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光塩女子学院中等科の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度は4科型が2月1日午前と2日、総合型が1日午後、2科型が4日に並びます。募集要項の時間割と配点、小4から小6の家庭の手順、発表時刻で見る併願の組み方を、発表の時刻の順に押さえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都杉並区高円寺南2-33-28(武蔵境駅から直線で約10km) |
| 最寄り駅 | 東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅から徒歩7分、新高円寺駅から徒歩10分、JR高円寺駅南口から徒歩12分 |
| 共学・別学 | 女子校(中等科・高等科の6年一貫。初等科と幼稚園もある学院) |
| 設置 | カトリックの修道会(ベリス・メルセス宣教修道女会)による学校。1931年に光塩高等女学校として開校 |
| 試験の日程と科目 | 2月1日(月)午前 4科型(国語・算数・社会・理科)/2月1日午後 総合型(総合1科目)または算数1科型/2月2日(火)4科型/2月4日(木)2科型(国語・算数) |
| 確かめた年度 | 2027年度中等科募集要項(2026年9月25日訂正版)と2027年度入試日程 |
よくあるのは、小5の面談を終えて駐車場に戻り、エンジンをかける前にお子さまが「光塩って、総合っていう試験があるんだよね」と口にする場面です。面談で渡された一枚の紙には、来年の2月の日付が3つ並んでいます。4科と総合と算数1科と2科。どれが自分に合うのかは、まだ誰にもわかりません。助手席のお子さまは窓の外を見ながら、社会が苦手だから総合がいいかな、と言います。その「かな」を、1年かけて確かな言葉にしていくのが、ここからの家庭の仕事です。学校が公表している要項の数字だけを土台にして、その手順を書きます。
入試のかたち
2027年度の光塩女子学院中等科の入試は、3つの日に5つの回が置かれています。図1のように、2月1日(月)の午前が4科型、同じ日の午後が総合型と算数1科型、2月2日(火)が4科型、2月4日(木)が2科型です。募集人員は4科型が2月1日午前で約30名、2月2日で約25名、総合型が約15名、算数1科型が約15名、2科型が約10名と要項に書かれています。

4科型の時間割は、午前の集合が8時15分で、国語が8時40分から9時30分(50分・100点)、算数が9時45分から10時35分(50分・100点)、社会が10時50分から11時20分(30分・50点)、理科が11時35分から12時5分(30分・50点)です。合計300点で、国語と算数が社会と理科の2倍の重さを持ちます。2月2日の4科型も同じ時間割と配点です。2月4日の2科型は、国語と算数だけを同じ時刻に受けます。
午後の2つの型は、集合が15時15分で、試験は15時20分から16時20分の60分です。総合型は「総合」という1科目で100点、算数1科型は算数1科目で100点です。同じ時刻に始まるので、午後はどちらか一方しか受けられません。2027年度の変更点として、総合型でこれまで課していた「国語基礎」「算数基礎」をなくして総合1科目にしたこと、算数1科型の試験時間を60分にしたこと(問題の量とレベルは前年度までと同様と要項にあります)、2科型を2月4日に新設したことが挙げられています。前年度の2026年度は、総合型が2月1日午前に置かれ、国語基礎50点・算数基礎50点・総合100点の3科目でしたから、受験案内の古い記事を見て準備すると形を取り違えます。
すべての回で、筆記試験の前に10分間のアンケートがあります(2月1日午後だけは筆記の後です)。アンケートの内容は学校が別の資料で公表しています。また、2月1日午前の4科型と2月2日の4科型の出願者には、帰国生(1年以上海外に滞在し帰国後3年以内)に5点、英検4級に5点、3級に10点、準2級以上に15点の加点があります。帰国生と英検の加点を同時に受けることはできず、書類は1月10日から1月30日必着で郵送します。加点の対象は4科型だけで、総合型・算数1科型・2科型には付きません。
出願は1月10日(日)10時から1月30日(土)23時59分までで、2月4日の2科型だけは2月3日(水)23時59分まで受け付けます。合格発表はインターネットで、2月1日午前の4科型が当日19時、算数1科型が当日22時、総合型が翌2月2日の12時、2月2日の4科型が当日19時、2月4日の2科型が当日18時です。入学検定料は4科型と2科型が23,000円、総合型と算数1科型が10,000円で、4科型と2科型の複数回同時出願は2回で40,000円、3回で55,000円です。学校は入試データのページで、各回の出願者数・受験者数・合格者数と、科目ごとの合格最高点・最低点・平均点を公表しています。
