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【中学英語 読解】比べる文を読むを図解で総まとめ—比較級 最上級 as … as・何と何を比べているか|武蔵野個別指導塾

【中学英語 読解】比べる文を読むを図解で総まとめ—比較級 最上級 as ... as・何と何を比べているかのアイキャッチ 武蔵野個別指導塾
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図書館で本を選ぶ短文やページ数の図を使い、比べる相手と範囲を確かめます。並べ替え・空所補充・和文英訳を通して、比較の向きを保った読み方を練習できます。

よくあるのは、図書館の机で英語の短い物語を読んでいて、「青い本は赤い本より長い」までは訳せたのに、次の「緑の本がいちばん長い」で、何冊の中の話なのか見失うという場面です。単語を順番に日本語へ置き換えても、比べる相手や範囲を取り落とすと、内容を尋ねる問題では答えが逆になることがあります。訳せた感じがする文ほど、最後に関係を確かめたいところです。

比べる文を読むときは、何と何を、どの点で比べているかをそろえます。さらに「同じくらい」「より上」「ある集まりの中でいちばん」を区別すれば、長い段落の中でも必要な情報を取り出せます。ここでは、本の長さや読んだ冊数を扱う短文を読み、図に整理してから日本語へ戻す手順を練習します。英語を読むたびに頭の中で順位を決めるのではなく、文に書かれている関係だけを少しずつ確定していきましょう。

この単元で身につけること

前の単元で学ぶ to や ing の意味のまとまりを読む視点は、比べる文の中でも、主語や比べる相手をひとかたまりで捉える助けになります。今回は語形を作る練習だけで終えず、短文の内容を図や日本語で説明できるところまで進みます。

基本の考え方

まず相手、次に比べる観点を探します

比較級は「より高い」などの程度の差を表す形、最上級はある範囲で「最も高い」などを表す形です。as … as は、間に入る形容詞や副詞の元の形である原級を使って、同じ程度であることを表します。形を見つけたら、すぐに日本語を完成させるのではなく、対象と観点を確かめます。

Tom is taller than Ken.

日本語訳:トムはケンより背が高いです。

この文では、比べる対象がトムとケン、観点が身長です。先に出てきたトムの身長が高い方になります。than を「より」とだけ覚えて終えると、日本語に直したときに名前の順が混ざることがあるため、「トムの方が高い」と短く確かめてから訳します。

Emma is as tall as Tom.

日本語訳:エマはトムと同じくらい背が高いです。

as が2つあるときは、その間の tall が観点を示し、2つ目の as の後ろに相手が来ます。前の文と合わせると、エマとトムは同じ高さで、ケンより高いと読み取れます。ただし、同じなのは身長だけであり、年齢や好きな本まで同じだとは読めません。

図1のように、仮にケンが150cm、トムとエマが160cmなら、2つの文の関係を同じ図に置けます。この数値は関係を見えるようにするためのもので、英文そのものに身長の数値が書いてあるわけではありません。

図1 身長の棒の高さで比較級と同じ程度の関係を示す図

図1では、棒の下を同じ位置にそろえてから上端を比べます。別々の観点の情報を同じ順位にまとめないことも、これと同じです。たとえば背が高い人が速く走れるとは限りません。本文の tall を見たら「身長」という欄を作るつもりで読みましょう。

Yuki runs faster than Emma.

日本語訳:ユキはエマより速く走ります。

この文で比べているのは、走る速さです。動作の様子を表す語が比較の形になっていても、対象を2つ取り出し、観点を確認する手順は変わりません。「ユキの方が速い」と確かめれば、身長の図にこの情報を入れてはいけない理由も説明できます。

最上級は範囲まで読んで意味を決めます

This book is the longest of the three.

日本語訳:この本は3冊の中で最も長いです。

longest だけで読むのを止めず、of the three まで含めます。ここでは前後の話題から3冊の本を比べていると考えられますが、図書館全体で最長だとは書かれていません。最上級を見たら、まず「どの集まりの中で」と問い直すことが、内容一致の問題で役立ちます。

This room is the quietest in the library.

日本語訳:この部屋は図書館の中で最も静かです。

この文の範囲は図書館の中です。of the three のように並べた対象の集まりを示す表現と、in the library のように場所や範囲を示す表現は、訳すときに「どこまで比べたか」を保ちます。最上級だからといって、いつでも世界全体の話になるわけではありません。

The blue book is more interesting than the red book.

