電話 0422-27-7828チャットで質問無料相談を予約

武蔵野個別指導塾の特徴

【高校 数学I】三角比のつまずき診断—5問で間違え方の型を見つけ、戻る場所を決める|武蔵野個別指導塾

X LINE Facebook
武蔵野個別指導塾の自習室 武蔵野個別指導塾

この教材の使い方

三角比の問題で手が止まったときは、公式をまとめて覚え直す前に、どの判断で迷ったかを探しましょう。この教材では、5問を順に解き、辺の選び方、値の求め方、符号の決め方を分けて確かめます。紙と鉛筆を用意し、問題番号、簡単な図、途中の式、答えを残してください。図は正確な縮尺でなくてもかまいません。直角と注目する角の場所が分かることを優先します。

  1. 確認問題を1問だけ解きます。分からなければ、辺の名前や使えそうな関係式まで書いてください。
  2. その直後の「答えと、間違えたときの戻り先」を開きます。答えだけでなく、最初に違いが出た図や式を比べます。
  3. 自分の途中の考え方に近い誤答の型を選び、リンク先で案内された内容を読み直します。全部を一度に読み切る必要はありません。
  4. 戻ったら答えを閉じ、「戻ったあとに確かめる問題」の同じ番号を解きます。確認問題の問2のあとなら再確認2です。
  5. 新しい数値でも理由を説明できたら次へ進みます。まだ迷う場合は、どの辺、どの符号、どの計算で止まったかを書いておきます。

記録の記号は、A「角と辺の対応」、B「特別な角の値」、C「座標と符号」、D「相互関係と計算」、E「場面と式の対応」です。記号は生徒の能力を決めるものではありません。同じ誤答でも、暗記の取り違えと図の読み違いでは戻る場所が異なります。答えの数字が誤答例と一致しただけで決めず、どのような式でその答えになったかを確かめてください。

この教材の角度はすべて度で表します。sin²θは「sinθを2乗したもの」であり、sinにθ²を入れる意味ではありません。分数の横線の代わりに / を使います。例えば√3/2は、√3を2で割った値です。三角比そのものにはcmやmを付けず、求めた長さには単位を付けます。√を含む答えは、指定がなければ小数に直さずそのまま残してください。

確認問題(5問)

図を描くときは、直角を小さな四角で、注目する角を丸で示します。直角の向かい側が斜辺です。「上の辺だからsin」「横の辺だからcos」と図の向きで決めないようにしましょう。鈍角の問題では、辺の長さだけでは符号を扱えないので、座標による見方に切り替えます。

問1 注目する角から辺を選びます

直角三角形ABCで、∠C = 90°、AB = 5cm、BC = 3cm、CA = 4cmです。θ = ∠Aとします。sinθ、cosθ、tanθを求めてください。計算の前に、斜辺、θの向かいの辺、θに接する斜辺以外の辺をそれぞれ書いてください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、sinθ = 3/5、cosθ = 4/5、tanθ = 3/4です。

  1. 直角Cの向かいにあるABが斜辺です。角Aに接していないBCがθの向かいの辺で、CAがθに接する斜辺以外の辺です。
  2. sinθ = BC/AB、cosθ = CA/ABと書きます。どちらも分母は斜辺の5です。数字を入れると3/5、4/5になります。
  3. tanθ = BC/CAなので3/4です。tanでは分母に斜辺を使いません。sinθ ÷ cosθ = (3/5) ÷ (4/5) = 3/4としても確かめられます。

A型:sinθ = 4/5、cosθ = 3/5としました。原因として、角Aではなく角Bを基準に辺を見たことが考えられます。戻り先は三角比のつまずき解説です。読むところの目安は、三角比を辺の比として考える説明です。角Aに指を置き、そこに接していない辺BCを先に見つけてください。同じ三角形でも注目する角が変わると、向かいの辺と接する辺が入れ替わります。

A型:sinθ = 5/3、cosθ = 5/4としました。原因は、斜辺で割る関係を逆にしたことかもしれません。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、直角三角形でのsinとcosの定義です。斜辺はほかの2辺より長いので、鋭角のsinとcosは0より大きく1より小さい値になります。今回の5/3と5/4がその範囲を外れることも確かめます。

A型:tanθ = 3/5としました。原因は、3種類とも斜辺で割ると思ったことです。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、tanがどの2辺の比かを示す説明です。BCとCAだけを指でなぞり、「向かいの辺 ÷ 接する斜辺以外の辺」と言ってから3/4を書きます。図を回転させても同じ辺を選べたら、再確認1へ進んでください。

