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【中学英語 読解】物語文の読み方を図解で総まとめ—登場人物 出来事の順 気持ちの変化・結末|武蔵野個別指導塾

人物の関係と出来事の順を3枚の図で整理し、2本の短い物語から気持ちの変化と結末を読み取ります。並べ替え・空所補充・和文英訳の例題で、答えの根拠を本文に戻って確かめましょう。
よくあるのは、美術室の床のタイルを眺めながら英語の物語を読み、最後に主人公が笑った理由を聞かれると手が止まるという場面です。絵を描いたことも、友達が来たことも訳せたのに、「うれしかったから」としか答えられません。気持ちを表す単語を知らないのではなく、途中の出来事と最後の表情がまだつながっていないのです。
物語文では、1文ずつ日本語に直すだけでなく、誰が何をして、その結果として何が変わったのかをたどります。最初はためらっていた人が最後には自分から動くなら、その間にあった言葉や行動が読み取りの中心になります。先に「友情の大切さの話だろう」と決めず、書かれた出来事から判断するのが出発点です。
ここでは人物の関係を整理し、時を表す語を目印に出来事を並べ、気持ちの変化を根拠つきで説明する練習をします。読み終えたときに「どんな話だったか」だけでなく、「なぜその結末になったか」まで、自分の言葉で答えられることを目指しましょう。
この単元で身につけること
- 人物の名前と役割を分けて押さえます。主人公、友達、家族などの関係を短く記し、行動した人を取り違えないようにします。
- 代名詞の指す先を確かめます。名前の代わりに使う he や she などを、人の数や前後の動作と照らし合わせて読みます。
- 出来事を起きた順に並べます。then は「それから」、later は「あとで」という目印ですが、時を表す語がない文も前後につなげます。
- 気持ちとその根拠を組にします。「不安だった」の一語で終わらせず、何を心配し、どの出来事で変わったのかを説明します。
- 結末と教訓を区別します。結末は最後に起きたこと、教訓はそこから読み取れる考え方であり、本文の範囲を越えて大げさにまとめません。
前の単元で扱う図表やポスターの読解では情報の位置を探しましたが、物語では情報どうしのつながりを追う力を加えます。読む速さを上げる前に、名前、動作、時間の3つを拾って短いメモにできるようにしましょう。全文をノートに写す必要はなく、設問に戻れる目印があれば十分です。
基本の考え方
人物と動作を先に結びつける
物語の冒頭では、場所の説明より先に人物が出ることも、人物より先に時間が示されることもあります。書き出しの型を決めつけず、「誰の話が始まったか」を探しましょう。主語は文の中で「誰が・何が」に当たる部分です。動詞は動作や状態を表す語で、主語と組にして読むと話の骨組みが見えます。
基本例1:Ken visited his friend Tom after school.
日本語訳:ケンは放課後、友達のトムを訪ねました。
名前が2つあっても、訪ねた人はケンです。トムは訪ねられた友達であり、名前が最後に出たからといって次の行動も必ずトムのものになるわけではありません。メモには「ケン→トムを訪ねる」と書けば、登場人物の一覧だけを書くよりも関係がはっきりします。
基本例2:Tom showed him a small box.
日本語訳:トムは彼に小さな箱を見せました。
直前の基本例1に続く文なら、him はケンを指します。箱を見せたのはトム、見せてもらったのはケンです。「彼」を日本語訳に残したまま読み進めて混乱したら、頭の中で名前に戻しましょう。近くの名前だけを機械的に選ぶと、トムがトム自身に見せたという不自然な理解につながります。
基本例3:At first, Ken did not want to open it.
日本語訳:最初、ケンはそれを開けたくありませんでした。
it は箱です。「最初」という目印が出たら、そのあとに気持ちや行動が変わる可能性を考えておきます。ただし、開けたくなかった理由はこの文だけでは決まりません。怖かった、忙しかった、大事な物だと思ったなどの想像を、本文の事実として書き込まないようにします。
基本例4:Later, he opened the box and smiled.
