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都立入試の前日と当日—2月21日の持ち物と過ごし方|武蔵野個別指導塾

2月21日は日曜なので、下見は同じ時刻表で走る土曜に済ませます。受検票は靴の上に置き、教科の間は答えを確かめ合わない。3月9日の追検査の位置づけまで、玄関で使える手順です。
都立高校の学力検査に基づく選抜(第一次募集)は、2027年2月21日(日)です。前日は新しい問題を開かず、持ち物を玄関にそろえて、いつもの時刻に寝てください。持ち物は、受検票、筆記用具、定規とコンパス、時計、昼食、上着、飲み物です。やることを時間の順に並べると次の表になります。
| いつ | すること |
|---|---|
| 2月20日(土)の夕方まで | 下見を済ませ、受検票を靴の上に置く |
| 2月20日の夜 | 新しい問題を開かない。見直しは紙1枚。いつもの時刻に寝る |
| 2月21日(日)の朝 | 受検票を手に取り、日曜の時刻表で家を出る |
| 教科の間 | 終わった教科の答えを確かめ合わず、見直しの紙で次の教科だけ読む |
| 3月1日(月) | 合格発表 |
| 3月9日(火) | インフルエンザ等の追検査(合格発表は3月12日(金)) |
持ち物や時刻の細部は、東京都教育委員会の実施要綱と受検票が最優先です。この表と食い違うところがあれば、そちらに従ってください。
よくあるのは、2月20日の夕方、下見から帰って靴を脱いだ玄関で「受検票、どこに入れたっけ」と手が止まる、という場面です。中学校からもらったファイルを開き、机の引き出しを引き、さっきのかばんを床にひっくり返す。台所からは「明日は何時に出るの」と声が飛んできて、「まだ決めてない」と短く返してしまう。窓の外はもう暗くなり始めていて、勉強していない時間が急に怖くなる。けれど、この夕方に足りないのは勉強ではありません。何を玄関に置き、朝に何をするかが決まっていないだけです。決めてしまえば、夜は静かになります。
持ち物は玄関の床で3つの山に分ける
かばんの中身をいったん全部出して、玄関の床で3つの山に分けてください。図1のように、必ず持つ物、あると助かる物、家に置く物の3つです。かばんに入ったままの「たぶんある」は、朝の不安にそのまま変わります。目で見て数えた物だけを、かばんに戻します。

必ず持つ山の先頭は受検票です。受検番号は、教室と席を探すときも、合格発表を見るときも入口になります。かばんの奥にしまわず、透明の袋に入れて靴の上に置いて寝てください。靴の上にあれば、拾わないと家を出られません。スマートフォンで写真を撮っておくと番号の控えになります。それでも家を出てから忘れたと気づいたら、戻る前に、受検する高校へ電話して指示を受けてください。自分の判断で引き返すと、時間だけが減ります。
筆記用具は、削った鉛筆を数本と、シャープペンシル、消しゴムを2つ。消しゴムは机から転がると席を立って拾えないので、予備があるだけで慌てずに済みます。使える筆記用具の指定は、過去問の問題冊子の表紙にある注意書きにも出ています。前夜に1度読み直せば、マークを塗る鉛筆の濃さで迷いません。定規とコンパスは、過去問の数学に作図が出てくるので、筆箱を開けて入っているかを確かめます。時計は時計の機能だけの腕時計を選びます。教室の時計が見やすい席に座れるとは限らないからです。昼食も必ず持つ山に入ります。5教科の検査は昼をはさむからです。中身は普段どおりの物で足り、前夜に特別な物を買い足す必要はありません。
あると助かる山は、上着、飲み物、見直しの紙1枚です。暖房の効き方は席によって違い、窓際は冷えることがあります。脱ぎ着できる上着が1枚あれば、検査の途中で寒さに気を取られません。家に置く山は、まだ解いていない問題と、通信できる時計です。新しい問題はかばんに入れた時点で、電車の中で開きたくなります。スマートフォンを持っていくなら、電源の扱いは当日の指示に従ってください。
下見は土曜のうちに、日曜の時刻表で測る
2月21日は日曜日です。ここを見落とすと、平日の感覚で家を出る時刻を決めてしまいます。多くの路線は平日と土休日で時刻表が違い、朝の本数も乗り換えの待ち時間も変わります。前日の2月20日は土曜日なので、多くの路線で検査当日と同じ時刻表が使えます。同じ時間帯の電車に乗って測れるなら、これより正確な下見はありません。平日に下見を済ませた人は、乗る電車だけ土休日の時刻表で引き直してください。
下見で確かめるのは次の4つです。
- 乗る電車と、乗り換えのホーム
- 降りる駅の改札と出口
- 駅から校門までの道と、歩いてかかる時間
- 校門の場所(裏門や通用門と間違えないように)
