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共通テストの受験票の印刷—カラーか白黒か、紙の大きさ、コンビニで刷るときの注意|武蔵野個別指導塾

令和9年度の受験票は12月4日10時からマイページで取り出し、自分で刷ります。A4の白い紙に縦・等倍で、透かしと顔写真がくっきり出ていれば白黒でもかまいません。
共通テストの受験票は、家には届きません。令和9年度の試験(2027年1月16日・17日)を受ける人は、2026年12月4日(金)10時から共通テスト出願サイトのマイページで受験票の PDF を開き、自分で紙に刷ります。紙は A4 の白い用紙で、向きは縦、PDF を拡大も縮小もしないで刷ります。背面の透かしと顔写真、顔写真に重なる「大学入試センター」の文字がはっきり読めるなら、カラーでも白黒でもかまいません。家のプリンターが使えない夜は、コンビニのプリントサービスか、学校や公共施設の機械で刷れば足ります。
令和9年度の受験案内のうち「受験票」の項(42〜44ページ)から、刷る前に頭に入れておく行を抜き出すと、次の5つです。
| 刷る前に知っておくこと | 令和9年度の決まり | 書いてある所 |
|---|---|---|
| 取り出せる期間 | 2026年12月4日(金)10時に始まり、2027年4月30日(金)17時まで | 令和9年度 受験案内 C2(1) |
| 紙・向き・倍率 | A4 の白い紙に縦向き。PDF は拡大も縮小もしない | 受験案内 C2(2) |
| 色 | 透かし・顔写真・写真にかかる文字の3つが鮮明なら、カラーと白黒のどちらでもよい | 受験案内 C2(2) |
| 当日使えない物 | 余白や裏面に何か書いてある受験票。スマートフォンの画面に出しただけでは入場できない | 受験案内 C2 |
| 氏名・生年月日の直し | 2027年1月7日(木)17時まで訂正でき、直した一枚は1月8日(金)17時以降に取り出す | 受験案内 C2(3) |
よくあるのは、12月の夜、マイページで受験票の PDF を開き、印刷のボタンを押したとたんに家のプリンターが止まる場面です。画面には色のインクが切れたという知らせが出ています。吐き出された一枚は顔写真に薄いすじが走り、背面に入っているはずの透かしがどこにあるのか見分けられません。時計は夜11時を回り、家族はもう寝ています。白黒で刷り直していいのか。コンビニで刷った紙は通るのか。そもそも紙のサイズはこれで合っているのか。手の中の一枚が試験場の入口で通用するかどうかは、受験案内のほんの数行で決まります。
受験票はいつから取り出せて、どんな紙に刷るのか
令和9年度の実施要項は、受験番号や試験場を載せた受験票を、大学入試センターが2026年12月上旬までに発行すると定めています。発行といっても、封筒は来ません。受験案内によれば、取り出しは2026年12月4日(金)10時に始まり、2027年4月30日(金)17時まで続きます。マイページにログインし、トップページで受験票の項目を選ぶと PDF が表示されます。それを紙に刷るところまでが、受験生の側の手順です。
紙のサイズは A4、色は白、向きは縦と決まっています。もう一つ、PDF のページを拡大も縮小もしないこと。家のプリンターでも店の機械でも、印刷の設定に、紙に合わせて自動で縮めるたぐいの項目があれば外し、倍率を100%にします。B5 の紙に縮めたり、手元にあった色つきの紙で代えたりすると、この条件から外れます。
色について、受験案内が置いている条件は一つです。背面の透かし、顔写真、そして顔写真にかかっている「大学入試センター」の文字の3つが鮮明であること。これを満たしていれば「カラー・白黒は問いません」と書かれています。カラーで刷ったから有利になることも、白黒だから不利になることもありません。見られるのは色ではなく、3つの印が読めるかどうかです。逆に言えば、カラーで刷ってもインクがかすれて透かしが消えていれば、条件に届いていません。
