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明法中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

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2027年度の明法中学校は2月1日・2日・5日に6つの枠があり、2科か4科を選ぶ午前と特待生の午後、適性検査型が並びます。家庭で小4から順に進める準備と、発表の時刻と手続の締切の見方を締切から逆算して考えられます。

学校の公式サイトで公開されている2027年度(令和9年度)の入学試験要項と、東京都が公表した令和9年度都内私立中学校入学者選抜実施要項の別表で確かめた基本の形を、先に表にします。

項目 内容(2027年度の入学試験要項で確認)
所在地 東京都東村山市富士見町2-4-12
最寄り駅 西武新宿線の久米川駅から南口1番乗り場のバスで7分、明法学院前で降りて徒歩1分。西武国分寺線・拝島線の小川駅から徒歩18分
武蔵境駅から 直線で約9km
共学・別学 共学(中学は2025年度から共学)
一貫 中高一貫(明法中学・高等学校)
試験日 2月1日(月)午前と午後、2月2日(火)午前と午後、2月5日(金)午前
科目 第1回と第2回の午前は国語・算数の2科か、国語・算数・理科・社会の4科を選ぶ。第1回午前には適性検査Ⅰ・Ⅱの型もある。第1回・第2回の午後の特待生入試と第3回は国語・算数の2科
募集定員 第1回 72名、第2回 24名、第3回 12名(男女合計 108名)
面接 なし
確かめた年度 2027年度(令和9年度)の入学試験要項と、東京都の令和9年度の実施要項の別表

よくあるのは、10月の明法祭の帰り道、久米川駅へ向かうバスの中でお子さまが理科の部屋がいちばん面白かったと言い、保護者の方が校門で受け取った入試要項を膝の上で開く、という場面です。バスは7分で駅に着きます。その間に目に入るのは、2月1日の午前と午後、2日の午前と午後、5日の午前という5つの日程と、6つの試験区分です。選べる枠が多いぶん、どの回に力を置き、2科と4科のどちらで出すかを家庭で決めなければなりません。公式の要項で確かめた日程と科目を先に置き、家庭で進める準備を小4から順に書きます。

入試のかたち

2027年度の入学試験要項によると、明法中学校の入試は3日にわたって6つの区分があります。図1のように、2月1日(月)の午前が第1回で、ここに2科・4科選択と適性検査型の2つの型が並びます。同じ日の午後が第1回の特待生入試で、国語と算数の2科だけです。2月2日(火)の午前が第2回の2科・4科選択、午後が第2回の特待生入試で、やはり国語と算数です。2月5日(金)の午前が第3回で、国語と算数の2科です。出願資格は、2027年3月に小学校を卒業する見込みで、保護者のもとから通学できる男女と定められています。

図1 2027年度の明法中学校の入試の日程と科目の並び

時間と配点は回ごとに違います。第1回午前の2科・4科選択は集合が8時30分で、国語50分100点、算数50分100点、4科の場合はそのあとに理科30分60点、社会30分60点が続き、4科の終了は12時35分です。第1回午前の適性検査型は、適性Ⅰが45分100点、適性Ⅱが45分100点で、10時45分に終わります。第1回午後の特待生入試は集合が15時で、国語40分100点、算数40分100点です。第2回午前は集合8時30分で、国語と算数が各40分100点、理科と社会が各30分60点と、第1回より国語と算数の時間が10分ずつ短くなります。第2回午後の特待生入試は集合15時で、国語と算数が各40分100点です。第3回は集合が9時30分で、国語と算数が各40分100点です。どの回にも面接はありません。

合否の決め方も要項に書かれています。2科・4科選択の回では、2科は200点満点の合計で判定します。4科で受けた人は、まず2科の200点満点の合計で判定し、合格の基準点に届かなければ4科320点満点の合計で判定します。つまり4科で出しても、国語と算数の合計が先に見られます。午後の特待生2科入試は、特待生の基準点、2科の通常の合格基準点、国語か算数のどちらか高い方を採る1科の基準点、の順で判定します。特待生の基準に届かなくても通常の合格判定があり、要項はこれをスライド合格と呼んでいます。第3回は2科200点満点の合計で判定します。

