
武蔵野個別指導塾の特徴
共通テスト当日の流れ—朝の起床から2日目の夜まで、休み時間に何をするか|武蔵野個別指導塾

起きる時刻は最初の科目の開始から足し算で決めます。1日目の休みは80分・50分・40分で、開くのはメモ1枚だけ。地歴公民1科目・理科2科目の人は2日目の開始が70分早まり、同じ目覚ましでは遅れます。
当日の動きは、3つで決まります。最初に受ける科目の開始から逆算して起きること。休みのあいだ、終わった科目を開かないこと。自己採点は2日目の夜まで始めないこと。時間の骨組みは次の表のとおりです。
| 順番 | 1日目 1月16日(土) | 2日目 1月17日(日) |
|---|---|---|
| 午前 | 地理歴史・公民。2科目は9:30〜11:40、1科目は10:40〜11:40 | 理科。2科目は9:30〜11:40、1科目は10:40〜11:40 |
| 休み | 80分(昼食) | 80分(昼食) |
| 午後の1つ目 | 国語 13:00〜14:30 | 数学① 13:00〜14:10 |
| 休み | 50分 | 50分 |
| 午後の2つ目 | 英語リーディング 15:20〜16:40 | 数学② 15:00〜16:10 |
| 休み | 40分 | 50分 |
| 午後の3つ目 | 英語リスニング 17:20〜18:20 | 情報Ⅰ 17:00〜18:00 |
よくあるのは、試験会場の最寄り駅の改札を出たところで足が止まる場面です。吐く息が白く、同じ方向へ歩く制服の列が途切れません。単語帳を開いたまま進む人の背中を見ていると、急に自分だけ何も準備していない気がしてきます。受験票は鞄の内ポケットにある、たぶん。トイレは駅で済ませるのか、昼までの休みは何分あるのか、どれも即答できません。スマートフォンに「共通テスト 当日」と打ち込むのは、たいてい前の晩か、この瞬間です。
起きる時刻と着く時間は、開始から足し算で決める
「何時に起きればいいか」に全員共通の答えはありません。動かないのは開始時刻だけなので、そこから手前へ時間を足していきます。足すものは4つです。朝の支度、家から会場までの移動、遅れに備える予備、席に着いてから開始までの待ち時間を順に積みます。

図1のように、支度60分、移動85分、予備30分、待ち時間40分の人なら合計215分で、開始の3時間35分前に起きる計算です。数字は例なので、自分の数字に置き換えてください。基準にする開始は3通りあります。午前に2科目受ける人は9:30、1科目の人は10:40、午前の科目がない人は13:00です。午前の科目がない人も、昼前に起きる予定は立てないでください。家を出る直前まで寝ていると、起き抜けのまま最初の問題を開くことになります。
移動の時間は、乗換案内に出る数字ではなく、玄関から試験室の席までで測ります。駅から校舎まで歩く時間、入口の列、上履きに履き替える会場なら靴を脱ぐ手間は、画面に出てきません。電車を調べるときは日付を入れて、土曜と日曜のダイヤで見ます。1月16日は土曜、17日は日曜で、普段の通学と同じ時刻の電車があるとは限らないからです。本数の少ないバスを使う人ほど、1本前を控えておくと楽になります。
会場に着く時間の基準は入室の締切ですが、時刻の細部は年度で変わります。受験票と一緒に必ず読む『受験上の注意』が最優先です。締切ぎりぎりの電車を選ぶと、改札を出た瞬間から走ることになり、息が落ち着かないまま最初の問題を開きます。1科目の人が着くころ、2科目の人はもう試験の最中で、校舎は静まり返り、話し声がよく響きます。
起きる時刻が決まったら、本番の前の数日は同じ時刻に起き、朝のうちに問題を1つ解いておきます。当日だけ早起きにすると、支度の60分が読めません。
休み時間は3回。長さで使い方を変える
図2のように2日間を同じ時間の物差しで並べると、休みの長さの違いが見えてきます。濃い紺が試験で、色の薄い部分は2科目を受ける人だけの時間です。休みは2日とも3回(午前の科目がない人は2回)で、1日目は80分、50分、40分、2日目は80分、50分、50分。赤い枠の40分だけ、ほかより短くなっています。

午前に2科目受ける人の130分には、60分と60分のあいだに答案回収などの10分が入っています。この10分は休み時間として当てにせず、トイレは入室の締切より前に済ませます。
昼の80分は、順番を決めておくと余ります。先にトイレへ行き、朝のうちに鞄へ入れた昼食を食べ、残りの時間でメモを見ます。昼食と飲み物は各自で用意するものなので、会場の近くで買えると決めてかからないでください。中身は普段どおりで十分で、この日のために初めての物を食べる理由はありません。食べる場所は会場の案内に従います。
