
武蔵野個別指導塾の特徴
共通テストの自己採点—当日の夜から出願までの動き方|武蔵野個別指導塾

自己採点の点は1つの数字にせず、確実な点と不明の問いを足した点の幅で持ちます。1月17日の夜の採点から翌日の動き、出願先を決める5つの順番まで、手を動かす順に読めます。
共通テストの自己採点の材料は、問題冊子に残した印です。試験中に控え、1月17日の夜に採点し、翌日に数え直し、その点を志望校の配点に直してから出願先を決めます。
| いつ | すること |
|---|---|
| 試験中 | マークした番号を、問題冊子の選択肢に1問ごとに印で控える |
| 1月16日の夜 | 採点しない。翌日の科目の準備に戻る |
| 1月17日の夜 | 大学入試センターが公表する正解と配点で全科目を採点し、1枚の紙にまとめる |
| 翌日 | 別の色でもう一度採点し、点を「下の端」と「上の端」の幅で持つ |
| 出願まで | 締切を書き出し、志望校の配点に直し、集計で位置を見て、第1志望、後期と私立の順に決める |
よくあるのは、2日目が終わった帰りの電車で、かばんの中の問題冊子に手が伸びかける場面です。情報Ⅰまで受けた人なら、試験が終わったのは18:00。つり革の向こうで同じ会場の受験生がスマートフォンをのぞき込み、「数学のあそこ、③だったって」という声が聞こえてきます。ここで1問だけ確かめると、頭に残るのはその1問の×です。揺れる車内で見た×は、家に着くころには「全部だめだった」に育っています。冊子は閉じたまま帰ってください。採点は、机と紙と正解表がそろってから、全科目を一度に行います。
問題冊子に答えを控える理由は、マークシートが戻ってこないから
マークシートは試験が終わると回収され、手元には戻りません。答えの手がかりとして持ち帰れるのは問題冊子だけです。国公立大学の出願先を決めるとき、受験生の手元にある数字は自分で採点した点で、その点の材料は冊子の印しかありません。印がなければ、出願の相談は記憶の話になります。書き込みの決まりを含めて細部は年度で変わることがあるので、受験票と一緒に必ず読む『受験上の注意』が最優先です。
図1のように、動作は「塗る」と「丸を付ける」を2つで1組にします。大問の終わりにまとめて写す、試験の最後にまとめて写す、というやり方はやめてください。最後の数分は見直しと解き残しに取られ、真っ先に削られるのが写す作業です。番号に小さな丸を付けるだけなら、1問で数秒もかかりません。

印の付け方は、次の4つだけ決めておけば本番で迷いません。
- 最後に塗った番号にだけ丸を付ける。迷いのメモは三角など別の形にして、丸と混ぜない。
- 数学は、空欄の横にマークした数字をそのまま書く。「アイ」のように2桁の欄は2桁とも書く。
- 見直しでマークを変えたら、古い丸に×を付けて新しい番号に丸を付ける。ここを忘れると、採点のときに自分の答えが別の番号にすり替わる。
- リスニングは音声が止まらないので、先に冊子へ丸を付けてから塗るほうが楽な人もいる。模試で試して、自分の順番を決める。
疲れが出るのは最後の科目です。情報Ⅰは2日目の17:00〜18:00、その日の最後に置かれています。丸が雑になると、③か⑧か読めない冊子を夜の机で見つめることになります。情報Ⅰの60分も、国語の90分と同じ丸で通してください。
1日目の夜は開かず、2日目の夜に全科目を採点する
1月16日の夜に国語や英語の×を数えても、翌日の理科、数学、情報Ⅰの点は1点も増えません。減ることならあります。だから1日目の夜は冊子を開かず、2日目の夜にまとめて採点します。正解は大学入試センターの公式サイトに載るものを使ってください。公開の時刻はセンターの案内で確かめ、まだ出ていなければ翌日に回します。速報は後から直ることがあるので、照らす元は最初から1つと決めておくのです。
手順は5つです。
- 机に問題冊子、正解と配点の表、記録の紙を並べる。正解は紙に印刷しておくと、ほかの書き込みが目に入らない。
- 1科目ずつ、丸と正解を照らして、赤で○か×を付ける。
- 配点は正解表で1問ずつ見る。2つの欄がそろって初めて点になる組や、順序を問わない組があり、1欄ずつ足すと点が膨らむ。
- 印がない問い、読めない印の問いは×にしない。三角を付けて「不明」に分ける。
- 科目ごとに、確実な点と不明の問いの配点を紙に書く。
記録の紙は次の形で足ります。合計はまだ出しません。合計は大学ごとに変わる数字だからです。
| 科目 | 満点 | 確実な点 | 不明の問いの配点 |
|---|---|---|---|
| 国語 近代以降の文章 | 110 | ||
| 国語 古文 | 45 | ||
| 国語 漢文 | 45 | ||
| 数学① | 100 | ||
| 数学② | 100 | ||
| 英語リーディング | 100 | ||
| 英語リスニング | 100 | ||
| 情報Ⅰ | 100 | ||
| 理科 | 1科目100・2科目200 | ||