日本語訳:青い本は赤い本よりおもしろいです。

more interesting は全体でおもしろさの比較を表します。more を見て、すぐに「冊数が多い」と判断しないでください。後ろに何が続くかを読むと、ここで比べるのは本の数ではなく、おもしろさだとわかります。ページ数が多い本ほどおもしろいという関係も、この文からは決まりません。

as … as と not を最後まで追います

The red book is not as long as the blue book.

日本語訳:赤い本は青い本ほど長くありません。

not as long as は「同じ長さではない」とだけ訳して止めず、「相手ほど長くない」と向きを保って読みます。赤い本の方が短いという関係なので、青い本より長い可能性を残す訳では内容が変わります。本文の not を見落とすと、等しいと読んでしまうため注意が必要です。

Ken has more books than Tom.

日本語訳:ケンはトムより多くの本を持っています。

ここでは more の後ろが books なので、観点は持っている本の冊数です。先ほどの more interesting と見比べると、more だけでは観点を決められないことがわかります。読み終わった後に「身長を比べた」「冊数を比べた」のように一言で言えると、関係を整理しやすくなります。

例題で使い方を確かめる

短文A:図書館で本を選びます

次の英文では、ページ数、本のおもしろさ、文字の大きさを別々に追います。最初に人物と3冊の本を確認し、比較が出てきたところだけに目印を付けて読みましょう。

Ken and Yuki are at the library after school. They want to choose a book for the weekend. The red book has forty pages. The blue book has sixty pages, and the green book has eighty pages. The green book is the longest of the three books. Ken thinks the red book is more interesting than the blue book. Yuki likes the green book because it has large letters. They choose different books and sit at the same table.

日本語訳:ケンとユキは放課後、図書館にいます。2人は週末のために本を選びたいと思っています。赤い本は40ページあります。青い本は60ページあり、緑の本は80ページあります。緑の本は3冊の中で最も長いです。ケンは赤い本の方が青い本よりおもしろいと思っています。ユキは緑の本の文字が大きいので、その本が好きです。2人は別々の本を選び、同じ机に座ります。

この短文の longest は、直前のページ数を根拠に読めます。一方、おもしろさについてはケンの考えが述べられており、3冊すべての順位は示されていません。緑の本は最も長いから最もおもしろいはずだ、と足してしまわないようにしましょう。

図2のように、まずページ数だけを取り出すと、長さについて答えるための情報がそろいます。棒の長さはページ数に比例させていますが、おもしろさや文字の大きさはこの棒では表していません。

図2 短文に出てくる赤青緑の本のページ数を比べる図

図2を使えるのは、ページ数や、この短文での本の長さを尋ねられたときです。ケンがどの本をおもしろいと思うかを問われたら、図ではなく Ken thinks から始まる文へ戻ります。問いの観点によって読み直す場所を変えることが、同じ段落から正しい根拠を選ぶ手順になります。

例題1:比べる向きを保つ並べ替え

短文Aの内容に合うように、次の語をすべて使って「青い本は赤い本より長いです」という文を作ります。先頭を大文字にし、最後にピリオドを付けてください。

語群:the blue book / than / is / the red book / longer

  1. 主語にする本を決めます。日本語では青い本について述べるので、the blue book を先頭に置きます。
  2. 比べる観点を確かめます。ページ数が60と40なので、この短文では青い本の方が長く、is longer が続きます。
  3. 相手を最後に置きます。比べる相手は赤い本なので、than the red book を続けると意味の向きがそろいます。

日本語の「赤い本より」を先に英語へ置くのではなく、「青い本は長い」という骨組みに相手を足すと、語順を確認しやすくなります。最後に青60、赤40と図を指して、英文が図の関係と一致しているかを確かめます。

答え:The blue book is longer than the red book.

例題2:集まりを確かめる空所補充

次の文の空所に、long を適切な1語の形にして入れます。短文Aの内容に合う文にしてください。

The green book is the ( ) of the three books.

日本語訳:緑の本は3冊の中で最も長いです。

  1. 比べる範囲を先に読みます。of the three books から、3冊の本の中での位置を述べる文だとわかります。
  2. 数値の関係を確かめます。緑の本は80ページで、青60ページ、赤40ページのどちらよりも長くなっています。
  3. 空所の前後に合う形を選びます。the に続き、範囲の中で最も長いことを表すので longest を入れます。

the だけを手がかりにして機械的に決めるのではなく、範囲と内容も合わせて判断します。「緑がいちばん」というメモには「この3冊では」を添え、別の本まで順位に加えないようにしましょう。

答え:longest

短文B:読んだ冊数と好きな本を分けます

今度は本そのものの長さではなく、人が読んだ冊数を追います。as many books as の many は冊数に注目する手がかりで、2つ目の as の後ろが比べる相手です。

Emma, Tom, and Yuki are talking about books at the library. Last month, Emma read four books, Tom read six, and Yuki read four. Emma read as many books as Yuki. Tom read more books than Emma, but Emma read longer books than Tom. They do not think reading is a race. Today, each student talks about a favorite book. Tom likes stories about animals, and Yuki likes books about music. Emma wants to try a book about music next month.

