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学校推薦型選抜に落ちたら一般選抜に間に合うか—共通テストの出願と国公立の出願期間|武蔵野個別指導塾

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推薦の不合格が12月に届いても、国公立の一般選抜は2027年1月25日から2月3日まで出願を受け付けます。共通テストに出願済みかで残る道が変わるので、まずマイページの受験票を開いてください。

間に合います。ただし、どの一般選抜に間に合うかは、2026年10月2日までに大学入学共通テストへ出願していたかどうかで分かれます。2027年度入学者選抜(令和9年度・2027年4月入学)の日付で並べると、次のとおりです。

残っている道 12月に不合格を知った時点 押さえる日付
共通テストへの新しい出願 受け付けは終わっている 出願期間は2026年9月15日〜10月2日
国公立大学の一般選抜 共通テストを課す区分は、共通テストに出願済みなら出せる 出願は2027年1月25日〜2月3日
私立大学の一般選抜(大学の個別の試験) 大学ごとの出願期間に間に合えば出せる 試験は2027年2月1日〜3月25日の間で大学が決める
推薦を受けた人が出せる国公立の一般選抜の数 推薦を受けていない人と変わらない 国立は前期・後期で2つ、公立大学中期日程を加えて3つ

学校推薦型選抜に落ちたら一般選抜へ、という切り替えは、国公立の制度ではむしろ織り込み済みの動きです。国立大学協会と公立大学協会の実施要領は、推薦を受けた人が不合格に備えて一般選抜に出願しておくことを、推薦の節の中ではっきり認めています。

よくあるのは、12月の夕方、帰りの電車でスマートフォンを開き、大学から届いた合否の通知に「不合格」の3文字を見つけて、降りる駅を1つ乗り過ごす、という場面です。家に着いても制服のまま机の前に座り、何から手を付ければいいのかがわからない。頭に浮かぶのは「もう一般には間に合わないのでは」という一言だけです。その夕方に要るのは気合ではなく暦です。共通テストに出願したのはいつだったか、国公立の出願はいつ開くのか、私立の締切はどこにあるのか。日付を並べ直すと、残っている道はくっきり見えてきます。

共通テストの出願は10月に閉じている——12月に残る道と残らない道

大学入試センターがまとめた令和9年度の共通テスト実施要項では、出願の期間は2026年9月15日(火)から10月2日(金)まで、検定料の支払いもこの期間の中に収める決まりでした。出願内容を確かめて直せる期間も、10月9日から16日までで終わっています。一方、推薦の願書の受け付けが始まるのは11月1日以降、結果が出始めるのは12月1日以降です。図1のように、共通テストの窓は推薦の書類を出すより前に閉まっています。12月に推薦の結果を知ってから共通テストに申し込む手立ては、実施要項のどこにも書かれていません。

図1 共通テストの出願は推薦の出願より前の10月2日に締め切られている

だから、12月の夕方に最初に確かめるのは、自分が秋に共通テストへ出願したかどうかです。受験票は2026年12月上旬までに出願サイトのマイページで発行されることになっているので、上旬を過ぎていれば画面に受験番号と試験場が出ているはずです。出ていれば、2027年1月16日(土)・17日(日)の本試験を受ける道は生きています。本試験までの日数も数えておきます。12月1日に通知を受けた人で46日、12月15日なら32日です。

出願していた人に残る道は、まだ広いままです。国公立大学の一般選抜で共通テストを課す区分、私立大学の一般選抜で共通テストの成績を使う区分、そして大学の個別の試験だけで受ける区分。どれも選べます。

出願していなかった人は、共通テストの成績を求める区分には条件が届きません。残るのは共通テストを使わない一般選抜で、文部科学省のQ&Aにも「共通テストを利用しない一般選抜」という言い方が出てくるとおり、共通テストを使うかどうかは大学が選抜区分ごとに決めています。中心になるのは、私立大学の一般選抜のうち大学の個別の試験だけで受ける区分です。国公立の一般選抜を考えるなら、志望する大学・学部の募集要項で、共通テストの教科・科目を指定しているかを区分ごとに読みます。

年度末の道にも、10月2日の締切は影を落とします。国公立の欠員補充第2次募集は、両協会の要領で、共通テストを受けたことが出願の条件です。高2の人がここから持ち帰る教訓は1つで、推薦を本命にしていても、共通テストの出願は9月の出願期間のうちに済ませておくことです。来年度の出願期間は、来年度の共通テスト実施要項が出てから確かめてください。

国公立の学校推薦型選抜に落ちた人が見る2つの期限——1月22日と2月10日

国公立大学の一般選抜の願書は、2027年1月25日(月)に受け付けが始まり、2月3日(水)に締め切られます。国立大学協会と公立大学協会の2027年度の実施要領が、そろって同じ10日間を置いています。この窓の中で、前期日程と後期日程(公立は公立大学中期日程も)の出願を出し終えます。

