
武蔵野個別指導塾の特徴
干支の順番—十二支の覚え方と、十干との組み合わせ|武蔵野個別指導塾

西暦から 3 を引いて 60 で割れば、壬申の乱も戊辰戦争も干支の番号が出ます。干支の順番は指の節で数えられるので、紙がなくても取り違えません。
十二支の順番は、子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥です。読みは「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」と続きます。方角と時刻まで含めて 12 個を並べると、次の表になります。
| 番号 | 字 | 読み | 音読み | 動物 | 方角 | 時刻の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 子 | ね | し | ねずみ | 北 | 23時〜1時 |
| 2 | 丑 | うし | ちゅう | 牛 | 北北東 | 1時〜3時 |
| 3 | 寅 | とら | いん | 虎 | 東北東 | 3時〜5時 |
| 4 | 卯 | う | ぼう | うさぎ | 東 | 5時〜7時 |
| 5 | 辰 | たつ | しん | 竜 | 東南東 | 7時〜9時 |
| 6 | 巳 | み | し | 蛇 | 南南東 | 9時〜11時 |
| 7 | 午 | うま | ご | 馬 | 南 | 11時〜13時 |
| 8 | 未 | ひつじ | び | 羊 | 南南西 | 13時〜15時 |
| 9 | 申 | さる | しん | 猿 | 西南西 | 15時〜17時 |
| 10 | 酉 | とり | ゆう | 鶏 | 西 | 17時〜19時 |
| 11 | 戌 | いぬ | じゅつ | 犬 | 西北西 | 19時〜21時 |
| 12 | 亥 | い | がい | いのしし | 北北西 | 21時〜23時 |
十干は次の 10 個です。十二支と組にして、年を数えるときに使います。
| 番号 | 字 | 訓読み | 音読み | 訓読みのもと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 甲 | きのえ | こう | 木の兄 |
| 2 | 乙 | きのと | おつ | 木の弟 |
| 3 | 丙 | ひのえ | へい | 火の兄 |
| 4 | 丁 | ひのと | てい | 火の弟 |
| 5 | 戊 | つちのえ | ぼ | 土の兄 |
| 6 | 己 | つちのと | き | 土の弟 |
| 7 | 庚 | かのえ | こう | 金の兄 |
| 8 | 辛 | かのと | しん | 金の弟 |
| 9 | 壬 | みずのえ | じん | 水の兄 |
| 10 | 癸 | みずのと | き | 水の弟 |
十干と十二支を 1 つずつ順に組むと、60 通りで一周します。右の 2 列は、その干支にあたる西暦です。
| 番号 | 干支 | 読み | 西暦(前の周) | 西暦(今の周) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 甲子 | きのえね | 1924 | 1984 |
| 2 | 乙丑 | きのとうし | 1925 | 1985 |
| 3 | 丙寅 | ひのえとら | 1926 | 1986 |
| 4 | 丁卯 | ひのとう | 1927 | 1987 |
| 5 | 戊辰 | つちのえたつ | 1928 | 1988 |
| 6 | 己巳 | つちのとみ | 1929 | 1989 |
| 7 | 庚午 | かのえうま | 1930 | 1990 |
| 8 | 辛未 | かのとひつじ | 1931 | 1991 |
| 9 | 壬申 | みずのえさる | 1932 | 1992 |
| 10 | 癸酉 | みずのととり | 1933 | 1993 |
| 11 | 甲戌 | きのえいぬ | 1934 | 1994 |
| 12 | 乙亥 | きのとい | 1935 | 1995 |
| 13 | 丙子 | ひのえね | 1936 | 1996 |
| 14 | 丁丑 | ひのとうし | 1937 | 1997 |
| 15 | 戊寅 | つちのえとら | 1938 | 1998 |
| 16 | 己卯 | つちのとう | 1939 | 1999 |
| 17 | 庚辰 | かのえたつ | 1940 | 2000 |
| 18 | 辛巳 | かのとみ | 1941 | 2001 |
| 19 | 壬午 | みずのえうま | 1942 | 2002 |
