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武蔵野個別指導塾の特徴

開成中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

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2027年度の募集要項にある2月1日の時間割と310点の配点を起点に、小4から小6まで家庭で何をどの順に進めるかを、武蔵境の個別指導塾の受験担当が整理しています。

項目 内容
所在地 東京都荒川区西日暮里4丁目(郵便番号116-0013)。武蔵境駅から直線で約20km
最寄り駅 西日暮里駅(JR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナー)
共学・別学 男子校
中高一貫 開成中学校・高等学校(中学校から高等学校へ進む形)
募集人員 第1学年 300人
試験日 2027年2月1日(月)学力試験
科目と配点 国語85点(50分)・算数85点(60分)・理科70点(40分)・社会70点(40分)、合計310点
合格発表 2027年2月3日(水)12時30分頃、出願専用サイト
確かめた年度 2027年度 開成中学校生徒募集要項(2026年10月)

よくあるのは、説明会の帰りに校門の前の並木の下で足が止まる、という場面です。道灌山通りに面した正門を出て、お子さまが振り返って校舎を見上げる。親は配られた資料を鞄にしまいながら、帰りの電車の中で何から手を付ければよいかを考えはじめる。西日暮里から武蔵境までは乗り換えを含めて1時間ほどで、その間に資料を読み直す時間があります。資料に書いてある数字は、上の表のとおりです。読みにくいのは数字そのものではなく、その数字が家庭の毎日とどうつながるかです。ここから先は、その橋渡しを書きます。

入試のかたち

開成中学校の入試は、2027年度の募集要項によると、2月1日(月)の学力試験の1回だけです。午前の部や午後の部という分け方はなく、複数回の受験もありません。受験生は8時00分から8時40分の間に指定の受験室の座席に着き、9時00分に国語が始まります。図1のように、国語50分、算数60分、理科40分と続き、12時30分から13時20分までの昼休みをはさんで、13時20分から14時00分に社会があります。弁当を用意するよう要項に書かれており、試験が終わるまで受験生は会場から出られません。退場は14時20分以降に受験室ごとの誘導です。保護者の控え室は中学小講堂と決められています。

図1 2月1日の時間割と4科目の配点を時間の軸に並べた図

配点は国語85点、算数85点、理科70点、社会70点の合計310点です。4科目の配点が同じではない、という点を最初に押さえてください。国語と算数が1科目あたり310点のうちの85点で、全体のおよそ27パーセントずつ、理科と社会が70点でおよそ23パーセントずつです。国語と算数で170点、理科と社会で140点という比です。理科と社会の配点が小さいという話ではなく、どの科目も落とせない配分の中で、国語と算数の1点がわずかに重い、と読むのが正確です。

試験時間も科目によって違います。算数だけが60分で、4科目でいちばん長い。国語は50分で、理科と社会は40分です。1問あたりにかけられる時間が科目ごとに違うので、家庭での練習も科目ごとの時間に合わせて組む必要があります。この点は後の準備の節で手順にして書きます。

出願はインターネットで行います。出願情報の入力と入学検定料の支払いは2026年12月20日(日)正午から2027年1月22日(金)23時59分まで、受験票の印刷は1月10日(日)正午から2月1日(月)9時00分までです。入学検定料は2027年度が30,000円で、前年度の2026年度は28,000円でしたから、年度で変わる項目です。受験番号は出願の順とは無関係に発番されると学校の入試情報のページにあります。早く出願したから若い番号になる、ということはありません。

合格発表は2月3日(水)12時30分頃に出願専用サイトの合否照会で行われ、電話での問い合わせには答えないと要項に明記されています。合格した場合は、同じ2月3日の13時から15時30分の間に、合格者本人か保護者が学園事務局で受験票を提示して入学手続書類を受け取ります。入学手続は、入学金と施設拡充資金を2月4日(木)15時までに納めて完了します。繰り上げ合格の候補者には発表時の照会画面でその旨が通知され、実際に繰り上げとなる場合の連絡は学校の入試責任者が電話で直接行う、という手順も要項に書かれています。要項に載っている試験は2月1日の学力試験で、科目はこの4つです。

学校が公表している方針

学校のあらましのページによると、開成学園の創立は1871年(明治4年)で、創立者は佐野鼎、当初の校名は共立学校でした。初代校長は高橋是清です。1895年(明治28年)に東京開成中学校へ改称され、校名の開成は中国の古典である易経の開物成務という言葉から採られています。学校はこの言葉を「人間性を開拓、啓発し、人としての務めを成す」という意味だと説明しています。

