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都道府県の覚え方—地方ごとの順番と形、遊びながら確かめる|武蔵野個別指導塾

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47を1日1かたまりに分けて6日で一周し、内陸の3県は「やなぎ」と唱え、最後は車のナンバーで確かめる。島根と鳥取の東西で、もう迷いません。

地方 数 覚える順番
北海道地方 1 北海道
東北地方 6 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
関東地方 7 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川
中部地方 9 新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知
近畿地方 7 三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
中国地方 5 鳥取・島根・岡山・広島・山口
四国地方 4 徳島・香川・愛媛・高知
九州地方 8 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄

47の一つずつに、読みと、形や場所の手がかりを付けると次の表になります。番号は北から南へおおむね進む並びで、役所の一覧でも広く使われています。

番号 都道府県 読み 地方 形と場所の手がかり
1 北海道 ほっかいどう 北海道 大きなひし形。南西へ渡島半島がのびる
2 青森 あおもり 東北 上へ2本の半島。陸奥湾を抱える
3 岩手 いわて 東北 北海道の次に広い。海岸はぎざぎざ
4 宮城 みやぎ 東北 東へ牡鹿半島。仙台湾に面する
5 秋田 あきた 東北 西の海へ男鹿半島が突き出す
6 山形 やまがた 東北 人の横顔に見立てられる
7 福島 ふくしま 東北 東西に長い。東北の南の端
8 茨城 いばらき 関東 東は太平洋。南に霞ヶ浦
9 栃木 とちぎ 関東 海なし。関東の北の真ん中
10 群馬 ぐんま 関東 海なし。鶴が舞う形に見立てられる
11 埼玉 さいたま 関東 海なし。東西に長い
12 千葉 ちば 関東 房総半島。横向きの犬に見立てられる
13 東京 とうきょう 関東 東西に細長い。南の島々も東京都
14 神奈川 かながわ 関東 南東へ三浦半島がのびる。東京の南隣
15 新潟 にいがた 中部 日本海に沿って細長い。沖に佐渡島
16 富山 とやま 中部 富山湾を抱える
17 石川 いしかわ 中部 能登半島が北へ突き出す
18 福井 ふくい 中部 若狭湾に沿って曲がる
19 山梨 やまなし 中部 海なし。富士山の北側
20 長野 ながの 中部 海なし。南北に長く、8県と接する
21 岐阜 ぎふ 中部 海なし。長野の西隣
22 静岡 しずおか 中部 東西に長い。伊豆半島が南へ
23 愛知 あいち 中部 渥美半島と知多半島が三河湾を抱える
24 三重 みえ 近畿 伊勢湾に沿って南北に細長い
25 滋賀 しが 近畿 海なし。真ん中に琵琶湖
26 京都 きょうと 近畿 北は日本海。斜めに細長い
27 大阪 おおさか 近畿 大阪湾に沿う弓の形。香川の次に狭い
28 兵庫 ひょうご 近畿 北は日本海、南は瀬戸内海。淡路島も兵庫
29 奈良 なら 近畿 海なし。南北に長い
30 和歌山 わかやま 近畿 紀伊半島の西から南の端まで
31 鳥取 とっとり 中国 日本海側の東。砂丘で知られる
32 島根 しまね 中国 日本海側の西。東西に細長い
33 岡山 おかやま 中国 瀬戸内海側の東。瀬戸大橋で香川とつながる
34 広島 ひろしま 中国 瀬戸内海側の真ん中。宮島がある
35 山口 やまぐち 中国 本州の西の端。三方が海
36 徳島 とくしま 四国 四国の東。鳴門海峡で淡路島と向き合う
37 香川 かがわ 四国 四国の北。全国でいちばん狭い
38 愛媛 えひめ 四国 四国の西。佐田岬半島が細くのびる
39 高知 こうち 四国 四国の南。土佐湾に沿う弓の形
40 福岡 ふくおか 九州 九州の北。関門海峡で本州と向き合う
41 佐賀 さが 九州 北は玄界灘、南は有明海
42 長崎 ながさき 九州 島が多く、海岸はぎざぎざ
43 熊本 くまもと 九州 九州の中ほどの西。阿蘇山と天草
44 大分 おおいた 九州 東へ国東半島が丸く出る
45 宮崎 みやざき 九州 日向灘に沿って南北に長い
46 鹿児島 かごしま 九州 薩摩半島と大隅半島が鹿児島湾を抱える。桜島
47 沖縄 おきなわ 九州 島だけの県。日本の南西の端

