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ロフトベッドの下で勉強すると集中できるか—寝る場所がすぐそばにある机の使い方|武蔵野個別指導塾

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単語帳を持ってはしごを上がり、そのまま朝。そうならないように、部屋の明かりも一緒につけ、スマホを枕元から下ろし、上がる時刻の15分前に机を閉じる順番を先に決めておきましょう。

ロフトベッドの下の机でも、勉強に集中できます。ただし何も決めずに座ると、頭の上の暗さと、はしご数段先の寝床に負けやすい机です。先に決めるのは3つ。部屋の明かりを机のライトと一緒につけること、スマホと教材をベッドの上に上げないこと、はしごに上がる時刻を紙に書いてその15分前に机を閉じることです。そのうえでロフトの下は30〜40分ずつ区切る勉強と暗記の確かめに使い、1時間を超える演習は寝床の見えない場所へ持ち出してください。

よくあるのは、高校1年の平日の夜、ロフトベッドの下の机で、翌朝の小テストに出る英単語を覚えていた場面です。残りが20語になったところで、少し横になりながら覚えようと、単語帳を片手にはしごを上がりました。次に目を開けたときには窓の外が明るく、単語帳は枕の横で開いたまま、下の机ではライトだけがついていました。最後の20語が、覚えた語なのか、目を通しただけの語なのか、本人にもわかりません。

なぜそうなるのか

ロフトベッドの下の机は、ふつうの勉強机と同じ高さ、同じ広さでも、置かれた条件が違います。寝る場所と机が近い部屋の相談を受けていると、崩れ方は次の4つに分かれます。どれも本人の気持ちの弱さではなく、部屋の形から来ています。

ロフトの床板が、天井の明かりを机から隠す

部屋の天井の明かりは、ロフトの床板にさえぎられて、机の上まで届きにくくなります。図1のように、天井から来る光は寝床の上で止まり、その下の机のまわりは影になります。机のライトだけをつけると、手元のノートだけが明るく、顔を上げると暗い壁が目の前にあります。この状態では、机のライトを消した瞬間に、部屋はそのまま寝る前の暗さになります。勉強をする部屋と寝る部屋の境目が、スイッチ1つしかないのです。

図1 ロフトの床板が天井の明かりをさえぎり、机のまわりが暗くなる

頭の上が低く、伸びをする場所がベッドしかない

ロフトの下は天井が低く、座ったまま両手を上げると床板に手が届く机もあります。立ち上がって背中を伸ばす、腕を回す、といった動きを机の前でしにくいので、座りっぱなしの時間が長くなります。体を伸ばしたくなったとき、いちばん近くて広い場所は頭の上の寝床です。「少し伸びをしたい」が、気づかないうちに「少し横になりたい」にすり替わります。

寝床まで、はしご数段しかない

ふつうの部屋なら、寝るには机を離れ、部屋を横切り、布団をめくるという段取りがあります。ロフトベッドでは、椅子の横のはしごに手をかければ、もう寝床です。疲れたと感じてから横になるまでの間に、自分で決める場面がほとんどありません。しかも単語帳のように軽い教材は、持ったまま上がれます。横になって覚えるのは勉強を続けているように見えるので、上がるときにためらいが出ません。場面の高校1年も、勉強をやめるつもりで上がったのではなく、続けるつもりで上がっていました。

スマホが枕元で充電されている

充電のケーブルを枕元まで引いていると、スマホは一晩じゅうベッドの上に置かれます。机で通知の音が聞こえたら、確かめるためにはしごを上がり、確かめたらそのまま横になる。ワンルームのように机とベッドが並ぶ部屋でも同じで、振り向けば手が届く場所にスマホがあると、椅子から体が離れる回数が増えます。寝床とスマホが同じ場所にあると、勉強を中断する理由と横になる理由が一度にそろってしまいます。

