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【中学受験国語】文章のジャンル別読み方の一覧を図解で総まとめ—説明文 物語文 随筆 詩歌 の違いと手順|武蔵野個別指導塾

説明文・物語文・随筆・詩歌で注目する言葉を、手順表と3枚の図で整理します。4つの例題で根拠の選び方と答え方を確かめ、学年に合わせた家庭学習に役立ててください。
よくあるのは、朝の通学路の坂を上りながら、昨日読んだ国語の文章について「説明文でも物語文でも、最後の文に線を引けばいいのかな」と考え、読むときの目印を決められなくなるという場面です。説明文で役立った読み方を、そのまま物語文に当てはめても、人物の気持ちがうまくつかめないことがあります。反対に、説明文の筆者の気持ちばかり想像して、説明されている仕組みを見落とすこともあります。
文章のジャンルとは、文章の種類のことです。種類が違うと、中心になる内容や、答えの根拠として注目する言葉も変わります。ただし、最初に種類を当てれば解けるわけではありません。文と文のつながりを確かめる読み方は共通で、その上に「何を先に整理するか」という違いが重なります。
説明文・物語文・随筆・詩歌を並べて見ると、線を引く場所と設問への答え方を結びつけやすくなります。お子さまが文章を前にしたとき、「まず何を確かめよう」と自分で読み始めるための手順を整えていきましょう。
この単元で身につけること
- 文章の中心からジャンルの見当をつけます。説明される事柄、人物の出来事、筆者の体験と考え、短い言葉で表す情景など、何を読む文章なのかを確かめます。
- ジャンルに合う順序で内容を整理します。説明文なら話題から段落の関係へ、物語文なら場面から人物の変化へと、読み進める道筋を持ちます。
- 優先して線を引く所を選びます。大事そうな文をすべて囲むのではなく、説明の中心や心情の手がかりなど、線の目的を決めます。
- 設問の型に応じて根拠を集めます。「なぜ」「どういうこと」「どんな気持ち」では、答えに必要な材料と文末が違います。
- 学年と現在の読み方に合わせて練習します。短い文章で関係をつかみ、その後に段落や場面の離れた根拠をつなぐ練習へ進みます。
これまで学んだ主語と述語、指示語、接続語の読み取りは、どのジャンルでも土台になります。たとえば「それ」が指す内容を取り違えると、説明の仕組みも人物の行動の理由も変わってしまいます。ジャンルの知識は、その土台の上で注目する場所を選ぶために使います。
基本の考え方
文章の種類は、中心となる内容から考えます
説明文は、事柄の性質や仕組み、成り立ちなどを説明する文章です。「何について、何が説明されているか」をつかみます。筆者の意見や主張を理由とともに述べる文章は論説文と呼ばれます。読解では共通する手順が多いため、ここでは説明文・論説文を一つのまとまりとして扱いますが、すべての説明文に強い主張があるわけではありません。観察結果や仕組みを整理することが中心なら、その説明の筋道を押さえます。
物語文は、登場人物や出来事が描かれる文章です。いつ、どこで、だれが、何をしたかを整理し、会話や行動、表情から人物の心情を読み取ります。心情とは、人物の心の中の思いや気持ちです。人物が「うれしい」と言っていても、その前後の描写によっては、無理に明るく振る舞っている場合があります。言葉を一つ拾うだけでなく、場面全体と合うかを確かめます。
随筆は、筆者の見聞や体験、それを通して抱いた感想や考えなどが、比較的自由な形で書かれる文章です。出来事がある点では物語文に似ており、考えが述べられる点では説明文・論説文に似ています。そこで、体験の筋だけを追わず、「この体験を筆者はどう受け止めたか」まで読みます。ただし、文章の最初から最後までが、いつも体験、感想の順に並ぶとは限りません。
詩歌は、詩・短歌・俳句などをまとめた呼び方です。詩は行分けやリズム、繰り返し、比喩などにも注目します。短歌は原則として5・7・5・7・7、俳句は原則として5・7・5の音の調子を持ちます。音の数と書いた文字の数は同じとは限りません。短歌や俳句には定型から外れる表現もあり、俳句では季語にも目を向けます。まず描かれた物や動きを具体的に捉え、その後で言葉の響きや表現の働きを考えます。
