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受験当日の持ち物チェックリスト—高校受験・中学受験・大学受験の違い|武蔵野個別指導塾

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共通の持ち物は受験票、筆記用具、時計、上着、交通のお金の 5 つ。上履きと昼食は受験ごとに案内で確かめ、朝 6 時の玄関では 3 か所だけ触れば足ります。

3つの受験で共通して要るのは、受験票、筆記用具、時計、上着、交通のお金の 5 つです。上履き、昼食、定規とコンパスは受験によって要るかどうかが変わるので、案内を読んで決めます。受験ごとの違いは、次の表の 4 行に出ます。

違う点 高校受験 中学受験 大学受験(共通テスト)
書類 都立は受検票、私立は受験票 学校ごとの受験票 印刷した受験票と顔写真つきの身分証
筆記用具 定規とコンパスの指定を確かめる 定規などの指定を学校ごとに確かめる 黒鉛筆(H・F・HB)、プラスチックの消しゴム、鉛筆削り
昼食 学校の案内で確かめる 午後入試に回る日は食べる場所まで決める 昼食と飲み物は各自で持つ
付き添い 本人が全部持つ 親の荷物も別に要る 本人が全部持つ

よくあるのは、当日の朝 6 時の玄関で靴を履きながら、急に胸がざわつくという場面です。受験票は入れたはずなのに、かばんの底を探る手が止まらない。上履きの袋は廊下に置いたまま。後ろから「時計は」と声をかけた保護者の方も、募集要項のどの欄に書いてあったかを思い出せません。外はまだ暗く、学校に電話で聞ける時間でもない。持ち物の不安は、朝になると確かめる手段がなくなります。だからこの一覧は、前の晩に閉じたかばんを、朝の玄関で落ち着いて確かめるために使ってください。

3つの受験で共通の物と、受験ごとに足す物

持ち物を 3つの受験で横に並べると、違いは思うより少ないです。図1のように、上の帯が共通の物で、下の箱が受験ごとに足す物です。先に帯を固めて、次に自分の箱だけを足してください。先輩やきょうだいの話を聞いて増やした荷物は、たいてい別の受験の持ち物です。筆記用具の目安は、削った鉛筆が 3 本以上、消しゴムが 2 個です。折れる、落とす、転がる。試験中に自分で拾えない場面を考えた数です。

図1 3つの受験で共通の持ち物と、受験ごとに足す物

高校受験で足すのは、書類の確認と定規です。都立は「受検票」と書き、学力検査は 2027年2月21日(日)、推薦に基づく選抜の検査は 1月26日(火)・27日(水)です。都立については東京都教育委員会の実施要綱と受検票が最優先で、定規やコンパスの扱いもそこで確かめます。東京の私立高校は推薦入試が例年 1月22日以降、一般入試が例年 2月10日以降で、日程も持ち物も各校の募集要項に従います。都立と私立の紙を同じ封筒に入れて過ごすと、当日の朝に別の学校の受験票をつかみます。1 校ごとにクリアファイルを分けてください。

中学受験で足すのは、学校の数だけの受験票と親の荷物です。2027年2月1日は月曜日で、東京の私立中学の入試は例年この日に幕を開けます。どの学校がどの日かは、各校の募集要項が答えです。午前と午後で別の学校を受ける日は、かばんに 2 校分の受験票が入ります。どちらの学校でどの紙を出すのかを、お子さまが自分の口で言えるようにしてから家を出てください。定規やコンパスを指定する学校もあるので、これも学校ごとに確かめます。付き添う親も、上着、受験校の連絡先、待ち時間に読む物を自分のかばんに入れます。控室があるかどうかは学校ごとに違います。

大学受験で足すのは顔写真つきの身分証と黒鉛筆です。2027年1月16日(土)・17日(日)の共通テストで基本の持ち物に挙がるのは、受験票と顔写真つきの身分証のほか、H・F・HB の黒鉛筆、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り、時計です。細部は毎年同じとは限らず、受験票と一緒に必ず読む『受験上の注意』が最優先です。授業で使っている筆箱をそのまま持っていかず、中身を一度全部出して入れ直してください。2 日目も同じ受験票を使うので、1 日目の夜にかばんの同じ場所へ戻すところまでが準備です。私立大学や国公立大学の個別の試験は、それぞれの大学の案内で別に確かめます。

上履きと時計は、去年の話で決めない

上履きは、いちばん「たぶん」で済まされる持ち物です。要る学校と要らない学校があり、同じ学校でも年度で案内が変わることがあります。共通テストは受験票の「上履き持参」の表示で決まり、高校受験と中学受験は受験票、募集要項、学校のページの順に見ます。どこにも書いていなければ、前日までに学校へ電話で聞いてください。窓口が閉まった後に気づいたなら、持っていくほうに倒します。増える荷物は袋 1 つで、無くて困る時間は試験の間ずっと続くからです。

選ぶのは、ふだん学校で履いている物か、履き慣れた室内履きです。新品のスリッパは階段で脱げやすく、歩くたびの音が自分で気になります。親も校舎に入る中学受験では、親の分のスリッパを案内で求められることがあります。袋はかばんの外に提げると、中の受験票を探す手の邪魔になりません。

