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英検準1級の英文要約はどう書く?要点を選び、60〜70語にまとめる手順|武蔵野個別指導塾

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英文要約で残す情報と削る具体例の見分け方を、3題の練習と解答例で説明します。原文との照合、語数調整、書き直しまで、一人で進める手順がわかります。

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英検準1級の英文要約はどう書く?要点を選び、60〜70語にまとめる手順

よくあるのは、自習机で原文のほとんどに線を引き、いざ要約を書こうとすると最初の1文から動けなくなるという場面です。知らない単語だけが問題なのではありません。「この説明も大事そうです」「具体例を消すと伝わらなくなりそうです」と考えるほど、残す情報が増えてしまいます。反対に、語数を減らすことを急ぐと、筆者が挙げた問題点まで消えて、原文より楽観的な文章になることもあります。

英検準1級の英文要約では、英語を短くする前に、原文が何について、どのような関係を述べているかをつかみます。新しい取り組みを紹介した文章なら、導入の目的だけでなく、利点と課題の両方が中心になっているかもしれません。大切なのは、難しそうな単語をたくさん使うことより、読んだ内容を別の人に渡せる形に整えることです。

まずは原文を読み、要点を短いメモにし、それを英文に戻すという順番で練習してください。ここでは、図書館、職業訓練、食品廃棄を題材に、情報の選択から書き直しまでをたどります。どの英文も学習用に新しく書き下ろしています。受験するご本人は手を動かしながら、保護者の方はお子さまがどの段階で止まるのかを確かめながら読み進めてください。

試験の条件と、要約で崩れやすい3つの関係

60〜70語で原文の内容をまとめます

日本英語検定協会は準1級の目安を「大学中級程度」としています。社会的な話題について、文章の展開や概要、要点、詳細を理解し、主張と根拠を明確にして伝える力が求められます。英文要約では、このうち読む力と書く力の両方を使います。原文を理解していても、情報の関係が英文に表れていなければ、読み手には同じ内容が伝わりません。

一次試験では、リーディングとライティングを合わせて90分です。ライティングには英文要約が1問、指定されたトピックについて意見を論述する英作文が1問あります。英文要約の指示は60〜70語です。要約のためだけに90分使えるわけではありませんが、要約に何分かけるべきかという一律の配分を、この条件から決めることもできません。練習で読む時間、書く時間、見直す時間を分けて記録し、ほかの問題を解く余裕と合わせて調整します。

要約では原文を情報源にします。自分が賛成か反対か、一般に望ましい政策は何かを付け足すと、原文の説明から離れます。社会的な話題をよく知っている方ほど、「この対策も必要です」と補いたくなることがありますが、その知識は理解を助けるために使い、答案には原文が述べた範囲を残してください。

主張と具体例、原因と結果、可能性と断定を分けます

最初に分けたいのは、中心となる説明と、それを支える具体例です。たとえば、ある施設が地域の人の交流を促すという説明に、園芸や修理の講座が続いているなら、講座名の列挙より「交流を促す」という働きを残すほうが、短い文章でも内容が伝わりやすくなります。ただし、その講座自体が文章の主題なら削れません。単に具体的な語を消すのではなく、その情報が文章で担う役割を見ます。

次に、原因と結果の向きを確かめます。利用者が増えたため人員が必要になったという内容を、人員を増やしたため利用者が増えたと書き換えると、語彙が似ていても別の説明です。メモの段階で「利用増加 → 人手の必要」という順番を残すと、英文にした後にも照合できます。原文が2つの事実を並べているだけなら、自分で因果関係を加えないことも大切です。

もう1つは、可能性と断定の違いです。原文に may がある内容を必ず起きる結果として書くと、筆者の慎重さが失われます。some をすべてに広げたり、条件つきの利点から条件を外したりする変更にも注意してください。要約で削ってよいのは、中心の説明を保ったまま省略できる部分です。主張の強さまで自由に変えてよいわけではありません。

語彙と書き直しの研究を、練習の設計に生かします

語彙については、思い出して使える知識と、見て意味がわかる知識の両方が読解を予測し、後者の関係がやや強かったと報告されています(Laufer・Aviad-Levitzky・2017)。対象は大学生116名であり、この結果だけから準1級の要約得点や、必要な語彙数を決めることはできません。ここから練習に取り入れたいのは、書けない語がある場合でも、まず原文の中でその語が何を表しているかを丁寧に確かめる姿勢です。

