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【中学公民〜高校 政治・経済】需要と供給のつまずき診断—5 問で間違え方の型を見つけ、戻る場所を決める|武蔵野個別指導塾

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この教材の使い方

需要と供給の問題で、矢印の向きを覚えても答えが安定しないときは、どの判断で迷ったかを調べてみましょう。この教材は、5問を順に解き、自分の間違え方から戻る場所を決めるためのものです。紙と鉛筆を用意し、問題番号、答え、そう考えた理由を残してください。図を描くときは、縦軸に価格、横軸に数量と書きます。言葉だけで考えた場合も、何が変わり、何が変わらないと考えたかを書いてください。

  1. まず確認問題の問1だけを解きます。分からないときは、迷った言葉や選びかけた答えまで書いてください。
  2. 直後の「答えと、間違えたときの戻り先」を開き、自分の答えと手順を比べます。正解でも理由が違っていたら、説明を読み直します。
  3. 誤答の型から自分の考え方に近いものを選び、記事名のリンクへ戻ります。「読むところ」の案内に合う説明を探します。
  4. 戻り先で確かめたら、この教材の答えを閉じ、同じ番号の再確認を解きます。問2で迷った場合は再確認2です。
  5. 再確認で理由まで説明できたら次の問へ進みます。説明できなければ、最初に迷った判断を残し、そこをもう一度確かめます。

記録には、A「曲線の向きと軸」、B「曲線上の移動と曲線自体の移動」、C「動かす曲線の選択と方向」、D「均衡価格と数量の読み取り」、E「超過需要・超過供給と価格調整」を使います。これは生徒の能力を決める記号ではありません。同じ答えでも、曲線を逆に描いた人と、正しく描いて交点を読み違えた人では戻る場所が違います。自分の途中の図や言葉に合う型を選んでください。

この教材では、通常の右下がりの需要曲線と右上がりの供給曲線を考えます。価格は自由に調整され、問題に書いた原因以外の条件は変わらないものとします。数量は同じ期間に市場全体で買いたい、または売りたい数量です。需要量は実際に売れた量と同じとは限りません。供給量も単に倉庫にある量ではなく、その価格で売ろうとする量です。この区別を使って、交点と交点以外の状態を読みます。

確認問題(5問)

各問では、結論の前に「原因」「変わるもの」「変わらないもの」を書いてください。グラフは細かい目盛りがなくてもかまいませんが、軸の名前と曲線の名前を省かないようにします。価格と数量を答える問では、片方だけで終わらず、両方を別々に確かめます。

問1 需要曲線と供給曲線の向きを見分けます

ノートの市場を考えます。他の条件が同じなら、価格が高くなるほど買いたい数量は減り、売りたい数量は増えるとします。縦軸を価格、横軸を数量にしたとき、需要曲線と供給曲線はそれぞれ右下がり、右上がりのどちらですか。買い手と売り手の立場も添えて説明してください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、需要曲線が右下がり、供給曲線が右上がりです。買い手は価格が高いほど買いたい数量を減らし、売り手は価格が高いほど売りたい数量を増やします。

  1. 縦軸の上ほど価格が高く、横軸の右ほど数量が多いと確かめます。右という言葉は、価格の上昇を表していません。
  2. 需要では、高い価格に少ない数量、低い価格に多い数量が対応します。高い位置の左側から低い位置の右側へ点を結ぶので右下がりです。
  3. 供給では、低い価格に少ない数量、高い価格に多い数量が対応します。低い位置の左側から高い位置の右側へ点を結ぶので右上がりです。

A型:需要を右上がり、供給を右下がりとしました。原因として、買いたい人が増えるという話と、同じ条件で価格だけが高くなる話を混ぜたことが考えられます。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところの目安は、需要と供給の意味、曲線の向きを区別する説明です。読んだあと「高くなった商品を買う側」「高く売れる商品を売る側」と立場を分けて、数量の増減を言ってください。