| 地理歴史・公民 | 1科目100・2科目200 |
国語を3つに、英語を2つに分けるのには理由があります。古文で落としたのか近代以降の文章で落としたのかがわかれば、個別試験(いわゆる二次試験)の対策にそのまま使えますし、リーディングとリスニングの比重を変えている大学もあるからです。寝る時刻は先に決めておきます。全科目が終わらなくても、その時刻で手を止めて、残りは翌日に回してかまいません。
採点の誤差は、1つの数字にせず幅で持つ
自己採点の点は本番の点そのものではなく、見積もりです。大学へ提供されるのはマークシートを読み取った点で、冊子の印ではありません。ずれの原因は5つあります。
| ずれの原因 | 起きること | 扱い |
|---|---|---|
| 印の付け忘れ、読めない印 | 答えが不明になる | 不明の問いの配点に入れる |
| マークを変えたのに印がそのまま | 自分の答えを取り違える | 覚えのある問いを不明に移す |
| 配点の読み違い、足し間違い | 点が膨らむか縮む | 翌日の2度目の採点で消す |
| 欄のずれ、消し残し | 冊子からは見えない | 下の端に寄せて考える |
| 得点調整 | 科目間の平均点の差が大きいと点が変わることがある | 大学入試センターの発表を待つ |
幅の作り方は単純です。確実な点が下の端で、確実な点に不明の問いの配点を足した点が上の端です。図2は国語の例で、確実な点が140点、不明の問いの配点が合わせて16点なら、幅は140〜156点になります。

出願の話に使うのは、図2の赤い線で示した下の端です。下の端で成り立つ計画は、点が上にずれても困りません。上の端で立てた計画は、下にずれた瞬間に崩れます。しかも幅は足すほど広がります。国語の140〜156点に、数学①の62〜70点と英語リーディングの71〜74点を足すと、3科目で273〜300点、差は27点です。いずれの点数も計算のしかたを見せるための例ですが、丸の付け忘れがどれほど効くかは、この27点が物語っています。
幅を狭める方法は1つだけです。余白の計算や本文に引いた下線から答えを追える問いは、不明から外してかまいません。ただし「たしか②だった」という記憶だけでは外さないでください。記憶は、点がほしいほうへ傾きます。
点が悪かった翌日は、決めずに動く
紙に書いた点が目標より低かった夜は、長く感じます。それでも翌日の月曜にすることは決まっています。出願先は決めません。ただし、手は止めません。
| 時間帯 | すること | 理由 |
|---|---|---|
| 朝 | いつもの時刻に起き、学校があれば行く | 次の入試まで生活の形を崩さない |
| 午前か放課後の最初 | 別の色で全科目を採点し直す | 昨夜の採点は疲れた頭の作業だから |
| その次 | 次の入試に近い科目の過去問を1題、時間を計って解く | これから動く点に手を戻す |
| 夕方 | 紙を持って担任に相談する | 集計の出し方と締切を聞く |
2度目の採点は、できれば2人で行います。お子さまが冊子の丸を読み上げ、保護者の方は正解表を指で追うだけです。1人で繰り返すと、同じ読み違いをもう一度通してしまいます。共通テストの解き直しは、この日はしません。出願先が決まって、個別試験の対策に要る大問が見えてからで足ります。
保護者の方にお願いしたいのは、数字がそろう前に結論を口にしないことです。「何点だったの」は紙ができてからで間に合います。「国公立はもう無理じゃないの」という一言は、配点に直す前の点に対する感想でしかありません。合計が低くても、苦手な科目の比重が小さい大学なら見え方は変わります。お子さまも同じで、ネットの平均点の予想を夜中まで追っても、紙の数字は1点も動きません。
担任のところへ持って行く紙には、目標の点との差も科目ごとに書き添えてください。「全部悪かった」は、書いてみると2科目の話だったということが珍しくありません。その場で聞くのは「どの大学へ出せばいいか」ではなく、「この点をどう計算すればいいか」です。
出願先は5つの順番で決める
順番を飛ばすと、「行きたい大学」と「出せる大学」が頭の中で混ざります。国公立の出願は、出したあとで別の大学へ変えることが原則できません。図3の順に、1段ずつ進めてください。

最初に作るのは締切の一覧です。締切は大学と方式ごとに違い、私立の共通テスト利用には試験の前に締切が来る方式も、試験のあとで受け付ける方式もあります。日付は募集要項で確かめて、カレンダーに写してください。そのうえで、次の順に進みます。
- 点を固める。2度目の採点を終え、科目ごとの下の端と上の端を確定する。
- 大学の配点に直す。募集要項で科目ごとの配点を見る。リーディングとリスニングの比重、情報Ⅰの扱い、共通テストと個別試験の配点の比率は大学ごとに違う。素点の合計で比べず、志望校ごとに計算する。
