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【中学美術】デザインと版画・立体を図解で総まとめ—ピクトグラム・版の種類・彫刻|武蔵野個別指導塾

同じ字を版にしても、木版では左右が逆に、シルクスクリーンではそのままの向きに刷れるのはなぜでしょう。版の断面図と例題でたどり、ピクトグラムの形と色、彫塑と彫刻の違いまで順に追っていきましょう。
よくあるのは、保健室の前の長椅子で順番を待ちながら美術のプリントを広げ、「エッチングは凸版か凹版か」という一問で手が止まる場面です。顔を上げると、向かいの壁には手洗いを呼びかけるポスターが貼られ、廊下の先では緑色の非常口の標識が光っています。その長椅子から見えるものの多くが、じつはこの単元の中身です。ポスターは読む順序まで計算された紙面であり、標識は言葉を使わずに行動を伝える図記号です。ここで身につけるのは、版の 4 種類を「インクがどこにつくか」の 1 点で見分ける目と、刷ると左右がどうなるかを説明する言葉、そして彫塑と彫刻を作り方から言い分ける力です。ばらばらの暗記に見えた語が、1 枚の地図に収まっていきます。
この単元で押さえること
- ユニバーサルデザイン:年齢、言語、障害の有無などにかかわらず、はじめからできるだけ多くの人が使えるように考えた設計です。
- ピクトグラム:言葉に頼らず意味を伝える図記号です。形と色で「禁止」「注意」「指示」「安全」を分けます。
- ポスターの構成:題、図、詳しい情報に大小の差をつけ、見る順序を紙面の上で決めます。
- 版の 4 種類:凸版、凹版、平版、孔版は、インクがつく場所で区別します。技法の名前はそのあとで結びつけます。
- 刷りの向き:凸版、凹版、平版は版と紙で左右が逆になり、孔版は同じ向きのまま刷れます。
- 立体と工芸:彫塑は粘土を付けてつくり、彫刻は材を削ってつくります。工芸は材料と技法を組にして覚えます。
色の三要素や補色の知識はポスターの配色でそのまま使い、版のしくみは、別の単元で学ぶ浮世絵やウォーホルのシルクスクリーンを読み解く足場になります。
基本の考え方
デザインには相手がいる
美術の授業でいうデザインは、飾りつけのことではありません。使う人や見る人の立場に立って、形や色、配置を計画することを指します。絵画が作者の感じたことを表す面を強く持つのに対して、デザインには必ず相手がいて、その相手に伝わったか、使えたかで値打ちが決まります。
ユニバーサルデザインは、その相手をできるだけ広く取る考え方です。シャンプーの容器についた細かいきざみを思い出してください。目を閉じて髪を洗っている人も、目の見えにくい人も、指で触れるだけでリンスと区別できます。入口に段差のない建物、幅の広い自動改札、軽い力で動かせるレバー式の水道の栓も同じ発想から生まれました。
似た語にバリアフリーがあります。こちらは、すでにある段差や不便といった障壁を取り除くことを指します。階段しかない駅にあとからスロープを付けるのがバリアフリー、はじめから段差のない駅を設計するのがユニバーサルデザインと整理すると、問題文の言い回しで迷いにくくなります。
ピクトグラムは、文字を読まなくても見た瞬間に意味が伝わるように単純化した図記号です。言葉の通じない人にも、字を習う前の子どもにも、遠くにいる人にも情報を届けられるので、ユニバーサルデザインの代表的な手段といえます。日本では 1964 年の東京オリンピックで競技や施設を示す図記号が大きく取り入れられ、広く知られるようになりました。緑色の非常口の標識のもとになった図記号も日本で考案され、国際的な規格に採り入れられています。自分でつくるときは、伝える内容を 1 つに絞り、細部を省いて輪郭だけを残し、小さく縮めても読み取れるか確かめる、という順に進めます。
ポスターは見る順序を設計する
ポスターの相手は、立ち止まるつもりのない通行人です。だから紙面は 3 つの層に分けて考えます。1 層目は何の知らせかを伝える題やキャッチコピー、2 層目は目を引く図や写真、3 層目は日時や場所といった詳しい情報です。1 層目を最も大きく太くし、3 層目を小さくまとめると、遠くからは題が、近づくと詳しい情報が読める紙面になります。全部を同じ大きさで書くと、どれも目に入らなくなります。