学校が公表している方針
校名は聖書の「あなたがたは地の塩である」「あなたがたは世の光である」に由来し、学校目標は「光と塩」です。教育理念のページには「ありのままのあなたがすばらしい」という言葉が柱として置かれ、自分も他者も尊重する自己肯定感を育み、自分の個性を他者のために生かす「Women for Others」を目指すと書かれています。朝礼で祈りを唱え、学期の始めと終わりにミサがあり、年に一度は隣接する高円寺教会でミサを行うことも公表されています。
学校がもう一つ独自の制度として挙げるのが、創立時から続く共同担任制です。学年全体を、担当教科や年齢の異なる約6名の教員が受け持ち、朝終礼と個人面談を交代で担当します。面談は毎学期1回あり、保護者会の際には保護者と担任の面談もあります。相談しやすい先生を生徒が選べ、「私の先生」が複数いる状態になる、というのが学校の説明です。
倫理の授業は学年ごとにテーマが決まっていて、中1が「自分との出会い」、中2が「自分と他者との関わり」、中3が「社会の中での自分」です。中2は4〜5名のグループで新約聖書のエピソードを劇や紙芝居にし、中3は社会問題をグループで研究して発表します。教育課程では、数学と理科を中3で高校の内容に入り、英語と数学で習熟度別の授業を行い、高2から文系・理系の選択科目が総授業数の約半分になります。補習は英語・数学・国語を水曜の午後に指名制で行い、夏休みにも英語と数学の補習があると学校のQ&Aにあります。
入試について学校が書いている言葉は、準備の方向をはっきり示しています。総合型は公立の中高一貫校の適性検査とは異なり、一つの課題文からテーマを設定し、理科的な視点(グラフや表の読み取りを含む)、社会的な思考力、国語的な読解力と表現力を総合的に問うと説明されています。4科型についても、国語は100字の論述、算数は計算式も評価、社会はメリットとデメリットを言葉にする問題、理科は条件を整理する問題が出ると書かれ、家庭での会話やニュースから考えをまとめて人に説明する力が望ましいとしています。
準備の進め方
光塩の試験は、型が違っても「考えたことを言葉にする」という一本の線でつながっています。図2のように、小4で読む習慣と計算の土台、小5で「説明する」練習、小6で型を決めて時間に合わせる、という順番で進めます。

小4では、科目の勉強より先に、毎日の会話を少しだけ変えます。夕食のときに、今日のニュースを一つ選んで「どう思う」と聞き、答えが一言で終わったら「どうして」と一度だけ重ねます。これが総合型の「テーマを設定する」力と、4科型の「メリットとデメリットを言葉にする」問題の土台になります。算数は、計算の答えだけでなく式を書く習慣をつけます。学校は算数で計算式も評価すると公表しているので、小4のうちに「式を残す」ことが当たり前になっていれば、小6で直す手間が要りません。国語は、読んだ本について3行で感想を書く週1回の習慣で足ります。
小5は、知識を「説明」に変える1年です。社会と理科は、教科書の一つの単元について、お子さまが保護者に3分で説明する時間を週に1回つくります。説明の途中で「それはなぜ」と聞かれて答えられるかどうかが、理科の「条件を整理する問題」に対応します。グラフや表を見て、増えているか減っているか、どこで変わったかを一文で言う練習も小5から始めます。総合型の課題文には図表が含まれると学校が示しているので、新聞や学校の資料のグラフを1枚選んで、わかったことを100字で書く練習を月に2回入れます。算数は、文章題の条件を図に書き出してから式を立てる手順を固めます。1科目で60分を使う算数1科型は、途中の考えをきちんと残せるかで差がつきます。
小6の前半で、どの型を軸にするかを決めます。決め手は得意不得意ではなく、「何をしているときに手が止まらないか」です。4科すべてで式や説明を残せるなら4科型、文章を読んで考えを書くことが苦にならないなら総合型、算数だけ長く集中できるなら算数1科型が軸になります。2科型は2月4日の1回だけなので、軸にするより、4科型か総合型の後に置く回として考えます。小6の夏からは、学校が公開している過去の問題を使います。使い方は、最初の1回を時間を計らずに解いて、どの大問で手が止まったかを記録し、2回目は要項の時間割どおり(4科型なら国語50分・算数50分・社会30分・理科30分、総合型と算数1科型なら60分)に解きます。間違えた問題は、答えを写すのではなく、なぜその式になるのかを声に出して説明させます。学校は2学期の授業公開で6年生を対象に入試問題の答え合わせを行い、解説の動画も公開しているので、秋の段階で一度は学校の解説で答え合わせをします。
