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高校受験の面接で通学方法を聞かれたら—経路と時間の言い方、遠い学校を選んだ理由の添え方|武蔵野個別指導塾

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家の最寄り駅から学校までの道のりを、面接で落ち着いて説明するための組み立てを、時間の測り方と遠い学校を選んだ理由の添え方から整理します。

面接で通学方法を聞かれたときは、次の4つをこの順に答えると、道のりが相手に伝わります。

遠い学校を選んだ場合は、この4つに続けて、選んだ理由を1文だけ添えます。自転車で通う予定なら、学校の決まりを確かめた範囲で「認められていれば」と付けて話します。答える内容は、うまい表現よりも、実際に自分が通う道を正確に説明できるかどうかで組み立ててください。

よくあるのは、面接練習で「どうやって通いますか」と聞かれて、「電車です」とだけ答えて止まってしまう場面です。電車という一言では、どの駅から乗って、どこで乗り換えて、学校まで何分歩くのかが伝わりません。聞き返されてから慌てて付け足すより、最初から道のりの順に並べて話すほうが、自分も落ち着けます。練習の部屋では、駅名を聞き返されて、下見のメモを探すうちに話が止まってしまうこともあります。

通学方法は「道のり」と「時間」に分けて答える

面接でどんな質問をするか、通学方法を必ず聞くかについて、都の要綱や募集案内に決まりはありません。質問の内容も数も学校ごとに違うので、すべての学校で同じように聞かれると決めつけず、聞かれたときに困らない形を練習しておくほうが現実的です。そして、受検票に書かれた指示と、志望校から渡された案内が何より優先です。持ち物や集合の時刻だけでなく、通学に関する案内も、まずそこを読み直してください。

答えるときは、道のりを「起点」「手段」「乗り換え」「終点」に分けます。起点は家の最寄り駅です。手段は電車やバス、自転車、徒歩です。乗り換えは、乗り換える駅の名前を入れます。終点は学校の最寄り駅と、そこから学校までの道のりです。この4つがそろうと、「電車です」の一言が、自分だけがわかる道のりではなく、聞いている人にも想像できる説明に変わります。

路線名は、うろ覚えのまま言わないほうが安全です。正式な路線名がすぐに出てこないときは、最寄り駅名と乗り換え駅名を正確に言えば、道のりは伝わります。駅名は地図でも確かめられるので、下見のときにメモしておきます。逆に、路線名だけを長く並べても、どの駅で降りて学校までどう歩くのかが抜けると、説明としては中途半端になります。

図1 通学方法を答える4つの順番

図1のように、話す順番を固定しておくと、途中で混乱しにくくなります。練習では、家の最寄り駅から始めて、学校の門をくぐるところまでを一続きで言ってみます。所要時間は最後にまとめて言うのではなく、道のりの説明のあとに「下見で測ったところ、合計で32分です」と置くと、数字が浮かずに聞こえます。

答える長さは、塾の練習では30秒から45秒くらいを目安にしています。短すぎると道のりが伝わらず、長すぎると乗り換えの説明に気を取られて、理由を添える余白がなくなります。全部を一度に言おうとせず、まずは4つの順番を最後まで言い切ることを目標にしてください。慣れてきたら、乗り換えの駅を1つ増やしたり、雨の日の経路を足したりして、質問が変わっても同じ骨組みで答えられるようにします。

時間は下見で測った数字で言う

通学時間は、地図の検索結果をそのまま覚えるのではなく、一度実際に歩いて測った数字を使います。測るのは、平日の朝で、学校に着く時刻から逆算した同じ時間帯です。家の玄関を出た時刻と、学校の門をくぐった時刻を控え、その間を4つに分けて書きます。家から駅まで、電車に乗っている時間、乗り換えにかかった時間、駅から学校までです。

図2 下見で測った通学時間の内訳

図2は、測った時間を内訳で並べた例です。たとえば、家から最寄り駅まで8分、電車に乗っている時間が12分、乗り換えに5分、駅から学校まで7分なら、合計は32分です。ここに予備の10分を足して、家を出てから42分と伝えます。8と12と5と7を足すと32、さらに予備の10を足すと42です。この計算を自分で一度やっておくと、面接の場で数字を言い間違えにくくなります。

予備の時間は、通学時間そのものとは分けて考えます。電車が遅れたときや、乗り換えで迷ったときのために見ておく時間で、ふだんの所要時間に混ぜて「50分です」と言うと、実際より遠い学校のように聞こえてしまいます。「通学は32分で、予備を10分見ています」と言えば、測った時間と心の余裕を分けて伝えられます。予備をどれくらい見るかは、乗り換えの回数や駅の混み具合で変わるので、下見の感覚で決めます。

測った数字は、丸めすぎないほうが説明しやすくなります。「約30分」と言うと、聞き返されたときに根拠がありません。「下見で測ったら32分でした」と言えば、いつ測ったのか、どの区間が長かったのかまで話せます。もちろん、毎日同じ時間で通えるとは限らないので、練習では「朝の下見では32分でした」と、測った条件を添える形にしておきます。