| 20 | 癸未 | みずのとひつじ | 1943 | 2003 |
| 21 | 甲申 | きのえさる | 1944 | 2004 |
| 22 | 乙酉 | きのととり | 1945 | 2005 |
| 23 | 丙戌 | ひのえいぬ | 1946 | 2006 |
| 24 | 丁亥 | ひのとい | 1947 | 2007 |
| 25 | 戊子 | つちのえね | 1948 | 2008 |
| 26 | 己丑 | つちのとうし | 1949 | 2009 |
| 27 | 庚寅 | かのえとら | 1950 | 2010 |
| 28 | 辛卯 | かのとう | 1951 | 2011 |
| 29 | 壬辰 | みずのえたつ | 1952 | 2012 |
| 30 | 癸巳 | みずのとみ | 1953 | 2013 |
| 31 | 甲午 | きのえうま | 1954 | 2014 |
| 32 | 乙未 | きのとひつじ | 1955 | 2015 |
| 33 | 丙申 | ひのえさる | 1956 | 2016 |
| 34 | 丁酉 | ひのととり | 1957 | 2017 |
| 35 | 戊戌 | つちのえいぬ | 1958 | 2018 |
| 36 | 己亥 | つちのとい | 1959 | 2019 |
| 37 | 庚子 | かのえね | 1960 | 2020 |
| 38 | 辛丑 | かのとうし | 1961 | 2021 |
| 39 | 壬寅 | みずのえとら | 1962 | 2022 |
| 40 | 癸卯 | みずのとう | 1963 | 2023 |
| 41 | 甲辰 | きのえたつ | 1964 | 2024 |
| 42 | 乙巳 | きのとみ | 1965 | 2025 |
| 43 | 丙午 | ひのえうま | 1966 | 2026 |
| 44 | 丁未 | ひのとひつじ | 1967 | 2027 |
| 45 | 戊申 | つちのえさる | 1968 | 2028 |
| 46 | 己酉 | つちのととり | 1969 | 2029 |
| 47 | 庚戌 | かのえいぬ | 1970 | 2030 |
| 48 | 辛亥 | かのとい | 1971 | 2031 |
| 49 | 壬子 | みずのえね | 1972 | 2032 |
| 50 | 癸丑 | みずのとうし | 1973 | 2033 |
| 51 | 甲寅 | きのえとら | 1974 | 2034 |
| 52 | 乙卯 | きのとう | 1975 | 2035 |
| 53 | 丙辰 | ひのえたつ | 1976 | 2036 |
| 54 | 丁巳 | ひのとみ | 1977 | 2037 |
| 55 | 戊午 | つちのえうま | 1978 | 2038 |
| 56 | 己未 | つちのとひつじ | 1979 | 2039 |
| 57 | 庚申 | かのえさる | 1980 | 2040 |
| 58 | 辛酉 | かのととり | 1981 | 2041 |
| 59 | 壬戌 | みずのえいぬ | 1982 | 2042 |
| 60 | 癸亥 | みずのとい | 1983 | 2043 |
よくあるのは、12 月の食卓で年賀状を書いている場面です。2027 年の一枚に羊の絵を描く手が止まり、「未って、うまの次だっけ」と声が出ます。お子さまに「丑年の次は何年」と聞かれて、子、丑、と指を折り始めたものの、たつのあたりで数がわからなくなる。みかんの皮の横で、十二支は案外すらすら出てきません。同じ字は、歴史の教科書の壬申の乱にも、真夜中を指す丑三つ時にも顔を出します。
一覧の読み方
最初の表は、左から番号、字、読み、音読み、動物、方角、時刻の目安の順です。十二支はもともと年や日や方角に順番をつけるための記号で、動物は覚えやすくするために後から結びつけられたと説明されます。だから「子」の字をいくら眺めても、ねずみの姿は出てきません。ふだん使う読みは「ね、うし、とら」のほうで、「し、ちゅう、いん」の音読みは、歴史の用語を読むときに出番が来ます。読みと動物の呼び名がずれるのは、子、卯、辰、巳、酉、亥の 6 個です。この 6 個だけは、読みと動物を組にして口に出しておくと、取り違えが消えます。
図1のように、12 個を時計回りに円に並べると、方角と時刻が一度に読めます。真上の北に子を置くと、3 つ進んだ卯が東、6 つ進んだ午が南、9 つ進んだ酉が西です。1 つ進むごとに方角は 30 度、時刻は 2 時間動くので、12 個で 360 度と 24 時間をちょうど一周します。図1に書いた時刻は、それぞれの刻の真ん中の時刻で、子が 0 時、卯が 6 時、午が 12 時、酉が 18 時です。