刷った後の紙には、何も書き足しません。受験案内は、余白や裏面に何らかの記載がある受験票は使えないとしています。令和8年度の受験上の注意では、受験票への書き込みそのものをしないよう求め、カンニングとみなされれば不正行為になると書いていました。センターから取り出した受験票の中身を書き換えることも、受験案内で不正行為の一つに挙げられています。乗り換えの駅や家を出る時刻をメモしたくなったら、別の紙に書きます。
画面で見せる方法もありません。スマートフォンなどに PDF を出して見せても、試験場には入れません。紙の受験票は、入場のときに見せ、試験の間は点線のところで山折りにして机の上に置いて使います。
もう一つ、受験案内は、試験日の直前は出願サイトにアクセスが集まり、つながりにくくなる場合があると書いています。2026年12月4日から本試験の1月16日までは43日です。図1は、取り出しの始まりから本試験までを日数に比例した帯にしたものです。氏名と生年月日の訂正の締切(1月7日17時)も、直した受験票の取り直し(1月8日17時から)も本試験の直前に寄っていて、ゆとりがあるのは12月のうちだとわかります。

いまの高2の人が受ける令和10年度試験(2028年1月15日・16日)の受験票の日付は、まだ公表されていません。令和8年度試験の受験票は2025年12月10日(水)10時から取り出せたので、年度が変われば日付も動きます。令和9年度の12月4日を、来年の予定として手帳に書き写さないでください。
刷り上がった一枚で、自分の登録を一行ずつ読む
刷れたら終わり、ではありません。受験票には、出願のときに登録した顔写真と、試験場の名前、受ける教科についての表示が載っています。10月の確認・訂正の期間に出願内容を直した人は、直した後の中身で出ています。読む順番は次のとおりです。
まず受験教科名の欄です。登録した教科には丸が付き、ハイフンが出ている教科は当日受けられません。数学は「数学1グループ」と「数学2グループ」がまとめて一つの丸で示され、丸があれば両方を受けても、片方だけを受けてもかまいません。ここで志望校の募集要項を横に開き、課される教科のすべてに丸が付いているかを照らし合わせます。
次に備考欄です。地理歴史・公民と理科は、登録した科目数がここに出ます。「2科目登録」とあれば、当日その教科から2科目を解くという意味で、この数は試験当日に変えられません。外国語で別冊子の配付を希望した人には「別冊子配付あり」、イヤホン不適合の申請をした人には「ヘッドホン貸与」の表示が出ます。「上履き持参」と出ていたら、上履きと、下履きを入れる袋を用意します。
表示が自分の登録と食い違っていたらどうするか。令和8年度の受験上の注意では、大学入試センターの事業第1課へすぐ電話で連絡するよう書かれていました。令和9年度の連絡の仕方は、12月上旬に出る受験上の注意で読み直します。なお、教科や科目数のような出願内容は、10月16日に訂正の期間が閉じたあとは動かせません。
試験場の名前も、自分の一枚で読みます。受験票に書かれた試験場以外では受けられません。卒業見込みの高校生(通信制を除く)は登録した学校のある試験地区、既卒生や通信制の人は登録した現住所の試験地区の中から指定され、いちばん近い会場になるとは限りません。同じ高校の生徒は同じ試験場になるよう考慮されますが、地歴公民と理科の科目数の組み合わせなどで分かれることがあります。友だちと同じ会場だと決めてかからないことです。
顔写真の欄に写真が出ているかも見ます。登録した写真が否認され、期間内に撮り直しを登録しなかった場合、受験案内はその受験票を当日使えないとしています。令和8年度の受験上の注意では、写真の代わりに「顔写真否認」と表示された受験票を持って早めに試験場本部へ行き、仮受験票を受け取る手順が示されていました。令和9年度の扱いは、12月上旬の受験上の注意で確かめます。
最後に氏名と生年月日です。取り出した後に直せるのは、表示のうちこの2つについてのみです。令和9年度は2026年12月4日(金)10時から2027年1月7日(木)17時までに、マイページの「志願者情報変更」から訂正し、直した受験票は1月8日(金)17時以降に取り出して刷り直します。1月7日の17時を過ぎると、受験票の訂正は一切できません。