下見のときにやっておきたいのは、時間を測るだけではありません。乗り換えの駅で、ホームの階が変わるか、改札を出るかを確かめます。駅から学校までの道は、坂や信号の数、門の位置まで歩きます。雨の日に傘をさして歩ける道幅かどうかも見ておくと、面接で雨の日の話になっても答えられます。地図の上では近く見えても、実際に歩くと時間がかかる道は少なくありません。

測った時間は、紙1枚にまとめておきます。家から駅、電車、乗り換え、駅から学校、合計、予備の6行です。紙に書くと、家族にも説明しやすく、練習のたびに数字がぶれません。面接の直前になって新しい経路を探すと、測っていない数字を言うことになるので、下見は早めに済ませてください。

遠い学校を選んだ理由は、道のりの長さではなく中身に結びつける

遠い学校を受けると、通学方法を聞かれたあとに「なぜこの学校なのか」と続けて聞かれることがあります。塾の練習では、この2つを別々の質問として構えるのではなく、通学方法の答えの最後に理由を1文だけ添える形にしています。道のりが長いこと自体を謝る必要はありません。長さは事実として伝え、なぜその学校でなければならないのかを、自分の言葉で続けます。

理由の組み立ては、3つの文に分けると作りやすくなります。1つ目は、その学校を選んだ理由です。2つ目は、その学校でやりたいことです。3つ目は、通学時間をどう使うかです。この3つがつながると、遠いという事実が、覚悟の説明ではなく、毎日の計画の説明になります。理由が「家から近い学校がなかった」だけだと、その学校の中身が伝わらないので、もう1文足します。

図3 遠い学校の理由を添える3つの文

図3のように、理由、やりたいこと、時間の使い方の3つを順に並べます。

たとえば「説明会で見た授業の進め方が、自分がやりたいことと重なったので選びました。通学は下見で測って32分です。電車の中では単語を10分だけ見ることにしています」という答え方です。理由、事実、使い方の順に並んでいます。もう1つは「この学科でしか学べない内容があったので選びました。遠い分、朝は早めに出て、駅までの道で前の日の復習をすると決めています」という形です。どちらも、学校の中身と自分の行動がつながっています。

理由を考えるときは、説明会や学校案内で見たことを3つ書き出します。そのうち、自分の経験と結びつくものを1つ選びます。選んだら、家族に「なぜそこなのか」を説明してみます。家族に話して言葉に詰まる部分は、まだ自分の理由になっていない部分です。そこで出た質問をメモし、答えを1文ずつ足していくと、面接で聞き返されても崩れにくくなります。

「近い学校より遠い学校のほうが自分に合っていた」と言うときは、近い学校を下げる言い方にしないほうが安全です。比べる相手は学校ではなく、自分のやりたいことです。「この学校でこれをやりたいから、通学時間が長くても通う」という形にすると、理由が前向きになります。友達が行くからという理由だけで終わらせず、自分がその学校で何をするのかを1文足してください。

自転車・バス・徒歩のときは、学校の決まりを先に確かめる

自転車で通う予定があるなら、面接の前に学校の決まりを確かめます。自転車通学を認めているか、距離の条件があるか、許可の申請が要るか、ヘルメットは決まっているかは、学校ごとに違います。志望校の学校案内や入学のしおり、中学校を通した説明で確かめてください。確かめていない段階では、面接で「自転車で通います」と言い切らず、「学校の決まりを確かめて、認められていれば自転車で通う予定です」と話します。

バスを使う場合は、最寄りのバス停と、学校の最寄りバス停までの本数を下見で見ておきます。朝の時間帯にどのくらい待つのか、学校の門まで何分歩くのかを、電車と同じように区間に分けて測ります。バスは道路の混み具合で時間が変わるので、測った時間に「朝の下見では」と条件を添えます。定期券の範囲や申請の方法は学校ごとに違うので、合格後に渡される案内で確かめる項目としてメモしておきます。

徒歩で通う場合は、道のりを距離ではなく時間で測ります。坂の上にある学校なら、同じ距離でも時間が変わります。信号の数、横断歩道の場所、門までの道のりを歩いて、家を出てから門をくぐるまでを一度通しで測ります。雨の日に歩けるかどうかも見ておくと、面接で天気の話になっても答えられます。

雨や雪の日の通学について、読んだ要綱や募集案内に、遅刻の扱いや交通機関が乱れたときの共通の決まりは見当たりませんでした。何分までの遅れなら受けられるといった数字を作らず、受検票の注意と、中学校や志望校からの知らせに従ってください。面接の練習では、雨の日に備えて家を早く出る時刻を決めておく、別の経路を1つ持っておく、といった自分の準備を話せるようにしておきます。

通学時間の使い方を聞かれたときの答え方

通学時間の使い方を聞かれたときは、長い時間を勉強に充てる立派な計画より、毎日続けられる小さな習慣を1つ話すほうが、その後の質問に答えやすくなります。行きの電車で単語を10分見る、駅までの道でニュースを1本聞く、帰りのバスで今日の授業を1つ思い出す、といった具合です。時間の長さと、その中ですることと、続けるための工夫を順に話すと、答えに筋が通ります。