図1のように、同じ「文章を読む」学習でも、中心に置く材料は違います。4つの箱は優劣や難しさの順ではなく、読むときの入口の違いを並べたものです。

読む手順と線を引く場所を結びつけます
最初に文章全体の見当をつけ、読みながら必要な印を残し、設問に答えるときに根拠を確かめます。ジャンル別の手順は次の表のように整理できます。表を暗記して文章を当てはめるより、今読んでいる文の役割を説明するために使ってください。
| 文章の種類 | 読む手順 | 優先して線を引く所 | よくある設問の型 |
|---|---|---|---|
| 説明文・論説文 | 話題をつかむ→段落の要点を捉える→理由・例・対比の関係を整理する→説明の中心や主張をまとめる | 中心となる説明、主張、対比の両側、理由を述べる部分 | 内容説明、理由説明、接続語、要旨 |
| 物語文 | 場面を捉える→人物関係を整理する→出来事と反応を結ぶ→変化を確かめる | 変化のきっかけ、行動・会話・表情、場面に関わる情景 | 心情、行動の理由、変化、表現の効果 |
| 随筆 | 体験を捉える→感想や考えを見つける→両者のつながりを確かめる→筆者の見方をまとめる | 体験から考えへ移る所、気づき、価値判断を表す言葉 | 体験の意味、理由説明、筆者の考え |
| 詩歌 | 情景を具体化する→話し手の位置や視点を確かめる→言葉の響きと表現を見る→全体の感じを言葉にする | 繰り返し、比喩、対照的な言葉、短歌・俳句の切れ目や季語など | 情景、表現技法と効果、心情、鑑賞 |
接続語だけに丸をつけても、関係はまだ読み取れていません。「しかし」があれば、前の何と後ろの何が対立するのかを短く言えるようにします。物語文の動作に線を引くときも、「手を振った」だけを囲むのではなく、だれに対して、どんな出来事の後に行ったかを押さえます。
線は一度に完成させなくてよいものです。読み始めは気になる語に短く引き、読み終わって中心がわかったら、不要な印を減らしたり、必要な箇所を加えたりします。家庭で確かめる際には線の本数より、「この線は何を探すためのものか」をお子さまに説明してもらうと、読み方が見えてきます。
ジャンル名より、目の前の文の働きを優先します
随筆に物語のような会話が入ることも、説明文に筆者の体験が入ることもあります。「会話があるから物語文」「私が出てくるから随筆」とは決められません。文章全体で、その会話や体験が何のために置かれているかを考えます。
たとえば、筆者が花の種をまいた経験を述べていても、後の段落で発芽の条件を説明していれば、その体験は説明に入るためのきっかけかもしれません。同じ種まきでも、家族との関わりを通して筆者の考えが変わる文章なら、体験と気づきのつながりが中心になります。どちらの場合も、先に名前を確定することに時間を使わず、各部分の役割を捉えて読み進めます。
例題で解き方を確かめる
例題1 説明文の具体例から中心をつかむ
次の文章を読み、問いに答えてください。
図書室では、本を内容の種類ごとに並べている。動物について知りたい人は、動物の本が集まる棚を探せばよい。もし本を返された順に並べたら、同じ内容の本が離れ、探すのに手間がかかる。内容の種類ごとに分けることは、必要な本を見つけやすくする工夫なのである。
問い:「動物の本が集まる棚」の例は、何を説明するために挙げられていますか。最も適切なものを選んでください。
ア 動物の本は、ほかの本より数が多いこと。
イ 本を内容の種類ごとに分けると、必要な本を探しやすいこと。
ウ 本は返された順に並べると、必要な本を探しやすいこと。
- 話題を「図書室での本の並べ方」と押さえます。動物そのものの説明ではないので、動物の知識を答えに持ち込まないためです。
- 例とまとめを対応させます。動物の本が同じ棚にある例は、最後の「必要な本を見つけやすくする工夫」を具体的に示しています。
- 選択肢の内容を本文と照合します。アの本の数は述べられておらず、ウは本文で不便だと説明されている並べ方なので、どちらも外れます。
ここで最後の文が中心になるのは、段落全体をまとめる働きをしているからです。「最後だから正しい」と覚えると、中心が先に述べられる文章で困ります。例が何を支えるかを説明できることを目標にします。
