冬期講習 2026-2027、募集中。総復習は売りません。90分×完全1対1で、穴だけを塞ぎます 詳しく →
電話 0422-27-7828チャットで質問無料相談を予約

武蔵野個別指導塾の特徴

学校推薦型選抜の総合問題と学力テスト—2月より前の試験の配点に歯止めがある理由|武蔵野個別指導塾

学習のイメージ写真 武蔵野個別指導塾
X LINE Facebook

推薦の学力テストは2月1日より前に置ける代わりに、高校の基礎を問い、面接や書類とつり合う配点にとどめる決まりです。募集要項の配点の表を、合計点の中の重さで読み直してください。

推薦の学力テストには、文部科学省の令和9年度の大学入学者選抜実施要項(2027年4月に入学する人の入試)で、時期・中身・重さの3つに枠がはめられています。

問い 答え
推薦は書類だけで決まるか 決まらない。調査書や推薦書に加えて、学力テスト・共通テスト・小論文や面接など・資格や検定のうち少なくとも1つを必ず使い、そのことを募集要項に書く
学力テストはいつ行えるか 大学が行う教科のテストは2027年2月1日からが原則。推薦は、推薦の決まりを守ることを条件に、2月1日より前にも行える
歯止めの中身 大学での学びに要る範囲で、高校の基礎を問う。ほかの評価とつり合う配分で使い、テストの点だけで判定のほとんどが決まる形にしない
総合問題とは 複数の教科をまとめて学力を見る出題。要項が大学に工夫として望んでいるもので、出すかどうかは大学が決める
どこを読むか 今年の募集要項の、自分が出す方式の選抜方法の欄と配点の表

よくあるのは、出願を決めた大学の募集要項を開き、選抜方法の欄の「基礎学力」という行に蛍光ペンで太い線を引いて、そこでペンを置いてしまう場面です。線を引いた本人は、何を勉強すればよいかが決まった気になっています。けれども、その行の右には配点の数字があり、下には書類と面接の行が続いています。蛍光ペンの線は「何が出るか」には答えてくれても、「その試験が合否のどれだけを決めるか」には答えてくれません。そこを読むための決まりが、要項の中に書かれています。

学校推薦型選抜の選抜方法は「書類と、もう1つ」でできている

文部科学省の要項は、入学者の選抜を、調査書・学力検査・小論文や面接・資格や検定・本人が書く資料などを、大学のアドミッション・ポリシーに合わせて組み合わせて行うものと定めています。何をどう組み合わせるかが、学校推薦型選抜の入試方法の中身です。推薦はその中で、出身高校の校長の推薦にもとづき、調査書を主な資料にして評価する区分と位置づけられています。

ただし、調査書と推薦書を読むだけで合否を出すことは認められていません。要項は推薦について、言語能力や数理的思考力を含めた知識・技能や思考力・判断力・表現力も評価できるように、次の4つの評価方法のうち少なくとも1つを使い、それを募集要項に書くよう求めています。

  1. 大学が自分で行う教科・科目のテスト
  2. 大学入学共通テスト
  3. 小論文・面接・実技・口頭試問・プレゼンテーションなど
  4. 英語の資格試験などの資格・検定

図1のように、書類の上に、この4つのどれかを最低1つ載せる形です。どれを載せるかは大学が決めるので、学力テストは推薦の義務ではありません。2027年度入試からは、志望する分野への意欲や適性を見る面接による評価も行うことになりました(2026年度入試にすでにあった選抜区分で、すぐに面接を入れるのが難しいものは、遅くとも2029年度入試までに入れることになっています)。

図1 推薦は書類に、4つの評価方法のうち1つ以上を足して決める

同じ大学でも、学校推薦型選抜の方式が違えば組み合わせも違います。要項は、試験の教科・科目や評価方法を選抜区分ごとに決めて発表するよう大学に求めているからです。方式が2つに分かれている大学なら、学力テストを課すのは片方の方式で、もう片方は小論文と面接で見る、ということも起こりえます。呼び名もそろっていません。要項では2026年度入試から、「個別学力検査」という言い方が「教科・科目に係る個別テスト」に改められましたが、大学の資料の言葉まで書き換えることは求められていないので、募集要項に古い呼び名や「基礎学力」のような独自の名前が残っていても不思議ではありません。名前で判断せず、その試験が4つのうちどれに当たるのかを、選抜方法の欄の説明の文で確かめてください。

