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武蔵野個別指導塾の特徴

中学生の塾の費用—学年ごとの平均と、高校受験の年に増えるお金|武蔵野個別指導塾

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公立中学3年の学習塾費は年34万1,220円で、中学1年の約2.6倍。文部科学省の調査の訂正後の値を学年別に並べ、夏期講習の案内で確かめる数字と家庭学習との比べ方を、進路担当が順に示します。

文部科学省の「子供の学習費調査」(令和5年度・2026年1月の訂正後の値)によると、中学生の学習塾費の1年あたりの平均は次のとおりです。

学年 公立中学校 私立中学校
中学1年 133,647円(月およそ11,100円) 151,796円
中学2年 213,759円(月およそ17,800円) 151,425円
中学3年 341,220円(月およそ28,400円) 202,127円
3学年の平均 230,385円 168,058円

公立では中学3年が中学1年の約2.6倍で、3年間を足すとおよそ68万8,600円です。この平均には塾に通っていない家庭の0円も含まれているので、通っている家庭だけで見れば、実際の額はこの数字より上に寄ります。

よくあるのは、中学3年の6月、お子さまが塾から持ち帰った夏期講習の案内を食卓で開き、月謝とは別の欄に並ぶ金額を見て手が止まる、という場面です。4月に決めた月謝は家計に入れてあります。けれども、案内には講習の合計額と教材費と模試の回数が並び、「申し込みの締切は今月末」と書いてあります。この金額が例年並みなのか、受験の年だけ特別なのか、来年の春までにあといくら積み上がるのか。そこが見えないまま締切だけが近づく、その一枚からこの話を始めます。

公的調査の平均はこう読む

文部科学省の子供の学習費調査は、公立と私立の幼稚園から高等学校までに通うお子さまの保護者を全国から抽出し、1年間に支出した額を項目ごとに推計したものです。学習塾費は「学校外活動費」の中の「補助学習費」に入る一項目で、同じ補助学習費には家庭内学習費(参考書や問題集など)、通信教育・家庭教師費、その他が並びます。塾の費用だけを切り出した数字がきちんと公表されているので、家庭の見積もりの出発点として使えます。

読むときに押さえておきたい点が3つあります。1つ目は、上で触れたとおり平均に0円の家庭が含まれていることです。平均の23万385円を「通っている家庭の相場」と受け取ると、実際の見積もりより低く見積もってしまいます。2つ目は、この数字が2026年1月16日に訂正されたことです。文部科学省は令和5年度の推計作業に計算式の誤りと入力の誤りがあったと公表し、公立中学校の学習塾費の平均は訂正前の25万196円から23万385円に改められました。2025年中に書かれた解説の数字と合わないことがあるのはこのためで、見比べるなら訂正後の統計表で確かめます。3つ目は、住んでいる市町村の規模で平均が大きく違うことです。公立中学校の学習塾費は、人口10万人未満の市町村で17万1,881円、10万人以上30万人未満で23万3,760円、100万人以上と特別区で29万1,651円と公表されています。武蔵野市のような規模の市なら、全国平均より少し上の帯を見ておく方が実態に近くなります。

図1 中学生の学習塾費の年額を学年別に公立と私立で並べた棒グラフ

図1のように、公立は学年が上がるごとに棒が伸び、中学3年で34万1,220円に達します。私立は中学1年と2年がほぼ同じ高さで、3年で20万2,127円へ上がりますが、公立の3年ほどの山にはなりません。私立中学校に通うお子さまの多くはそのまま高校へ進み、高校受験の年を迎えないことが、この差の大きな部分を占めています。

中学3年で増えるのは「科目」と「講習」と「時間」

公立中学校の学習塾費は、中学1年の13万3,647円から中学2年の21万3,759円へ、そして中学3年の34万1,220円へと、1年ごとに段を上がります。中学2年から3年にかけてだけでも約1.6倍です。増える理由は塾ごとに違うようで、分けてみるとほぼ同じ3つに落ち着きます。

1つ目は科目です。中学1年の時点では英語と数学の2科目で通う家庭が多く、受験の年に理科と社会と国語を足して5科目にすると、月謝がそのまま科目の数だけ増えます。2つ目は講習です。夏期・冬期・入試直前の講習は月謝とは別に請求されることが多く、年に3回の講習が受験の年の額を押し上げます。冒頭の案内の金額が大きく見えるのは、ここが初めて目に入るからです。3つ目は時間です。週2回だった通塾が週3回や4回になり、自習室を使う日が増え、模試の回数も増えます。時間が増えれば、塾の側の人件費も教材も増えるので、額が上がるのは自然な流れです。

