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武蔵野個別指導塾の特徴

常用漢字の一覧—2136字を学年と級の順に、全部|武蔵野個別指導塾

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小1の80字から2級の185字まで、2136字を級と学年で区切って全部載せています。29画の鬱は入り、12画の蛙は入らない線引きや、人名用漢字との違いも確かめられます。

常用漢字は全部で2136字です。小学校で習う1026字(漢検の10級から5級)と、中学以降に習う1110字(4級から2級)に分かれ、漢検は2級でこの全部が範囲に入ります。下の表は級の順に並べ、同じ級の中は最初の音読みで行に分け、行の中は画数の少ない順です。音読みのない字は訓読みの行に入れました。読みの見当がつく字は、その行から探すと早く見つかります。

10級(小1) 80字・累計80字
ア行 一 円 王 右 雨 音
カ行 九 下 口 火 月 犬 五 玉 気 休 花 貝 見 学 金 空 校
サ行 七 十 人 三 山 子 女 小 上 夕 千 川 手 水 左 四 出 正 生 石 糸 字 耳 先 早 車 赤 足 村 青 草 森
タ行 大 土 中 天 田 竹 虫 男 町
ナ行 二 入 日 年
ハ行 八 文 木 白 本 百
マ行 目 名
ラ行 力 六 立 林
9級(小2) 160字・累計240字
ア行 引 羽 雲 園 遠
カ行 丸 弓 工 牛 元 戸 午 公 今 外 兄 古 広 会 回 交 光 考 行 合 何 角 汽 近 形 言 谷 画 岩 京 国 科 海 活 計 後 夏 家 帰 記 原 高 魚 強 教 黄 黒 絵 間 楽 歌 語 顔
サ行 才 止 少 心 切 市 矢 寺 自 色 西 作 社 図 声 走 姉 思 室 首 秋 春 食 星 前 紙 時 弱 書 細 週 雪 船 組 場 晴 新 数 算 線 親
タ行 刀 太 台 冬 多 地 池 当 同 体 弟 知 長 直 店 東 茶 昼 点 通 鳥 朝 答 道 電 読 頭
ナ行 内 肉 南
ハ行 父 分 方 半 母 北 米 売 麦 歩 風 馬 買 番 聞
マ行 万 毛 毎 妹 明 門 鳴
ヤ行 友 用 夜 野 曜
ラ行 来 里 理
ワ行 話
8級(小3) 200字・累計440字
ア行 央 安 医 委 育 泳 屋 員 院 悪 飲 運 温 暗 意 駅 横
カ行 化 区 去 号 曲 血 向 究 局 君 決 岸 苦 具 幸 界 客 急 級 係 県 研 荷 起 宮 庫 根 球 開 階 寒 期 軽 湖 港 感 漢 業 銀 館 橋
サ行 皿 仕 写 主 申 世 死 次 式 守 州 全 住 助 身 使 始 事 実 者 取 受 所 昔 指 持 拾 重 昭 乗 神 相 送 酒 消 真 息 速 祭 終 習 宿 商 章 深 進 族 歯 集 暑 勝 植 詩 想 整
タ行 丁 他 打 代 対 投 豆 注 定 待 炭 柱 追 度 庭 島 第 帳 笛 転 都 動 短 着 湯 登 等 童 鉄 談 調 題
