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1日で終わる自由研究—残り1日の時間割とテーマ10|武蔵野個別指導塾

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朝9時から夕方6時までを30分刻みで組んだ時間割と、氷のとけ方や紙飛行機の飛距離など家にある物で2時間以内に測れる10のテーマ、模造紙の省き方を載せています。始業式の前日からでも提出に間に合います。

残り1日なら、朝9時に始めて夕方6時に終える時間割に沿って動けば間に合います。

時刻 すること
9:00〜10:00 テーマを決めて、家にある材料をそろえる
10:00〜12:00 実験して、表に数字を書き込む
13:00〜14:00 表を清書し、グラフを1枚描く
14:00〜17:00 模造紙かレポートに書き、写真を貼って見直す

テーマは、氷のとけ方、浮く野菜と沈む野菜、紙飛行機の飛距離、10円玉の汚れ、影の長さ、塩水とジャガイモ、輪ゴムの音、家の中の温度、水の蒸発、氷の保冷の10個です。どれも家にある物で、測る時間は2時間以内です。

よくあるのは、夏休み最後の日の朝、食卓に宿題の一覧を広げて、「自由研究」の欄だけが空いているのを見つける場面です。工作は終わり、読書感想文も出した。残っているのはこれだけで、明日は始業式。台所からは朝ごはんの音がして、冷蔵庫の扉には予定表が貼ってある。ここで新しい材料を買いに出ると、それだけで午前が消えます。家にある物で、今日の夕方までに終える。その前提で、やることを時計に合わせて並べ直すところから始めます。

テーマの選び方

残り1日のテーマ選びで迷う時間は、長くて30分です。選ぶ条件は3つで、図1のように、家にある物でできること、測る時間が2時間以内であること、結果が数で出ることです。3つめが抜けると、まとめの段で「おもしろかった」としか書けなくなります。数で出れば、表ができ、グラフが描け、考察は「どちらが大きかったか」から書き始められます。

図1 1日で終わるテーマを選ぶ3つの条件

この条件で絞った10のテーマが下の表です。測る時間は、記録を取り終えるまでの目安で、準備と片づけは別に見てください。

番号 テーマ 家にある材料 測る物 測る時間
1 氷のとけ方(塩、砂糖、何もなし) 氷3個、皿3枚、塩、砂糖 10分ごとの残りの重さか大きさ 60分
2 浮く野菜と沈む野菜 洗い桶、台所の野菜 浮いたか沈んだか 30分
3 紙飛行機の折り方と飛距離 同じ紙3枚、メジャー 3回ずつの飛んだ距離 60分
4 10円玉の汚れがとれる液 10円玉4枚、酢、しょうゆ、ソース、水 30分後の色の変化 40分
5 影の長さと時刻 棒、ものさし、日なた 1時間ごとの影の長さ 10時から16時
6 塩水とジャガイモの浮き沈み ジャガイモ、水200mL、塩、はかり 浮いたときの塩の量 40分
7 輪ゴムの太さと音の高さ 輪ゴム数種、空き箱 高い低いの聞き比べ 30分
8 家の中の場所と温度 温度計 部屋ごとの温度 60分
9 水の蒸発の速さ 同じコップ3個、はかり 朝と夕方の重さの差 朝と夕方の2回
10 氷を長持ちさせる包み方 氷4個、新聞紙、アルミはく、タオル とけ切るまでの時間 90分

5番と9番は午前のうちに始めないと間に合わないので、朝の時点で日が差していなければ外します。6番でジャガイモを切るときは、包丁を大人と一緒に使ってください。4番の液は1枚ずつ別の皿に入れ、液どうしは混ぜません。終わったら手を洗い、10円玉は流水ですすぎます。

学年で分けるなら、低学年は2番か7番のように「浮いたか沈んだか」「高いか低いか」の2択で記録できるものが向きます。高学年と中学生は1番か10番のように、時間を追って数が変わるものを選ぶと、折れ線グラフが描けて、考察に厚みが出ます。

進め方

時間割は図2のとおりです。9時に始めて18時に終える9時間を、30分の区切りで8つに分けました。実験と記録に2時間、模造紙に2時間、予備に1時間を置いてあります。予備の1時間は、使わずに終わるのがいちばんよい時間です。

図2 9時から18時までの残り1日の時間割

9:00〜9:30 決める

上の表から1つ選びます。2つ選びたくなっても1つにします。残り1日で2つやると、どちらも表が途中で終わります。選んだら、紙の真ん中に「何を変えて、何を測るか」を1行で書きます。1番なら「皿にのせる物を変えて、10分ごとの残りの大きさを測る」です。この1行が、そのまま模造紙の「方法」の見出しになります。