A型:両方を右上がりとし、右へ行くほど価格が高いと説明しました。原因は、横軸を価格だと思って読んだことです。戻り先は経済のしくみ(市場価格)です。読むところの目安は、市場価格を示すグラフの縦軸と横軸です。白紙の軸に名前を書き、同じ高さのまま右へ動くと変わるのは数量だと確かめます。線の形だけを先に暗記し直さず、軸を読んでください。

B型:価格が上がると需要曲線全体が左へ動くとしました。原因は、買いたい数量が減ることを、需要曲線自体の移動として表したことです。戻り先は市場機構(需要供給曲線の移動)です。読むところの目安は、価格変化による曲線上の移動の説明です。今回は他の条件が同じなので、同じ需要曲線の上で点を動かします。区別を確認したら再確認1へ進みます。

問2 点が動く場合と曲線が動く場合を区別します

りんごについて、別々の2つの場面を考えます。アでは、りんご自身の価格だけが下がり、買いたい数量が増えました。イでは、好みの変化でりんごの人気が高まり、どの価格でも以前より買いたい数量が増えました。アとイはそれぞれ、同じ需要曲線上の移動ですか、需要曲線自体の移動ですか。移動の方向も答えてください。ほかの条件は変わりません。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、アが同じ需要曲線上で右下への移動、イが需要曲線自体の右への移動です。

  1. まず数量が増えた原因を読みます。アは商品自身の価格が下がったこと、イは好みが変わったことです。
  2. アでは価格と需要量の関係自体は同じです。縦軸で下へ、横軸で右へ進んだ点を同じ曲線上に取ります。
  3. イでは同じ価格で比較しても需要量が増えています。元の曲線の各点より右側に新しい点ができるので、需要曲線自体が右へ移動します。

B型:アもイも曲線が右へ動くとしました。原因は、数量が増えたという結果だけで曲線の移動を判断したことです。戻り先は市場機構(需要供給曲線の移動)です。読むところの目安は、曲線上の移動と曲線自体の移動を比べる説明です。「価格が変わったから」と「同じ価格でも」を紙に書き、アとイを振り分けてください。原因を区別してから矢印を描きます。

B型:イも同じ曲線上で右下へ動くとしました。原因は、数量を増やすには価格が下がるしかないと考えたことです。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところの目安は、需要の増減と価格による数量変化の取り違えを扱う説明です。イでは値段を同じにしても買いたい数量が増えます。横に補助線を引き、同じ高さで新旧の点を比べてください。

C型:イの需要曲線を左へ動かしました。原因は、「人気が上がる」の上という言葉だけで方向を決めたり、数量が多い側を取り違えたりしたことが考えられます。戻り先は市場機構(需要供給曲線の移動)です。読むところの目安は、需要増加を表す曲線の位置です。同じ価格で、以前の点より買いたい数量が多い点を右に置いてください。再確認2でもまず原因を言葉にします。

問3 需要が増えたあとの均衡を読みます

水筒の市場は最初、需要量と供給量が等しい均衡にありました。水筒を持ち歩く習慣が広まり、どの価格でも買いたい数量が増えて、需要曲線が右へ移動しました。供給曲線は変わりません。新しい均衡価格と均衡数量は、元と比べてどうなりますか。通常の右下がりの需要曲線と右上がりの供給曲線で考えてください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、均衡価格が上がり、均衡数量が増えます。

  1. 元の需要曲線と供給曲線を描き、交点に印を付けます。需要曲線だけを右へ移動させ、供給曲線はそのまま残します。
  2. 新しい需要曲線と元の供給曲線の交点を探します。新しい交点は、元の交点より右上にあります。
  3. 新旧の交点の高さを比べると価格は上がり、左右の位置を比べると数量は増えます。価格が上がった結果、供給量は同じ供給曲線上で増えます。

C型:需要と一緒に供給曲線も右へ動かしました。原因は、売れる量が増えるなら供給曲線も移るはずだと考えたことです。戻り先は市場機構(需要供給曲線の移動)です。読むところの目安は、需要曲線の移動による均衡の変化です。生産条件は変わらず、価格上昇に応じて供給量が増えています。元の供給曲線を消さず、その線上の別の点に新しい交点を置いてください。