表の時刻は、それぞれの刻の始まりと終わりです。子の刻は 23 時から 1 時までで、真ん中がちょうど 0 時にあたります。午の刻の真ん中が昼の 12 時なので、12 時を正午と呼び、その前を午前、後を午後と呼びます。地球の北と南を結ぶ子午線も、北の子と南の午を結んだ名前です。怪談に出てくる丑三つ時は丑の刻を 4 つに分けた 3 番目で、今の午前 2 時から 2 時半ごろにあたります。江戸時代は季節で 1 刻の長さが変わる数え方だったので、2 時間ずつという表は目安として読んでください。
北東、南東、南西、北西は、隣り合う 2 つの十二支を重ねて呼びます。北東が丑寅(うしとら)、南東が辰巳(たつみ)、南西が未申(ひつじさる)、北西が戌亥(いぬい)です。お城の南東の隅の櫓を巽櫓、北西の隅の櫓を乾櫓と呼ぶのは、辰巳と戌亥を 1 字で書いた名前です。
十干の表の「木の兄」は「きのえ」、「木の弟」は「きのと」と読みます。日本の訓読みは、木、火、土、金、水の 5 つを兄と弟に分けて 10 個の字に当てはめた形で、この「え」と「と」が、干支を「えと」と読む語源とされています。今の暮らしでは干支といえば十二支だけを指すことが多いのですが、もとの意味は十干と十二支の組み合わせです。
60 行の表は、番号、干支の字、読み、西暦の順です。2026 年は 43 番の丙午(ひのえうま)、2027 年は 44 番の丁未(ひのとひつじ)で、年賀状の羊はこの「未」です。丙午の年の生まれには根拠のない迷信が語られてきましたが、60 通りのうちの 1 つにすぎません。表にない年は、60 を足すか引くかすれば同じ行に戻れます。60 年で生まれた年の干支に戻るので、満 60 歳を還暦と呼びます。日にも十二支が順に割り当てられていて、夏の土用の丑の日や 11 月の酉の市はその名残です。
自分の干支の出し方
生まれた年の西暦から 3 を引いて、12 で割ります。余りが最初の表の番号で、余りが 0 のときは 12 番の亥です。2012 年生まれなら 2009 を 12 で割って余り 5、5 番の辰。2027 年なら 2024 を 12 で割って余り 8、8 番の未で、年賀状の羊と合います。
十干も同じ手順で出せます。西暦から 3 を引いて 10 で割った余りが十干の番号で、余り 0 は 10 番の癸です。2027 年なら余り 4 で、4 番の丁。まとめて出すなら 60 で割ります。2024 を 60 で割った余りは 44 で、60 行の表の 44 番の丁未と一致します。
1 月や 2 月の生まれは、どちらの年で数えるかと迷うところです。暦の上では立春で年が替わるとする考え方もあり、占いの世界ではそちらを使うこともあります。年賀状とテストでは、西暦の年で数えて問題ありません。
歴史の用語に残る干支
歴史の用語には、その年の干支を名前にしたものがあります。字が読めれば起きた年の手がかりになるので、主な 16 個を年の順に並べます。番号は 60 行の表の番号で、学ぶ所は目安です。
| 用語 | 読み | 西暦 | 番号 | 学ぶ所 | 中身 |
|---|---|---|---|---|---|
| 乙巳の変 | いっしのへん | 645 | 42 | 中学 | 中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を倒した政変 |
| 庚午年籍 | こうごねんじゃく | 670 | 7 | 高校 | 全国規模で初めて作られた戸籍 |
| 壬申の乱 | じんしんのらん | 672 | 9 | 中学 | 大海人皇子と大友皇子が皇位を争った内乱 |
| 庚寅年籍 | こういんねんじゃく | 690 | 27 | 高校 | 持統天皇の時代に作られた戸籍 |
| 壬辰倭乱 | じんしんわらん | 1592 | 29 | 高校 | 文禄の役の朝鮮の側の呼び名 |
| 丁酉再乱 | ていゆうさいらん | 1597 | 34 | 高校 | 慶長の役の朝鮮の側の呼び名 |
| 己酉約条 | きゆうやくじょう | 1609 | 46 | 高校 | 対馬の宗氏と朝鮮が結んだ貿易の取り決め |
| 戊午の密勅 | ぼごのみっちょく | 1858 | 55 | 高校 | 朝廷が水戸藩へ直接下した勅書 |
| 戊辰戦争 | ぼしんせんそう | 1868 | 5 | 中学 | 新政府軍と旧幕府側の内戦 |
| 壬午軍乱 | じんごぐんらん | 1882 | 19 | 高校 | 朝鮮の都で起きた兵士の反乱 |
