
武蔵野個別指導塾の特徴
英単語の接続詞の覚え方—訳は言えるのに前後の関係を逆に読んでしまうとき|武蔵野個別指導塾

接続詞の訳を覚えていても、理由と結果の向きを逆に取ると和訳は崩れます。答案に引いた矢印を原文と照らし、理由の側から読み直す練習を確かめます。
接続詞の訳は言えるのに、答案の和訳では理由と結果が入れ替わる。このずれは、語の意味を忘れたのではなく、2つの文のどちらが理由で、どちらが結果かを確かめずに読んだときに起こります。返却された答案を見たら、まず訳の正誤ではなく、答案に引いた矢印の向きを本文と並べてください。向きが同じなら語の確認へ、逆なら関係の作り直しへ進みます。
| 答案に残っているもの | 先に疑うところ | その日のうちに試すこと |
|---|---|---|
| 理由と結果が入れ替わった和訳 | 接続詞の前後を1つの文として読んでいないか | 接続詞の位置に縦線を引き、2文に分ける |
| 訳は合うが「なぜ」を聞かれると止まる | 矢印の向きを声に出して確かめたか | 理由の側から文を読み直す |
| 長い文だけ逆になる | 文の長さに負けて訳し始めていないか | 短い文で同じ手順を繰り返す |
返却日の答案でよくある形
よくあるのは、理由と結果を逆にして和訳した中2の答案が返ってきた日という場面です。返ってきた紙には、because の訳として「なぜなら」と書けています。単語の欄にも丸が付いている。ところが和訳の欄では、2つの出来事の順が本文と入れ替わっています。本人は「訳は合っている」と言い、赤ペンを持つ手が止まります。
このとき、語の意味は合っています。合っていないのは、2つの出来事のあいだの向きです。だから、単語をもう一度書いても直りません。直すのは、読む順番と矢印の向きです。
向きの誤りか、語の誤りかを見分ける
答案の3か所を見ます。1つ目は接続詞の直前と直後、2つ目は和訳の「ので」「から」「だから」の位置、3つ目は2つの出来事の前後関係が現実にあり得るかどうかです。この3か所が同じ向きを指していれば、語の意味の問題に絞れます。
たとえば、Because the bus was late, I was late for the first class. という文を考えます。出来事は「バスが遅れた」と「最初の授業に遅れた」の2つです。バスが遅れたことが先にあり、その結果として授業に遅れています。答案が「バスが遅れたから、授業に遅れた」と書けていれば向きは合っています。逆に「授業に遅れたから、バスが遅れた」と書いていれば、語の意味ではなく向きが崩れています。
もう1つ、She turned off the light because the room was bright. を考えます。明かりを消した理由が「部屋が明るかった」ことです。この文で「明かりを消したから、部屋が明るかった」と訳すと、部屋が明るくなったのは明かりを消したせいだという、逆の出来事になります。英語の語順のまま前から訳すと、こうした入れ替わりが起こります。
答案が逆になるとき、原因は大きく2つに分かれます。1つは because を「だから」とだけ覚えていて、前の文が理由だと取る場合。もう1つは、返り読みをして後ろの文から訳し、そのまま前に戻した場合です。どちらも語彙の不足ではありません。前者は語の働きの覚え方、後者は読む順番の問題です。
見分けるための質問は「どちらが先に起きたことか」です。この質問に答えられれば、語の意味は残っています。答えられないときは、2つの出来事を日本語で説明できていないので、単語の確認に戻ります。答えられるのに矢印が逆なら、関係の作り直しだけで足ります。
図1のように、本文では理由から結果へ向かう矢印が1本引けます。答案の矢印がこれと反対を向いていたら、直すのは訳文ではなく矢印です。矢印を直してから訳を作り直すと、同じ語のまま文の意味が戻ります。

和訳の側にも手がかりがあります。「から」や「ので」は理由の内容を受けて、結果へつなぐ語です。「バスが遅れたから、授業に遅れた」なら、「から」の前にある「バスが遅れた」が理由です。答案の「から」の前に結果の出来事が来ていたら、その時点で向きが逆です。接続詞そのものを探すより、この「から」の前後を見るほうが早く見つかります。
向きの誤りは、点数では同じ1問の失点に見えます。しかし直し方はまったく違います。語の誤りなら辞書と単語帳、向きの誤りなら文の分解と矢印です。返却日は、この2つを分けるところから始めます。
理由の側から矢印を引く
手順は5つです。どれも紙と鉛筆だけででき、1文あたりの作業は短く終わります。大切なのは、訳を作る前に出来事の順を決めることです。