日本語訳:エマ、トム、ユキは図書館で本について話しています。先月、エマは4冊、トムは6冊、ユキは4冊読みました。エマはユキと同じ冊数の本を読みました。トムはエマより多くの本を読みましたが、エマはトムより長い本を読みました。3人は読書が競争だとは思っていません。今日は、それぞれの生徒が好きな本について話します。トムは動物についての物語が好きで、ユキは音楽についての本が好きです。エマは来月、音楽についての本を読んでみたいと思っています。

read は現在と過去でつづりが同じですが、Last month があるので、ここでは先月に読んだことです。more books と longer books を区別しないと、トムは冊数も本の長さも上だと誤読します。but の前後では比べる観点が切り替わっています。なお、ページ数の合計は書かれていないので、誰が合計で何ページ読んだかまでは決められません。

例題3:等しい観点をそろえる和文英訳

短文Bを根拠に、「ユキは先月、エマと同じ冊数の本を読みました」を英語にします。冊数が同じだと伝わる文を作ってください。

  1. 誰について述べるかを決めます。今回はユキが主語なので、Yuki から始め、先月に読んだことを read で続けます。
  2. 等しいものを明確にします。同じ本を読んだとまでは書かれておらず、等しいのは冊数なので、as many books as を使います。
  3. 相手と時を加えます。相手の Emma を2つ目の as の後ろに置き、last month を添えれば、日本語の情報がそろいます。

同じ冊数なら、対象の順を入れ替えても等しい関係は保たれます。ただし、the same books にすると本そのものが同じという別の内容になるため、本文の4冊と4冊を根拠にできる表現を選びます。

答え:Yuki read as many books as Emma last month.

例題4:冊数を比べる空所補充

短文Bに合うように、空所に more または fewer を入れます。fewer は、数えられる物の数が「より少ない」ことを表します。

Emma read ( ) books than Tom last month.

日本語訳:エマは先月、トムより少ない冊数の本を読みました。

  1. 主語と相手を取り出します。エマについて、than の後ろのトムと比べています。
  2. 同じ観点の数値を拾います。books の冊数なので、エマ4冊、トム6冊を使い、本の長さの情報は使いません。
  3. 主語側から関係を述べます。4冊は6冊より少ないので、空所には fewer を入れます。

比較は常に「多い方」を主語にするとは限りません。同じ4と6でも、誰を主語にして説明するかで、使う語と日本語の向きが変わります。

答え:fewer

つまずきやすいところと直し方

誤り1:比較の印を重ねてしまいます

× The yellow book is more longer than the white book.

日本語訳として表したい内容:黄色い本は白い本より長いです。

どこが違うか:longer だけで「より長い」を表せるので、比較を作るための more を重ねません。

○ The yellow book is longer than the white book.

日本語訳:黄色い本は白い本より長いです。

読みの途中で more を見つけると、その後ろを見ずに「比較」と処理したくなります。しかし、語をまとめて見る習慣があれば、more interesting と longer の違いも確かめられます。訂正した後は形を覚えるだけでなく、黄色い本が長い方だと説明して、意味までつなげます。

誤り2:as の間を比較級にしてしまいます

× Emma is as taller as Yuki.

日本語訳として表したい内容:エマはユキと同じくらい背が高いです。

どこが違うか:as … as の間には、比較級の taller ではなく、元の形の tall を置きます。

○ Emma is as tall as Yuki.

日本語訳:エマはユキと同じくらい背が高いです。

as の対を見つけたら、その間の語が示す観点と、後ろの相手を確かめます。「同じくらい」を表す文なのに、頭の中の図に段差が付いているなら、比較級の意味を持ち込んでいないか見直しましょう。

誤り3:not as … as の最後を than にします

× Ken is not as tall than Tom.

日本語訳として表したい内容:ケンはトムほど背が高くありません。

どこが違うか:not as tall as というまとまりで相手ほど高くないことを表すので、相手の前には than ではなく as を置きます。

○ Ken is not as tall as Tom.