D型:価格は上がるが、数量は減るとしました。原因は、高い価格なら需要量が減るという曲線上の動きを、そのまま新旧の均衡の比較に使ったことです。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところの目安は、曲線の移動後に交点を読み直す説明です。今回は需要曲線そのものが変わりました。異なる需要曲線の交点を比較していることを確かめ、両方の交点から横軸へ線を下ろします。

D型:数量は増えるが、価格は変わらないとしました。原因は、同じ価格で需要量が増えた段階を、そのまま新しい均衡と考えたことです。戻り先は経済のしくみ(市場価格)です。読むところの目安は、需要量と供給量が一致する価格の説明です。元の価格のままでは買いたい数量が売りたい数量を上回ります。交点に着くまで価格も変わることを確かめ、再確認3へ進みます。

問4 供給が減ったあとの均衡を読みます

野菜の市場は最初、均衡にありました。天候不良によって、どの価格でも売りたい数量が減り、供給曲線が左へ移動しました。需要曲線は変わりません。新しい均衡価格と均衡数量は、元と比べてどうなりますか。通常の右下がりの需要曲線と右上がりの供給曲線で考えてください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、均衡価格が上がり、均衡数量が減ります。

  1. 売りたい数量の減少なので、動くのは供給曲線です。同じ価格で新しい供給量が元より左にあることを確かめます。
  2. 元の需要曲線と新しい供給曲線の交点を探します。新しい交点は元より左上にあります。
  3. 縦軸では価格が上がり、横軸では数量が減ります。供給曲線の左への移動と、需要曲線上で左上へ動くことを分けて説明します。

C型:供給曲線を右へ動かしました。原因は、値上がりしそうだという結論を先に想像し、「上がるから右上へ」と線を動かしたことかもしれません。戻り先は市場機構(需要供給曲線の移動)です。読むところの目安は、供給の減少を示す曲線の移動です。先に価格を同じにして、売りたい数量が少ない側を選びます。新しい価格は、線を動かしてから交点で求めてください。

C型:需要曲線を左へ動かしました。原因は、売買される数量が減るという結果から、買い手の需要が減ったと決めたことです。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところの目安は、需要側と供給側の変化を見分ける説明です。天候不良はこの問題では生産側の条件です。買い手の好みが変わったとは書かれていません。原因となる言葉に線を引き、需要曲線は残します。

D型:価格も数量も下がるとしました。原因は、数量が減れば価格も下がると一組にして覚えたことです。戻り先は経済のしくみ(市場価格)です。読むところの目安は、商品の不足と市場価格の関係です。元の価格では売りたい数量が足りず、価格を押し上げる力が働きます。数量の減少と価格の上昇を別々に読み、再確認4で新しい交点を確かめてください。

問5 超過需要と超過供給を比べます

ある商品の市場について、別々の価格での数量を表に示しました。数量は1日当たりの個数です。ア、イのそれぞれで、超過需要と超過供給のどちらが何個ありますか。また、価格には上がる方向、下がる方向のどちらの力が働きますか。需要曲線と供給曲線は変わらず、価格は自由に調整されるとします。

価格ごとの買いたい数量と売りたい数量
場面 価格 需要量 供給量
ア 100円 90個 50個
イ 200円 40個 80個
答えと、間違えたときの戻り先

答えは、アが40個の超過需要で価格は上がる方向、イが40個の超過供給で価格は下がる方向です。

  1. 同じ価格の行で需要量と供給量を比べます。異なる価格の行どうしの数量を引かないようにします。
  2. アは90 − 50 = 40で、買いたい数量が40個多い状態です。買い手の間で手に入れようとする競争が起き、価格には上がる方向の力が働きます。
  3. イは80 − 40 = 40で、売りたい数量が40個多い状態です。売り手は売れ残りを減らそうとし、価格には下がる方向の力が働きます。最終的な価格の数値は、この表だけでは求めません。