保護者の方がお子さまの受験票を一緒に読むなら、この順番がそのまま使えます。名前の漢字の一字、生年月日の数字、試験場の名前。本人は見慣れた画面の延長で読み飛ばしやすいところです。
インクが切れた夜の刷り方—家、コンビニ、学校
家のプリンターで刷れなくても、刷る道はいくつもあります。共通テストの受験票をコンビニで印刷するときも、学校で刷ってもらうときも、守る条件は家で刷るときと同じです。12月4日からの流れを、順番に並べます。
- 12月4日(金)10時を過ぎたら、その週のうちにマイページへ入り、受験票の PDF を開きます。ログインに使う情報は、前の晩までに手元で確かめておきます。
- 家で刷るなら、印刷の設定を3つ見ます。紙は A4、向きは縦、倍率は100%で縮めない。白黒で刷るときは、黒のインクが残っているかを先に確かめます。
- 一枚刷ったら、明るい所で透かし・顔写真・写真にかかる文字の3つを見ます。かすれやすじ、色むらで顔の輪郭が崩れていたら、その一枚は使わずに刷り直します。
- 家で刷れない夜は、PDF を端末に保存して、コンビニのプリントサービスに送って刷ります。店の機械の画面でも、紙の大きさを A4、倍率を等倍、片面に選びます。カラーと白黒は好きな方でかまいません。
- 店で刷ったら、出てきた紙を取り忘れないこと、機械に預けたファイルを残さないこと、共用の端末でマイページに入ったならログアウトすることの3つを済ませて帰ります。受験票には顔写真と氏名、受験番号が載っています。
- 学校や公共施設の機械を借りる道もあります。高校の先生に、学校で刷れるかを早めに聞いておきます。
- 刷れたら、前の節の順番で表示を読み、折らずにクリアファイルに挟んでしまっておきます。
どの道を選ぶかは、図2のように一つの問いで分かれます。黒のインクだけで透かしと顔写真が鮮明に出るなら、家で白黒にして刷る。出ないなら、コンビニか学校で刷る。どちらの道を通っても、最後は教科の丸・科目数・試験場を読むところで合流します。

たとえば、黒のインクは残っていて色のインクだけが切れたなら、設定を白黒に変えて刷り、透かしと顔写真が読めれば家で済みます。黒までかすれるなら、その夜のうちに近くの店へ行くか、翌日に学校で頼むかを決めます。どちらにしても、かすれた一枚をひとまずしまい込んで、その夜を終わらせないことです。
保護者の方にできるのは、12月最初の週末までに、プリンターのインクと A4 の紙の残りを見ておくことです。刷り上がった一枚をお子さまと一緒に読むときは、気づいたことを受験票ではなく別の紙に書きます。親切のつもりで余白に書いたメモ一行で、その一枚は当日使えなくなります。
1月7日までに氏名か生年月日を直した人は、1月8日(金)17時以降に新しい受験票を取り出して刷ります。当日持っていくのは直した後の一枚です。古い一枚と取り違えないよう、刷り直したら古い方は別にしまいます。
本試験が終わっても、受験票は捨てません。個別試験の当日や入学手続のときに受験票が要ることがあり、令和10年度以降の入試で令和9年度の成績を使う大学に出願するときにも、令和9年度の受験票が必要になります。春に浪人を選ぶかもしれない人ほど、この一枚を大事にしておきます。
当日、家を出てから受験票を忘れたと気づいた場合の手順は、令和9年度の受験上の注意が出るまで決まりません。令和8年度の受験上の注意では、試験場本部へ行って仮受験票を受け取り、入室終了の時刻までに本部へ行く時間がなければ、試験室で監督者に申し出るという流れでした。顔写真付きの身分証明書は令和8年度から持参が必須になり、受験票を忘れた場合などには本人確認のために見せるよう求められることがあります。令和9年度の受験案内も、身分証の持参を必須としています。
受験票の印刷で、よくある思い込み