書体も働きます。線の太さがほぼ一定のゴシック体は遠くからでも読みやすく、縦線が太く横線が細い明朝体は落ち着いた印象を与えます。文字の形を整えてデザインすることをレタリングといいます。配置の美しさを整える手がかりは構成美と呼ばれます。左右をそろえるシンメトリー(対称)、同じ形をくり返すリピテーション(反復)、少しずつ変化させるグラデーション(階調)、大小や明暗の差を強めるコントラスト(対比)、一部を目立たせるアクセント(強調)などがよく問われます。
版の 4 種類はインクの居場所で分ける
版画は、版をつくってインクを紙に写す表現で、同じ図柄を何枚も刷れることが大きな特徴です。4 種類の区別に必要な問いは「インクはどこにいるか」の 1 つだけです。図1のように断面で見ると、違いがはっきりします。赤く塗った部分がインクです。

凸版は、版の出っぱった面にインクがつきます。木版やゴム版が代表で、彫刻刀で彫り取った部分にはインクが届かず、紙の白として残ります。はんこや消しゴムはんこも同じしくみです。葛飾北斎や歌川広重の錦絵も木版で、絵師・彫師・摺師の分業で作られました。
凹版は逆に、へこんだ溝にインクをつめます。版全体にインクをつけたあと表面だけをふき取り、プレス機で強く押して、溝のインクを紙に移します。銅やアクリルなどの板にニードルで直接線を刻むのがドライポイント、銅などの板にぬった防食の膜を引っかいてから腐食液につけて溝をつくるのがエッチングです。細い線の表現を得意とし、紙幣の肖像にも凹版の印刷が使われています。指でなでるとわずかな盛り上がりを感じるのはそのためです。
平版は、版の表面にほとんど凹凸がありません。水と油が反発する性質を利用し、油性の材料で描いた部分にだけ油性のインクをのせ、水でしめらせた部分ではインクをはじきます。代表はリトグラフで、石や金属の板にクレヨンのような描き味で描いた線が、そのまま刷り上がります。
孔版は、インクを通す孔(あな)のあいた版を使います。シルクスクリーンは細かい網の一部をふさぎ、スキージーというゴムのへらでインクを押し出して、下に置いた紙に写します。Tシャツのプリントが身近な例です。ウォーホルはこの技法で、同じ図柄をくり返し刷った作品を残しました。
立体は付けるか削るか、工芸は材料から
立体の作り方は大きく 2 つに分かれます。彫塑(塑造)は、針金や木でつくった心棒に粘土を付けていって形をつくります。彫刻は、木や石などのかたまりを削って形をつくります。付ける方法は足したり減らしたりして直しやすく、削る方法は削りすぎると元に戻せません。ミケランジェロ「ダビデ」は大理石を彫り出した彫刻で、東大寺南大門の金剛力士像は運慶・快慶らによる木の彫刻です。ロダン「考える人」のようなブロンズ(青銅)の像は、粘土などで作った原型をもとに金属へ置きかえたものです。「彫刻」という語は立体作品全体を広く指すことがあり、「彫塑」の使い方にも幅があるので、テストでは授業で習った使い分けに合わせてください。見せ方の区別としては、四方から見られる丸彫りと、平らな面から形を浮かせるレリーフ(浮き彫り)があります。
工芸は、器や家具、布など、暮らしで使うものに美しさを与える表現です。持ちやすいか、丈夫か、洗えるかといった使いやすさも同時に問われ、材料の性質が技法を決めます。主な組み合わせは次のとおりです。
| 材料 | 主な技法 | 例 |
|---|---|---|
| 土や石の粉(焼き物) | 形をつくって乾かし、素焼きのあと釉薬をかけて本焼きする | 有田焼 |
| 木 | 彫る・組む・曲げる | 曲げわっぱ |
| 金属 | 鋳金(溶かして型に流す)・鍛金(たたいてのばす)・彫金(表面を彫る) | 南部鉄器 |
| 漆 | ウルシの樹液を塗り重ねる・蒔絵で飾る | 輪島塗 |
| 布 | 糸を織る・染める | 西陣織 |
例題で解き方を確かめる
例題1 標識の形と色を表から読み取る