問2 30°・45°・60°の値を確かめます

sin30°、cos60°、tan45°を、それぞれ求めてください。値だけを書くのではなく、30°と60°をもつ直角三角形の辺の比、45°をもつ直角三角形の辺の比を使って理由を説明してください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、sin30° = 1/2、cos60° = 1/2、tan45° = 1です。

  1. 1辺が2の正三角形を、高さで2つに分けます。できた直角三角形では、30°の向かいの辺が1、60°の向かいの辺が√3、斜辺が2です。高さは√(2² − 1²) = √3と求められます。
  2. sin30°は1 ÷ 2、cos60°も1 ÷ 2です。角が違っていても、今回は同じ短い辺を斜辺で割っています。
  3. 45°をもつ直角二等辺三角形では、直角を挟む2辺を1、1とすると斜辺は√2です。tan45°は1 ÷ 1なので1です。

B型:sin30°やcos60°を√3/2としました。原因として、短い辺1と長い辺√3の対応を入れ替えたことが考えられます。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、30°・60°の三角比と直角三角形の対応です。小さい角30°の向かいには短い辺1が来ると確かめ、三角形に角度と辺の比を一緒に書き直します。

B型:tan45°を√2/2としました。原因は、sin45°やcos45°の値をtanにも使ったことかもしれません。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、45°の値とtanの定義です。斜辺√2を分母に入れず、等しい2辺の比1/1を作ってください。値の表の列を思い出すだけでなく、使った辺を指せるかを確かめます。

B型:tan45°を45としました。原因は、角度の数そのものが三角比の値になると考えたことです。戻り先は三角比のつまずき解説です。読むところの目安は、角度に応じて辺の比を考える説明です。45°は角の開きで、tan45°はその角をもつ三角形の2辺の比です。2辺を2、2に変えても2 ÷ 2 = 1となることを試し、再確認2で別の角の値を求めてください。

問3 鈍角では座標から符号を決めます

sin120°、cos120°、tan120°を求めてください。原点Oを中心とする半径1の円を考え、正のx軸から反時計回りに120°回った点Pがどこにあるか、座標の符号も書いてください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、sin120° = √3/2、cos120° = −1/2、tan120° = −√3です。

  1. 120°は90°より大きく180°より小さいので、点Pは原点の左上にあります。x座標は負、y座標は正です。負のx軸との間の角は180° − 120° = 60°です。
  2. 60°の点をy軸に関して折り返すと120°の点になります。点Pの座標は(−1/2, √3/2)です。半径1ではcosがx座標、sinがy座標に当たります。
  3. tan120° = sin120° ÷ cos120° = (√3/2) ÷ (−1/2) = −√3です。分子は正、分母は負なので、商は負になります。

C型:3つとも正の値にしました。原因は、鈍角でも辺の長さの比だけで考え、座標の正負を落としたことです。戻り先は三角比のつまずき解説です。読むところの目安は、辺の比から座標の比へ見方を切り替える説明です。直角三角形の辺の長さは負になりませんが、左側の点のx座標は負です。長さと座標を区別して書き、cosとtanの符号を付け直してください。

C型:鈍角なのでsin120°も負にしました。原因は、「鈍角なら負」とまとめて覚えたことかもしれません。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、0°〜180°の範囲での座標による定義です。上半分の円ではy座標が負にならないことを図で見ます。sin、cos、tanを別々に判定し、tanはy/xから確かめてください。

B型:sin120° = 1/2、cos120° = −√3/2としました。原因として、基準にする角60°を30°と取り違えたことが考えられます。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、180° − θの角と三角比の対応です。180° − 120° = 60°と先に書き、値の大きさを決めてから符号を付けます。大きさと符号を一度に思い出そうとせず、2段階に分けて再確認3を解きましょう。

問4 相互関係と角の範囲を使います

90° < θ < 180°で、sinθ = 3/5です。cosθとtanθを求めてください。cosθの2乗を求めたあと、符号を決めた理由も書いてください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、cosθ = −4/5、tanθ = −3/4です。

  1. sin²θ + cos²θ = 1にsinθ = 3/5を代入します。cos²θ = 1 − (3/5)² = 1 − 9/25 = 16/25です。
  2. 2乗が16/25となる数は4/5と−4/5です。θは鈍角なのでcosθは負と決まり、cosθ = −4/5になります。
  3. tanθ = sinθ ÷ cosθを使い、(3/5) ÷ (−4/5) = (3/5) × (−5/4) = −3/4と計算します。負になることは鈍角の座標でも確認できます。