ナ行 農
ハ行 反 皮 氷 平 坂 返 波 板 表 服 物 放 畑 発 美 秒 品 負 配 倍 病 勉 部 悲 筆 福 鼻 箱
マ行 味 命 面 問
ヤ行 予 由 有 羊 役 油 洋 遊 葉 陽 様 薬
ラ行 礼 両 列 流 旅 落 路 緑 練
ワ行 和
7級(小4) 202字・累計642字
ア行 以 衣 印 位 英 岡 茨 栄 案 媛 愛 塩 億
カ行 欠 加 功 各 共 好 改 完 岐 希 求 芸 果 芽 官 季 泣 協 径 固 軍 建 香 害 挙 訓 郡 候 貨 械 健 康 賀 街 覚 給 極 景 結 群 管 関 旗 漁 熊 課 潟 器 機 観 験 願 鏡 議 競
サ行 氏 井 札 司 失 成 争 佐 材 児 初 臣 折 束 刷 参 治 周 松 卒 昨 祝 城 信 省 浅 差 残 借 笑 席 倉 孫 埼 菜 崎 産 鹿 唱 清 巣 側 最 散 滋 順 焼 然 試 辞 照 節 戦 続 察 種 静 説 縄 選 積
タ行 仲 兆 伝 灯 沖 低 努 底 的 典 単 栃 帯 徒 特 隊 達 置 働 徳
ナ行 奈 念 梨 熱
ハ行 不 夫 必 付 辺 包 阪 兵 別 府 阜 法 牧 飛 変 便 梅 敗 票 副 望 博 飯 富 標
マ行 末 未 民 満 無
ヤ行 約 勇 要 浴 養
ラ行 令 老 利 良 冷 労 例 料 連 陸 量 輪 録 類
6級(小5) 193字・累計835字
ア行 圧 永 因 囲 応 易 往 益 桜 移 液 営 演 衛
カ行 久 可 刊 旧 句 仮 件 快 技 均 告 価 河 居 効 紀 逆 型 限 故 厚 格 個 耕 航 眼 基 寄 規 救 許 経 険 現 混 過 喜 検 減 解 幹 義 禁 鉱 慣 境 構 確 潔 興 講 額 護
サ行 士 支 史 示 再 在 災 志 似 序 条 状 妻 枝 舎 述 招 制 性 査 政 祖 則 財 殺 師 修 素 造 採 授 術 常 情 責 接 設 率 証 象 税 絶 測 属 罪 資 飼 準 勢 損 際 雑 酸 精 製 総 像 増 賛 質 賞 謝 績 織 職 識
タ行 団 毒 独 断 張 停 堂 得 貸 貯 提 程 統 態 適 銅 導 築
ナ行 任 能 燃
ハ行 比 仏 犯 布 弁 判 防 版 肥 非 武 保 破 粉 貧 婦 費 備 評 復 報 貿 墓 豊 複 編 暴
マ行 迷 脈 務 夢 綿
ヤ行 余 容 輸
ラ行 留 略 領 歴
5級(小6) 191字・累計1026字(小学校はここまで)
ア行 宇 延 沿 胃 映 恩 異 域 遺
カ行 干 己 穴 灰 危 机 吸 后 我 系 孝 困 拡 供 券 呼 刻 革 巻 看 皇 紅 株 胸 降 骨 郷 割 揮 貴 勤 筋 敬 絹 源 閣 疑 誤 穀 劇 権 激 憲 鋼 厳 簡 警
サ行 寸 尺 収 仁 冊 処 至 舌 存 私 若 宗 承 垂 砂 姿 宣 専 染 泉 洗 奏 座 蚕 射 従 純 除 将 針 済 視 捨 推 盛 窓 裁 策 詞 就 衆 善 創 装 尊 署 傷 蒸 聖 誠 誌 磁 障 銭 層 熟 諸 蔵 樹 縦 操 縮 臓