| 甲申事変 | こうしんじへん | 1884 | 21 | 高校 | 朝鮮の開化派が起こした政変 |
| 甲午農民戦争 | こうごのうみんせんそう | 1894 | 31 | 中学 | 日清戦争のきっかけになった朝鮮の農民の蜂起 |
| 戊戌の政変 | ぼじゅつのせいへん | 1898 | 35 | 高校 | 清の改革を保守派が止めた政変 |
| 戊申詔書 | ぼしんしょうしょ | 1908 | 45 | 高校 | 明治天皇が国民に勤勉と倹約を説いた詔書 |
| 辛亥革命 | しんがいかくめい | 1911 | 48 | 中学 | 清が倒れ、翌年に中華民国が生まれた革命 |
| 甲子園球場 | こうしえんきゅうじょう | 1924 | 1 | 暮らし | 甲子の年に完成した球場の名前 |
戊辰戦争は 1868 年に始まって 1869 年まで続きましたが、名前は始まった年の干支です。丁酉再乱は丁酉倭乱と書かれることもあり、呼び名には揺れがあります。
覚え方
12 個を一列のまま覚えようとすると、真ん中あたりで詰まります。区切ってください。図2のように 3 つずつ 4 段に分け、「ね、うし、とら」「う、たつ、み」「うま、ひつじ、さる」「とり、いぬ、い」と、段の終わりで一息入れて唱えます。よく使われる唱え方で、段の音の数が 5、4、7、5 とでこぼこしているぶん、かえって調子がつきます。

指も使えます。親指で、人さし指の付け根から先へ向かって節を 3 つ押さえ、続けて中指、薬指、小指と進むと、片手の 4 本でちょうど 12 か所になります。図2の 1 段が指 1 本にあたる形です。「申は何番目」と聞かれたら、薬指の 3 つ目で 9 番。紙がない電車の中でも、テストの最中の手元でも数えられます。
字は声のあとから覚えます。順番をよどみなく言えるようになってから、図2の上の段の 3 字を 1 日目に書き、次の日に 2 段目を足す、という進め方にすると、4 日で 12 字がそろいます。毎日 1 段目から書き直すのがこつで、書き直す時間はすぐに短くなっていきます。自分の生まれ年の字を最初に書けるようにしておくと、そこを足場に前後へ広げられます。
順番の由来として語られる昔話も足場になります。神様の呼びかけで動物たちが競走することになり、足の遅い牛が夜のうちに出発すると、ねずみがその背中に乗っていて、門の前で飛び降りて 1 番になった、という話です。子と丑が並ぶ理由がこれで説明できます。もう 1 つ、鬼は牛の角と虎の皮の腰巻きで描かれ、これは丑寅の方角を鬼門と呼ぶことと結びつけて語られます。桃太郎のお供の猿、雉、犬が申、酉、戌の順に並ぶという話もあります。どちらも諸説ある言い伝えですが、丑と寅、申と酉と戌のかたまりが一度に頭に入ります。
十干は 2 つずつ 5 組です。「きのえ、きのと」「ひのえ、ひのと」「つちのえ、つちのと」「かのえ、かのと」「みずのえ、みずのと」と、頭が木、火、土、金、水と変わり、終わりは「え、と」の繰り返しです。木が燃えて火になり、燃えかすが土になり、土から金属が出て、金属の肌に水がつき、水が木を育てる、という昔の考え方の順なので、1 つの話としてつなげられます。音読みは「こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き」で、このうち甲乙は「甲乙つけがたい」や契約書の甲と乙で聞いたことがあるはずです。
最後に、1 番から 10 番までの干支は番号がそろうことを使います。十干も十二支も先頭から同時に進むので、5 番は十干の 5 番目の戊と十二支の 5 番目の辰で戊辰、9 番は十干の 9 番目の壬と十二支の 9 番目の申で壬申です。戊辰戦争と壬申の乱の字は、この 2 つの番号から組み立て直せます。丸暗記の字が、番号から作れる字に変わります。
テストでの出方
中学入試や中学の社会では、順番と読みがそのまま問われるほか、方角や時刻との対応を穴埋めさせる問題が出ることがあります。中学の歴史では壬申の乱や戊辰戦争の字の書き取り、高校の日本史では乙巳の変や庚午年籍のような用語の読みと年の対応が問われます。古文では「辰の時」「申の刻」のような時刻の読み取りが、文章の流れをつかむ手がかりになります。次の 3 問は、それぞれの型を練習用に作った問題です。
例題 1
次の 4 つを十二支の順に並べなさい。申、卯、戌、丑。
答えは丑、卯、申、戌です。指の節で番号を振ると、丑が 2 番、卯が 4 番、申が 9 番、戌が 11 番になります。字を見て読みに直し、読みから番号に直す 2 段階を飛ばさないことが要点です。戌を「いぬ」と読めれば、小指の 2 つ目で 11 番が出ます。
