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共通テストの成績開示はいつか—成績の閲覧の申し込みと4月の期間、大学が開示する成績|武蔵野個別指導塾

令和9年度試験の点は、出願で閲覧を頼んだ人だけが2027年4月1日10時から4月30日17時までマイページで見られ、頼まなかった人にもセンターへ書面で請求する道が残っています。
令和9年度試験(2027年1月16日・17日)の自分の点を見られる最初の日は、2027年4月1日(木)の10時です。見られるのは、出願のときに成績の閲覧を「希望する」と登録し、300円を検定料と一緒に払った人だけで、場所は共通テスト出願サイトのマイページ、締め切りは4月30日(金)の17時です。センターから成績の書類が郵便で届く仕組みはありません。閲覧を頼まなかった人には、大学入試センターへ書面で開示を請求する道と、大学が4月1日以降に自分の判断で開示する道が残っています。
自分の点にたどり着く道は三つあり、郵便の道はありません。令和9年度の文書でそろえると次のとおりです。
| 道 | 令和9年度試験の場合 | 出どころ |
|---|---|---|
| センターの成績の閲覧 | 出願時に希望して300円を払った人だけ。2027年4月1日(木)10時〜4月30日(金)17時にマイページでPDFを見て保存する | 令和9年度 実施要項 17・受験案内 B4 |
| 郵送の成績の書類 | 送られない | センター 共通テストQ&A 10 |
| 大学による開示 | 大学がセンターから受け取った成績を、大学の判断で本人に。時期は2027年4月1日(木)以降 | 令和9年度 実施要項 14(6) |
| センターへの開示請求 | 書面(郵送か来所)で1件300円。開示するかを原則30日以内に決める。点は科目ごと | センター「保有個人情報開示請求」の頁 |
よくあるのは、3月の夕方、合否の知らせを見たあとの台所という場面です。結果の画面を閉じたお子さまが「何点足りなかったんだろう」とつぶやき、母親がスマートフォンでマイページにログインしてみます。けれども成績の閲覧が始まるのは4月1日です。手元にあるのは、問題冊子の表紙に鉛筆で書き込んだ自己採点の控えだけで、マークを写し間違えていないかは誰にも言い切れません。二人が本当に知りたいのは、センターが実際に採点した科目ごとの点です。
4月1日の朝10時に開く、出願で頼んだ人だけの画面
令和9年度の実施要項は、成績の閲覧を、出願のときの本人の希望にもとづいてマイページで見られるようにする仕組みとして定めています。期間は2027年4月1日(木)から4月30日(金)までで、時刻まで書いた受験案内では10時から17時までです。4月30日の17時は、共通テスト出願サイトのマイページそのものの利用期間が終わる時刻でもあり、閲覧はそこで閉じます。
画面で見られるのは、受験した科目名、試験日、科目別の得点、科目ごとの段階表示です。段階表示は1から9の9段階で、点の低い方から順に1、2と数え、9がいちばん上の区分です。国語は、近代以降の文章と古典(古文、漢文)という分野ごとの得点も示されます。英語は、リーディングとリスニングに分けた得点と段階表示です。地理歴史・公民か理科を2科目受けた人は、解いた順に第1解答科目と第2解答科目に分けて出ます。4つの基礎の範囲から2つを選ぶ理科の科目と『地理総合/歴史総合/公共』は、選んだ範囲ごとの得点と段階表示も並びます。形はPDFで、受験案内は、必要なら端末にダウンロードして保存するよう書いています。
共通テストの成績開示の料金にあたるのが、この閲覧の手数料300円です。令和9年度の受験案内の表では、3教科以上で閲覧を希望すると18,300円、希望しないと18,000円、2教科以下ならそれぞれ12,300円と12,000円でした。支払いには、方法を問わず188円の手数料が別にかかります。閲覧の希望は、出願内容の確認・訂正の期間(2026年10月9日〜16日)までなら、300円を足して「希望する」に変えることも、300円を返してもらって外すこともできました。その期間の後に直せるのはメールアドレスやパスワード、氏名や生年月日などに限られ、閲覧の希望は入っていません。いまの高3にとって、閲覧を頼むかどうかの選択は10月16日で締まっています。