タ行 庁 宅 担 宙 忠 届 退 段 値 展 党 討 探 著 頂 痛 暖 腸 賃 誕 潮 敵 糖
ナ行 乳 納 脳 認 難
ハ行 亡 片 否 批 忘 拝 並 宝 派 肺 背 俳 班 秘 俵 陛 閉 訪 晩 補 棒 腹 暮 奮
マ行 枚 密 幕 盟 模
ヤ行 幼 訳 郵 欲 翌 預 優
ラ行 乱 卵 律 朗 裏 論 覧 臨
4級(中学以降) 313字・累計1339字
ア行 扱 芋 汚 壱 依 押 威 為 陰 握 偉 越 援 奥 違 煙 鉛 維 隠 影 鋭 縁 緯 憶
カ行 及 介 刈 凶 互 甘 丘 巨 玄 込 汗 朽 叫 仰 戒 含 却 狂 迎 抗 攻 更 奇 祈 拠 況 屈 肩 皆 狭 枯 恒 荒 鬼 恐 恵 兼 剣 軒 菓 乾 脚 掘 婚 幾 距 御 圏 堅 項 暇 雅 較 勧 詰 傾 継 遣 誇 鼓 箇 駆 豪 歓 監 輝 儀 戯 撃 稿 壊 獲 環 繰 響 驚 鑑
サ行 丈 召 占 旨 芝 朱 舟 巡 旬 尽 伺 秀 床 吹 即 刺 沼 姓 征 咲 狩 柔 盾 侵 是 俗 剤 脂 称 振 浸 陣 扇 彩 惨 執 斜 釈 寂 紹 紫 煮 畳 殖 尋 訴 歳 載 詳 触 飾 寝 慎 跡 僧 雌 需 趣 震 獣 薪 鮮 燥 鎖 瞬 騒 贈 襲
タ行 丹 奴 吐 沢 沈 拓 抵 到 突 耐 珍 怒 逃 峠 恥 致 途 倒 唐 桃 透 胴 脱 淡 添 盗 替 弾 遅 堤 渡 塔 鈍 嘆 蓄 跳 殿 端 徴 摘 滴 稲 澄 踏 濁 曇 闘
ナ行 弐 悩 濃
ハ行 凡 匹 払 忙 抜 尾 坊 杯 拍 泊 迫 彼 怖 抱 肪 柄 冒 盆 般 疲 被 浜 敏 浮 捕 峰 砲 販 描 普 幅 傍 帽 搬 微 髪 罰 腐 輩 範 盤 敷 膚 賦 舞 噴 舗 薄 繁 避 壁 爆
マ行 矛 妙 茂 眠 娘 紋 猛 慢 漫 網 黙 霧
ヤ行 与 雄 誉 溶 腰 踊 謡 翼 躍
ラ行 劣 郎 涙 烈 恋 粒 絡 雷 暦 慮 頼 隣 隷 療 齢 離 麗 欄 露
ワ行 惑 腕
3級(中学以降) 284字・累計1623字
ア行 乙 炎 欧 殴 哀 卸 悦 宴 詠 慰 閲 穏
カ行 斤 幻 孔 巧 甲 企 吉 刑 肝 忌 坑 克 佳 怪 岳 拘 架 悔 冠 軌 虐 峡 契 孤 弧 郊 恨 華 既 脅 倹 娯 悟 郭 掛 勘 貫 菊 虚 偶 啓 掲 控 紺 喚 換 敢 棋 欺 喫 遇 雇 慌 硬 絞 嫁 塊 慨 該 隔 滑 棄 愚 携 概 綱 酵 獄 魂 餓 緩 緊 凝 憩 賢 墾 犠 穫 騎 鶏 鯨 顧
サ行 冗 双 斥 如 匠 寿 伸 辛 祉 侍 邪 昇 炊 阻 削 施 牲 促 疾 殊 徐 辱 粋 衰 隻 桑 赦 酔 惜 措 粗 掃 軸 湿 掌 晶 焦 遂 随 婿 葬 催 債 搾 慈 摂 賊 遭 憎 撮 暫 潤 遵 衝 嘱 審 穂 請 潜 錯 諮 嬢 錠 擦 繕 礎 髄 瀬 鐘 譲 籍
タ行 斗 択 卓 抽 怠 胎 胆 帝 訂 託 畜 哲 凍 匿 袋 逮 窒 彫 陳 陶 豚 超 痘 滞 滝 稚 塗 奪 諾 鋳 駐 墜 締 壇 篤 鍛 聴 鎮
ナ行 尿 粘