募集定員は、第1回が午前と午後を合わせて72名、第2回が24名、第3回が12名で、合計108名です。東京都の別表でも、第1回72名、第2回24名、第3回12名と同じ数で載っています。学校の受験Q&Aには、募集定員がそのまま合格者の数ではないこと、合格基準点の目安は学校説明会で案内することが書かれています。

出願はインターネットで行います。出願サイトの入力は12月20日(日)から始まり、受験料の入金の締切は、第1回が1月28日(木)、第2回午前が2月1日(月)、第2回午後が2月2日(火)14時、第3回が2月4日(木)です。受験料は定額制で25,000円(予定)です。初回の出願で複数の回に同時に出願すれば、回数にかかわらず25,000円で最大5回分まで出願できますが、初回の出願のあとで回を追加すると、新たに25,000円が要ります。書類は、入学願書、6年生の1・2学期(前期)の通知表のコピー、英検優遇制度を使う場合は英検4級以上の合格証明書のコピーを簡易書留で郵送し、第1回は1月29日(金)、第2回は1月30日(土)、第3回は2月3日(水)が必着です。窓口での受付は第2回と第3回の当日出願だけで、第2回午前は7時50分から8時、午後は7時50分から14時30分、第3回は8時50分から9時です。出願のあとで試験区分や試験日の変更はできません。

合格発表は専用サイトで行われ、校内の掲示はありません。発表の予定時刻は、2月1日が2科・4科は19時30分ごろ、適性検査型は20時30分ごろ、特待生入試は22時ごろ、2月2日が午前の2科・4科は19時30分ごろ、午後の特待生入試は22時ごろ、2月5日が19時30分ごろです。入学金は250,000円(予定)で、手続の締切は、第1回午前の2科・4科が2月5日(金)15時まで、それ以外の区分はすべて2月10日(水)13時までです。一度納めた入学金は返金されません。

優遇の制度は2つあり、すべての入試で使えます。英検4級以上を持っていれば入試の得点に10点程度の加点があり、出願時に合格証明書のコピーを出します。もう1つは強化指定部のソフトテニス部を対象にした加点で、小学校時代の活動の実績をもとに事前審査があります。2つの優遇は併用できません。特待生は、学業と人物がともに特に優秀な生徒を合格発表時に発表し、入学後に奨学金100万円を支給する制度で、選考の対象は2月1日午後と2月2日午後の2科の入試です。入学後にも年度末の成績をもとに継続と新規の選考があり、選ばれると年額80万円が支給されます。

感染症で出願した日程をすべて受けられなかった場合には、2月13日(土)の特別日程入学試験が用意されています。試験の当日に、受験票と筆記用具、上履きと靴袋を持って行きます。定規とコンパスは使えません。保護者の方は試験会場に入れませんが、講堂と食堂が控室として使えます。車での送迎は遠慮するよう書かれており、自転車での来校は可能です。

学校が公表している方針

公式サイトの建学の精神の頁には、「この世に生を受けたことに感謝し、知性を磨き、よい習慣を身につけ、社会のため、国家のため、人類のために役立ち、世界平和に貢献できる人間を育成すること」と書かれています。入学試験要項の冒頭の入学者受入の方針も、この建学の精神を土台にしています。学校が待っている生徒として要項が挙げるのは4つで、自分と自分の属する集団の未来を自らの行動で切り拓く意志と努力の精神を持つこと、他者の考えを尊重して仲間と協力して課題の解決にあたれること、幅広い分野に興味を持ち将来の目標を探りながら日々の学習に意欲的に取り組めること、心身の健康に注意を払い自律的な生活を送る意欲があること、です。入試に面接がなく筆記だけで決まる学校ですが、学校が見たい姿は要項の最初の頁にはっきり書かれています。

教育の方針として公式サイトが挙げるのは4つです。人間的なつながりを土台にした創造性豊かな人間の育成、国際社会の第一線で活躍できる人間の育成、豊かな心を育む教育の実践、そして国公立と難関私立大学の合格を目指す進学指導です。中学のカリキュラムの頁には「教員1人に生徒14人」という少人数教育の数字が示され、中1から中3までの学習習慣づくりとして3点固定という言葉が使われています。オーケストラの指導やフィールドワーク、中学の研究旅行といった体験学習で感性を磨くことも方針に含まれます。

