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共通テスト英語の配点—リーディング100点とリスニング100点、大問ごとの点と大学ごとの比率|武蔵野個別指導塾

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令和9年度の英語はリーディングとリスニングが100点ずつ。令和8年度の正解の表では点のつく34単位のうち26が3点でした。募集要項の英語の欄の二つの数字を自分の点に掛け直す手順も、たとえばの数で追えます。

いまの高3が2027年1月に受ける令和9年度の共通テストでは、英語はリーディングとリスニングの二つの試験に分かれ、満点はどちらも100点、合わせて200点です。大問ごとの点はその年の正解の発表で出る数字で、去年にあたる令和8年度の本試験では、リーディングが8大問で1つの解答に2〜4点、リスニングが6大問で1〜5点でした。センターは二つの点を別々のまま大学に渡し、どちらをどれだけ重く数えるかは大学が決めます。志望校の募集要項の英語の欄に並ぶ二つの数字から重みを出し、自分の点に掛けた値が、その大学で数えられる英語の点です。

リーディングとリスニングの点の重さに関わる数字を、出どころの文書と年度ごとに並べます。

知りたいこと 数字 出どころ(年度)
リーディングの時間と満点 80分で100点 受験案内(令和9年度)。令和10年度の出題方法等も同じ
リスニングの時間と満点 60分(解答にあてるのは30分)で100点 同上
大問の数(去年の例) リーディング8つ、リスニング6つ 本試験の正解と配点(令和8年度)
1つの解答につく点(去年の例) リーディング2〜4点、リスニング1〜5点 同上
大学へ渡る英語の成績 二つの得点と段階表示を別々に 共通テスト実施要項 14(令和9年度)

よくあるのは、高3の夏、志望校の募集要項を開いた生徒が、英語の行にリーディングとリスニングの二つの数字が並び、しかもその二つの大きさが違うのを見つけて、手を止める場面です。過去問の点はずっと「100点満点と100点満点」で記録してきました。この大学では、そのうちどちらの1点が重いのか。リーディングの長文に時間をかけるべきか、リスニングの音声を聞く時間を増やすべきかは、その二つの数字の読み方ひとつで変わります。

二つの100点と、令和8年度の大問ごとの配点

令和9年度の受験案内によれば、外国語で『英語』を選ぶと、原則としてリーディングもリスニングも受けることになります。英語以外の外国語を選んだ人にはリスニングが無いので、英語の200点は、1日目の後半に続けて受ける二つの試験の点を合わせた物です。国語の後にリーディングが80分、休憩をはさんでリスニングが60分です。リスニングの60分のうち解答にあてるのは30分で、残りは配られたICプレーヤーを受験者自身が動かして確かめ、音量を合わせるために足された時間です。満点はどちらも100点です。いまの高2が受ける令和10年度試験の出題方法等でも、英語の時間と配点はこれと同じ数字で公表されています。

なぜ同じ100点なのか。センターの共通テストQ&Aは、学習指導要領が「読む」「聞く」「話す」「書く」の四つの技能を釣り合いよく育てることを求めているので、リーディングとリスニングの配点を均等にしたと答えています。令和2年度までのセンター試験の英語は筆記200点とリスニング50点で、聞く試験の重さは共通テストになって読む試験と並ぶところまで上がりました。

時間で割ってみると、二つの100点の性格の違いが見えてきます。リーディングは80分で100点なので、1点あたり0.8分、つまり48秒です。リスニングは解答の30分で100点なので、1点あたり0.3分、18秒です。共通テストの英語の配点のうちリスニングの100点は、リーディングの半分にも満たない時間の中で、一つずつ決まっていきます。

一問何点か—令和8年度の正解の表で数える

共通テストの英語は一問何点か。センターは各日の試験が終わった後、その日の科目の正解と配点をサイトに出します。令和8年度の本試験の正解の表で数えると、リーディングは第1問6点・第2問12点・第3問9点・第4問12点・第5問16点・第6問12点・第7問16点・第8問17点の8大問でした。解答番号は1から44まであり、いくつかの解答番号をまとめて一つの点にする所があるので、点のつく単位にすると34個です。その34個のうち26個が3点で、2点が5個、4点が3個でした。令和8年度のリーディングについて一問何点かと聞かれたら、多くは3点、と答えるのがいちばん近いでしょう。

リスニングは第1問28点・第2問12点・第3問18点・第4問12点・第5問16点・第6問14点の6大問で、解答番号は1から37まで、点のつく単位は32個でした。こちらは1点から5点まで幅があり、第1問の前半と第2問は1つ4点、第4問Aの後半には1つ1点の解答が4つ並びます。読み上げが2回の第1問と第2問を合わせて40点、1回の第3問から第6問で60点という分かれ方もしています。

