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雙葉中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度の雙葉中学校は2月1日の1回だけ、午前に国語と算数が各100点、社会と理科が各50点、午後に本人の面接です。出願から手続きまでの日付と、小4から小6の家庭の準備を、この一日から逆算して組み立てます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区六番町14-1 |
| 最寄り駅 | JR四ツ谷駅 麴町口から徒歩2分(総武線各駅停車・中央線快速)。東京メトロ丸ノ内線・南北線の四ツ谷駅も使えます |
| 共学・別学 | 女子校(中高一貫。高校からの募集はありません) |
| 募集人員 | 女子100名 |
| 試験日 | 2027年2月1日(月)の1回 |
| 科目 | 午前に国語・算数(各50分・100点)と社会・理科(各30分・50点)。午後に本人の面接 |
| 合格発表 | 2月2日(火)8:00〜12:00 インターネット |
| 入学手続き | 2月3日(水)13:00までに入学金を納入 |
| 武蔵境駅から | 直線で約17km |
| 確かめた年度 | 2027年度の生徒募集要項(2026年9月)。東京都の令和9年度の都内私立中学校入学者選抜実施要項でも照合 |
よくあるのは、塾の送迎の待ち時間に、車の中でスマートフォンの画面を眺めているという場面です。授業が終わるまであと20分。画面には雙葉中学校の募集要項が開いていて、「2月1日」「筆記試験(国語・算数・社会・理科)、面接(本人)」の行だけが目に残ります。1回きりの試験で、午後は面接。娘が大人を前に何を話すのか、想像がつかない。教室の明かりが消えて、お子さまが鞄を揺らして出てくるまでの数分のあいだに考えていたことを、ここで一度ほどいて並べます。
入試のかたち
2027年度の生徒募集要項によると、雙葉中学校の入学試験は2027年2月1日(月)に1回だけ行われ、募集人員は女子100名です。出願はインターネットのみで、1月10日(日)10:00から1月16日(土)16:00まで受け付け、情報の入力は12月20日(日)から準備しておけます。出願のあと、6年生の1学期と2学期の成績通知表のコピー(または報告書)と受験票控えを、1月18日(月)必着で簡易書留により郵送します。通知表は表紙を含む全ページをB4に横長でコピーし、出欠の記録のうち「欠席日数」と「欠席等の主な理由」だけが残るように、ほかの欄を黒塗りにします。2学期制の小学校の場合も12月までの出席状況が必要で、前期の通知表の余白に担任の先生の追記と押印をお願いする形です。受験料は25,000円で、クレジットカード・コンビニエンスストア・ペイジーで納められます。
東京都の令和9年度都内私立中学校入学者選抜実施要項でも、雙葉の行は募集人員100、願書締切1月16日、選抜日2月1日、試験科目は国・算・理・社と面接、合格発表2月2日、入学手続締切2月3日と載っていて、学校の要項と一致します。
試験当日の流れは図1のとおりです。8:30から9:20まで国語(50分・100点)、9:35から10:25まで算数(50分・100点)、10:40から11:10まで社会(30分・50点)、11:20から11:50まで理科(30分・50点)。昼食をはさんで12:45から面接です。4科の合計は300点で、国語と算数が社会と理科の2倍の重みを持ちます。

図1のように、科目のあいだの休憩は15分と10分しかありません。国語の50分を使い切ったあと、15分後には算数が始まります。前の科目の出来を引きずる時間がない、と言い換えてもよいでしょう。昼食は全員が持参で、要項には「お弁当は必ずご用意ください」とあります。持ち物は受験票・筆記用具・上履き・お弁当・水筒です。
面接は本人だけで、学校のQ&Aによると受験生1人に面接担当者2人、時間は約3分です。小学校での生活や中学校での抱負などを聞かれ、事前の特別な練習は必要ないと学校は書いています。面接の終了予定時刻は1月18日(月)以降にホームページで知らされ、保護者は必ず迎えに行くことになっています。学校が「必要ない」と言っている練習を家庭で何時間も重ねる理由はありません。ただ、自分の言葉で3分話す経験が一度もないまま当日を迎えるのは、お子さまにとって不利です。この点は準備の節で触れます。
合格発表は2月2日(火)8:00から12:00までインターネットで行われ、同じ日の9:00から12:00に本校受付で書類を受け取ります。受け取りには受験票が要り、2日の12:00までに受け取らないと棄権とみなされます。入学金の納入は決済サイトで2月2日8:00から2月3日(水)13:00まで、書類の提出は2月2日9:00から12:00と2月3日9:00から15:00までです。発表の朝に家族の誰が受付へ行くかまで、前の年の秋に決めておく性質の日程です。