学校推薦型選抜のテストが2月1日より前にできる条件

大学が自分で行う教科・科目のテストの試験期日は、2027年度入試では2027年2月1日から3月25日までの間と決められています。一般選抜の個別の試験が2月から3月に置かれるのは、この枠があるからです。推薦はこの枠の外に出ることを許されていて、要項は、時間をかけて丁寧に選ぶという推薦の趣旨を踏まえ、推薦の決まりを守った上でなら、教科・科目のテストを2月1日より前に行ってよいとしています。小論文や面接は、もともと2月1日より前から行えます。

この例外には、同じ要項の推薦の項に条件がついています。テストを使うなら、次の2つを満たさなければなりません。

文部科学省のQ&Aはさらに、テストの成績が実質的に判定の大部分を占めることのないように、と念を押しています。日程の決まりの側にも、高校の教育への影響と、受ける人の負担に十分配慮するよう書かれています。

なぜここまで縛るのか。理由は、2月1日より前に試験を置けるという例外そのものにあります。推薦の試験が行われるのは、高3がまだ高校の授業を受けている秋から冬です。その時期に、一般選抜と同じ形の学力試験で合否のほとんどが決まるなら、それは名前を変えた早い一般選抜です。2月の入試の競争がそのまま秋に前倒しになれば、まだ終わっていない高3の授業は置き去りになります。要項は教科のテスト全般について、学習指導要領に沿い、高校の教育の正常な発展の妨げにならないよう求めていますが、2月より前に行う推薦のテストでは、その一文がいっそう重くなります。「高校の基礎」と「つり合う配分」は、推薦を一般選抜とは別の物差しのまま保つための条件だと読めます。

受ける側から見ると、この条件は準備の範囲の目安にもなります。決まりの上で問われるのは高校で学ぶ基礎であって、教科書の外にある知識ではありません。教科書の例題と章末の問題を、時間を決めて確実に解ける状態にすることが、推薦の学力テストの準備の土台です。

2026年度入試で問題になった配点—「遵守のお願い」が出たわけ

文部科学省が2026年5月27日付で大学などに出した、令和9年度の要項についての通知には、前の年の入試で見つかった問題が書かれています。2026年度入試(2026年4月に入学した人の入試)で、一部の大学の総合型選抜と学校推薦型選抜に、2月1日より前に行う教科のテストの配点の割合が著しく高いもの、あるいはテスト以外の要素に点がついていないものがあり、実質的に学力検査の成績に大きく偏って合否が決まっていた、という指摘です。総合型や推薦の趣旨に合わない例として挙げられました。

これを受けて、国公私立の大学と高校の団体の代表者でつくる大学入学者選抜協議会が、各大学の学長にあてて「大学入学者選抜実施要項の遵守についてのお願い」をまとめ、文部科学省がその通知に添えて送りました。名前のとおり、要項を守ることを大学に求める申し入れです。

受ける側がこの経緯から読み取れることは3つあります。1つ目は、通知が挙げた2つの形、つまり「テストの割合が高すぎる」と「テスト以外に点がない」が、そのまま配点の表で確かめる項目になることです。2つ目は、2027年度入試の配点が、去年の募集要項と同じとは限らないことです。去年の要項を手本に準備してきた人は、今年の要項と並べて、テストの点数と合計点が動いていないかを見比べてください。3つ目は、2027年度入試の基本がすでに固まっていることです。大学は試験の教科・科目や評価方法などの基本を、選抜区分ごとに2026年7月31日までに発表し、その後は大規模な災害などの場合を除いて、受験者に不利益を与えるおそれのある変更をしないことになっています。推薦の出願が始まったいま、準備の土台にしてよいのは今年の要項です。

ただし、配点の表を見て「この大学は決まりに反している」と判定するのは、受ける側の仕事ではありません。要項にもQ&Aにも、何割までなら大部分に当たらないという線は書かれていないからです。配点の表を読む目的は、自分の準備の時間をどこに割くかを決めることに置いてください。

