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都立入試の直前対策—2月21日までの5教科の配分|武蔵野個別指導塾

残り14日を3つに切り、休日は数学120分・英語と理科と社会90分・国語60分で組みます。過去問は合計点より落とした理由で読み、数学の冊子から今日の午前を始めましょう。
第一次募集の学力検査は2027年2月21日(日)、合格発表は3月1日(月)です。2月最初の日曜から数えると残りは14日。5教科は均等に割らず、次の3つの区切りで配分を変えます。
| 検査まで | すること | 教科の重心 |
|---|---|---|
| 14〜8日前(7日) | 知識の穴をふさぐ | 社会と理科を詰める。数学と英語は2日続けて空けない |
| 7〜2日前(6日) | 過去問を本番の順で解く | 5教科を国語から理科まで通す |
| 前日(1日) | 落とした問題を読むだけ | 新しい問題を解かない |
1日の目安は、休日が数学120分・英語90分・理科90分・社会90分・国語60分の合計450分、学校のある平日が210分です。
よくあるのは、2月最初の日曜の午前、自室の机に過去問の束を積んだまま、壁のカレンダーの前で手が止まるという場面です。2月21日の丸まで指で数えると14マス。途中には私立の入試の印もあります。数学の証明はまだ怖く、歴史のできごとの順番は半分しか並びません。どれも足りない気がして、どの冊子も開かないまま午前がじわじわ減っていく。そこで「都立入試 直前対策」と打ちこむ指が欲しいのは、励ましではありません。今日の午前に開く教科の名前です。答えは数学です。理由と残りの13日の組み方を、順に書いていきます。
2月の時間割は残り14日を3つに切る
図1のように、検査までの14日を長さの違う3つの区切りに分けます。線の長さは日数どおりで、前半が7日、後半が6日、前日が1日です。2月最初の日曜を14日前と数えると、前半は日曜から土曜までの7日で、途中の祝日を入れて休日が3日、平日が4日。後半は日曜から金曜までの6日で、休日が1日、平日が5日になります。学校の行事で崩れる日は、そこだけ手で直してください。

1日の枠は次の表のとおりに置きます。平日はAとBを交互に回します。
| 日 | 1つ目の枠 | 2つ目の枠 | 3つ目の枠 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 平日A | 朝 社会30分 | 夕方 数学90分 | 夜 理科60分・国語30分 | 210分 |
| 平日B | 朝 理科30分 | 夕方 英語90分 | 夜 社会60分・国語30分 | 210分 |
| 休日 | 午前 数学120分・英語60分 | 午後 理科90分・社会90分 | 夜 国語60分・英語30分 | 450分 |
後半に入ると、枠の長さはそのままで中身が変わります。最初の日曜に過去問1年分を本番の順で通します。例年の順は国語・数学・英語・社会・理科で、午前に3教科、午後に2教科です。続く平日の5日は、もう1年分を同じ順に1教科ずつ解きます。夕方の90分で解いて丸を付け、夜の90分で直す。朝の30分は前の晩に間違えた用語の見直しのままです。夜の最後の15分には、その日の教科が何であれ数学の計算か英語の音読を入れて、この2教科を2日続けて空けないようにします。
全部を足すと、前半が2190分、後半が1500分、前日の見直しが120分で、合計3810分、つまり63時間30分です。東京の私立高校の一般入試は例年2月10日以降に入るので、前半の途中で受ける人もいます。日程は学校ごとに違うので各校の募集要項で確かめ、図1の橙の時期に入試の日を書きこんでください。平日に2日入れば420分減って56時間30分。入試の日は都立の勉強を0分と数え、翌日は何事もなかった顔で時間割へ戻ります。取り戻そうとして夜を削ると、次の朝の30分から崩れるからです。起きる時刻は後半の日曜から本番の朝に寄せていきます。持ち物や教科の順、集合の時刻は、東京都教育委員会の実施要綱と受検票が最優先です。
5教科の割り振りは均等にしない
5教科に同じ時間を割ると、時間割はきれいになり、点の動く場所からは外れます。割り振りは教科の性格で決めます。社会と理科は、知らなかったことがそのまま失点の理由になっている教科で、覚えて確かめれば残り14日でも手当てが間に合います。数学と英語は逆で、新しく覚えることより手と目の速さが問われます。2日止めると計算の手が遅くなり、英文を追う目も鈍ります。国語は時間を足しても動きにくい教科ですが、漢字と作文だけは直した分が答案に残ります。
図2はその結果です。上の帯が休日1日の450分で、数学120分、英語90分、理科90分、社会90分、国語60分。下の帯は平日AとBを合わせた2日分の420分で、数学90分、英語90分、理科90分、社会90分、国語60分です。

