
武蔵野個別指導塾の特徴
中学受験をしない小学生の塾はいつから—中学の勉強に間に合わせる最後の一年|武蔵野個別指導塾

制服の採寸を終えた6年生にも間に合う所はあります。分数・割合・速さ・漢字・要約の5つを家で1問ずつ試し、戻る単元と塾を使うかどうかを春休みまでに決めましょう。
中学受験をしない子の塾は、学年の数字で決めるより、小学校で習った五つの単元の手ごたえで決めるほうが外れません。分数・割合・速さという算数の三つに穴が見えるなら、小6のうちに戻り始めます。6年生の3学期からでも遅くはありません。穴が小さければ中学入学前の春休みからで間に合い、家の練習だけで済む子もいます。理由ははっきりしていて、中1の数学は最初の単元から分数の計算を使い、英語は自分でつづりを書いて答える形に変わるからです。今夜できる最初の一手は、家に残っている6年生の算数のテストを1枚出して、分数の問題を1問だけ一緒に見ることです。
よくあるのは、6年生の3学期、中学の制服の採寸から帰った日という場面です。「袖は少し長めにしておきましょう」と言われた上着の話をしながら、ふと中学の勉強のことが頭をよぎる。受験をする同級生は、何年も前から塾に通っていた。うちは受験をしないと決めたから、塾のことはほとんど考えてこなかった。机の引き出しには、丸の少ない算数のテストが折りたたまれたまま入っている。今から塾を探すのは遅いのか、中学に入ってからで足りるのか。採寸の帰り道から、同じ問いが頭の中を行ったり来たりします。
受験しない子が塾を考える三つの時期
受験をしない子にとって「塾はいつから」は、入試に間に合うかどうかの問いではありません。中学の最初の授業に、小学校の算数と国語をきちんと持って上がれるかどうかの問いです。そう置き直すと、考える時期は小5・小6・中学入学前の春休みの三つに分かれ、それぞれで間に合うことが違ってきます。図1のように、早く始めるほど戻れる範囲が広く、遅くなるほど「穴が少ない子」向けの時期になっていきます。

小5から始める—授業と並べて進む
小5の算数には、割合、単位量あたりの大きさ、分母の違う分数のたし算とひき算(通分)など、中学で何度も使う単元が集まっています。この学年から塾を使うと、学校の授業で習ったその週のうちに、同じ単元をもう一度解き直せます。習った直後なら、つまずきは小さいうちに見つかります。気をつけたいのは、受験の塾と同じ速さで先へ進めようとしないことです。受験しない子の小5に要るのは先取りではなく、授業の単元を取りこぼさないことです。宿題の算数に毎晩長い時間がかかる、割合の単元のテストで手が止まった、という様子が見えたら、この時期を考えてよい合図です。
小6から始める—小5まで戻れる最後の一年
小6の算数には、分数のかけ算とわり算、比、比例と反比例、文字を使った式と、中1の数学の入口に直接つながる単元が並びます。そして小6は、小5の割合や通分まで戻る時間が残っている最後の学年でもあります。夏休みを使えば、ひと月かけて小5の単元を一つずつ確かめ直せます。秋から冬に始めても、3学期と春休みを合わせれば、戻る単元を二つか三つに絞って片づけることはできます。題名の「最後の一年」は、この学年のことです。
中学入学前の春休みから—穴が少ない子向き
春休みは短く、制服や学用品をそろえる入学準備とも重なります。この時期から塾を始めて間に合うのは、五つの単元に大きな穴が無い子です。分数の計算を固め直し、英語のつづりに少し慣れておけば、4月の授業に入っていけます。反対に、割合も分数も怪しい状態で春休みに一気に戻ろうとすると、量が多すぎて、中学の授業が始まる前に息切れします。穴が大きいとわかったら、春休みを待たずに3学期のうちに一つ目の単元へ手をつけておくと、春休みの荷物が半分になります。
家でできる手順—五つの単元を1問ずつ確かめる
塾に行くかどうか、行くならいつからかを決める前に、家で五つの単元を1問ずつ確かめます。用意するのは、6年生の算数の教科書か家に残っているテスト、国語の教科書、白い紙1枚、鉛筆、時計です。図2のように、確かめた結果を紙の表に○・△・×で書き込んでいきます。○はすらすら解けた、△は時間がかかった・迷った、×は解けなかった、の印です。

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週末の昼に、お子さまから20分だけ時間をもらいます。夜の宿題のあとや、疲れている夕方は避けます。最初の一言は「中学の準備に、5問だけ一緒にやってみよう。20分で終わるよ」。テストではなく下見だと伝え、終わる時刻を先に言っておくと、身構えずに座ってくれます。親は答えを言わず、時計を見て印をつける役に回ります。
