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【政治経済】企業と株式会社を図解で総まとめ—企業の形態 株式会社の仕組み 株主と経営 CSR コーポレートガバナンス|武蔵野個別指導塾

株主と経営者の違いを会社の機関図で整理し、持株割合と配当の例題を解きます。有限責任、M&A、CSRと企業統治を、資金の流れと経営を監督する仕組みから確かめましょう。
よくあるのは、美術室の床のタイルを眺めながら、タイルを製造する会社を思い浮かべ、「社長が会社の持ち主なら、株主は何を持っているのだろう」と教科書の図で止まる場面です。工場で働く人、製品を売る人、会社にお金を出す人は、同じ会社に関わっていても役割が違います。株式会社を理解するには、「会社を動かすこと」と「会社に出資すること」を分ける必要があります。
タイルの製造には、原料を買う資金だけでなく、窯や工場を用意する資金も必要です。多くの人から資金を集めれば事業を大きくできますが、出資した全員が毎日の製造方針を決めるわけにはいきません。そこで、資金を集める仕組みと、経営を任せて監督する仕組みが組み合わされます。この単元では、その結びつきをたどり、企業の形態、株主の権利と責任、企業が社会に対して負う責任まで、自分の言葉で説明できるようにします。
この単元で身につけること
- 企業を分類する基準を区別します。誰が出資・経営するかという基準と、個人企業か法人企業かという基準を混ぜずに整理します。
- 株式会社が資金を集める仕組みを説明します。出資と借入れの違いを押さえ、株式を持つことが会社への貸付けとどう異なるかを確かめます。
- 株主総会と取締役の役割を結びつけます。重要な事項を決める機関と、経営上の意思決定や業務を担う人との関係を、矢印の向きで読み取ります。
- 所有と経営の分離が生む利点と課題を考えます。専門的な経営を任せられる利点と、経営者の行動を監督する必要を一組として理解します。
- M&A、CSR、企業統治を具体的な行動に対応させます。企業の統合、社会への責任、経営を律する仕組みを、同じ意味の言葉として扱わないようにします。
中学校の公民で学んだ家計・企業・政府の関係を出発点に、企業という経済主体の内部で、資金と権限がどう動くのかを詳しく見ていきます。
基本の考え方
企業の種類は、分類する基準から考える
企業とは、生産要素を組み合わせ、財やサービスを継続的に生産・提供する経済主体です。タイル工場なら、土地、設備、原料、労働などを組み合わせて製品をつくります。私企業は一般に利潤の獲得を目的としますが、企業の働きは利益を得ることだけではありません。雇用を生み、必要な商品を供給し、技術を開発することも経済の中での重要な役割です。
誰が出資し、経営に関わるかに注目すると、民間が担う私企業、国や地方公共団体が担う公企業、両者が共同で出資する公私合同企業などに分けられます。公企業には公共的なサービスの安定した供給を担うものがあります。ただし、公共性のある商品を扱う企業がすべて公企業になるわけではありません。扱う商品の印象ではなく、出資や経営の主体を確認します。
私企業は、個人が事業を営む個人企業と、会社などの法人企業に分けて考えられます。法人とは、法律によって権利・義務の主体となることを認められた団体などです。会社が建物を所有したり、会社の名で契約したりできるのは、この仕組みによります。会社の財産と、株主個人の財産は同一ではありません。株主だからといって会社の工場を自分の物として持ち帰れるわけではないのです。
会社の形態には、株式会社、合名会社、合資会社、合同会社があります。区別の重要な軸が、出資者が会社の債務についてどこまで責任を負うかです。合名会社は無限責任社員のみ、合資会社は無限責任社員と有限責任社員、合同会社は有限責任社員のみで構成されます。ここでの「社員」は日常語の従業員ではなく、会社の構成員である出資者を指します。株式会社の出資者は株主と呼びます。
無限責任とは、会社の財産で債務を返済できないときなどに、出資者が個人の財産でも弁済する責任を負うことです。有限責任では、その責任が出資額を限度とする範囲に限定されます。株式会社の株主は、株主としては引き受けた株式の出資額を限度とする有限責任を負います。会社の経営が失敗しても、株主という理由だけで会社の借金を個人の預金から追加で返す義務はありません。