休日だけ数学が長いのは、一度に長く座らないと最後の問題まで手が届かないからです。平日の夕方の90分では、関数か図形の1題を解いて直すところで終わります。だから休日の午前の120分を数学に渡し、問題の後半まで解き切ります。冒頭で今日の午前は数学だと書いたのは、この理由に加えて、本番でも午前に解く教科だからです。国語の60分が短く見えるなら、中身を見てください。漢字の確認に15分、読解1題か作文1本に45分で、これで回ります。
この配分は土台で、動かしてかまいません。苦手に合わせて動かすのは1教科につき30分までとし、たとえば休日の社会を60分にして数学を150分にします。合計は450分のままです。ただし、どの教科も0分にはしません。0分の教科は、次に開いたときに手順を思い出すところから始まり、取れていた問題まで落とします。
受ける学校の教科の数と配点は募集案内で確かめます。国語・数学・英語で自校作成問題を使う学校を受けるなら、その3教科の過去問はその学校の物に差し替えます。社会と理科は共通の問題のままなので、分の配分はそのままで足ります。
過去問の点は合計より落とした理由で読む
過去問の合計点は天気のように動きます。年度によって問題の難しさが違い、前の晩の眠りでも動く。だから1回の上下で受ける学校を変えてはいけません。丸付けのあとに見るのは合計ではなく、落とした問題の中身です。落とした問題を数え、1問ずつ理由をノートに書きます。
たとえば1年分を解いて、落とした問題が15問あったとします。図3のように、知らなかった問題が7問、ミスが5問、時間切れが3問。合計点だけ見れば「足りない」で終わる答案が、こう分けると今夜の予定表に変わります。

知らなかった7問は、その日のうちに覚えます。社会の用語、理科の実験の器具、英単語、漢字がここに入ります。解説を読んで10分でわからない問題は、印だけ付けて先へ進みます。残り14日で1問に1時間かけるなら、知っていれば取れる問題を3問拾うほうが答案は太ります。
ミスの5問は、放っておけば次も起きます。「気をつける」では止まりません。「符号を書き写したら指で押さえる」「英語は時制に丸を付ける」「社会は正しいものを選ぶのか誤っているものを選ぶのかに線を引く」のように、手の動きを1行で書き、次の通しの前に読みます。時間切れの3問は、力の問題というより順番の問題です。国語なら作文を先に書く。数学なら最後の大問の最初の小問だけ先に取りに行く。どの順なら落とす問題が減るかを、後半の通しで試します。
目標の点は受ける学校と調査書で変わるので、担任の先生と1度話して決めたら、毎回は見直さないでください。同じ年度を2回目に解いて上がった点は、答えを覚えた点です。実力には数えません。解き直すのは落とした問題だけ。3日後にもう1回、何も見ずに解いて、通ればノートから消します。
社会と理科は覚えて確かめ、作文と記述は閉じて書き直す
社会と理科の詰め方
平日の夜の60分は、覚える20分、何も見ずに書き出す30分、間違いを直す10分に割ります。翌朝の30分は、前の晩に間違えたものだけを見ます。平日Aの夜に詰めた理科を平日Bの朝に、平日Bの夜に詰めた社会を平日Aの朝に見直す形で、時間割がそのまま確かめの仕組みになっています。
社会は、用語を資料に結びつけます。都立の社会は語句をそのまま書かせるより、地図やグラフや年表を読ませて選ばせる問題が目立ちます。落とした資料の問題は、どこを見れば答えが出たかを1行で書きます。歴史はできごとを時代の順に並べ直し、地理は地図の位置と気候のグラフを組にし、公民は三権や税の仕組みを図に描いて戻します。理科は物理・化学・生物・地学を前半の7日で1周します。実験の問題は「何を変えて何を測ったか」を1文で言い、計算は公式を紙に書き出してから解きます。覚える物を増やすのは後半の終わりまでで、前日は増やしません。
作文と記述の直し方
読み直すだけでは、記述は直りません。模範解答を読み、閉じて、自分の答案に足りなかった点を1行で書き、何も見ずに全部書き直します。直す点は教科で違います。
| 教科 | 書く問題 | 直す点 |
|---|---|---|
| 国語 | 自分の考えを書く作文 | 条件に丸を付ける。考えを先に書き、体験は1つだけ入れる。最後の文で問いへ戻る |
| 社会・理科 | 理由や結果を書く記述 | 問いの語をそのまま使う。文末を「〜から」「〜こと」と問いの形に合わせる |
| 数学 | 証明 | 等しい角や辺と、その根拠を1行ずつ対にする。合同や相似の条件は最後に書く |
| 英語 | 自分の考えを英語で書く問題 | 決められた語や文の数を先に確かめる。知っている単語だけで短い文を重ねる |
作文は前半の日曜と祝日の夜に1本ずつ書き、続く平日の国語の30分で書き直します。前半は2本で足ります。決められた長さや段落の条件は過去問の問いで確かめ、書き出す前に丸で囲んでください。条件を外した作文は、中身がよくても答案として弱いままです。
推薦の不合格の翌日に決めること
推薦の合格発表は2月2日(火)です。不合格だった人にとって、最初の日曜までの5日は短く、しかも気持ちが沈んだままの5日です。最初に言っておきます。学力検査に基づく選抜は推薦とは別の選抜で、推薦の結果が学力検査の点に足されたり引かれたりすることはありません。推薦は不合格の人のほうが多い学校も珍しくない入試で、結果が出た日に残っているのは、もう1回受けられるという事実です。
