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中学生の夏休みの勉強計画—中1・中2が宿題と1学期の復習を、休みの表に並べる順番|武蔵野個別指導塾

終業式の夜は部活と帰省の日を先に書き、予備日を週に1日空けてから、宿題を1コマ45〜60分の数に直して入れます。数学36ページなら4ページずつ9コマ、1学期の復習は毎日1コマずつ置けます。
中学生の夏休みの勉強計画は、勉強の欄から埋め始めると崩れます。表へ書く順番は、まず終業式の夜に部活・家の予定・講習のような動かせない日、次に週に1日の予備日と、宿題を入れない最後の週。休みの1日目に宿題を1コマ45〜60分の数に直して残った枠へ入れ、最後に1学期の復習を毎日1コマ置きます。最初の3日で宿題を片づける予定は、書いた夜の自分がいちばん元気だったというだけで、4日目から先の欄を空白にします。
よくあるのは、終業式の夜に作った夏休みの計画表に、最初の3日間で数学の宿題を全部終わらせる予定を書いた中学1年の場面です。宿題のワークは36ページ。1日12ページなら3日で終わると考えて、表の1日目から3日目に「数学12ページ」が並びました。1日目は夕方までかかって12ページを終えました。2日目は午前の部活から帰ると眠くなり、5ページで止まりました。3日目は友だちと出かける約束が先に入っていて、ワークは開きませんでした。4日目の朝、表には19ページの残りと、まだ1行も書いていない英語と国語の欄があります。その日から、表は机の引き出しにしまわれたままになりました。
なぜそうなるのか
塾で相談を受ける夏休みの計画表の崩れ方は、図1の3つの型に分けられます。最初に詰める、予定を書かない、最後に回す。どれも本人の怠けから起きるのではなく、表の作り方から起きます。理由を4つに分けて見ていきます。

1つ目は、表を書いているのが終業式の夜の自分だということです。明日から休みだという夜は、休みがいちばん長く見えて、やる気もいちばん高い夜です。その夜の自分は、2日目の部活の疲れも、3日目に入っている友だちとの約束も、表に入れて考えていません。だから量が前へ寄ります。図1のいちばん上の帯の形です。前に寄せた表は、崩れたときの崩れ方も大きくなります。3日で終えるはずだった数学が4日目に残っても、4日目の欄には何も書いていないので、残りをどこへ入れればいいのかが表から読めません。
2つ目は、動かせない予定を書く前に、勉強の予定を書いていることです。部活の練習日や試合、家族の旅行や帰省、講習、学校の登校日は、勉強より先に日にちが決まっていて、本人の都合では動きません。勉強の欄を先に埋めると、後からこうした予定が勉強の上に重なります。重なった日の分は次の日へ押し出され、次の日は2日分になり、その次の日も押されます。図1の真ん中の帯のように、帰省の週に置いていた分はそのまま次の週へ流れ込み、次の週の山を高くします。
3つ目は、宿題をページの数で見ていて、時間に直していないことです。36ページのワークは、手に持つと薄く見えます。ところが1コマ45〜60分で4ページ進む人なら、36ページは9コマです。たとえば英語・国語・理科・社会・作文まで同じように数えると、宿題の全部で28コマになる、ということが起きます。表に入るコマの数と宿題のコマの数を比べないまま1日の量を決めるので、詰めすぎにも、足りないことにも気づけません。
4つ目は、最後の週を仕上げの週として当てにすることです。図1のいちばん下の帯の形です。最後の週には、提出物をそろえる、休み明けの持ち物を確かめる、といった用事が別に来ます。そこへ宿題の残りが流れ込むと、いちばん先に消えるのは1学期の復習です。宿題には提出の日がありますが、復習には締め切りがありません。締め切りのない物から先に、締め切りのある物に押し出されていきます。
終業式の夜からの手順
手順は6段です。1段目から3段目は終業式の夜に、4段目と5段目は休みの1日目の夜に、6段目は毎週の予備日の前の夜にやります。用意するのは、休み全体が1枚に入る表(壁のカレンダーでも、紙に線を引いた表でもかまいません)と、鉛筆と、1学期のうちに返ってきたテストの答案です。
1段目 宿題の一覧を作り、量を数える
