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穎明館中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

穎明館中学校の2027年度は2月1日から4日に5回、一般の4科320点と4科総合の200点という2つの形で試験があります。配点の違い、小4からの準備の順番、併願の日の並びを八王子の学校の募集要項で確かめたうえで並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都八王子市館町2600 |
| 最寄り駅 | 高尾駅(JR中央線・京王高尾線)南口からバスで約15分(直行便は約10分)、橋本駅(JR横浜線・相模線、京王相模原線)北口からスクールバスで約25分 |
| 共学・別学 | 共学。高校からの募集をしない中高一貫校 |
| 試験の日程 | 2027年2月1日午前(第1回)、2月1日午後(第2回)、2月2日午前(第3回)、2月2日午後(第4回)、2月4日午前(第5回) |
| 科目 | 第1回・第3回は一般入試の4科(国語・算数・理科・社会)。第2回・第4回・第5回は4科総合入試(総合Ⅰと総合Ⅱ)。第1回にはグローバル入試(国語・算数・英語)と帰国生入試(国語・算数・面接)もある |
| 確かめた年度 | 2027年度の生徒募集要項(学校が2026年4月に作成したもの) |
よくあるのは、願書を取り寄せた週末、食卓に募集要項を広げてみたら、2月1日の欄に「第1回」の文字と「午前」「午後」の2つの枠があり、ページをめくるほど回の数が増えていって、家族の誰も最初の一言が出てこない、という場面です。5回ある試験は、よく見ると「一般」と「4科総合」の2種類に分けられます。この2種類の違いを先に押さえると、要項の表が急に読みやすくなります。
入試のかたち
2027年度の募集要項によると、穎明館中学校の一般入試は2月1日午前の第1回と2月2日午前の第3回の2回で、科目は国語・算数・理科・社会の4科です。試験時間と配点は、国語が50分で100点、算数が50分で100点、理科が30分で60点、社会が30分で60点、合計320点です。当日は8時30分に集合し、国語、算数、理科、社会の順に進んで、12時20分に退場がはじまります。募集人数は第1回が50名、第3回が40名です。
もう1つの形が4科総合入試で、2月1日午後の第2回、2月2日午後の第4回、2月4日午前の第5回に行われます。国語と社会を合わせた「総合Ⅰ」が50分で100点、算数と理科を合わせた「総合Ⅱ」が50分で100点、合計200点です。総合Ⅰの内訳は国語60点と社会40点、総合Ⅱの内訳は算数60点と理科40点で、問題用紙は2教科が1冊にまとまり、解答用紙は教科ごとに別です。募集人数は第2回が40名、第4回が30名、第5回が20名です。午後の回の集合は15時で、第5回だけ午前の8時30分集合です。

図1のように、同じ4教科でも2つの形では配点の重心が違います。一般入試では国語と算数が各100点で全体の6割あまりを占め、理科と社会は各60点です。4科総合では国語と算数が各60点、理科と社会が各40点で、国語と算数の比重は一般入試と同じ6割ですが、1教科あたりの時間が短くなります。要項の出題方針の節には、4科総合は「4科の問題量・解答時間を一般入試の6割程度としたもの」と書かれていて、算数は一般入試に準じた出し方で分量が6割程度、理科と社会は一般入試の大問を簡略化した形です。総合Ⅰの国語は論説か随筆の読解が45点、語句が5点、漢字が10点という内訳も公表されています。
教科ごとの出題の形も要項に載っています。一般入試の国語は小説と論説が各45点でそれぞれ10問程度、漢字の書き取りが5問で10点です。小説と論説のどちらにも25字から80字程度の記述が2題から3題あり、配点は高めに設定されています。算数は計算問題が4問から5問、小問が4問から5問、大問が3つから5つで、全部で17問程度、配点はほぼ均等です。大問の最後の問題には途中の計算や考え方、図を書かせる記述式が含まれます。理科は物理・化学・生物・地学の4分野から出て、実験や観察の結果から考える問題が多く、計算、記述、絵を描く問題も混ざります。社会は歴史と地理が各30点で設問が各15問前後、公民や時事の問題も入り、都道府県名や県庁所在地、歴史上の人物名などは漢字で答える指定があります。
第1回にはグローバル入試と帰国生入試もあります。グローバル入試は国語・算数・英語の3科で各100点、英語は50分でリスニングと自由英作文はなく、学校は実用英語技能検定3級レベルの問題を出すと書いています。第1回のグローバル入試で不合格となった場合は第3回を国語と算数だけで再受験し、英語は第1回の得点が使われます。帰国生入試は国語と算数に日本語での面接が加わり、海外での在学証明書などの書類を郵送する必要があります。