答え:イ。
例題2 物語文の行動を、きっかけと結ぶ
次の文章を読み、問いに答えてください。
発表の順番を待つ健は、原稿の角を何度も折っていた。「途中でつまったらどうしよう」と小さくつぶやいた。となりの真央が「昨日、最後まで言えたでしょう」と声をかけると、健は折った角を伸ばした。顔を上げ、「うん、やってみる」と答えた。
問い:健の気持ちは、真央の言葉をきっかけにどう変わりましたか。変化の前と後を入れて答えてください。
- 最初の気持ちを、つぶやきと行動の両方から捉えます。「どうしよう」と原稿の角を折る様子が重なるので、発表への不安と読めます。
- 変化のきっかけを見つけます。昨日最後まで言えたという真央の言葉が、健にできた経験を思い出させています。
- 後の行動と会話を照合します。角を伸ばし、顔を上げて「やってみる」と答えているので、挑戦しようとする前向きさが読み取れます。
- 前と後を一つの文で結びます。変化を聞く問いなので、最初の不安だけ、最後の意欲だけでは答えが足りません。
図2のように、前の状態、きっかけ、後の状態を別々に置くと、必要な材料の抜けに気づけます。矢印は読み取る順序を表しており、気持ちの強さを数値にしたものではありません。

「絶対に成功すると確信した」とまで書くと、本文を越えます。健はまだ発表をしておらず、失敗の可能性が消えたとは書かれていません。「やってみよう」という変化を、その大きさのまま捉えます。
答え:発表でつまることを不安に思っていたが、昨日できたことを思い出し、やってみようという気持ちに変わった。
例題3 随筆の体験と考えをつなぐ
次の文章を読み、問いに答えてください。
私は、祖母が古い布袋を繕うのを見て、新しく買えばよいのにと思った。祖母は針を止め、「この持ち手が、私の手にちょうどよいの」と笑った。使わせてもらうと、やわらかい持ち手は私の手にもなじんだ。私は、それまで物のよさを新しいかどうかだけで決めていた。使い続ける間に育つよさもあるのだと、そのとき気づいた。
問い:筆者は、布袋を使う体験を通して、物のよさについてどのようなことに気づきましたか。
- 体験前の考えを押さえます。「新しく買えばよい」と考えていたので、初めの筆者は新しさを重視しています。
- 気づきにつながる体験を絞ります。祖母の言葉だけでなく、実際に持ち手が手になじんだことが、考えを変える材料になっています。
- 最後の考えを体験とつなげて言い換えます。「育つよさ」は、物が生物のように成長することではなく、使う間になじみ、使いやすくなるよさを表します。
この問いでは、祖母の気持ちを詳しく書く必要はありません。問われているのは筆者の気づきです。また、「古い物は必ず新しい物よりよい」と答えると、本文の「使い続ける間に育つよさもある」の「も」を取り落とします。新しさ以外の見方が加わった点を押さえます。
答え:物には、新しさだけでなく、使い続けるうちに手になじんで使いやすくなるよさもあるということ。
例題4 詩の情景と表現の働きを分けて考える
次の詩を読み、問いに答えてください。
雨あがりの道で
水たまりが空を抱く
小さな青を踏まぬよう
ぼくは一歩を遠くへ置く
問い1:「水たまりが空を抱く」には、物を人間のように表すどの表現技法が使われていますか。
問い2:「小さな青」とは何ですか。詩の中の場面に合わせて答えてください。
- 目に見える場面を整えます。雨あがりの道に水たまりがあり、その水面に空が映っていると読めます。まず景色をつかむと、言葉の置き換えに根拠ができます。
- 「抱く」の働きを確かめます。水たまりに、人が抱くような動作を与えているため、擬人法です。「ようだ」がないことだけで比喩ではないと判断しないようにします。
- 「青」を前の行と結びます。空が水たまりに映る場面なので、「小さな青」はその水面に映った青い空を指すと捉えられます。
- 後の行で読みを確かめます。それを踏まないように歩幅を広げる動作が、映った景色を大事にする様子につながります。
作者本人が実際にこう歩いたと決める必要はありません。詩の「ぼく」は詩の中の話し手として読みます。表現の効果を説明するなら、水たまりを単なる水のたまりではなく、空を大切に抱える存在のように感じさせる、と言葉と印象を結んで説明できます。