今夜からの手順

机に座る前から、はしごに上がるまでの順に6つの段を並べます。1から3は座る前の準備、4と5は夜の時間の区切り方、6は週の中で場所を分ける決まりです。

1. 部屋の明かりをつけてから、机のライトをつける

勉強を始めるときは、先に部屋の天井の明かりをつけ、そのあとで机のライトをつけます。ロフトの床板にさえぎられて机の上は暗いままでも、部屋全体が明るければ、顔を上げたときに目に入るのは暗い壁ではなく、ふだんの部屋です。机のライトは、書く手の影が字にかからない側に置きます。右手で書くなら左側、左手で書くなら右側です。

終えるときは逆の順で、机のライトを先に消します。机のライトを消すことを「机を閉じた合図」と決めておくと、明かりのスイッチが勉強の終わりの区切りになります。部屋の明かりは、片づけと翌日の準備が終わるまで消しません。

2. 椅子の向きを、はしごと寝床が目に入らない向きにする

ロフトの下の机は壁に向かって座る形が多く、はしごは机の横か後ろに来ます。座ったときにはしごが目の端に入るなら、椅子を少し回すか机の上の物の置き方を変えて、正面の壁だけを見る姿勢を作ります。机を動かせる造りなら、ロフトの下から部屋の側へ半分ほど引き出すと、天井の明かりが机の手前に届くようになります。

ワンルームのように机とベッドが同じ部屋に並ぶなら、ベッドに背を向ける向きに机を置き、勉強の間はベッドに大きめの布を1枚かけて、枕と布団が見えないようにします。目に入る物が変わると、横になりたい気持ちが出てくるきっかけが1つ減ります。

3. スマホの充電を、枕元から部屋の入口の棚へ移す

勉強を始める前に、充電のケーブルごとスマホを枕元から下ろし、部屋の入口に近い棚か、家族と決めた充電の場所に置きます。机の上でもベッドの上でもない場所にするのがこつです。机の上なら通知が気になり、ベッドの上なら確かめるために上がります。

目覚ましにスマホを使っているなら、目覚まし用の時計を1つ用意して、スマホが夜を過ごす場所を入口の棚に決めてしまいます。調べ物にスマホが要る宿題の日は、使う時間をはじめに決め、使い終えたら入口の棚に戻します。

4. 上がる時刻を紙に書き、その15分前に机を閉じる

はしごに上がる時刻は、家の人と決めた寝る時刻から決めて、小さな紙に書き、机の正面の壁に貼ります。上がる時刻の15分前になったら、途中でも机を閉じます。閉じる順番は3つです。覚えきれなかった英単語に鉛筆で小さな印をつける。翌朝見る単語帳だけを閉じて机の真ん中に置き、ほかの教材はかばんに入れる。最後に机のライトを消す。印をつけた語は、翌朝、朝ごはんの前に机で見直す分にまわします。

残りの時間で歯をみがき、着替えて、それからはしごに上がります。上がるときに手に何も持っていないこと、それがこの段のゴールです。提出の決まった宿題がどうしても残る夜は、延ばす時間を先に決めて家の人に伝えます。延ばすのは提出物だけで、覚える勉強は延ばさずに朝へまわします。

5. 30〜40分ごとに、ロフトの外へ出て立つ

ロフトの下に座るのは、30〜40分を1回の区切りにします。区切りが来たら椅子から立ち、ロフトの外の、天井の明かりの下まで出ます。伸びをするのはここです。英単語を覚えている途中なら、単語帳を持って立ったまま、日本語の側を見て英語を声に出して言う確かめをします。立っている時間は5分ほどです。

眠いと感じたときも、横になる前にまず外へ出て立ちます。立ったまま5分の確かめをしても目が開かないなら、その夜は手順4の閉じる順番を早めに始めます。眠いから上がるのではなく、机を閉じてから上がる。図2のように、30〜40分の勉強と5分の立つ時間を交互に置き、最後に15分の閉じる時間を置くと、夜の流れが1本につながります。この順番を崩さないことが、はしごの上で朝を迎えないための境目です。