国公立の学校推薦型選抜に落ちた人、あるいはまだ結果を待っている人がまず確かめたいのは、自分の推薦の結果がこの10日間より前に出るのか、後に出るのかです。両協会の要領は、推薦の合格者を発表する期限を、共通テストを課すかどうかで2つに分けています。課さない推薦の期限は2027年1月22日(金)、課す推薦の期限は2月10日(水)です。図2のように、前者は出願の窓が開く3日前までに結果が出そろい、後者は窓が閉じてから7日後まで結果が出ないことがあります。

図2 国公立の推薦の発表期限と一般選抜の出願期間の前後

共通テストを課さない推薦なら、12月か1月の早い時期に結果を受け取り、落ちていれば1月25日からの出願に回れます。ただし、1月25日の時点で共通テストの本試験はもう終わっています。結果を待つあいだも共通テストの準備を止めなかった人が、この順番をいちばん生かせます。

共通テストを課す推薦は、話が逆になります。大学が大学入試センターから共通テストの成績を受け取れるのは2027年2月2日(火)以降で、発表の期限は2月10日です。出願の締切の2月3日には、合否がまだわからないことがある。両協会の要領が、推薦を受けた人は「不合格となった場合に備えて」一般選抜に出願できると書いているのは、この順番のためです。結果を待ってから出願先を考えたのでは遅い。1月25日から2月3日の間に、落ちたときの前期と後期の出願を済ませておきます。

受かったときの扱いも、ここで知っておくと迷いません。国公立の推薦の合格者は2027年2月17日(水)までに入学手続をする決まりで、ほかに出願してあった国公立の大学・学部を受けても合格者にはなりません。手続をしなかった場合も同じで、例外は、特別な事情があって、推薦をした出身高校の校長から推薦入学辞退願を出し、大学の許可を得たときに限られます。

学校推薦型選抜と一般選抜の併願——国立は前期・後期の2つ、公立の中期を加えて3つ

国公立の一般選抜は、前期日程の試験と合格発表を先に済ませ、そのあとで後期日程を行う分離分割方式で動いています。国立大学協会の要領は、国立大学の志願者が前期日程の大学・学部から1つ、後期日程から1つ、合わせて2つまで出願できると定めています。公立大学協会の要領は、ここに公立大学中期日程を加え、前期・中期・後期から1つずつ、合わせて3つまでです。

推薦を受けた人も、この数は変わりません。両協会の要領は推薦の節で、出身高校の校長の推薦を受けた人が、推薦の不合格に備えてこの2つ(公立の要領では3つ)まで出願できると書いています。学校推薦型選抜と一般選抜の併願は、国公立では要領そのものが用意した形で、推薦を受けたせいで一般選抜に出せる数が1つ減る、ということはありません。

一般選抜の試験の暦も並べておきます。前期日程は2027年2月25日(木)から、公立大学中期日程は3月8日(月)以降、後期日程は3月12日(金)以降に試験が始まります。前期の合格発表は国立が3月6日から10日、公立が3月1日から10日の間で、前期の入学手続の締切は3月15日(月)です。前期で受かって3月15日までに手続を済ませた人は、中期や後期を受けても合格者になりません。共通テストを課す推薦が2月10日に不合格と出た人でも、前期日程の試験が始まる2月25日までは15日あります。出願を2月3日までに済ませていれば、その15日をそっくり個別の試験の準備に回せます。

推薦そのものについては、両協会の要領が、1人が1つの年度に受けられる推薦を1つの大学・学部に限っています。共通テストを課す推薦も課さない推薦も合わせて1つですから、国立の推薦に落ちたあと、同じ年に別の国立大学の推薦を受けることは、この決まりのもとでは認められず、公立どうしでも同じです。例外は1つで、同じ大学・学部の同じ募集単位が、共通テストを課さない推薦の発表のあとに共通テストを課す推薦を行うときは、前者の不合格者をあらためて後者に推薦できます。この形の区分があるかは募集要項の選抜区分の一覧で読み、推薦をもう一度もらえるかは高校の進路指導に聞きます。国立と公立をまたいでもう1つ推薦を受けられるかは、要領に書かれていないので、高校と大学の募集要項で確かめてください。

私立の一般選抜の締切を自分で並べる——募集要項は12月15日までに出る

私立大学の一般選抜には、全国共通の出願の締切がありません。文部科学省が大学に示した令和9年度の実施要項の第4が置いているのは、大学の個別の試験を2027年2月1日から3月25日までの間に行い、願書の受付期間は試験の日に合わせて大学が決め、合格者の発表は3月31日までに済ませる、という枠だけです。締切の日付は、大学と選抜区分の数だけあります。

その日付を載せた募集要項は、同じ実施要項の第10で、2026年12月15日までに発表することになっています。12月の前半に推薦の結果を知った人なら、志望先の一般選抜の募集要項がまだ出ていないこともありえますが、遅くとも15日には手に取れる決まりです。待つ理由は、そこで尽きます。