学校が大切にしてきた言葉として、公式ページは4つを挙げています。開物成務、校章にもなっているペンは剣よりも強し、1939年の校訓三則に由来する質実剛健、そして出典のある言葉ではなく生徒と教職員が育ててきたものとしての自由です。自由については、自主と自律を礎にした積極的な自由だと書かれています。学園長の挨拶でも、質実剛健、自主自律、進取の気性と自由の精神、ペンは剣よりも強しが建学の精神として並べられています。

保護者として読んでおきたいのは、初代校長の言葉として紹介されている学問の目的についての一節です。学問の目的は自分の能力を進歩させ、個人や社会の利益を興すことにあると説き、記憶力は思考力を養う土台であるとした上で、「学問は思考力を用いるのが最も貴い」と諭したとあります。覚えることを否定していません。覚えた上で考える、という順番を示しています。入試の4科目をどう勉強するかを考えるとき、この順番は家庭での方針そのものになります。

校長の挨拶には、運動会、文化祭、学年旅行などの行事を企画から当日の運営まで生徒が自主的に運営していること、生徒会や部活動、同好会などの課外活動を積極的に奨励していることが書かれています。多様で優秀な生徒が互いに刺激し合い、それぞれの個性を尊重する学園生活を求める、という言い方もあります。これらは学校が自分で公表している方針であり、入学後の6年間の輪郭です。校風がどうかという評判ではなく、学校が何を言っているかを、まず公式の文章で読んでください。

準備の進め方

準備の順番は、図2のように学年ごとに重心を変えます。小4で読むことと計算の土台を作り、小5で4科目を並べて通し、小6で試験の時間割に体を合わせる。この順番を逆にすると、小6で過去問を解いても土台の穴に時間を取られます。

図2 小4から小6までの家庭での準備の重心を3段で示した図

小4では、国語と算数の2科目に時間の大半を置きます。国語は、1日に1つ、お子さまの学年より少し上の文章を声に出さずに読み、読んだ後に何が書いてあったかを口で言う練習です。要約を書かせる前に、言わせる。言えるようになってから、3行で書かせる。算数は、整数の四則の計算を速さより正確さで固めます。1日10問を毎日、間違えた問題はその場で解き直し、翌日もう一度同じ型を出す。計算の正確さは、算数60分の後半で考える時間を残すための土台です。理科と社会は、この学年では机の勉強にしません。台所の水が沸く様子、ベランダの月の形、駅までの道の地名と電車の路線図を、親子の会話にしておくだけで十分です。

小5では、4科目を同じ週の中に並べます。国語は、物語文と説明文を週に1本ずつ、記述の設問を文の形で答える練習に進みます。算数は、割合、速さ、図形の面積、場合の数といった単元を1つずつ、解き方の理由を口で説明できるまで戻ります。解けたかどうかではなく、なぜそうなるかを言えるかで区切るのが小5の判定です。理科は、実験や観察の問題で、表やグラフから数字を読み取る練習を始めます。社会は、地理を地図と一緒に、歴史を年表と一緒に、1つの出来事を前後の出来事とつないで覚えます。理科と社会の試験時間は40分で、1問に立ち止まる余裕は少ないので、読んだ瞬間に図表のどこを見るかが決まっている状態を目指します。

小6の春から夏は、算数60分と国語50分の長さに慣れる期間です。家で算数を解くときは、必ず60分を計り、途中で席を立たない。見直しの時間を5分残して55分で解き切る練習を、週に1回入れます。国語は50分で2本の文章と記述を書き切る練習を、同じく週に1回です。理科と社会は40分で1回分を通し、終わった後に、知らなかった問題と、知っていたのに落とした問題を分けて数えます。後者を減らすことが、夏までの目標です。

小6の秋以降は、過去の問題を試験の時間割どおりに使います。使い方は一般の手順で足ります。土曜か日曜の朝、9時00分に国語を始め、10時20分に算数、11時50分に理科、昼食をはさんで13時20分に社会、という本番と同じ時刻で1日分を通す。これを月に1回から2回、冬には隔週で行います。採点の後に、科目ごとに誤答を3つに分けます。知識が無かった問題、知識はあったが時間が足りなかった問題、読み違えた問題です。1つ目は覚え直し、2つ目は解く順番の見直し、3つ目は設問の読み方の練習と、直し方が違うからです。問題そのものを家で書き写したり集めたりする必要はありません。解いた日付と、3つの分類の数だけを紙に残しておけば、冬までの推移が見えます。

昼食をはさんで午後に社会がある、という時間割も練習に入れてください。昼休みは50分で、受験生は会場の外へ出られません。弁当を食べて、残りの時間に何をするかを、家で決めておきます。小6の秋の通し練習で、昼休みに社会の年表を見直すのか、何も見ずに休むのか、どちらが午後の40分に良く働くかを、お子さま自身に選ばせてください。

