英語資格の棚卸しから出願学科の選定、自己推薦書とレポート課題の指導、志望学科の学問内容に踏み込んだ学科試問対策、英語面接(国際教養・デジタルグリーンテクノロジー)まで対応しています。高1・高2からのご相談ほど、打てる手が多く残ります。

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