手順は4つです。
- 発表の日のうちに、学力検査の出願先と手続きの期限を担任の先生に確かめます。推薦で受けた学校をもう一度受けることもできます。
- 発表の夜は勉強の予定を入れません。敗因の分析もしません。討論や面接で何が悪かったかは、2月21日の答案に関係しないからです。
- 翌日から土曜までの4日で、数学・英語・社会・理科を1教科ずつ過去問で測ります。推薦の準備で止まっていた教科ほど先に開きます。測るだけなので、解けなくても落ちこむ必要はありません。
- 日曜からは図1の線に合流します。推薦の準備で作文を書いてきた人は、国語の作文の手がすでに動いています。前半の作文2本のうち1本は、推薦で書いた作文の書き直しに替えてかまいません。
国語を4日の中に入れないのは、4番の理由です。止まっていた教科から戻すほうが、日曜に合流したときの差が小さくなります。保護者の方は、お子さまに理由を聞かないでください。夕食をいつもの時刻に出し、翌朝もいつもの声で起こす。それ以上の励ましを足すと、お子さまは沈んだ顔を隠そうとして、かえって疲れます。
よくある質問
都立入試の直前は1日何時間勉強すればいいですか
時間から決めると、座っているだけの時間が増えます。例として置いた枠は平日が210分、休日が450分で、14日の合計が63時間30分です。学校に通いながら組める長さとして置いた数字で、これより長ければ受かるわけでも、短ければ落ちるわけでもありません。眠る時間を削って足すことだけはやめてください。朝の30分が最初に消え、確かめの仕組みが止まります。
過去問は何年分解けばいいですか
最後の14日に本番の形で解くのは2年分で足ります。後半の日曜に1年分を5教科通し、平日の5日でもう1年分を1教科ずつです。この2年分は最新の2年度に取っておき、前半はそれより前の年度を使います。年数を増やすと直しが追いつかず、丸を付けただけの答案が積み上がります。まだ1年分も解いていない人は、今日の午前に数学を1年分解くところから始めてください。
苦手な教科は捨ててもいいですか
教科は捨てません。解かないと決めてよいのは、教科ではなく1問ずつです。苦手な教科にも小問や基本の問題には取れるところがあり、そこを空けると得意な教科で埋めきれなくなります。数学が苦手なら、計算と小問を先に解き切り、最後の大問は最初の小問だけ取りに行く。英語が苦手なら、長文を全部読もうとせず、設問に関係する段落から探す。解かない問題を先に決めておくと、本番で手が止まる時間も減ります。
2月から新しい問題集を買ってもいいですか
買わないでください。足りない単元が見つかったら、学校のワークか手元の問題集の該当するページへ戻ります。新しい1冊は最初の数ページで落ち着いた気分をくれますが、最後まで届かず、直しの時間を奪います。どうしても必要なら前半のうちに1単元だけに絞り、後半には開きません。
チェック表
印刷して机の横に貼り、終わったものに印を付けます。
| 時期 | 確かめること | 印 |
|---|---|---|
| 14〜8日前 | 受ける学校の教科の数と、自校作成問題を使うかを募集案内で確かめた | □ |
| 14〜8日前 | カレンダーに7日前と1日前の線を引き、私立の入試の日を書いた | □ |
| 14〜8日前 | 後半に使う最新の2年度を取っておいた | □ |
| 14〜8日前 | 落とした問題に「知らなかった」「ミス」「時間切れ」の印を付けた | □ |
| 14〜8日前 | ミスを防ぐ手の動きを1行ずつノートに書いた | □ |
| 14〜8日前 | 作文を2本書き、それぞれ書き直した | □ |
| 14〜8日前 | 理科の4分野を1周した | □ |
| 7〜2日前 | 日曜に5教科を本番の順で通した | □ |
| 7〜2日前 | 平日に国語・数学・英語・社会・理科を1教科ずつ解いて直した | □ |
| 7〜2日前 | 時間切れの問題が減る解く順を決めた | □ |
| 7〜2日前 | 起きる時刻を本番の朝に寄せた | □ |
| 前日 | 新しい問題を開かず、落とした問題のノートだけを読んだ | □ |
今夜できることと個別指導で確かめること
今夜できることは2つです。1つ目は、カレンダーの検査の日から14日さかのぼり、7日前と1日前に線を引いて、私立の入試の日を書きこむこと。2つ目は、いちばん最近解いた過去問を1教科だけ出し、落とした問題に3つの理由の印を付けることです。合計点を計算し直す必要はありません。印がいちばん多い理由が、明日の最初の枠の使い道です。個別指導では、印の付いた問題を1問ずつ解いてもらい、関数なら比例の式の読み取りまで、英語の書く問題なら主語と動詞の置き方まで、止まった場所へ戻って確かめます。
まとめ
カレンダーの丸まで14マスしかないと焦った朝でも、開く冊子はもう決まっています。2月21日の答案に書けるのは、この14日で何も見ずに書き直した分です。合計点の数字は、その日まで黙らせておいてかまいません。名前の付いた失点は、もう怖い失点ではありません。
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