E型:アを超過供給、イを超過需要としました。原因は、不足している側に「超過」を付けたことです。戻り先は経済のしくみ(市場価格)です。読むところの目安は、需要量と供給量の大小、品不足と売れ残りの説明です。「超過」は相手より多い側を表します。アなら買いたい数量のほうが多いので需要に付ける、と主語を入れて言い直してください。

E型:アは価格が下がり、イは価格が上がるとしました。原因は、品不足を解決するために安くすればよい、売れ残りを補うために高くすればよいと考えたことかもしれません。戻り先は市場機構(需要供給曲線の移動)です。読むところの目安は、均衡価格へ近づく価格調整の説明です。品不足のときに価格が下がると、需要量は増え供給量は減り、不足は広がります。差が小さくなる方向かを確かめます。

E型:アの超過需要を90個としました。原因は、需要量全体と、供給量を上回る部分を混同したことです。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところの目安は、需要量と供給量のずれを読む説明です。90個のうち供給量に対応する50個と、残る40個を分けて描きます。求めるのは両者の差です。差の意味を説明できたら再確認5へ進んでください。

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戻ったあとに確かめる問題

同じ番号を選び、答えを閉じて取り組んでください。場面や変化の向き、数値を変えています。前の答えをそのまま写すのでなく、原因から順に判断します。図を使った場合は、最初の曲線を消さずに残してください。新旧の交点を見比べられるようにすると、自分で確かめやすくなります。

再確認1 パンの買い手と売り手

パンの価格だけが下がると、買いたい数量は増え、売りたい数量は減るとします。縦軸が価格、横軸が数量のとき、需要曲線と供給曲線はそれぞれどちら向きですか。価格が下がったときの数量の変化を理由にしてください。

再確認1の答えと確かめ方

答えは、需要曲線が右下がり、供給曲線が右上がりです。価格が下がると、需要量は増え、供給量は減ります。

需要では、価格が低い点ほど右側にあります。供給では、価格が低い点ほど左側にあります。供給曲線上の点が左下へ動いても、曲線の形は右上がりです。点をたどる向きと、線の傾きの呼び方を分けてください。曲線を逆にしたら問1のA型へ、価格が変わっただけで線全体を動かしたらB型へ戻ります。買い手と売り手のどちらの数量を話しているかも確認します。

再確認2 運動靴の価格と好み

別々の場面を考えます。アでは、運動靴自身の価格だけが上がって買いたい数量が減りました。イでは、好みが変わり、その運動靴をどの価格でも以前より買わなくなりました。アとイについて、需要曲線上の移動か、需要曲線自体の移動かを、方向とともに答えてください。他の条件は同じです。

再確認2の答えと確かめ方

答えは、アが同じ需要曲線上で左上への移動、イが需要曲線自体の左への移動です。

アは価格が上がるので上へ、数量が減るので左へ進みます。イでは同じ価格に横線を引き、新しい数量を元より左に取ります。どちらも買いたい数量は減りますが、変化した原因が違います。両方とも曲線を動かしたり、両方とも点だけを動かしたりしたら問2のB型へ戻ります。イで右を選んだらC型へ戻り、横軸の右ほど数量が多いことを確かめてください。

再確認3 雨傘の需要の増加

雨の多い季節になり、雨傘をどの価格でも買いたい人が増え、需要曲線が右へ移動しました。元は均衡にあり、通常の右上がりの供給曲線は変わりません。新しい均衡価格と均衡数量は、元と比べてどうなりますか。

再確認3の答えと確かめ方

答えは、均衡価格が上がり、均衡数量が増えます。

右へ動かすのは需要曲線だけです。新しい交点は元の供給曲線上の右上に来ます。高くなったのに数量も増えるのは、需要曲線が元の位置から動いているためです。生産側の条件が変わったと勝手に補ったら問3のC型へ戻ります。需要曲線を正しく動かせたのに数量が減ると答えたらD型へ戻り、交点から横軸に下ろした線を比べてください。

