
武蔵野個別指導塾の特徴
歴史の年号の語呂合わせ—中学で覚える出来事と年を一覧で|武蔵野個別指導塾

57年の金印から1991年のソ連解体まで語呂を年の順に並べた表です。先に打つ杭を30個決めれば、並べ替え問題の残りは前後の関係で決まっていきます。
| 時代 | 年 | 出来事 | 語呂の例 |
|---|---|---|---|
| 弥生 | 57 | 奴国の王が後漢に使いを送り、金印を受ける | 来な(57)、金印あげよう |
| 弥生 | ◎239 | 卑弥呼が魏に使いを送る | ふみくる(239)卑弥呼 |
| 古墳 | 538※ | 百済から仏教が伝わる | ご参拝(538)仏教伝来 |
| 飛鳥 | 593 | 聖徳太子が推古天皇の摂政になる | 国民(593)のために聖徳太子 |
| 飛鳥 | 603 | 冠位十二階を定める | 群れ見る(603)冠の色 |
| 飛鳥 | 604 | 十七条の憲法を定める | 群れよ(604)和の十七条 |
| 飛鳥 | 607 | 小野妹子を隋に送る | 群れなす(607)遣隋の船 |
| 飛鳥 | 630 | 第1回の遣唐使を送る | ロミオ(630)も乗る遣唐使 |
| 飛鳥 | ◎645※ | 中大兄皇子らが蘇我氏を倒す(大化の改新の始まり) | 蒸し米(645)炊いて大化の改新 |
| 飛鳥 | 663 | 白村江の戦いで唐と新羅に敗れる | むむ、散々(663)な白村江 |
| 飛鳥 | 672 | 壬申の乱 | む、何(672)が起きた壬申の乱 |
| 飛鳥 | 701 | 大宝律令を定める | なお一層(701)整う大宝律令 |
| 奈良 | ◎710 | 平城京に都を移す | なんと(710)美しい平城京 |
| 奈良 | 712 | 古事記ができる | ナイフ(712)より鋭い古事記 |
| 奈良 | 720 | 日本書紀ができる | 何を(720)書く日本書紀 |
| 奈良 | 723 | 三世一身法 | 何さ(723)三代で返すとは |
| 奈良 | 743 | 墾田永年私財法 | なじみ(743)の土地は永久に |
| 奈良 | 752 | 東大寺の大仏の開眼 | なごに(752)見下ろす大仏 |
| 平安 | ◎794 | 平安京に都を移す | 鳴くよ(794)ウグイス平安京 |
| 平安 | 797 | 坂上田村麻呂が征夷大将軍になる | 鳴くな(797)と東北へ田村麻呂 |
| 平安 | ◎894 | 菅原道真の提案で遣唐使を止める | 白紙(894)に戻す遣唐使 |
| 平安 | 1016 | 藤原道長が摂政になる | 十色(1016)に染まる道長の世 |
| 平安 | 1053 | 藤原頼通が平等院鳳凰堂を建てる | 人を混み合わせる(1053)鳳凰堂 |
| 平安 | ◎1086 | 白河上皇が院政を始める | 入れ歯むずむず(1086)白河上皇 |
| 平安 | 1156 | 保元の乱 | いい頃(1156)保元の乱 |
| 平安 | 1159 | 平治の乱 | いい刻(1159)平治の乱 |
| 平安 | 1167 | 平清盛が太政大臣になる | いいむな板(1167)の清盛 |
| 平安 | 1180 | 源頼朝が伊豆で兵を挙げる | いい歯を(1180)見せて頼朝挙兵 |
| 鎌倉 | ◎1185※ | 壇ノ浦で平氏が滅び、守護と地頭を置く | いい箱(1185)つくろう鎌倉幕府 |
| 鎌倉 | ◎1192※ | 源頼朝が征夷大将軍になる | いい国(1192)つくろう鎌倉幕府 |
| 鎌倉 | ◎1221 | 承久の乱 | 人に不意(1221)打ち承久の乱 |
| 鎌倉 | 1232 | 御成敗式目を定める | いち、に、さん、に(1232)で読む式目 |
| 鎌倉 | ◎1274 | 文永の役 | いつになし(1274)の大船団 |
| 鎌倉 | 1281 | 弘安の役 | いつに入る(1281)博多の湾 |
| 鎌倉 | 1297 | 永仁の徳政令 | 人に苦なし(1297)徳政令 |