併願の考え方

併願は、試験の日の並びを確かめた日程だけで見ます。図3のように、開成中学校に関して日付が決まっているのは、2月1日(月)の学力試験、2月3日(水)12時30分頃の合格発表と同日13時から15時30分の入学手続書類の受け取り、2月4日(木)15時までの入学手続、2月11日(木・祝)13時からの合格者説明会です。

図3 2月1日から11日までの開成中学校の日程を日付の帯で示した図

この並びから読み取れることが3つあります。1つ目は、2月2日(火)に開成中学校の予定が何も無いことです。2月1日の試験の翌日は、他の学校の試験に充てることができます。2つ目は、2月3日の午前は空いているが、午後は書類の受け取りで本人か保護者のどちらかが西日暮里へ行く必要がある、という点です。別の学校の2月3日の試験と重ねる場合、受け取りに行く大人を決めておきます。3つ目は、入学手続の期限が2月4日15時で、納めるのは入学金320,000円と施設拡充資金120,000円の合計440,000円だということです。他の学校の手続の期限がこの日より前にあるなら、2月3日の昼の合否を待たずにその学校へ納めるかどうかを、事前に家庭で決めておく必要があります。

要項には、入学手続の完了後に辞退する場合の定めもあります。2月27日(土)正午までの辞退者には施設拡充資金のみ返金し、それ以降は一切返金しない、という記述です。入学金320,000円は返らない、ということを含めて、併願の表に書き込んでおいてください。さらに2月11日の合格者説明会は、保護者1名とともに必ず出席することになっており、出席しない場合は入学の意思がないものとみなして入学の許可を取り消すと要項にあります。2月11日の午後に他の予定を入れないことまでが、併願の日程表の中身です。

どの学校を組み合わせるかは、お子さまの得意と、通学の距離と、家庭の方針で決まるもので、ここで特定の学校を挙げることはしません。確かめた日付を横に並べ、同じ日に2つの予定が無いか、手続の期限と合否の発表が逆順になっていないかを、紙の上で見てください。

説明会と学費で確かめること

2026年度の中学校説明会は、学校の説明会情報のページによると、10月24日(土)と25日(日)に各3回、9時30分、11時10分、14時50分の開始で行われました。対象は小学5年生と6年生とその保護者1名で、保護者のみの参加もできます。各回およそ60分で、前半が教員の説明と映像、後半が校舎の案内です。会場は道灌山通りに面した高校校舎の正門から入り、申込は学校の指定する申込サイトで9月26日(土)12時00分に始まりました。事前ビデオが公開されており、参加者は先に見ておくよう案内されています。2027年度の説明会の日程は、来年の夏から秋にかけて同じページで確かめてください。

学費は2027年度の要項に次のとおり載っています。入学手続時に納めるのが入学金320,000円と施設拡充資金120,000円。月額の納入金が、授業料44,000円、施設維持費8,000円、実験実習料8,000円、父母と先生の会会費2,800円、生徒会会費550円で、4月、9月、1月の各学期の所定日に口座振替、申し出により年納や月納もできます。これとは別に学級費(学年旅行費や教材費など)があり、昨年度の第1学年は年額160,000円でした。第2学年からは毎年、施設拡充資金として年額70,000円。中学校から高等学校へ進む際に、高等学校入学金の半額を入学金として納めます。入学後の第1学年に限り、1口10万円で1口か2口の任意の寄付の案内があります。東京都が2025年12月に公表した令和8年度の都内私立中学校学費一覧では、開成の初年度納付金の総額は1,160,000円で、内訳は授業料の年額528,000円、入学金320,000円、その他312,000円です。これは2026年4月入学の額で、2027年度の月額は上に書いたとおり要項で確かめた値です。

説明会と資料で確かめる質問を挙げておきます。

質問は、資料に書いてあることを読み上げるのではなく、資料に書いていない境目を聞くのが早道です。

個別指導で確かめること

個別指導で最初に確かめるのは、算数の計算がどの桁まで正確か、国語の記述がどの長さまで文になっているか、という現在地です。小5の単元から戻ることも、小4の整数の計算まで戻ることもあり、戻る距離はお子さまごとに違います。確かめた現在地から図2の重心に沿って、週ごとの手順に落とします。

まとめ

2月1日の9時00分から14時00分までの5時間に、小4からの3年間をどう畳み込むか。その畳み方は、310点の配点と4つの試験時間を家庭の毎週の形に写すところから始まります。開成中学校の入試は、学力試験1回に全部を載せる形です。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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