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【中学受験国語】聞き取りと要点メモを図解で総まとめ—話の構造 メモの取り方 まとめ方|武蔵野個別指導塾

【中学受験国語】聞き取りと要点メモを図解で総まとめ—話の構造 メモの取り方 まとめ方のアイキャッチ 武蔵野個別指導塾
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聞いた言葉を全部書こうとして、大事な続きを聞き逃していませんか。結論・理由・例の関係を示す図と、予定変更や話し合いを扱う例題で、短いメモから正確な答えを組み立てる手順を確かめましょう。

よくあるのは、夕食を待つ台所で明日の持ち物を聞き、「袋」と書いている間に、その袋を何に使うのかを聞き逃すという場面です。「袋は覚えているけれど、どんな袋だったかな」と首をかしげるお子さまに、もう一度すべてを言い直しても、同じところで手が止まることがあります。耳に入った言葉を全部書こうとすると、書いている言葉の先へ話が進んでしまうからです。

聞き取りでは、聞こえた順に長く書くことと、内容を正確につかむことは同じではありません。「何の話か」「何をするのか」「なぜか」を短く残し、必要な条件を結び付けることが役立ちます。メモは、そのまま提出する完成した文章ではなく、あとで話を思い出すための手がかりです。

ここでは、結論・理由・例を区別するところから、予定変更、話し合い、まとめの問題へ進みます。練習するときは、読み上げる人が話の部分を読み、聞く人はその部分を隠してください。音で聞いた内容と、自分のメモから取り出せた内容を比べると、次に直す場所が見えてきます。

この単元で身につけること

これまで学んだ主語と述語の関係や、接続語による文のつながりは、音声で伝えられた話を整理するときにも使えます。文章なら前の行へ戻れますが、聞いている最中は、今の話を受け止めながら前の内容を保つ必要があります。そのため、メモには多くの語を詰めるより、「誰の、何についての言葉か」がわかる形を選びます。

最初は短い話で、結論と理由の2つを残す練習から始めてください。書く量を増やす前に、その2つを見て元の意味を説明できるかを確かめます。書く速さだけを目標にしなければ、読み返せない略し方に頼る必要もありません。

基本の考え方

話題・結論・理由・例を区別する

話題は、話が取り上げている事柄です。たとえば「花壇への水やりについて話します」なら、話題は水やりです。結論は、その話題について伝えたい判断や提案です。「水やりの前に土を見ましょう」なら、するべきことまで含んでいます。「水やり」とだけ書いたメモでは、毎日水をやるのか、土を見て決めるのかがわかりません。話題を残したあとには、「どうする」に当たる言葉が必要です。

理由は、結論を支える説明です。「土が湿っていれば、水が足りていることもあるからです」という話なら、「湿っている→足りていることもある」が理由のメモになります。ただし、聞こえた「こともある」を勝手に「必ず」に変えてはいけません。短くする場合も、話し手がどこまで言っているかを保ちます。

例は、考えを具体的に示したものです。「たとえば、昨日は雨のあとだったので水をやりませんでした」は、土の様子を見て判断する場面を示しています。昨日の出来事だけを覚えても、これからの水やりの決め方を説明できるとは限りません。図1のように、例がどの理由を具体的にし、その理由がどの結論を支えるかをたどると、話全体をまとめやすくなります。

図1 具体例から理由を経て結論につながる話の構造

図1の矢印は、話された時間の順ではなく、内容の支え合う関係を表しています。実際の話では、結論が最初に出ることも、例のあとに出ることもあります。「最後の文が必ず結論」と決めず、話し手が聞き手に何を理解してほしいのかを探します。案内の話なら、主張を探すより、日時・場所・行動・条件を整理するほうが合う場合もあります。

「なぜなら」「たとえば」「つまり」は、役割を判断する手がかりです。ただし、その言葉がない話でも、理由や例は含まれます。逆に、「最後に、忘れ物に注意してください」という一言があっても、その前に述べた中心の提案が消えるわけではありません。目印の言葉と、前後の内容の両方を使って考えてください。