| 鎌倉 | ◎1333 | 鎌倉幕府が滅びる | 一味散々(1333)北条氏 |
| 建武 | 1334 | 後醍醐天皇の建武の新政 | いざ見よ(1334)建武の新政 |
| 南北朝 | 1336※ | 足利尊氏が京都に別の天皇を立て、朝廷が南北に割れる | いざ見ろ(1336)南北朝 |
| 南北朝 | 1338※ | 足利尊氏が征夷大将軍になる | いざ見晴らす(1338)尊氏将軍 |
| 南北朝 | ◎1392 | 足利義満が南北朝を1つにする | いざ国(1392)ひとつ南北朝 |
| 室町 | 1397 | 足利義満が金閣を建て始める | いざ来な(1397)金閣へ |
| 室町 | 1404 | 明との勘合貿易が始まる | 人寄れよ(1404)勘合貿易 |
| 室町 | 1428 | 正長の土一揆 | 意志には(1428)勝てぬ土一揆 |
| 室町 | ◎1467 | 応仁の乱 | 人の世むなし(1467)応仁の乱 |
| 室町 | 1488 | 加賀の一向一揆 | いよ、母(1488)も立つ加賀の一揆 |
| 室町 | 1492 | コロンブスがアメリカに着く | 意欲に(1492)燃えるコロンブス |
| 室町 | 1498 | バスコ・ダ・ガマがインドに着く | 意欲は(1498)海へバスコ・ダ・ガマ |
| 室町 | 1517 | ルターの宗教改革 | 以後いな(1517)と免罪符を拒む |
| 室町 | ◎1543※ | 種子島に鉄砲が伝わる | 以後予算(1543)増す鉄砲 |
| 室町 | 1549 | ザビエルがキリスト教を伝える | 以後よく(1549)広まるキリスト教 |
| 室町 | 1560 | 桶狭間の戦い | いちご群れる(1560)桶狭間 |
| 室町 | ◎1573 | 織田信長が足利義昭を追い、室町幕府が滅びる | 以後涙(1573)の室町幕府 |
| 安土桃山 | 1575 | 長篠の戦い | 以後なごまぬ(1575)長篠の戦い |
| 安土桃山 | ◎1582 | 本能寺の変 | 以後パニック(1582)本能寺 |
| 安土桃山 | ◎1590 | 豊臣秀吉が全国を統一する | いちご食おう(1590)天下統一 |
| 安土桃山 | 1592 | 文禄の役(朝鮮への出兵) | 以後苦に(1592)なる朝鮮出兵 |
| 安土桃山 | ◎1600 | 関ヶ原の戦い | 人群れおおう(1600)関ヶ原 |
| 江戸 | ◎1603 | 徳川家康が江戸幕府を開く | ヒーロー参上(1603)家康 |
| 江戸 | 1615 | 大坂夏の陣で豊臣氏が滅び、武家諸法度を出す | ヒーロー以後(1615)豊臣なし |
| 江戸 | 1635 | 参勤交代を制度にする | 一路さんご(1635)参勤交代 |
| 江戸 | 1637 | 島原・天草一揆 | 一路みな(1637)原城へ |
| 江戸 | ◎1639 | ポルトガル船の来航を禁じる | 一路、柵(1639)で閉じる国 |
| 江戸 | 1641 | オランダ商館を出島に移す | 色よい(1641)返事は出島から |
| 江戸 | 1685※ | 徳川綱吉の生類憐みの令が出始める | 犬にいろは語(1685)綱吉 |
| 江戸 | ◎1716 | 徳川吉宗の享保の改革 | いな、色(1716)は要らぬ吉宗 |
| 江戸 | 1774 | 解体新書ができる | いな、なし(1774)と訳語を探す |
| 江戸 | 1776 | アメリカ独立宣言 | いな、なろう(1776)独立国に |
| 江戸 | 1787 | 松平定信の寛政の改革 | 非難やな(1787)寛政の改革 |
| 江戸 | 1789 | フランス革命 | 非難吐く(1789)フランス革命 |
| 江戸 | 1825 | 異国船打払令 | いやに強気な(1825)打払令 |
| 江戸 | 1837 | 大塩平八郎の乱 | 人はみな(1837)大塩につづけ |
| 江戸 | 1840 | アヘン戦争 | いやよ、おアヘン(1840) |