答え:問い1は擬人法、問い2は水たまりに映った青い空。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 どの文章でも最後の文だけで答えます
誤った書き方:「説明文も物語文も、最後の文が答えになるので、最後だけ読めばよい。」
どこが違うか:説明文では最初に中心が述べられ、後に理由や例が続くこともあります。物語文の結末に人物の変化が表れていても、変化の前やきっかけは途中にあります。随筆で最後が思い出の場面になっている場合にも、筆者の考えは別の部分から探す必要があります。
正しい書き方:「問いが求める内容を決め、文章の中から、その内容を支える部分を集める。」例題2なら、最初の不安、真央の言葉、最後の反応を組にします。結末から読みを確かめることと、結末しか読まないことは区別してください。
誤り2 動作に一つの気持ちを固定します
誤った書き方:「うつむいているので、悲しい。」
どこが違うか:うつむく動作は、悲しみのほか、恥ずかしさ、考え込み、気まずさなどにもつながります。どの気持ちかは、その前の出来事や会話が決め手になります。物語文でも随筆の体験部分でも、動作の意味を一覧のように暗記するだけでは足りません。
正しい書き方:「褒められた後で、笑いながらうつむいているので、うれしいが照れくさい。」これは、出来事と表情を添えた場合の読みです。元の文章にない「褒められた」「笑った」を補ってよいという意味ではありません。実際の問題では、書かれている材料だけを使って理由を説明します。
誤り3 ジャンル名を根拠の代わりにします
誤った書き方:「随筆だから、答えは筆者が感動したということ。」
どこが違うか:随筆には喜びだけでなく、疑問や反省、見方の変化なども書かれます。「感動した」は広い言い方なので、例題3で筆者が何に気づいたかを説明できません。詩歌でも、「詩だからさびしい感じ」と先に印象を置くと、明るい音や動きを見落とします。
正しい書き方:「手になじむ持ち手を使って、使い続ける間に生まれる物のよさに気づいた。」ジャンルは探す材料の見当をつけ、本文は答えを決めます。図3のように、文章の種類を確かめた後も、問い、根拠、答えの順に確認を進めます。

間違い直しでは、答えを丸ごと書き写す前に、抜けた材料を一つ見つけます。「気持ちの前がなかった」「体験だけで考えがなかった」など、欠けた役割を言葉にすると、次にどこを見るかが具体的になります。線を引き直す場所も、その不足に合わせて選びます。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ
練習問題
4つの文章を読み、問いに答えてください。文章の種類の見当をつけてから、答えの根拠になる言葉を探します。種類の名前だけを答える練習ではなく、その種類に合う材料を集める練習です。
練習1
校内の案内図では、教室と階段を異なる記号で示している。すべてを同じ記号にすると、どこで階を移れるのかがわかりにくい。役割によって記号を変えると、行きたい場所までの道筋をつかみやすい。
問い:教室と階段を異なる記号で示すのはなぜですか。「から」で終わる文で答えてください。
練習2
遥は、みんなで作った模型の箱を両手で抱えた。廊下を急ぐ友達に「先に行っていて」と言い、曲がり角では歩幅を小さくした。「教室まで、こわれずに運べますように」とつぶやいた。
問い:遥が曲がり角で歩幅を小さくしたのは、どのような思いからですか。最も適切なものを選んでください。
ア 友達より早く教室へ着いて、みんなを驚かせたい。
イ 模型作りが嫌になったので、教室に戻りたくない。
ウ みんなで作った模型をこわさず、大切に運びたい。
練習3
私は、道案内は詳しいほど親切だと思っていた。弟に曲がり角を一度にいくつも伝えたところ、弟は困った顔をした。目の前の分かれ道から順に話すと、弟はうなずいた。伝える量を増やすだけでなく、相手が今必要としていることを選ぶのも親切なのだ。
問い:筆者が弟との体験から気づいた、道案内をするときの親切とは、どのようなことですか。
練習4
からん からん
坂の下から鐘の音
からん からん
耳をすませばまた届く