日本語訳:あとで、彼はその箱を開けてほほえみました。
ここでは he をケンと読み、開けることにためらいがあった状態から実際に開ける行動へ進んだと押さえます。笑った理由はまだ書かれていません。箱を開けたという事実と、箱の中身を喜んだという推測を分けておけば、次の文で根拠を探せます。
短い物語Aで読み方を試す
次の英文は、美術室でのケンとユキの出来事です。まず途中で細かい訳語を整えすぎず、最後まで読んでください。そのあと、各文の日本語訳を使って人物と行動の対応を確認します。
On Monday, Ken stayed in the art room after school. His friend Yuki was there, too. Ken wanted to draw a bird, but he could not start. He thought his pictures were always bad. Yuki put a small leaf on his desk. She asked him to draw only the leaf first. Ken looked at it carefully and drew some lines. Then he added a bird beside the leaf. Yuki smiled and said, “Your bird looks happy.” Ken smiled, too. The next day, he began a new picture without help.
日本語訳:月曜日、ケンは放課後、美術室に残りました。友達のユキもそこにいました。ケンは鳥を描きたかったのですが、描き始めることができませんでした。彼は自分の絵がいつも下手だと思っていました。ユキは彼の机に小さな葉を置きました。彼女は、まずその葉だけを描くよう彼に頼みました。ケンはそれを注意深く見て、何本かの線を描きました。それから、葉の横に鳥を描き加えました。ユキはほほえんで「あなたの鳥は幸せそうに見えるね」と言いました。ケンもほほえみました。翌日、彼は助けを借りずに新しい絵を描き始めました。
最初の2文で「ケンと友達のユキが美術室にいる」とわかります。その次の2文は、ケンが何をしたいのか、何が妨げになっているのかを示します。鳥を描きたいという希望と、描き始められないという困りごとを別々に押さえると、後半で何が解決したかが見えてきます。
図1のように、人の名前にはその人がした動作を結びつけます。ユキが葉を置いて描くように促し、ケンが葉を見て線を描く、という役割の違いが大事です。二人とも笑っていますが、二人とも絵を描いたとは書かれていません。

図1の矢印は、ユキの働きかけがケンに向かうことを表しています。葉そのものが主人公なのではなく、ケンが動き始めるきっかけになった物です。人物、物、行動を全部同じ種類のメモにせず、誰が誰に何をしたかという関係に置くと、代名詞も追いやすくなります。
時間の順と理由のつながりを分ける
物語Aでは、月曜日の放課後に起きた出来事が続き、最後に翌日の行動へ移ります。途中の Then は「それから」という順序の目印です。一方、but は希望と現実の食い違いを示しており、時間を進める語ではありません。つなぐ言葉を見つけたら、前後が時間の関係なのか、反対の関係なのかも考えましょう。
順番が後だからといって、必ず前の出来事が原因になるとは限りません。物語Aなら、ケンが笑った直前にユキの言葉があるので、その言葉がうれしさにつながったと読む根拠になります。それでも「誰かに褒めてもらわないと何もできない人だった」とまで言うのは行き過ぎです。翌日に助けなしで描き始めた事実は、むしろ自分から動けるようになった変化を支えています。
最後の1文は、単に日付が変わったことを知らせる文ではありません。初めの「描き始められない」と最後の「助けなしで描き始めた」を比べる場所です。このように冒頭の困りごとと結末の行動を対応させると、「小さなところから取り組んだことが、次の一歩につながった」という読みができます。物語の教訓は、本文の変化を短く言い直して作ると安定します。
例題で使い方を確かめる
例題1 人物を確かめる空所補充
物語Aの内容に合うように、空所に Ken または Yuki を入れましょう。名前以外の語を変える必要はありません。
問題:______ asked Ken to draw the leaf first.