| 江戸 | 1841 | 水野忠邦の天保の改革 | いや良い(1841)と水野の改革 |
| 江戸 | ◎1853 | ペリーが浦賀に来る | いやでござんす(1853)ペリーさん |
| 江戸 | 1854 | 日米和親条約 | 人は来し(1854)再びペリー |
| 江戸 | 1858 | 日米修好通商条約 | 一夜越えば(1858)通商の世 |
| 江戸 | 1860 | 桜田門外の変 | 人は群れ(1860)雪の桜田門 |
| 江戸 | 1861 | アメリカの南北戦争が始まる | いや向かい(1861)合う南北 |
| 江戸 | 1866 | 薩長同盟 | いや、むろん(1866)手を組む薩長 |
| 江戸 | ◎1867 | 大政奉還 | いやむなしい(1867)大政奉還 |
| 明治 | 1868 | 五箇条の御誓文、戊辰戦争の始まり | いやむや(1868)にしない五箇条 |
| 明治 | 1871 | 廃藩置県 | 嫌な人(1871)も藩は消える |
| 明治 | 1872 | 学制、新橋と横浜の間の鉄道 | 人は何(1872)を学ぶ学制 |
| 明治 | 1873 | 徴兵令、地租改正 | 嫌な身(1873)の徴兵令 |
| 明治 | 1874 | 民撰議院設立の建白書 | いや、なし(1874)藩閥の政治 |
| 明治 | 1877 | 西南戦争 | 嫌な涙(1877)西南戦争 |
| 明治 | 1881 | 国会開設の勅諭 | いち早い(1881)国会の約束 |
| 明治 | 1885 | 内閣制度ができ、伊藤博文が初代の総理大臣になる | 人は箱(1885)に集まる内閣 |
| 明治 | ◎1889 | 大日本帝国憲法の発布 | いち早く(1889)憲法発布 |
| 明治 | 1890 | 第1回の帝国議会 | 人は暮れ(1890)に集う第1回議会 |
| 明治 | ◎1894 | 日清戦争 | 人は苦し(1894)日清戦争 |
| 明治 | 1902 | 日英同盟 | 行く連に(1902)日英同盟 |
| 明治 | ◎1904 | 日露戦争 | 行くわよ(1904)日露戦争 |
| 明治 | 1905 | ポーツマス条約 | 行くお講和(1905)ポーツマス |
| 明治 | 1910 | 韓国併合 | 行く遠い(1910)和解の道 |
| 明治 | 1911 | 中国の辛亥革命 | 行くいい(1911)国へ辛亥革命 |
| 大正 | ◎1914 | 第一次世界大戦が始まる | 行く意志(1914)第一次大戦 |
| 大正 | 1917 | ロシア革命 | 行くいな(1917)皇帝の世 |
| 大正 | 1918 | 米騒動、原敬の内閣 | 行くいや(1918)米騒動 |
| 大正 | 1919 | ベルサイユ条約 | 行く行く(1919)パリの講和会議 |
| 大正 | 1920 | 国際連盟ができる | 行く庭(1920)国際連盟 |
| 大正 | 1923 | 関東大震災 | 行くに見る(1923)焼け跡 |
| 大正 | 1925 | 普通選挙法、治安維持法 | 行くにこやか(1925)投票へ |
| 昭和 | 1929 | 世界恐慌 | 行くにくい(1929)暮らしの恐慌 |
| 昭和 | ◎1931 | 満州事変 | いくさいち早く(1931)満州事変 |
| 昭和 | 1932 | 五・一五事件 | いくさに(1932)傾く五・一五 |
| 昭和 | 1933 | 国際連盟からの脱退を通告 | いくさ見え(1933)連盟脱退 |
| 昭和 | 1936 | 二・二六事件 | いくさ路(1936)へ二・二六 |
| 昭和 | 1937 | 日中戦争 | いくさ長引く(1937)日中戦争 |
| 昭和 | 1939 | 第二次世界大戦が始まる | いくさ苦(1939)再び世界へ |
| 昭和 | 1940 | 日独伊三国同盟 | 行く世を(1940)三国同盟 |
| 昭和 | ◎1941 | 太平洋戦争が始まる | 行く世いかに(1941)太平洋戦争 |