一覧表は紙でも表計算でもかまいません。列は次の8つにすると、抜けが出にくくなります。

  1. 大学・学部・学科と選抜区分の名前
  2. 共通テストの成績を使うかどうか
  3. 出願の開始日と締切日
  4. 締切が必着か消印有効か、インターネット出願の登録の締切が別にあるか
  5. 試験の日と試験場
  6. 合格発表の日
  7. 入学手続の締切と、そのとき納めるもの
  8. 調査書など、高校に頼む書類の通数

並べ終えたら、日付の列を上から下へ読みます。試験の日が2つ重なっていないか。ある大学の入学手続の締切が、本命の合格発表より前に来ていないか。共通テストを受けないのに、共通テストを使う区分に丸を付けていないか。頭の中では見えなかった重なりが、表にすると1行の中に出てきます。

7の列は、募集要項と入学手続の案内の両方を見て埋めます。実施要項は、入学料以外の納付金を合格発表のあと短い期間で納めさせる扱いを避けるよう大学に求めていますが、実際の締切と金額を決めて書くのは大学です。8の列も軽く見ないでください。推薦の出願で1通使ったあと、一般選抜の出願先の数だけ、あらためて高校に頼むことになります。高校の側にも作る手間と日数がかかるので、通数は早く決めるほど楽になります。

よくある質問

共通テストに出願していないと、国公立の一般選抜はもう受けられませんか

共通テストを課す区分には、受けていない時点で出願の条件が満たせません。共通テストの出願は2026年10月2日に締め切られ、あとから申し込む手立ては実施要項にありません。共通テストを課さない区分を置いているかは大学・学部ごとなので、志望先の募集要項で、その区分が共通テストの教科・科目を指定しているかを確かめます。

共通テストを課す国公立の推薦は、結果を見てから一般選抜に出願できますか

できないことがあります。この推薦の発表の期限は2027年2月10日で、国公立の一般選抜の出願は2月3日に締め切られます。推薦の結果が出る前に、落ちたときの前期と後期の出願を済ませておくのが、要領の前提にしている順番です。

私立の推薦に落ちたら、別の大学の推薦にもう一度出せますか

出願期間がまだ残っている推薦の区分があれば、出せる余地はあります。ただし学校推薦型選抜は出身高校の校長の推薦に基づく入試なので、自分の判断だけでは出せません。先に担任と進路指導に相談し、志望先の募集要項で出願期間と推薦の条件を読みます。

一般選抜の出願にも調査書は要りますか

要るのが基本です。実施要項の第5は、選抜の種類を分けずに、大学が入学志願者から高校の作った調査書を出してもらう形を定めています。出願先ごとの通数を募集要項の提出書類の欄で数え、受け取りたい日といっしょに担任へ伝えます。

確かめる順番

推薦の不合格を知った週のうちに、次の順で片づけます。図3は、この4つを1枚に並べたものです。

  1. 今夜:共通テストの出願サイトのマイページを開き、受験票が出ているかを確認する。登録してある受験教科と科目数を書き出し、志望先が求める教科・科目と照らす。ここで残る道が決まります。
  2. 翌日:担任と進路指導に推薦の結果を報告し、一般選抜で使う調査書の通数と、いつまでに要るかを頼む。推薦を出してくれた高校には、結果を自分の口で伝えます。
  3. 今週中:志望先の私立の一般選抜の募集要項を集め、8つの列で締切を一覧にする。12月15日の時点でまだ見ていない募集要項は、出たその日に表へ足す。
  4. 年内:国公立の前期・後期(公立は中期も)の出願先の候補を決め、募集要項で共通テストの教科・科目と個別の試験の科目を確かめる。出願の窓は2027年1月25日から2月3日まで。
図3 推薦に落ちた週に片づける4つの順番

大学に問い合わせるのは、募集要項を読んでもわからないことが残ったときで足ります。たとえば、同じ募集単位で共通テストを課す推薦が後に控えているのかどうか、といった点です。

個別指導で確かめること

推薦の結果が出た週に教室で一緒に見るのは、日付と書類です。私立の募集要項から作った一覧表を並べて締切と試験日の重なりを洗い出し、共通テストの本試験までの残りの日数で、教科ごとの時間の割り振りを組み直します。共通テストに出願していない人とは、大学が公表している過去の試験問題を時間を計って解き、2月までに仕上げる範囲を決めます。

まとめ

学校推薦型選抜の不合格が告げるのは、1つの選抜区分の結果です。国公立の出願は2027年1月25日に開き、私立の試験は2月1日から並び、共通テストの受験票はもう手元にあるかもしれません。間に合うかどうかを決めるのは12月の通知ではなく、10月2日までに共通テストへ出していたかと、年明けに並ぶ締切を1つも落とさずに出願を出し終えられるかの2つです。

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