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分数は「通分して足す」を1問。たとえば 2/3+1/4 を紙に書いて解いてもらいます。答えは 11/12 です。見るのは答えより途中で、分母を12にそろえた跡があるかどうか。分母どうし、分子どうしを足して 3/7 と書いたら、小5の通分まで戻る印です。答えが合っていても、指を折って倍数を探し、5分以上かかったなら△にしておきます。
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割合は「もとにする量」を求める1問。「ある数の20%が30のとき、ある数はいくつか」と聞きます。答えは150です。30×0.2 で6と書いた場合は、どれが「もとにする量」かを取り違えています。式を書き終えたところで「どれが、もとにする量?」と一言だけ聞き、問題文の言葉を指で差せるかを見ます。指せなければ×、迷ってから指せたら△です。
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速さは「時間を求める」1問。「分速60mで900m歩くと、何分かかるか」。答えは15分で、900÷60 の式が立てば十分です。60×900 や 60÷900 と書いたら、速さ・時間・道のりの関係があいまいなまま覚えています。覚え方の絵を余白に描いて当てはめていたときは、「どうして割るの?」と聞いてみます。理由を自分の言葉で言えれば○、絵がないと式が立たなければ△。中学の数学では、同じ関係を文字の入った式で扱うので、絵だけに頼る解き方はそこで止まります。
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漢字は小6の10字。漢字ドリルか、教科書の巻末にある漢字の一覧から、親が10字を選びます。「垂直」「延長」「憲法」のように、中学の数学や社会でそのまま出てくる言葉を混ぜておくと、確かめる意味がはっきりします。先に読み、次に書き。書けない字より、読めない字から先に印をつけます。中学の教科書では、小学校で習った漢字にふりがなが付かない所が増えるので、読めない字があると問題文の段階で止まってしまうからです。
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文章を短くまとめる力は、国語の教科書の説明文から1段落。親が選んだ段落を声に出して読んでもらい、教科書を閉じてから「何の話だった? 2文で言ってみて」と頼みます。1文目に「何が」、2文目に「どうなのか」が入っていれば○。段落の最初の一文をそのまま繰り返すだけなら△、「わかんない」で止まれば×です。中学では国語に限らず、理科や社会でも、理由や様子を短い文で書く問いに出会います。
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結果の紙を冷蔵庫の横に貼り、3日後にもう一度確かめます。×がついた単元だけ、数字を変えた1問を解いてもらいます。分数なら 1/2+2/5 のように、形は同じで数だけ違う問題にします。1回の×は、その日の眠さや気分のこともあります。3日後も×なら、それが本当に戻る単元です。
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印が出そろったら、時期を決めます。算数の三つのどれかに×が残れば、小6のうちに戻り始めます。×が漢字と要約だけなら、家で毎日10分の練習を春休みまで続けます。全部が○か△なら、春休みに中学の入口を少しのぞいておけば足ります。戻る単元が二つ以上あるときは、一度に全部を始めず、算数の×から一つだけ選んで今週の分にします。
中学の最初の授業で戸惑いやすい二つの所
五つの単元を確かめたら、その先にある中学の入口も知っておくと、春休みの使い方が決まります。戸惑いやすいのは、数学の正の数・負の数と、英語の「書いて答える」形の二つです。どちらも、小学校の何がそのまま使われるかがわかっていれば、準備の量はそれほど多くありません。
数学—正の数・負の数に、分数がすぐ入ってくる
中1の数学は、正の数・負の数から始まるのがふつうです。0より小さい数そのものは、天気予報の「マイナス2度」で子供も知っています。戸惑うのは、そこに分数が入ってくる所です。図3は、マイナス2分の1(-1/2)に3分の1(1/3)を足す計算を数直線に描いたものです。目盛りは6分の1ずつで、-1/2 は -3/6 の位置にあたります。そこから右へ2目盛り、つまり 1/3 だけ進むと、答えの -1/6 に着きます。