「共通テストの成績通知はいつ届くのか」と聞かれることもあります。センターのQ&Aは、閲覧を希望した人についても「成績の郵送は行っていません」と答えています。同じQ&Aの英文の成績証明書の項目では、申し込みに添える物を、令和7年度試験までは成績通知書のコピー、令和8年度試験以降はマイページから取った成績を印刷した物、と書き分けています。成績通知という紙を待っていても、令和9年度試験の点は届きません。
大学の側はどうでしょうか。センターは志望校へ、令和9年度試験の成績を2027年2月2日(火)以降に提供します。実施要項は、提供を受けた大学がその個人の成績を大学の判断で本人に開示してよいとし、開示の時期を2027年4月1日(木)以降と決めています。文部科学省の令和9年度の実施要項も、大学に受験者本人への成績開示に努めるよう求めています。努めるという書き方なので、開示するか、何の点を出すか、どう申し込むかは大学ごとに決まります。
三つ目の道が、個人情報の保護に関する法律にもとづく保有個人情報開示請求です。センターの頁は、誰でもセンターが持っている自分の個人情報の開示を請求できると書き、共通テストの成績用と答案用の請求書の様式を置いています。出し方は書面で、郵送か窓口への来所です。手数料は1件300円で、成績と答案は別の文書なので両方なら2件で600円になり、年度が違えば年度ごとに1件と数えます。開示するかどうかは、請求書を受け付けた日の翌日から原則30日以内に決めて知らせる決まりで、その日のうちには出ません。開示される点は受けた科目ごとで、同じ頁のよくある質問には「設問ごとの点数は開示されません」とあります。
図1のように、閲覧を頼むかを決めた秋から画面が開く4月までは、5か月半ほど空きます。そのあいだに本試験があり、大学は2月から点を受け取りますが、本人の手元に公式の点が届く時期は、閲覧も大学の開示も4月に入ってからです。

頼んだかどうかは、マイページの出願内容と払った金額で確かめる
3月に慌てないために、11月のいまの高3が見ておく所は四つあります。一つ目はマイページの出願内容です。出願の画面では、受験する教科を選ぶ流れの中で、成績の閲覧の希望の有無も選ぶ形になっていました。出願内容を開いて、その欄が「希望する」になっているかを見ます。
二つ目は、払った金額の記録です。画面で確かめにくいときは、クレジットカードの明細か、コンビニやPay-easyで払った控えを探します。たとえば、国語・外国語(英語)・数学・地理歴史の4教科で出願したなら区分は3教科以上で、手数料の188円を含めて18,488円を払っていれば閲覧を頼んでいて、18,188円なら頼んでいません。2教科以下の区分なら、12,488円が頼んだ形、12,188円が頼まなかった形です。訂正の期間に閲覧を足した人は、それとは別に300円と手数料188円で488円を払った記録が残ります。金額は300円ずつ違うので、数字を見れば迷いません。
三つ目は、マイページに入るためのメールアドレスです。受験案内は、高校から付与されたメールアドレスをユーザIDにしている人に、4月1日以降も使えるかを前もって確かめるよう書いています。メールが受け取れないと、ログインできないことがあるからです。卒業の後にそのアドレスがいつまで使えるかは、高校の先生に聞くのがいちばん早く、使えなくなるなら、マイページの「メールアドレス変更」で卒業前に自分のアドレスへ移します。メールアドレスとパスワードは、出願内容の訂正の期間が過ぎた後もいつでも直せる項目です。
四つ目は、受験票です。受験票は大学の個別の試験の当日や入学の手続でも要ることがあり、受験案内は試験の後も大切に保管するよう求めています。成績の面でも二つの場面で効いてきます。一つは、翌年以降に前の年の成績を使う大学へ出すとき、過年度成績請求票と一緒に、その年度の受験票が要ることです。もう一つは、センターへ成績や答案の開示を請求するとき、受験票のコピーがあれば添えるよう頁に書かれていることです。無い場合は、出身の高校、試験場、受験した当時の住所などを請求書の余白に書きます。