再確認4 紙の生産費用の上昇

紙の原材料の価格が上がり、紙をどの価格でも以前ほどは売りに出さなくなって、供給曲線が左へ移動しました。元は均衡にあり、通常の右下がりの需要曲線は変わりません。新しい均衡価格と均衡数量は、元と比べてどうなりますか。

再確認4の答えと確かめ方

答えは、均衡価格が上がり、均衡数量が減ります。

紙自身の価格が変わっただけの話ではなく、原材料という生産側の条件が変わった話です。同じ紙の価格で売りたい数量が減るため、供給曲線自体を左へ動かします。元の需要曲線との新しい交点は左上にあります。需要曲線を動かしたり供給曲線を右へ動かしたりしたら問4のC型へ戻ります。交点の位置から価格と数量を読み違えたらD型へ戻ってください。

再確認5 鉢植えの数量の差

鉢植えの市場について、別々の価格での数量を示します。数量は1日当たりの鉢数です。ア、イはそれぞれ何鉢の超過需要または超過供給ですか。価格が動く方向も答えてください。需要曲線と供給曲線は変わらず、価格は自由に調整されるとします。

鉢植えの価格と数量
場面 価格 需要量 供給量
ア 600円 35鉢 60鉢
イ 300円 75鉢 40鉢
再確認5の答えと確かめ方

答えは、アが25鉢の超過供給で価格は下がる方向、イが35鉢の超過需要で価格は上がる方向です。

アは60 − 35 = 25で、売りたい数量が多い状態です。イは75 − 40 = 35で、買いたい数量が多い状態です。確認問題とア、イの順番が違うので、行の名前だけで答えを選ばないでください。超過の名前、差の計算、価格の向きのどこを誤ったかを分け、問5の該当するE型へ戻ります。価格が下がれば需要量が増え供給量が減るので、アの差を縮める方向になると説明できるかも確かめます。

家での見方

保護者の方は、正解の数と合わせて、最初にどこで判断が変わったかを見てください。「需要が増えたら価格は上がる」と言えても、供給が減ったときまで同じ図を描いてしまうことがあります。完成した答えだけを直す前に、問題文のどの言葉から、どちらの曲線を動かしたのかを尋ねます。途中の図は消さず、直した図を隣に描くと違いを確かめやすくなります。

下の表を紙に写し、1回の解答で最初に起きた誤りの型へ印を付けてください。同じ解答の中で後から起きた誤りはメモにします。その場で答えを写し直しただけなら回数に加えません。再確認や別の日の解き直しは、答えを見ずに取り組んだ別の解答として数えます。理由を自力で言えた場合と、声かけを受けて言えた場合も区別して残してください。

誤りの型と回数の記録表
型 確認問題 再確認 翌日以降 合計と問題番号
A 曲線の向きと軸        
B 点の移動と曲線の移動        
C 動かす曲線の選択と方向        
D 均衡価格と数量の読み取り        
E 超過と価格調整        
その他・理由を説明できない        

日付:____ 問題番号:____ 最初の答え:____ 迷った言葉:____ 戻って読んだ説明:____ 再確認は自力・声かけあり:____

同じ型が合計3回出たら、新しい問題を増やす前に、その型の戻り先へ戻ります。3回はこの教材での見直しの目安で、能力を判定する基準ではありません。1回でも理由が分からなければ戻ってかまいません。同じ説明を読むだけで変化がなければ、図を一緒に描き、価格を同じにして数量を比べるなど、確かめ方を変えてください。

声かけは一度に1つにします。A型には「横軸は何を表しますか」、B型には「変わったのは商品自身の価格ですか」、C型には「原因は買い手側ですか、売り手側ですか」、D型には「新しい交点は元よりどちらにありますか」、E型には「買いたい数量と売りたい数量のどちらが多いですか」と尋ねます。先に矢印の正解を言わず、生徒が判断を言葉にするまで待ちます。

