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準1級から1級へ―難しい単語の前に、説明する力を育てる|武蔵野個別指導塾

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準1級で身につけた英語を1級への土台に変えるために、語彙の使い分け、要約、反論への応答を練習できます。英文例と週ごとの見直し方で、次に取り組む課題を具体化できます。

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準1級から1級へ―難しい単語の前に、説明する力を育てる

よくあるのは、自習机で準1級の学習記録を閉じ、次の語彙ノートを開いたものの、最初のページから知らない語が並んで手が止まるという場面です。準1級のために積み重ねた時間が、急に小さく見えるかもしれません。「また最初から覚え直すのですか」と感じるのも自然です。しかし、準1級で読んだ文章の要点を取り出す力、理由をつけて意見を書く力、聞き取れた情報をつなぐ力は、次の学習にも持っていけます。

一方で、合格した問題の答えを覚えていることと、初めて読む話題について自分の言葉で説明できることは、同じではありません。1級を目標に据えるときは、新しい教材を増やす前に、その違いを確かめてください。正解した長文でも、筆者が何を主張し、何を根拠にし、どこまでしか言っていないかを説明しようとすると、読み直したくなる箇所が見つかります。そこが、次の練習を始める場所です。

この記事では、準1級の力を保ちながら、語の意味を区別する、文章の論理を短くまとめる、意見に条件を添えるという順で学習を組み立てます。受験までの期間を一律に決めるのではなく、手元に残る英文と録音を使って、進む準備を確かめる考え方です。受験するご本人にも、お子さまの次の目標を支える保護者の方にも、合否だけでは見えにくい途中の変化をつかんでいただきたいと思います。

準1級の到達点を、次の学習の出発点にします

すでに学んだ課題には、先へ持っていける力があります

日本英語検定協会が示す準1級の目安は「大学中級程度」です。社会的な話題について、複雑な文章や話の展開、概要、要点、詳細を理解し、自分の考えを主張と根拠が明確になるように詳しく伝えることが求められています。準1級を単に「難しい語をたくさん覚える級」と捉えると、次の目標も語の数だけで考えやすくなります。公式の説明から読み取れるのは、理解した情報の関係を捉え、それを相手に伝えるところまでが学習の対象だということです。

準1級の一次試験では、リーディングとライティングに90分、リスニングに約30分が設定されています。ライティングには英文要約と意見論述があります。要約は60〜70語、意見論述は提示されたPOINTSから2つを使い、120〜150語を目安に、導入、本論、結論を組み立てます。これらは、1級を目指し始めた後も、基礎の確かさを見直す課題として利用できます。要約で筆者の留保を落としていないか、意見論述で理由と具体例がつながっているかを確かめるためです。

二次試験には4コマのイラストを説明するナレーションと質問への応答があります。出来事を順番に説明する練習と、意見の理由を述べる練習では、使う言葉も考える順序も違います。準1級の面接練習を続ける場合も、話し終えたかどうかだけで終えず、「何が起きたか」と「なぜそう考えるか」を区別して振り返ると、次の課題が見つけやすくなります。

1級の試験時間、問題構成、解答語数、面接の進め方は、日本英語検定協会の最新の案内で確かめてください。準1級の語数や話し方の手順を、そのまま1級の本番の条件として扱うことは避けます。ここから示す練習時間や進め方は、準1級から学習を広げるための提案です。

「知っている語」を、意味の違いまで見直します

語彙を増やすときには、見て意味を選べるか、自分の意図に合う語を思い出せるかを分けて調べます。大学生116名を対象にした研究では、語を思い出す知識と、見て意味を認識する知識のどちらも読解を予測し、後者の予測がやや強かったと報告されています(Laufer・Aviad-Levitzky・2017)。対象は大学生116名であり、この結果だけで日本の準1級合格者に必要な学習配分や1級合格までの期間を決めることはできません。

この知見を踏まえ、読解では意味を選び分ける確認を残しつつ、作文や発話では必要な語を取り出す練習も設けます。たとえば、政策が問題を「減らす」のか「なくす」のかで、主張の強さは変わります。難しい語に置き換えても、その区別が曖昧になれば、説明としては弱くなります。覚えた語を使うこと自体を目標にせず、その語を選ぶ理由まで言えることを目指してください。