時計は、教室にあるものと思わないでください。あったとしても、自分の席から見えるとは限りません。共通テストの時計は時計の機能だけのものが条件で、スマートウォッチはこの条件に入りません。計算機能の付いた物、アラームの鳴る物、秒針の音がする物も避けます。高校受験と中学受験は学校の案内に従いますが、時計の機能だけの腕時計にそろえておけば、どの受験にも同じ 1 本で向かえます。

時計の準備は 3 つです。前の晩に時刻を合わせる。アラームを切る。模試で使った物をそのまま使う。本番の朝に新しい時計をおろすと、残り時間を読むたびに一瞬の迷いが入ります。文字盤の角度で残りを見る人と、数字を引き算する人では、慣れた形が違うからです。電池が切れても試験は待ってくれないので、小さな時計をもう 1 本、かばんに入れておくと崩れません。

防寒と昼食は、席に着いた後まで想像する

上着は各自で用意する物ですが、厚い 1 枚で全部を解決しようとしないでください。共通テストは 1 月、東京の私立中学と都立の学力検査は 2 月です。席は選べません。窓際で足元から冷える席もあれば、暖房の風が顔に当たる席もあります。薄手の物を重ね、一番上を前の開く服にすれば、座ったまま手元で調整できます。試験中の脱ぎ着は監督者の指示に従います。

手袋とマフラーは移動のための物で、席に着いたらかばんへ戻します。手が冷えると字がふるえるので、カイロは開始前に指を温めるために使ってください。膝掛けを使えるかどうかは案内で確かめます。帰り道も数に入れます。共通テストの 1 日目は英語リスニングが 18:20 に、2 日目は情報Ⅰが 18:00 に終わります。朝と同じ服で、暗くなった道を歩いて帰ることになります。

昼食は、席で開ける場面まで考えます。共通テストの 1 日目は地理歴史・公民が 11:40 に終わって国語が 13:00 に始まり、2 日目は理科が 11:40 に終わって数学①が 13:00 に始まります。この間に食べる物は、ふだん食べ慣れた物で十分です。試験の日に初めての物を試す理由はありません。飲み物はふたがしっかり閉まる物にして、かばんの底で倒れないようにします。

高校受験は昼をまたぐかどうかも含めて学校の案内で確かめます。中学受験は、午前で終わる学校と午後入試に回る日で段取りが変わります。午後入試に回る日は、どこで食べるのかを親子で先に決めてください。駅や試験場の周りの店は、朝は混むことも開いていないこともあります。当日の朝に買う計画は、予備にとどめます。

お金と交通は、電車が止まった朝から逆算する

交通カードの残高は、改札で止まって初めて気づきます。前の晩に残高を見て、往復の運賃に足りなければ入金してください。スマートフォンの中のカードを使う人は、電池が切れた瞬間に改札を通れなくなります。だから現金を別に持ちます。紙幣と硬貨を少しずつ財布に入れ、往復の運賃と、昼を途中で買い直せる分があれば足ります。バスに乗る経路なら硬貨の出番が増えます。

経路は 2 本書きます。いつもの経路と、電車が止まったときに別の路線で向かう経路です。1 月と 2 月は雪で列車が遅れることがあります。家を出る時刻は、いつもの経路で間に合う時刻ではなく、予備の経路でも間に合う時刻で決めてください。下見で歩いた道も、当日の朝は暗さと人の多さで違って見えます。

紙に書くのは、乗り換えの駅、試験場か学校の名前、電話番号、受験番号の 4 つです。スマートフォンの地図は電池と電波に頼っていますが、紙は切れません。この紙は交通カードと一緒に上着のポケットへ入れます。遅れそうなときは、走る前に電話です。試験場か学校の指示を受けてから動いてください。体調などで当日受けられないときも、共通テストは受験票に書かれた問合せ先の大学へすぐ連絡して追試験を申請します。

車で送る予定の家庭は、もう 1 つ確かめることがあります。高校受験と中学受験では、車での来校を断っている学校があります。募集要項か学校の案内を読み、近くで降ろす場所まで決めておいてください。渋滞で止まった車の中では、電車のように別の経路へ切り替えられません。

家を出てから忘れ物に気づいたら

電車の中で気づいたときの動きは、図2のように受験票かそれ以外かで分かれます。どちらの場合も、取りに戻るのは最後の手段です。戻れば間に合うという計算には、たいてい電車の遅れが入っていません。

図2 家を出てから忘れ物に気づいたときの動き方

受験票が無いとき、共通テストでは試験場本部で仮の受験票の交付を受けます。そのまま試験場へ向かい、本部の場所は係の人に聞いてください。高校受験と中学受験は扱いが学校ごとに違うので、移動しながら学校へ電話して指示を受けます。番号が受験票にしか書いていないと、ここで詰まります。経路の紙に番号を写しておく理由はこれです。親のスマートフォンに受験票の写真を残しておくと、受験番号をすぐ伝えられます。ただし、写真が受験票の代わりになるとは考えないでください。