メモの記号は、自分が読み戻せる意味で使う

メモでは、「理:」を理由、「例:」を具体例の印にするなど、短い見出しが使えます。決まった内容を四角で囲む、取り消された内容に線を引く、といった方法もあります。記号自体に全国共通の決まりがあるわけではありません。練習の間は使い方をそろえ、あとから見たときに同じ意味で読めるようにします。

矢印は便利ですが、意味を混ぜると危険です。「水を入れる→かき混ぜる」は作業の順序です。「床がぬれている→別室を使う」は理由と結果の関係です。「9時→10時」は時刻の変更にも見えます。話題ごとに「順」「理」「変更」と添えると区別できます。言葉を省いても関係が残っているかが、使えるメモの条件です。

長い語を略すときは、途中で違う意味に使わないようにします。「図書室」を「図」と書くなら、「図を描く」の図と混ざらないかを考えます。無理に1字にせず、「図書」とするだけでも短くなります。漢字を思い出すのに時間がかかる語は、いったんひらがなで残してかまいません。答案で漢字指定などがある場合は、聞いたあとでその条件に合わせて直します。

聞き逃した部分には「?」を置き、続きへ耳を向けます。聞いていない語を、ありそうな内容で埋めないことが大切です。「集合:?」と残しても、「持ち物:水とう」と次の情報を拾えれば、確かな内容は増えます。家庭の練習では、あとから話を読み返し、どこで聞き逃したのかを確かめられます。

聞く前・聞いている間・聞いたあとを分ける

放送を聞いて答える形式では、設問を先に見てよい場合、まず何を聞かれるのかを確かめます。場所なら「場所」、理由なら「理」と書く欄を用意すると、耳を向ける先が定まります。実際には、その問題で示された指示が優先です。聞く回数や、いつ問題を見るかを、自分の練習方法だけで決めないでください。

聞いている間は、すべてを文にするより、「主語+動き」「条件+結果」の組を残します。聞いたあとは、メモを見て「この動きをするのは誰か」「変更後はどちらか」を確かめ、設問に必要な部分を選びます。内容一致なら選択肢の各部分を照合し、理由説明なら原因と結果を取り違えないようにします。

要約は、聞こえた語を短くつなぐだけの作業ではありません。中心の内容を選び、関係が伝わる文に組み直す作業です。一方、「聞こえたとおりに書く」と指示された書き取りでは、言い換えたり省略したりしません。要点メモの作り方を学びながらも、最後の答えにどの程度の正確な再現が求められているかは、必ず設問で確かめます。

例題で解き方を確かめる

以下の話は、読み上げ用の文章です。聞き取りとして取り組むときは、話の部分を見ない状態でメモを作り、その後に解説を読んでください。最初から長い文で答えようとせず、聞いた内容の整理と答案の作成を分けて進めます。

例題1 結論と理由を残す

〈話〉 「本を返すときは、本の間に自分のしおりが残っていないか確かめましょう。しおりを入れたままだと、次に借りる人が、落とし物かどうか迷うからです。返す前に、本を一度開いて見てください。」

〈設問〉本を返す前に確かめることと、その理由を答えてください。

  1. 話題を「本を返すとき」と押さえます。話題を先に決めると、「返す」の対象をあとから補う必要がありません。
  2. 求められた行動を「しおり残り?」とメモします。「本を開く」は確かめるための方法であり、確かめる内容そのものとは区別する必要があります。
  3. 理由を「次の人/落とし物か迷う」と残します。誰が何に困るかを組にすると、「自分がしおりをなくすから」という別の理由に変わるのを防げます。
  4. 行動と理由をそれぞれ文に戻します。設問は両方を求めているため、片方だけで終えないようにします。

「しおりを忘れるから」だけでは、なぜその確認が必要なのかが十分に伝わりません。話にあった「次に借りる人」の立場まで残すと、話し手の説明に沿った答えになります。自分でも思い付く理由と、今聞いた理由を分ける練習です。