この計算の中身は、小5で習った通分そのものです。通分があいまいなまま中学に上がると、符号の向きと分母のそろえ方の二つを同時に考えることになり、最初の単元で手が止まります。反対に、通分が○の子は、新しく覚えるのは「右へ進む・左へ戻る」の向きだけです。春休みに中学の数学を少し見るなら、図3のような数直線を紙に描き、整数で「マイナス3から右へ5」を数回やっておくくらいで十分です。
英語—聞いて話す形から、書いて答える形へ
小学校の英語で、聞く・話すには慣れていても、つづりを自分で書いた経験は少ないまま中学に上がることがあります。中学の定期テストは紙に書いて答えます。最初に戸惑いやすいのは、単語と単語の間をあけること、文の頭を大文字にすること、文の終わりにピリオドを打つこと、そして「I am play tennis.」のように、am と play を一つの文に並べてしまうことです。最後の一つは英語の力が足りないのではなく、中学で習う区別をまだ習っていないだけなので、春休みに慌てて文法を先に進める必要はありません。春休みにできるのは、自分の名前、好きな食べ物、できることを英語で3文書いて、4本線のノートに写すくらいで足ります。
塾を使わず家で済む子の見分け方
五つの確かめが終わったら、塾を使うかどうかを決めます。家の練習で足りるのは、次の三つがそろうときです。一つ目は、間違えた問題を、教科書の例題を見ながら自分で直せること。親が説明しなくても、例題の式と見比べて「ここが違った」と言えるなら、家で戻れます。二つ目は、3日後の確かめで×が○か△に変わったこと。1回の見直しで直る穴は、まだ浅い穴です。三つ目は、1日10〜15分の練習を、親が隣にいなくても始められた日が、1週間のうちに何日かあることです。
反対に、例題を見ても直し方がわからずに止まる、3日後も同じ所で×がつく、親が教えると言い合いになって続かない、という様子が二つ以上重なるなら、家だけで春休みまで抱えるのは重い状態です。そのときは小6のうちに、教わる場所を家の外に持つことを考えてよい時期です。塾を使うと決めた場合も、家で見つけた×の単元を紙のまま持っていけば、最初の授業から何を直すかがはっきりします。家で済むと決めた場合は、教科書と学校のテストを使い、3日後の確かめを春休みの終わりまで続けます。
言葉と場面の例
「受験しないから、まだいいよね」 →「受験はしなくても、4月には中学の授業が始まるね。それまでに何を持っていくか、一緒に決めよう」 「まだいい」は、始める日を決めないまま先送りにする言葉です。中学の授業の始まりという動かない日を置くと、準備の話が具体になります。
「みんな塾に行ってるのに、大丈夫なの」 →「中学の数学は、最初から分数を使うんだって。一回、1問だけ見てみない?」 「みんな」と比べられると、子供は自分が遅れている前提で話を聞きます。比べる相手を、友だちではなく単元に置き換えると、問いの向きが前に変わります。
「こんな問題もできないの」 →「ここで止まったね。止まる所が4月より前に見つかってよかった」 できない事実を責めると、次の確かめを嫌がるようになります。見つかったことを収穫として扱えば、3日後の1問にも付き合ってもらえます。
「塾、行きたい?」 →「家で練習するのと、教えてもらう場所に行くのと、どっちが続きそう?」 行きたいかと聞かれても、小学生には行った先の毎日が浮かびません。続けられそうかを聞くと、自分の放課後の時間と照らし合わせて答えられます。
「中学に入ったら、ちゃんと勉強しなさいね」 →「4月までに、分数だけは一緒に片づけておこう」 「中学」も「ちゃんと」も大きすぎて、何をすればいいかが見えません。春休みまでに終わる一つの単元に縮めると、今日の行動に変わります。
「なんだ、できるじゃない」 →「この問題は、もう中学に持っていけるね」 「なんだ」は、できないと思っていたことを一緒に伝えてしまう言葉です。○を中学への持ち物として数えると、印が一つ増えるたびに準備が進んでいる手ごたえになり、次の単元の確かめにも前向きに座れます。
やりがちな三つのずれ
一つ目は、受験をする同級生の時期に合わせて焦ることです。受験の塾は、入試の問題に向けて早くから先へ進みます。受験をする子の時間割を物差しにすると、受験しない子は何をしても遅れて見えてしまいます。受験しない子の目的は中学の授業に間に合うことで、ゴールが違えば始める時期も違って当然です。直し方は、時期を同級生の動きではなく、図2の表に並んだ印で決めることです。