受験票以外の物は、途中で買うか、受付で相談します。鉛筆と消しゴムは駅の近くの店で買えることがあります。時計は店に無いことも多いので、かばんに入れた予備の 1 本がここで効きます。昼食と飲み物は、試験場に着く前の店で手に入れます。上履きを忘れたら、学校の受付で申し出てください。買い物で時間がなくなりそうなら買うのをやめ、先に試験場へ入ります。筆記用具が足りないまま着いたときも、係の人に伝えれば次の動きが決まります。

親の側は、連絡を受けたらまず、お子さまが今どこにいるかを聞きます。家から届けるなら親が別の電車で向かい、お子さまは止まらずに試験場へ進みます。電話口で責める言葉は、忘れ物そのものより長くお子さまの頭に残ります。

よくある質問

持ち物で、いちばん忘れてはいけない物は何ですか

受験票です。共通テストは郵送されないので、自分で印刷した紙を持っていきます。鉛筆も上着も買い足せますが、受験票は店に売っていません。かばんの中の置き場所を 1 か所に決め、毎回そこから出して、そこへ戻してください。インターネットで出願して受験票を家で印刷する学校では、印刷した紙が持ち物になります。スマートフォンの画面で足りるかどうかは学校の案内で確かめます。

シャープペンシルは持っていってよいですか

共通テストの持ち物の基本は黒鉛筆なので、シャープペンシルだけで行くのはやめてください。高校受験と中学受験は学校ごとに違うので、受験票と募集要項で確かめます。どの受験でも、鉛筆を主役にして筆箱を組んでおけば、当日の迷いが 1 つ減ります。

スマートフォンは持っていってよいですか

連絡と交通のために持っていく受験生が多い物ですが、試験中の扱いは案内に従います。試験場に着いて親へ 1 通送ったら、電源を切ってかばんにしまってください。消音にしただけでは、アラームが鳴ることがあります。もちろん時計の代わりにはなりません。

あると助かる物は何ですか

ハンカチ、ティッシュ、マスク、カイロ、休み時間に開くまとめノートを 1 冊です。増やしすぎると、受験票を探す手間が増えます。机の上に出してよいかは、どれも案内と監督者の指示に従います。ふだん飲んでいる薬がある人は、試験中の扱いを含めてかかりつけの医師に相談し、学校や試験場にも確かめてください。

チェック表

印刷して、前の晩にかばんへ 1 つずつ入れながら印を付けてください。「要」の物は入れます。「案内」の物は、案内を読んでから決めます。

済 持ち物 高校受験 中学受験 大学受験(共通テスト)
□ 受験票(都立は受検票) 要 要(学校の数だけ) 要(印刷した紙)
□ 顔写真つきの身分証 案内 案内 要
□ 鉛筆 3 本以上 要 要 要(黒鉛筆 H・F・HB)
□ 消しゴム 2 個 要 要 要(プラスチック)
□ 鉛筆削り あると助かる あると助かる 要
□ 定規とコンパス 案内 案内 基本の持ち物に無い
□ 時計の機能だけの時計 要 要 要
□ 上履きと袋 案内 案内 案内
□ 上着と重ね着 要 要 要
□ 昼食 案内 案内(午後入試の日は要) 要
□ 飲み物 要 要 要
□ 交通カードと現金 要 要 要
□ 経路と連絡先の紙 要 要 要
□ 親の上着と受験校の連絡先 付き添う日 要 付き添う日

詰める場所も決めておきます。図3のように、受験票はかばんの手前、筆箱と時計は中、昼食と飲み物は底、上履きは外の袋、交通カードは上着のポケットです。

図3 かばんの中の置き場所と、朝に触って確かめる3か所

朝 6 時の玄関で全部を開け直すと、時間も気持ちも削られます。触るのは図3の番号の 3 か所だけです。1 が受験票、2 が筆箱と時計、3 が交通カードです。昼食と上履きは足りなくても途中で手当てできるので、番号を付けていません。詰めるのは本人の手で行ってください。親が詰めたかばんは、中身がそろっていても、本人が置き場所を言えません。

今夜できることと個別指導で確かめること

今夜は手を 2 回動かすだけで構いません。まず、受験票と募集要項を机に出し、募集要項の持ち物の欄と、上履きや昼食について書いてある行に線を引きます。受験票には何も書き込みません。書いていない物があれば、窓口の開いている時間に学校へ電話で聞く物として紙に残します。次に、筆箱の中身を全部出して、案内にある物だけを戻します。かばんを閉じるのは、この 2 つの後です。個別指導では、持ち物の話で終わらせず、本番と同じ鉛筆と時計で 1 回解き、マークを塗る速さや残り時間の読み方で手が止まった問題まで戻って確かめます。

まとめ

朝の玄関で崩れる人は、物を持っていない人ではありません。どこに入れたかを言えない人です。案内を読んで線を引き、前の晩に自分の手で詰め、朝は 3 か所だけ触る。ここまで決めてあれば、靴を履く手は止まらず、電車の中で持ち物のことを考える時間も消えます。かばんに最初に入れるのも、朝いちばんに触るのも、受験票です。

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