9:30〜10:00 用意する

材料を台所の机に並べ、記録の表を先に作ります。表は、横に測る回、縦に比べる物を置きます。1番の氷なら、縦に「塩、砂糖、何もなし」の3行、横に「0分、10分、20分、30分、40分、50分、60分」の7列です。表を先に作っておくと、実験の最中に「何を書くんだっけ」で手が止まりません。カメラも準備し、最初の1枚は材料を並べた写真にします。

10:00〜12:00 実験して記録する

10時に最初の1回を測り、時計を見て次の時刻を表の横に書きます。氷の場合は、同じ大きさの氷を3個、同じ皿に1つずつのせ、1つに塩を小さじ1、1つに砂糖を小さじ1をかけ、1つは何もかけません。10分ごとに写真を撮り、残りの大きさをものさしで測るか、はかりで重さを量ります。重さで量るなら、皿の重さを先に量って引きます。塩をかけた氷が先に小さくなることが多いですが、台所の温度や氷の形で差が出ますから、予想は予想として書き、結果は測った数だけを書きます。

測る項目は3つに絞ります。変えた条件、測った数、気づいたことです。気づいたことは「塩の氷の周りに水がたまった」のように、見えた事実だけを短く書きます。「すごかった」は後の感想に回します。

記録の表の例です。

条件 0分 10分 20分 30分 40分 50分 60分
塩 30g
砂糖 30g
何もなし 30g

空欄は実験中に埋めます。たとえば何もなしの氷が60分で12gになったなら、とけたのは18gで、1分あたり0.3gです。この割り算は、考察で「速さ」として使えます。

ほかのテーマの測り方

2番の浮き沈みは、洗い桶に水をはり、野菜を1つずつ静かに入れて、浮いた、沈んだ、途中で止まった、の3つで記録します。ニンジンやジャガイモは沈み、ピーマンは浮くことが多いですが、同じ野菜でも切ると変わることがあるので、丸ごとと切った物の両方を試すと表が2列になります。切るときは大人と一緒です。

5番の影は、ベランダか庭の日なたに棒を立て、10時から16時まで1時間ごとに影の先までの長さを測り、7回の記録を取ります。棒は動かさず、影の先に小石を置いてから測ると、時刻ごとの向きも残ります。外で測る間は帽子と水を忘れないでください。

9番の蒸発は、同じコップ3個に同じ量の水を入れ、日なた、日陰、扇風機の前に置き、9時30分と17時の2回、重さを量ります。差が7時間30分でへった量です。途中で水を足すと比べられなくなるので、触らないことがこのテーマの手順です。

10番の保冷は、同じ大きさの氷4個を、新聞紙、アルミはく、タオル、何も包まない、の4通りにして同じ机に並べ、とけ切った時刻を記録します。90分たっても残っている物は、残った大きさを量って表に書きます。

12:00〜13:00 昼休み

実験の道具は片づけず、写真だけ確かめます。ぼやけた写真があれば、残った氷で撮り直します。

13:00〜14:00 表とグラフ

記録の表を模造紙に書く大きさで清書し、グラフを1枚だけ描きます。描き方はまとめ方の節に書きます。

14:00〜16:00 模造紙かレポート

図3の配置で書きます。先に鉛筆で枠を取り、題名から順に埋めます。

16:00〜17:00 見直しと写真

写真を貼り、名前と学年と題名を確かめ、表の数字と本文の数字が合っているかを指でなぞって確かめます。

17:00〜18:00 予備

ここまでに終わっていれば、本文の段落を1つ厚くするか、何もしないかです。終わっていなければ、感想を3行に縮め、考察を2文にして、提出できる形を優先します。

まとめ方

残り1日のまとめは、省くところを先に決めます。模造紙の型は、題名、動機、方法、結果、考察、感想の6つで、図3のように、動機は3行、感想は1行まで縮め、空いた面積を結果の表とグラフに回します。読む人がいちばん見るのは結果で、書いた人がいちばん時間をかけたのも結果だからです。

図3 残り1日の模造紙の配置と省く場所

動機は「氷に塩をかけると速くとけると聞いて、本当か確かめたかった」のように、聞いたことと確かめたいことを1文ずつで足ります。方法は、朝に書いた「何を変えて、何を測るか」の1行と、材料の写真です。手順を長く書く代わりに、写真に番号をふって並べます。