知らない語に出会ったら、すぐに原文全体を訳し直すのではなく、主題、利点、課題のどこに関わる語かを見ます。意味が取れず要点を選べない語は、練習後に調べて戻ります。一方、要点はつかめているのに同じ語を使って作文できない場合は、自分で扱える表現で意味を言い直す練習に分けます。この切り分けは、語彙研究の結果そのものではなく、読解と表現の困り方を分けるための学習上の提案です。

また、英作文への訂正フィードバックについては、中程度の効果が長期に持続し、直接の訂正、間接的な指摘、解説を伴う訂正の差は小さいと報告されています(Brownほか・2023)。対象は52研究を統合したベイズ的メタ分析であり、準1級の要約に固有の効果や、すべての学習者に同じ訂正方法が適することを示す結果ではありません。添削を受けたら、正しい英文を眺めるだけで終えず、何を読み違え、どの表現で意味が変わったかを説明してから書き直す、という練習につなげましょう。

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読む、選ぶ、書く、照合する順番で進めます

まずは4つの工程を分けて練習します

最初の工程は、原文全体の話題を1行でメモすることです。「何についての文章ですか」と自分に問い、誰かの意見や細かな数値ではなく、取り組みや変化の名前を置きます。続いて段落ごとに、「背景を説明しています」「利点を示しています」「課題を挙げています」など、役割を短く記します。すべての文章が利点と課題の形になるわけではないので、原文にない対立を無理に作らないでください。

2つ目は、要約に残す情報を選ぶ工程です。主題に直接関わる説明を残し、同じ説明を補う複数の具体例はまとめられないか考えます。「この情報を消すと、原文の何が伝わらなくなりますか」と問い直してください。「文章が短くなります」以外に答えられない情報は、詳しく書く必要が低いかもしれません。逆に、消すと利点しか残らない、原因が不明になるという情報は、短くても残す候補です。

3つ目は、メモから英文を組み立てる工程です。最初から語数の上限ぎりぎりを狙わず、伝える内容を文ごとに割り当てます。主題と取り組み、利点、課題という3文で収まる場合もあれば、4文に分けたほうが意味を保ちやすい場合もあります。文の数は練習上の選択であり、公式に決まった型として覚える必要はありません。

4つ目は、原文と答案を往復して照合する工程です。まず答案の各文について、原文のどこに対応するかを探します。次に原文の中心部分について、答案のどこに残っているかを探します。前者は付け足しの発見、後者は抜けの発見に使えます。その後で主語と動詞、単数と複数、代名詞の指す内容を読み直し、最後に語数を数えます。

時間の区切りは、初めは「読む・メモに6分」「英文にするのに6分」「照合と調整に4分」という練習から試せます。次の段階では5分、5分、3分に区切り、急いだときに落ちる情報を記録します。さらに一次試験全体を練習するときは、リーディングとライティングの合計90分の中で、実際に確保できた時間を測ります。これらの小さな区切りは練習用の提案で、試験が指定する要約の制限時間ではありません。

練習1:具体例をまとめて、利点と負担を残します

次の文章を読み、60〜70語で要約してください。最初は解答例を隠し、図書館の変化、期待される働き、運営上の負担をそれぞれメモします。

Some public libraries are creating rooms where residents can borrow tools and learn practical skills. Instead of buying equipment for a single repair, visitors can use shared items. Libraries also offer workshops on activities such as fixing bicycles and making furniture. Supporters say these services can reduce unnecessary purchases and give neighbors opportunities to learn from one another. People who rarely visit a library may also become interested in its other services. However, operating these rooms requires more than simply collecting equipment. Staff members need training to explain how tools should be used safely, and damaged items must be repaired or replaced. In libraries with limited budgets, these expenses may reduce the money available for books and other existing services. Managers therefore need to consider both the benefits for residents and the continuing costs before expanding the program.