1つ目、接続詞の位置に縦線を1本引きます。because なら because の直前です。線の左と右で、それぞれ主語と動詞がそろうかを確かめます。そろわないときは、どちらかの文で主語が省略されているか、修飾が長くて動詞を見失っています。
2つ目、左右の文を短い日本語にします。「バスが遅れた」「授業に遅れた」のように、主語と動詞だけで書きます。形容詞や副詞はこの時点で捨ててかまいません。細かい説明を残すと、訳の作業に戻ってしまうからです。
3つ目、先に起きた出来事を左に、後に起きた出来事を右に置きます。時間の順で並べるだけで、英語の語順から離れられます。順番が決まらないときは、2つの出来事を別の紙に書き、机の上で入れ替えてみてください。
4つ目、理由の側の出来事の下に「理由」、結果の側に「結果」と書きます。理由から結果へ矢印を1本だけ引きます。2本引くと、どちらが原因か決まっていないまま作業が進みます。矢印の本数は、そのまま理解の本数です。
5つ目、接続詞を指で隠して、矢印の向きだけを見て和訳を作ります。作れたら接続詞を戻し、辞書でその語の項目を開きます。訳が「なぜなら」なら理由、「だけれども」なら譲歩、「もし」なら条件です。理由以外だったら、矢印の形が違うので、後の節の手順に切り替えます。
この順番にする理由は、訳を先に作ると日本語の語順に引っ張られて向きが決まってしまうからです。出来事を先に並べれば、英語の語順から離れて、関係だけを見られます。訳は最後に作るものだと考えてください。
because が文頭に来ても、文の途中に来ても、理由は because の後ろにあります。Because the bus was late, I missed the first class. と I missed the first class because the bus was late. は、同じ出来事を別の順で並べただけです。答案が逆になるとき、この2つの形を別々の規則として覚えると、また崩れます。矢印で確かめれば、位置が変わっても同じ1本の矢印で説明できます。
so と because を同じ「だから」の意味で覚えていると、so の文だけ逆になることがあります。so は前が理由で後ろが結果、because は後ろが理由で前が結果です。同じ日本語の「だから」でも、理由の位置が反対になります。答案が so の文だけ逆になるときは、この2語を同じ箱に入れていないかを確かめてください。矢印を引くときは、so なら前の文から、because なら後ろの文から書き始めると、位置の違いが手でわかります。
図2のように、3つの作業を1枚の紙に並べます。左に「2文に分ける」、中央に「理由に印」、右に「矢印を引く」と書き、終わった作業から順に丸を付けます。作業が見えると、どこで止まったかを自分で指させるようになります。

止まったときの戻り先を3つ決めておきます。2文に分けられないときは、接続詞の位置ではなく動詞を探します。動詞が2つ見つからないときは、片方が省略されています。日本語にできないときは、出来事を「誰が」「何をした」の2つだけに削ります。矢印の向きが決まらないときは、時間の順に並べ、先に起きたほうを理由側に置きます。譲歩の文だけはこの限りではないので、辞書の項目に戻ります。
声に出す確認も加えます。矢印の向きを「〜だから、〜した」の順で1回読みます。読みにくいときは、また2文に分けるところへ戻ります。黙って読むと、日本語の語順のまま流れて、向きの誤りが見えません。
時間の目安を決めておくと、作業が飛びません。たとえば1文に20秒かけると、12文で4分です。全部を一度に直そうとすると、途中で訳の量に押されて矢印が消えます。まずは返却答案から3文を選び、その3文だけをこの手順で仕上げてください。
直した文には、日付と矢印を1本書き足して残します。次に同じ答案を開いたとき、前に引いた矢印が見えると、同じ場所で同じ確認ができます。直した回数が紙の上に残るので、どこで何度も止まっているかもわかります。
譲歩や条件の文でつまずいたとき
同じ「前後の関係を逆に読む」に見えても、語の働きが違う文があります。Although the room was quiet, he could not concentrate. は、部屋が静かだったのに集中できなかった、という対比です。ここで「静かだったから集中できなかった」と訳すと、向きが逆なのではなく、譲歩を理由として読んでいます。
この場合は、矢印の形が変わります。理由から結果へ向かう1本の矢印ではなく、2つの文が並んで反対を向きます。because に置き換えて意味が通るかを試すと、譲歩か理由かを見分けられます。通らなければ理由の文ではないので、辞書でその語の項目を開き、「だけれども」と訳せるかを確かめます。