答え:自分のしおりが本の間に残っていないかを確かめます。残っていると、次に借りる人が落とし物かどうか迷うからです。

例題2 変更された情報を整理する

〈話〉 「明日の読み聞かせ会について連絡します。集合は午後2時、場所は図書室とお伝えしましたが、図書室の窓を修理するため、集合場所を集会室に変更します。集合時刻は変わりません。持ってくる物は、筆記用具と紹介したい本1冊です。」

〈設問〉集合時刻、変更後の集合場所、持ち物を答えてください。

  1. 「時刻」「場所」「物」の欄に分けます。異なる種類の情報を横につなげると、何が変更されたのかが見えにくくなるためです。
  2. 場所の欄に「図書室→集会室」と書き、「変更」と添えます。古い場所を残す場合も、採用する場所がどちらかを明確にします。
  3. 「時刻は変わりません」を聞き、午後2時をそのまま保ちます。場所の変更を、時刻の変更まで含むものと受け取らないためです。
  4. 持ち物を2種類に分け、本の数も残します。「本」だけにすると、必要な冊数が抜けてしまいます。

図2のように、変更される情報と、そのまま使う情報を分けてください。話された順番を覚えるだけでは、先に出た図書室をうっかり答えることがあります。最後に有効な情報がどれかをメモ上で確かめます。

図2 集合場所の変更と変わらない時刻を分けるメモ

図2では、場所の矢印の先が集会室です。矢印の途中にある「変更」というラベルが、2か所を順番に回るという意味ではないことを示しています。答案では修理の説明まで書かず、尋ねられた時刻・場所・持ち物をそろえます。

答え:集合時刻は午後2時、集合場所は集会室、持ち物は筆記用具と紹介したい本1冊です。

例題3 2人の意見と決定を分ける

〈話〉 「葵さんが『展示する絵は、入り口の近くに置くとすぐ見てもらえるね』と言いました。陸さんは『入り口の近くだと通る人が立ち止まって混みそうだから、奥の壁に置くのはどうかな』と提案しました。話し合った結果、2人は絵を奥の壁に置き、入り口には絵の場所を知らせる案内を置くことにしました。」

〈設問〉2人が決めた絵と案内の場所を答えてください。また、入り口近くに絵を置く案に対して、陸さんはどのような心配をしましたか。

  1. 人名を見出しにして、葵さんの案と陸さんの案を分けます。発言者を残すことで、意見を逆に覚えるのを防ぎます。
  2. 「葵:絵は入り口」「陸:混みそう/絵は奥」と短く書きます。「混みそう」は陸さんの予想であり、実際に混んだ出来事ではないことも保ちます。
  3. 「決:絵は奥、案内は入り口」を囲みます。途中の提案と最後の決定は別の情報なので、見た目でも区別します。
  4. 場所の答えと心配の答えを組み立てます。心配を説明する際は、「通る人が立ち止まる」という、混む原因まで含めます。

「入り口」と「奥」だけを残すと、どちらに何を置くのかが曖昧になります。「絵」「案内」という対象と、場所を必ず組にしてください。また、葵さんの案がそのまま通ったわけでも、入り口をまったく使わなくなったわけでもありません。決定は、各発言と分けて聞き取ります。

答え:絵は奥の壁、案内は入り口に置きます。陸さんは、入り口の近くで通る人が立ち止まり、混みそうだと心配しました。

例題4 具体例を整理してまとめる

〈話〉 「道具を片付けるときは、種類ごとに分けるだけでなく、次に使う人が取り出しやすい置き方を考えてください。たとえば、工作用の紙を大きさごとにそろえても、その上に重い箱があると取り出せません。はさみも同じ向きに並べれば、持ち手を探しやすくなります。見た目をそろえることだけで終わらず、使う場面を思い浮かべて片付けましょう。」

〈設問〉話の中心を、「次に使う人」という言葉を使って1文にまとめてください。

  1. 繰り返される考えを探します。最初の「取り出しやすい」と最後の「使う場面を思い浮かべて」が、中心の内容を表しているためです。
  2. 紙とはさみの話に「例」の印を付けます。具体物の名前をすべて残さなくても、まとめるべき考えは保てます。
  3. 「種類ごとに分けるだけでなく」を残します。種類分けが不要だという話には変えず、さらに考えることを示すためです。
  4. 指定された言葉を入れ、片付け方の提案として文を閉じます。「紙やはさみの話です」では話題しか伝わらないので、どのように片付けるかまで書きます。