よくあるのは、連休の高速道路で隣に並んだ車の「宮崎」のナンバープレートを、後ろの席の小学生が声に出して読む場面です。「宮崎ってどこ」。運転席の親は「九州の、ええと、右下」と答え、助手席の親は「宮城じゃないほう」と笑います。次に追い越していった車は「なにわ」で、今度はだれも答えません。大人の地図も案外あやしいものです。窓の外を流れていく白い板が一枚、47という数の入口になります。

一覧の読み方

2つの表は、同じ47を別の倍率で見たものです。上の表は日本列島を遠くから眺めた姿で、8つのかたまりしか見えません。下の表はその一つずつに近づいて、読みと形の癖まで見ています。最初に頭へ入れるのは上の表です。図1のように、8つの地方は北海道から九州まで、列島を右上から左下へ下りる一本の道でつながっています。

図1 8地方と県の数を北東から南西への道順で示す図

図1の数字は、その地方に入る都道府県の数です。1+6+7+9+7+5+4+8で47。いちばん多い中部の9と、いちばん少ない北海道の1を先に押さえると、どこで時間がかかるかの見当がつきます。名前を正しく書くときは、北海道はそのまま、東京都、大阪府、京都府、残りの43は県です。表では「都」「府」「県」を省きましたが、テストの答えでは省けません。

かたまりの中の順番にも筋があります。東北は東側の青森、岩手、宮城を下りてから、西側の秋田、山形へ移り、南の福島で閉じます。関東は北の列の茨城、栃木、群馬を西へ進み、埼玉に下りて、千葉、東京、神奈川と南へ回ります。中部は日本海側、内陸、太平洋側の3列で、どの列も東から西へ読みます。中国は日本海側の鳥取、島根と、瀬戸内海側の岡山、広島、山口の2列です。四国は東の徳島から北の香川、西の愛媛、南の高知へと、島を左回りに一周します。九州は北の福岡、佐賀、長崎を西へ進み、熊本へ戻って、東の大分から南へ下り、海を渡って沖縄で終わります。

手がかりの列は決まった答えではなく、見立てです。山形を横顔と見るか、別の何かと見るかは自由で、自分に見えたものがいちばん残ります。分け方も一つではありません。8地方は学校の地理でよく使う区分で、三重は表では近畿ですが、ニュースや天気予報では愛知、岐阜、静岡と並んで東海として扱われることがあります。沖縄を分けて「九州 沖縄」と呼ぶこともあります。テストでは、授業で使った区分に合わせてください。

覚え方

1日に1かたまり、6日で一周

47を一度に追いかけると、いつも北海道と東北だけが強くなり、九州はいつまでも霧の中です。かたまりを次のように切って、1日に1つだけ進みます。

日 かたまり 数
1日目 北海道と東北 7
2日目 関東 7
3日目 中部 9
4日目 近畿 7
5日目 中国と四国 9
6日目 九州 8

7日目は全国の白地図を1枚だけ書きます。そこで空いた県が、次の週の出発点です。どの日も10分から15分で切り上げます。一度に長く座るより、翌日にまた開くほうが、手は地図を忘れません。

頭の音をつなぐ

順番は口に任せます。次の表は、上の順番の頭の音を並べただけのものです。定番の語呂ではないので、言いにくければ自分で変えてかまいません。

地方 頭の音 どこで切るか
東北 あいみ あやふ 東側の3県と、西側から南の3県
関東 いとぐ さちとか 北の列の3県と、南の4都県
中部 にといふ やなぎ しあ 日本海側、内陸、太平洋側
近畿 みしき おひ なわ 三重から京都、大阪と兵庫、奈良と和歌山
中国 とし おひや 日本海側と瀬戸内海側
四国 とかえこ 東から左回り
九州 ふさなく おみかお 福岡から熊本、大分から沖縄

中部の「やなぎ」は山梨、長野、岐阜で、海のない3県がそのまま一語になります。中国の「とし おひや」は、声に出すと妙に耳に残ります。意味のない音でも、歩きながら10回唱えれば口が先に動くようになります。