D型:cosθ = 2/5としました。原因は、sinθ + cosθ = 1と考え、1 − 3/5を計算したことかもしれません。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、sin²θ + cos²θ = 1の説明です。足して1になるのはそれぞれの2乗です。分子と分母を両方2乗し、1を25/25に直してから引き算してください。

C型:cosθ = 4/5、tanθ = 3/4としました。原因は、平方根を求めたあとに角の範囲を使わなかったことです。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、鈍角の符号と相互関係を組み合わせる内容です。2乗の式だけでは符号が決まりません。問題の90° < θ < 180°に線を引き、原点の左上の点を描いて負を選んでください。

D型:cosθ = −4/5までは合っていますが、tanθ = −4/3としました。原因は、tanの関係式の分子と分母を逆にしたことです。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、tanθ = sinθ/cosθの関係です。sinをcosで割る順を先に書き、そのあと分数を代入します。tanθ × cosθがsinθに戻るかを確かめ、再確認4へ進んでください。

問5 水平距離から高さを求めます

水平な地面に垂直に立つ柱があります。柱の根元から水平距離6mの地点で、地面から1.5mの高さにある観測点から柱の先端を見上げると、水平線となす角は45°でした。柱全体の高さは何mですか。観測点と先端を結ぶ線の長さは与えられていません。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、柱全体の高さが7.5mです。

  1. 観測点から柱へ水平な線を引き、柱との交点を考えます。その交点は地面から1.5mです。交点から先端までの高さの差をh mとすると、直角三角形の横の辺が6m、縦の辺がh mになります。
  2. 45°に対する向かいの辺がh、接する斜辺以外の辺が6なので、tan45° = h/6です。tan45° = 1よりh = 6 × 1 = 6です。
  3. 6mは観測点の高さから上の部分です。柱全体では6 + 1.5 = 7.5となり、7.5mです。観測点からの視線は斜辺ですが、その長さを求める必要はありません。

E型:6 × sin45° = 3√2として、1.5を足しました。原因は、水平距離6mを斜辺と取り違えたことです。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、直角三角形の定義と辺の対応です。6mと書く場所を水平な辺の上に移し、求める縦の辺との比がtanであることを確かめます。分かっている長さがどの辺かによって、使う比が変わります。

E型:柱全体の高さを6mとしました。原因は、三角比で求まる高さの差と、地面からの全高を混同したことです。戻り先は三角比の定義・拡張・相互関係です。読むところの目安は、図の辺と求める長さを対応させる内容です。図の縦方向を、地面から観測点の高さまでの1.5mと、そこから先端までの6mに分けます。求めた線分の両端を指で示してから、必要な部分を足してください。

E型:6 × 45 + 1.5 = 271.5としました。原因は、角度45°を倍率として使ったことです。戻り先は三角比のつまずき解説です。読むところの目安は、角度と辺の比のつながりです。かける値は45ではなくtan45°の1です。45°の直角三角形は縦と横が等しくなることを図で確かめてください。再確認5では角度も変わるので、もう一度比の式から作ります。

武蔵野個別指導塾の教室 武蔵野個別指導塾

戻ったあとに確かめる問題

確認問題と同じ番号を、解説を隠して解きます。先ほどの数字を置き換えるだけでなく、図の角の位置、条件の範囲、求める線分を改めて確認してください。途中でヒントを見た場合は、間違いとして責めず「ヒントあり」と記録します。答えを見ずに理由まで説明できるかが、次に進む目安です。

再確認1 別の角から辺を見ます

直角三角形ABCで、∠C = 90°、AB = 13cm、BC = 5cm、CA = 12cmです。今度はθ = ∠Bとします。sinθ、cosθ、tanθを求めてください。

再確認1の答えと確かめ方

答えは、sinθ = 12/13、cosθ = 5/13、tanθ = 12/5です。

斜辺はABのままですが、角Bの向かいはCA、接する斜辺以外の辺はBCです。sinθ = CA/AB、cosθ = BC/AB、tanθ = CA/BCと書けば、数字を入れる場所が決まります。確認問題の問1と同じ位置に数字を置いてしまった場合はA型へ戻ります。tanθが1より大きくても間違いではありません。今回は向かいの辺12が接する辺5より長いので12/5になります。sinとcosの範囲をtanにまで当てはめないようにします。