日本語訳:______ は、まずその葉を描くようケンに頼みました。
- 設問の動作を探します。「頼んだ」という行動が手がかりなので、本文の asked を含む文に戻ります。設問と本文で同じ動作を表している場所を探すと、名前の位置だけに頼らずに済みます。
- その文の主語を確かめます。本文では She となっているので、その前に葉を置いた人物を確認します。葉を置いたユキが、続けて描くように促している流れです。
- 頼んだ人と頼まれた人を分けます。設問にすでにある Ken は頼まれた人なので、空所には頼んだ人を入れます。日本語でも「ユキがケンに頼んだ」と一度言って、方向を確かめましょう。
答え:Yuki asked Ken to draw the leaf first.(ユキは、まずその葉を描くようケンに頼みました。)
例題2 出来事を表す文の並べ替え
物語Aで、葉を描いたあとの出来事を説明します。次の語を並べ替えて、日本語訳に合う英文を作りましょう。文頭の語も小文字で示してあります。
語群:a / then / bird / added / he / beside / the / leaf
日本語訳:それから、彼はその葉の横に鳥を描き加えました。
- 「それから」を文頭の Then にします。この語は前の出来事から次の出来事へ進む合図で、誰がしたかを表す語ではありません。図2で、線を描く段階の次に鳥を加える段階があることを確かめます。
- 「彼は描き加えた」に当たる he added を続けます。物語のケンの行動を述べるので、語群にある過去の形 added をそのまま使います。
- 加えた物を a bird、その位置を beside the leaf とまとめます。小さな語を1個ずつ動かすより、「鳥を」「葉の横に」というまとまりで置くと、語の抜けも防げます。最後に8語をすべて1回ずつ使ったかを数えましょう。
答え:Then he added a bird beside the leaf.(それから、彼はその葉の横に鳥を描き加えました。)

図2のように、葉を描く、鳥を加える、翌日に新しい絵を始める、という順を横に並べられます。間にはユキの言葉や二人の笑顔もありますが、この図では描く行動を選んでいます。図に載らない出来事が消えたわけではありません。設問が気持ちを聞いている場合には、その間の言葉まで本文に戻って確認します。
例題3 変化を説明する和文英訳
物語Aの結末を、次の日本語に合う1文で表しましょう。語の手がかりとして could は「できた」、by himself は「自分一人で」を表します。
日本語:翌日、ケンは自分一人で新しい絵を描き始めることができました。
- 結末の時間を確かめます。笑ったのは月曜日で、新しい絵を始めたのは翌日です。まず The next day を置き、別の日の行動であることを示します。
- 主人公と、できるようになった行動を続けます。Ken could start とすれば、「ケンは始めることができた」を表せます。could のあとは start の形にし、started にしないことを確かめます。
- 何を始めたのか、どのように始めたのかを加えます。a new picture と by himself を続ければ、初めの「始められない」と比べられる結末になります。「上手に描けた」まで加えると、本文にない評価を足してしまいます。
答え:The next day, Ken could start a new picture by himself.(翌日、ケンは自分一人で新しい絵を描き始めることができました。)
この答えでは、本文の without help を別の表現に言い換えています。設問が「本文から抜き出す」なら、意味が同じでも勝手に言い換えません。今回のように日本語に合う文を作る問題では、時、人物、行動、助けの有無が一致しているかを確かめます。
例題4 気持ちを表す語の空所補充
物語Aの初めのケンを説明する文です。空所に入る最も適切な語を、worried(心配した)、angry(怒った)、sleepy(眠い)から選びましょう。
問題:At the beginning, Ken was ______ about his pictures.