図1のように点の数に比例した帯で並べると、リスニングの第1問だけで28点あり、リーディングの第1問の6点の4倍を超えるのが一目で見えます。ただし、大問の数も配点の並びも令和8年度の試験の物で、令和9年度に同じ並びで出すという決まりはありません。令和9年度の英語の配点は、2027年1月16日(土)の試験がすべて終わった後に、センターのサイトで発表されます。

図1 令和8年度本試験の英語、大問ごとの配点を帯の長さで比べた図

全部正解のときだけ点になる問い

正解の表の下の注には、印の付いた問いは全部正解の場合にだけ点を与える、と書かれています。令和8年度のリーディングでは、第3問・第6問(2か所)・第7問・第8問の計5か所、合わせて17点がこの形で、2〜4個の解答番号を一つの点にまとめていました。リスニングでは第4問と第5問の計3か所、8点です。四つの解答番号のうち三つが合っていても、その問いの点は1点も入りません。リーディングの表の同じ注には、正解が横線でつながれている所は順序を問わないともあり、二つの番号にどちらの順でマークしても正解になる所もあります。

志望校の募集要項で、英語の欄のどこを読むか

センターが大学に渡す英語の成績は、二つに分かれたままです。令和9年度の共通テスト実施要項は、大学に提供する科目別の得点のうち、英語はリーディングとリスニング別の得点にし、1〜9の段階表示も二つ別々に出すと定めています。二つをどう組み合わせて一つの点にするかは、センターの文書のどこにも書かれていません。書かれているのは志望校の募集要項です。英語の欄を開いたら、次の順で読んでいきます。

  1. 表紙の年度。高3の夏に見た数字が、自分の受ける年度の物か、前の年度の物かを見ます。文部科学省の令和9年度の実施要項では、大学は課す教科・科目や評価の方法を令和8年5月27日から7月31日までに発表し、募集要項は12月15日までに出すことになっています。発表の後は、大きな災害などで入試ができない場合を除き、受験者に不利益になるおそれのある変更をしないのが決まりです。
  2. 英語の欄の数字。リーディングとリスニングに一つずつ数字があるのか、英語として一つの数字だけなのか。二つの数字が100と100でなければ、その大学は自分の決めた満点に直して英語の点を数えることになります。ここで二つの数字の比を書き出しておきます。
  3. 欄の注と備考。数字が一つだけのときは、注や備考に二つの扱いが書かれていないかを探します。換算の式、小数点以下の扱い、どちらか一方の得点だけを使う書き方があれば、その文を言葉どおりに書き写します。
  4. 段階表示を使うかどうか。令和9年度の受験案内は、大学が段階表示を選抜に使うことがあり、使うかどうかと使い方は募集要項で確かめるように書いています。英語の段階表示はリーディングとリスニングで別々です。
  5. 英語の資格・検定試験の扱い。文部科学省の実施要項は、資格・検定試験の結果を入試に使う大学に、得点の換算の仕方などの使い方をわかりやすく示すよう求めています。同じ頁に載っていても、共通テストの英語の重さとは別の話として読み分けます。

自分の側で見るものは二つです。一つは出願の内容です。令和9年度の出願内容の訂正は10月16日に締め切られ、受ける教科と科目数はもう直せません。マイページで外国語の教科を登録しているかを見ておけば、英語の二つの試験を受ける前提で計画を立てられます。もう一つは、過去の問題冊子と正解の表です。正解の表から大問ごとの配点を写し、自分の答案の横に書き込んでおくと、次の節の計算がそのまま始められます。

いまの高2が今読める募集要項は、一つ上の学年が受ける令和9年度の入試の物です。重さの読み方の練習には使えますが、数字そのものは、自分の年度の発表が出てから読み直してください。文部科学省の実施要項は、課す教科・科目を変えるような、準備に大きく響く変更は2年程度前に予告・公表するよう大学に求めているので、志望校の入試の頁にある予告の欄も一度は開いておきます。

自分の点を志望校の比率で計算し直す—たとえばの数で五つの手順

ここからはリーディングをR、リスニングをLと書きます。計算の前に、材料をそろえます。過去問を本番と同じ80分と60分で解き、RとLを別々に採点して、大問ごとの点を表に書きます。合計の200点だけを残すと、この先の計算はできません。大問ごとの点数配分の表が一枚あれば、どの大問で点を落としたかも同じ紙で見えます。そのうえで、図2の五つの箱を上から順にたどります。