再確認2 特別な角の別の値を求めます

sin45°、cos30°、tan60°を求めてください。使った直角三角形の辺の比も書いてください。

再確認2の答えと確かめ方

答えは、sin45° = √2/2、cos30° = √3/2、tan60° = √3です。

45°では1、1、√2の三角形を使い、sin45° = 1/√2 = √2/2です。30°と60°では1、√3、2の三角形を使います。30°に接する斜辺以外の辺は√3なのでcos30° = √3/2です。60°の向かいは√3、接する斜辺以外の辺は1なのでtan60° = √3/1です。1/√2という答えも同じ値として正解です。表を思い出せない場合はB型の戻り先で三角形を描き、値を作り直してください。

再確認3 150°の座標を考えます

sin150°、cos150°、tan150°を求めてください。半径1の円上の点の位置と、180°との差を書いてから計算してください。

再確認3の答えと確かめ方

答えは、sin150° = 1/2、cos150° = −√3/2、tan150° = −√3/3です。

180° − 150° = 30°です。150°の点は左上にあるので、cosは負、sinは正です。30°の値から大きさを決めると座標は(−√3/2, 1/2)となります。tan150° = (1/2) ÷ (−√3/2) = −1/√3 = −√3/3です。−1/√3も同じ値です。大きさは合っていて符号だけ違う場合はC型、30°の値から違う場合はB型へ戻ります。負号を根号の中へ入れる必要はありません。

再確認4 cosから残りを求めます

90° < θ < 180°で、cosθ = −5/13です。sinθとtanθを求めてください。sinθの符号を決めた理由も書いてください。

再確認4の答えと確かめ方

答えは、sinθ = 12/13、tanθ = −12/5です。

sin²θ = 1 − (−5/13)² = 1 − 25/169 = 144/169です。負の数でも2乗すると正になります。θは鈍角で点が上半分にあるため、sinθ = 12/13を選びます。tanθ = (12/13) ÷ (−5/13) = −12/5です。2乗を外す前の144/169をsinθの答えにした場合はD型へ戻ります。符号だけを誤ったらC型です。最後に144/169 + 25/169 = 1と、tanθ × cosθ = sinθの両方を確認してください。

再確認5 角度を変えて高さを求めます

水平な地面に垂直に立つ柱の根元から、水平距離4√3mの地点にいます。地面から1.2mの高さの観測点から先端を見ると、水平線となす角は30°でした。柱全体の高さは何mですか。

再確認5の答えと確かめ方

答えは、柱全体の高さが5.2mです。

観測点の高さから先端までの差をh mとすると、tan30° = h/(4√3)です。tan30° = 1/√3なので、h = 4√3 × (1/√3) = 4です。これに観測点の高さ1.2mを足して5.2mとなります。4mで止めた場合はE型の高さの区別へ、sinを使った場合はE型の辺の対応へ戻ります。tan30°を√3とした場合はB型です。30°は45°より小さいので、縦の差4mが横の距離4√3mより短いことも図と合っています。

家での見方

保護者の方は、正解数に加えて、どこまでは自分で判断できたかを見てください。「三角比が苦手」という一言では、図を読む練習が必要なのか、分数の計算を見直せばよいのかが分かりません。途中の式を消す前に「この分母はどの辺ですか」「この負号はどこから決めましたか」と、1つずつ尋ねると判断した場所を確認できます。

下の表を紙に写し、1回の解答につき、最初に起きた誤りの型へ印を付けます。複数の誤りがあれば、あとから起きたものは問題番号と一緒にメモします。その場で答えを写し直しただけなら回数を増やしません。再確認と翌日以降の解き直しは、それぞれ別の解答として数えます。声かけの有無も残すと、自力でできる範囲が見えます。

誤りの型と回数の記録表
型 確認問題 再確認 翌日以降 合計・問題番号
A 角と辺の対応        
B 特別な角の値        
C 座標と符号        
D 相互関係と計算        
E 場面と式の対応        
その他・原因を確認中        

日付:____ 問題番号:____ 最初の図や式:____ 迷ったところ:____ 戻って読んだ内容:____ 再確認は自力・ヒントあり:____

同じ型が合計3回出たら、いったん新しい問題を増やすのを止め、その型の戻り先を読み直します。3回はこの教材での見直しの目安であり、能力を判定する基準ではありません。1回でも理由が分からなければ戻ってかまいません。同じ説明で変化がなければ、A型では図を回転する、C型では座標軸に点を打つなど、手を動かす確かめ方に変えてください。

A型への声かけは「角の向かいの辺を指せますか」、B型には「辺の比を描いて作れますか」、C型には「点は軸の左右どちら、上下どちらですか」が使えます。D型では「今求まったのはcosθですか、cos²θですか」、E型では「求めた線分はどこからどこまでですか」と尋ねます。一度に全部を質問せず、本人が図に書き込むのを待ちます。

