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学校推薦型選抜の日程—11月の出願から合否が決まる日まで、高3の秋の暦|武蔵野個別指導塾

推薦の受付は2026年11月1日から、発表は12月1日から一般選抜の10日前まで。私立の推薦がいつ決まるかを募集要項の4つの日付で読み、高3の9月から2月の暦に置く手順を載せています。
学校推薦型選抜の出願と発表の日程で、国公立と私立に共通する日付は2つしかありません。文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項は、2027年4月に入学する人の推薦について、願書の受付の始まりを2026年11月1日、合否を知らせる始まりを2026年12月1日に置きました。知らせる側には終わりの線もあり、一般選抜の試験期日から数えて10日前までです。共通テストの点を使う推薦だけは、一般選抜の試験期日の前日までのなるべく早い日に延ばせます。この枠の内側に、出願期間・試験日・合格発表日・入学手続の締切を並べるのは大学です。私立の推薦がいつ決まるかは、先輩の記憶ではなく、今年の募集要項の日程の行で読んでください。
| 日程の項目 | 2027年度入学者選抜(令和9年度)での扱い |
|---|---|
| 推薦の願書の受付 | 2026年11月1日より前には始まらない |
| 推薦の合否の発表 | 早くて2026年12月1日、遅くとも一般選抜の試験期日の10日前 |
| 共通テストの点を使う推薦の発表 | 一般選抜の試験期日の前日までで、できるだけ早い日 |
| 推薦で行う教科の筆記試験 | 条件を守れば2027年2月1日より前に置ける |
| 総合型選抜(比べるため) | 受付は2026年9月1日から、発表は2026年11月1日から |
よくあるのは、11月のカレンダーに丸を3つ付けた夜、という場面です。出願の締切に1つ、面接の日に1つ、合格発表の日に1つ。付け終えたところで、ペンが止まります。発表の丸は部活の先輩から聞いた日、面接の丸は大学のサイトの見出し、締切の丸は去年の募集要項を写したメモから来ていて、元がそろっていないのです。3つの丸のうち、今年の募集要項の行から写したものはいくつあるか。高3の秋の暦は、その数を数えるところから組み直します。
推薦の日程を縛る2本の線—11月1日と12月1日
まず、線が引かれた理由から押さえます。要項は推薦を、一般選抜と違う観点で、時間をかけて選ぶ入試と位置づけています。急いで決めさせないために、受付の始まりと発表の始まりを、わざと離して置いているわけです。11月1日に受付が開き、結果を出せるのは早くても12月1日。あいだに30日の幅があり、受付を開いてすぐに合否を返すような詰め方は、日付の側からふさがれています。
図1のように、暦を日数に比例させて並べると、推薦の立ち位置がはっきりします。総合型選抜は9月1日に受付が開き、11月1日から結果を出せます。推薦の受付が開くのは、ちょうど総合型の発表が解禁される日です。そこから30日をあけて推薦の発表が始まり、一般選抜の教科の試験が始まる2月1日に向かって、発表の終わりの線が迫ってきます。

終わりの線は、カレンダーの日付ではなく、一般選抜の試験期日からの引き算で書かれています。一般選抜の個別テストは2027年2月1日から3月25日のあいだに置く決まりです。たとえば一般選抜の個別テストが2月1日にあるとすると、その10日前の1月22日が推薦の結果を出す最後の日になる計算です。試験が2月の後半なら、終わりの線もその分だけ後ろへずれます。図1の赤い帯の右端は、この2月1日の場合を描いています。
共通テストの点を使う推薦は、事情が違います。共通テストの本試験は2027年1月16日と17日で、その点を判定に入れる推薦は、1月の試験が終わってからでなければ決めようがありません。要項は、共通テストを使う推薦については一般選抜の試験期日の前日まで発表を待てるようにし、そのかわり、なるべく早く知らせるよう求めています。12月のうちに決まる推薦と、2月に入ってから決まる推薦が、同じ推薦という名前で並ぶのはこのためです。
高2の人は、2本の線を「毎年11月と12月の頭」と覚えて済ませないでください。ここで挙げた日付は2027年度入学者選抜(令和9年度)の要項のもので、来年の入試の日付は、来年度の要項が出てから確かめ直すことになります。
2月1日より前の試験と、総合型選抜との前後
推薦の試験を11月や12月に置けるのは、要項が2つの扱いを用意しているからです。1つ目は、小論文・面接・実技、資格や検定の成績、本人が書く資料を使った評価で、これらは2月1日を待たずに行えます。2つ目は教科・科目の個別テストで、ふだんは2月1日から3月25日のあいだに置く試験ですが、推薦と総合型では2月1日より前に行うことが認められています。