推薦の総合問題は、何を1つの問いに束ねるのか

要項は、教科のテストの教科・科目を学習指導要領の中から大学が決めるとした上で、文系と理系をまたいで課題を解く力を育てる大切さから、高校での言語能力と数理的思考力の育成に十分配慮し、複数の教科を統合して学力を判断する総合的な問題を出すなどの工夫に努めることが望ましい、と書いています。言語能力と数理的思考力への配慮は、2027年度の要項の主な変更点の1つとして通知にも挙げられました。学校推薦型選抜の総合問題を考えるときの出発点は、この一文です。

押さえたいことは2つあります。まず、「望ましい」は努力の目標で、総合問題を出すかどうかは大学が決めます。総合問題のない推薦も、教科ごとに分かれたテストの推薦も、決まりの上では同じように成り立ちます。次に、総合問題がどの評価方法に当たるかです。要項は小論文や面接などについて、もっぱら教科・科目の知識を問うもの、たとえば教科の知識を問う問題を小論文の形で出すものにしてはならないと定めています。とすれば、教科の学力を測る問いは、名前が総合問題でも教科・科目のテストの側に入り、2月1日より前に試験を置く条件として見た「高校の基礎」と「つり合う配分」の枠がかかる、と読むのが筋です。募集要項がその試験を学力の欄に置いているのか、小論文の欄に置いているのかを、見落とさないでください。

中身の形は、大学が公表した過去の問題で確かめるのがいちばん確かです。教科・科目のテストの問題と、解答や解答例と出題の意図は、原則として公表することになっています。要項の言葉を手がかりにすれば、文章や資料を読み取る力と、数や表を扱う力を、1つの問いの中で両方使わせる出題が想定されていると読めます。たとえば、ある社会の話題を扱った文章と表を読み、表の数字から言えることを計算で示し、自分の考えを文章でまとめる、という組み立てです。要項は、記述式の検査をできる範囲で取り入れることも大学に望んでいるので、答えを選ぶだけでなく、途中の考えを書かせる形も考えておいた方がよいでしょう。

準備の要は、教科を分けずに使う練習です。英語の長文の中のグラフ、現代文の資料の中の割合、数学の文章題の答えを言葉で説明する一文。高校の教科書と授業で扱った基礎を、教科の境目をまたいで使う練習を、制限時間つきで重ねてください。

募集要項の配点の表を、合計点の中の重さで読む

配点の表は、上から順に眺めるだけでは重さが見えません。次の手順で、自分の手で数字に直してください。

  1. 自分が出す方式の選抜方法の欄を開き、評価に使う要素を書類・学力テスト・小論文・面接・資格と、もれなく書き出す。
  2. それぞれの点数を書き、合計点を出す。
  3. それぞれの点数を合計点で割り、合計点の中の重さを出す。
  4. 点数のつかない要素に印をつける。

説明のための数で試してみます。書類60点、学力テスト80点、面接60点で、合計200点という表だったとします。テストの重さは80÷200で4割、書類と面接はそれぞれ3割です。図2の上の帯が、この配点を長さの比のまま描いたものです。

図2 説明のための配点例で、テストの重さを合計点の中の割合で見る

4つ目の手順が、いちばん見落とされやすい所です。募集要項によっては、書類や面接を点数ではなく段階で評価する、合否の判定の参考にとどめる、などと書いていることがあります。そうした要素は合計点に足されないので、合計点の差を生むのは点数のつく部分だけになります。図2の下の帯のように、書類と面接に点がなく学力テストだけが点数になる形なら、合計点の順位はテストの順位と同じです。通知が2026年度入試の例として挙げた2つの形の1つが、これです。点数のつかない要素がどう合否に使われるのかは、評価方法の説明の文に書かれているので、表の外の文章まで読んでください。

資格・検定を使う方式なら、換算の表も配点の一部です。要項は、資格・検定の結果をテストの点の代わりに使うときの換算の仕方などを、受験者にわかりやすく示すよう大学に求めています。また、英語の資格試験について、受ける負担の大きい人のために、資格を使わない区分を設けたり、テストと資格の結果の有利な方を使ったりする措置も望ましいとしています。自分の級やスコアが何点として扱われるのかを、表から読み取ってください。

