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法政大学中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

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2月1日・3日・5日の3回とも国語算数150点・社会理科100点の500点満点で受ける法政大学中学校について、2027年度の要項で確かめた日程と、小4から小6まで家庭で進める準備の順番を並べています。

項目 内容
所在地 東京都三鷹市牟礼4-3-1(武蔵境駅から直線で約3.3km)
最寄り駅 京王井の頭線 井の頭公園駅から徒歩約12分。JR三鷹駅南口からバスで西ヶ原下車、徒歩約5分
共学・別学 共学(2007年の校地移転と同時に共学化)
中学と高校 法政大学中学高等学校として、中学と高校が同じ校地にある
試験の日程 第1回 2027年2月1日(月)・第2回 2月3日(水)・第3回 2月5日(金)
科目と配点 3回とも国語150点・算数150点・社会100点・理科100点の4科目、500点満点
確かめた年度 2027(令和9)年度の中学入学試験要項(2026年9月7日発表)と、東京都の令和9年度都内私立中学校入学者選抜実施要項

よくあるのは、小5の秋、食卓に大きな紙を広げて受験校を書き出した夜に、この学校の名前が2月1日と3日と5日の3か所に並ぶ、という場面です。同じ学校を3回書けるのは、3回とも同じ4科目を同じ配点で受けられるからです。紙の上では3つの丸に見えても、お子さまが受けるのは1回ごとに50分と50分と35分と35分の試験で、朝8時20分の集合が3回あります。紙に書いた丸の数ではなく、その朝を何回つくれるかで受け方を考えはじめる学校です。

入試のかたち

2027年度の中学入学試験要項によると、入試は第1回が2月1日(月)、第2回が2月3日(水)、第3回が2月5日(金)の3回で、募集人員は第1回が男女約50名、第2回が男女約50名、第3回が男女約40名です。各回に男女別の定員枠はなく、入学者の男女比が1対1に近づくように、男女それぞれ入試の結果の上位から順に合格者を決めると要項に書かれています。帰国生の募集枠はなく、該当するお子さまは合格判定のときに若干の考慮がされます。在留経験1年以上で2026年4月以降に帰国したお子さまは、出願の前に学校へ連絡するように要項にあります。

科目は3回とも同じで、国語、算数、社会、理科の4科目です。図1のように、配点は国語150点、算数150点、社会100点、理科100点で、合計500点満点です。時間は国語と算数が50分、社会と理科が35分で、集合は8時20分、1限の国語が8時40分から9時30分、2限の算数が9時50分から10時40分、3限の社会が11時から11時35分、4限の理科が11時55分から12時30分です。4限が終わるのは昼の12時30分ですから、午前だけで4科目をやり切る体力が3回分いります。

図1 2027年度の4科目の配点、国語と算数が150点、社会と理科が100点

図1の棒の高さを見ると、国語と算数の2科目で300点、社会と理科の2科目で200点です。国語か算数のどちらかが崩れると、社会と理科を満点にしても取り返しにくい配点です。逆に言えば、社会と理科の100点は国語と算数の3分の2の重さがあり、軽い科目ではありません。

出願はインターネットだけで、窓口での出願はありません。出願サイトへの入力と入学検定料の支払いは2026年12月20日(日)から始まり、締め切りは第1回が2027年1月24日(日)、第2回が2月2日(火)12時、第3回が2月4日(木)12時です。第2回と第3回は前日の昼まで出願できるので、第1回の結果を見てから第2回に出すこともできる形です。入学検定料は1回につき25,000円で、複数回をまとめて出願するときの扱いは要項に書かれています。合格発表は各回とも試験当日にインターネットで行われ、校内の掲示はありません。入学手続の期限は、第1回の合格者が2月4日(木)16時まで、第2回と第3回の合格者が2月6日(土)16時までで、期限までに入学金を納めないと入学辞退とみなされます。繰上合格の候補者は合格発表と同時に発表され、繰上合格になったときは2月7日(日)10時から13時に、出願のときに登録した電話番号へ学校から連絡があります。

学校が公表している出題の傾向は、3回とも共通です。国語は物語的な文章と説明的な文章が1題ずつの大問2題で、ほとんどが選択肢の問題、各大問に記述が1題程度、漢字の読み書きと慣用表現と接続詞も出ます。算数は計算や特殊算などの小問が約10問と、量、平面図形、空間図形、場合の数などの大問が約4題で、答えだけを書く形式です。社会は地理、歴史、公民の各分野から3題ずつで、地理と歴史がやや多く、適語の補充、選択、記述があります。理科は大問5題で、選択の問題が中心、物理、化学、生物、地学からバランスよく出ます。要項には、当日の持ち物として出願サイトから印刷した受験票と、鉛筆かシャープペンシルと消しゴムだけが書かれ、上履きは不要です。開場は7時30分、保護者の控え室は食堂です。

