冬期講習 2026-2027、募集中。総復習は売りません。90分×完全1対1で、穴だけを塞ぎます 詳しく →
電話 0422-27-7828チャットで質問無料相談を予約

武蔵野個別指導塾の特徴

学校推薦型選抜は浪人生も受けられるか—卒業後の条件の読み方と、過年度の調査書|武蔵野個別指導塾

学習のイメージ写真 武蔵野個別指導塾
X LINE Facebook

推薦に浪人で出せるかは、募集要項の出願資格に「卒業見込みの者」だけが書かれているか、「卒業した者」も並ぶかでまず分かれます。卒業した高校への頼み方と、調査書の保存期間5年・20年の意味も、電話の前に押さえておきましょう。

浪人生が学校推薦型選抜に出せるかどうかは、制度全体で一律に決まっているわけではありません。志望する大学の募集要項の、推薦の区分の出願資格に書かれた卒業の一行で決まります。答えを先に表にします。

確かめること 決まり 読む場所・聞く相手
浪人で出せるか 「卒業見込みの者」だけが挙がっていれば現役に限られる。「卒業した者」も並んでいれば出せる。卒業の時期に区切りが付くこともある 大学の募集要項の出願資格と推薦要件の欄
推薦を出す人 卒業した高校の校長。卒業生の推薦を引き受けるか、校内の締切をいつにするかは高校が決める 卒業した高校の事務室か進路指導
調査書の形 卒業した高校が作る。過年度の卒業者は以前の様式でよく、枚数も任意 卒業した高校
古い記録 指導要録は、指導の記録が卒業から5年、学籍の記録が卒業から20年の保存。期間を過ぎた分は、原則として調査書に書かなくてよい 卒業した高校と、大学の募集要項の出願書類の欄
国公立 推薦は出身学校長が出し、1つの年度に1つの大学・学部まで。両協会の要領には、既卒者を外す決まりも含める決まりもない 大学・学部の募集要項

よくあるのは、卒業した高校の事務室に平日の昼に電話をかけ、「この春に卒業した者ですが、推薦をお願いできますか」と切り出したところで、「どちらの大学の、何という入試ですか。卒業生も出せると募集要項に書いてありますか」と聞き返され、手元の要項をめくったまま黙ってしまう、という場面です。受話器の向こうで、昼休みの終わりのチャイムが鳴っています。浪人生の推薦は、電話をかける前に読んでおく一行で、行き先が変わります。

浪人生が出せるかは、出願資格の「卒業」の書き方で決まる

文部科学省の令和9年度の大学入学者選抜実施要項は、大学に出願できる人を、大学入学資格を持つ人と、入学の前までに持つ見込みの人としています。高校を卒業した浪人生は、この入口をすでに通っています。それでも推薦に出せない場合があるのは、推薦には大学が別に決める推薦要件が重なるからです。推薦は、校長がその大学・学部で学ぶにふさわしい生徒かを判断して出す入試です。そのため同じ要項は、大学に推薦要件をできるだけ具体的に決め、募集要項で示すよう求めています。学校推薦型選抜を卒業後に受けたい人が読むべきなのは、この推薦要件の中の、卒業についての一文です。

図1のように、書き方はおおむね3つの形に分かれます。1つ目は「2027年3月に高等学校を卒業見込みの者」のように、卒業見込みの人だけを挙げる形です。この形なら、すでに卒業した人は対象に入りません。2つ目は「高等学校を卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者」のように、卒業した人と卒業見込みの人を並べる形で、浪人生も出願できます。3つ目は、卒業した人を含めつつ、卒業の時期に区切りを付ける形です。「◯年3月以降に卒業した者」や「卒業後◯年以内の者」のように書かれ、何年前の卒業までを認めるかは大学と区分ごとに違います。

図1 出願資格の卒業の書き方で、浪人生が出せるかが分かれる

3つ目の形に当たったら、自分の卒業の年月をその文に当てはめて、声に出して読みます。たとえば2026年3月に卒業した人は、1つ目の形には入りませんが、3つ目の形で区切りの年月が2026年3月かそれより前なら入ります。「卒業後◯年以内」は、どの時点から数え始め、どの時点で数え終えるのかが、文だけでは読み切れないことがあります。読み切れないまま自分に都合のよい方へ解釈して出願の準備を進めるのは危険です。大学の入試の窓口に卒業の年月を伝え、出願できるかを直接聞きます。