有限責任だから損失が生じない、という理解は誤りです。払い込んだ資金に対応する株式の価値が下がったり、失われたりする可能性はあります。また、会社の借金を個人で保証する契約を結んだ場合などの責任は、株主としての責任とは別です。教科書の「有限」という言葉は、投資の安全性ではなく、責任の範囲を示しています。
株式会社は、出資と経営を結びつける仕組み
株式会社は、株式を発行して出資を受ける会社です。事業に必要な資金を多数の出資者から集められることが、その特徴です。株式は株主としての地位を表し、株主には、配当を受ける権利、会社の清算時に残余財産の分配を受ける権利、株主総会で議決権を行使する権利などがあります。ただし、配当や残余財産が必ずあるという意味ではありません。議決権などの扱いが異なる種類の株式もあるため、問題では株式の条件を確かめます。
株主総会は、取締役の選任など、法令や定款で定められた事項を決議する機関です。定款とは、会社の組織や運営に関する基本的な規則です。株主総会を会社の最高意思決定機関と説明することがありますが、すべての日常業務を直接決める会議だと解釈してはいけません。どの範囲を決議できるかは、会社の機関設計によっても異なります。
図1は、取締役会を置く会社を単純化して示したものです。株主総会で選任された取締役が取締役会を構成し、取締役会が経営上の重要な意思決定や取締役の職務執行の監督を行います。代表取締役は会社を代表し、業務執行を担います。「社長」は一般に用いられる役職名であり、株主や代表取締役という法律上の立場とは区別して読みます。

図1の下向きの矢印は、選任・選定と監督の関係を示しています。会社ごとに監査役や委員会などの仕組みがあるため、この図だけですべての機関を表しているわけではありません。まずは「株主が日々の製造作業を指示する」のではなく、経営を担う人を選び、その活動を監督する関係をつかみます。
出資した株主と、実際に経営を担う人が分かれることを、所有と経営の分離といいます。特に株式の保有が多くの株主に分散した会社では、専門的な知識をもつ経営者が事業運営を担うようになります。一方、創業者が多くの株式を持ちながら経営者を務める場合もあります。株式会社であれば、すべての株主と経営者が必ず別人になるという制度ではありません。
企業の成長と社会への責任
企業が事業を広げる方法には、自社で設備や人材を増やす方法のほか、M&Aがあります。M&Aは企業の合併・買収のことです。合併では複数の会社が法的に1つの会社にまとまり、買収では株式や事業の取得などによって他の企業の支配権や事業を手に入れます。買収された会社が、別の法人として存続することもあります。
目的には、新しい技術や販路の獲得、事業の再編、後継者がいない企業の事業承継などがあります。経営資源を組み合わせて生産性を高められるという見方がある一方、統合後の組織運営が難しかったり、雇用に影響したりするという見方もあります。市場での競争を弱めるおそれがあれば、独占禁止政策の対象にもなります。M&Aという言葉だけで成否を判断せず、どの資源がどう組み合わされるかを見ます。
CSRは企業の社会的責任です。企業は株主だけでなく、従業員、消費者、取引先、地域社会など、さまざまな利害関係者に影響を与えます。これらの人々や集団をステークホルダーといいます。製品の安全、働く人の権利、環境への配慮、取引の公正さなどを考えながら事業を行うことが求められます。寄付や地域活動も一例ですが、それだけがCSRなのではありません。
コーポレートガバナンスは企業統治と訳され、経営が適切に行われるよう、意思決定や監督を整える仕組みを指します。社外取締役による監督、監査、情報開示、内部通報の仕組みなどが関係します。法令などを守るコンプライアンスも企業活動の土台です。CSRが社会に対して果たす責任に注目するのに対し、企業統治はその責任を経営の中で実行させる仕組みに注目すると整理できます。
例題で解き方を確かめる
例題1 出資者と従業員を区別する
問題です。資料に「A社は民間の出資で設立された合同会社で、社員は全員が有限責任を負う。工場では出資者以外の従業員も働く」とあります。A社を出資主体と企業形態から分類し、資料中の「社員」が誰を指すかを説明しましょう。