ハ行 乏 伐 帆 伏 伴 芳 邦 妨 没 泌 苗 奉 房 卑 赴 封 胞 某 畔 姫 紛 倣 婆 排 陪 符 崩 蛮 募 飽 碑 漂 慕 墨 墳 縛 縫 膨 謀 藩 覆 癖 翻 簿
マ行 又 免 埋 滅 膜 魅 魔
ヤ行 抑 幽 揚 揺 誘 憂 擁
ラ行 了 吏 励 炉 厘 浪 隆 猟 陵 裂 廊 裸 零 廉 楼 漏 霊 錬 濫 糧
ワ行 湾
準2級(中学以降) 328字・累計1951字
ア行 凹 亜 姻 疫 畝 浦 翁 尉 逸 猿 虞 謁 韻
カ行 且 缶 江 吟 呉 拐 劾 宜 拒 享 茎 弦 肯 昆 垣 括 糾 挟 侯 洪 拷 蚊 核 陥 飢 恭 貢 剛 涯 殻 喝 渇 患 偽 菌 渓 蛍 渦 堪 棺 款 閑 暁 琴 隅 禍 靴 褐 寛 頑 傑 嫌 献 碁 溝 寡 酷 稼 窮 勲 慶 懐 憾 還 薫 衡 嚇 轄 擬 矯 謹 謙 購 懇 襟 繭 顕 懸 艦
サ行 刃 升 囚 汁 仙 充 迅 壮 抄 肖 杉 肢 叔 尚 枢 斉 析 拙 砕 臭 俊 叙 浄 津 甚 帥 窃 荘 唆 宰 栽 索 桟 酌 珠 准 殉 宵 症 祥 唇 娠 逝 栓 租 挿 捜 斎 蛇 渋 淑 粛 庶 渉 訟 剰 紳 崇 据 旋 曹 詐 酢 傘 循 硝 粧 詔 診 疎 喪 嗣 愁 酬 奨 睡 践 禅 塑 漆 遮 銃 塾 緒 彰 誓 漸 賜 遷 槽 儒 壌 薦 爵 醜 償 礁 繊 霜 璽 藻 醸
タ行 弔 屯 凸 妥 但 呈 廷 坪 邸 泥 迭 挑 勅 亭 貞 洞 泰 逐 秩 衷 朕 逓 眺 釣 偵 悼 堕 惰 棚 塚 搭 棟 筒 痴 艇 督 駄 嫡 漬 徹 撤 濯 謄 懲 騰
ナ行 尼 妊 忍 軟 寧
ハ行 丙 肌 妃 朴 把 伯 扶 披 附 侮 沸 併 泡 奔 俸 剖 紡 培 舶 猫 瓶 偏 堀 廃 媒 扉 雰 塀 遍 漠 鉢 煩 頒 閥 僕 賠 罷 賓 憤 幣 弊 褒 撲 頻 覇 譜
マ行 妄 抹 岬 盲 耗 麻 銘 摩 磨
ヤ行 厄 唯 悠 庸 愉 猶 裕 窯 諭 融 癒
ラ行 戻 柳 竜 倫 涼 累 痢 硫 塁 酪 虜 鈴 僚 履 寮 羅
ワ行 枠 賄
2級(中学以降) 185字・累計2136字(常用漢字のすべて)
ア行 宛 旺 畏 咽 怨 挨 唄 俺 萎 淫 嵐 椅 彙 曖 臆 艶 鬱
カ行 巾 乞 牙 勾 瓦 伎 臼 串 苛 玩 股 虎 柿 釜 桁 拳 崖 亀 惧 舷 梗 頃 痕 葛 喉 楷 蓋 毀 嗅 僅 窟 詣 隙 傲 潰 畿 憬 稽 駒 諧 骸 錦 錮 鍵 顎 鎌 韓
サ行 𠮟 尻 沙 芯 采 刹 呪 狙 柵 拶 拭 挫 恣 袖 凄 脊 捉 斬 羞 戚 曽 爽 須 痩 塞 嫉 腫 腎 裾 煎 羨 腺 詮 箋 遡 遜 摯 餌 憧 踪 醒 膳 蹴
タ行 爪 旦 丼 汰 妬 酎 捗 唾 堆 貪 貼 椎 溺 塡 頓 綻 誰 嘲 緻 諦 賭 戴 瞳 藤 鶴
ナ行 匂 那 虹 捻 謎 鍋
ハ行 氾 汎 肘 眉 訃 勃 剝 哺 斑 蜂 睦 蔑 貌 罵 箸 膝 蔽 餅 頰 璧
マ行 枕 昧 冥 蜜 麺
ヤ行 冶 妖 沃 弥 喩 湧 瘍 闇
ラ行 呂 弄 拉 侶 慄 賂 辣 瑠 璃 瞭 藍 麓 籠
ワ行 脇