中学の学びの柱として学校が示すのは4Cプログラムです。中1は入門の1年として、サイエンスGEとGSP foundationの両方を学びます。中2と中3ではどちらかを選び、サイエンスGEではロボットプログラミングや実験を深め、GSP foundationでは英語のレッスンや海外とつながる活動に取り組みます。高1でその集大成に取り組み、GSP foundationは高1のターム留学につながると書かれています。学年が上がると、中3と高1で特別進学と総合進学の2つのコースになり、高2と高3は志望する大学別のコース制になります。中学の入試で適性検査型の枠があることと、英検4級以上に加点があることは、この英語と探究の方針に沿った形です。

準備の進め方

明法中学校の入試は、どの回でも国語と算数の合計が先に見られます。4科で出しても、まず2科200点で判定され、届かなければ4科320点で見直されます。家庭の準備も、この順に合わせて国語と算数を軸に組みます。図2のように、小4で土台、小5で型の選択、小6で時間と過去問、という順です。

図2 小4から小6へ、家庭で進める準備の順番

小4では、毎日の読む・書く・計算を同じ時刻に置くことから始めます。学校が中学の3年間で学習習慣を重視すると公表している以上、入学前の家庭でも、起きる時刻、机に向かう時刻、寝る時刻の3つを固定しておくと、入学後の生活にそのままつながります。国語は、物語と説明文を毎日1つずつ声に出して読み、要点を2行で書く練習を続けます。算数は、計算を速くするより、式を書いてから答えを出す癖をつけます。第1回午前の国語で120字から150字程度の作文が出る場合があると学校の受験Q&Aに書かれていますから、小4のうちから、読んだ文章について自分の考えを3文で書くことを週に1回入れておきます。

小5は、2科で出すか4科で出すかを決める年です。理科と社会は各60点で、4科の合計は320点になりますが、判定は2科の合計が先です。理科と社会を足すことで国語と算数の時間が削られるなら、2科に絞る判断もあります。逆に、理科の実験や社会の資料を読むことが好きで、学校のサイエンスGEに惹かれているお子さまなら、4科の勉強そのものが入学後の学びに重なります。小5の秋までに、模擬の問題で理科と社会の得点が安定しているかを見て、冬には型を1つに決めます。英検優遇制度を使うなら、4級の受検も小5のうちに済ませておくと、出願時に合格証明書のコピーを添えるだけで済みます。適性検査型を考える家庭は、学校の受験Q&Aに、都立の中等教育学校の適性検査に問題を近づけたと書かれていますから、小5の後半から、文章と資料を読んで自分の考えを書く形の問題に触れはじめます。

小6は時間を測る年です。学校は公式サイトで第1回午前の入試問題と適性検査型の問題を公開しています。過去問は、まず時間を決めずに解いて解き直し、次に本番の時間で解き、最後に本番より5分短い時間で解く、という3段で使います。明法中学校では、国語と算数の時間が第1回午前は50分、第2回以降と午後の特待生入試は40分と違うので、同じ出題の形を40分で解き切る練習を必ず入れます。午後の特待生入試を受けるなら、15時集合で国語が15時15分から、算数が16時15分からという時間帯に、集中が落ちないか家で試しておきます。適性検査型は適性Ⅰと適性Ⅱが各45分で、間に30分の休みがあります。書く量が多い型ですから、45分で書き切る練習を週に1回置きます。12月13日(日)には2科入試体験会、12月20日(日)には適性検査入試体験会が、小6限定で入試傾向の説明会とあわせて開かれます。予約が要りますから、秋のうちに学校のサイトから申し込んでおきます。

過去問を解くときの家庭の役割は、採点よりも記録です。回ごとに、国語と算数の合計と、どの大問で時間を使い切ったかを1行で残します。学校は4科受験者もまず2科の合計で判定すると公表していますから、国語と算数の合計の推移が、準備の進み具合をいちばん正直に示します。2科の合計が伸びていないのに理科と社会の時間を増やすのは順番が逆です。

併願の考え方

明法中学校の日程で目を引くのは、同じ日の午前と午後の両方に枠があることです。2月1日は午前の第1回が2科なら10時45分、4科なら12時35分に終わり、午後の特待生入試は15時集合です。要項には、午後から受ける受験生も食堂を食事の場所として使えること、一度校外に出て昼食をとってもよいことが書かれています。2月2日も同じ形で、午前の2科・4科選択と午後の特待生入試が並びます。1日に2回受けるか、午前だけにするかは、お子さまが午後にもう1度集中できるかで決めます。