図2 募集要項の英語の欄で、自分の点を計算し直す五つの手順
  1. 欄のRとLの数字を写す。たとえば、志望校の英語の欄に「リーディング150・リスニング50」とあったとします。どこかの大学の数字ではなく、計算の手順を見せるために置いた数です。
  2. 数字÷100で重みを出す。共通テストの満点はRもLも100点なので、欄の数字を100で割ると、自分の1点が何点に数え直されるかがわかります。この例ではRが1.5、Lが0.5です。
  3. 自分の点に重みを掛ける。たとえば、過去問でR66点、L72点だったとします。Rは66×1.5で99、Lは72×0.5で36になります。
  4. 足して欄の満点で割る。99と36を足すと135で、欄の満点200で割ると67.5%です。そのまま足した138点は200点の69%なので、この欄で数え直すと1.5ポイント下がります。同じ答案でも、欄が「リーディング50・リスニング50」なら33と36で69点、100点満点の69%で、割合は動きません。RとLの重みが等しい欄では、満点が変わっても割合は変わらない、ということです。
  5. 重い側の大問から直す。重みは1問の値段も変えます。この例の欄では、Rの3点の問いは4.5点に、Lの4点の問いは2点に数え直されます。過去問で落とした問いを、重みを掛けた後の点で大きい順に並べ直し、上から手を付けます。令和8年度のRは点のつく単位の大半が3点だったので、この欄ならRの大問一つの取りこぼしが大きく響きます。反対に、欄がLを重くしている大学なら、Lの4点の問いが並ぶ大問が表の先頭に来ます。

並べ直した表では、全部正解のときだけ点になる問いに印を付けておきます。解答番号が一つずれるだけで、重みを掛けた点ごと消えるからです。たとえばRの重みが1.5の欄で、4つの番号をまとめた3点の問いを落とせば、失うのは4.5点です。

保護者の方がお子さまの記録を見るときは、合計点の上下より、重みを掛けた後の割合の動きを見てください。合計点が上がっていても、重い側の大問の点が下がっていれば、志望校の数え方では伸びていないことがあります。逆に合計点が横ばいでも、重い側で点が増えていれば、この計算の上では前に進んでいます。

「リーディングの方が大事」は本当か—配点の思い込み三つ

一つ目は、長文のリーディングの方が大事で、リスニングはおまけ、という思い込みです。センターの配点ではどちらも100点で、重さに差を付けるのは大学の欄だけです。二つの100点の節で計算したとおり、リスニングの1点は18秒、リーディングの1点は48秒の中で決まります。点を取りやすいのはどちらか、という問いにも決まった答えはありません。本試験の平均点は、令和7年度がR57.69点・L61.31点、令和8年度(最終発表)がR62.81点・L54.65点で、年度によって上下が入れ替わっています。

二つ目は、合計点が同じなら志望校での点も同じ、という思い込みです。図3のアとイは、どちらもRとLの合計が130点です。そのまま足せば同じ130点ですが、Rを150、Lを50と数える欄で換算すると、アは135点、イは125点になり、10点の差が開きます。重みの違う欄では、合計点ではなく、どちらの試験で点を取ったかが結果を分けます。過去問の記録を合計だけで残していると、この差は最後まで見えません。

図3 合計130点の二通りの答案を、重みの違う欄で換算した図

三つ目は、配点は毎年同じだから大問ごとの点を覚えておけばよい、という思い込みです。国語は出題方法等に大問の数と分野ごとの配点まで書かれていますが、英語にはその定めがありません。Lは受験案内に第1問から第6問までの読み上げ回数が載っているので大問が六つあることは前もってわかりますが、大問ごとの点は書かれていません。Rの大問の数も、RとLの1問の点も、その年の正解の発表で出る数字です。大問ごとの点の表は自分の弱いところを見つける道具として使い、本番の配点を言い当てる前提の作戦は立てないことです。

確かめる先と聞き方

英語の200点が志望校で何点として数えられるかは、次の六か所に順に当たれば埋まります。

個別指導で確かめること

塾では、過去問の答案を大問ごとに採点した表に、志望校の欄の数字で計算し直した列を足し、落とした問いを重みを掛けた点の順に並べ直すところまで、答案を前にして一緒に作ります。Rの大問ごとにかかった分数を書いた時間の記録と並べれば、重い側の大問に時間が足りているかどうかも、同じ紙の上で見えてきます。全部正解のときだけ点になる問いのマークの跡も、答案の上で一つずつ確かめます。

まとめ

共通テストの英語は、センターの側では100点と100点の二つの試験として作られています。その200点が志望校で何点になるかは、英語の欄の二つの数字を掛けるまで決まりません。過去問の記録はRとLを分けて書き、重みを掛けた列を隣に置いてください。合計点の隣に立てたその一列が、1月の試験までの英語の時間割の順番を決めます。

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