- 集計で位置を見る。受験情報の会社が行う自己採点の集計(リサーチと呼ばれます)に、学校を通じてかウェブで点を出す。入れるのは下の端の点。判定は同じ集計に参加した人の中での位置で、合否ではない。二段階選抜を予告している大学は、共通テストの点で個別試験に進めるかが先に決まるので、募集要項と前年の結果を確かめる。
- 第1志望を決める。国公立の前期日程に出せるのは1校。共通テストで足りない分を個別試験で何点取れば埋まるかを計算し、過去問の点と並べる。埋める点が過去問の点の中に見えるなら、出す理由になる。
- 後期と私立を組む。第1志望が決まってから、残りを日程表に置く。私立の入学手続きの締切と国公立の合格発表の前後関係も、ここで確かめる。
数字は決断の代わりになりません。判定が低くても計算に筋が通っていれば出す人はいますし、判定が良くても通学や学びたいことを考えて変える人もいます。3と4の間で迷って止まるのはかまいません。担任に見せるのは、計算の途中の紙で十分です。
よくある質問
1日目の夜に採点してしまいました。2日目はどうすればいいですか
見てしまった点は消せません。書いた紙は家に置いて会場へ向かい、2日目に考えるのは次の科目の最初の1問だけにしてください。1日目の夜の採点には誤りが混じっていることもあります。その点は未確定のまま、2日目の夜に全科目と一緒に採点し直せば足ります。
控え忘れた問いは、どう採点しますか
記憶で埋めず、不明に分けて幅に入れます。不明の配点が大きい科目は、担任へ相談するときは真っ先に伝えてください。同じ下の端でも、不明が多い点と少ない点では読み方が変わるからです。控え忘れが続くなら、次に解く過去問で丸の付け方から直せば、本番には間に合います。
自己採点と本番の点はどのくらいずれますか
何点と決まった答えはありません。丸とマークが全問一致し、採点に誤りがなければ、ずれる理由はほとんど残りません。残るのは薄いマークや消し残しの読み取りと、得点調整です。逆に、丸が雑なら幅はいくらでも広がります。本番の点を受け取る方法と時期は、受験案内で確かめてください。
点が悪かった科目だけ、追試験で受け直せますか
受け直せません。追試験(1月23日・24日)は、病気などやむを得ない事情で本試験を受けられなかった人のための試験で、点が悪かったことは理由になりません。受験できなかった科目があるときは、受験票に書かれた問合せ先の大学へすぐ連絡します。
チェック表
印刷して、終わったものから□を塗りつぶしてください。試験前の2行は、今日から手を付けられます。
| 時期 | 確認すること | 印 |
|---|---|---|
| 試験前 | 模試か過去問で「塗る、丸を付ける」を1回通した | □ |
| 試験前 | 迷いのメモと最後の答えの形を分けた | □ |
| 試験中 | どの科目も、塗るたびに丸を付けた | □ |
| 試験中 | マークを変えた問いは、丸も直した | □ |
| 1月16日の夜 | 冊子を開かなかった | □ |
| 1月17日の夜 | 正解と配点の出どころを大学入試センターに決めた | □ |
| 1月17日の夜 | 国語は110点・45点・45点の3つに分けて書いた | □ |
| 1月17日の夜 | 英語はリーディングとリスニングを別の欄に書いた | □ |
| 翌日 | 別の色で全科目を採点し直した | □ |
| 翌日 | 科目ごとに下の端と上の端を書いた | □ |
| 翌日 | 紙を持って担任に相談した | □ |
| 出願まで | 締切の一覧を募集要項の日付で作った | □ |
| 出願まで | 志望校ごとの配点で点を計算した | □ |
| 出願まで | 集計には下の端の点を入れた | □ |
| 出願まで | 二段階選抜の有無を確かめた | □ |
| 出願まで | 第1志望を決めてから、後期と私立を組んだ | □ |
| 出願まで | 私立の入学手続きの締切を確かめた | □ |
今夜できることと個別指導で確かめること
今夜できることは2つです。1つ目は、手元の過去問か模試の1科目を時間を計って解き、塗るたびに冊子へ丸を付けてみること。終わったら丸とマークを全部照らして、食い違いの数を数えてください。2つ目は、志望校の募集要項を開き、共通テストの科目ごとの配点を紙に写すことです。国語と英語の比重が並ぶだけで、本番の夜に何を見ればよいかが決まります。個別指導では、模試のマークと問題冊子の丸を並べ、食い違いが出た大問の、どの動作で写しそこねたのかまで戻って確かめます。塗ってから丸を付けるまでの間に何が割り込んだのかを、その問題の上で見るためです。
まとめ
帰りの電車で閉じておいた冊子は、その夜、机の上で出願の材料に変わります。点を見た夜に志望校を1つ消したくなるものですが、その判断に使える数字は、まだ紙の上にそろっていません。消すのは、配点に直した計算を担任の前に置いてからで遅くありません。点はもう動かせなくても、出す先はこれから動かせます。
もう「日東駒専」を目標にしないでください。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