受験票の刷り方は、一度聞いた話がそのまま残りやすいところです。図3は、よく持ち込まれる刷り方を、受験案内の条件に合うかどうかで分けた表です。鮮明なカラーと鮮明な白黒は○、透かしが消えたカラー・縮めて刷った物・スマホの画面・余白や裏にメモがある物は×です。

カラーで刷らないと受け付けてもらえない
共通テストの受験票の印刷は、カラーでなければならないわけではありません。色について受験案内が求めているのは、透かし・顔写真・写真にかかる文字が鮮明であることだけで、それを満たせば白黒でもかまいません。気をつけたいのは逆の場合です。カラーのインクで刷っても、残りが少なくてかすれ、透かしが消えていれば、条件に合っていません。色の有無ではなく、3つの印の鮮明さで判断します。
A4 に収まって読めれば、縮めてもよい
読めるかどうかは条件ではありません。受験案内は、A4 の白い紙に縦向きで、PDF を拡大も縮小もしないで刷るよう求めています。印刷の画面で紙に合わせて自動で縮める設定が入っていると、本人は気づかないまま一回り小さな受験票を持っていくことになります。刷った後で見比べるより、刷る前に設定の画面で倍率が100%になっているかを確かめる方が確かです。
PDF をスマホに入れておけば、紙を忘れても入れる
スマートフォン(スマホ)などの画面に受験票を出しても、試験場には入れません。紙の受験票が要るのは、入場のときに見せるからで、試験の間は机の上に置いておくものでもあります。画面の PDF は、紙を刷り直すための控えにはなっても、紙の代わりにはなりません。
受験票は12月に家へ届く、終われば用済み
受験票は郵送されません。12月4日を過ぎてもポストを見て待っていると、刷る時間だけが減っていきます。そして試験が終わった後も、個別試験や入学手続で受験票が要ることがあり、過去の年度の成績を使う入試では、その年度の受験票を求められます。1月17日の夕方に捨ててよい紙ではありません。
確かめる先と聞き方
受験票を刷る前から入場の日までに開く先と、そこで読む行・聞く項目は次の7つです。
- 令和9年度の受験案内の「受験票」の項(42〜44ページ): 取り出せる期間、紙と向きと倍率、色の条件、受験教科名の欄と備考欄の読み方。刷る前に一度、刷った後にもう一度読みます。
- 12月上旬に大学入試センターのサイトに載る令和9年度の受験上の注意: 受験票を忘れたり失くしたりしたときの手順、顔写真が否認された受験票の扱い、各試験の入室終了の時刻。
- センターのサイトの Q&A: 受験票と試験当日の問答は12月上旬に載る予定とされています。コンビニで刷った紙について迷ったら、まずここを読みます。
- 受験票に載っている問合せ大学: 令和8年度の受験上の注意では、試験場についての問い合わせ先とされていました。聞くときは受験番号と試験場の名前を先に伝えます。
- 大学入試センターの問い合わせ窓口: 受験票の表示が登録と違う、マイページで氏名の訂正が進まない、というとき。どの欄がどう違うかを一文で言えるようにしてから電話します。
- 高校の先生: 学校の機械で受験票を刷れるか、同じ高校の人がどの試験場に指定されたか。
- 志望校の募集要項: 個別試験の当日や入学手続で受験票を持参するか。過去の年度の成績を使える入試か。
個別指導で確かめること
塾では、生徒が刷ってきた受験票を机に置き、受験教科名の丸と備考欄の科目数を、志望校の募集要項で課される教科と一緒に読み合わせます。透かしと顔写真が読めるかも、明るい所でその場で見ます。受験票には一字も書かず、気づいたことは別の紙に書き出し、その紙に試験場までの乗り換えと家を出る時刻、1月7日の訂正の締切を並べておきます。
まとめ
インクが切れた夜に要るのは、色のインクではありません。A4 の白い紙に等倍で刷られ、透かしと顔写真がくっきり読める一枚と、その一枚の教科の丸・科目数・試験場・氏名を声に出して読む数分です。家のプリンターでも店の機械でも学校の機械でも、受験案内の数行に合わせて刷られた受験票は、同じ一枚として扱われます。
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