- 最初に分類の基準を分けます。「民間の出資」は公企業か私企業かを判断する情報であり、「合同会社」は会社の形態を判断する情報だからです。A社は私企業であり、法人企業です。
- 次に「社員」の意味を文脈から確かめます。「有限責任を負う」という説明が出資者の責任に関わっているため、ここでは会社の構成員である出資者を指します。工場で雇われて働く人を一括して指してはいません。
- 最後に、有限責任の意味を補います。合同会社の出資者は出資額を限度とする責任を負うのであり、会社がどれだけ借りても無条件に返済しなくてよいという意味ではありません。会社自身は、自ら負った債務を返済する義務があります。
答え:A社は私企業・法人企業に分類される合同会社で、資料中の社員は従業員ではなく出資者を指します。
例題2 持株割合と配当を計算する
問題です。B社の発行済株式は1,000株で、すべて同じ条件の普通株式です。自己株式はなく、1株につき1個の議決権を持つものとします。Aさんは200株、Bさんは300株、その他の株主は合計500株を持っています。1株当たりの配当を40円と決めた場合、Aさんの持株割合、受け取る配当、会社が支払う配当総額を求めましょう。税金などは考えません。
図2のように、同じ大きさの株式を帯全体で表すと、人数と持株割合を区別しやすくなります。AさんとBさんはどちらも1人ですが、帯の長さは違います。株主総会での影響力を考えるときにも、この問題では人数ではなく議決権の数を見ます。

- 全体と部分を確かめます。割合の分母は株主の人数ではなく発行済株式数なので、Aさんの持株割合は200 ÷ 1,000 × 100 = 20%です。同じ条件で全株に議決権があるため、この問題での議決権割合も20%です。
- 1株当たりの配当と保有株数を掛けます。配当40円は株主1人当たりの金額ではないため、Aさんの配当は40 × 200 = 8,000円です。
- 会社全体の支払額を求めます。対象は1,000株全部なので、配当総額は40 × 1,000 = 40,000円です。Aさんの8,000円が総額の20%になっていることでも、計算のつながりを確かめられます。
答え:Aさんの持株割合は20%、配当は8,000円、会社の配当総額は40,000円です。
図2の残りの区画はBさんが30%、その他の株主が合計50%です。「その他50%」は、1人が50%を持つという意味ではありません。また、この計算から、毎年同じ配当を受け取れると推測してはいけません。配当は会社の利益や財産の状況、必要な決定などに左右されます。
例題3 出資と借入れを分けて読む
問題です。C社は設備購入のため、新しい株式を発行して600万円の払込みを受け、銀行から400万円を借り入れました。株主Pさんはこの株式を購入するため20万円を全額払い込んでいます。後に会社の財産で支払っても300万円の債務が残りました。調達した資金の合計と、Pさんが株主であることだけを理由に追加返済する金額を答えましょう。個人保証などはないものとします。
- 資金が会社へ入った段階を見ます。株式の新規発行による払込みも銀行からの借入れも、会社が設備購入に使う資金になるため、合計は600 + 400 = 1,000万円です。
- その資金を返す義務を区別します。銀行からの400万円は借入金であり、会社は契約に従って返済する義務を負います。株式の600万円は出資であって、借入金と同じ満期返済を約束したものではありません。
- 誰の責任を聞かれているかを確認します。未払いの300万円は会社の債務であり、全額払込み済みの株主にそのまま移るものではありません。Pさんには出資した20万円を失う可能性がありますが、株主としての追加返済額は0円です。
答え:調達資金の合計は1,000万円で、Pさんが株主であることだけを理由に追加返済する金額は0円です。
この問題の0円は、「銀行や取引先が必ず全額回収できる」という意味でも、「会社の債務が最初から存在しなかった」という意味でもありません。責任の主体を会社と株主に分けた結果です。会社が返済できるかという問題と、株主個人に請求できるかという問題を別々に考えます。
例題4 所有と経営の分離を企業統治につなげる