50分の休みは、トイレの列でかなり削られます。休みに開いてよいのは、科目ごとに前もって作ったメモ1枚だけと決めてしまいましょう。書くのは次の科目の時間配分と、自分がよくやる間違いを3つまでです。厚い参考書を開くと、知らない語を1つ見つけただけで、次の科目の入口が崩れます。
40分の休みは、英語リーディングからリスニングへ移るあいだです。17:20の開始を迎えるころ、冬の窓の外はもう暗くなっています。60分のうち解答に使うのは30分で、残りは音声機器の確認などに充てられます。文字を追ってきた目を休め、短い英文を1つだけ頭の中で読んで、耳へ切り替える準備をします。
自己採点用の控えは、マークと同じ手の動きにする
出願先を考える材料は、試験が終わってからでは作れません。2日目の夜に使う数字の元は、問題冊子に残した番号だけです。余白のひと手間を惜しむと、手応えという当てにならない物差しで出願を考えることになります。
やり方は1つに絞ります。答えを決めたら、問題冊子の選択肢の番号に丸を付け、続けてマークする。丸とマークを1組の動作にしてしまいます。大問の終わりにまとめて写す方法は、時間が押すと真っ先に抜けます。試験終了の間際にマークの確認と書き写しが重なれば、どちらも雑になるでしょう。細かい場面は次のように決めておきます。
- 丸を付ける選択肢がない問題(数学の空欄など)は、空欄の横に数字を書きます。
- 答えを変えたら、古い丸に斜線を引いて新しい番号に丸を付けます。マークを消しゴムで直す手と同じタイミングで行います。
- 飛ばす問題には冊子に印を付けます。控えの並びとマーク欄の行が合っているか見比べれば、行のずれにも気づけます。
- リスニングは音声が待ってくれないので、丸を付けることを先にして、マークは次の問題が始まる前に済ませます。
控えが抜けたことに試験の途中で気づいても、思い出すために手を止めないでください。その問題は空けたまま次へ進み、夜の採点で「不明」として別に数えます。点の見込みに少し幅が出るだけで、試験中の1分のほうが高くつきます。書く数字は、6と0、1と7を見分けられる形にします。急いだ字を夜の自分が読み違えると、控えがあっても採点がずれるからです。
控えを書く場所は問題冊子の中だけにします。受験票や手のひらに書き写せば、疑われて困るのは自分です。使い終わった問題冊子は科目の順に重ねて鞄にしまい、2日目の夜まで開きません。
失敗した科目は、冊子を閉じた時点で終わらせる
国語の最後の大問で時間が切れた。英語リーディングの後半を、読まずに塗った。2日のうちにこういう科目が1つ出ても、不思議ではありません。怖いのは失敗そのものより、次の科目の最初の数分を前の科目の反省に使うことです。そこから2つ目の失敗が始まります。
手順は3つです。まず問題冊子を閉じて鞄にしまいます。すぐ開ける場所にあると、必ず開きます。次に席を立って場所を変えます。最後に次の科目のメモを開き、時間配分を黙って読みます。
いちばん危ないのは昼の80分です。午前の科目の答えを確かめ合う話は、たいてい昼食を広げたときに始まります。友人と同じ会場なら、「答えの話はしない」と前の日に約束しておいてください。食べているあいだ冊子は鞄の中です。廊下から聞こえる「あれ、3番だよね」は、聞こえなかったことにします。
数字でも見ておきます。地理歴史・公民を1科目、理科を2科目受ける人なら、素点の合計は2日で1,000点です。国語まで終わった時点で過ぎたのは300点で、まだ700点が残っています。1日目が終わった夜でも500点が手つかずです。大学ごとの配点の違いはあるにせよ、終わった科目に使える時間はもう1秒もなく、残りの科目にはこれから全部使えます。
手応えは採点ではありません。終わった直後の感触は、解けなかった1問に引っ張られます。点は2日目の夜に控えから数えればわかることで、試験室の廊下で決めることではありません。
1日目の夜から2日目の朝、そして2日目の夜まで
英語リスニングまで受ける人の1日目は18:20に終わります。朝に通った改札は、帰りも受験生で埋まっています。この夜は自己採点をしません。正解は調べようと思えば調べられますが、見たところで翌朝の頭を占領するだけです。使い終わった問題冊子は机に置いていき、鉛筆を削り直し、受験票を鞄へ戻します。保護者の方は、帰ってきたお子さまに手応えを聞かず、普段どおりの夕食を出してください。