出願はすべてインターネットで、2027年1月10日の0時から受け付けがはじまります。締め切りは、2月1日の回が1月31日の11時、2月2日の回が2月1日の23時59分、2月4日の回が2月3日の23時59分です。受験料は1回分が25,000円で、複数回を出願するときは1回ごとに5,000円が加算されます。合格発表はその日のうちに学校のホームページで行われ、午前の回が19時、午後の回が22時、第5回が15時です。入学手続きは2月10日の11時までで、入学金300,000円を振り込んだ時点で完了します。
学校が公表している方針
学校が公式サイトに掲げる建学の精神は「国際社会に羽ばたく真のリーダーの育成」です。教育理念の説明では、学校生活の中で役割を任され、責任感とリーダーシップを身につけ、自分で考えて行動できる力を養うことが語られています。入学者の受け入れ方針としては、挨拶ができ、好奇心が強く、挑戦する気持ちや素直さ、思いやりを持ち、人の話をよく聞いて考えられる児童を求める、という趣旨が書かれています。
募集要項の出題方針の節も、この考え方と一続きです。入試問題は「学校の顔」であり、建学の精神と受け入れ方針に従って作ってきたと述べたうえで、2027年度も知識のみならず思考力・判断力・表現力を問う問題を出すとしています。問題の難しさについては、どの教科も受験者の平均が6割、合格者の平均が7割前後になるように作るという目安まで学校が明かしていて、要項のこの一節は、家庭で過去問を解いたあとの点の見方の物差しになります。
学習の進め方として要項に書かれているのは、中学の内容を中学2年の終わりまで、高校の内容を高校2年の終わりまでに基礎として身につけるというペースです。中学3年からはアドバンストクラスが1クラスとスタンダードクラスが4クラスに分けられ、毎年クラス替えがあります。放課後の学習支援としてEMK未来サポートという仕組みがあり、中学1年と2年は全員が登録して、週に1回ずつ英語と数学の小テストを受けることになっています。学校改革の名前はEMK未来プロジェクトで、探究学習、グローバル教育、ICTの活用などが柱として挙げられています。2025年に創立40周年を迎え、2007年に高校での募集をやめて中高一貫の形になった経緯も、学校の沿革のページで読めます。
準備の進め方
穎明館中学校の試験は、一般入試でも4科総合入試でも4教科を全部使います。どちらの形を受けるにしても、4教科をまんべんなく、しかも記述に耐える形で育てることが準備の軸になります。図2のように、小4、小5、小6で力を入れる場所を変えていきます。

小4で作るのは、毎日の計算と漢字の習慣です。算数の第1問は計算が4問から5問、国語の第3問は漢字の書き取りが5問と、要項に形が公表されています。この2つは配点こそ大きくありませんが、落とすと取り返しがきかない種類の問題です。朝の10分に計算を5問、寝る前の10分に漢字を10字と決めて、間違えた問題は翌日にもう一度解きます。読書も小4の仕事です。国語の対策として要項は、多くの文章に触れて正確に読み、何が書いてあるかをまとめる訓練を勧めています。物語だけでなく新聞の短い記事を読んで、ひと言で内容を言わせるところからはじめると、小5以降の論説文の読み方につながります。
小5は4教科を一巡させる年です。算数は、要項が挙げている整数、割合と比、速さ、平面図形と立体図形、規則性と場合の数、つるかめ算などの特殊算を、単元ごとに基本の解き方を固めてから次へ進みます。大問は(1)が導入で(2)(3)と難しくなる、と学校が明かしているので、家庭では(1)を確実に取る練習から入り、(2)で止まったら(1)の答えをどう使うかを一緒に考えます。理科は実験と観察の結果から考える問題が多いと書かれていますから、小学校の実験で自分の結果をノートにまとめる、台所や庭で見つけた現象を一言メモしておく、という日常が準備になります。社会は歴史と地理が各30点で、人物の業績だけでなくその時代の特徴をまとめる、できごとの原因と結果をまとめる、文化財の写真をよく見る、都道府県の説明文から県名を当てる、統計表から産物を読む、と要項が具体的に示しています。白地図と年表を壁に貼り、週に1つずつ埋めていくだけで、小5の終わりには一巡します。漢字で答える指定があるので、県庁所在地や人物名は読めるだけでなく書けるようにしておきます。
小6の前半は、記述の形に慣れる時期です。国語の25字から80字の記述は、本文の言葉を使って「誰が、何を、なぜ」を順に並べれば骨組みができます。字の数の指定に収めるために、まず長めに書いてから削る練習を週に2題ずつ行います。算数の記述式の問題は、途中の計算と考え方を書く欄があるので、答えだけ出す癖を直して、式と一言の説明を残す形に変えます。社会にも数十字の記述があり、理科には絵を描く問題があります。どの教科でも「書いて答える」場面が待っていると知っておくと、小6の秋に慌てません。
小6の秋からは過去問を時間で解きます。一般入試は国語50分、算数50分、理科30分、社会30分、4科総合は総合Ⅰと総合Ⅱが各50分と、時間の形が違います。最初の1回は時間を計らずに解いて、どこで手が止まるかを見ます。2回目から本番と同じ時間で解き、終わったら解けなかった問題を「知らなかった」「知っていたが時間が足りなかった」「読み違えた」の3つに分けます。3つ目の読み違えが多い教科は、設問の下線を引く練習に戻ります。4科総合を受ける予定があるなら、2教科が1冊になった問題用紙で、国語と社会、算数と理科の順番を自分で決めて時間を配る練習も必要です。午後の回を受ける日は、午前の試験のあと学校の食堂で待つことになるので、昼食をはさんで2回解く日を家で1度作っておくと、当日の体の感じがわかります。
