
武蔵野個別指導塾の特徴
中学受験の前日と当日—親と子の動き方、眠れない夜、学校を休むか|武蔵野個別指導塾

2027年の1月31日は日曜日で、入試の朝は月曜日の混雑の中です。前日の過去問、眠れない夜、朝の一言、午後入試の昼食まで、親子で先に決めておけます。
| 迷うこと | 先に決めておく答え |
|---|---|
| 前日に過去問を解くか | 初めての問題は解きません。一度解いた問題の見直しで止めます |
| 学校を休むか | 2027年は1月31日が日曜日、2月1日が月曜日です。前日に休む判断は要らず、受験する日の欠席連絡を前の週までに済ませます |
| 眠れない夜 | 起きて勉強を足しません。布団で目を閉じて朝を待てばよいと、親子で決めておきます |
| 当日の朝の声かけ | 「受験票は入っているよ」「時間は足りているよ」「行っておいで」の3つまでです |
| 試験の間の親 | 控室か近くで待ち、次の移動と手続きの締切を確かめます |
| 午後入試がある日 | 午前の下校から午後の集合までを紙に書き、昼食を取る場所まで決めます |
幕が開くのは、東京の私立中学では例年2月1日です。集合時刻、持ち物、控室の有無はそれぞれの学校で違うので、各校の募集要項と受験票で確かめてください。
よくあるのは、1月31日の夕食の食卓で、お子さまの箸が止まるという場面です。「やっぱり、去年の問題をもう1回解いておいたほうがいい?」。親はおわんを置いて、答えに詰まります。部屋の机には受験票を入れたクリアファイルがあり、明日の電車はもう3回調べました。調べ尽くしたはずなのに、決めていないことが次々に出てきます。眠れなかったらどうするのか。月曜日の小学校にはいつ連絡したのか。朝は何と言って送り出すのか。前日の夜に慌てて決めると、その慌ては向かいの席にそのまま移ります。決めることは、食卓に持ち込まないでおきます。
前日の過去問は、一度解いた問題だけを見る
前日に初めての問題を解くと、点数という結果が出ます。点が悪ければ、その点を抱えたまま布団に入ります。点が良くても、明日の問題は別の問題です。しかも、間違えた理由を調べて直す時間はもう残っていません。前日は力を伸ばす日ではなく、できることをできると確かめる日です。未解答の年度が1年分残っていても、開かないでください。
見るものは3つに絞ります。1つ目は、算数の間違い直しのノートから、解き直して解けた問題を数問。2つ目は、漢字と語句、理科と社会の暗記事項のうち、これまでに間違えたものだけ。3つ目は、明日受ける学校の過去問の解答用紙です。解くのではなく、大問の数、試験時間、解答用紙の大きさ、最初に手をつける大問を目で確かめます。紙の形を思い出しておくと、本番の最初の数分で迷う場面が減ります。
それでも「解きたい」と言うお子さまはいます。手を動かしているほうが落ち着くお子さまです。その場合は取り上げません。一度解いて点が取れた年度の大問を1つだけ、時間を計らずに解きます。丸つけは本人がして、親は点数を聞きません。
1日の配分は図1のように組みます。午前で見直しを終え、午後は持ち物をそろえ、夕食は普段どおり、就寝はいつもの時刻です。夕食のあとに漢字を少し見たいと言うなら止めません。止めるのは、新しい問題集を開いたときだけです。

夕食で避けるのは、初めて食べる物、傷みやすい生もの、いつもより多い量の3つだけです。験担ぎのカツは、普段から食べ慣れていてお子さまが喜ぶなら出して構いません。点が上がるからではなく、食卓で少し笑えるからです。入浴もいつもの順番のままにして、前日だけの特別な決まりを増やさないでください。
学校を休むかは、曜日と疲れ方で決める
2027年の暦で考えると、話は少し単純です。1月31日は日曜日なので、「前日に学校を休むか」で悩む必要がありません。2月1日は月曜日なので、この日に受験するお子さまには、月曜日そのものが欠席になります。残る判断は2つです。1月の最後の週に学校へ行くか。受験のない平日に学校へ行くか。迷ったら、次の3つの問いに順に答えてください。