結果は表とグラフです。グラフは1枚に絞り、時間を追って測ったなら折れ線、物どうしを比べたなら棒にします。紙飛行機で、ある折り方が3回で420cm、390cm、450cmなら、平均は420cmです。棒の高さは平均で描き、目盛りは0から500cmまで100cm刻みの5区切りにすると、模造紙の幅に収まります。目盛りの数字は表の数字と同じ単位で書き、グラフの下に「3回の平均」と添えます。

考察は2文の型で書きます。1文めは結果の比較で、「塩をかけた氷は、何もかけない氷より早く小さくなった」のように、表の数字を引いて書きます。2文めは理由の予想で、「塩が氷の表面をとかして、水になる温度を下げたからだと考えた」のように、教科書で読んだ範囲で書き、確かめていないことは「考えた」で止めます。断定しないのは逃げではなく、1日で測った数の重さに合わせた書き方です。

感想は1行で、「次は砂糖の量を変えて試したい」のように、次にやることを書くと締まります。「楽しかった」で終えるより、次の問いが残る方が、読んだ先生も話しかけやすくなります。

レポートの形で出すなら、同じ6つを見出しにして、表と写真を本文の間に入れます。枚数は3枚あれば十分で、1枚めに題名と動機と方法、2枚めに結果、3枚めに考察と感想です。

うまくいかないとき

よくある失敗は3つです。1つめは、差が出ないことです。氷が3つとも同じ速さでとけたなら、それも結果で、「今日の台所の温度では、塩の有無で差が出なかった」と書きます。考察には、差が出なかった理由として考えられること、たとえば塩の量が少なかった、氷の大きさがそろっていなかった、を書きます。失敗を隠して数字を直すより、出なかった差をそのまま書く方が、読む人は信用します。

2つめは、記録が途中で抜けることです。30分の記録を忘れたなら、表のその欄に「記録なし」と書き、グラフはその点を飛ばして線をつなぎます。あとから「たぶんこれくらい」と埋めると、グラフの形が作り物になります。

3つめは、時間が足りなくなることです。16時になって模造紙が半分なら、感想を切り、考察を2文にし、写真を2枚にします。それでも足りなければ、グラフを手描きの簡単な棒にします。提出できる形を先に作り、残った時間で厚くします。逆の順にすると、何も出せません。

予想と違う結果が出たときも同じで、予想は消さずに残し、結果の横に「予想と違った」と書きます。予想が外れたことは、それ自体が考察の材料です。

よくある質問

午後から始めても間に合いますか

13時に始めるなら、測る時間が40分以内のテーマ、2番、4番、6番、7番のどれかにします。実験と記録に1時間、表とグラフに30分、模造紙に2時間、見直しに30分で、17時に終わります。5番と9番は、午後からでは記録の回数が足りないので選びません。

写真が撮れないときはどうしますか

スケッチで代わりになります。氷の大きさなら、ものさしを横に置いて、輪郭を鉛筆でなぞった絵を10分ごとに描きます。絵の横に時刻と測った数を書けば、写真と同じ役目を果たします。描く時間がかかる分、記録の間隔を20分にして構いません。

温度計もはかりもない家では何を選びますか

2番の浮き沈み、3番の紙飛行機、4番の10円玉、7番の輪ゴムは、どれも道具がものさしと時計だけで済みます。3番は廊下の長さを歩幅で測ってもよく、その場合は「歩幅で何歩か」を単位にして、表にそう書きます。

親の関わり方と個別指導で確かめること

親が手を出す場所は、刃物と時計の2つです。ジャガイモを切る、空き箱を切るときは横に立ちます。時計は、10時と16時の2回だけ「今どこまで」と声をかけます。表を埋めるのも模造紙を書くのも、お子さま自身の手で進めます。字が曲がっていても、その方が読んだ先生に伝わります。

個別指導で確かめるのは、考察の2文が表の数字と結びついているか、グラフの目盛りが表の単位と同じか、の2点です。この2点が合っていれば、残り1日で書いた研究でも、人に説明できる形になります。

まとめ

残り1日の自由研究は、テーマを1つに決め、表を先に作り、10時に最初の1回を測るところで、ほとんど決まります。模造紙は動機と感想を縮め、結果とグラフに面積を渡します。差が出なくても、記録が抜けても、そのまま書けば研究です。時計が10時を指すまでに最初の数字を表に書き込めていれば、夕方の提出は、もう見えています。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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