見落としやすいのは、出願資格と推薦要件が別々の欄に書かれた募集要項です。冒頭の欄に「卒業した者」とあっても、推薦の区分の条件で卒業見込みに絞られていることがあります。評定や資格・検定の条件にも、「在学中」や取得の時期の言葉が付いていないかを見ます。卒業の一行は、出願資格の欄だけでなく、推薦の区分に書かれたすべての条件の中から拾い出すものです。

現役と既卒で一律に扱いを変えない、という一文の読み方

募集要項に「卒業見込みの者」とあるのを見つけて肩を落とした浪人生が、次に目にするのが実施要項のこの決まりです。文部科学省の令和9年度の要項は、公平・公正を欠く選抜の例の一つとして、現役か既卒かの別を理由に、合理的な理由もなく一律に扱いの差を設けることを挙げています。同じ列に並ぶのは、性別、年齢、出身地域、居住地域などの属性です。要項の冒頭にも、大学は年齢などの多様な背景を持つ学生の受け入れに配慮する、と書かれています。

この文で外せないのは、「合理的理由がある場合を除き」という前置きと、「一律に」という言葉です。裏返せば、既卒者をどの入試でも現役と同じに扱え、とまでは書いていません。しかも同じ要項が、推薦は校長の推薦に基づく入試で、推薦要件は大学が具体的に決めて示すもの、としています。この決まりを根拠に「卒業見込みに限る推薦はおかしい」と読むのは早すぎます。条件をどういう理由で置いたかは大学が説明する側の事柄で、受験する側が募集要項の外で判定できるものではありません。出せない推薦は出せない推薦として受け止め、出せる入試を探す方に時間を使います。

要項には、卒業から年月がたった人に向けた工夫も書かれています。入学者の多様性を確保する観点から、帰国生徒や社会人の選び方を工夫することが望ましい、という項目です。高校を卒業してからの年月の経過などを考えて学力検査を免除したり軽くしたりし、小論文や面接などを組み合わせて選ぶ、という中身です。文部科学省のQ&Aによると、こうした選抜は一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜のいずれかに位置付けて行われます。卒業して何年もたった人は、推薦の区分だけでなく、社会人などを対象にした区分が募集要項にないかも探します。どういう人を社会人の区分の対象にするかは大学が決めることなので、その区分の出願資格の欄で確かめます。

推薦を出すのは卒業した高校の校長—最初の電話で聞くこと

学校推薦型選抜の推薦は、出身高校の校長の名で出ます。浪人生にとっての出身高校は、卒業した高校です。卒業してから通っている塾や学習の場は、推薦を出す立場にありません。国立大学協会と公立大学協会の2027年度の実施要領も、推薦をするのは入学志願者の出身学校長だと定めています。浪人生の推薦は、もう在籍していない高校に、改めて校長の名で書類を出してもらう頼み事です。

推薦は、校長がその生徒を推薦するにふさわしいと判断して出すものです。卒業生の推薦を引き受けるか、どの窓口で、いつまでに申し込むかは高校が決めます。在校生と同じ時期・同じ手続でよいとは限らないので、最初の電話では次の4つを順に聞きます。

  1. 卒業生からの推薦の依頼を受け付けているか
  2. 申し込む窓口(事務室か進路指導か)と、校内の締切
  3. 推薦書を書くための面談や、出しておく材料があるか
  4. 調査書の発行の申し込み方と、受け取れるまでの日数

かける前に、自分の名前、卒業した年、在籍したクラス、担任だった先生の名前、志望する大学と入試の区分の名前、その募集要項で卒業した人も出せると確かめた欄を、紙に書いて手元に置きます。冒頭の場面で詰まったのは、この最後の一つでした。担任だった先生がすでに異動していることもあるので、先生の名前は手がかりとして伝えるだけにし、誰が書くかは高校に任せます。

実施要項は大学に、推薦書で学力の三要素についての評価を求めるよう定めています。三要素とは、身につけた知識と技能、それを使って考え判断し表す力、人と協働しながら主体的に学ぶ姿勢のことで、評価は志願者の学習歴や活動歴を踏まえて書かれます。高校の手元にあるのは、卒業するまでの記録だけです。卒業してからの1年に何を学び、なぜ同じ分野を志望し続けているのかは、高校からは見えません。高校時代の学びと卒業後の学びのつながりを自分の言葉で1枚にまとめ、依頼のときに渡せるようにしておくと、書く側が材料に困りません。