受験目標と、英語で知りたいことを並べます

1級という目標は、教材を開くきっかけになります。ただし、毎日の課題が正誤の確認だけになると、自分から知りたいことを英語で調べる時間を取りにくくなります。中国の英語専攻258名を対象とした研究では、試験に向けた外発的な目標は問題演習や丸暗記の増加に、内発的な目標は通常の学習の増加につながるという結果が報告されています(Liu・Yu・2021)。対象は中国の英語専攻258名であり、日本の小中学生や社会人にも同じ変化が起こると断定できる結果ではありません。

そこで、学習ノートの最初に「1級に向けて取り組む課題」と「英語で説明できるようになりたい問い」を1つずつ書くことを提案します。「読解の根拠を正しく選ぶ」と「公共交通に費用をかける理由を説明する」のように並べます。後者があると、文章から覚える内容を、自分が後で使う説明と結びつけられます。目標の大きさに圧倒されたときも、今日はどの問いに答えるのかを決めやすくなります。

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1つの話題を、読む・まとめる・答えるまで使います

以下の英文は、練習用に新しく作成しています。自治体の交通政策を題材にしていますが、特定の地域の実情や研究結果を述べるものではありません。同じ話題を使うのは、毎回背景を調べ直す負担を抑え、語の選び方や論理のつなぎ方に注意を向けるためです。慣れたら、学校、働き方、科学技術など、自分で選んだ別の話題へ移してください。

練習1: 主張の強さを、動詞から確かめます

まず5分間で、次の3文の違いを日本語で書いてください。辞書を使う前に、どの文が最も強い主張なのかを決めます。

A. Better bus services may reduce traffic congestion.

B. Better bus services will eliminate traffic congestion.

C. Better bus services can ease congestion if drivers switch to public transport.

Aは渋滞が減る可能性を述べています。Bは渋滞がなくなると言い切っています。Cは運転者が公共交通へ移るという条件をつけて、渋滞を和らげる可能性を述べています。問うのは、「どの英文が難しいか」ではなく、「自分が示せる根拠に見合う英文はどれか」です。渋滞が完全になくなる根拠を示せないなら、Bを選ぶ理由は弱くなります。

次の5分間では、may、will、canと、reduce、eliminate、easeにそれぞれ印をつけます。意味の違いを辞書で確かめた後、AとCのどちらを自分の説明に使うか決めてください。最後の3分間は英文を隠し、「可能性を残す文」と「条件を添える文」を1文ずつ書きます。元の文と完全に一致する必要はありませんが、確実さと条件が自分の意図どおりかを照合します。

自分で確かめる点は3つです。動詞が結果を強く言いすぎていないか、助動詞を落として確実な話に変えていないか、条件節が何の条件なのか明確かを見ます。新しい単語帳へ進む前に、この確認を既知語で行ってください。意味を知っている語でも、組み合わせたときに主張が変わることを確かめられます。

練習2: 対立している内容を残して要約します

次に、次の文章を読み、準1級の要約で示されている60〜70語の範囲でまとめます。最初の4分間は読むことに使い、「提案」「期待される利点」「懸念」「別の対応」の4つを日本語でメモしてください。次の8分間で英文を書き、最後の3分間で原文と照らし合わせます。

A town is considering making all local bus services free. Supporters argue that removing fares would help residents who struggle with transport costs. They also hope that some drivers would leave their cars at home, making streets less crowded. However, the transport department has a limited budget. If fare income disappears, the town may have to reduce the number of buses or postpone repairs. Some residents therefore suggest improving the service before changing fares. They want buses to arrive more frequently and connect areas that currently have few transport options. Others propose offering free travel only to people who need financial support. The council plans to compare these approaches before making a decision.

解答例を読む前に、提案に賛成する理由だけで終わっていないかを見直します。この文章では、無料化による利点が期待される一方、その費用をどう支えるかが問題になっています。「無料化は良い」とだけまとめると、文章全体の関係が失われます。

The town is considering free buses to help residents with transport costs and encourage drivers to use public transport. However, losing fare income could force it to cut services or delay repairs. Alternative proposals include improving bus frequency and connections first or limiting free travel to people needing financial support. The council will compare the options before deciding what to do.