| 問い | 答えと向き |
|---|---|
| 学校から帰ると疲れて、夜の勉強が崩れていますか | 「はい」なら休む候補に入れます |
| クラスで風邪やインフルエンザが広がっていますか | 「はい」なら休む候補に入れます |
| 休んでも、登校日と同じ時刻に起きて過ごせますか | 「いいえ」なら学校へ行くほうに傾けます |
最後の問いが一番重いです。休んだ朝に昼近くまで寝て、午後に慌てて机に向かうなら、学校の時間割のほうが生活を支えてくれます。友だちと話す休み時間が息抜きになっているお子さまもいます。休むこと自体に意味はなく、ねらいは入試の朝と同じ体で2月1日を迎えることです。休むと決めたら、起きる時刻、朝ごはん、勉強を始める時刻を登校日と同じにしてください。
連絡は前の週までに担任の先生へ入れます。受験する日を連絡帳か電話で伝え、当日の朝の欠席連絡をどうするかも一緒に確かめておくと、2月1日の朝に親が電話の前で時間を取られません。欠席の扱いは小学校ごとに違うので、そこも聞いておきます。友だちに「どこを受けるの」と聞かれたときの答えも決めておきます。「まだ言わないことにしてる」で十分です。お子さまが自分の口で言える短い一言を、親子で1つ用意してください。
受験が何日か続く場合は、合否が出たあとに学校へ戻るかどうかでまた迷います。合格でも不合格でも、翌日も受験があるなら行かせる理由はありません。受験がすべて終わった朝は、本人に聞いて決めます。登校したくない日が1日あっても、それは入試を走り切った体の普通の反応として受け止めてください。
眠れない夜は、布団の中で朝を待てばよい
眠れない夜への備えは、眠る工夫より先に、眠れなかったときの言葉を決めることです。「今夜眠れなくても、明日の試験は受けられる」。夕食の前か、もっと前の週に、この一行を親子で口に出しておきます。1晩の眠りが浅かったくらいで、これまでの勉強が消えることはありません。この前提が家の中にあれば、布団の中で焦る材料が1つ減ります。
布団に入る時刻はいつもと同じにします。早く寝かせようとして繰り上げると、眠れない時間が長くなりがちです。スマートフォンと時計は手の届かない所へ置きます。「あと何時間眠れる」と数え始めると、かえって目が覚めてくるからです。それでも眠れないときの手順は、次の3行に収めます。
- 起きて問題を解かない。
- 水を一口飲み、トイレに行き、布団に戻る。
- 目を閉じて横になり、朝を待つ。
親の側にも決まりがあります。廊下から「まだ起きてるの」と声をかけないことです。お子さまが部屋から出てきたら、「眠れなくて当たり前だよ。横になっていればいいよ」と1回だけ言い、水を渡して部屋に戻します。理由は説明しません。説明が長いほど、ただの寝つきの悪さが夜中の一大事になっていきます。
翌朝「眠れなかった」と言われたら、「そうか。ごはんできてるよ」で受け流してください。親が深刻な顔をすると、お子さまは自分の状態を深刻なものとして受け取ります。親自身も、いつもの時刻に布団に入ります。翌日の段取りは夕方までに終えてあるはずです。親の寝不足は、朝の声の硬さに出ます。
当日の朝の声かけは3つまで、試験の間は次の段取りを
朝の親の役目は、お子さまが考える量を減らすことです。問いかけは答えを要求します。「眠れた?」「忘れ物はない?」は、どちらも親の不安を相手に預ける言葉です。声をかけるなら、確かめ終えた事実を短く渡します。あいさつのほかに渡す言葉は3つで足ります。
| 場面 | 言いたくなる言葉 | 代わりの言葉 |
|---|---|---|
| 家を出る前 | 「忘れ物はない?」 | 「受験票は入っているよ」 |
| 電車の中 | 「間に合うかな」 | 「時間は足りているよ」 |