歩いてかかる時間は、地図の表示ではなく自分の足で測った分を使います。校内に入る必要はありません。校門の前に立ち、帰り道の曲がり角を振り返って見ておけば、目的は果たせます。当日の朝、同じ駅で降りる中学生が前を歩いていても、その人が同じ高校へ向かうとは限りません。前を行く制服についていく方法は、最後の角で裏切ります。
夕方の今になって下見ができていないなら、これから出かけないでください。暗い道は、朝とは別の道に見えます。地図で降りる駅の出口と校門を確かめ、明日は電車を1本早めれば足ります。連絡先も今のうちです。電車が止まって間に合いそうにないときは、受検する高校へ電話して指示を受けます。番号を紙に書いてかばんに入れ、保護者のスマートフォンにも登録しておくと、駅の人混みの中で探さずに済みます。
夜と朝は、集合の時刻から逆に決める
起きる時刻を先に決めると、たいてい根拠のない数字になります。図2のように、受検票や学校の案内にある集合の時刻を右端に置き、そこから左へ順に決めてください。校門に着く時刻、最寄り駅に着く時刻、家を出る時刻、朝ごはん、起きる時刻の順です。乗る電車は、間に合う中でいちばん遅い電車ではなく、その1本前を選びます。決まった時刻は紙に書いて玄関に貼り、家族にも見せてください。これで「明日は何時に出るの」という問いは消えます。

夜は、新しい問題を開かないでください。解けなかった1問は、寝る前の頭にいちばん長く残ります。机でやることは、見直しの紙を作ることだけです。過去問で自分が間違えた所から、1教科3行ずつ、5教科で15行を紙1枚に書き出します。裏には検査の時間割を写します。書き終えたらかばんに入れて、机を離れてください。夕食と入浴はいつもの時刻のまま、献立も普段どおりです。
眠れなくても、失敗ではありません。本番の前夜に眠りが浅くなる人は珍しくありません。布団の中で時計を見るのをやめて、明日の朝の手順を1つずつ思い出しているうちに夜は過ぎます。
日曜の朝は家の中が静かです。平日なら起こしてくれる物音がありません。目覚ましは2つかけ、家族にも起こす役を頼んでください。起きたらカーテンを開け、朝ごはんを普段どおりに食べます。家を出る前に運行情報と天気を見て、最後に靴の上の受検票を手に取ります。
5教科の間は、終わった教科を閉じる
教科の順と休み時間の長さは、受検票や学校の案内の時間割で確かめてください。前夜に紙の裏へ写してあれば、教室で慌てて探さずに済みます。休み時間にやることは、次の順で固定します。
- 終わった教科の物を片づけ、かばんのチャックを閉める
- 席を立ち、先にトイレへ行く
- 席に戻り、見直しの紙で次の教科の3行だけ読む
- 紙をしまい、手を空けて開始を待つ
いちばん効くのは最初の手順です。問題冊子の扱いは当日の指示に従い、開き直さないでください。答案はもう手元にありません。開いて見つかるのは、取り戻せない間違いだけです。廊下で「あの問題、いくつになった」と聞こえても、確かめに行かないでください。合っていても次の教科の点は増えず、違っていれば次の教科の間ずっと頭に残ります。同じ中学の友達が同じ会場にいるなら、朝のうちに「答えの話はしない」と一言交わしておくと、断る手間が消えます。開始の合図の後は、問題を読む前に受検番号を解答用紙に書きます。5教科のたびに最初の動きが同じなら、手が落ち着きます。
昼休みは、食べる場所を指示どおりに確かめ、先に食べてから午後の教科の3行を読みます。午前の手応えが悪くても、数え始めないでください。まだ開いていない教科には、1問の間違いもありません。英語は、過去問と同じ形ならリスニングから始まります。英語の前の休み時間だけは少し早く席に戻り、周りの話し声から離れておきます。
3月1日までの8日間と、3月9日の追検査
図3は、2月21日から先の日程を、日数の比のとおりに並べたものです。受けた人の道は3月1日(月)の合格発表で終わります。インフルエンザ等で受けられなかった人の道は、3月9日(火)の追検査を通り、合格発表は3月12日(金)です。

8日間で変えられるのは結果ではなく、3月1日の準備です。翌日の月曜からは学校に戻り、起きる時刻を崩さないでください。やっておくのは、合格のときと不合格のときの両方の手続きを紙に書き出すことです。併願校の入学手続きの締切は学校ごとに違うので、各校の募集要項で確かめます。発表の方法は受検する高校の案内で確かめ、受検票は発表が終わるまで捨てないでください。自己採点は、問題冊子を持ち帰れたときに1回だけで十分です。したくなければ、しなくてかまいません。保護者の方は「どうだった」を重ねず、お子さまが話し始めるまで待ってください。