| 昭和 | ◎1945 | ポツダム宣言を受け入れ、戦争が終わる | 幾夜後(1945)の終戦 |
| 昭和 | 1946 | 日本国憲法の公布 | 行く世向く(1946)新憲法 |
| 昭和 | 1951 | サンフランシスコ平和条約、日米安全保障条約 | 行く、来い(1951)独立へ |
| 昭和 | 1956 | 日ソ共同宣言、国際連合への加盟 | 行く頃(1956)国連へ |
| 昭和 | 1964 | 東京オリンピック | 行く、むしろ(1964)世界へ五輪 |
| 昭和 | 1972 | 沖縄が日本に返還される | 行く何(1972)も要らず沖縄へ |
| 昭和 | 1973 | 石油危機 | 幾波(1973)の石油危機 |
| 平成 | 1989 | ベルリンの壁の崩壊 | いくばくも(1989)なく壁は崩れる |
| 平成 | 1991 | ソ連の解体 | 行く悔い(1991)ソ連の解体 |
◎は先に覚える30個、※は数え方に諸説がある年です。語呂は、よく使われる語呂と、言いやすく整えた語呂を混ぜました。定まった正解はありません。かっこの前の言葉が年の数字を運んでいます。
よくあるのは、放課後の掃除が終わった教室に、机を戻したあとも2人だけ残っている場面です。黒板の端には来週のテスト範囲が残り、ほうきの先には綿ぼこりがついたまま。片方が「1467は人の世むなし」と言うと、もう片方が「じゃあ1573は」と返します。そこで声が止まります。語呂は口まで出かかっているのに、その前に何が起きていたのかが出てこない。上の表は、その沈黙を埋めるためにあります。
一覧の読み方
表は左から、時代、年、出来事、語呂の例です。年は西暦で、上から下へ古い順に並びます。1873年の徴兵令と地租改正のように、同じ年の出来事を1行にまとめた所もあります。世界の出来事は、そのときの日本の時代の行に置きました。1492年のコロンブスが「室町」の行にいるのは、日本がそのころ室町時代だったからです。
語呂は、図1のように数字を音に読みかえて作ります。7は「な」、9は「く」、4は「よ」です。ですから794は「なくよ」になり、そこに「鳴くよ」の字を当てます。読み方は1通りではありません。1は「い」「ひ」「ひと」「いち」、8は「は」「や」「ば」と、言いやすいものを選びます。1900年代によく出てくる「いく」は、1の「い」と9の「く」をつないだ音です。この対応を一度見ておくと、表の語呂がなぜその年を指すのかを自分で確かめられます。

◎を付けた30個は、時代の切り替わりや、前後の順番を決める年です。川に打つ杭(くい)だと思ってください。30本の杭があれば、残りの出来事は杭と杭のあいだのどこかに収まります。◎の選び方は講師の判断で、出題の予想ではありません。
※の年は、何をもって始まりとするかや、伝える資料の違いで、別の年も語られます。学校のテストでは、授業で習った教科書の年に合わせてください。
- 538年(仏教の伝来)は、552年とする書き方もあります。
- 645年(大化の改新)は、蘇我氏を倒した乙巳の変の年です。改新の詔は翌646年で、どちらを始まりと見るかで年が動きます。
- 1185年と1192年(鎌倉幕府の始まり)は、守護と地頭を置いた年か、将軍になった年かで変わり、ほかの年を挙げる説もあります。
- 1336年と1338年(室町幕府の始まり)は、京都に別の天皇を立てた年か、将軍になった年かで変わります。
- 1543年(鉄砲の伝来)は、1542年とする説もあります。
- 1685年(生類憐みの令)は、1つの法令ではなく、何度も出された命令をまとめた呼び名です。始まりを1687年とする書き方もあります。
覚え方
上から順に全部を覚えようとすると、江戸の終わりまで進むころに奈良が消えています。順番を変えます。
◎の30個を6日で打つ