If it rains, we will stay inside. のような文も、理由ではなく条件です。「もし雨が降れば」と訳せるかを確かめます。降ったから中にいる、と因果で読むと、まだ起きていないことまで結果として扱ってしまいます。条件の文では、矢印の代わりに「もし」の印を1つ置き、起こる場合と起こらない場合を分けます。
文が長いときにも、同じ崩れ方が出ます。関係代名詞や前置詞句が入ると、2文に分ける前に訳し始めてしまいます。修飾の部分をかっこで囲み、主語と動詞だけを残すと、接続詞の左右が見えます。かっこを外すのは、矢印を引いた後です。
図3のように、理由の文と譲歩の文では矢印の形が違います。理由は縦に1本、譲歩は横に並べて対比の印です。同じ「逆に見える」答案でも、どちらの形かを決めてから直すと、手順を間違えません。

できたと判断する条件は3つです。接続詞を隠しても、理由と結果を指でさせて、矢印の向きを言葉で説明できること。別の短い文2つで、同じ手順を1人で最後までできること。そして、返却答案の別の1文で、同じ説明を自分から始められることです。1つでも欠けたら、矢印の本数を1本に減らすところへ戻ります。
やり直しても合わないときは、方法を変えます。紙の上で矢印が引けないなら、2つの出来事を別々の付箋に書き、机の上で動かします。日本語にすると向きが消えるなら、英語のまま短い記号で「R」「S」と書き、理由と結果の位置だけを確かめます。手を変えても、確かめる対象は変えません。
別の文で確かめる3問
ここまでの例とは別の文で確かめます。紙を1枚出し、次の3問を順に解いてください。答えは3問の下にまとめてありますので、書き終えるまで見ないでください。
- 問1. The soup was hot, so she waited a while. を和訳し、理由と結果をそれぞれ書いてください。
- 問2. Because the road was closed, we took a long way. で、理由はどちらの出来事か。接続詞の位置も添えてください。
- 問3. 「かばんが重かったので、彼女はタクシーに乗った」を because を使って1文で書き、理由の側に印を付けてください。
解答と理由
問1の答えは「スープが熱かったので、彼女はしばらく待った」です。理由は「スープが熱かった」、結果は「しばらく待った」。so の前が理由、後ろが結果になります。
問2の答えは「道が閉まっていた」です。because の直後が理由で、遠回りしたことが結果です。because の後ろを理由と読む向きを、矢印で確かめます。
問3の見本は Because the bag was heavy, she took a taxi. です。理由は「かばんが重かった」、結果は「タクシーに乗った」。because の後ろに理由が来ています。文頭に because を置いても、理由の位置は変わりません。
再挑戦の条件は、問1と問2で接続詞を隠した状態でも理由と結果を指させること、問3で矢印を1本だけ引けたことです。問2で逆に答えたときは、手順の2番目、2文に分けるところへ戻ります。問3で矢印が2本になったときは、どちらの出来事が先に起きたかを、もう一度声に出して確かめてください。3問とも合っていても、次の返却答案で同じ手順を使えるとは限らないので、別の短い文を1つ自分で選び、同じ確認をもう一度してください。
丸付けは、理由と結果の語を指でさしながら行います。問1の「ので」の前に結果の出来事が来ていたら、その文をもう一度2文に分けるところからやり直します。答え合わせの時間を分けて、解いた直後と翌日の2回に見ると、1回目に見落とした向きの誤りが見つかります。
個別指導で見てもらうとき
持ってくるものは、返却答案、和訳を書いたノート、矢印を引いた紙1枚です。見てもらうのは、逆に読んだ文を3つに絞ったうえで、接続詞の位置と矢印の向きです。答案の写しを全部そろえるより、その3文を同じ紙に書き写し、それぞれに矢印を引いておくほうが、短い時間で同じ確認ができます。
質問は「この語は理由か、条件か、譲歩か」の1つにすると、答えが返ってきたあとに自分で辞書を引くところまで続きます。訳し直しを頼むより、矢印を指でたどりながら説明するほうが、次に同じ誤りが出たときに自分で戻れます。
次の答案へ
返却答案から1文を選び、接続詞の位置に縦線を1本入れてください。線の左と右に出来事を書き、理由の側から矢印を引く。この2つができれば、次の和訳は同じ向きで進みます。引いた矢印は消さずに残しておくと、次の返却日に前の自分と見比べられます。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




