電話 0422-27-7828チャットで質問無料相談を予約

武蔵野個別指導塾の特徴

総合工科高校の令和9年度入試|実技検査の推薦と3つの科の一般入試|武蔵野個別指導塾

推薦の実技検査では過去にどのような課題が出たのか、一般入試の総合得点をどう計算するのか。展開図の作図と模型製作の過去課題を読み、3学科共通の配点に沿った準備を組み立てます。

武蔵野個別指導塾の教室 武蔵野個別指導塾

総合工科高校の令和9年度入試|実技検査の推薦と3つの科の一般入試

3つの学科名から、受け方まで確かめる

よくあるのは、自宅の工作箱から定規を探していたお子さまが、総合工科高校の推薦に実技検査があると知り、「普段の工作と同じつもりでいいのかな」と手を止めるという場面です。保護者にも、完成したものを見ればよいのか、作る過程まで確かめるのか、疑問が出てきます。そこで手掛かりになるのが過去の課題文です。作品の出来を想像する前に、展開図の作図と立体模型の製作という指示を、一つずつ読んでみましょう。

総合工科高校には、機械・自動車、電気・情報デザイン、建築・都市工学の3つの科があります。武蔵境駅から直線で約7.3kmです。学科名を見て気になるものを挙げたら、その名前と、関心を持った理由を紙に残してみてください。最初から立派な志望理由に整える必要はありません。

令和9年度の選抜では、一般入試の5教科の学習と、推薦の実技検査への備えを、それぞれの配点に沿って考えることが出発点になります。武蔵境の個別指導塾の受験担当として、ここでは配点の読み方、過去の実技検査、学科別の応募倍率を順に整理します。数字を確かめながら、お子さまが今週取り組むことまで具体的にしていきましょう。

武蔵野個別指導塾

実技を課さない一般入試の700点と300点

令和9年度の一般入試は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科で、学力検査700点、調査書300点の7:3です。面接と実技検査はありません。これらの一般入試の方法と、後で示す推薦の方法・配点は全学科で同じです(都教委, 令和9年度・総合工科欄, 『専門教育を主とする学科・総合学科』2 頁)。

推薦の実技検査が気になっていても、一般入試の勉強を実技中心に置き換えることはできません。一般入試に向けては、5教科で答案を作る力と、中学校の学習に向き合うことを並行して進めます。学科への興味は志望の理由として大事にしながら、試験の教科は別に確認する、という順番です。

総合得点を計算する際は、まず学力検査の得点と調査書点を、それぞれの配点に換算します。学力検査は5教科の素点合計を500点満点から700点満点へ、調査書は換算内申を65点満点から300点満点へ直します。この2つの合計が1000点満点で、さらにESAT-Jの点を加えた総合得点は1020点満点になります。換算内申は、学力検査の5教科の評定を1倍、残り4教科の評定を2倍して合計します(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。

ここで気を付けたいのは、通知表の評定の合計と、換算内申を同じものとして扱わないことです。5教科と4教科では計算上の扱いが違います。評定を書き出す際に教科名も添え、どちらのまとまりに入るかを確認すると、数字だけを転記する誤りを防ぎやすくなります。教科を省略せず、9教科そろえてから計算してください。

学力検査の700点と調査書の300点は、それぞれの満点を表す数字です。「当日の点に評定をそのまま足す」という意味ではありません。家庭で試算するときには、素点、換算内申、換算後の点を別の欄に置くと読み返しやすくなります。学力検査の欄に評定の数字を書き入れたり、換算後の点をもう一度換算したりしないようにします。

ESAT-JのAとBの差は4点で、Aが20点、Bが16点、以下C12点・D8点・E4点・F0点と同じ幅で下がります。評価を点に直した後は、学力検査と調査書の合計へ加えます(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。

計算例は、換算内申39、5教科の素点合計350点、ESAT-Jの評価Cで見てみましょう。学力検査は350/500700=490点、調査書は39/65300=180点です。そこにCの12点を加えるため、総合得点は490+180+12=682点になります。

この682点は、計算の仕組みを確かめるための値です。家庭で必要なのは、合計を書き留めるだけでなく、どの数字をどの欄に入れたかまで説明できることです。とくに、換算内申と学力検査の素点は意味が異なります。どちらか一方を見て、もう一方も同じように取れると考えず、通知表と答案を別々に確認してください。

試算の後には、学力検査の素点を教科ごとに振り返ります。読み違えた問題、知識を思い出せなかった問題、途中で計算が止まった問題では、次にする練習が変わります。解説を見て納得しただけの問題には印を付け、後日、何も見ずに解けるかを確かめましょう。総合得点の仕組みを知ることと、答案のどこを直すかを決めることがつながります。