1日5個、6日で30個です。朝に5個を声に出して読み、夜に語呂の列を紙で隠して、年から出来事、出来事から年の両方を言います。片方の向きでは足りません。テストは「1467年に何が起きたか」とも「応仁の乱は何年か」とも聞いてきます。翌朝は、新しい5個に入る前に、前の日の5個を隠して言います。30個が終わったら、3日後と1週間後にもう一度、全部を隠して確かめます。保護者の方がお子さまと確かめるなら、語呂を言わせるのではなく、年を言って出来事を答えてもらう順にしてください。語呂を唱えられても、出来事が出ないなら、まだ覚えたことにはなりません。
語呂の頭をそろえる
図2のように、同じ時期の年は語呂の頭がそろっています。1300年代は「いざ」、1500年代は「以後」、1800年代は「いや」、1900年代は「行く」です。頭がそろえば上2桁を覚える手間が消え、残りは下2桁だけになります。以後に続けて、予算が1543、よくが1549、涙が1573、パニックが1582。1931年から1939年までは「いくさ」で始まる語呂が続き、戦争へ傾いていく年が一続きに見えます。

頭からはみ出す語呂もあります。1800年代には「人は」「嫌な」も混ざり、1500年代には「いちご」も混ざります。例外は例外のまま覚えてかまいません。1つの型に全部を押し込むと、語呂そのものが不自然になって残らなくなります。
対で覚える
よく似た語呂は、離れた日に覚えると混ざりますが、並べて覚えると互いを呼び出します。鳴くよの794と鳴くなの797、いい頃の1156といい刻の1159、非難やなの1787と非難吐くの1789が対です。群れで始まる603、604、607は、冠位十二階、十七条の憲法、遣隋使と、聖徳太子のころの仕事をひとまとめに引き出します。
合わない語呂は作り替える
表の語呂がしっくりこなければ、捨ててかまいません。作り方は3手です。年を図1の音に置きかえる。音を2、3通り声に出す。出来事につながる語を探す。1428年なら音は「いしには」で、「意志には」の字が当たれば「意志には勝てぬ土一揆」まであと一歩です。3分考えて出ないときは、その年の語呂はあきらめます。正長の土一揆なら、1467年の応仁の乱より前に起きた、とだけ覚えれば、並べ替えの問題には届きます。
語呂の限度
語呂が運ぶのは数字だけです。「鳴くよウグイス」をいくら唱えても、桓武天皇がなぜ奈良を離れたのか、僧の力が政治に入りこんだ都を離れて立て直すためだったという話は出てきません。理由を書かせる問題で、語呂は1点も運んでくれません。
数を増やしすぎるのも逆効果です。「嫌な人」の1871年、「嫌な身」の1873年、「嫌な涙」の1877年と同じ頭の語呂が増えるほど、どれがどの年かで迷います。1つの語呂を思い出すのに10秒かかるようになったら、語呂が多すぎる合図です。◎に戻って、増やした分は数字のまま、または順番だけで持ちます。
もう1つ、語呂で軽く扱いたくない年があります。関東大震災や太平洋戦争は、多くの人が亡くなった出来事です。表ではそこに静かな言葉を置きました。それでも口に出しにくければ、語呂なしで数字のまま覚えてください。1945は1945のままで十分に重い数字です。
テストでの出方
中学の定期テストや高校入試で目立つのは、年をそのまま書かせる問題より、順番を聞く問題です。問題文に年号がなくても、年を知っていれば解ける形で出ます。自作の例題を3つ置きます。
例題1 何世紀かを聞く
種子島に鉄砲が伝わった年を答え、それが何世紀かを答えなさい。
答えは1543年、16世紀です。「以後予算」で1543を出し、上2桁の15に1を足します。年だけ覚えて世紀を聞かれると手が止まる人は、語呂を言ったあとに世紀まで口に出す癖をつけてください。
例題2 並べ替え
次の出来事を古い順に並べなさい。ア 応仁の乱 イ 室町幕府の滅亡 ウ 鉄砲の伝来 エ 南北朝の統一
答えはエ→ア→ウ→イです。解き方は3段あります。まず、語呂が出るものは記号の横に年を書きます。エは1392、アは1467、ウは1543、イは1573です。次に、語呂が出ないものは原因と結果で置きます。応仁の乱で戦国の世になり、その終わりに信長が幕府を倒すので、アはイより前です。最後に、書いた年を小さい順に読みます。頭の中だけで並べないでください。4つの年を紙に書くのに10秒もかかりません。この10秒を惜しむと、知っているのに落とします。