図2 公立中学3年の学校外活動費44万6,096円の内訳を項目ごとに示した横棒

図2のように、公立中学3年の学校外活動費44万6,096円のうち、学習塾費が34万1,220円で全体の約77パーセントを占めます。残りは通信教育・家庭教師費が2万2,101円、家庭内学習費が1万4,014円、その他の補助学習費が1万2,865円、そして芸術やスポーツなど塾以外の活動が5万5,896円です。受験の年は習い事を減らす家庭が多く、塾以外の活動は中学1年の10万5,834円から半分近くまで下がります。つまり、家計の中で「塾が増えた分を習い事を減らして埋める」動きが、平均の数字にもはっきり出ています。

山が受験の学年にあることは、前後の学年を見るといっそうはっきりします。公立小学校6年の学習塾費は14万5,161円で、中学1年ではいったん13万3,647円へ下がります。高校でも同じで、公立高校1年の8万9,760円が、3年には20万6,454円へ上がります。塾の費用は学年とともに一直線に増えるのではなく、受験の年に山をつくり、その翌年に谷へ落ちる形です。ですから「中学3年のこの額が高校でも続く」という心配は、平均で見るかぎり当たりません。

夏期講習の案内で確かめる5つの数字

夏期講習の案内を受け取ったら、金額の大小を判断する前に、次の5つを塾に確かめます。1つ目は、講習の期間中の月謝の扱いです。講習の月は通常の授業が止まって月謝も止まる塾と、通常の授業と講習が並行して両方かかる塾があります。案内の合計額だけ見ていると、ここを取り違えます。2つ目は、講習の総時間です。1コマが何分で、何コマあるのかを足し、合計額を総時間で割ると、1時間あたりの額が出ます。この1時間あたりの額を、普段の月謝を同じ方法で割った額と比べると、講習が普段より割高なのか、同じ水準なのかがわかります。3つ目は、教材費と模試の費用が合計に含まれているかどうかです。別の欄に小さく書かれていることがあります。4つ目は、申し込まなかった場合の扱いです。講習を受けない間、通常の授業は続くのか、進度はどうなるのか。5つ目は、支払いの時期です。7月に一括なのか、月謝と一緒に分けて引き落としなのかで、家計の月ごとの重さが変わります。

この5つを聞いても失礼にはなりません。むしろ、案内を読んで時間と単価まで出してくる保護者の方が、塾の側からも信頼されます。受験の年の冬には、冬期講習と直前講習の案内が同じ形でもう一度来ますから、夏に聞き方を決めておくと、冬は同じ表に数字を書き足すだけで済みます。

年間の合計を出す手順も決めておきます。月謝の12か月分に、講習3回分、教材費、模試の回数分、入会のときに払った入会金や施設費を足し、最後に高校の受験料と入学時の納入金を別枠で加えます。塾の費用そのものに、受験料と入学金を混ぜないのがこつです。受験料と入学金は1月から3月に集中し、塾の費用の山と同じ時期に重なるので、分けて書いておかないと、その時期の支出だけが膨らんで見えます。

家庭学習と比べるときの物差し

公立中学3年の平均では、学習塾費が34万1,220円、家庭内学習費が1万4,014円、通信教育・家庭教師費が2万2,101円です。金額だけ並べると、塾は家庭内学習の24倍を超えます。この差を「塾は高い」と読むか「塾には家庭で買えないものが入っている」と読むかで、家庭の判断は正反対になります。

塾の費用で買っているものを分けると、時間の確保、学習の計画、解説、質問できる相手、模試と進路の情報、の5つです。このうち家庭で用意できるものがいくつあるかが、比べるときの物差しになります。お子さまが自分で計画を立て、丸付けをして、間違えた問題を解き直し、間違えた理由を言葉にできるなら、時間の確保と計画と解説の3つは家庭で賄えます。教材を選べる大人がそばにいて、模試だけを外部で受けるなら、情報も補えます。この条件がそろう家庭では、家庭学習に通信教育を足す形で、受験の年を乗り切ることは十分にできます。

反対に、理科と社会に1年分の範囲の穴があり、志望校の過去問を解いても解説を読んで理解できない単元が残る、という状態なら、解説と質問できる相手が家庭にいないことが、受験の年の最大の損失になります。ここは金額ではなく、取り返せる時間の問題です。中学3年の秋から冬に穴を埋める時間は、月で数えてわずかです。