ただし、教科の試験を前に倒すには条件が付いています。時間をかけて選ぶという推薦の趣旨を守ること。教科の試験は、大学で学ぶのに要る範囲で高校の基礎的な学習の成果を問い、ほかの評価とつり合う配分で使うこと。高校の教育への影響と志願者の負担に気を配ること。秋の推薦に筆記試験があっても、それだけで合否のほとんどが決まる作りは避けるよう求められている、と読めます。配点の細かな読み方はここでは追わず、暦には「秋に筆記試験が入る推薦もある」と書き込んでおけば足ります。
総合型選抜との前後も、暦の上で並べておきます。総合型は受付が9月1日から、発表が11月1日からで、受付の始まりは推薦よりちょうど2か月早く来ます。総合型の受付開始から発表の解禁までは61日、推薦の受付開始から発表の解禁までは30日です。つまり、総合型の結果がまだ出そろわないうちに推薦の出願期間が始まり、大学によっては締切まで来てしまう、という重なりが起こり得ます。
両方を考えている人は、総合型の発表日と推薦の出願の締切を、同じ紙の同じ行に並べてから動いてください。総合型に受かって手続をしたあと推薦をどう扱うかは大学ごとの約束で、暦だけでは決まりません。暦で押さえられるのは順番です。総合型の結果を見てから推薦に出すつもりでいたのに、推薦の締切のほうが総合型の発表より先に来る。この食い違いは、11月の暦を1枚に並べた時点で目に入ります。
学校推薦型選抜はいつ決まるか—募集要項から4つの日付を写す
国公立の推薦には、国立大学協会と公立大学協会の2027年度の実施要領が、もう1段細かい期限を重ねています。共通テストを課さない推薦は2027年1月22日まで、課す推薦は2月10日までに発表する、という決まりで、これは国公立の中だけで通用します。私立の推薦の発表には、12月1日という始まりの線と、一般選抜から逆に数えた終わりの線のほかに、全国でそろった日付がありません。いつ決まるかは、大学ごとの募集要項に書かれた日がすべてです。
募集要項がいつ手に入るかも、日程の一部です。大学は、試験の教科や評価方法など入試の基本の事項を2026年5月27日から7月31日のあいだに発表し、そのあとは大きな災害のような事情がない限り、受験者に不利になるような変更をしません。日付まで入った募集要項は12月15日までに出す決まりですが、推薦の受付は早ければ11月1日に開くので、推薦の分は出願期間より前に出ていなければ出願そのものが成り立ちません。夏の発表で方式をつかみ、秋の募集要項で日付を確定させる。この2段で読みます。
募集要項を開いたら、図2の順に4つの日付を写します。1つ目は出願期間で、始まりの日と締切の日の両方を、締切の書き方ごと写します。2つ目は試験日で、面接や小論文が1日で終わるのか、2日に分かれるのか、オンラインなのかを、同じ行の近くで確かめます。3つ目は合格発表日です。発表の形(大学のサイトか、郵送か、高校を通すか)も一緒に写してください。国公立の要領は、推薦した校長あての通知のような形をとるかどうかを大学が決めるとしているので、国公立でも本人がどこで結果を見るかは募集要項で確かめます。4つ目は入学手続の締切です。

4つがそろったら、手続の締切に赤い丸を付けます。推薦の暦でいちばん重いのは、発表の日よりも、むしろ手続の締切だからです。発表から手続の締切までが何日あるか、そのあいだにほかの入試の発表が来るかどうかで、合格したあとに取れる動きが変わります。冒頭の場面の3つの丸には、この4つ目の丸がもともと欠けていました。
高3の9月から2月までのスケジュール—学校推薦型選抜の流れを1枚に
ここまでの日付を、推薦の流れとして高3の暦に置きます。図3は月ごとに同じ幅で区切った表で、帯の位置は各月の中の日付に合わせてあります。

9月は、総合型の受付が開く月で、共通テストの出願もここに来ます。大学入試センターの実施要項では、共通テストの出願期間は2026年9月15日から10月2日までで、検定料の支払いも同じ期間です。共通テストの点を使う推薦を受ける人や、推薦が不合格だったときに共通テストを使う一般選抜へ回るつもりの人は、この期間に出しておかないと後から取り返せません。11月に入った今、共通テストに新しく出願する道はもう閉じています。
10月は書類の月です。推薦の出願時期は11月からでも、高校に頼む推薦書や調査書には日数がかかり、高校の中の推薦の手続の締切は高校が決めます。担任に締切を聞き、大学の出願期間から逆に数えて、志望理由書の下書きを仕上げる日を決めてください。共通テストの出願内容を確かめて直せる期間(10月9日から16日まで)も、この月に入っています。