要約に具体例を入れるかは、設問によって変わります。この問いでは中心を1文にするため、2つの例に共通する「取り出しやすさ」を使います。例を求められた場合には紙やはさみの説明が必要になるので、「例はいつも消す」と覚えないでください。

答え:道具は種類ごとに分けるだけでなく、次に使う人が取り出しやすい置き方を考えて片付けましょう。

つまずきやすいところと直し方

誤り1 名詞だけを並べ、関係が消える

誤った書き方は「図書室、窓、集会室」です。例題2の言葉は拾えていますが、この並びだけでは、窓を修理するのがどの部屋なのか、集まるのがどこなのかがわかりません。単語の数が足りないというより、それぞれの役割が抜けています。

正しい書き方は「理:図書室の窓を修理/場所変更:図書室→集会室」です。理由と変更を分ければ、問われたことに応じて必要な部分を使えます。「どこからどこへ変わったのか」をメモだけで説明できるかを確かめると、足すべき言葉がはっきりします。

誤り2 否定や条件を落とし、反対の内容にする

「雨なら外では行いません」と聞いて「雨・外で行う」と書くのは誤りです。「ません」が抜けた結果、音声と反対の内容になっています。また、「雨なら」も、いつでも同じ行動をするという意味ではありません。短い言葉でも、否定と条件は答えの向きを変えます。

正しい書き方は「雨なら→外では行わない」です。「屋内で行う」とまで書くには、屋内で実施するという情報が別に必要です。外で行わない理由から、中止・延期・屋内への変更のどれかを勝手に決めることはできません。図3のように、条件と行動を結び、否定を行動の一部として残します。

図3 雨という条件と外では行わない行動を結ぶメモ

図3の囲みには、実施する屋内の場所は書かれていません。書かれていない情報を想像で補わないことも、正確なメモの役目です。「必ず」「ときどき」「全員」「希望者だけ」も同じように、話の範囲を決める言葉として扱います。

誤り3 話にない感想を要約へ混ぜる

例題4を「片付けをすると気持ちがよくなるので、きれいにしましょう」とまとめるのは誤りです。自然に聞こえる文ですが、気持ちがよくなることを、話し手は理由にしていません。聞いた内容のまとめに、自分の経験から思い付いた理由が入っています。

正しい書き方は「次に使う人が取り出しやすい置き方を考えて片付けましょう」です。話にある「次に使う人」と「取り出しやすい」を根拠にしてまとめます。感想を別に求められた場合は、まず聞いた内容を示し、そのあとに自分の考えをつなげてください。

直すときは、答案の言葉を1つずつメモと照合します。メモにない部分があれば、音声の内容にあったのか、自分で付け足したのかを確かめます。家庭では読み上げ文を開いて確認できるので、聞いた話と自分の考えの境目を見える形にできます。

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練習問題

練習1から練習4まで、話を読む役と聞く役を分けて取り組みます。設問を確認してから話を聞き、メモだけで答えてください。答え合わせでは、正解かどうかに加え、必要な言葉をメモに残せていたかを確かめます。

練習1

〈話〉 「廊下の作品を見るときは、作品から少し離れて見てください。かばんが作品に触れると、作品が落ちることがあるからです。近くで細かい部分を見たいときは、かばんを置いてから近づきましょう。」

〈設問〉作品から少し離れて見るのはなぜですか。「からです」で終わる文で答えてください。

練習2

〈話〉 「工作の材料を集めます。空き箱は1人2個ずつ持ってきてください。牛乳パックは持ってこなくてかまいません。空き箱は、家で中をきれいにしてから持ってきてください。」

〈設問〉持ってくる物と数、持ってくる前にすることを答えてください。

練習3

〈話〉 「菜月さんは『発表では、育てた豆の高さを表で見せたい』と言いました。悠さんは『葉の形も伝えたいから、写真も使おう』と言いました。相談して、表と写真の両方を使い、はじめに表で高さの変化を説明し、そのあとに写真で葉の形を見せることにしました。」