まず、「自転車」と「家具」を両方残す必要があるかを考えます。ここで中心なのは特定の修理技術ではなく、道具の共有と技能を学ぶ場を図書館が設けることです。そのため、具体的な活動名は practical workshops とまとめられます。一方、費用がほかのサービスの予算に関わるという点は、運営上の課題を説明する中心なので残します。

解答例は次のとおりです。

Some libraries provide shared tools and practical workshops to help residents avoid unnecessary purchases and learn from others. These services may also attract new visitors. However, they require staff training and equipment maintenance, which can put pressure on limited budgets. Library managers must therefore weigh community benefits against ongoing expenses that could affect the provision of books and other established services.

日本語で内容を戻すと、道具と講座を提供する図書館があり、購入を減らし、学び合いや新たな来館につながる一方、安全な運営などに費用がかかり、既存サービスへの影響を考える必要がある、という流れです。利点を紹介した後に However で負担へ移っているので、原文の方向転換も残っています。

自己点検では、最初に「道具を借りる」という仕組みが答案から消えていないかを見ます。次に、来館者が必ず増えるという断定に変わっていないかを確かめます。最後に、図書館は事業を中止すべきだという自分の判断を加えていないかを調べます。結論を強くすると書きやすくても、原文が求めているのは利点と費用の検討です。

練習2:便利さと、残る課題を区別します

次は、オンラインの職業訓練を60〜70語にまとめてください。受講しやすくなる理由と、オンライン化だけでは解決しない問題を分けて読みます。

Some companies are moving employee training courses online. Workers can study at convenient times instead of traveling to a training center, so those with changing work schedules may find it easier to participate. Recorded lessons also allow learners to review difficult explanations more than once. Nevertheless, access to a course does not always mean that employees can complete it successfully. Some workers have unreliable internet connections at home, while others share a computer with family members. In addition, people studying alone may have difficulty getting quick answers when they misunderstand a lesson. To address these problems, several companies provide quiet study spaces at work and arrange regular meetings with instructors. These measures require additional resources, but they are intended to make online training accessible to employees whose home environments do not support independent study.

メモには、「好きな時間に学べます」「録画を見直せます」「機器や通信、質問に課題があります」「会社が場所と面談を用意します」と書けます。最初の2つだけで英文を埋めてしまうと、原文の後半が落ちます。ここでは、便利な仕組みに加えて参加を支える条件も必要だ、という全体の説明を残します。

解答例は次のとおりです。

Online employee training offers flexible study times and opportunities to review recorded lessons. However, poor internet access, shared devices, and difficulty obtaining prompt help can prevent workers from benefiting fully. Some companies respond by providing study spaces and regular instructor meetings. Although these arrangements demand extra resources, they aim to support employees who lack suitable conditions for learning independently at home.

共有しているのは端末であって、必ずしも通信回線ではありません。また、原文は全員が在宅での学習に困っているとは述べていません。自分で書いた文の主語が workers になっているときは、全員の状態として断定していないかを読み直します。助動詞や説明の範囲を意識すると、短い英文でも原文の慎重さを保ちやすくなります。

自己点検では、便利さと問題点の両方に対応する箇所を原文から示してください。続いて、会社の支援策を原文にない新しい提案として書いていないかを見ます。最後に、支援によって問題が完全に解決したという結果を作っていないか確かめます。aim to は目的を表しており、成功を実証したという意味ではありません。

練習3:複数の利点を残しながら、断定を避けます

最後は、売れ残り食品を扱うサービスを60〜70語で要約します。価格、廃棄、店の負担のうち、どれか1つだけに話題を狭めないようにしてください。

In some cities, shops use mobile applications to sell food that remains unsold near closing time. Customers reserve a package through an application and collect it from the shop during a fixed period. Because the food would otherwise be discarded, supporters believe this system can reduce waste while making meals more affordable. Shops may also recover part of the money spent on preparing the food. However, the contents of each package depend on what remains that day, so customers cannot always choose products that match their preferences. Collection periods may also be inconvenient for people who finish work late. Shops face another challenge: preparing packages and managing reservations take staff time. If these tasks disrupt normal operations, the financial benefit may be smaller than expected. The usefulness of the system therefore depends partly on how carefully each shop organizes the service.