二つ目は、中学の先取りを急ぐことです。春休みに中学の数学や英語の文法を先へ進めておけば安心、と考えたくなります。けれども、通分や割合に穴が残ったまま中学の単元へ進むと、穴の上に新しいことを積むことになります。中学の授業は入学してから教科書の最初のページで始まるので、先に進めた分は、どのみち授業でもう一度習います。直し方は、順番を逆にしないこと。まず小学校の×の単元を片づけ、残った時間で中学の入口を少しだけのぞきます。
三つ目は、春休みに詰め込むことです。入学前の数週間で全部を取り戻そうと、毎日何時間も机に向かわせると、4月の最初の週を疲れた状態で迎えます。中学の始まりは、新しい先生、新しい友だち、部活の見学と、勉強の外でも気力を使う時期です。直し方は、1日の量を先に決めることです。春休みは1日30分までと決め、終わったらその日は終わりにします。
よくある質問
小学生の塾は、何年生から通うのが普通ですか
普通の学年は決まっていません。受験をする子は、入試の日から逆に数えて早くから始めることがありますが、受験しない子の物差しは中学の授業です。小4までは、学校の授業についていけているかを担任に聞き、宿題が回っているなら、塾の時期を急いで決めなくてかまいません。小5・小6で割合や分数の単元に入ったとき、家の確かめで穴が見えたら、そこが考えどきです。
中学に入ってから塾を始めるのでは遅いですか
遅すぎることはありません。ただ中1の春は、教科ごとに先生が変わり、部活が始まり、初めての定期テストの準備も重なります。小学校の単元まで戻る時間を、どうしても取りにくい時期です。五つの確かめで×がついた単元があるなら、入学前に戻っておくほうが、中学に入ってからの負担が軽くなります。×が無いなら、中学の授業の様子を見てから考えても間に合います。
6年生の3学期からでも間に合いますか
間に合う範囲を絞れば間に合います。算数の教科書の終わりには、たいてい6年間を振り返るまとめのページがあり、それを使えば戻る単元の問題が手元にそろいます。分数と割合のうち、×がついた方を一つ選び、3学期のうちはその単元だけに絞ります。もう一つは春休みに回します。全部を同時に始めないことが、この時期のいちばんの工夫です。
学校と相談先で確かめること
小学校の担任には、個人面談か連絡帳で、次のように聞けます。
- 「算数の授業で、手が止まりやすかった単元はどこでしたか」
- 「分数と割合のテストで、どんな間違い方をしていましたか」
- 「中学に上がる前に、家で準備しておくとよいことはありますか」
中学校には、入学説明会や入学後の最初の保護者会で、次のことを確かめます。
- 「入学前に出る課題はありますか。あるなら、いつ配られますか」
- 「最初の定期テストの時期は、年間行事予定のどこでわかりますか」
勉強の心配のほかに、学校に行きにくい、友だち関係がつらそう、気持ちや発達のことで気になる、といった様子が重なることもあります。そのときは、勉強の手順より先に相談の道を持っておきます。小学校にもスクールカウンセラーが来る日があるので、曜日は学校に確かめます。武蔵野市にお住まいなら市の教育支援センター(教育相談支援)、都内であれば東京都教育相談センターにも相談できます。隣の三鷹市・小金井市・西東京市などで暮らす家庭なら、住んでいる市の教育委員会の教育相談の窓口に、学校での様子のメモを添えて問い合わせてみてください。
個別指導で確かめること
1対1の授業では、中1の数学の最初の単元で使う形から、逆にたどって確かめます。正の数・負の数の分数の計算から、通分、約分、分数のかけ算とわり算、割合の「もとにする量」へと1問ずつ戻り、手が止まった所の一つ手前から授業を組み立てます。家で印をつけた○・△・×の紙があれば、それが最初の地図になります。
英語は、自分の名前を4本線に書く所から見ます。語の間のすき間、大文字、ピリオドの三つが自然に書けるかどうかで、春休みに練習する中身が決まります。どちらも、教材を先へ進める前に確かめておくことです。
まとめ
引き出しの奥で折りたたまれた算数のテストは、塾を探す前に読める、いちばん正確な資料です。分数の1問に×がつけば今週から、○が並べば春休みからと、始める日はその1枚が教えてくれます。塾に頼るか家で進めるかも、3日後の印を見ればおのずと決まります。採寸した制服が4月の体に合うように、勉強の準備も、1問で測った寸法から仕立てれば狂いません。
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