併願の考え方
穎明館中学校の回の並びは、図3のように2月1日と2月2日が午前と午後の2回ずつ、2月4日が午前の1回です。この並びを読むときの鍵は、要項に書かれた2つの決まりです。1つは、2月1日の合格者は2月2日の入試を受けられないこと。もう1つは、2月1日と2日の合格者が特待生を希望するときに限って、2月4日の試験を受けられることです。学校は各試験の成績優秀者を合計18名以内の範囲で初年度の授業料免除の候補にする、と公表しています。

同じ日の午前と午後を続けて受けられる形になっているので、2月1日に第1回と第2回を出願しておけば、午前の一般入試と午後の4科総合入試の2回の機会が1日で得られます。出願の締め切りは2月1日の回が1月31日の11時なので、当日の朝に追加はできません。一方で2月2日の回は2月1日の23時59分まで、2月4日の回は2月3日の23時59分まで出願でき、合格発表が午前の回で19時、午後の回で22時ですから、2月1日の結果を見てから2月2日の出願を決める余地があります。マイページからの追加出願ができることも要項に書かれています。
家庭で表を作るときは、横に2月1日から2月4日までの日付、縦に午前と午後の行を置き、穎明館中学校の回を先に書き込みます。そのうえで、ほかに受ける予定の試験の日時と発表の時刻を同じ表に入れると、どの発表を見てからどの出願を決められるかが線でつながります。注意したいのは、第1回のグローバル入試を受けて不合格だった場合に第3回を国語と算数だけで再受験できる決まりで、英語の得点が引き継がれる分、2月2日の午前の使い方が変わります。帰国生入試と第1回のグローバル入試は同じ日の同じ時間帯に両方へ出願できるとされていて、該当するご家庭は要項の帰国生の節を一緒に読んでおきます。
試験当日の移動も、並びを考えるときに同じ表へ入れておきます。入試当日は高尾駅南口の3番乗り場から館ヶ丘団地行きの路線バスに乗り、穎明館高校前で降りて徒歩3分です。橋本駅からは北口のスクールバスが出ます。構内に車は停められません。午前と午後を続けて受ける日は、食堂を使える時間が12時20分と14時20分の間で、近くにコンビニエンスストアがないため、お弁当を持参するように要項に書かれています。
説明会と学費で確かめること
学校の公開行事のページによると、2026年11月28日に第5回の学校説明会があり、入試教科の説明と出願と入試のアドバイスが内容です。12月12日の第6回も同じ内容で、2027年1月9日の第7回は出願と入試のアドバイスと授業見学、1月16日には初めての方を対象にした入試直前の説明会があります。いずれも会場は八王子市館町の学校で、予約の期間が回ごとに決まっています。11月14日にはオンラインの説明会も予定されていて、11月21日にはグローバル入試と帰国生入試の受験生向けのオンラインの回があります。
学費は、募集要項に授業料が年額480,000円、施設・設備費が年額100,000円で、どちらも5月、7月、10月、1月の4期分納と書かれています。入学金は300,000円です。要項の学費の節には2027年度より学費変更を申請中という注記があるので、説明会で次の点を確かめておきます。
- 2027年度の授業料と施設・設備費の額は確定したか、確定していなければいつ公表されるか。
- EMK未来サポートの利用料は中学1年と2年で必修の登録になるが、年額はいくらか。
- 橋本駅からのスクールバスと昼食の費用はいくらで、希望制の分納はどの時期か。
- タブレット端末、副教材費、体験学習の費用は、入学の年にいくら見込めばよいか。
- 4科総合入試の問題用紙は2教科が1冊だが、時間配分の指示は試験中にあるのか。
- 第1回グローバル入試で不合格の場合に第3回を再受験するときの連絡は、どの時刻にどの手段で来るのか。
- 特待生の候補になった場合の連絡の時刻と、辞退したときの扱いはどうなるか。
- 試験時間を繰り下げるような交通の乱れがあったとき、ホームページのどこに出るのか。
質問は説明会の前に紙に書いて持っていきます。帰りの電車で答えを横に書き足すと、要項のどこに何が書いてあるかが家族の間で共有できます。
個別指導で確かめること
穎明館中学校の試験は4教科すべてで記述が待っているので、個別指導では、まず算数の大問(1)が自力で取れているか、国語の記述で本文の言葉を拾えているかを、小5の単元まで戻って1問ずつ確かめます。過去問の点数より先に、どの教科のどの形で手が止まるかを本人の答案で見ることが、残りの時間の使い方を決めます。
まとめ
願書を取り寄せた週末に家族で広げた要項の表は、2月1日の朝8時30分の集合まで、お子さまの毎日の10分の計算と漢字でつながっています。
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