「客が安く買えます」だけでは、店が取り組む理由と、食品廃棄との関係が弱くなります。反対に、予約や受け取りの手順を細かく書くと、スタッフの負担を書く余地が減ります。仕組みは短く示し、利点と制約をまとめて残すことを考えます。

解答例は次のとおりです。

Shops use apps to sell leftover food cheaply, potentially reducing waste and recovering some preparation costs. Customers, however, have limited control over package contents and must collect orders at specified times. Shops also need staff to manage the service, which may reduce its financial advantages. Careful organization is therefore important if shops are to benefit without interfering with their usual operations.

この答案では、食品廃棄が必ず減ったと断定せず、potentially を使っています。また、店に利益が出る可能性と、人手によってその利点が小さくなる可能性を両方残しています。原文にある「仕事が終わるのが遅い人」の具体的な事情は省き、受け取り時間が決まっているという制約にまとめています。

自己点検では、客と店のどちらの問題を述べているのか、主語ごとに線を引き分けます。次に、廃棄を減らす仕組みと費用回収の両方が残っているかを見ます。最後に、店の負担を理由としてサービス全体を否定していないかを確認します。原文の結びは、運営の仕方が有用性に関わるという説明です。

語数の調整は、意味の照合とセットにします

今回の3つの解答例は、それぞれ61語です。練習では、空白で区切られた語を順に数え、語の後に付いた句読点を別の語として扱わない方法で確認できます。複雑な表記の数え方に頼って範囲に入れるのではなく、余裕をもって収めてください。次に自分の答案を数え、範囲を外れていれば内容を見ながら調整します。

70語を超えたときは、まず重複を探します。たとえば「費用が高いです」と「予算への負担が大きいです」を別々に書いていれば、1つの説明にまとめられるか考えます。次に、同じ役割を持つ具体例の列挙を整理します。それでも長い場合は、回りくどい表現を短くします。because of the fact that は、文のつながりを確かめたうえで because にできます。ただし、短くなるという理由だけで原因や条件を削らないでください。

60語に届かないときは、感想を足すのではなく、原文へ戻ります。主題は書いたのに仕組みが抜けていないか、利点だけで課題が抜けていないか、課題の理由を落としていないかを見ます。必要な内容がすでに入っていれば、省略しすぎて意味が曖昧になったところを具体化します。代名詞だけで済ませた主語を名詞で示すなど、読み手が迷わないための情報を補います。

最後は答案だけを読みます。原文を見ている間は理解できたつもりでも、it や they が何を指すのか不明な文が残っている場合があります。答案単独で話題と展開を追えるか、そして原文に戻したときに意味が対応するか、この両方向で確かめることが要約の見直しになります。

個別指導では、直す場所を一緒に特定します

要約の添削で最初に見るべきなのは、英文の表面だけではありません。文法が整っていても、原文の主題と異なる内容になっている場合があります。反対に、要点の選択はできていて、時制や名詞の形だけで読みづらくなっている場合もあります。武蔵野個別指導塾で要約を扱う際は、完成答案に加え、原文に引いた線と、書く前の短いメモを照合し、どの工程から直す必要があるかを整理します。

塾が持つ役割は、原文の理解、情報の取捨選択、英文での表現を切り分けて返すことです。「もっと簡潔に」という指示だけでは、本人はどの部分を消せばよいかわかりません。具体例が重なっているなら、その2か所を示します。原因と結果が逆なら、文を直す前に矢印で関係を説明してもらいます。可能性を断定に変えていたなら、原文と答案の助動詞を並べ、どこまで述べてよいのかを確かめます。

よくあるのは、授業後の添削用紙を広げる席で、「赤字は読めますが、なぜ元の文ではいけないのか説明できません」と手が止まるという場面です。このとき、直した英文をもう1回写すだけで終えないようにします。「誰にとっての利点ですか」「その結果は原文で起きたと書かれていますか」と質問し、本人の説明を聞いてから書き直す箇所を決めます。正解の英文を渡すことと、次の文章で自分で判断できることは、分けて確かめます。

本人が持つ役割は、初稿を消さずに残し、指摘の理由を自分の言葉で記してから再稿を書くことです。すべてを一度に直そうとして負担が大きい場合は、その日の焦点を「利点と課題を残します」「主語を明確にします」などに絞ります。次の新しい文章で同じ点を意識して書けるかまで見ると、前の答案を覚えただけかどうかも確かめやすくなります。