学校が公表している方針

学校の公式サイトの「本校が目指す教育」によると、前身は1936年創立の法政大学第一中学高等学校で、2007年に三鷹市の現在の校地へ移ると同時に共学になりました。掲げているのは「『自由と進歩』の校風のもと、『自主自律』を育む」という一文で、大学の校風をそのまま中学と高校の軸にしています。教育づくりで重視するものとして「安全・安心」「信頼と共同」「対話と討論」の3つを挙げ、拠り所として日本国憲法、1947年制定の教育基本法、子どもの権利条約の理念と精神を示しています。

教育目標は3つあります。基本的人権を尊重し、平和で民主的な社会の形成に資する主権者を育てること。「自由と進歩」を体現する主体的で創造的な人間を育てること。豊かな知性と教養、健康な心と身体、思考力と判断力を有する人間を育てること。対話と討論を教育づくりの柱に置く学校ですから、国語の記述や社会の資料の読み取りが、この方針とつながっていると読むのが自然です。

大学への進学について学校が公表しているのは、卒業生の例年約85%が推薦入学で法政大学へ進んでいること、推薦の条件は高校3年間の総合成績と英語資格試験の両方が法政大学の定める基準を満たすことで、英語資格は英検2級が基準の目安であること、推薦の権利を持ったまま他の国公私立大学を受験できることです。総合成績の具体的な基準値は公式サイトに載っていないので、説明会で確かめる項目に入れておきます。中学に入った後の6年間の成績が大学につながる仕組みだと知っておくと、入試の準備の仕方も変わります。基本から標準の問題を取りこぼさない力は、入学後もそのまま使う力だからです。

準備の進め方

学校が公表している出題の形に合わせると、家庭で進める順番は図2のように小4、小5、小6で分けられます。

図2 小4から小6までの家庭の準備を学年ごとに並べた流れ

小4は、計算と読む習慣の2つだけに絞ります。算数の小問約10問は計算と特殊算で、学校自身が「計算力を重視して毎日計算練習の時間を設ける」ように求めています。毎日10分、整数と小数と分数の四則を混ぜた計算を5問、日付と所要時間と正答数をノートに書きます。正答数より、同じ種類の間違いが続いていないかを週末に見ます。国語は、物語と説明文を1題ずつ、週に1回は50分の時間を区切って読みます。小4のうちは解けなくてよく、50分で2つの文章を読むという試験の形に身体で慣れさせるのが目的です。漢字は読み書きを毎日5字、慣用表現は家の会話で使った言葉をその場で確かめます。

小5は、図形と資料の年です。算数の大問は量、平面図形、空間図形、場合の数が中心ですから、小5の後半までに平面図形の面積と角度、立体の体積と表面積、場合の数の数え上げを一通り終え、答えだけを書く形式に合わせて、途中の式を書いた後に答えを欄に写す練習まで含めます。答えだけの採点では、途中が合っていても写し間違いで0点ですから、答えの欄を最後に見直す癖を小5で作ります。社会は地理と歴史がやや多く出て、資料や統計を読み取って考察する力を確かめると学校が書いています。地図帳と年表を手元に置き、グラフを1つ見て、増えているのは何か、減っているのは何か、なぜかを3行で書く練習を週に1回入れます。人名と用語は漢字で書けるように、ノートの左に読み、右に漢字を書いて自分で隠す形にします。理科は実験と観察の結果を読み取る問題ですから、理科の実験の授業があった日に、家で何を変えて何を測ったのかを1行で言わせます。国語は各大問に1題程度ある記述に手を付け、「本文の表現を生かしてまとめる」という学校の指示どおり、本文の語を2つ使って50字で書く型を覚えます。

小6は、過去問を時間で解く年です。学校は「問題の難易度や量は例年と大きく変わらない」と書いていますから、過去問の価値が高い学校です。夏までは分野ごとに弱い所を埋め、9月からは本番の時間割で解きます。朝8時40分に国語、9時50分に算数、11時に社会、11時55分に理科という本番の順で、休み時間も同じ長さで取り、土曜の午前に1年分を通します。これを9月から1月まで、月に2回で10回ほどできます。採点は4科目の合計500点で記録し、国語と算数の300点と、社会と理科の200点を分けて見ます。どちらの側が伸びていないかで、残りの週の配分を決めます。社会の時事は、学校が時事問題にも関心を持つことを求めているので、小6の夏から新聞の見出しを週に3つ、家族で話す時間を取ります。12月19日(土)に学校が小6を対象に行う入試直前対策講習会は、入試当日と同じ時間帯と教室で過去問に取り組むもので、予約は11月19日(木)12時30分からです。本番の朝の動きを一度体験できる機会ですから、受ける予定なら予約の日を手帳に書いておきます。