中間の選び方もあります。5科目をまとめて塾に預けるのではなく、家庭で回せる科目は家庭で続け、解説が要る科目だけを個別で受ける形にすれば、科目数で増える部分を抑えられます。講習も、全日程ではなく苦手な単元の回だけ選べる塾があります。どの形を選ぶにしても、「何を家庭で賄い、何を塾で買うか」を言葉にしてから金額を見る、という順番を守ると、案内の数字に振り回されずに済みます。

よくある質問

中学1年から塾に通わないと遅れますか

平均で見ると、中学1年の学習塾費は小学6年より低く、通っていない家庭も相当数あります。中学1年で要るのは、学校の授業の復習を家で回せる習慣と、英語と数学でつまずいた単元をその月のうちに戻せる仕組みです。それが家庭でできているなら、中学1年から通う必要はありません。できていないなら、科目を絞って早めに始めた方が、中学3年に払う額が結果として小さくなることがあります。

夏期講習だけ受けることはできますか

塾によって扱いが違います。在籍していない生徒も講習だけ受けられる塾と、入会が前提の塾があります。講習だけの参加では、講習の前後の学習の記録が残らないので、講習で何ができるようになったかを家庭で確かめる仕組みを用意しておく方がよいです。

平均より高い見積もりは高すぎますか

平均は0円の家庭を含むので、通っている家庭の見積もりが平均を上回るのは普通のことです。比べるなら、1時間あたりの額と、科目数と、講習の総時間で比べます。同じ時間と科目数で額が大きく違うなら、その差が何に当たるのか(個別か集団か、教材か、自習室か)を塾に聞きます。

受験料と入学金はいつ要りますか

塾の費用とは別に、1月から3月に受験料と、合格した学校への納入金が集中します。私立高校の入学手続きの時期と都立高校の合格発表の順番で、いったん納めて後から戻る額や戻らない額が出ます。金額は学校ごとに違うので、志望校の募集要項の「納入金」の欄を秋のうちに写しておきます。

確かめる順番

今週、家庭で確かめることを順に並べます。1つ目は、お子さまの今の通塾の形を紙に書くことです。科目数、週の回数、1コマの時間、月謝、教材費、模試の回数と費用を一行ずつ並べます。2つ目は、夏期講習の案内の合計額を総時間で割り、1時間あたりの額を出すことです。普段の月謝も同じ方法で割り、2つを並べます。3つ目は、講習の月の月謝の扱いと支払いの時期を塾に聞くことです。4つ目は、冬期講習と直前講習の有無と、例年の規模を塾に聞くことです。夏の案内にある数字をもとに、冬の分を同じ割合で見込みに入れます。5つ目は、志望校の受験料と納入金の時期を募集要項で写し、塾の費用の表とは別の欄に書くことです。

図3 夏期講習の案内を受け取ってから年間の合計を出すまでの確かめる順番

図3のように、月謝と教材から始めて、講習、模試と受験の費用、年間の合計へと進めば、受験の年の支出が一枚の表に収まります。最後に、文部科学省の公表値と見比べて、家庭の表がどの帯にあるかを見ます。平均より上でも下でも、理由が言葉にできていれば、その見積もりは家庭の見積もりとして正しいものです。制度も調査の数字も年度で変わるので、2026年度時点の値として読み、最新は文部科学省の統計表と塾の窓口で確かめます。

進路の話とつなげる

お金の心配は、進路の相談に形を変えて出てきます。受験の年の塾の費用と高校3年間の学費を足した額が見えると、志望校の並べ方が変わりますし、科目を絞るか全科目を預けるかの判断も変わります。個別指導の面談では、通塾の形と年間の見込みを家庭の表に書き、志望校ごとの受験の時期と納入の順番まで一緒に並べるところまでを面談の範囲にしています。金額の判断は家庭のものです。判断の材料を、調査の数字と時間の単価で揃えるところまでを、進路担当が受け持ちます。

まとめ

受験の年の山は、平均の数字が先に教えてくれています。公立中学3年の学習塾費は年34万1,220円、月に直せばおよそ2万8,400円で、中学1年の約2.6倍です。夏期講習の案内は、その山の最初の一枚にすぎません。案内の合計額を総時間で割り、講習の月の月謝の扱いを聞き、受験料と入学金を別の欄に書く。この3つを今週やれば、締切に追われて決める夏ではなく、表を見て決める夏になります。

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