また、試算に使った評定の時期と、問題を解いた日を記録しておくと、後から数字を取り違えずに済みます。まだ結果が出ていないものを、期待する数字で埋めて結論を急ぐ必要はありません。実際に手元で確かめられる数字から始め、次の結果が返ったときに更新する使い方が適しています。

推薦は実技検査と個人面接の準備を分ける

令和9年度の推薦は募集人員に対する割合が40%で、配点は調査書500点、個人面接300点、実技検査300点です。調査書点は評定に基づく評価です(都教委, 令和9年度・総合工科欄, 『専門教育を主とする学科・総合学科』2 頁)。一般入試の調査書点の計算を、そのまま推薦の欄へ移さないようにしましょう。受け方ごとに配点を分けてメモしておくと、準備の取り違えを避けられます。

過去の実技検査では、令和4・5・7年度は同じ文言の課題で、いずれも50分でした。立体模型の展開図を作図し、工作用紙で立体模型を製作する内容です(都教委, 令和4年度・総合工科欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』5 頁、令和5年度・総合工科欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』6 頁、令和7年度・総合工科欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』6 頁)。

令和6年度の実技検査では、まず条件に従って図1の図形の展開図を工作用紙に作図し、次にその展開図を切り取って、図1の図形の立体模型を製作するよう求められています。取り組む時間は50分でした(都教委, 令和6年度・総合工科欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』5 頁)。

令和8年度の実技検査では、条件に沿って図1の図形の展開図を工作用紙に作図することと、作図した展開図を切り取って図1の図形の立体模型を製作することが示され、製作までを50分で行う課題です(都教委, 令和8年度・総合工科欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』5 頁)。

この5年分には、展開図を描くことと立体模型を製作することが含まれています。過去の課題を手掛かりにするなら、まず課題文で求められている作業を自分の言葉で説明するところから始めましょう。描く段階と製作する段階を区別して振り返れば、どこで手が止まったかも整理できます。ただし、過去の課題と時間を、そのまま令和9年度の出題内容や時間と決めつけないことが必要です。

準備では、完成したかどうかだけを確認するより、課題の条件を読み落としていないか、作図の段階で迷いがなかったかを確かめてください。「工作が好き」という気持ちと、条件に従って作業を進めることは、別々に振り返れます。家庭で過去の内容を読むときも、立体の形や寸法、採点の基準を想像で付け足さず、課題文に書かれた指示を出発点にします。

個人面接に向けては、学校が示す「期待する生徒の姿」と、自分の関心や経験を照らし合わせます。総合工科高校は、技術革新やDXへの関心と理工系大学への進学を目指すこと、学校の教育の理念・方針を理解して入学を強く望むことを挙げ、推薦では特にこの2点に該当する生徒が望ましいとしています。そのほか、学校づくりへの意欲と協調性、ルールやマナーを守る責任ある行動、自ら課題を見つけて探究する意欲、活動と学習を両立する意思が示されています。原文の「理工系大学への進学を目指す生徒」「自ら判断し責任ある行動」という言葉も、志望を考える手掛かりになります(都教委, 令和9年度・総合工科欄, 『期待する生徒の姿』20 頁)。

これを面接用の文章として丸暗記する必要はありません。技術に興味を持ったきっかけ、そのとき調べたこと、もっと知りたいと思ったことを順に話してみます。進学への考えも、保護者が先に結論を作るのではなく、お子さまがどう考えているかを聞くところから始めてください。まだ説明しにくい部分があれば、調べ直す問いとして残せます。

協調性や責任ある行動についても、抽象的な長所を並べるだけでは経験とのつながりが見えません。誰かと取り組んだ課題で自分が担ったこと、判断に迷ったこと、その後に変えた行動を振り返ってみましょう。これは面接の出題を予想するためではなく、志望の理由と自分の経験を、お子さま自身の言葉で確かめるための準備です。

武蔵野個別指導塾の自習室 武蔵野個別指導塾

機械・自動車など3学科の応募を5年度で見る

次の表は、一般の第一次募集・分割前期募集の最終応募倍率です。令和4年度から令和8年度までを、学科ごとに並べています(都教委, 令和4-8年度・総合工科欄, 『最終応募状況』各2 頁)。

年度 機械・自動車 電気・情報デザイン 建築・都市工学
令和4年度 0.24倍 0.88倍 0.48倍
令和5年度 1.05倍 0.35倍 0.24倍
令和6年度 0.90倍 0.62倍 0.31倍
令和7年度 1.05倍 0.43倍 0.50倍
令和8年度 0.67倍 0.52倍 0.39倍

表を見るときは、まずお子さまが考えている学科の列を選び、上から年度順に読んでください。学校名だけで検索して見つけた倍率を、すべての学科に当てはめると読み違えます。たとえば、令和8年度の行にも3つの異なる値があります。「総合工科高校の倍率」とだけメモせず、学科と年度と選抜の区分を一緒に残しましょう。