過去問の使い方は、どの学年でも同じ手順です。1回目は時間を計って解き、2回目は時間を計らずに解き直し、3回目は間違えた問題だけを1週間後にもう一度解きます。3回目で解けた問題は終わり、解けなかった問題はその単元の基本に戻ります。問題の答えを覚えるのではなく、同じ型の別の問題が解けるようになったかで判断します。

併願の考え方

図3のように、2027年度の試験は2月1日(月)、3日(水)、5日(金)と1日おきに3回あり、間の4日(木)と後の6日(土)に手続の期限、7日(日)に繰上合格の連絡が入ります。

図3 2027年2月1日から7日までの試験日と手続期限の並び

第1回の合格発表は2月1日の当日にインターネットで行われ、入学手続の期限は2月4日(木)16時です。2日と3日に別の学校を受け、その結果を見てから4日の16時までに入学金を納めるかを決められる間隔です。第2回の出願は2月2日(火)12時まで、第3回の出願は2月4日(木)12時までですから、1日の結果が出た後に2回目を出し、3日の結果が出た後に3回目を出す、という順に進めることもできます。第2回と第3回の合格者の手続期限はどちらも2月6日(土)16時で、繰上合格の電話は7日(日)10時から13時です。繰上合格は、複数回の候補者になっている人、複数回受験している人の順で優先すると要項に書かれています。

日程を見るときに確かめるのは3つです。1つ目は、1日おきの3回のうち何回を受けるかで、間の日に別の学校を入れるなら、その学校の合格発表と手続期限が4日と6日の16時とどう重なるかです。2つ目は、入学検定料と入学金は納めた後に返らないことで、要項にそのように書かれています。3つ目は、お子さまの体力です。1日おきに午前4科目の試験を3回受けると、2月1日から5日までの5日間のうち3日が試験日になります。間の日に別の学校を入れれば5日連続です。紙に書いた丸の数を、お子さまが朝8時20分に教室に座っている姿に置き換えて、何回なら集中が続くかを家族で決めます。出願した後は受験日を変えられないと要項にあるので、日程は出願の前に決め切ります。

説明会と学費で確かめること

2027年度入試向けの説明会は、中学受験向けが7月25日、9月19日、9月26日、10月3日、11月14日の各土曜で、会場は本校のオレンジホール、時間は10時30分から12時10分、校内の見学を含みます。すべて事前予約で、学校が指定する予約サイトから、各回の予約開始日時に受け付けます。11月14日(土)の回は予約開始が10月13日(火)12時30分でした。2027年度入試で残っているのは11月14日の説明会と12月19日の直前対策講習会ですから、間に合うかを公式サイトで確かめます。7月11日のオープンキャンパスは、来年度を考える小4と小5の家庭が次の夏に向けて予定に入れる行事です。

学費は、公式サイトの2026年度の学費・奨学金のページによると、入学金が300,000円、中学1年の授業料が年585,000円、教育充実費が年255,000円で、初年度の合計はPTAに入らない場合で1,282,013円、入る場合で1,306,013円です。このほかに副教科書代が約2万円、制服代が約6.3万円から、体育着代が約4万円と書かれています。入学金は2026年度の実績で、2027年度の額は変わることがあると要項にあるので、説明会では次を確かめます。

質問は紙に書いて持っていき、答えを隣に書きます。帰りの電車で思い出して書くと、数字が1つずれます。

個別指導で確かめること

学校が公表している出題は基本から標準が中心で、答えだけを書く算数と、選択肢が中心の理科です。塾の個別指導で見るのは、間違えた問題の答えではなく、その問題を解くのに要る1つ前の単元です。計算の間違いが続くお子さまには小4の分数の通分まで戻り、図形の面積が出ないお子さまには小5の等積変形まで戻って、どこまでが確かに身に付いているかを一緒に確かめます。戻る場所を決めるのは講師ではなく、お子さまが自分で解き直した跡です。

まとめ

1日おきの3回を同じ4科目500点で受けられる学校だからこそ、紙に書いた3つの丸より、朝8時20分に座っていられる回数のほうが先に決まります。

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