| 校門の前 | 「落ち着いて」「絶対大丈夫」 | 「行っておいで」 |
「落ち着いて」は、いまのあなたは落ち着いていない、と伝える言葉です。「絶対大丈夫」は親にもわからないことを言い切る言葉で、お子さまはそれを知っています。校門の前で長く話す必要はありません。朝ごはんは普段どおりの物を、食べられる分だけ出します。
この3つを本当のことにするために、朝の段取りは親が持ちます。起きる時刻は受験票の集合時刻から逆算し、移動、身支度、朝ごはんの順に引いて決めます。前の週から同じ時刻に起きて体を慣らしておくと、前日に急に早起きの話をしなくて済みます。雪や遅延の情報は親が確かめ、お子さまに実況しません。遅れたら親が学校の連絡先へ電話し、駅で遅延の証明をもらいます。
校門で別れたあと、親が答案にできることはありません。控室があるか、どこで待てるかは学校ごとに違うので、募集要項で先に確かめます。待つ間に確かめることは、下校の場所と合流の場所、次の学校までの経路、合格発表の確かめ方と入学手続きの締切の3つです。1校の結果で翌日以降の出願を動かす家庭は、その出願の締切も同じ紙に書きます。解答の速報を探し回っても、結果は動きません。
合流したときの第一声は「おつかれさま。お昼にしよう」です。「どうだった?」は言わないでください。お子さまが話し始めたら聞き、答え合わせはしません。手応えを話したくない日もあれば、電車を降りるまで話し続ける日もあります。どちらの日も、親の返事は相づちだけにします。
午後入試がある日は、昼食の場所まで紙に書く
午後入試がある日は、図2のように午前と午後の間で親子の動きが重なります。午前は別々に過ごし、合流して昼食と移動を一緒に済ませ、午後はまた別々になります。この真ん中の時間に決まりごとを集めるのが要点です。決めることは3つあります。
1つ目は合流の場所です。校門の前は下校する受験生と親で混むので、少し離れた目印を親子で決めておきます。2つ目は昼食を取る場所です。駅の近くの店は同じ考えの家庭で混むことがあるので、食べ慣れたお弁当かおにぎりを持って出て、移動の途中か午後の学校の近くで食べられる場所を決めます。会場で食べられるかどうかは受験票や学校の案内で確かめてください。3つ目は移動の時間です。午前の学校の下校の見込みと午後の学校の集合時刻を書き、その間に、経路検索の所要時間に30分を足した時間が入るかを確かめます。入らないなら、その組み方は前の週のうちに見直します。

図2の下の帯にあるとおり、移動の間は午前の手応えの話をしません。午後は別の学校の別の問題です。お子さまが午前の話を始めたら「あとで聞くね」で受け、目を閉じて休む時間を作ります。午前にうまくいかなかった大問を電車で思い返しても、午後の答案には1点も足されません。
もう1つ決めておきたいのは、午後を受けない線です。顔色が悪い、昼食がのどを通らない、本人が帰りたいと言う。このどれかなら午後は見送ると前もって親子で決めておけば、合流した場所で迷わずに済みます。その場で親が「ここまで来たのに」と言わなくて済むのが、この線の値打ちです。
午後入試のあとは帰宅が遅くなります。翌日も受験があるなら、夕食は買ってきた物で構いません。入浴を短くし、次の受験票をかばんに入れ、起きる時刻は動かさずに布団に入ります。夜に今日の問題を解き直すことはしません。翌日の学校の解答用紙を目で確かめるところまでで、1日を閉じてください。
よくある質問
中学受験の前日は何時間くらい勉強しますか
時間では決めません。見直す3つが終わったら切り上げます。午前で終わるならそれで十分です。不安で手が止まらないときは、持ち物の確認をお子さま自身に任せると、机から離れるきっかけになります。
下見は前日でも間に合いますか
間に合います。行くなら持ち物をそろえたあとに1往復だけにして、改札から校門までの道と、親が待つ場所を見ておきます。ただし2027年の1月31日は日曜日で、入試の朝は月曜日です。日曜日の空いた電車の感覚を本番に持ち込まないでください。経路検索は月曜日の朝の時間で引き直し、混雑を見込んで早めの電車にします。