この解答例は、筆者の説明にない自分の賛否を加えず、提案、懸念、代案、今後の判断を順に残しています。原文の「道路が混雑しにくくなる」という期待を、運転者の公共交通利用を促すという説明にまとめています。一方、代案は同じものとして混ぜず、運行を改善する案と支援対象を絞る案を分けています。

自己確認では、英文の各文の横に、原文のどの部分をまとめたかを記してください。対応する箇所がない文は、自分の意見が混ざった可能性があります。次に、couldを取り除いたら意味がどう変わるかを考えます。起こり得る予算上の問題を、すでに起きた事実のように書いていないかを確かめるためです。最後に、the optionsが何を指すかを日本語で答えます。指示語の中身を説明できれば、短縮した後も話のつながりを保てています。

練習3: 2つの観点から意見を書きます

今度は同じ話題について自分の立場を書きます。準1級の意見論述の練習として、次の問いと観点を使ってください。POINTSから2つを選び、120〜150語を目安に、導入、本論、結論を作ります。

TOPIC: Should towns make all local bus services free?

POINTS: Access / Public spending / Traffic / Service quality

最初の4分間で賛否を決め、選ぶ観点を2つ書きます。続く12分間で英文を書き、最後の4分間で、選んだ観点がそれぞれ理由として展開されているかを見ます。以下はPublic spendingとService qualityを使った解答例です。

Towns should not make all local bus services free. Although free travel sounds attractive, I believe that public spending and service quality deserve greater attention.

First, removing every fare would require towns to find money elsewhere. This could reduce the funds available for other services that residents need. A better approach would be to provide support for people who cannot afford regular fares while asking other passengers to contribute.

Second, passengers need reliable buses, not simply cheap journeys. If free travel leaves less money for drivers and repairs, buses may become less frequent. Residents could then return to using cars because they cannot depend on public transport.

For these reasons, towns should focus on targeted support and dependable services rather than making every journey free.

この文章では、費用がかかると述べた後に、他の公共サービスへ使える資金が減る可能性を説明しています。また、サービスの質については、運転者や修理に使う資金、運行頻度、利用者の選択という順につないでいます。理由を2つ並べるだけでなく、各理由が結論にどう届くかを確かめてください。

この立場に合わせる必要はありません。賛成するなら、AccessとTrafficを使い、誰の移動を助け、どのような条件で自動車からの転換が期待できるかを書く方法があります。ただし、無料にすれば全員がバスへ移るといった断定は避け、自分で説明できる範囲に主張を収めます。

書いた後は、理由の文とその説明の文を線で結びます。つながらない文があれば、難しい表現に直す前に、その理由が結論を支える道筋を書き足してください。また、条件つきで述べた本論を、結論で突然「必ず成功する」という主張へ変えていないかも確認します。論述の振り返りでは、語彙の難度と同じくらい、主張の範囲をそろえることに時間を使います。

練習4: 反対の立場から質問を作って答えます

書いた意見を声にするときは、作文の暗唱だけで終えず、反対する人からの問いを加えます。次の3問について、準備を1分、録音を1分、聞き直しを2分という区切りで試してください。この区切りは自主練習用で、1級の面接形式を表すものではありません。

Q1. Would your approach leave some residents without enough support?

A1. That is a real concern. The town should review who receives support and make the application process simple. A policy is not useful if the people who need it cannot access it.

Q2. What if free buses attract many new passengers?

A2. That would strengthen the case for free travel. However, the town would still need enough drivers and vehicles. I would support a trial that checks both passenger numbers and service reliability.

Q3. What information would change your opinion?

A3. I would reconsider my position if a trial showed that free buses increased access without reducing service quality. I would also want to know how the town planned to cover the cost over time.

Q1では懸念を認めたうえで、支援対象と申請のしやすさを挙げています。Q2では、自分の立場に不利な条件を無視せず、試行で確かめたい点につなげています。Q3では、意見を変える条件を明確にしています。どの答えも、反対意見を退ける言葉を探すより、問いに含まれる問題へ答えることを優先しています。

録音を聞き直すときは、最初の文が質問への返答になっているか、理由の途中で止まった箇所はどこか、文字なら知っているのに音声では取り出せなかった語は何かを書きます。全文を一度に直さず、1か所だけ修正して再録音してください。次の日には英文を見ず、質問だけを見て答えます。同じ表現を再現できたかより、問いに答える筋道を作り直せたかを確かめます。

練習5: 聞き取った内容を、確実さまで含めて戻します

音声つきの学習素材を使う日は、短いまとまりを選び、最初は文字を見ずに聞いてください。3分間で話題と結論をメモし、次の5分間で文字資料を確認します。最後の4分間で再び聞き、自分のメモを直します。この時間内に扱いきれなければ、音声を短くします。