いまは2027年度入試の推薦の願書の受付がすでに開いている時期で(受付の始まりは2026年11月1日以降)、ここで初めて電話をかけるのでは、高校の準備が大学の締切に間に合わないことがあります。来年の入試で推薦を考える人は、来年度の募集要項を待たず、春のうちに一度高校へ連絡して卒業生の推薦の手順を聞いておくと、秋に慌てずに済みます。

過年度の調査書—以前の様式、成績の確定、保存期間

調査書も、卒業した高校が作ります。現役の高3の調査書と違うところが3つあります。

1つ目は様式です。調査書は2025年度入試からA4の表裏1枚の様式になりましたが、実施要項は、過年度の卒業者には以前の様式の調査書を出すことを認めています。文部科学省のQ&Aの答えも、過年度の卒業生は以前の様式でよく、枚数も任意でよい、というものです。以前の様式で作られた調査書には、今は廃止された学習成績概評の「Ⓐ」が付いていることがあり、Q&Aはそれを受け取った大学に、卒業見込みの人との間で公平に判定するよう求めています。届いた調査書の形が在校生のものと違っても、それだけで不備を疑う必要はありません。

2つ目は成績の確定です。現役の高3の調査書では、高3の成績がまだ決まっていないとき、その学年の直近の成績をもとに高校が判定した成績が書かれます。この扱いは卒業見込みの人のためのもので、卒業した人の調査書は、卒業までに指導要録に記録された成績をもとに作られます。浪人生の評定は、浪人の1年の勉強ではもう動きません。評定の条件が付いた推薦に出せるかは、募集要項を開いた時点で決まっています。

3つ目は保存期間です。調査書の元になる指導要録には、保存の期間があります。期間は2つに分かれていて、指導の記録は卒業から5年、入学や卒業などの学籍の記録は、各教科・科目の修得単位数の記録も含めて卒業から20年です。実施要項は、期間を過ぎた分は原則として調査書に書かなくてよいとしています。図2のように、2026年3月に卒業した人なら、5年を数えると2031年3月、20年なら2046年3月です。1浪や2浪で推薦を考える人は、5年の区切りのずっと手前にいます。

図2 指導要録の保存期間と、浪人1年目の位置

保存期間を過ぎた人や、高校の廃校・被災などで調査書が取れない人について、実施要項は大学に、卒業証明書や成績通信簿を出してもらうなど代わりの方法を用意し、それを募集要項などで知らせるよう望んでいます。高校の通知表を捨てずにとっておく理由は、ここにあります。代わりの書類で出せるか、何を出すかは大学ごとなので、募集要項の出願書類の欄を読み、書かれていなければ大学の入試の窓口に聞きます。

国公立の学校推薦型選抜を浪人で受けるとき

国公立の推薦には、国立大学協会と公立大学協会がそれぞれ定めた2027年度の実施要領がかかります。両方の要領の推薦の節を読んでも、既卒者を推薦の対象から外す決まりも、対象に含めると定める決まりもありません。浪人生が出せるかは、私立と同じく大学・学部の募集要項の出願資格で決まります。そのうえで、国公立の推薦を浪人で受ける人には、確かめることが3つあります。

1つ目は推薦の数です。両協会の要領では、同じ年度に1人が受けられる国公立の推薦は、共通テストのあるなしにかかわらず1つの大学・学部だけです。国立の推薦と公立の推薦を1つずつ、という組み合わせが許されるかは、どちらの要領にも書かれていません。許されるとも許されないとも決めつけず、卒業した高校と大学の募集要項で確かめます。

2つ目は共通テストです。共通テストを課す推薦では、共通テストの成績が判定に入ります。令和9年度の共通テストは、出願の受付が2026年9月15日に始まり、10月2日に閉じています。出願は現役も浪人も本人が出願サイトで行う仕組みで、出願を済ませた人のマイページには、12月上旬までに受験票が出ます。大学入試センターの要項には、令和6年度から8年度の入試で受けた共通テストの成績を、大学の請求に応じて提供する決まりもあります。去年受けた共通テストの成績で出せる入試かどうかは、募集要項の共通テストの欄で読みます。