11月は出願と試験の月です。推薦の受付が開き、面接や小論文の試験が大学ごとの日に並びます。同じ月に、総合型の結果も届き始めます。12月は発表の月で、1日から推薦の結果が出始め、共通テストの受験票は12月上旬までに出願サイトのマイページで発行されます。15日までにはすべての募集要項が出そろうので、一般選抜の日程を推薦の暦に書き足せるのもこの頃からです。
1月は共通テストの月で、本試験は16日と17日、追試験は23日と24日です。前の節で見た国公立の推薦の期限も、1月と2月に1つずつ来ます。2月に入ると一般選抜の教科の試験が始まり、合格者の発表は、追加や繰上げの分まで含めて3月31日までに終わります。暦を1枚にしておくと、1つの日付がほかのどの日付と隣り合っているかが見えます。同じ12月の発表でも、手続の締切の直後にほかの入試の発表が来る人と来ない人とでは、合格したあとに迷える時間がまるで違います。
よくある質問
11月1日より前に「エントリー」の締切がある推薦は、決まりに反していないのですか
文部科学省のQ&Aは、「エントリー」のような名前が付いていても、実際に選ぶ行為と合否の判定は、願書の受付日以降に行うものだとしています。一方で、大学の講義を受けることや課題を出すことを出願の条件にする場合、その条件は出願の始まりより前に済ませてよいとされています。11月1日より前に何かの締切があっても、それが出願の条件なのか選抜の一部なのかを、募集要項の出願資格の欄で読み分けてください。
推薦の合否が11月に出ると聞きました。本当ですか
推薦の結果は12月1日より前には出せない決まりです。帰国生徒や社会人を対象に分けた区分はこの日程によらなくてよいとされていますが、それ以外で11月に結果が出たのなら、総合型選抜の話が混ざっていると考えたほうが筋が通ります。呼び名は大学が付けるので、名前の印象で決めず、募集要項に書かれた選抜区分が総合型か推薦かを確かめてください。
高2のいま、来年の推薦の日程を調べる方法はありますか
来年の日付は、まだどこにも決まっていません。今年の募集要項は、日付そのものではなく、出願・試験・発表・手続がどの順で、どれくらいの間をあけて並ぶかという形を知る材料として読みます。来年は、来年度の要項にもとづいて大学が出す入試の基本の発表と、秋の募集要項で日付を確かめ直してください。今年の日付を来年の手帳にそのまま写すのが、いちばん危ない使い方です。
推薦の試験が秋なら、教科の筆記試験は無いと考えてよいですか
そう決めつけないでください。推薦では教科・科目の個別テストを2月1日より前に置けるので、秋の推薦に筆記試験が入ることはあり得ます。あるかどうか、どの教科か、ほかの評価とどう配分されるかは、募集要項の選抜方法と配点の欄に書かれています。
確かめる順番
今週のうちに、次の順で暦を埋めてください。
- 今日、志望先の推薦の募集要項(2027年度入学者選抜のもの)を開き、出願期間・試験日・合格発表日・入学手続の締切の4つを、要項の頁の番号と一緒に写す。
- 同じ要項の選抜方法の欄で、その推薦が共通テストを使うかを確かめる。使うなら、発表は1月の試験より後になると暦に書いておく。
- 明日、担任か進路指導の先生に、高校の中の推薦の手続の締切と、調査書や推薦書を頼む日を聞く。
- 週末に、総合型の発表日と一般選抜の日程を同じ紙に足し、手続の締切の前後にほかの発表が来るかを見る。
- 発表の形や時刻が要項から読み取れないときは、大学の入試の窓口に問い合わせ、答えを要項の余白に書き込む。
1と2は自分だけで終わります。3は高校、5は大学が相手なので、返事を待つあいだに4を進めておくと、週末には暦が1枚にまとまります。
個別指導で確かめること
武蔵境駅から歩いて30秒の教室では、生徒が写してきた4つの日付を、募集要項の該当の頁と並べて読み合わせます。そのうえで、手続の締切から逆に数えて、志望理由書の下書きを仕上げる日と、面接の練習を何回入れられるかを暦に書き込みます。共通テストを使う推薦なら、1月の試験に向けた勉強と書類の仕上げがぶつかる週も、この段階で先に洗い出します。日付を決めるのは大学と高校で、教室で確かめるのは、その日付に間に合う段取りが紙の上で組めているかどうかです。
まとめ
学校推薦型選抜の日程は、11月1日と12月1日、そして一般選抜の試験期日から逆に数えた終わりの線で囲まれた枠の中に、大学が4つの日付を置いて決まります。国公立にはその上に要領の期限が重なり、私立は募集要項の行に書かれた日がすべてです。カレンダーの丸は、横に要項の頁の番号を書き添えられたとき、はじめて信じてよい日付に変わります。
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