図2 30〜40分ごとに外で立ち、上がる時刻の15分前に机を閉じる夜の流れ

6. 1時間を超える演習は、ロフトの下から持ち出す

ロフトの下の机に向くのは、30〜40分で区切れる勉強です。英単語や漢字や用語の暗記、教科書を読んで問いに答える宿題、前の日の間違い直しがそれに当たります。数学の問題を続けて解く時間が1時間を超える日や、長い英文をまとめて読む日は、ダイニングのテーブルや地域の図書館、学校に自習の場所があればそこへ持ち出します。持ち出す日は、前の晩に計画表のその日の欄へ「外」と書いておくと、当日に場所で迷いません。

家の中で場所を移すと、テレビや家族の声がある部屋になることもあります。そうした部屋での机の使い方は、特集「勉強のやり方の細かい悩み」の「リビングで勉強すると集中できない—テレビと家族の声がある部屋で机を使う約束」で扱っています。

学年と時期で変わるところ

中学1年は、宿題の量がまだ少なく、ロフトの下の机で宿題と暗記がおさまりやすい時期です。中学に上がるときに部屋を変えたり、ロフトベッドを置いたりした家庭なら、使い始めの1か月のうちに、手順1から4を家の人と一緒に決めておきます。上がる時刻の紙も、このとき一緒に書きます。決まりが後から来ると、部屋の使い方を変える話になり、言い合いになりやすいからです。

中学2年は、部活で帰りが遅くなる日が増え、帰ってすぐに上で休みたくなる学年です。帰宅してから夕ごはんまでの間にロフトの上へ上がると、そのまま夜まで下りてこないことがあります。休むなら、ロフトの外の床やソファで、上がらずに休む形にします。

中学3年は、入試に向けて1日の勉強が長くなり、1時間を超える演習が増えます。入試の過去問を通しで解く日は、手順6の持ち出す日にします。週の計画表を作るときに持ち出す日を先に書いておくと、ロフトの下の机に長い演習が残りません。

高校生は、英単語、古文の単語、教科ごとの用語と覚える量が増え、夜の勉強が遅い時刻にずれやすくなります。上がる時刻は自分で決め、家の人には時刻だけを伝える形でかまいません。暗記はロフトの下、演習は外という分け方が、いちばん役に立ちやすいのも高校生です。

時期で見ると、テスト前は座る時間が長くなるぶん、横になりたくなる回数も増えます。ロフトの下で続けるのは暗記の確かめにし、範囲の問題を解く時間は持ち出します。テストの前の夜ほど上がる時刻を守り、覚えきれなかった分は朝の机にまわします。定期テストがいつかは学校によって違います。配られた年間の予定を見てから、持ち出す日を計画表に書いてください。

長い休みは、昼間もロフトの下が暗いことに気づく時期です。窓からの光もロフトの床板にさえぎられるので、昼でも部屋の明かりをつけます。昼にロフトの上で横になると、そのまま夕方まで眠ってしまいやすいので、午前はロフトの下で暗記、午後は図書館などの外で演習、と塊で分けておきます。季節でも変わり、冬は布団が暖かく、夏はロフトの上が暑くなりがちです。上がりたくなる気持ちが強いのは冬の夜なので、手順5の、眠いときはまず外へ出て立つ決まりを、冬にこそ守ってください。

よくある失敗と直し方

ロフトの上を、教材の置き場にしてしまう

机が狭いので、読みかけの問題集やプリントをロフトの上に置いてしまう失敗です。取りに行くたびにはしごを上がり、寝床に体を乗せることになるので、そのまま座りこむきっかけが増えます。朝、提出のプリントが布団の間から折れて出てくることもあります。直し方は、図3のように、ロフトの上に置くのは寝具だけと決めることです。教材の置き場は机の横の棚かかばんにまとめ、棚に入りきらないなら、今週使わない教材から家の別の場所へ移します。

ロフトの下を、物置にしてしまう

ロフトの下は収納の場所にもなるので、衣類の箱や使わない物を机のまわりに積んでしまう失敗です。足もとが狭くなって座る姿勢が崩れ、積んだ箱が部屋の明かりをさらにさえぎります。机の上に教材を広げる場所も減り、問題集とノートを重ねて使うことになります。直し方は、机のまわりの床を空けることです。箱は机の反対側の壁ぎわか押し入れへ移し、机の上に出しておくのは今日使う教材だけにします。