2級の𠮟は叱と同じ字です。常用漢字表がこの形を掲げているので、上の表もこの形で載せました。端末によって𠮟が欠けて見えるときは、叱のことだと読んでください。

よくあるのは、高校の国語の授業で先生が公用文の話を始めるという場面です。「役所の文書では、動物のねずみは平仮名で書きます。鼠の字が常用漢字にないからです」。隣の席の人が小声で言います。「鼠で外なら、あの画数の多い鬱はもっと外だよね」。ところが鬱は表の内側にあります。線がどこを走っているのかは、2136字を一度並べて見ないとつかめません。チャイムのあとで一覧を探したくなるのは、その手ごたえのなさのせいです。

一覧の読み方

表の見出しには数字が2つあります。先の数字がその級で新しく増える字、累計がその級までに範囲へ入る字の全部です。漢検は下の級の字も上の級の範囲に含むので、4級で使う字は313字ではなく1339字になります。図1のように、小学校の6段で1026字まで上がり、中学以降の4段で残りの1110字を積んで2136字に届きます。1段あたりの字は小学校で約170字、中学以降で約280字です。高校生のつまずきが後半に集まるのは、この段の高さを見れば無理もありません。

図1 10級から2級までの字の累計を積み上げた階段

常用漢字は「目安」の表

常用漢字表は2010年に内閣が告示した表で、前書きの最初にこう書かれています。法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活で現代の国語を書き表す場合の漢字使用の「目安」を示すもの。禁止の線ではなく目安です。同じ前書きには、科学や技術、芸術などの専門分野や個人の表記にまで及ぼすものではない、とも書かれています。過去の著作や文書の漢字使用を否定しないこと、都道府県名に使う字などを除いて固有名詞は対象にしないことも、そこに並びます。小説で鼠と書いても誤りではなく、公用文なら「ねずみ」にする、という話はここから来ます。

字の形にも幅があります。表は頰や剝の形を掲げていますが、情報機器の文字の都合で頬や剥を使っても差し支えない、と表の中に書かれています。画面の字と表の字が少し違って見えても、別の字だと慌てなくてかまいません。

2010年の改定で増えた字

いまの2136字は、2010年の改定でできた形です。その前の1981年の表は1945字で、ここに196字が加わり、勺 錘 銑 脹 匁の5字が外れました。背景としてよく挙げられるのは、文章を手で書く場面より情報機器で打つ場面が増えたことです。変換すれば出る字は、書けることより読めることの値打ちが大きくなります。鬱のように画数の多い字が入ったのも、その流れで語られることが多いのですが、理由を一つに決めつけることはできません。俺、誰、頃、鍋、枕、虎、亀のような暮らしの字も同じ時に入っています。

加わった196字のうち、都道府県名に使う茨 媛 岡 熊 埼 鹿 栃 奈 梨 阪 阜の11字は、いまでは小学4年の配当に入っています。残りの185字が、2級で新しく出る字とそのまま重なります。一覧の最後の表に見慣れない字が多いと感じるのは、そこがいちばん新しく加わった字の集まりだからです。増えたのは字だけではありません。「全て」「委ねる」「関わる」の読みも、この改定で表に入りました。