学校が公表している方針
雙葉中学校・高等学校の公式サイトは、学校の方針を「カトリックの精神に根差した全人教育」と言い表しています。校訓は「徳においては純真に 義務においては堅実に」。設立母体は17世紀にフランスで創設された修道会「幼きイエス会」で、1875年に前身の築地語学校が開かれ、1909年に雙葉高等女学校、1947年に新制の雙葉中学校が発足しました。沿革のページには、真の知性を養い、自ら考え、判断して行動し、その結果に責任を持つ人間を育てるという目標と、一人ひとりを大切にするという価値観が並んでいます。
教育課程のページで目を引くのは、週6日制で平日6時間・土曜4時間の授業があること、中学の授業でも高校の内容まで深めて学ぶこと、そして語学です。設立母体の修道会の語学教育が受け継がれ、英語に加えてフランス語を全員が学びます。中3の最初に校訓のフランス語を学ぶところから始まり、高校では英語かフランス語のどちらかを第一外国語として選べます。宗教の授業はどの学年にもあり、入学試験の合否とキリスト教の知識は無関係だとQ&Aに明記されています。
教科の特色のページには、国語は百人一首の暗誦や古文の群読、漢文の素読で土台を作ること、数学は考える過程を大切にして誰が見てもわかるように書くこと、理科は中1から白衣を着て実験と観察に取り組むこと、社会は暗記より知識を関連づけて考えることが書かれています。入試の4科は、この学校が中学以降に求める学び方の入口だと読むのが自然です。算数で途中の考えを書かせる、理科で実験や観察の場面を問う、社会で知識どうしをつなげて問う。公表された方針から出題の方向を推し量る手がかりは、そこにあります。
準備の進め方
雙葉の試験は2月1日の1回で、4科と面接。この形に合わせて、家庭でやることを学年ごとに分けます。図2のように、小4は土台、小5は4科の型、小6は本番の形に寄せる一年です。

小4では、計算と漢字と読書を毎日の習慣にします。算数は、整数の四則と小数・分数の計算を、速さより正確さを基準に毎日10分。間違えた計算は答えを写さず、どこで間違えたかを本人に言わせます。国語は、1日1つの文章を声に出して読み、知らない言葉を辞書で引く。この学校の国語が百人一首の暗誦や素読を大切にしている以上、声に出して読む習慣は無駄になりません。理科と社会はまだ教科書の範囲で十分で、身のまわりの「なぜ」を一緒に調べる時間を週に一度持つ方が、問題集を解かせるより先に効きます。
小5は、4科それぞれの型を作る年です。算数は、割合・速さ・平面図形・立体を中心に、式だけでなく考えの筋道を日本語で書く練習を始めます。雙葉の数学が、誰が見てもわかるように記述することを掲げている以上、答えだけを書く癖は小5のうちに直しておきます。国語は、説明文と物語文を週に1題ずつ、設問の根拠を本文に線を引いて示す。社会は地理を一通り終えて歴史に入り、年表を自分で書く。理科は、実験や観察の手順と結果を自分の言葉で説明する練習を入れます。小5の終わりまでに、4科のどれにも「まったく手がつかない単元」が残らない状態を目標にします。
小6は、本番の形に寄せる一年です。4月から夏までに、算数と理科の未習の単元をなくし、国語の記述と社会の歴史・公民を仕上げます。夏休みのあとに過去問に入ります。学校案内と入試問題は6月以降に本校の受付窓口か郵送で配布され、入試問題は1部300円です。過去問は、最初は時間を計らずに解いて出題の形を知り、2回目から本番と同じ時間で解きます。採点のあと、間違えた問題を「知識が無かった」「読み違えた」「時間が足りなかった」の3つに分け、分けた理由ごとに直し方を変えます。知識が無かったなら、その単元に戻る。読み違えたなら、設問を声に出して読む。時間が足りなかったなら、解く順番を変える。この3分類を秋のあいだに繰り返すと、冬には時間が足りない問題だけが残り、それは解く順番で片づきます。
当日の時間割に合わせた練習も秋から入れます。図1の順で、国語50分、休憩15分、算数50分、休憩15分、社会30分、休憩10分、理科30分を、午前中に通して解く日を月に1〜2回作ります。昼食をはさんで午後に面接が来ることまで含めて一日を体験しておくと、本番の朝に「長い」と感じずに済みます。
面接は、学校が言うとおり特別な練習はいりません。それでも、大人2人を前に3分間、自分の小学校生活や中学でやりたいことを話す経験は、家庭で一度は作っておきます。原稿を覚えさせるのではなく、夕食のときに「今日いちばん面白かったことは」と聞いて、最後まで本人に話させる。それだけで、言葉に詰まったときに立て直す力がつきます。