例題3 あいだの出来事を選ぶ
日米修好通商条約から大政奉還までのあいだに起きた出来事を、次から1つ選びなさい。ア ペリーの来航 イ 桜田門外の変 ウ 廃藩置県 エ 西南戦争
答えはイです。杭は1858と1867です。アは1853で杭の前、イは1860で杭のあいだ、ウは1871、エは1877で杭のあとです。選択肢の全部に語呂がなくても、杭より前か後かが言えれば解けます。全部を語呂で埋めるのではなく、確かな年を2つ立てて挟む。並べ替えにも、この形の問題にも、語呂はこの使い方で効きます。
まちがえやすいところ
1つ目は、似た語呂の取り違えです。「いち早い」は1881年の国会開設の勅諭、「いち早く」は1889年の憲法発布で、1字しか違いません。図3のように線の上に置くと、順番が目で見えます。1881年に国会を開く約束をして、1885年に内閣ができ、1889年に憲法、その翌年に議会です。憲法と内閣のどちらが先かと聞かれて詰まるなら、語呂だけ覚えて順番を落としている証拠です。

2つ目は、世紀のずれです。1543年は15世紀ではなく16世紀です。上2桁に1を足します。落とし穴は00で終わる年で、1600年は16世紀の最後の年です。足してはいけません。関ヶ原の戦いは16世紀のうちに起きました。1900年も同じで、20世紀は1901年から始まります。
3つ目は、公布と施行です。日本国憲法の語呂「行く世向く」が指す1946年は公布の年で、日付は11月3日です。施行は翌1947年の5月3日です。今の祝日でいえば、11月3日は文化の日、5月3日は憲法記念日です。問題文の「公布」と「施行」を読み落とすと、語呂が合っていても1年ずれます。語呂を信じる前に、問題文を読んでください。
確かめの問題
紙で表を隠して答えてください。語呂が先に浮かんでもかまいませんが、答えに書くのは年と出来事です。
- 「なんと美しい」で覚える年と、そのとき移った都の名前を答えなさい。
- 「人の世むなし」で覚える1467年の戦乱の名前を答えなさい。
- 1603年は何世紀ですか。その年に開かれた幕府の名前も答えなさい。
- 次の出来事を古い順に並べなさい。ア 日露戦争 イ 大日本帝国憲法の発布 ウ 日清戦争 エ 第1回の帝国議会
- 1854年と1858年にアメリカと結んだ条約の名前を、それぞれ答えなさい。
答え
- 710年、平城京です。なんとの「な」が7、「と」が10です。
- 応仁の乱です。
- 17世紀、江戸幕府です。上2桁の16に1を足します。
- イ→エ→ウ→アです。1889、1890、1894、1904の順です。憲法と議会の順を間違えたら、図3の線に戻ってください。
- 1854年が日米和親条約、1858年が日米修好通商条約です。語呂は「人は来し」と「一夜越えば」で、和親で港を開き、通商で貿易が始まるという順で持っておくと、取り違えません。
次に覚える一覧
日本史の年表は、この表の杭のあいだに細かな出来事を埋める一覧です。江戸幕府の将軍の一覧は、1603年から1867年までの年に、家光や吉宗や慶喜の名前を重ねます。歴代総理大臣の一覧は、1885年の伊藤博文から今の内閣までを人の名前でつなぎ直します。個別指導では、語呂は言えるのに並べ替えで落とすときは、語呂を足さず、◎の年と「なぜその順か」まで戻って確かめます。
まとめ
掃除の終わった教室で止まった声は、語呂が足りなくて止まったのではありません。1573の前に何があったかを、語呂が教えてくれなかっただけです。音で打った杭に理由を1つずつ結んでいけば、次に「じゃあ1573は」と聞かれたとき、出来事まで返せます。
鳴くよウグイスの次に覚えるのは、794という数字ではなく、都を移した理由です。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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