閲覧を頼まなかったとわかった人は、志望校の募集要項や入試の案内で、大学による成績開示の扱いを読んでおきます。見る項目は、開示をするか、いつからいつまでか、申し込みの方法と費用、共通テストの点だけか大学の試験の点も含むか、の四つです。答えは大学ごとに決まるので、受けた大学の数だけ書き出します。
保護者の方へ。閲覧の画面はお子さまのマイページにあるので、4月にお子さまと一緒に開くのが近道です。センターへの開示請求は、原則として本人が出します。未成年の法定代理人か、本人に委任された代理人なら代わりに出せますが、戸籍謄本や委任状などの書類が加わります。在学する高校への出願情報の提供に同意していれば、閲覧の希望の有無も高校へ伝わる項目に入っているので、高校の先生に聞いてみる手もあります。
3月の合否から4月30日の夕方までの段取り
公式の点を手元に残すまでの順番を、時期ごとに並べます。
- 試験の後、問題冊子は持ち帰る決まりなので、自分の答えを書き込んだ冊子を捨てずに科目ごとにまとめます。表紙に書いた自己採点の点は、科目名と並べて1枚の紙に写しておきます。4月に公式の点と並べるための控えです。
- 3月、卒業式の前に、マイページへログインできるかを一度試します。高校のメールアドレスを使っているなら、ここで変えます。受験票の置き場所も、このとき決めます。
- 4月1日(木)10時を過ぎたら、マイページの成績の閲覧からPDFを開き、端末に保存します。保存先は二か所にし、紙にも1枚刷っておきます。センターのQ&Aは、英文の成績証明書を頼むときに、マイページから取った成績を印刷した物を送る手順を書いているので、紙の1枚は後で使い道があります。
- 自己採点の控えと、PDFの科目別の得点を並べて、差を書き出します。たとえば、情報Iを自己採点で72点と見ていたのに、PDFでは69点だったとします。3点の差は、問題冊子への写し間違いか、マークの位置のずれのどちらかです。どちらかを確かめたい人は、センターへの開示請求で答案のコピーを求める道があり、成績とは別の1件として数えます。
- 次の1年を決める人は、点を分けて読みます。たとえば、英語でリーディング58点、リスニング71点なら、差の13点はリーディングの側にあります。国語が200点中128点で、近代以降の文章が110点中80点なら、古典は90点中48点です。割合にすると近代以降の文章は約73%、古典は約53%で、時間を足す先は古典に決まります。
- 4月30日(金)17時までに、保存したPDFが開けるかをもう一度確かめます。この時刻を過ぎると、マイページそのものが使えなくなります。
- 閲覧を頼まなかった人は、センターの保有個人情報開示請求の頁から、共通テストの成績用の請求書を取り、請求する年度を書きます。郵送で出すなら、請求書、本人確認書類のコピー、請求の30日以内に作られた住民票の写し(個人番号の載っていない物)、1件300円分の定額小為替証書などの手数料、あれば受験票のコピーをそろえます。開示が決まると通知が届き、その日から30日以内に開示の実施方法の申出書を出します。写しを郵便で受け取るなら、郵送料分の切手を同封します。手続でわからない所があれば、出す前に窓口へ電話で相談できます。
- 受けた大学が成績開示をしている場合は、4月1日以降、その大学の案内に書かれた期間と方法で申し込みます。
図2のように、最初の分かれ道は「出願で閲覧を頼んだか」の一つだけです。頼んだ人は4月のマイページで、頼まなかった人はセンターへの書面か、大学の案内で、自分の点にたどり着きます。

翌年にもう一度受ける人には、もう一つ見ておく所があります。令和9年度の入試では、令和6〜8年度の共通テストの成績を使う大学があり、使うには過年度成績請求票と、その年度の受験票が要ります。令和10年度の入試でどの年度の成績が対象になるかは、令和10年度の受験案内と大学の募集要項が出てから確かめます。保存したPDFは、どの科目を伸ばすかを決める材料で、出願の書類そのものではありません。
いまの高2の番は、令和10年度の試験です(本試験は2028年1月の15日と16日)。その年度の受験案内はまだ出ておらず、閲覧の申し込みの欄があるか、手数料がいくらかは公表されていません。令和9年度の仕組みでは、閲覧を頼むかどうかは出願の画面で教科と一緒に選びました。来年の出願の画面を開く前に、受験案内のその欄を最初に読み、4月に自分の点を見たいかを決めておきます。