図3のように、合格発表の時刻と手続の締切は回によって違います。第1回午前の2科・4科選択だけは、2月1日の19時30分ごろに発表され、手続の締切が2月5日(金)の15時です。それ以外の区分は、発表の日は試験日の当日ですが、手続の締切はすべて2月10日(水)の13時です。つまり、2月1日午前の2科・4科選択で合格した場合、他の学校の結果を待てるのは2月5日の午後3時までで、同じ日の午後の特待生入試や2月2日の回で合格すれば、2月10日の昼まで待てます。この5日の差は、併願の日程表を書くときに最初に書き込む数字です。

図3 合格発表の時刻と入学手続の締切の並び

受験料は定額制で、初回の出願で同時に出す分は最大5回まで25,000円です。しかし初回の出願のあとに回を足すと、新たに25,000円が要ります。出願後は試験区分や試験日の変更ができません。ですから、2月1日の午前だけを出しておいて、結果を見てから2日や5日を足す、という形は費用が2倍になります。1月末の郵送の締切までに、受ける回を全部決めて1度で出す方が、お金の面でも手続の面でも簡単です。学校の受験Q&Aには、複数回受けた受験生については入学の希望が強いと考え、合格基準点にわずかに届かないときに一定の優遇をすると書かれています。

日程表を作るときは、2月1日から2月10日までを1枚に書き、明法中学校の6つの区分を午前と午後に分けて置き、それぞれの発表の時刻と手続の締切を同じ行に書きます。そこに他の学校の試験日と締切を重ねると、2月5日15時と2月10日13時という2つの締切が、どの結果を待てるかを決めることが見えてきます。感染症で受けられなかったときの特別日程は2月13日(土)ですから、この日も予備の行として空けておきます。

説明会と学費で確かめること

2027年度の学費は、要項に、11月上旬に決定すると書かれています。参考として載っている2026年度の額は、入学金240,000円、授業料552,000円(月46,000円)、施設設備費144,000円(月12,000円)、教育充実費60,000円(月5,000円)、積立金72,000円(月6,000円)、副教材費218,000円(年1回)、生徒会会費8,400円、父母の会会費7,200円で、入学後の年額は1,061,600円です。2027年度の入学金は250,000円(予定)と要項に書かれていますから、2026年度の参考の額から変わっています。積立金と副教材費は入学手続のときまでに決まり、学年で違いがあり、精算して中学卒業時に返金されると書かれています。

説明会で確かめる質問を一覧にします。 − 2027年度の学費の確定額と、積立金・副教材費の見込み − 合格基準点の目安と、特待生の基準点の目安(どちらも学校説明会で案内すると公表されています) − 英検優遇制度の申請の期限と、事前に相談が要るかどうか − 東京都在住者向けの授業料の負担軽減(2026年度実績で年額12万円)の申請の流れ − 明法学院奨学生制度の審査の時期と、入学後に家計が急変したときの扱い − 4Cプログラムで中2からサイエンスGEとGSP foundationのどちらかを選ぶときの決め方 − 久米川駅からのバスの本数と、小川駅から徒歩18分の道の様子

今後の説明会は、11月14日(土)14時30分にGSP foundationの体験会と学校説明会、12月13日(日)9時に2科入試体験会と入試傾向説明会、12月20日(日)9時に適性検査入試体験会と入試傾向説明会、1月16日(土)10時に学校説明会と授業・施設の見学会が予定されています。体験会は小6限定の回が多く、すべて予約制です。日程と時程は変更になる場合があると学校が注記しています。

個別指導で確かめること

個別指導で最初に見るのは、国語と算数の合計点ではなく、算数で式を書いてから答えを出しているか、国語で本文の根拠に線を引いてから選んでいるか、という手順です。明法中学校はまず2科の合計で判定する学校ですから、合計の数字より先に、点を落としている手順を1つずつ戻って確かめます。4科で出す予定でも、小5の計算と小4の読解にほころびがあれば、そこまで戻ります。

まとめ

2科の合計が先に見られる入試で、国語と算数の手順を小4から積み、小6の秋に40分で解き切る形へ持っていく家庭は、2月1日の午前と午後の両方を迷わず出せます。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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