小6の秋以降は、当日の時間割に生活を合わせます。4科型は8時15分集合で12時5分まで試験が続き、午前の4科型の後に午後の総合型や算数1科型を受ける場合は、校内の控室で昼食をとって15時15分の集合を待つことができると要項にあります。朝8時15分の集合から午後の試験が終わる16時20分まで、8時間ほど学校にいる日になるので、1月には同じ時間配分で模擬の一日を家庭で組み、昼食の量と休憩の過ごし方を試しておきます。アンケートが筆記の前に10分あることも、当日に初めて知るより、要項の該当の資料を一度読んでおくほうが落ち着きます。
併願の考え方
併願は学校を並べることではなく、発表の時刻を並べることです。図3のように、光塩の回は2月1日19時(4科型)、2月1日22時(算数1科型)、2月2日12時(総合型)、2月2日19時(4科型)、2月4日18時(2科型)と、発表が早い順に並んでいます。この時刻を紙に書き、他の受験校の出願の締切と発表を同じ紙に重ねると、「どの結果を見てから次を決められるか」が見えます。

2月1日は、午前の4科型を受けて19時に結果を知り、その前の15時15分から午後の総合型か算数1科型を受けることができます。午後の結果は、算数1科型なら同日22時、総合型なら翌日12時です。2月2日の4科型は、2月1日の結果を見てから受けるかどうかを決められますが、出願の締切は1月30日なので、受けるかもしれない回は先に出願しておく必要があります。2月4日の2科型だけは2月3日23時59分まで出願できるので、2月2日の結果を見てから出願する余地があります。手続きの期限は、総合型が2月9日(火)14時までで、他の回は2月6日(土)14時までです。繰り上げ合格の連絡は2月6日と2月9日の14時以降に電話で行われると要項にあります。
複数回出願は、4科型と2科型の組み合わせに限って検定料が減額されます。2月1日午前の4科型と2月2日の4科型の両方に出願する場合、加点の書類は1通で両回に適用されます。総合型と算数1科型は減額の対象外ですが、どちらも検定料は10,000円です。日程の並びと検定料の仕組みを先に把握しておけば、1月の出願のときに迷いません。
説明会と学費で確かめること
説明会は学校のサイトから予約します。2026年の秋には第4回の説明会が11月19日に予定され、生徒による学校説明会や、6年生向けの授業公開での入試解説も行われています。説明会で確かめておきたいのは、次の点です。
- 総合型の「総合」1科目になった初年度として、課題文の長さと設問の数の目安はどの程度か
- 算数1科型の60分で、大問の数と記述の分量はどう変わるのか
- アンケートの内容が合否にどう関わるのか
- 共同担任制の約6名の教員は、学年が上がると入れ替わるのか
- 補習の指名の基準と、水曜午後の時間帯の目安
- 昼食は弁当が基本で、校内でパンの販売があると公表されているが、注文の仕組みはどうなっているか
学費は、要項に2026年度の参考額として、授業料が年額504,000円(月額42,000円)、教育充実費が180,000円、実験実習料が2,000円、校友会会費が7,000円、学費以外に後援会会費10,000円、クラス費75,000円、その他納入金21,900円、制服が約115,000円、かばんや体操服などが約50,000円と書かれています。入学手続きの納入金は入学金300,000円、施設設備資金100,000円、教材・用品代6,300円で、施設設備資金は入学を辞退した場合に返還されます。令和8年度の都内私立中学校の学費一覧(東京都が2025年12月に公表)でも、光塩女子学院中等科は授業料504,000円、入学金300,000円、施設費100,000円、その他182,000円で初年度納付金の合計が1,086,000円と載っています。学校債(任意、1口50,000円で2口以上、無利子、卒業時に全額返済)と寄付金(任意、1口30,000円で4口以上)も要項に明記されているので、説明会で任意の趣旨と例年の状況を確かめておきます。2027年度の学費は一部変更の場合があると要項にあるので、最新の額は募集要項で確かめます。
個別指導で確かめること
個別指導で最初にするのは、総合型なら「課題文を読んで何を問題にするか」を自分の言葉で言えるか、4科型なら「式と理由を残して解いているか」を、小4の文章題まで戻って確かめることです。説明が途中で止まる単元が見つかれば、そこが今の出発点になります。光塩の問題は知識の量より説明の筋道を見るので、戻る距離を惜しまないほうが、小6の秋に伸びます。
まとめ
光塩女子学院中等科の2027年度入試は、4科型が2月1日午前と2月2日、総合型と算数1科型が2月1日午後、2科型が2月4日に置かれ、どの型でも考えを言葉にする力が問われます。総合の60分で測られるのは、小4から家で重ねてきた「どうして」のやり取りの厚みです。
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