図2は、安全にかかわる標識で多く使われる形と色を整理した表です。図の記号は線の色をそろえて描き、実際の色は「色」の行に文字で示しています。

図2を使って、次の(1)〜(4)を伝える標識にふさわしい形と色を答えなさい。(1)プールサイドを走ってはいけない。(2)床がぬれて滑りやすいので気をつける。(3)ろうかでは歩いて移動する。(4)避難する出口はこちらにある。
- それぞれの文を「してはいけない」「気をつける」「しなさい」「安全な方へ」のどれかに言いかえます。形と色は見た目の好みではなく、伝える内容から決まるからです。
- (1)は「してはいけない」、(2)は「気をつける」、(3)は「しなさい」、(4)は「安全な方へ」にあたります。文末に注目すると、禁止なのか、やるべきことの指示なのかが読み分けられます。
- 図2の「意味」の行で列を探し、同じ列の形と色を縦に読みます。列をまたいで読むと、形と色の組がずれてしまいます。
丸に斜線と、斜線のない丸は、形が似ていても意味は反対に近いので、斜線の有無まで見てください。
答え:(1)丸に斜線で赤、(2)三角で黄、(3)丸で青、(4)四角で緑
例題2 作り方の説明から版の種類と技法を当てる
次の(1)〜(4)の説明にあてはまる版の種類と技法の名前を答えなさい。
(1)板を彫刻刀で彫り、残った面にローラーでインクをつけ、バレンでこすって刷る。 (2)銅の板に防食の膜をぬり、ニードルで引っかいてから腐食液につけ、できた溝にインクをつめて刷る。 (3)細かい網の一部をふさぎ、スキージーでインクを押し出して下の紙に写す。 (4)石の板に油性の材料で描き、水と油の反発を使ってインクをのせて刷る。
- 文章の中から、インクのつく場所を示す語に線を引きます。技法の名前を忘れていても、場所が読めれば版の種類は決まるからです。(1)は「残った面」、(2)は「溝」、(3)は「網の一部をふさぎ」「押し出して」、(4)は「水と油の反発」です。
- 図1の断面と照らして版の種類を決めます。残った面は出っぱりなので凸版、溝はへこみなので凹版、孔を通すのは孔版、平らな面で水と油を使うのは平版です。問題文の順に答えを急がず、まず 4 つの断面のどれかに当てはめると取り違えが減ります。
- 道具や材料の語で技法の名前を確定します。バレンとローラーは木版、腐食液はエッチング、スキージーはシルクスクリーン、石の板と水はリトグラフに結びつきます。同じ凹版でも、腐食液を使わなければドライポイントになるので、道具の語まで読むことが大切です。
答え:(1)凸版・木版、(2)凹版・エッチング、(3)孔版・シルクスクリーン、(4)平版・リトグラフ
例題3 刷ったときの向きを説明する
紙の上に「か」の字を正しい向きで刷りたいとします。木版の場合とシルクスクリーンの場合で、版の字はそれぞれどの向きにしておけばよいですか。理由も書きなさい。
- 版と紙の位置関係を考えます。向きは、紙がインクにどう触れるかで決まるからです。
- 木版は、インクをつけた版の面に紙をかぶせて刷り、紙をめくって表を見ます。本を閉じて開くように版と紙が向かい合うので、図3の上段のように左右が入れかわります。紙で正しい向きにしたいなら、版の字は左右を逆にしておきます。はんこの字が裏返しに彫られているのと同じ理由です。
- シルクスクリーンは、版の下に紙を置き、インクが孔を通ってそのまま下へ移ります。紙をめくって裏返す動きがなく、版を上から見た向きのまま紙に写るので、図3の下段のように左右は変わりません。

理由の欄には「向かい合う」「下に紙を置く」のように、版と紙の関係がわかる語を入れると、説明として伝わります。
答え:木版は版と紙が向かい合うので左右を逆にし、シルクスクリーンは孔を通して下の紙に写すのでそのままの向きにする。
例題4 ポスターの 2 案を比べて理由を書く
文化祭の合唱の発表を知らせるポスターを 2 案つくりました。廊下を歩きながら見る人に伝わりやすいのはどちらですか。理由を 2 つ書きなさい。
- A 案:紙の中央に日時と場所を大きく書き、下の端に題「合唱発表会」を小さな細い字で入れ、図は右の隅に小さく添えた。