問題です。D社では株式が多くの株主に分散し、専門の経営者が事業を運営しています。経営者が短期の利益を優先し、製品の安全検査の不備が取締役会に十分伝わっていません。この状況で企業統治が必要な理由と、改善の方法を、所有と経営の分離に触れて説明しましょう。
- 資料の中心となる関係を取り出します。株主と経営者が分かれているため、株主が経営の実態を直接把握しにくい状況です。単に「経営者が悪い」と評価するのではなく、監督に必要な情報が届いていない点を根拠にします。
- 問題と対策を対応させます。検査の不備が届かないなら、現場からの報告・内部通報の経路を整え、監査を機能させる方法が考えられます。経営者への監督が弱いなら、社外取締役を含む取締役会の監督を実効的にすることが必要です。
- 社会的責任とのつながりを示します。安全検査の不備は消費者に影響するため、株主への利益配分だけで終わらせず、製品の安全を確保する責任に結びつけます。制度の名前を並べるより、情報がどこに届き、誰が是正するかを説明すると論理が通ります。
答え:所有と経営の分離で株主が経営実態を把握しにくいため、報告・監査と取締役会の監督を機能させ、製品の安全を損なう経営判断を是正する必要があります。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 株主は会社にお金を貸している
誤った書き方は、「株主は会社に貸したお金を、期限が来ると利子とともに返してもらう」です。どこが違うかというと、出資と融資を混同しています。株式の配当は借入金の利子とは異なり、元本の満期返済も約束されていません。正しい書き方は、「株主は会社に出資し、条件に応じて配当や議決権などの権利を持つが、投資額の回収は保証されない」です。
図3のように、会社に向かう資金の矢印が同じでも、その反対向きにある義務や分配の性質は異なります。ここでは、株主から会社への矢印を、新しい株式の発行に対する払込みとして描いています。銀行からの借入れだけでなく、社債の発行も、企業が返済義務を負って資金を調達する方法です。社債を買った人は債権者であり、そのことだけで株主総会の議決権を得るわけではありません。

株式を売却して資金を回収する場合にも注意が必要です。すでに発行された株式を投資家同士が市場で売買すると、通常、その代金は買い手から売り手へ渡ります。会社に毎回新しい資金が入るわけではありません。株価が上昇したことと、会社の現金が同額だけ増えたことは別の出来事です。
誤り2 株式会社なら、必ず株式市場に上場している
誤った書き方は、「株式会社はすべて証券取引所で株式が売買される」です。どこが違うかというと、会社の形態と、取引所で取引される資格を混同しています。正しい書き方は、「株式会社には上場会社と非上場会社があり、上場は株式会社であることとは別の条件である」です。
同じように、「株主は1人1票」「社長は必ず最大の株主」という決めつけも避けます。例題2では、同じ1人でもAさんとBさんの議決権割合は異なりました。社長が多くの株式を持つ場合もあれば、株式の保有が少ない専門経営者である場合もあります。問題文の株式の条件と、出資・経営の役割を一つずつ確認することで修正できます。
誤り3 CSRは寄付、企業統治は経営者の善意である
誤った書き方は、「利益の一部を寄付すればCSRを果たし、経営者が気をつければ企業統治も十分である」です。どこが違うかというと、本業で生じる社会への影響と、問題を見つけて修正する制度を見落としています。正しい書き方は、「CSRは製品・雇用・環境などへの責任を含み、企業統治はその責任も踏まえて経営を監督する仕組みである」です。
たとえば、タイル工場が地域の活動を支援していても、製造工程の安全管理が不十分なら、その点は別に改善する必要があります。監査で不備を把握し、経営陣へ報告し、是正を確かめる経路があって初めて、責任と行動が結びつきます。短期の支出削減を重視する見方と、安全対策が長期の信頼や事業継続を支えるとする見方を比較するときも、誰への影響をどの期間で考えているかを明らかにします。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ
練習問題
練習1
E社は、出資者全員が無限責任社員である会社です。会社の形態を答え、「社員」をすべて工場の従業員と読み替えてはいけない理由を説明しましょう。会社の債務に対する責任という表現に注目して考えます。