再確認で自分の図と理由がそろえば、その日は区切ってもかまいません。翌日以降に答えを隠して解き直し、同じ判断を使えるか確かめます。問3と問4は、どちらも価格が上がるのに数量の向きが違います。この2問を並べ、原因と動かす曲線の違いを説明できれば、単に結論を覚える段階から進んでいるかを確認できます。

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つまずきやすいところと直し方

A型 線の形だけを覚え、軸と立場を省きます

需要は買い手、供給は売り手の数量を表します。縦軸の価格が上がったとき、買いたい数量は減り、売りたい数量は増えるという対応から形を確かめます。図を左から右へ読んで「右下がり」「右上がり」と呼びます。供給曲線上を左下へたどる場面でも、曲線自体は右上がりです。矢印の向きと線の傾きを混ぜないようにしてください。

B型 数量が増減したら、必ず曲線を動かします

同じ曲線上の移動かどうかは、数量の増減だけでは決まりません。商品自身の価格だけが変わったなら、価格と数量の関係は元のままなので、その線上で点を動かします。好みや生産条件が変わり、同じ価格でも数量が違うなら、関係自体が変わるので線を描き直します。「同じ価格でも」という比較を挟むと、2つの変化を分けやすくなります。

C型 結果から曲線を選び、原因を読まなくなります

売買される量が減ったという結果だけでは、需要の減少か供給の減少かは決まりません。好みの変化なら需要側、天候不良や原材料費の変化なら供給側というように、問題に書かれた原因から選びます。この教材では変わらないと指定された曲線を残してください。需要増加で供給量が増えても、供給曲線自体を動かしたことにはなりません。

D型 価格と数量を一組の暗記で答えます

需要の増加では価格も数量も増えますが、供給の減少では価格は上がり数量は減ります。「価格が上がったら数量は必ず減る」と覚えると、需要曲線が移動する問で困ります。直すときは、元の交点と新しい交点に別の印を付け、それぞれから縦軸と横軸へ線を伸ばします。高さの比較で価格を、左右の比較で数量を読み、結論を2つに分けて書きます。

E型 不足の名前と超過の名前を逆にします

供給が足りない状態は超過需要、需要が足りない状態は超過供給です。足りない側を言う文と、多すぎる側を言う文では主語が変わります。「需要量が供給量より多い」と書いてから超過需要と名付けると、逆転を防げます。超過の数量は大きい側から小さい側を引いた差です。需要量や供給量を、そのまま超過の数量として答えないようにします。

価格調整の向きは、数量の差が縮むかでも確かめられます。超過需要なら価格が上がることで需要量が減り、供給量が増えます。超過供給なら価格が下がることで需要量が増え、供給量が減ります。どちらも曲線自体は動かさず、同じ曲線上で数量が変わります。動かす原因が新たに書かれていないのに、品不足だから供給曲線を右へ移すと決めないでください。

ここでの結論には、片方の曲線だけが動き、もう片方は変わらないという条件があります。需要と供給が同時に変わる問題では、どちらの変化がどの程度大きいかによって結論が変わる場合があります。今回の答えをどの場面にもそのまま当てはめず、まず条件を確かめる習慣を付けます。価格の数値が与えられていない問では、上がるか下がるかを判断できても、具体的な金額まで決まるわけではありません。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

まとめ

問1では曲線の向き、問2では点と曲線の移動の区別、問3では需要増加、問4では供給減少、問5では数量の差と価格調整を確かめました。答え合わせの目的は、間違いの数だけを数えることではなく、次にどの判断へ戻るかを決めることです。原因、動かす曲線、交点、価格と数量の順にたどると、途中で変わった判断を見つけやすくなります。

最後に「今日迷った型」「戻り先で確かめたこと」「再確認で自分で説明できたこと」を1つずつ紙に残してください。例えば「B型、同じ価格で比較すること、人気の変化なら需要曲線が動くことを説明できました」という記録です。まだ言葉にできない部分は、そのまま次の出発点にします。次に解くときも、軸と原因を確かめてから図を描き、答えを問題の条件に戻して見直しましょう。

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