例題 2
南東を表す十二支の 2 字を書きなさい。また、午前 10 時ごろは何の刻にあたりますか。
答えは辰巳、巳の刻です。図1の円で東の卯から時計回りに進むと辰、巳と続き、その 2 つの間が南東です。午前 10 時は 9 時から 11 時までの枠に入るので、6 番の巳になります。時刻の問題は、子の刻が 23 時から始まることを起点に 2 時間ずつ足していくと確実で、正午の午の刻から 1 つ戻しても同じ答えが出ます。
例題 3
672 年の壬申の乱のあと、次に壬申の年が来るのは西暦何年ですか。また、1868 年の干支を字で書きなさい。
答えは 732 年、戊辰です。干支は 60 年で一周するので、672 に 60 を足します。1868 年は、3 を引いた 1865 を 60 で割って余り 5、5 番なので、十干の 5 番目の戊と十二支の 5 番目の辰が組みます。番号から字を作れれば、戊を戌と書く誤りの点検にもなります。
1 年進むと、十干も十二支も 1 つずつ進みます。645 年の乙巳の翌年は、乙の次の丙と巳の次の午で丙午になり、改新の詔が出された 646 年の干支と一致します。年号の前後を問う問題で、この見方は検算に使えます。
まちがえやすいところ
1 字違いで別の字になる
戊辰戦争を「戌辰」と書く誤りは定番です。戊は十干の 5 番目で「ぼ」、戌は十二支の 11 番目で「いぬ」と読み、中に横棒が入っているほうが戌です。己と巳も似ていて、十干の己は上が開き、十二支の巳は上まで閉じています。「ミは上に、スデニは半ば、オノレ下」という言い回しがよく使われ、真ん中の已は十干にも十二支にも入りません。午と牛も危ない組です。午は上に突き抜けず馬を指し、牛を指す十二支は丑のほうです。
組み合わせは 120 通りではない
図3のように、十干と十二支を左から順に組んでいくと、11 番で十干だけ先に 2 周目に入り、甲戌、乙亥と続きます。13 番では十二支が子に戻りますが、相手の十干は丙にずれているので丙子です。10 と 12 をかけた 120 通りになりそうに見えますが、奇数番は奇数番どうし、偶数番は偶数番どうしでしか組まないので、甲丑のような組は現れません。10 と 12 の最小公倍数の 60 で、元の甲子に戻ります。

3 を引き忘れる
西暦をそのまま 12 で割って、余りを番号にしてしまう誤りです。2027 をそのまま割ると余り 11 で 11 番の戌になり、年賀状の羊と食い違います。計算のあとに確かめる手があります。12 で割り切れる年は必ず申年です。壬申の乱の 672 年、甲申事変の 1884 年、戊申詔書の 1908 年は、どれも 12 で割り切れます。申の年を 1 つ知っていれば、そこから指で前後に数えて答え合わせができます。
確かめの問題
- 十二支の 7 番目の字と読みを答えなさい。
- 「亥」の読みと、あてられた動物を答えなさい。
- 北西を表す十二支の 2 字を書きなさい。
- 2030 年の干支を、十干と十二支の字で書きなさい。
- 1984 年は甲子の年です。次に甲子が来るのは西暦何年ですか。また、組み合わせが 60 通りになる理由を 1 文で書きなさい。
答え
- 午(うま)です。指の節なら薬指の 1 つ目にあたります。
- 読みは「い」、動物はいのししです。
- 戌亥(いぬい)です。図1の円で、戌と亥の間が北西です。
- 庚戌です。2030 から 3 を引いた 2027 を 60 で割ると余り 47 で、60 行の表の 47 番です。
- 2044 年です。理由は、10 と 12 の最小公倍数が 60 だからです。
次に覚える一覧
月の異名の一覧は、睦月から師走までの 12 個の呼び名で、十二支と同じく古文の時間の読み取りにつながります。二十四節気の一覧は、立春で年が替わるという考え方の立春がどこにあるかを確かめる表です。日本史の年表は、壬申の乱や戊辰戦争を前後の出来事の中に置き直す一枚です。個別指導では、歴史の用語の字が書けないとき、十二支を声で順に言えるか、指で番号が出せるかのところまで戻って確かめます。
まとめ
年賀状の羊も、真夜中の丑三つ時も、地球を縦に走る子午線も、壬申の乱の申も、同じ 12 個の札から出た言葉です。10 個の札と組めば 60 年の暦になり、番号から字を作り直せます。順番が言える人にとって、用語は丸暗記の相手から、計算で確かめられる相手に変わります。指の節を 12 回たどれる手は、1300 年以上前の内乱の年まで数え上げられます。
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