また、これは一般入試の応募倍率の表です。推薦の実技検査を受ける人の応募状況として使うことはできません。推薦の40%という募集割合と、ここにある応募倍率も、表しているものが異なります。前者は募集の割合、後者は各年度の応募状況を表すため、同じ欄に並べて有利さを判断しないようにします。

倍率から個人の得点や答案の内容を読み取ることはできません。したがって、表の数字を根拠に、お子さまの学習をどこまで省いてよいかを決める使い方は避けてください。令和9年度についても、過去のどれか1年の数字が続くと考えず、その年度の公表を確認します。

武蔵境から受ける家庭で、学年ごとに準備を進める

中1では、まず9教科の学習状況を、通知表と返された課題で振り返る習慣を作りましょう。保護者が評定だけを見て話を終えると、お子さまは何を直すのかをつかみにくくなります。理解できなかった内容があるのか、取り組んだものを出し忘れたのか、説明を読んでも手が止まるのかを分けます。評価について疑問があれば、中学校で説明を受け、次の学習で確かめる点を決めてください。

中2では、定期テストを終えた後の解き直しを、次の試験まで持ち越さないようにします。正答を書き写すだけでは、どこを自力で直せるようになったかが見えません。問題をもう一度読み、解く順序を説明できるか、必要な言葉を思い出せるかを確かめます。苦手な教科では、広い範囲を一度にやり直すより、止まっている単元を特定して取り組みましょう。

学科への関心も、この時期から少しずつ言葉にできます。3つの学科名のうち、何にひかれたのか、その関心はどんな経験から生まれたのかを聞いてみてください。「何となく」という答えから始まっても構いません。調べたいことをお子さまが選び、その後で考えが変わった点を話すと、保護者の希望と本人の興味を混同せずに済みます。

中3になったら、評定、5教科の答案、ESAT-J、推薦に向けた書類の確認を、別の項目として予定に入れます。すべてを「受験勉強」とまとめると、取り組みやすいものだけに時間を使ってしまいがちです。評定は返された時点で内容を確認し、答案は問題を解いた後に直し、申し込みや書類は学校から案内が届いたときに確認する、と始める時機を分けましょう。

一般入試の学習では、時間を意識して問題を解いた後に、間違いだけでなく、手を付けなかった問題も見直します。知識が足りなかったのか、前の問題に時間を使ったのかで、対処が違うためです。解けるようになった問題には日付を残し、次に同じ内容が出たときに自分で進められるかを確認します。合計点と解き直しの記録を一緒に見ると、点だけでは気付かなかった課題を見つけられます。

ESAT-Jについては、学校からの案内を受け取ったら、手続きと準備を分けて確かめます。申し込みに関する確認が済んでも、英語を声に出す練習まで済んだことにはなりません。教科書などで学んだ表現を使い、短い内容を自分で伝えてみてください。言いたいことを日本語で考えられても英語で止まるのか、知っている表現を声に出すところで迷うのかを振り返れます。

推薦を考える場合は、書類の案内が届いた段階で、提出先、期限、記入する人を確認してください。本人が考える部分と、保護者が確認する部分を分けておくと、提出直前に志望理由を急いで作ることを避けられます。経験を整理するメモでは、したこと、考えたこと、そこから知りたくなったことを分けて書き、話した内容と食い違いがないかを見直しましょう。

実技検査の準備を進める時期にも、5教科の復習を予定から外さないことが大事です。実技で困った点と教科の学習で困った点を、それぞれ次の課題にしてください。保護者は完成したものや点数だけを見て判断せず、「どの指示で迷ったか」「次はどこを確かめたいか」と具体的な箇所を聞くと、お子さまも相談しやすくなります。

一般入試の計算を実際の評定と演習結果でやり直す際は、「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」をご利用ください。塾が用意した学校別の比率による試算の道具なので、総合工科の7:3と入力する数字を照合してから計算を進めます。

関心を、今日取り組む課題につなげる

総合工科高校を考えるときは、学科に関心を持った理由と、受け方に応じた準備の両方を言葉にしておきましょう。一般入試の得点を組み立てること、推薦の実技の課題を読むこと、面接に向けて経験を振り返ることは、それぞれ進め方が違います。今日できるところを選び、次に確かめる点を残してください。学科への関心はあるものの準備の順序に迷うご家庭は、武蔵野個別指導塾の入塾前カウンセリングで、お子さまの評定や答案をもとにご相談ください。

完成品を見ただけでは、どの指示で迷ったかは拾えません。作る途中の迷いこそ、次の練習に持ち越すべき記録です。

参考文献

学校ごとの比率で総合得点を試算するには「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」を、7対3の学校の計算だけなら「都立高校入試 総合得点計算機」を使えます。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

お電話 チャットで質問チャット