たとえば「行きの電車12分のうち、最初の10分は単語を見て、残りは窓の外を見て頭を休めます。帰りは疲れるので、駅から家までの7分で、今日の授業を1つだけ思い出すことにしています」という答え方です。全部の時間を勉強に使うと言い切らず、休む時間も入れると、毎日の生活として無理がありません。面接の練習では、この答えに対して「雨の日はどうするの」「テスト前は変えるの」と質問を足して、答えが続くかを確かめます。

通学時間が短い場合は、長い勉強を足す必要はありません。駅までの数分で、今日の予定を1つ決める、帰りに授業を1つ思い出す、といった小さな区切りでも、毎日続ければ自分の生活の一部になります。面接では、その区切りを1つだけ具体的に話せば十分です。

通学時間が長い学校ほど、この質問は理由の補足になります。長い時間をどう使うかを具体的に話せると、遠い学校を選んだ理由の3つ目の文がそのまま生きてきます。反対に「毎日勉強します」だけだと、何をどれくらいするのかがわからず、次の質問で言葉に詰まりやすくなります。塾の練習では、時間の長さ、その中ですること、続ける工夫の3つを、それぞれ1文で言う練習をします。

よくある質問

路線名がすぐに出てこないときは、どう答えればよいですか

最寄り駅名と乗り換え駅名を正確に言い、路線名は「後で地図で確かめます」と補えば、道のりは伝わります。練習の前に、下見のメモを見て路線名を1回書いておくと、当日に思い出しやすくなります。うろ覚えの名前を自信ありげに言うより、駅名で道のりを説明するほうが安全です。

乗り換えが2回以上あって、説明が長くなります

乗り換えの回数が多いときは、すべての駅名を並べるのではなく、大きな乗り換え駅を1つか2つに絞ります。「家の最寄り駅からA駅で乗り換えて、B駅で降ります。そこから歩いて7分です」という形です。細かいホームの移動は、聞かれたときに足します。練習では、説明が30秒を超えないように、乗り換えの駅を絞る練習をします。

保護者が車で送る予定ですが、そう言ってよいですか

実際の予定をそのまま話してかまいません。ただし、高校生活では自分で通う日もあるので、そのときの経路も1つ説明できるようにしておきます。車で送ってもらう区間と、電車やバスを使う区間を分けて話すと、通学の全体像が伝わります。学校の決まりで車の乗り入れが制限されている場合もあるので、学校の案内を確かめてから話してください。

通学に1時間以上かかります。不利になりますか

通学時間の長さだけで合否を決めるという共通の基準は、読んだ要綱や募集案内には書かれていません。学校ごとの判断になるので、不利かどうかを決めつけず、事実を正確に伝えたうえで、なぜその学校なのかと、時間をどう使うかを添えます。長い時間を隠すより、下見で測った数字と毎日の計画を話すほうが、質問に答えやすくなります。

確かめる順番

家庭で今週確かめることは、次の順番で進めると抜けが少なくなります。

  1. 受検票と志望校の案内を読み、通学に関する項目を探します。最寄り駅、自転車の決まり、集合時刻の指示をメモします。
  2. 平日の朝、学校に着く時刻から逆算した時間帯に下見をします。家から駅、電車、乗り換え、駅から学校の4つを分けて測ります。
  3. 測った数字を紙に書き、合計と予備の時間を計算します。計算は電卓で一度確かめます。
  4. 遠い学校なら、選んだ理由を1文で書きます。学校でやりたいことと、通学時間の使い方を続けて書きます。
  5. 家族の前で声に出して言い、録音して聞き返します。聞き取れない部分と、質問が変わると詰まる部分を直します。

この順番で進めると、受検票の指示を確かめる前に経路を覚えてしまう、といった抜けを防げます。下見の日は、平日の朝に合わせるのが難しい場合は、学校の始まる時刻と自分の家を出る時刻の関係だけでも確かめておきます。録音を聞き返すときは、声の大きさよりも、道のりの順番が前後していないかを見ます。

個別指導で確かめること

個別指導では、講師が面接官役になって「どうやって通いますか」から質問を始め、乗り換え、雨の日、通学時間の使い方へと質問を足していきます。お子さまの答えを録音し、道のりの順番と数字が合っているかを一緒に聞き返します。答えを暗記させるのではなく、質問が変わっても同じ骨組みで答えられるように、言い換えの練習を重ねます。合格を約束する場ではなく、自分の言葉で説明する感覚を身につける時間として使います。

まとめ

通学方法の答えは、覚えた文章ではなく、実際に歩いて測った道のりと、その時間をどう使うかまでを自分の言葉でつなぐところで決まります。遠い学校を選んだ理由も、道のりの長さの言い訳ではなく、その学校でやりたいことの説明として置いてください。下見の数字と自分の生活がつながると、質問が変わっても答えは崩れません。

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