配られた宿題を机の上に全部出し、教科・中身・量・提出の日を1行ずつ書き出します。量はページ数や枚数で書きます。提出の日と提出の形(休み明けにまとめて出すのか、教科の最初の授業で出すのか)は、学校からのお知らせや先生の話で確かめます。わからない物は空欄にせず印を付けておき、登校日や部活で学校へ行く日に聞きます。
たとえば、ある中学1年の一覧がこうだったとします。数学のワーク36ページ、英語のワーク24ページ、国語のプリント12枚、理科のワーク16ページ、社会のワーク16ページ、作文1つ。宿題の量は学校ごとに違うので、ここから先の数は自分の一覧に置き換えてください。一覧は表の横に貼り、休みの間ずっと見える所に置きます。
2段目 動かせない予定を先に書く
休み全体の表に、勉強より先に日にちが決まっている物を書きます。部活の練習日と試合、家族の旅行や帰省、講習、学校の登校日や補習です。登校日や補習があるか、あるなら何日かは、学校の決まりを確かめます。家の予定は家の人に聞いて書きます。本人が知らない家の予定ほど、表を大きく壊します。
書いたら、その日に勉強のコマをいくつ置けるかを決めます。ここでいうコマは、45〜60分のひとまとまりです。部活や講習のある日は2コマ、予定のない日は3コマ、旅行や帰省の日は0コマ。2コマは休憩を除いて90〜120分、3コマは2時間15分〜3時間です。0コマの日も空欄にせず「0」と書きます。空欄の日は、後から何かを詰め込みたくなる日だからです。
3段目 予備日と最後の週を空けておく
次に、週に1日の予備日を決めます。曜日を固定すると覚えやすいので、たとえば日曜を予備日にします。予備日には新しい予定を入れません。入れてよいのは、その週に終わらなかったコマだけです。
もう一つ、休みの最後の週には宿題を入れません。最後の週は、宿題の見直しと提出物の確認、1学期の復習の続き、2学期の最初の単元の教科書を1回読むことに使います。宿題を終える目標は、最後の週に入る前の日です。休みが5週間なら4週目の終わり、4週間なら3週目の終わりになります。休みの長さも学校ごとに違うので、自分の休みで数えてください。
4段目 宿題を「コマ」に直して、残った枠に入れる
休みの1日目は、量を測る日です。数学のワークを1コマ解き、丸つけと直しまで済ませて、何ページ進んだかを数えます。英語のワークも同じように測ります。ほかの教科は、最初に開いた日に測ります。丸つけと直しを含めて測るのは、ページだけ進めて丸つけを後へ回すと、1コマで進む量を多く見積もってしまうからです。
たとえば、どの教科も1コマでおよそ4ページ(国語のプリントは4枚)進んだとします。1段目の一覧をコマに直すと、数学36ページは9コマ、英語24ページは6コマ、国語12枚は3コマ、理科16ページと社会16ページは4コマずつ、作文は下書きと清書で2コマ。合わせて28コマです。
次に、表に置ける宿題のコマを数えます。1日のコマのうち1つは5段目の復習に使うので、宿題に使えるのは、部活の日は1コマ、予定のない日は2コマです。部活が週3日、予定のない日が週3日、予備日が1日の週なら、宿題のコマは1コマ×3日と2コマ×3日で9コマ。帰省の3日がある週は、残りが部活の日2日・予定のない日1日・予備日1日なので4コマです。宿題を入れる4週を足すと、9と9と4と9で31コマ。28コマの宿題が入り、3コマ余ります。
図2は、帰省の無い1週間の表を、この順番で埋めたところです。灰色の部活の日を書き、橙の予備日を空け、紺の宿題を入れ、最後に緑の復習を入れています。復習のコマが各日のいちばん上にあるのは、埋めるのは最後でも、1日の中では最初にやるからです(5段目で書きます)。

入れるときは、予定のない日の2コマを同じ教科で続けないようにし、数学と英語は休みの前半から後半まで散らします。数学の9コマが最初の1週に固まると、場面の表と同じことがまた起きます。表を作る段階で宿題の合計が枠に入りきらないときは、復習のコマを削らずに、予定のない日のうち何日かに宿題を1コマ足して、そこで表を決めます。
5段目 1学期の復習を、毎日1コマ入れる
復習の単元は、1学期のうちに返ってきたテストの答案から選びます。×が付いた問題を教科ごとに見て、同じ単元に×が集まっている所を拾います。通知表が出る学校なら、評価の低かった教科も見ます。選ぶのは、数学と英語から2単元ずつ、理科と社会から1単元ずつ、合わせて6単元です。数学と英語を多くするのは、2学期の授業が1学期の内容の上に積まれていく教科だからです。