日本語訳:初め、ケンは自分の絵について______。
- 最後の笑顔ではなく、物語の初めに戻ります。beginning は「初め」という意味なので、どの場面について問われているかを先に限定します。
- 自分の絵をいつも下手だと思い、描き始められなかった点を拾います。この2つが、自分の絵を心配していたという判断を支えます。気持ちの語そのものが本文にない場合でも、複数の手がかりを組み合わせられます。
- 残りの選択肢を本文と比べます。誰かに怒る行動や、眠そうな様子はありません。「放課後だから眠いはず」という生活の想像で選ばず、書かれた内容で決めます。
答え:At the beginning, Ken was worried about his pictures.(初め、ケンは自分の絵のことを心配していました。)
つまずきやすいところと直し方
1 助けた人と、行動した人を逆にする
× Yuki drew the leaf for Ken.(ユキはケンのためにその葉を描きました。)
どこが違うか:文法は正しいですが、本文で葉を描いたのはケンであり、ユキの助け方を「代わりに描くこと」に変えてしまっています。
○ Ken drew the leaf after Yuki’s suggestion.(ケンはユキの提案を受けて、その葉を描きました。)
人物を間違えたときは、名前の一覧に戻るだけでは足りません。「ユキが葉を置く」「ユキが描くように頼む」「ケンが描く」と、動作ごとに主語を置き直します。助けを受けた人も自分で行動できます。「手伝ってもらった」という日本語から、相手がすべてやったと読み替えないようにしましょう。
2 後に起きたことを前に移す
× Ken started a new picture before he drew the bird.(ケンは鳥を描く前に新しい絵を描き始めました。)
どこが違うか:文法は正しいですが、before によって、翌日に起きた新しい絵の開始を鳥を描くより前に移しています。
○ Ken started a new picture after he drew the bird.(ケンは鳥を描いたあとで新しい絵を描き始めました。)
この正文だけでは「翌日」の情報は省かれていますが、出来事の前後は本文と合います。after と before を入れ替えると、同じ人物と同じ動作を使っていても内容が逆になります。内容一致を確かめるときは、知っている単語がたくさん入っているかではなく、順序まで同じかを見ます。
3 結末から大きすぎる教訓を作る
× Ken learned that he could draw anything perfectly.(ケンは、何でも完璧に描けるのだと学びました。)
どこが違うか:文法は正しいですが、anything と perfectly によって、本文にない「何でも完璧に描ける」という広すぎる結論を加えています。
○ Ken learned that a small step could help him start.(ケンは、小さな一歩が描き始める助けになり得ると学びました。)
正文は、葉から描き始めた行動と翌日の変化を合わせた解釈です。本文に同じ文があるわけではないので、抜き出しの答えには使えません。教訓を問われたときに、具体的な変化を越えない範囲でまとめた文として扱います。
図3のように、最初の困りごと、途中のきっかけ、最後の行動をつなぐと、気持ちの変化を支える根拠が見えます。「不安がなくなった」と断定するより、「自分から描き始められるようになった」と本文の行動で説明したほうが確実です。

図3の中央には、葉を描くという小さな行動を置いています。ユキの言葉も読み取る手がかりですが、褒め言葉が出る前にケンはすでに線を描き、鳥を加えています。この順を守れば、「褒められたから初めて描き始めた」という説明が本文と違うことにも気づけます。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。中学生コースのご説明/お問い合わせ
練習問題
次の物語Bを読みましょう。物語Aと同じように、主人公が最初に何をしたかったか、その途中に何が起きたか、最後に何をしたかを確認します。教訓を先に決めず、まず動作の順を整理してください。
On Saturday, Emma went to the park with her brother Tom. She wanted to take a picture of a butterfly. Tom walked slowly beside her. Soon, Emma saw a yellow butterfly near a tree. She ran toward it, but it flew away. Emma sat on a bench and looked down. Tom pointed to a flower beside the bench. They waited quietly for a few minutes. A butterfly landed on the flower. This time, Emma stayed still and took a picture. She showed it to Tom with a smile.
日本語訳:土曜日、エマは兄弟のトムと公園へ行きました。彼女はチョウの写真を撮りたいと思っていました。トムは彼女の横をゆっくり歩きました。まもなく、エマは木の近くに黄色いチョウを見つけました。彼女はそれに向かって走りましたが、チョウは飛び去りました。エマはベンチに座り、下を向きました。トムはベンチの横の花を指さしました。二人は数分間、静かに待ちました。1匹のチョウがその花にとまりました。今度は、エマはじっとして写真を撮りました。彼女はほほえみながら、その写真をトムに見せました。
brother だけでは兄か弟かは決まりません。また、花に来たチョウが最初に飛び去ったチョウと同じ個体だとも書かれていません。読みやすくするために年齢や同一性を勝手に補わず、「きょうだいのトム」「花に来たチョウ」と押さえれば設問を解けます。
練習1 人物の空所補充
次の文の空所に Emma または Tom を入れ、物語Bに合う文にしましょう。指さした人と、写真を撮った人を区別します。
問題:______ pointed to a flower near the bench.