机に突っ伏して、うとうとしたまま続ける

上に上がらないと決めたので、眠くなっても机にしがみつき、突っ伏して目を閉じてしまう失敗です。上がらないことが目的になると、机の上で寝る時間が増えるだけで、覚える量は増えません。直し方は、突っ伏したらその夜はそこで閉じる合図、と決めることです。手順4の順番で印をつけ、単語帳を机の真ん中に置き、ライトを消してから上がります。夜に眠くて机に向かえない日が何日も続くなら、まず家の人に話し、学校の先生や医療機関にも相談してください。

図3 ロフトの上は寝具だけ、教材は机の横の棚、スマホは入口の棚

よくある質問

ワンルームの部屋で、机とベッドが近くても集中できますか

集中できます。部屋を分けられないぶん、境目を目と手で作ります。ベッドに背を向けて座る、勉強の間はベッドに布をかける、スマホは入口の棚で充電する、の3つです。気をつけたいのは、同じ部屋で先に寝る家族がいる場合です。部屋の明かりを消す時刻が早くなるので、その時刻より後の勉強は、ダイニングなど別の部屋へ移します。声に出して確かめる暗記は、家族が起きている早い時間のうちに済ませておきます。

ロフトベッドの上で勉強してもいいですか

上で勉強するのは勧めません。教材を上に広げると、寝る場所に教材が残り、横になることと勉強することが同じ場所でつながります。場面の高校1年のように、「上で少しだけ」は朝まで続きやすい形です。上に座って過ごす使い方や、物を持っての上り下りが安全かどうかは、製品の説明書に従ってください。テストの前の夜に、寝る直前まで見返したい気持ちが強いときは、最後の区切りの立つ5分を、その語の見返しに当ててから机を閉じます。

ロフトベッドの下の机をやめて、別の場所に机を移した方がいいですか

すぐに家具を動かす必要はありません。まず手順の1から6を2週間続け、はしごの上で朝を迎えた夜があったら、計画表の端に印を残します。2週間たっても印が減らないなら、机をロフトの下から出す話を家の人とします。家具を動かす前に試せるのは、夜の後半だけダイニングのテーブルに移る形です。それで印が減るなら、つまずきの元は机そのものではなく、寝床との近さだったとわかります。机を移すかどうかは家全体の使い方にかかわるので、自分一人で決めずに、家の人と話して決めてください。

保護者が手を貸すなら

上がる時刻はお子さまと一緒に決め、紙に書くのはお子さまに任せてください。朝、単語帳が枕の横から出てきても、責める前に「昨日はどこで机を閉じたの」と聞くと、手順のどこで崩れたかが本人の口から出てきます。スマホの充電は、家族で場所を1か所に決め、家の人のスマホもそこで充電すると、お子さまだけに課した決まりになりません。机を部屋の側へ引き出す、部屋の明かりを足すといった家具や明かりの変更は、お子さま一人では決められないので、家の人の出番です。夜に部屋をのぞいて確かめるのは控え、ロフトベッドの使い方を変えるかどうかは、2週間の様子を見てからお子さまと話す順番にすると、話し合いが説教になりにくくなります。

個別指導で確かめること

授業では、前の晩にロフトの下で覚えた英単語を、閉じた単語帳のまま言えるかで確かめます。言えた語と、印をつけて朝にまわした語は分けて見て、朝にまわした語が翌朝の机で本当に見直されたかも聞きます。上がる時刻を過ぎる夜が続いているなら、覚える量を減らす前に、夜の流れのどの段で崩れたかまで戻り、壁の紙に書いた時刻と照らし合わせます。

まとめ

はしごの上で開いたままの単語帳と、机の真ん中で閉じてある単語帳。二つの朝を分けるのは、やる気の量ではなく、上がる前の15分の順番です。寝床が近い机は、終わり方さえ決めておけば、短い区切りの暗記にいちばん手軽な場所に変わります。今夜は机のライトを消してから、手に何も持たずにはしごに足をかけてください。

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