1単元には3〜4コマを使います。1コマ目は教科書の例題を、答えを隠して解きます。2コマ目は答案とワークの×の問題を解き直します。3コマ目と4コマ目は、同じ単元の問題を時間を計って解き、まだ×が残るかを確かめます。宿題のワークと同じページを解くことになるときは、宿題の答えが書き込まれていないかを先に見ておきます。
復習のコマは、その日の最初に置きます。宿題は提出の日があるので後ろへ回しても消えにくいのに対し、復習は後ろへ回すと、その日の疲れと一緒に消えます。5週間の休みなら、復習のコマは5週で27あります。6単元に3〜4コマずつ使っても、まだ余りが出ます。
6段目 予備日の前の夜に、表の線を数える
終わったコマには、表の上で線を引きます。線を引くのは、丸つけと直しまで終わったときだけです。予備日の前の夜に、その週の線を数えます。残ったコマがあれば予備日へ移し、無ければ予備日はそのまま休みにします。
予備日に入りきらない週が2週続いたら、表を作り直さずに割り直します。残っているページを、最後の週の前までに残っている宿題のコマの数で割り、教科ごとのコマを決め直します。たとえば3週目が終わった時点で数学が12ページ残り、4週目に宿題のコマが9あるなら、数学に3コマ(4ページずつ)を入れ、残りの6コマにほかの教科を入れます。割り直しても入らないときは、4段目と同じように予定のない日のいくつかに宿題を1コマ足します。最後の週には入れません。新しい表を一から書くと、書くことだけで1コマが消えます。
学年と時期で変わるところ
中1の夏休みは、中学で初めての長い休みです。小学校の夏休みと違い、宿題は教科ごとに別の先生から出て、提出の日も形もばらばらです。中1にいちばん効くのは1段目の一覧で、ここが抜けると、ほかの段が空回りします。部活に入って最初の夏でもあり、夏の練習の予定が終業式の頃にやっと配られることもあります。復習の単元は、数学なら正の数・負の数や文字の式のような1学期に習った単元のうち答案で×が多かった所、英語なら1学期に習った文の形のうち語順を間違えた所が候補になります(どこまで進んだかは学校によって違います)。
中2になると、部活によっては先輩が引退した後に練習の日が増え、部活の日の2コマ型が表の多くを占めます。宿題に使えるコマが中1の夏より少なくなるので、4段目の割り算で枠が足りないことに早く気づけるかどうかが分かれ目です。復習の6単元のうち1〜2単元は、中1の単元にしてかまいません。中2の問題で×が付いた理由が、中1で習った所にあるときです。たとえば中2で習う連立方程式の計算で×が続くとき、原因が中1の方程式の移項にあることがあります。中3の夏休みは高校受験に向けた組み方に変わるので、宿題と復習を自分の表で回す練習ができるのは、中2の夏までです。
時期で変わるのは、休みに入る前と、休みの中の3つの時期です。休みに入る前、テストの答案が返ってくる頃は、答案を捨てずに1つの袋にまとめておくことが、5段目の材料を残すことになります。休みの前半(1週目と2週目)は、1日目に量を測り、予備日の使い方に慣れる時期です。前半を表どおりに回せると、後半で少し崩れても戻せます。中盤は帰省やお盆の頃で、家の予定が集まりやすく、0コマの日が続きます。図3の3週目のように、宿題のコマが減る週を最初から表に書いておけば、その週に遅れが出ても慌てずに済みます。最後の週は宿題を入れず、見直しと2学期の準備に使います。休み明けにテストがあるか、宿題をいつ出すかは、学校の決まりを確かめます。

ふだんとの違いも一つあります。1学期の平日は、時間割と毎日の宿題が、1日の予定を決めてくれていました。夏休みはそれが無くなり、自分の表が時間割の代わりになります。だから表は、朝に見てすぐ今日のコマがわかる形にしておきます。図3のように週ごとのコマの数が見えていれば、今日が表のどこにいるのかを毎朝確かめられます。
よくある失敗と直し方
1つ目は、遅れた分を、次の予定のない日に積んで取り返そうとすることです。2コマ遅れたから明日は宿題を4コマにする、と決めると、明日の表が崩れ、明後日にまた遅れが出ます。遅れが表の上に見えるのがつらくて、その日のうちに消したくなるのが理由です。直し方は、遅れを予備日にだけ移すことです。翌日のコマの数はその場で変えません。予備日で入りきらない週が2週続いたら、6段目の割り直しをして、表の上で決め直します。