目覚ましは、この夜に必ず合わせ直します。2日目の開始は1日目と同じとは限らないからです。地理歴史・公民が1科目で理科が2科目の人は、1日目の10:40に対して2日目は9:30で、70分早くなります。逆の組み合わせなら70分遅くなります。図1の例の人が1日目と同じ時刻に起きると、予備と待ち時間をすべて使い切り、開始の瞬間に席へ着く計算です。入室の締切には間に合いません。同じ会場へ向かうなら移動の時間は1日目に測れているので、足し算を実測の数字で書き直します。
2日目の朝は、持ち物をもう一度玄関で見ます。昨夜入れ直した物が同じ場所にあるか、手で触って確かめる程度で十分です。1日目より体が重いものとして、支度には少し余裕を見ておきます。
情報Ⅰまで受ける人の2日目は18:00に終わります。帰り道では答え合わせをせず、夕食の後に問題冊子の控えと正解を科目順に突き合わせ、点を紙に書きます。翌日にもう一度採点し直します。出願先の相談は、その紙を持って翌日から始めます。
よくある質問
何時に会場へ着けばよいですか
全員に共通の時刻はありません。基準は自分の最初の科目の入室の締切で、そこへ遅れの予備を足した時刻に最寄り駅の改札を出るように電車を選びます。2科目の人と1科目の人では開始が70分違うので、友人と同じ電車に合わせる必要もありません。
受験票を家に忘れたと駅で気づいたら、取りに戻りますか
戻らずに会場へ向かい、試験場本部で申し出てください。忘れたり無くしたりしたときは、本部で仮の受験票の交付を受けます。取りに帰って開始に遅れるほうが、失うものはずっと大きくなります。
電車が止まったら、どうすればよいですか
受験票に書かれた問合せ先へ電話し、今いる場所と遅れの見込みを伝えて指示を受けます。間に合わないと自分で決めて引き返さないでください。駅で遅延の証明が出ているかも確かめておくと、説明が短くすみます。問合せ先は前の晩に電話へ登録しておきます。
朝に熱があるとき、受けるかどうかはどう決めますか
熱の高さだけで決めつけず、受診して医師に相談したうえで決めてください。休むしかないと決まったら、受験票にある問合せ先の大学へその朝のうちに電話して、追試験を申請します。追試験の日は2027年1月23日(土)・24日(日)です。
チェック表
印刷して、受験票と同じ袋に入れておいてください。休みのたびに見る順番は図3にまとめました。

図3のように、短い休みでも順番は変えません。昼以外の休みは、③を飲み物だけにします。
前の夜
- □ 受験票で2日分の最初の科目を確かめ、開始時刻を紙に書いた
- □ 図1の足し算を2日分書き、起きる時刻を決めた
- □ 土曜と日曜のダイヤで電車を調べ、1本前も控えた
- □ 印刷した受験票、顔写真つきの身分証、時計(時計の機能だけのもの)、黒鉛筆(H・F・HB)、鉛筆削り、プラスチックの消しゴムを鞄に入れた
- □ 上着、昼食、飲み物の置き場所を決めた
- □ 受験票に書かれた問合せ先を電話に登録した
- □ 科目ごとのメモ1枚を、受ける順に重ねた
試験中
- □ マークの前に、問題冊子の番号に丸を付けている
- □ 2科目の人は、回収の10分を休みに数えていない
1日目の夜
- □ 自己採点をしていない
- □ 目覚ましを2日目の開始に合わせ直した
- □ 図1の移動の時間を実測の数字に直した
2日目の夜
- □ 夕食の後に控えから全科目を採点し、点を紙に書いた
今夜できることと個別指導で確かめること
今夜できることは2つです。1つ目は、受験票で登録を確かめて2日分の開始時刻を紙に書き出し、図1の足し算を自分の数字で同じ紙に書くことです。2つ目は、過去問の大問を1つだけ、丸とマークを1組にして解き、控えで採点した点と塗ったマークで採点した点が同じになるかを比べることです。ずれたら、本番までに直す場所が見つかったと思ってください。個別指導では、模試の問題冊子と答案を並べ、控えがどの大問から抜け始めるか、時間が押したときにどの手順が消えるかまで戻って確かめます。
まとめ
改札を出たときの不安も、冊子を閉じたときの悔しさも、試験室の机には置けません。科目が変わるたびに配られるのは、まだ1つも塗られていない解答用紙です。起きる時刻と休みの順番を紙に書いて頭の外へ出してしまえば、当日の頭は目の前の1問に使えます。次の答案に、前の科目の手応えを書く欄はありません。
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