「成績は封筒で届く」「あとから頼める」という思い込み
一つ目は、成績が封筒で家に届くという思い込みです。センターのQ&Aのとおり、成績の郵送は行われていません。閲覧はPDFで見る形で、保存しなければ5月には手元に何も残りません。郵便で受け取れるのは、センターへ開示請求を出して、写しの送付を選んだ場合です。
二つ目は、出願の後でもあとから閲覧を頼めるという思い込みです。閲覧の希望は、出願内容の確認・訂正の期間を過ぎると変えられません。一方、開示請求は出願と関係なく出せる手続で、センターの頁のよくある質問には、昨年度と一昨年度の成績をまとめて請求する場合の数え方(年度ごとに1件)まで載っています。4月を逃しても、点を確かめる道が閉じるわけではありません。
三つ目は、開示を頼めば、どの設問で何点落としたかまでわかるという思い込みです。開示請求で出るのは科目ごとの点で、設問ごとの点は出ません。閲覧も、科目ごとの点に、国語の分野、英語のリーディングとリスニング、基礎の範囲といった区分が加わるところまでです。どの設問を落としたかは、センターが発表した正解と、自分の答えを書き込んだ問題冊子、必要なら答案のコピーを照らして自分で割り出します。
四つ目は、閲覧の点がわかれば何点足りなかったかもわかるという思い込みです。閲覧に載るのは自分の点と段階表示までで、大学の側の数字はありません。足りなかった差を出すにはその数字が要り、それを出すかどうかは大学が決めます。保護者の方が電話で代わりに聞けるわけでもなく、センターへの開示請求は書面だけで、電話やメール、FAXでは受け付けていません。
図3は、閲覧と開示請求でできることとできないことを並べた表です。二つの道は頼む時期と受け取り方が違い、どちらからも設問ごとの点は出てきません。

確かめる先と聞き方
4月の閲覧に間に合うかどうかは、どの文書のどの欄を、誰に聞くかでほぼ決まります。成績にたどり着く道ごとに、開く先と聞くことを並べます。
- 令和9年度の受験案内(28ページの成績の閲覧): 見られる中身と、2027年4月1日10時から4月30日17時までという期間。
- マイページの出願内容か、検定料を払った記録: 成績の閲覧の希望が登録されているか。払った額が18,488円か18,188円か(3教科以上の場合)。
- 高校の先生: 卒業した後も学校のメールアドレスが使えるか、いつまで使えるか。出願情報の提供に同意していれば、閲覧の希望の有無が高校に伝わっているか。
- 志望校の募集要項と入試の案内: 大学による成績開示をするか。申し込みの期間と方法、費用、共通テストの点のほかに大学の試験の点も出るか。
- 大学入試センターの開示請求の窓口: 令和9年度の成績の開示請求を受け付けるのはいつからか。答案のコピーはどの形で届くか。郵送で出すときにそろえる書類。
- 大学入試センターの志願者問合せ専用電話(受験案内の裏表紙): 4月にマイページへログインできないとき、どうすればよいか。
- いまの高2は、令和10年度の受験案内: 成績の閲覧の申し込みの欄があるか、手数料はいくらか。
個別指導で確かめること
塾では、閲覧で保存したPDFと、問題冊子に残した自己採点の控えを机に並べ、科目ごとの差と段階表示を1枚の表に書き写します。差が出た科目は、冊子に書いた答えの番号とセンターの正解を1問ずつ照らし、写し間違いかマークの迷いかを分けます。そのうえで、リーディングとリスニング、近代以降の文章と古典の点の割合から、次の1年の週の時間をどこに足すかを決めます。過去問を解いた日の得点の表が残っていれば、本番の点がその並びのどこに入ったかも、同じ紙に書き込みます。
まとめ
合否の知らせが来る3月には、公式の点はまだ受験生の手元にありません。閲覧を頼んだ人は4月のマイページから、頼まなかった人はセンターへの書面か大学の案内から、自分の点を取りにいきます。「あと何点」という引き算の片側は、センターが採点した自分の科目別の得点で、4月の画面か書面の請求を通さないと、その数字は家の中に入ってきません。
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