人名用漢字は別の目的の表

人名用漢字は、子の名前に使える字を定めた戸籍の規則の表です。名前に使える文字は、常用漢字、人名用漢字、ひらがな、カタカナと決められています。つまり人名用漢字は常用漢字の外側に置かれた別の表で、葵や蓮や楓はこちらに入ります。文書の目安と戸籍の手続きでは、表の仕事が違います。改定で外れた5字が同時に人名用漢字へ移され、名づけには引き続き使えるのも、その違いの表れです。

覚え方

2136字を1字目から順に書いていくやり方は、途中で止まります。書けた字と書けない字の区別が残らないので、どこへ戻ればいいのかがわからなくなるからです。高校生なら次の順で進めます。小学生のお子さまなら、いまの学年の級までで十分で、2136字の全部を見せて焦らせる必要はありません。

1. 印で3つに分ける

中学以降の1110字を読みながら、読めて書ける字に○、読めるが書けない字に△、読めない字に×をつけます。1字3秒なら1時間かかりません。書いて確かめるのは後にします。ここで欲しいのは、自分の穴の地図です。

2. ×を先に読めるようにする

読めない字があると、問題文も評論も、その語のところで止まります。書けないより読めないほうが、文章を読むときの損が大きいのです。辞書か常用漢字表で音と訓を確かめ、語を1つ添えてノートに残します。

3. △を部首で束ねる

図2のように、字の多い部首の上位10だけで774字あり、全体の3分の1を超えます。水は氵を含めて118字、人は亻を含めて98字、手は扌を含めて95字です。部首は字の意味の側を示すことが多いので、拭 捉 挫 捻を手の動きとしてまとめると、1字ずつ覚えるより引っかかりが増えます。部首の分け方は辞書によって少し違うので、数は目安として読んでください。

図2 字の多い部首の上位10とそれぞれの字の数

4. 音の形と意味で束ねる

検 険 験 剣 倹はどれもケンと読み、共通の形を持ち、違うのは部首だけです。きへんの検、こざとへんの険、うまへんの験、りっとうの剣、にんべんの倹。5字を横に並べて書くと、自分がどこで取り違えるのかが見えます。意味で束ねる手もあります。眉 瞳 頰 顎 喉 脇 肘 爪 尻 股 膝はすべて2級の字で、体の部分を指します。自分の体を上から指さしながら読めば、1回で11字が片づきます。

5. 語で書いて、間をあけて確かめる

検討、危険、実験、真剣、倹約のように語で書くと、字の形と意味が同時に残ります。1日15字なら、1110字は74日、2級の185字だけなら13日目に終わります。翌日、3日後、1週間後に△と×の字だけを見直し、○に変わった字は表から消します。鬱のような字を手で書けるようにするかどうかは、目的で決めてかまいません。文章を読むためなら読めれば足りますし、漢検2級を受けるなら書き取りまで範囲に入ります。

テストでの出方

「この字は常用漢字ですか」と正面から問う問題は多くありません。出やすいのは読みと書き取りで、公用文や表記を学ぶ授業の小テストなら「表の内外」が加わります。学校のテストや入試の漢字は常用漢字を中心に作られると考えて準備すれば、大きく外れません。表の外の字が文章に出るときは、ふりがなが添えられていることが多いです。

例題1 読み

次の「」の語の読みを、ひらがなで書いてください。(1)「語彙」を増やす (2)「曖昧」な返事 (3) 故郷への「憧憬」

答えは (1) ごい (2) あいまい (3) しょうけい です。(3)は「どうけい」とも読みます。3語とも2010年に加わった字を含み、評論の文章で繰り返し出会います。書けなくても、読めればここは点になります。読みの問題を落とすときは、語を知らないのではなく、字と語が結びついていないことがよくあります。語の形でノートに残す手順は、ここにそのまま効きます。

例題2 書き取り

次のカタカナを漢字に直してください。(1) 友人の言葉にカンメイを受ける。(2) 結論をホリュウする。(3) 誤りをシテキする。

答えは (1) 感銘 (2) 保留 (3) 指摘 です。銘はかねへんで、金属に刻むことを思い浮かべると「心に刻まれる」という語の意味につながります。摘はてへんで、適や滴や敵と共通の形を持ちます。指でつまみ出す動作を思い浮かべれば、てへんに迷いません。形の似た字が並ぶ問題では、部首の意味から語へ戻れるかどうかで差がつきます。