家庭が持つ役割は、毎回の答案を採点することより、取り組む時間と振り返る機会を整えることです。保護者の方が英語の細部まで直す必要はありません。お子さまに「今日は何を残して、何を省きましたか」と尋ね、その説明が前より具体的になったかを見てください。本人が自分で決めた練習の順番を確認できれば、家庭でさらに別の添削基準を増やさずに済みます。成人の方なら、同じ質問をノートの振り返り欄に使えます。

進み具合は、正誤の総数だけでなく、日付、所要時間、抜けた要点、付け足した内容、再稿で直した箇所を並べて見えるようにします。これらは学習の記録であり、公式の採点基準や得点換算ではありません。たとえば、語数は毎回収まるのに課題の説明が抜けるなら、次は書く速度より選択メモを見直します。要点は安定していて最後の見直しだけ間に合わないなら、最初の英文を組み立てる時間を測ります。答案ごとに異なる課題を、同じ「要約が苦手」という言葉で片づけないことが大切です。

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よくある疑問を、実際の書き方に戻して考えます

Q1. 原文の単語を使うと、要約にならないのでしょうか

原文の語をすべて避けようとすると、主題を表す自然な語まで無理に言い換えることになります。図書館を扱っているなら libraries、社員を扱っているなら employees のように、話題を明確にする語が必要です。言い換えの目的は、別の単語を並べた印を付けることではなく、理解した内容を簡潔に伝えることにあります。

練習では、まず文の中心となる意味をメモし、そのメモから英文を作ってください。同じ単語が残っていても、複数の具体例をまとめたり、説明の重複を整理したりできます。ただし、原文の長い文を意味が曖昧なまま写して、接続詞だけ変える方法では、必要な情報を選ぶ練習になりにくくなります。自分で使った語の意味と、文全体で何を伝えているかを説明できるか、という点で確かめましょう。

Q2. 内容を全部入れるために、1文を長くしてもよいでしょうか

1文の長さだけで良し悪しを決める必要はありませんが、接続詞を増やすほど情報の関係が見えにくくなる場合があります。特に、利点と課題を1文に入れ、その中に原因と結果も重ねると、どの説明がどこにかかるか迷いやすくなります。短く分けた文でも全体で要点を伝えられれば、無理に長い構文にしなくて構いません。

まず、主題、利点、課題を別々の文で書いてみてください。その後で、同じ主語が繰り返されているところや、自然にまとめられるところだけをつなぎます。接続すると意味が変わる、代名詞が曖昧になる、主語と動詞の対応が追えないという場合は分けたままにします。英文を複雑にしたこと自体を達成とせず、原文との対応を保てたかで判断してください。

Q3. 解答例と違う情報を選んだら、不正解でしょうか

学習用の解答例は、情報のまとめ方を検討するための手がかりです。語順や表現が一致するかだけでは、自分の答案の内容を判断できません。一方、どの情報を選んでもよいわけでもありません。図書館の練習で活動名だけを並べ、予算の問題を落としていれば、文章全体の説明が片側に寄っています。原文の中心を残しているか、という基準に戻る必要があります。

迷ったときは、自分の答案の各文に対応する原文の箇所を示し、残さなかった部分を省いた理由も説明します。その説明が「語数が足りなかったからです」だけなら、重要な情報より先に具体例を書き込みすぎていないか見直してください。語数の条件と内容の条件は別々に満たす必要があります。解答例を暗記するより、自分の選択を原文で説明する練習を重ねましょう。

次の1題では、削った理由まで残してください

要約を練習するときは、完成した英文だけを成果にしないでください。読む段階で何を主題と考えたか、具体例を何にまとめたか、どの条件を残したかが、次の文章でも使える判断になります。今日の3題から1つ選び、解答例を隠して書いた後に、残した要点と省いた情報をそれぞれ短く説明してみてください。

書き直した後は、文法だけでなく、原文の説明の強さや範囲が保たれているかを確かめます。最初からすべてを同時に処理しようとせず、内容の選択が安定したら時間を区切り、時間を区切っても崩れなければ一次試験全体の練習に組み込みます。書けなかった答案も、読み違えた場所や削りすぎた場所がわかれば、次に取り組む内容を決める材料になります。きれいな完成答案より、本人が理由を説明できる1か所の書き直しを大切にします。

参考文献

本気になった日が、入塾の日。

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