3月9日の追検査は、インフルエンザ等で2月21日に受けられなかった人のための検査です。手応えの悪かった人が受け直す場ではありません。だから2月21日は、次があると思わずに受けます。その一方で、熱の朝に道が全部閉じるわけでもありません。申請の手順と要る書類は、在籍する中学校の先生に確かめてください。検査の日は日曜なので、朝に連絡がつく先を金曜のうちに聞いておきます。聞きそびれていたら、受検する高校へ電話して指示を受けます。
日曜に開いている診療所は限られます。前夜のうちに地域の休日診療の場所を1か所調べておき、熱が出たら受診して、受検してよいかを相談してください。追検査の発表は3月12日(金)と遅いので、併願校の手続きの締切が先に来ることがあります。追検査に回ると決まった日のうちに、併願校の募集要項を開いて締切を確かめてください。
よくある質問
都立入試の前日に勉強してもいいですか
してかまいません。手を動かしているほうが落ち着く人に、無理に休めとは言いません。ただし解くのは、一度解いた問題だけです。過去問で間違えた問題を解き直し、できたら閉じる。夕食までで切り上げれば、夜は見直しの紙だけで足ります。
都立入試の前日は何時に寝ればいいですか
いつもの時刻です。早く布団に入りすぎると、眠れない時間が長くなるだけです。朝の起きる時刻が普段より早くなる人は、2月の中ごろから少しずつ寄せておくのが本筋で、前日に急に変えても体はついてきません。これを前日に読んでいる人は、いつもより少し早い程度にとどめてください。
保護者は会場までついていくものですか
決まった形はないので、お子さまに聞いて決めてください。一緒に行くなら最寄り駅か校門の手前で別れ、かける言葉は「いってらっしゃい」で足ります。待つ場所や車での送迎の可否は、学校ごとの案内に従います。迎えに行くなら、待ち合わせは校門ではなく駅にすると、同じ時に出てくる人の流れの中で探さずに済みます。
前日に雪の予報が出ていたらどうしますか
前日の夜と当日の朝の2回、運行情報と、東京都教育委員会や受検する高校からの知らせを確かめてください。雪の予報なら電車をもう1本早め、滑りにくい靴を選びます。ただし前日に初めて履く靴はやめて、履き慣れた靴の中から選びます。遅れそうなときに電話する先は、前夜に紙へ書いた受検する高校の番号です。
チェック表
印刷して玄関に貼り、1行ずつ印を付けてください。
| 済 | 時点 | 玄関で見ること |
|---|---|---|
| □ | 前日の夕方まで | 受検票を透明の袋に入れて靴の上に置いた |
| □ | 前日の夕方まで | 受検番号を写真に撮った |
| □ | 前日の夕方まで | 削った鉛筆、シャープペンシル、消しゴム2つを筆箱に入れた |
| □ | 前日の夕方まで | 定規とコンパスを筆箱に入れた |
| □ | 前日の夕方まで | 時計の機能だけの腕時計が動いている |
| □ | 前日の夕方まで | 昼食と飲み物の用意を家族と決めた |
| □ | 前日の夕方まで | 上着と履き慣れた靴を玄関に出した |
| □ | 前日の夕方まで | 受検する高校の電話番号を紙に書いた |
| □ | 前日の夕方まで | 休日診療の場所を1か所調べた |
| □ | 前日の夜 | 見直しの紙を1枚作り、裏に時間割を写した |
| □ | 前日の夜 | 家を出る時刻を紙に書いて玄関に貼った |
| □ | 前日の夜 | 目覚ましを2つかけ、家族にも頼んだ |
| □ | 当日の朝 | 運行情報と天気を見た |
| □ | 当日の朝 | 受検票を手に取ってから靴を履いた |
| □ | 検査の後 | 併願校の手続きの締切を紙に書いた |
| □ | 検査の後 | 3月1日の発表の方法を確かめた |
今夜できることと個別指導で確かめること
今夜できることは2つです。1つ目は、かばんの中身を玄関の床に全部出して3つの山に分け、受検票を靴の上に置くこと。2つ目は、集合の時刻から逆に数えて家を出る時刻を紙に書き、家族に見せることです。どちらも夕食の前に終わります。山を分けていて足りない物に気づいても、この時間なら店の閉まる前に買えます。個別指導では、過去問で落とした問題が教科書のどの単元まで戻れば解けるのかを、1問ずつ確かめます。前日に戻るのは1単元までです。それより深い穴は、この夜には掘り返さないと割り切ります。
まとめ
前日の怖さの多くは、勉強の不足からではなく、決めていないことから来ます。持ち物の山、乗る電車、起きる時刻、教科の間の手順。どれも2月20日の夕方に決められますし、3月9日の追検査があることも、もう知っています。明日の朝のあなたが迷う物は、玄関に残っていません。
受検票を靴の上に置いた時点で、前日の準備は終わっています。
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