問い1:「からん からん」を重ねて用いる表現技法を何といいますか。
問い2:この表現の働きとして適切なものを選んでください。
ア 鐘の音が繰り返し響いてくる様子を、音の調子とともに伝える。
イ 鐘の音が一度も鳴らない静けさを、強く示す。
ウ 鐘が壊れて鳴らなくなった理由を、詳しく説明する。
答えと解説
練習1の答え:階を移れる場所がわかり、行きたい場所までの道筋をつかみやすくなるから。
異なる記号によって何がわかりやすくなるかを説明します。「記号を変えるから」だけでは、問題文を繰り返していて理由になりません。中ほどの困る場合と、最後のよい点を対応させると、根拠をまとめられます。
練習2の答え:ウ。
両手で箱を抱えること、歩幅を小さくすること、つぶやきが同じ思いを支えています。アは急ぐ友達との行動の違いを逆に捉えています。イの「模型作りが嫌」という気持ちは書かれていません。行動と会話を一緒に確かめる問題です。
練習3の答え:詳しさや伝える量だけを求めず、相手が今必要としていることを選んで伝えること。
体験は、案内を一度に多く伝えた場合と、必要な所から順に伝えた場合の対比です。「短く話すこと」だけでは、短ければ何でもよいという意味になってしまいます。相手にとっての必要性が、筆者の気づきの中心です。
練習4の答え:問い1は反復法、問い2はア。
同じ言葉を繰り返す表現を反復法といいます。この詩では音を表す言葉が繰り返され、最後の「また届く」とも結びつきます。音を表す語であることと、繰り返しの技法であることは別の見方です。技法の名前だけで終わらず、どの様子を伝えるのに役立つかまで確かめます。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
ジャンルに合う根拠の集め方は、要旨、心情説明、要約などで使います。要旨なら具体例を束ねる中心を、心情説明なら出来事と反応を、随筆の要約なら体験と気づきの関係を残します。同じ「短くまとめる」でも残す材料が違うため、文章の役割を捉える練習が記述につながります。
小学4年生では、短い文章を使って「説明していること」と「起こったこと」を区別し、線を引いた一文の意味を話す所から始められます。物語なら出来事と気持ちを一組で捉え、説明文なら話題と説明の中心を一組にします。詩歌にも触れ、見えた景色を自分の言葉で話してみます。学年が低いから特定のジャンルを避ける必要はありません。
小学5年生では、段落や場面をまたぐつながりを確かめます。随筆の体験と考えを別々に短く記し、説明文では具体例が支える説明を探します。小学6年生では、複数の材料から設問に必要なものを選び、選択肢の余計な内容や記述の不足を点検します。これらは進め方の目安です。6年生でも一文の主語を取り違えるなら、長い文章を増やす前に、その文へ戻ります。
家庭での確かめ方は、次の2つです。どちらも5分を目安に、すでに読んだ短い文章で行えます。
- 1分で文章を読み返し、2分で「何が中心か」と線を引く一か所を選び、残りの2分で理由を話します。保護者は答えを先に教えず、選んだ言葉がどの説明や気持ちにつながるかを聞きます。
- 1分で設問を読み、2分で答えと根拠を一組にし、残りの2分で「この言葉を答えに入れた理由」を確かめます。説明文の日と物語文の日を分けると、集める材料の違いを比べやすくなります。
個別指導では、ジャンルの区別で止まっているのか、語句の意味や一文のつながりで止まっているのかを分けて確かめます。必要なら、線を引いた文の主語と述語、指示語の指す内容まで戻り、その理解を段落や場面の読みへつなぎます。
まとめ
文章の種類を言い当てても、根拠を示せなければ答えはまだ定まりません。反対に、種類の判断に少し迷っても、何が説明され、何が起こり、どの言葉が考えや気持ちを支えているかを確かめれば、設問に向かって読み進められます。
家庭で答案を見るときは、正誤だけでなく、お子さまが選んだ一文に目を向けてください。その一文と答えのつながりが、次に練習する内容を教えてくれます。ジャンルの名前は読む入口であり、答えを決めるのは本文の言葉です。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