形は3つの型に入れる

図2のように、まず目立つ形の県だけを3つの型に入れます。2本の半島で湾を抱えるのは愛知と鹿児島で、青森は向きが逆になり、上へ2本のびます。1本の半島が海へ突き出すのは、能登半島の石川、房総半島の千葉、伊豆半島の静岡です。県の真ん中を大きな湖が占めるのは、琵琶湖の滋賀です。

図2 半島と湖に注目して県の形を3つの型に分けた図

型に入らない県は、もう一つの軸で分けます。海があるかないかです。海なしは栃木、群馬、埼玉、山梨、長野、岐阜、滋賀、奈良の8県で、本州の真ん中に集まっています。これを塗るだけで地図の中央が埋まり、残るのは海岸に沿った県だけになります。見立てが効く県もあります。山形は人の横顔、千葉は横向きの犬。群馬には、県の形を「鶴舞う形」と詠むかるたの札が伝わっています。一度そう見えた形は、もう消えません。白地図の上を指でなぞり、海岸の出っ張りを指先に覚えさせてください。

白地図の埋め方

白地図は、塗る、写す、隠すの順に使います。

  1. 地方の境を色で塗り分けます。県の名前はまだ書きません。
  2. 表を見ながら、その日のかたまりだけ県名を書き込みます。漢字がまだなら、ひらがなでかまいません。
  3. 表を閉じて、新しい白地図に同じかたまりを書きます。出てこない県は空けたままにして、すぐに答えを見ません。
  4. 最後まで書いてから表と比べ、空いた県に印を付けます。翌日はその県から始めます。
  5. 一周したら3日あけて全国を1枚、さらに1週間あけてもう1枚書きます。

空欄を残すところが肝心です。何も見ずに手が止まった場所だけが、次に覚える場所だからです。埋まった地図より、穴のあいた地図のほうが多くを教えてくれます。慣れてきたら北から書くのをやめて、九州から、あるいは海なしの県から始めます。いつも同じ向きで書いていると、「岐阜の次は静岡」とは言えても、地図の中の岐阜を指せなくなります。

読めない字を先に片づける

手が止まる理由が、場所ではなく字のこともあります。茨城(いばらき)、栃木(とちぎ)、埼玉(さいたま)、新潟(にいがた)、岐阜(ぎふ)、三重(みえ)、滋賀(しが)、兵庫(ひょうご)、愛媛(えひめ)、大分(おおいた)、鹿児島(かごしま)。この11は、まず読みを声で覚えます。

書くのはその後です。小学校では、茨、媛、岡、潟、岐、熊、香、佐、埼、崎、滋、鹿、縄、井、沖、栃、奈、梨、阪、阜の20字が4年生で習う漢字に入っています。3年生までのお子さまがひらがなで書くのは、遅れではありません。4年生より上なら、白地図1枚につき書けない字を3つだけ選び、大きく指で書いてから紙に書きます。書けない字は、数えてみると案外少ないものです。

遊びで確かめる

表の前で言えても、車の中で言えるとは限りません。確かめる場所を机の外へ移します。

低学年のお子さまには

47都道府県の名前と場所を学校でまとめて扱うのは、多くの場合は小学4年の社会です。1年生や2年生のお子さまに、今すべてを言わせる必要はありません。地図を食卓の横に貼り、親戚の住む県と旅行先に印を付ける。低学年は、それで十分な一歩です。

保護者が先生の席に座らないことも効きます。「長野ってどこだっけ」と聞いて、お子さまに指してもらう。わざと間違えて、直してもらう。教える側に回ったお子さまは、次の日も地図の前に戻ってきます。間違えた県を直すより、「ここでそばを食べたね」と話すほうが、その県は長く残ります。10分で切り、もっとやりたいと言われたら、そこで明日に回してください。

テストでの出方

問題は順番では聞かれません。場所と特徴で聞かれます。小学校のテストは、番号のついた白地図で「この県の名前を漢字で書く」形が中心です。中学の地理になると、地方の境、海に面しているか、どの県と接しているかまで問いが広がります。中学入試では、県の形だけを切り出して名前を聞く問題や、説明文から県を当てる問題も見られます。次の3問は、その形をまねて作ったものです。