出願の書類にも準備が要ります。6年生の1学期と2学期の通知表は、出席状況まで学校に見られます。書類は1月18日必着で、通知表のコピーの黒塗りの指定まで細かいので、12月のうちに要項を印刷して、コピーの取り方を一度試しておきます。
併願の考え方
雙葉は2月1日の1回だけで、合格発表は翌2日の午前、入学金の納入期限は3日の13:00です。図3のように、この3日間の並びが、ほかの学校の日程を考えるときの軸になります。

見方は3つです。1つ目は、2月1日に雙葉を受けると決めた時点で、同じ日の午前にほかの学校は受けられないということです。1日の午後は面接なので、午後入試との組み合わせもできません。2つ目は、2月2日の8:00から12:00の発表と、9:00から12:00の書類の受け取りです。2日の午前に別の学校の試験を入れると、発表を見る人と書類を受け取りに行く人を家族で分ける必要があります。3つ目は、2月3日13:00の入学金の納入期限です。3日以降に発表が出る学校の結果を待ってから雙葉の手続きをすることはできません。
だから、併願の組み立ては「雙葉の前」と「雙葉の後」に分けて考えます。1月中に試験のある学校を1つ受けて、本番の空気を一度吸っておくか。2日の午後や3日以降に受ける学校をどこまで用意するか。どの学校を選ぶかは、お子さまの気持ちと通学の条件で決まることで、ここで特定の学校の名を挙げることはしません。ただ、雙葉の出願資格に「通学時間が通常の(特別な料金を必要としない)交通機関を用いて90分以内」とあることは、ほかの学校を考えるときにも同じ物差しになります。家から駅までの歩きも足して90分の内側に入るかを、小5のうちに一度実際に乗って測っておきます。
説明会と学費で確かめること
学校説明会は本校の講堂で、申し込みはインターネット予約です。2026年度は9月16日(水)に保護者のみの回、10月31日(土)と11月14日(土)に4〜6年生のお子さまと一緒に参加できる回があり、2回目と3回目はどちらか1回だけ予約できます。7月には受験希望の3年生以上を対象にした学校見学会、10月には雙葉祭(文化祭)があり、どちらも小学生本人と保護者1名の組での入場です。保護者だけ、小学生だけでは入れません。最新の日程と申し込みの期間は、学校の「学校説明会など」のページで確かめます。
説明会で確かめたいことを並べます。
- 週6日制で土曜に4時間の授業がある生活を、お子さまの習い事とどう両立させるか
- 中3から全員が学ぶフランス語は、どの程度の時間数で、高校でどう選ぶのか
- 宗教の授業と行事は、信者でない家庭の生徒にどう受け止められているか
- 補習は昼休みや放課後に個別・グループで行うとQ&Aにあるが、どの教科でどのくらいか
- 習熟度別の授業は行っていないと書かれているが、高校の選択科目でどう補うのか
- 通知表の出席状況は出願で提出するが、欠席が多い年度があった場合に相談できるか
学費は、2027年度の新入生に適用される額として要項に次のとおり載っています。入学金240,000円(辞退の場合も返金なし)、授業料年間554,400円(3期分納)、施設維持費221,400円(4月全納)、後援会費72,000円(3期分納)。このほかに学年費が年額約60,000円、夏期学校費が年額約60,000円、タブレット購入費が約135,000円(1年生のみ)で、入学後に任意の寄付金の募集がある場合があります。初年度の合計を家計の表に書き入れて、2年目以降の額(入学金とタブレット購入費を除いた額)も横に並べておきます。奨学金は学園と同窓会の2種類があり、成績優秀者向けの特待制度はないとQ&Aにあります。
個別指導で確かめること
雙葉の4科は、国語と算数の配点が社会と理科の2倍です。個別指導でまず見るのは、算数で「答えは合っているが途中が書けない」単元がどこにあるかと、国語で設問の根拠を本文のどこに求めているかです。前者は小4の計算の正確さまで、後者は小5の説明文の読み方まで戻って確かめます。戻る深さを決めてから、過去問の3分類に進みます。
まとめ
2月1日の午前に4科、午後に3分の面接。この一日のために、小4で声に出して読み、小5で考えの筋道を書き、小6で時間割どおりに解く。雙葉中学校の入試は、学校が公表している学び方をそのまま小学生の毎日に写した形で準備が進みます。午前の4科が300点で、国語と算数が社会と理科の2倍だという事実が、お子さまの一年の時間の配り方を決めます。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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