3つ目は合格したあとの高校とのつながりです。国公立の推薦で合格した人の入学手続の期限は2027年2月17日で、辞退が認められるのは、特別な事情があって、推薦した高校の校長が辞退願を大学・学部に出し、許可された場合だけです。浪人生なら、その書類を出すのも卒業した高校です。卒業から1年近くたっていても、推薦を受けた以上、高校とのやりとりは合格のあとまで続きます。

よくある質問

1浪と2浪で、推薦の扱いは変わりますか

募集要項に卒業の時期の区切りがあれば、そこで分かれます。区切りがなく「卒業した者」とだけあれば、浪人の年数で出願資格は変わりません。卒業の時期の条件を置くかどうかは、推薦要件として大学が決めることです。迷ったら、自分の卒業の年月を伝えて大学の入試の窓口に聞きます。

卒業した高校が推薦を引き受けないときは、どうすればよいですか

推薦は校長の判断で出すものなので、引き受けるかどうかは高校が決めます。その場合は、高校の推薦を要しない入試に切り替えます。総合型選抜は本人の意志で出願できる公募制の入試だと要項に書かれていて、一般選抜も推薦なしで出せます。どちらも、出願資格に卒業の条件がないかは同じように読みます。

浪人の1年に学んだことは、どの書類で伝わりますか

調査書は高校を卒業するまでの記録なので、浪人の1年は載りません。伝える場は、本人が書く志望理由書や学修計画書と、面接です。要項は、本人が書く資料で、なぜ入りたいのか、入って何をどう学ぶのか、大学を出たあと何を目指すのかを書かせるとしています。2027年度入試から推薦では面接による評価が原則として必ず行われるので、卒業後の1年を書類と同じ筋で話せるようにしておきます。

現役のときに推薦で落ちた大学に、浪人でもう一度出せますか

出せるかは、その年の募集要項の出願資格で決まります。卒業した人が対象に入っていれば、出願はできます。卒業した高校がもう一度推薦を出すかは高校が決めるので、去年の結果も含めて相談します。

確かめる順番

今週のうちに、次の順で動きます。

  1. 志望する大学の推薦の募集要項を開き、出願資格と推薦要件の欄から、卒業について書かれた文をすべて書き出す。評定や資格の条件の欄に、時期の言葉がないかも見る。
  2. 書き出した文に自分の卒業の年月を当てはめ、読み切れない所を、大学の入試の窓口への質問として1行ずつにまとめる。
  3. 国公立の推薦なら、共通テストを課すかと、去年の成績を使えるかを、募集要項の共通テストの欄で確かめる。
  4. 卒業した高校の事務室か進路指導に電話し、卒業生の推薦を受け付けるか、窓口と校内の締切、調査書の発行の手順を聞く。
  5. 高校時代の学びと卒業後の学びのつながりを1枚にまとめ、推薦書の材料として高校に渡す。

図3は、この5つの段を1枚に並べたものです。高校に電話をかけるのは4番目で、その前の3つはどれも、募集要項を読むだけで済みます。順番を入れ替えて先に電話をかけると、冒頭の場面と同じところで言葉に詰まります。

図3 浪人生が推薦に出すまでに確かめる5つの順番

個別指導で確かめること

個別指導では、募集要項の出願資格の欄を生徒と一緒に読み、卒業の年月を当てはめて、高校と大学に聞くことを紙1枚の控えにするところから始めます。出願の締切が近いときは、締切から逆に数えた日付を並べ、どの書類をいつ高校に頼むかを先に決めます。卒業後の1年を志望理由書と面接でどう語るかは、下書きの添削と模擬面接を重ね、調査書に残る高校時代の記録と食い違わない形に整えます。

まとめ

浪人生が推薦に出せるかを分けるのは、浪人という立場そのものではなく、募集要項に書かれた卒業の一行と、卒業した高校の返事の2つです。前の1つは今夜のうちに自分で読めて、後の1つは平日の昼の電話一本で聞けます。読んでからかけた電話なら、事務室で何を聞き返されても、答えは手元の要項の中にあります。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。

まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

チャットで質問チャット
無料相談を予約する 電話 0422-27-7828電話 LINE チャット
で質問