例題1

次の説明にあてはまる都道府県名を、漢字で書きなさい。(1) 琵琶湖がある。(2) 能登半島がある。(3) 全国で面積がいちばん小さい。

答え: (1) 滋賀県 (2) 石川県 (3) 香川県。「都道府県名を」と聞かれたら「県」まで書きます。大阪府を「大阪県」、北海道を「北海道県」と書くと、場所は合っていても誤りになります。(1)は場所がわかっていても「滋」の字で止まりやすい問いです。

例題2

関東地方の7都県のうち、海に面していない県をすべて書きなさい。

答え: 栃木県、群馬県、埼玉県。「すべて」と書いてある問いは、1つ足りなくても誤りになります。「海なしは3つ」と数まで覚えておくと、書き終わったときに数えて確かめられます。東京都は東京湾に面しているので入りません。

例題3

中部地方の9県を、日本海側、内陸、太平洋側の3つに分けなさい。

答え: 日本海側は新潟県、富山県、石川県、福井県。内陸は山梨県、長野県、岐阜県。太平洋側は静岡県、愛知県。頭の音の「にといふ やなぎ しあ」が、そのまま答えの区切りになっています。迷いやすいのは岐阜で、愛知の北隣にありながら海には届きません。

3問とも、地図の上で指が動けば迷わず答えられます。指が止まった問いは、語呂を唱え直すより、その地方の白地図へ戻るほうが早く片づきます。

まちがえやすいところ

島根と鳥取の東西が入れ替わる

図3のように、中国地方は2段です。上の段が日本海側で、西から島根、鳥取。下の段が瀬戸内海側で、西から広島、岡山。その西の端に、両方の海に面する山口があります。上の段を東から読むと鳥取、島根で「と・し」。頭の音の「とし おひや」は、この東西の順番を守るための札でもあります。

図3 中国地方の5県を東西と南北の位置で並べた図

似た名前を字面だけで覚える

宮城は東北で、宮崎は九州です。福島は東北、福岡は九州、福井は中部。山形は東北、山口は中国、山梨は中部。字面で覚えると、このあたりが混ざります。名前は地方と組にして口に出してください。「東北の宮城」「九州の宮崎」と言っておけば、高速道路で隣に並んだ車にも、もう迷いません。

読みと字の取り違え

茨城の読みは「いばらき」で、「いばらぎ」ではありません。同じ「城」でも宮城は「みやぎ」と濁ります。字では、埼玉の「埼」は土へんで、宮崎と長崎の「崎」は山へんです。大阪の「阪」はこざとへんで、「坂」と書くと誤りになります。静岡、福岡、岡山の「岡」を「丘」と書くまちがいも、よく見かけます。字の違いは、並べて書いて初めて目に入ります。

確かめの問題

  1. 8地方のうち、都道府県の数がいちばん多い地方と、その数を書きなさい。
  2. 「茨城」の読みをひらがなで書きなさい。
  3. 海に面していない県は全部でいくつありますか。その県名もすべて書きなさい。
  4. 島根県と鳥取県のうち、西にあるのはどちらですか。
  5. 薩摩半島と大隅半島が湾を抱え、桜島がある県はどこですか。

答え

  1. 中部地方で、9つです。新潟から愛知までを3列に分けて言えれば、数も合います。
  2. いばらき。「宮城」の「ぎ」に引きずられないようにします。
  3. 8つ。栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県です。
  4. 島根県です。東から読むと鳥取、島根の順になります。
  5. 鹿児島県です。2本の半島の型に入り、形だけ見せられても答えられます。

3番で1県でも足りなければ、白地図に海なしの県を塗るところへ戻ってください。

次に覚える一覧

個別指導では、県名が書けないときに字の練習から入らず、その県の地方を言えるか、白地図で指せるかまで戻って確かめます。

まとめ

47は多く見えますが、白地図の上では8つのかたまりと、いくつかの形の癖にすぎません。次に遠出をしたら、前を走る車の地名を読み上げてみてください。九州の右下、中部の左上、答え方はそれでかまいません。表を閉じた後に残るのは、海岸の出っ張りをなぞった指の感触です。字を見た指が地図の上へ動いた県は、もう覚えています。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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