- B 案:紙の上の方に題「合唱発表会」を太いゴシック体で大きく入れ、中央に図を大きく置き、日時と場所は下にまとめて小さめに入れた。
- 見る人の条件を確かめます。「歩きながら」とあるので、遠くから短い時間で読めるかが判断の基準になるからです。
- 2 案について、最初に目に入るものを比べます。A 案では日時が先に目に入り、何の日時なのかが題を探すまでわかりません。B 案では題が最初に入り、何の知らせかが先に伝わります。
- 理由を、大小の差と見る順序の 2 つの観点で書きます。感想ではなく構成の言葉で書くと、なぜそう言えるのかが採点する人に伝わるからです。「B 案の方がきれい」だけでは理由になりません。
答え:B 案。題を最も大きく太くして何の知らせかがすぐ伝わるうえ、題、図、詳しい情報の順に見られるように配置されているから。
まちがえやすいところと直し方
誤り1 ユニバーサルデザインの対象を狭く書く
誤った書き方:「ユニバーサルデザインとは、障害のある人のためだけに考えられた特別な設計である。」
どこが違うか:対象が狭すぎます。容器のきざみは目の見えにくい人を助けるだけでなく、髪を洗っていて目を閉じている人にも役立ちます。「だけ」と「特別」の 2 語が、広い相手を想定するという考え方と逆を向いています。バリアフリーと混ざると、この書き方になりがちです。
正しい書き方:「年齢や言語、障害の有無などにかかわらず、はじめからできるだけ多くの人が使えるように考えた設計である。」
誤り2 凹版も彫ったところが白いと書く
誤った書き方:「凹版は、彫ったところが白く残る。」
どこが違うか:凸版のしくみが混ざっています。木版で彫った場所が白くなるのは、へこんだ部分にローラーのインクが届かないからです。凹版はその逆で、彫った溝にインクをつめて表面をふき取るので、彫った線がインクの色で刷られ、表面が紙の白になります。「彫る」という作業で覚えると 2 つが重なって見えるので、作業ではなくインクの居場所で覚え直してください。
正しい書き方:「凹版は、彫った溝にインクをつめて刷るので、彫った線がインクの色で表れ、表面は紙の白が残る。」
誤り3 彫塑と彫刻を字面で取り違える
誤った書き方:「彫塑は材を彫ってつくるので、一度削ると直しがきかない。」
どこが違うか:「彫」の字につられて、作り方が彫刻と入れかわっています。図4のように、彫塑は細い心棒から始めて粘土を足していくので、完成に向かって大きくなり、足したり減らしたりして直せます。彫刻は大きなかたまりから始めて削っていくので、完成に向かって小さくなり、削った分は戻せません。見分ける手がかりは「塑」の字の下にある「土」です。土、つまり粘土を付けるのが彫塑と覚えると、字面に引きずられません。

正しい書き方:「彫塑は心棒に粘土を付けて形をつくるので直しやすい。彫刻は木や石を削って形をつくるので、削りすぎると元に戻せない。」
用語のまとめ
| 用語 | 意味・代表の例 |
|---|---|
| ユニバーサルデザイン | はじめからできるだけ多くの人が使えるように考えた設計。容器のきざみ、幅の広い自動改札 |
| バリアフリー | すでにある障壁を取り除くこと。あとから付けるスロープ |
| ピクトグラム | 言葉に頼らず意味を伝える図記号。非常口の標識 |
| レタリング | 文字の形を整えてデザインすること |
| ゴシック体 | 線の太さがほぼ一定の書体。遠くからでも読みやすい |
| 明朝体 | 縦線が太く横線が細い書体。落ち着いた印象 |
| 構成美 | シンメトリー、リピテーション、グラデーション、コントラスト、アクセントなど |
| 凸版 | 出っぱった面にインクがつく。木版、ゴム版 |
| 凹版 | へこんだ溝にインクをつめる。エッチング、ドライポイント |
| 平版 | 平らな面で水と油の反発を使う。リトグラフ |
| 孔版 | 孔を通してインクを写す。シルクスクリーン |
| 彫塑(塑造) | 粘土を付けて形をつくる。心棒を使う |
| 彫刻 | 木や石などの材を削って形をつくる |