日本語訳:______ はベンチの近くの花を指さしました。
練習2 結末の並べ替え
次の語をすべて1回ずつ使い、日本語訳に合う文を作りましょう。文頭の語も小文字にしてあります。写真を見せる相手まで含めて並べます。
語群:picture / she / Tom / the / to / showed
日本語訳:彼女はその写真をトムに見せました。
練習3 行動の違いの和文英訳
物語Bで、最初に走ったときと、あとで写真を撮ったときの違いを表しましょう。quietly は「静かに」、this time は「今度は」を表します。
日本語:今度は、エマは静かに待ちました。
練習4 教訓の空所補充
次の文の空所に、waiting(待つこと)、running(走ること)、shouting(叫ぶこと)のうち、物語Bの結末に最も合う語を入れましょう。
問題:Emma learned that ______ could help her take a picture of a butterfly.
日本語訳:エマは、______ がチョウの写真を撮る助けになり得ると学びました。
答えと解説
練習1の答え:Tom pointed to a flower near the bench.(トムはベンチの近くの花を指さしました。)
花を指さす動作の主語はトムです。そのあとの They はエマとトムの二人を指しますが、二人で待ったからといって、指さす動作も二人でしたことにはなりません。動作が変わるところで主語を確認するのが、人物を混ぜない読み方です。
練習2の答え:She showed the picture to Tom.(彼女はその写真をトムに見せました。)
She showed で誰が何をしたかを決め、the picture で見せた物、to Tom で相手を示します。最後の本文にある it は、ここでは写真を指します。少し前にも it が出ますが、走り寄った場面ではチョウを指しており、同じ代名詞でも指す物は変わります。
練習3の答え:This time, Emma waited quietly.(今度は、エマは静かに待ちました。)
本文は過去の出来事なので waited を使います。本文で二人が静かに待ったことは、エマが静かに待ったという文を支えます。ただし「エマだけが待った」とすると、トムも一緒にいたという情報と合わなくなるので、「だけ」を付け加えません。
練習4の答え:Emma learned that waiting could help her take a picture of a butterfly.(エマは、待つことがチョウの写真を撮る助けになり得ると学びました。)
走ると飛び去ったことと、待ったあとに写真を撮れたことの対比が根拠です。「どんなときも待てば成功する」と一般化するのではなく、この場面で待つことが役立ったと読みます。木のそばのチョウと花の上のチョウが同じかどうかを決めなくても、この行動の対比は読み取れます。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
物語で「出来事とその結果」をつなぐ読み方は、次に説明文で「理由と具体例」を結びつけるときにも役立ちます。ただし、説明文の筆者が示す考えと、物語の登場人物の気持ちは別物です。誰の考えを読んでいるのかを確かめる習慣を続けましょう。
家庭での5分は、2つの確かめ方に分けられます。初めの2分では、物語Aの最後の2文を声に出し、笑ったときと翌日の行動を区別します。訳を覚え直すよりも、最後の he が誰を指し、何ができるようになったのかを説明してみてください。
残りの3分では、練習2の答えの She を Emma に、the picture を it に入れ替えて言います。入れ替え後の文は Emma showed it to Tom.(エマはそれをトムに見せました。)です。意味が保たれることを確かめたら、次は誰が見せたのか、何を見せたのかを日本語で答えます。代名詞を名前や物の名前に戻せれば、暗記した音だけで読んでいないことを確かめられます。
保護者の方がお子さまと確かめる場合は、「どうしてそう思ったの」と聞き、本文の場所を指してもらうと取り組みやすくなります。個別指導では、答えの正誤だけでなく、人物を取り違えた文や時間が切り替わる文まで戻って確かめます。気持ちの語が出てこない場合も、まず主人公の行動を日本語で説明できるところから進めます。
まとめ
主人公が笑ったという結末でも、その意味は物語によって違います。ケンの笑顔は描き始められた経験と友達の言葉につながり、エマの笑顔は行動を変えて写真を撮れたことにつながります。同じ「うれしい」で終えず、その人にとって何が変わったのかを添えると、答えは本文に近づきます。
すぐに気持ちを言葉にできないときは、最初と最後の動作を比べてください。間にある1つの言葉や小さな行動が、その変化を説明してくれます。物語の結末を読む力は、最後の笑顔に至るまでの動詞をつなぐところから育ちます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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