練習2
F社の発行済株式は2,400株で、すべて同じ条件です。自己株式はなく、1株につき1個の議決権があります。Qさんは360株を持ち、1株当たりの配当は25円です。Qさんの持株割合と配当、会社の配当総額を求めましょう。税金などは考えません。
練習3
Rさんは、G社の株式に15万円を全額払い込んでいます。G社が倒産し、会社の財産で返済しても500万円の債務が残りました。個人保証などがない場合、Rさんは株主であることだけを理由に500万円を追加で返済する義務がありますか。有限責任という言葉と、出資した資金を失う可能性の両方を用いて説明しましょう。
練習4
H社は、技術を得るために別の会社の株式を取得して経営を支配しましたが、取得先は別の法人として残っています。また、H社は製品事故の報告が経営陣に届くように内部通報の仕組みを整えました。前半の行動が合併か買収か、後半の仕組みが企業統治とどう関係するかを説明しましょう。
答えと解説
練習1の答えは、合名会社です。無限責任社員のみで構成されることが判断の根拠です。この文脈の社員は出資者である構成員を意味し、雇用契約によって働く従業員とは区別されます。働く場所や人数ではなく、出資者の責任の範囲を読み取ります。
練習2の答えは、持株割合15%、Qさんの配当9,000円、会社の配当総額60,000円です。持株割合は360 ÷ 2,400 × 100 = 15%、個人の配当は25 × 360 = 9,000円、総額は25 × 2,400 = 60,000円と計算します。9,000 ÷ 60,000 × 100 = 15%となるので、割合と配当の対応も確かめられます。
練習3の答えは、追加返済する義務はない、です。株主は有限責任を負い、全額払込み済みで個人保証などがないという条件では、株主として会社の残った借金を追加で負担しません。ただし、株式の価値が失われ、出資した15万円を回収できない可能性はあります。追加返済がないことと、投資の損失がないことは同じではありません。
練習4の答えは、前半が買収、後半が情報を経営陣へ届けて監督・是正を可能にする企業統治の仕組みです。株式取得によって経営を支配しても、取得先が別法人として残ることはあります。内部通報は設置しただけで完成ではなく、報告の内容を調べ、必要な改善へつなげることが重要です。製品の安全に責任を持つというCSRの実践を、制度から支える関係として説明できます。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
企業の仕組みを学ぶと、次に国民所得や経済成長を考えるとき、企業が生み出した価値が賃金や利益などにどう分配されるかを追いやすくなります。金融の学習では、株式や社債による資金調達と、銀行からの借入れを整理する土台になります。労働問題や消費者問題では、株主以外のステークホルダーへの影響が中心になります。
家庭では、次の2つをそれぞれ5分で試せます。1つ目は、紙に「株主」「会社」「銀行」を書き、資金の矢印と、配当または返済の矢印を描く方法です。矢印ごとに必ず発生する支払いかどうかを言葉にすると、出資と融資の混同が見つかります。2つ目は、身の回りの商品の包装を見て、その企業に関わる株主、従業員、消費者、地域社会の立場から、企業に求めることを1つずつ挙げる方法です。
個別指導で説明が止まるときは、機関の名称を増やす前に、「誰のお金か」「誰の借金か」「誰が決めるか」まで戻って確認します。お子さまの説明を家庭で聞く場合も、言葉を覚えているかだけでなく、矢印の両端を説明できるかに注目すると、理解の位置がつかめます。
まとめ
美術室のタイル1枚の向こうには、設備に資金を出す人、経営を担う人、働く人、製品を使う人がいます。同じ会社に関わっていても、持つ権利と負う責任は同じではありません。「株主がいる」「利益が出ている」という事実から先へ進み、誰が情報を持ち、誰が判断を監督し、誰への影響を引き受ける仕組みなのかを問うと、企業の姿を立体的に捉えられます。
株式会社への理解は、集めた資金の大きさではなく、資金に伴う権利と責任の行き先を説明できるところで確かになります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。