再確認で理由まで説明できたら、その日は区切ってかまいません。翌日以降に同じ問題の答えを隠し、図と式をもう一度作ります。答えの数だけを覚えている場合は、なぜ分母がその辺なのか、角の範囲が変わるとどの符号を見直すかを説明してもらいます。すぐ答えられない部分を、次に読む場所として記録してください。

武蔵野個別指導塾

つまずきやすいところと直し方

A型 図の向きだけで辺を決めます

斜辺は「斜めに描かれた辺」ではなく、直角の向かいにある辺です。図を回転しても斜辺は変わりません。一方、向かいの辺と接する辺は注目する角によって変わります。直すときは、直角を確認し、斜辺を決め、注目する角を囲み、その向かいの辺を探す順を固定します。最後にsin、cos、tanのどの比かを書き、数字を代入します。

B型 値だけを切り離して覚えます

30°・45°・60°の値を思い出せなくなったら、正三角形の半分と直角二等辺三角形に戻ります。辺の比1、√3、2と1、1、√2を描き、どの角の向かいがどの長さかまで記入します。辺の比だけ覚えても、配置を逆にすると値は入れ替わります。30°の向かいは短く、60°の向かいは長いと確認し、使う2辺を選んで割り算にしてください。

C型 長さの正負と座標の正負を混同します

直角三角形の長さで考える鋭角から、0°〜180°に広げるときは、座標を使います。原点中心、半径rの円上の点を(x, y)とすると、sinθ = y/r、cosθ = x/r、tanθ = y/xです。ただしtanはxが0のとき定義されません。rは正でもxは負になるので、鈍角のcosは負になります。「長さが負になった」のではなく、座標が向きも表していると整理してください。

範囲の端にも気を付けます。0°ではsin0° = 0、cos0° = 1、180°ではsin180° = 0、cos180° = −1です。90°ではsin90° = 1、cos90° = 0となり、tan90°は0で割ることになるため定義されません。今回の鈍角の問題は90°より大きく180°より小さい範囲です。「0°〜180°ならsinは必ず正」と言い切らず、端では0になることを区別します。

D型 2乗を外す操作や分数の順を飛ばします

相互関係では「2乗を求める」「大きさを求める」「範囲から符号を選ぶ」を別の行に書きます。cos²θ = 16/25の次に、いきなり16/25をcosθの値にしないようにします。また、(−5/13)²は25/169です。負号を含む数全体を2乗していることを括弧で確認します。分数で割るときは割る側だけを逆数にし、符号は最後まで残してください。

式の確認には2つの関係を使えます。sin²θ + cos²θが1になるかで大きさを確かめ、tanθ × cosθ = sinθで比の順を確かめます。ただし2乗の関係だけでは符号の誤りを見つけられません。正と負を入れ替えても2乗は同じだからです。数式での確認に加えて、角の範囲と座標の位置を必ず照らし合わせてください。

E型 文章の数字をそのまま公式に入れます

高さの問題では、地面、観測点からの水平線、先端へ向かう視線を描いてから、与えられた長さを書きます。水平距離は斜辺ではありません。求めたい高さが三角形の縦の辺と一致するかも確かめます。今回のように観測点が地面より高いときは、三角比で求まるのは観測点から先端までの高さの差です。最後に地面から観測点までを足して全体に戻します。

どの比を使うか迷ったら、分かっている辺と求めたい辺の2つを図で囲みます。向かいの辺と斜辺ならsin、接する斜辺以外の辺と斜辺ならcos、向かいの辺と接する斜辺以外の辺ならtanです。高さの問題だから必ずtanと覚える必要はありません。視線の長さが与えられる場面なら、別の比が使えます。文章の場面を図へ移し、その図から式を選んでください。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。武蔵境の数学塾(1 対 1)/お問い合わせ

まとめ

問1では角と辺の対応、問2では特別な角の値、問3では鈍角の符号、問4では相互関係、問5では高さを求める式を確かめました。すべてを一度に直そうとせず、最初に迷った判断へ戻りましょう。図を描けたのか、比の式は作れたのか、符号を選べたのかを分けると、読み直す内容を絞れます。

最後に「今日迷った型」「戻って確認したこと」「再確認でできたこと」を1つずつ書きます。例えば「C型、鈍角ではx座標が負、cosの負号を自分で選べました」という記録です。まだ説明できない場合も、止まった場所を残せば次の学習をそこから始められます。次に解くときは、角を決め、辺または座標を選び、式を作り、範囲と単位で答えを確かめてください。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

お電話 チャットで質問チャット