高2の人は、去年と今年の配点を並べておくと役に立ちます。試験の教科・科目の追加や削除のように準備に大きく響く変更は、2年ほど前に予告するよう大学に求められていますが、配点の変更は、2年前の予告までは求められず、できるだけ早く知らせる変更の側に入っています。科目は急には変わりにくく、配点は1年で変わることがある、と覚えておき、来年の要項が出たら、配点の表から読み直してください。

よくある質問

推薦の学力テストは、一般選抜の試験と同じくらい難しいのですか

要項は、推薦で教科のテストを使う場合、大学での学びに必要な範囲で、高校段階の基礎的な学習の成果を問うよう求めています。一般選抜の個別の試験と同じ水準を前提にした決まりではありません。ただ、どの程度の基礎を問うかは大学ごとに違います。公表された過去の問題と出題の意図を読み、自分の手で解いて確かめてください。

学力テストのない推薦もありますか

決まりの上では、ありえます。書類のほかに使う評価方法は4つのうち1つ以上でよく、小論文や面接、資格・検定でその条件を満たす形も認められています。学力テストがあるかどうかは、募集要項の選抜方法の欄に書かれます。

配点の数字が書かれていない募集要項は、どう読めばよいですか

要項は大学に、合否判定の方法と基準をはっきり定め、あらかじめ募集要項などで公表するよう求めています。点数の表がなくても、選抜方法や評価方法の説明の文に、何をどう見て判定するかが書かれているはずなので、まずそこを読んでください。それでも重さがつかめなければ、どの要素が点数になるのかを、大学の入試の窓口に問い合わせてかまいません。

共通テストを使う推薦にも、配点の歯止めはかかりますか

要項の「高校の基礎を問い、つり合う配分にする」という一文は、大学が自分で行う教科・科目のテストについての決まりです。共通テストの使い方は別の項に書かれていて、一定の学力に達しているかどうかの判定に主に使う方法なども、工夫の例に挙がっています。共通テストを使う推薦なら、2027年1月16日・17日の本試験の点が合計点の中でどれだけの重さなのかを、配点の表で同じように計算しておいてください。

確かめる順番

今週のうちに、次の順で手を動かしてください。図3は、この順番を1枚にしたものです。

  1. 募集要項の配点を写す。自分が出す方式の選抜方法の欄を、自分の表に書き移し、合計点とそれぞれの重さをその場で計算します。
  2. 点にならない欄に印をつける。段階で評価する、参考にとどめる、などと書かれた要素を見つけ、その要素の使われ方の説明を読みます。
  3. 範囲を高校で相談する。学力テストの教科・科目と出題の範囲を確かめ、高3の授業でまだ扱っていない単元がないかを、高校の教科の先生に聞きます。試験の日が近いなら、担任の先生にもその日程を伝えておきます。
  4. 過去の問題を解く。大学が公表している過去の問題と出題の意図を探し、時間を計って1回解きます。総合問題なら、どの教科の力を組み合わせた問いかを書き出します。
  5. わからない点は大学へ。配点や範囲で読み切れない所が残ったら、大学の入試の窓口に問い合わせます。
図3 今週やる確かめの順番を、配点を写す所から大学への問い合わせまで並べた図

1と2は今夜のうちに終わります。3は高校が開いている平日に、4は時間の取れる週末に回すと、1週間で一巡できます。

個別指導で確かめること

武蔵境の教室では、募集要項の配点の表を生徒と読み、合計点の中の重さを計算するところから始めます。そのうえで、学力テストの範囲で抜けている単元を授業で埋める時間と、面接や書類の準備に使う時間を、配点の重さに合わせて週ごとに組み直します。総合問題のある方式なら、過去の問題を時間を計って解き、どの教科の力が足りなかったのかを答案の上で確かめます。

まとめ

推薦の学力テストは、2月より前に置けるという例外と引きかえに、高校の基礎を問い、ほかの評価とつり合う重さにとどめるという枠をはめられています。だから準備も、テストの勉強に寄せきらず、配点の重さに合わせて時間を割り振るのが筋です。「基礎学力」の行に引いた蛍光ペンの線が教えてくれるのは何が出るかまでで、その試験にどれだけ賭けるかは、横の点数を合計点で割るまで見えてきません。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。

まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

チャットで質問チャット
無料相談を予約する 電話 0422-27-7828電話 LINE チャット
で質問