日本語訳:ケンはトムほど背が高くありません。

図3のように、上の組は同じ高さ、下の組は左が低い状態として整理できます。ここでも高さだけを比べており、上の組と下の組の間に順位を付ける図ではありません。

図3 同じ高さと相手ほど高くない関係を上下で対照する図

図3の下の組を「ケンとトムは同じ高さではない」とだけ説明すると、ケンが高い場合まで含んでしまいます。「ケンはトムほど高くない」と言い切れるかを確かめましょう。英文の否定を日本語へ移すときも、否定の対象になっている比較のまとまりを崩さないことが必要です。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。中学生コースのご説明/お問い合わせ

練習問題

例題の解き方を見ずに、まず対象、観点、範囲を短くメモしてください。空所の形だけを答える問題でも、完成した文の意味を一度確かめてから答えに進みます。

練習1:並べ替え

「緑の本は青い本より長いです」という意味になるように並べ替えます。短文Aの内容に合わせ、先頭を大文字にしてピリオドを付けてください。

語群:than / the green book / longer / the blue book / is

練習2:空所補充

短文Aの内容に合うように、空所に shortest または longest を入れます。

The red book is the ( ) of the three books.

日本語訳:赤い本は3冊の中で最も短いです。

練習3:和文英訳

短文Bの内容に合わせ、「トムは先月、ユキより多くの本を読みました」を英語にします。いつのことかも文に含めてください。

練習4:空所補充

エマの本は50ページ、ユキの本は70ページだとします。日本語の意味になるように、2つの空所にそれぞれ1語を入れてください。

Emma’s book is not ( ) long ( ) Yuki’s book.

日本語訳:エマの本はユキの本ほど長くありません。

答えと解説

練習1の答え:The green book is longer than the blue book.

日本語訳:緑の本は青い本より長いです。

緑80ページ、青60ページなので、緑の本を主語にして longer を使います。than の後ろに置くのは短い方の青い本です。並べ替えた文を読み、主語と相手が入れ替わっていないか確認してください。

練習2の答え:shortest

完成した文の意味は、問題の日本語訳のとおりです。赤40ページは青60ページ、緑80ページのどちらよりも短いため、3冊の中で最も短いと判断できます。範囲を3冊から図書館のすべての本へ広げないことも確認します。

練習3の答え:Tom read more books than Yuki last month.

日本語訳:トムは先月、ユキより多くの本を読みました。

トム6冊、ユキ4冊を根拠に、more books を選びます。books は複数形にし、last month を添えることで、今回比べているのが先月の冊数だと明確になります。いつもトムが多いという意味へ広げてはいけません。

練習4の答え:as / as

50ページは70ページより短いので、not as long as の意味と一致します。Emma’s book と Yuki’s book が比べる対象であり、エマという人とユキの本を比べているのではありません。所有を表す部分を含めて、対象をひとかたまりにして読む問題です。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

次の受け身の文を読む単元でも、文の主語と、その文が述べる関係を確かめる姿勢が役立ちます。比べる文では「誰が相手よりどうなのか」を追いましたが、受け身では「何がどうされるのか」を追います。先頭の名詞だけで内容を決めず、動詞とその後ろまで読む習慣を続けましょう。

家庭では5分ほどで、次の2つを試せます。1つ目は短文Aの比較がある文を声に出し、読み終わったら「何と何を、どの点で」と日本語で説明する方法です。お子さまと確かめる保護者の方は、訳の言い回しを細かく直す前に、同じ対象を指せているかを聞いてみてください。

2つ目は、練習1の主語と相手を入れ替えて言う方法です。青い本を主語にしたら、緑より短いという意味に直す必要があります。名前だけを交換せず、長さの関係が保たれるように語も選び直すことがポイントです。個別指導では、向きを取り違えたときは主語と相手の取り出しまで、観点が混ざったときは long や many が何を表すかまで戻って確かめます。

まとめ

図書館の机で次の本を選ぶとき、「いちばん長い本」と「自分がおもしろいと思う本」は違っていてかまいません。英文も、その違いを言葉で分けて伝えています。ページ数の文から好みを決めつけず、ある人の感想から全員の順位を決めつけず、書かれた範囲で関係を受け取りましょう。

読めたかどうかを確かめる目印は、きれいな日本語訳だけではありません。どの語を根拠に、誰と誰のどんな違いを読み取ったのかを指せることです。比較の文の意味は、相手と観点と範囲がそろったところで定まります。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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