〈設問〉決まった発表の順序と合うものを1つ選んでください。

ア 写真で高さの変化を説明し、表で葉の形を見せます。

イ 表で高さの変化を説明し、写真で葉の形を見せます。

ウ 表で葉の形を説明し、写真で高さの変化を見せます。

練習4

〈話〉 「人に道順を伝えるときは、曲がる向きだけでなく、目印も添えると伝わりやすくなります。たとえば、『右に曲がる』だけより、『赤い郵便ポストの角を右に曲がる』と伝えたほうが、どの角かを確かめられます。相手がその場所を初めて通るつもりで、説明を考えてください。」

〈設問〉道順をどのように伝えるとよいですか。「曲がる向き」「目印」の両方を使って、1文で答えてください。

答えと解説

練習1の答え:かばんが作品に触れると、作品が落ちることがあるからです。

メモでは「かばん接触→作品落ちることあり」と関係を残せます。「作品をよく見るため」は、話にあった理由ではありません。また、近づくことを全面的に禁止しているわけでもありません。近づく際の条件と、少し離れる理由を分けて聞きます。

練習2の答え:空き箱を1人2個ずつ持ってきます。持ってくる前に、家で中をきれいにします。

「物:空き箱/数:1人2個/準備:中をきれいに」と残すと、3つの情報を取り出せます。「牛乳パック不要」も別に書けば、耳に残った物の名前をすべて持ち物として答える誤りを防げます。「不要」は、持ってくる義務がないという意味で使っています。

練習3の答え:イ。

「表→写真」だけでは、何を示すのかまで照合できません。「表=高さの変化→写真=葉の形」と対象を組にします。アは道具と示す内容が合わず、ウも表で示す内容と写真で示す内容が逆です。順序と組み合わせの両方が合うのはイです。

練習4の答え:道順は、曲がる向きだけでなく、目印も添えて伝えるとよいです。

赤い郵便ポストは目印の具体例です。答えでは、郵便ポストのない場所でも使える考えとしてまとめます。「相手が初めて通るつもりで説明する」という観点を加えた文も、中心の内容と指定された言葉を保っていれば適切です。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

聞き取りで身につけた「結論と理由を分ける」「条件を残す」という見方は、説明文の要旨や理由説明にもつながります。話し合いで発言者と決定を分ける力は、会話を含む文章の理解に役立ちます。メモから文へ戻す際には、誰が何をするのかを補うため、記述問題で主語と述語をそろえる練習にもなります。

家庭で5分ほどで確かめる方法の1つは、短い予定を伝え合うことです。「先にすること」「あとですること」「持ち物」を含む話を作り、お子さまにメモから説明してもらいます。言い直しが食い違ったら、初めから何度も繰り返す前に、順序・対象・条件のどれが抜けたのかを一緒に確認してください。

もう1つは、短い提案と理由を読み上げる方法です。聞いたあとに、「どうする話だったか」「なぜそうするのか」を1つずつ答えてもらいます。次は役を交代し、保護者の方が書いたメモをお子さまに見てもらうと、単語だけでは関係を読み戻しにくいことも確かめられます。

個別指導では、まとめの文が書けないとき、まず短い1文を聞いて「誰が何をするか」を言えるところまで戻って確かめます。そこができていれば、接続語の前後、否定、条件の順に見直し、聞き取りと文の組み立てのどちらで止まったのかを分けます。

まとめ

ノートいっぱいに言葉が並んでいても、「図書室から集会室へ変わった」と読み戻せなければ、集合場所の答えには使えません。反対に、短いメモでも、対象と動き、理由と結論が結び付いていれば、問いに応じた説明へ戻せます。見直すときは、量や見た目だけで判断せず、元の話と同じ関係を伝えられるかを確かめてください。

聞いたあとに説明できなかったところは、次に残すべき言葉を教えてくれます。否定が抜けたなら否定を、変更が曖昧なら変更先を残します。短いメモの価値は、消した言葉の多さではなく、残した関係の正確さで決まります。

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