確認するのは、聞けなかった語だけではありません。「提案された」のか「決定された」のか、「効果が期待される」のか「効果が示された」のかを見ます。練習2の内容を音読して録音する場合なら、自治体はまだ選択肢を比較する予定であり、無料化を決めたわけではありません。その違いがメモに残っているかが確認点です。自分の声による録音は文の意味を整理する用途に使い、初めて聞く音声の理解とは分けて記録します。

聞き直した直後には説明できても、何も見ずに翌日説明すると、条件だけ落ちることがあります。その場合は、音声を最初から何度も流す前に、落ちた条件を含む文を取り出します。どの語で話の確実さが変わるかを確かめ、前後を含めて聞き直してください。練習量の記録に加えて、聞き取った内容をどう修正したかを残すと、次の聞き方を具体的に決められます。

週ごとの記録で、進む課題と戻る課題を分けます

最初の1週間は、扱う話題を交通政策のような1つに絞ります。月曜日に語の違い、火曜日に読解と要約、水曜日に意見論述、木曜日に音声、金曜日に応答という順で取り組む方法があります。忙しい日は全部を短く行うのではなく、予定した課題を1つだけ行います。週末には、最初の要約と最後の録音を並べ、同じ話題の説明がどう変わったかを見ます。

翌週は、書き直した同じ英文の完成度だけで判断せず、別の話題で同じ手順を試してください。交通政策では反対意見を説明できても、科学技術の話題になると言葉が出ないなら、手順を理解していないのか、話題の知識が足りないのかを分けます。日本語では説明できるなら英語表現を補い、日本語でも理由が浮かばないなら、短い文章を読み、主張と根拠を取り出すところへ戻ります。

記録は「日付」「課題」「つまずいた箇所」「次に変えること」の4項目で十分です。「語彙が弱い」とだけ書かず、「reduceとeliminateを同じ意味として読んだ」「代案を要約から落とした」「反論への答えが元の主張の繰り返しになった」と残します。次の行に、それぞれ「動詞の強さを照合する」「代案に印をつける」「質問に直接答える1文を先に作る」と書けば、翌週の最初の行動が決まります。

1級への準備を進める判断には、複数の手掛かりを使います。初見の文章でも主張と留保を区別できるか、要約と自分の意見を混ぜずに書けるか、質問が変わっても理由を組み直せるかを確かめます。これらは合格判定の代わりではありません。教材を難しくしたときに、何を保ち、何を補う必要があるかを見つけるための確認です。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

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個別指導では、直す順番と次の確認課題を持ちます

準1級から先の学習で、塾が担うべきことは、難しい英文の訳を渡すことだけではありません。本人がどの関係を読み違え、どこで説明を飛ばし、どの修正なら次の課題に持ち越せるかを見ます。たとえば、要約の中で原文の可能性を断定に変えていた場合、単に助動詞を赤で直すだけでは、次の文章でも同じことが起こり得ます。元の文と要約を並べ、確実さを表す語を本人に選んでもらい、別の短文で使い分けを確認するところまでを授業の課題にします。

英作文への訂正については、52研究をまとめたベイズ的メタ分析で、中程度の効果が長期に持続し、直接の訂正、間接の訂正、解説つきの訂正による差は小さいと報告されています(Brownほか・2023)。複数の学習者集団を扱う52研究の統合結果であり、特定の年齢や国の準1級受験者への効果、また1級の合否を直接示す結果ではありません。

この研究を理由に、赤字を増やせばよいと考えることはできません。授業では、内容の筋道を直す時間と、文法や語法を直す時間を分けます。先に、選んだ理由が問いへの答えを支えているかを確認し、その後に、主語と動詞、指示語、語の組み合わせを確かめます。書き直しの後は、別の問いで同じ注意点を使えるかを見ます。この順序は指導上の提案であり、研究がこの手順そのものの優位性を示したという意味ではありません。

よくあるのは、授業の終わりに机の上へ初稿と書き直しを並べると、英文は整っていても「なぜこの語に直したか」を本人が説明できないという場面です。そのときは、次の難しい問題を開く前に、直した箇所を1つ選びます。本人が日本語で違いを説明し、英文を隠して別の文を作ることで、訂正を見ただけなのか、自分で選び直せるようになったのかを確かめます。

塾側が用意するのは、扱う文章の難しさの調整、添削の優先順位、理解を確かめる質問、翌週に残す課題です。本人が持つのは、最初にどう考えたかが残る答案と録音、修正した理由のメモです。きれいな清書だけを持参すると、どこで迷ったかが見えにくくなります。途中で消した表現や、言い直した音声も残してください。そこから、説明できるのに英語が足りない箇所と、説明する内容自体が曖昧な箇所を分けられます。