| 丸彫り・レリーフ | 四方から見られる立体・平らな面から形を浮かせた立体 |
| 工芸 | 暮らしで使うものに美しさを与える表現 |
| 鋳金・鍛金・彫金 | 溶かして型に流す・たたいてのばす・表面を彫る |
練習問題
練習1 次の文の(ア)〜(ウ)にあてはまる語を答えなさい。「はじめから段差のない入口を設計するように、できるだけ多くの人が使えるように考えた設計を(ア)という。すでにある階段にあとからスロープを付けるように、障壁を取り除くことを(イ)という。言葉に頼らず意味を伝える図記号を(ウ)という。」
練習2 次の(1)〜(4)は、凸版・凹版・平版・孔版のどれにあたりますか。(1)葛飾北斎「富嶽三十六景」の木版。(2)ウォーホルが同じ図柄をくり返し刷ったシルクスクリーン。(3)ニードルで銅の板に直接線を刻んだドライポイント。(4)水と油の反発を使って刷るリトグラフ。
練習3 次の文には誤りが 1 か所あります。誤りを指摘し、正しい文に直しなさい。「シルクスクリーンで紙に字を正しい向きで刷るには、版の字を左右逆にしておく必要がある。」
練習4 次の(1)〜(4)に答えなさい。(1)心棒に粘土を付けて形をつくる方法を何といいますか。(2)東大寺南大門の金剛力士像は、彫塑と彫刻のどちらの作り方でつくられましたか。(3)金属を溶かして型に流しこむ工芸の技法を何といいますか。(4)ポスターで題を最も大きく太く書くのはなぜですか。1 文で答えなさい。
答えと解説
練習1:(ア)ユニバーサルデザイン、(イ)バリアフリー、(ウ)ピクトグラム。(ア)と(イ)は、「はじめから」設計するのか、「あとから」取り除くのかで分けます。問題文の中のこの語が、見分けの合図になっています。
練習2:(1)凸版、(2)孔版、(3)凹版、(4)平版。(1)は彫り残した面にインクがつき、(2)は孔を通り、(3)は刻んだ溝に入り、(4)は平らな面で水と油が分かれます。迷ったら図1の断面を描いて確かめてください。
練習3:誤りは「左右逆にしておく」の部分です。正しい文は「シルクスクリーンで紙に字を正しい向きで刷るには、版の字をそのままの向きにしておけばよい。」となります。紙は版の下にあり、インクが孔を通って移るだけなので、左右は入れかわりません。
練習4:(1)彫塑(塑造)、(2)彫刻、(3)鋳金、(4)遠くや通りがかりの人にも、何の知らせかをすぐ伝えるため。(2)は木を彫り出してつくった像で、(3)の鋳金は、たたいてのばす鍛金や表面を彫る彫金と区別します。(4)は「目立つから」だけでなく、誰に何を伝えるためかまで書くと答えになります。
次の単元へのつながりと確かめ方
版の知識は、日本美術で錦絵がなぜ絵師・彫師・摺師の分業になったのかを考えるときと、20 世紀の美術でウォーホルがシルクスクリーンを選んだ意味を考えるときに戻ってきます。ユニバーサルデザインの見方は、技術や家庭科で製品や住まいを見直す場面でも使えます。
家で 5 分あれば、次の 2 つで確かめられます。
- 何も見ずに 4 種類の断面を紙に描き、インクの場所を赤で塗ります。描けなかった版が、覚え直す版です。
- 家の中で図記号やユニバーサルデザインの工夫を 3 つ探し、誰のどんな不便を減らしているかを声に出して説明します。
個別指導の場では、技法の名前が出てこない生徒には語句の暗記へ戻らず、断面図を 1 枚描いてインクの場所を指させるかどうかまで戻って確かめます。名前はその断面に結びつけると定着しやすくなります。
まとめ
壁の標識も、Tシャツのプリントも、紙幣の肖像も、改札の幅も、誰かが相手を考えて計画し、材料と技法で形にしたものです。美術の用語は教室の外の物にそのまま貼り付けられるので、テストの前に身のまわりの 1 つを指さして名前を言ってみてください。問題文の技法名が初めて見る言い回しで出てきても、手がかりは断面にあります。インクの居場所を言える人に、凸版と凹版の取り違えは起こりません。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