例題3 表の内外

次のうち、常用漢字だけでは書けない語を1つ選んでください。ア 挨拶 イ 椅子 ウ 薔薇 エ 語彙

答えはウです。薔も薇も表の外で、公用文では動植物の名を一般の語として書くとき、表にない字は仮名にするので「ばら」になります。見た目の難しさで選ぶと、挨拶や語彙も候補に見えて迷います。挨、拶、椅、彙はどれも表の内側です。

まちがえやすいところ

画数が多い字は表の外だと思う

鬱は29画で、表の中でいちばん画数の多い字です。次に多いのは23画の鑑です。逆に、蛙は12画で表の外にあり、19画の鯨は表の中にあります。表は難しさの順位ではありません。図3のように、鬱 岡 俺が常用漢字に入る一方で、鼠 狐 蛙はどちらの表にも入っていません。

図3 常用漢字、人名用漢字、どちらでもない字の分類

名前に使える字は常用漢字だと思う

葵 蓮 楓は名前でよく見かけるので、常用漢字だと思い込みやすい字です。図3の真ん中の枠のとおり、これらは人名用漢字で、常用漢字の外にあります。逆に、常用漢字はすべて名前に使えます。名づけに使える範囲は常用漢字より広い、と覚えておくと取り違えません。

字が表にあれば、どの読みでも表の中だと思う

字と読みは別々に決まっています。予の読みはヨだけで、「予め」の「あらかじめ」は表にありません。概の読みもガイだけで、「概ね」の「おおむね」は外です。公用文で「あらかじめ」「おおむね」と仮名で書くのは、このためです。一方、今日、明日、大人のように1字ずつの読みに分けにくい語は、付表に語の形で載っています。読みまで見ないと、内外の判断はできません。

確かめの問題

  1. 常用漢字は全部で何字ですか。小学校の配当と中学以降は、それぞれ何字ですか。
  2. 2010年の改定で加わった196字と、漢検2級で新しく出る185字は、どういう関係ですか。
  3. 釜、椿、蟻を、常用漢字、人名用漢字、どちらでもない字に分けてください。
  4. 「即ち」の字と読みは、常用漢字表の範囲に入りますか。
  5. 中学以降の1110字を1日30字ずつ見直すと、何日で終わりますか。

答え

  1. 全部で2136字です。小学校の配当が1026字、中学以降が1110字です。
  2. 196字のうち、都道府県名に使う11字がいまは小学4年の配当に入り、残りの185字が2級で新しく出る字と重なります。
  3. 釜は常用漢字、椿は人名用漢字、蟻はどちらでもない字です。
  4. 即の字は表にありますが、読みはソクだけで、「すなわち」の読みは表にありません。
  5. 37日です。1110を30で割ると37になります。

次に確かめること

中学で習う漢字の一覧は、この表の後半にあたる1110字を読みと書きに分けて見直すときの土台になります。漢検2級は、合格基準が80%程度に上がる級で、185字の仕上げと全範囲の見直しが同時に来ます。受検を考えるなら、検定の日程や受付の期間は協会の案内で最新のものを見ておいてください。小学4年生の漢字は、都道府県名に使う字がまとまって入っているので、県名の字で×がついたときの戻り先です。

個別指導では、高校生でも×が集まった級まで戻って確かめます。5級や6級に×が並ぶなら、2級を繰り返す前に、そこの字を語で書き直すところから始めます。

まとめ

鼠を平仮名にする話から始まった疑問は、ここまで来れば自分で片づけられます。字が内側か外側かは表を引けば済み、読みが内側かどうかも同じ表で確かめられます。残るのは、自分の×がどの級に固まっているかだけです。虎は内側、狐は外側。この線を自分の言葉で説明できれば、2136字はもう暗記の山に見えません。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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