家庭では、教材をさらに増やす前に、予定した時間を確保できたかを一緒に確認してください。保護者の方が英文をすべて添削する必要はありません。「今週は何を言えるようになりましたか」「直した理由を1つ教えてください」と聞けば、お子さま自身の言葉で変化を確かめられます。本人が答えにくければ、追及する代わりに、その問いを次の授業へ持ってきていただければ十分です。

進み具合は、正解数だけでなく、初稿と書き直しの差、別の課題で同じ誤りが出たか、質問へ直接答えられたかで共有します。次の面談では「順調です」という言葉だけで終えず、「要約で代案を残せるようになったので、次は別の話題で条件の読み取りを確かめます」と具体化します。進度を一律に速めることより、本人が今どの課題をしているかを説明できる状態を大切にします。

準1級から1級へ進むときのよくある疑問

Q. 準1級に合格したら、準1級の練習は終えてよいですか

使っている課題ごとに判断してください。答えを覚えた問題を繰り返すだけなら、新しい文章へ移る意味があります。一方、長文は正解しても要約すると結論が変わる、意見は書けても質問されると理由を言い直せないという場合は、その部分を短い練習として残せます。級の名前が同じだから簡単だと考えず、実際に何ができるかを見ます。

たとえば、週の前半に準1級の語数で要約し、後半に別の文章の主張を口頭で説明する方法があります。元の練習で確認した点を新しい課題でも使えるかを比べてください。準1級の学習を続ける時間と、新しい文章に触れる時間は、本人の記録を見ながら調整できます。過去の合格を確かめ続けることではなく、次の課題でも働く力を残すことが目的です。

Q. 1級を目指すなら、難しい単語を覚えることが最優先ですか

読んでいる文章のどこで理解が止まるかによります。主張を支える語の意味が取れないなら、語彙の学習に時間を使います。一方、個々の語はわかるのに、賛成意見と筆者の結論を混同するなら、段落の役割を確かめる練習が必要です。語を追加するだけでは、文と文の関係を読み直す機会が抜けてしまいます。

新しい語を覚えた日は、その語を入れた文の意味も確認してください。日本語訳を1つ言えることに加えて、どの語と結びつき、どの程度強く言い切る表現なのかを調べます。発話で使いたい語は、自分の意見を表す短文の中で取り出してみます。なお、必要な語彙数の目安は、日本英語検定協会の最新の案内で確かめてください。学習の進み具合を、覚えた総数だけで判断することは避けます。

Q. いつ1級を受けるか、先に決めたほうがよいですか

期限があると計画を立てやすい方もいれば、学習時間の変動が大きく、先に生活の中の練習を整えるほうが進めやすい方もいます。最初に決めるのは、次の確認日でも構いません。たとえば数週間分の記録を持ち寄る日を決め、要約、意見文、録音を見ながら、その後の教材と学習量を選びます。

受験日を決める場合も、合格に必要な月数を一律に当てはめず、使える時間、初めての話題への対応、苦手な技能を一緒に見ます。試験日、申込期間、受験料は、日本英語検定協会の最新の案内で確かめてください。申込みと学習の前進を同じものにせず、申し込む前から、今週の英文で改善できる1点を持っておくことが大切です。

次の級への準備を、今日の説明の変化で確かめます

準1級から1級へ進むとき、新しく覚えることばかりに目を向けると、すでにできることも、まだ不安定なことも見えにくくなります。まずは、1つの話題を読み、その内容を短くまとめ、自分の意見を書き、質問に答えるところまで使ってみてください。同じ語が読解ではわかっても発話では出ない、書いた理由には答えられても反対の問いには止まるといった違いが、次の課題を教えてくれます。

ノートに残すのは、勉強したページ数だけではありません。主張の強さを調整した1文、落としていた条件を戻した要約、問いへ直接答え直した録音も残します。次に別の話題を扱うとき、それらを見ずに同じ注意点を使えれば、学習したことを持ち運べたと確かめられます。うまく使えなかった箇所は、戻る場所が具体的になったと受け止めてください。

大きな目標を支えるのは、毎回難しさを増すことだけではありません。何を直したら説明が伝わるようになったかを、本人が確かめられる積み重ねも必要です。1級への一歩は、今日書いた1文を本人が納得して直せたところから数えます。

参考文献

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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