前日に親から手紙を渡したほうがよいですか
渡さなくても問題ありません。渡すなら短くし、結果の話を書かないでください。「明日の夜は好きなものを食べよう」くらいの内容で十分です。試験の直前に読んで気持ちが揺れるお子さまもいるので、いつ開けるかは本人に任せます。
前日の夜に熱が出たらどうしますか
体温を紙に控え、かかりつけの医療機関に相談してください。受験については、受験票や募集要項にある問い合わせ先へ早めに連絡し、別室で受けられるか、日を変えられるかを聞きます。対応は学校ごとに違うので、確かめる前に受験をあきらめないでください。
チェック表
持ち物は図3のように2つのかばんに分けます。お子さまのかばんには試験で使う物だけを入れ、予備や連絡の紙は親のかばんに入れます。お子さまのかばんが軽くなるうえ、試験の前にかばんの中で物を探す時間が減ります。詰めるのはお子さま自身です。親が詰めると、当日の朝に「どこに入れたの」が始まります。受験校が複数あるなら、受験票は学校ごとのクリアファイルに分けます。インターネット出願の学校では受験票を家で印刷する形もあるので、前日の午後に紙で出してあるかを確かめてください。受験票を忘れたと気づいたら、受付にすぐ申し出ます。

| 済 | かばん | 物 | 確かめる点 |
|---|---|---|---|
| □ | お子さま | 受験票 | その日の学校の物か。学校ごとに分けてあるか |
| □ | お子さま | 筆記用具 | 鉛筆と消しゴム。持ち込める物は募集要項で確かめる |
| □ | お子さま | 時計 | 音が鳴らないか。計算機能の扱いは学校の指定に従う |
| □ | お子さま | 上履き | 要る学校と要らない学校がある |
| □ | お子さま | 上着、ハンカチ、ティッシュ | 脱ぎ着しやすい服か |
| □ | 親 | 受験票の写し | スマートフォンの写真でも控える |
| □ | 親 | 予備の鉛筆 | 消しゴムも1つ入れる |
| □ | 親 | 交通費 | 交通系カードと現金 |
| □ | 親 | 学校の連絡先 | 電車が遅れたときに電話する番号 |
| □ | 親 | 昼食と飲み物 | 午後入試の日と、昼をまたぐ日 |
| □ | 親 | 手続きの紙 | 合格発表の確かめ方、締切、次の集合時刻 |
物のほかに、前の晩までに済ませておくことは次の5つです。
- □ 起きる時刻の目覚まし時計を、親とお子さまで別々に合わせた。
- □ 家を出る時刻と乗る電車を紙に書いた。
- □ 小学校へ、受験する日の連絡を済ませた。
- □ 合流の場所を親子で口に出して確かめた。
- □ 午後を受けない線を親子で決めた。
今夜できることと個別指導で確かめること
今夜できることは2つです。1つ目は、受験する学校ごとに、集合時刻、合流の場所、昼食を取る場所を1枚の紙に書いて冷蔵庫に貼ることです。2つ目は、眠れない夜の一行を親子で一度口に出してみることです。まだ1月31日の夜でなくても構いません。早いほど、当日の親の声が軽くなります。
個別指導では、前日に見直す問題を間違い直しのノートから一緒に選びます。どの単元まで戻れば解き直せるかを確かめ、解けるものと、前日には手をつけないと決めるものを1問ずつ分けます。
まとめ
入試の朝に親ができることは、驚くほど少ないです。お子さまの答案に手は届かず、校門の先にも入れません。届くのは、前の晩までに整えた食卓と、かばんと、1枚の紙だけです。その3つが整っていれば、受験票を持った背中にかける言葉は短くなります。「行っておいで」の一言で足りる朝は、前の週に作れます。
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