2つ目は、残りの無い予備日に、次の週の宿題を進めてしまうことです。空いた1日がもったいなく見えるからですが、前に出した分だけ、次の週の表と実際の進み方がずれます。ずれた表では、線の数を数えても、遅れているのか進んでいるのかが読めなくなります。直し方は、残りの無い予備日を休みにすることです。どうしても机に向かいたい日は、5段目の復習の単元の続きを1コマだけ進めます。宿題は前に出しません。
3つ目は、復習のコマで1学期の教科書を最初のページから読み直すことです。どこが穴なのかを答案で確かめていないので、全部やれば安心な気がして、最初から始めてしまいます。最初の数ページはわかる所なので進みは速いのですが、×の付いた単元にたどり着く前に休みが終わります。直し方は、5段目のとおり答案の×から6単元を選び、その単元のページだけを開くことです。答案をなくしたときは、学校のワークの1学期の範囲で×の多いページを、答案の代わりに使います。
よくある質問
中1で、部活や講習の予定がまだ決まっていないときはどう書けばいいですか
決まっていない予定は、鉛筆で書いて「未定」の印を付けます。その日のコマの数は、ひとまず部活の日と同じ2コマにしておきます。予定が決まって何もない日だとわかったら、そこで3コマに書き直します。少なめに置いておけば、決まったときに足すだけで済み、消して詰め直す手間がかかりません。予定の多くが未定のうちは、表を細かく書くのは最初の1週だけにし、2週目から先は週ごとの宿題のコマの数だけを書いておくと、書き直しが少なくなります。
中2の夏休みは、中1の内容までどこまで戻って復習すればいいですか
戻るのは、中2の単元の×の理由が中1の単元にあるときだけで、戻る先も、その理由になった単元だけです。やめどきは、戻った単元の教科書の例題が、答えを隠して解けるようになったときです。そこで中2の単元へ帰り、×が付いた問題を解き直します。中1の範囲を全部やり直そうとすると、6単元の枠を超えてしまい、2学期の授業の土台になる中2の1学期の復習のほうが残ってしまいます。
夏休みの計画表は、1日を時刻で区切って書いたほうがいいですか
時刻を書くのは、部活や講習のように時刻が決まっている物だけにします。勉強のコマは「1コマ目 復習・数学」のように順番と中身だけを書き、時刻は書きません。9時から10時は数学、と時刻で区切った表は、朝の起きる時刻が30分ずれただけで、その日の欄が全部ずれます。順番で書いた表なら、始まりが遅れても1コマ目から順に進めれば済みます。ただし、起きる時刻が日によってばらばらな週は、1コマ目を始める時刻だけを決めて、表の上の端に書いておきます。
保護者が手を貸すなら
お子さまの表づくりで手を貸すなら、2段目の動かせない予定の段です。旅行や帰省、家の用事の日は、お子さまより家の人のほうがよく知っています。終業式の夜に、その日にちだけを一緒に書き込んでください。そこから先の宿題と復習の割り振りは、お子さまに任せます。休みの間に見るのは、予備日の前の夜の線の数だけで足ります。残りが多い週も「なんで終わってないの」ではなく「予備日に入りそう?」と聞くと、表の使い方を一緒に確かめる話になります。宿題の中身や答えを毎日のぞき込むより、週に1回、表の前で数分話すほうが、お子さまが自分で表を回す手ごたえにつながります。帰省や旅行の日が後から決まったときは、その日のうちにお子さまの表にも書き足してもらうよう一言添えておくと、2段目で作った表が休みの最後まで使えます。
個別指導で確かめること
夏休みに入る前に、1学期の答案と宿題の一覧を見せてもらい、復習の6単元をどれにするかを一緒に決めます。中2なら、×の理由が中1のどの単元にあるかまで戻って確かめ、戻る単元を1〜2個に絞ります。部活の夏の予定表が配られていれば一緒に見て、宿題のコマが枠に入るかをその場で数えます。休みの途中では、予備日の前の線の数と、割り直したページの数を見て、最後の週に宿題が流れ込んでいないかを確かめます。
まとめ
3日で12ページずつと書いた表は、4日目に19ページの残りを抱えて引き出しへ消えました。同じ36ページのワークでも、部活と帰省の日を先に書き、予備日を空けた表の上では、4ページずつ9つのコマに分かれ、毎日の復習の1コマの後ろに並んで、4週目のうちに最後の線が引かれます。
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